2012年4月29日日曜日

iPhone4そっくりのAndroid機『GooApple 3G』


週アス http://bit.ly/IxEopv に「恐るべし中国! iPhone4そのもののAndroid機『GooApple 3G』に触った」という記事がある。まさにiPhone4そのもののAndroid端末である。
一つだけここから写真を引用する。



山寨手機(さんじゃいき) http://bit.ly/IxEkWE  と呼ばれているものである。

冒頭のリンクを見るとわかるが、Androidなのに全くiPhoneとおなじアイコンの画面を作っている。モノマネでも、ここまでやれば立派である。
以下にあるように日本語ももちろん対応しているし、動作も快適。
わざわざ、ここまでそっくりにアプリを作る必要がないのに、作り込んでいる。
既存のAndroidマーケットにそのまま乗っかっている、日本のメーカ製品とは気合いの入れ方が違う。以下に埋め込んだのでクリックしてご覧頂きたい。



Goo Ap3Gの起動画面も茶目っ気たっぷり。以下に埋め込んだ。




日本のIT産業が弱くなったのは、こういう開き直りがなくなったからかも。。とにかく、このモノマネパワーを改良や新技術に展開し出すと、何がでてくるかわからない。

とにかく、これは買いだなと思い。。Amazon.co.jp http://amzn.to/IxF2TI を見たが、売り切だった。秋葉原でも売っているらしい。

とにかく怪しい商品には変わりが無いのでいつ摘発されて販売中止になるかわからない。希少価値がでるかもしれない。。

蛇足)  
モノマネも一つの戦略である。モノマネによって、週アスもこの製品に注目し、amazon.co.jpでは売り切れである。つまり無名な会社の初期マーケッティングに成功している。
それを成功させるために、iPhoneそっくりのAndroidアプリまで開発している。おちゃめなロゴとかアニメも考え出した。そして性能も悪くない。ここまでやると、普通のマネとはちょっと違っている。少なくとも勘違いを誘うために、iPhoneにまねてoPhoneと名前を付けるようなたぐいとは違う意気込みがある。
次に何かスゴイモノを投入してきそうな気配すら感じる。

日本の自動車も最初はモノマネだった。韓国もそうだった。モノマネには「徹底して学び、真似る」という高い技術が必要である。
そして、それに改良が加わると変わってくる。中国と日本では、改良に対するセンス(つまり、お客の心を読み取る能力。日本人の美徳)が違うだろうが、だからといって侮れないと思う。この美徳は日本人がどんどん失っているようでもある。
「敵を甘く見る」というか、「自分に都合の良い言い訳をまず考える」のも、最近の日本のダメなところ。
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