2011年11月11日金曜日

Adobe がFlashの開発継続を断念

iPhone, iPadがAdobe Flashをサポートしてこなかったのは有名である。セキュリティ問題とも、AdobeとAppleとの確執(以下のようなもの)とも言われてきた。
  • Flashでアプリを開発することができ、それが、App storeのアプリ検閲を受けないアプリの配布を可能にする
  • Flashの開発環境が、AppleのiOSの開発環境と独立に存在し、iOS向けアプリの開発環境の縛りを受けずに勝手にアプリ開発できる
が、ここへきてAdobeはFlashの開発を打ち切り、Appleも主張するHTML5の開発に打ち込むことになった。Flashに対応していないので、表示できないweb pageがあるという、iOSの懸念が一つ払拭されることになる。Jobsも何度もメッセージを発してきており、Jobsの傲慢とも言われてきた長い論争だったが、Jobsが勝ったのである。

http://www.infoq.com/jp/news/2011/11/No-More-Flash に日本語でのAdobeの発表の概要がある。Adobe は北米および欧州を中心に,全従業員数の8%にあたる 750人の常勤職を解雇 することも同時に発表している。

英語サイトには、以下のような情報もある。

http://www.linkedin.com/news?actionBar=&articleID=902237365&ids=0Te3cOd3AVejwIcPcRcjAOe3AUb38Tc34VcPwVe2MMdjsPdz4Pc3AIdjoPdPcOcz0V&aag=true&freq=weekly&trk=eml-tod-b-ttle-4&ut=0qihlT06X_YQY1

ここには、Flashの問題点として、以下の課題も掲載されている。

  1. PC時代のマウス利用を前提として設計されており、タッチパネルのtablet, smartphone時代には合わない
  2. iPhone4S, iPad2には、128コアのGPUが搭載されているが、この能力を使いこなせない
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