2010年3月28日日曜日

総務省がSIMロックを解除するよう携帯会社に求める方針を決定

 総務省は27日、携帯電話端末を、通信契約した携帯電話会社経由でしか使えないようにしている「SIMロック」について、解除するよう携帯電話会社に求める方針を固めた。

 2010年末から発売される次世代携帯電話の端末を対象とし、法制化による義務付けも検討する。利用者が、端末と携帯電話会社を自由に組み合わせて選べるようになる見通しだ。
 NTTドコモなどの携帯電話会社に、契約から一定期間がたった次世代携帯電話の端末について、希望者にはSIMロックの解除に応じるよう求める。現行の端末を使っている利用者は対象外とする。
日本の携帯電話業界では、携帯電話会社がメーカーからすべての端末を買い上げて販売している。メーカーは端末を特定の携帯電話会社向けに開発するため、海外で販売することができず、世界市場でのシェア(占有率)低迷の一因となっている。その閉鎖的な開発・販売モデルは、特殊な生態系が残る太平洋の島々に例えて「ガラパゴス状態」とも呼ばれている。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/mobile_phone/?1269730889

脱獄しないでもSIM Unlockされる時代が来るかも。Android端末もはやりそうだし、日本の携帯メーカも、これでガラパゴスから脱出せざるをえないか。

これに対して、KDDは、携帯でのデータ通信が事業者間で互換になるLTE(Long Term Evolution)でも、音声通話は3GなのでSIMロック解除は意味がないのではないかと、下の記事で述べている。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100331/346497/

また、次の記事では、現在のような電話事業者ごとに端末を開発するモデルでは意味がない。とも言っている。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100331/346440/

そもそも、SIMロックの禁止でiPhoneのように世界共通端末を作ることでガラパゴス化から抜け出させようとする提案なのだから、この発言はSIMロック禁止の目的を理解していないように思う。
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