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に、iPhoneのbootの仕組みや、脱獄に使われる24kpwnやusb_control_msg(0x21, 2) などが紹介されている。これによると、紐付きでない脱獄(untethered jailbrake)では、24kpwnを用いてbootROMによるコード認証をスキップしなければならない。現在も温存されておりGeenpois0nが用いようとしているusb_control_msg では、usbをつないでいれば任意のコードの実行はできるものの、untetheredの状態でコード認証のスキップする目的には使いようがないように思われる。usb_control_msgは、blackra1nも用いているようであり、tethered jailbreakでrecovery modeをすっ飛ばすのに、これが用いられるのではないかと思う。24kpwnがふさがれた、2009/10月以降のiPhoneで、紐付きでないuntetheredな脱獄をするためには、新たな抜け道(exploit)の発見が必要になるのではなかろうか。
コード認証は、SHA-1アルゴリズムでコードから認証シグネチャを取り出す部分が、hardware実装されている。このハードを用いて脱獄後のコードに対するシグネチャを生成するか、もしくは、改造したiBootを注入して、コードに対するシグネチャチェックをスキップさせないとならない。iBoot自体は暗号化されて格納されているようなので、後者の改造版iBootの注入は容易ではないと思われる。
16年間のご愛読ありがとうございました。
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以前よりお伝えしていたように、本日3月31日をもってTechCrunch
Japanは記事の更新を停止します。これまで16年という長い間ご愛読いただいた読者のみなさまに感謝をお伝えしたいと思います。
今後、TechCrunch… Read More
2 年前