また、最近は、学会に行ってMacで直接議事録を書いている。英語の学会で直接議事録を書くのは、議事録を書く時間の短縮にもなるし、リスニングの勉強にもなりそう。これも別途投稿したい。
そういう背景で、5/23(月)-24(火)とSan FranciscoのUnion Square横のGrand Hyatt Hotel (移転したApple Storeの真横)で開催されたIn-Memory Computing Summitという学会に行ってきた。この学会、WiFiは通っているのだが、座席からAC電源がとれない。議事録を書いていると、電池がどんどん減っていく。いろいろ対策してみた(これも後述する)のだが、大変なので、ググってみると、Laptop用のリチウムイオン電池がamazon.comで売られていた。
前置きは長くなったが、これがなかなか強力そうなのでレポートする。
LiZone)
http://amzn.to/24YBcqL が米国Amazon.comのサイト。26,000mAh=20Ah のSサイズで$149.99であった。他にも、Mサイズ40,000mAh, Lサイズ60,000mAhの上位機種がある。この容量は5V換算時。
Amazon.comのLiZoneのページ |
何が嬉しいか)
- Laptop充電に対応したLiIon電池であるが、USBポートもあり同時充電できる。以下の3つの主要メーカのそれぞれに対応したケーブルも付属しており、3つともPCを所有していたので動作を確認した。
- MacbookPro : Mac付属のアダプタは14.5V 3.65A (52Wぐらい?)
添付しているのはMagSafeアダプタなので、Mag Safe2の変換アダプタ利用。MagSafe2からMagSafeに変換するアダプタは売られていないので、若干がさばるが、このほうが助かる。また、何度も付け外しして、だめになったMagSafe2変換アダプタが一つあった。変換アダプタなら置き換えも可能。 - Dellのラップトップ: 所有しているE7250 12inch (PC付属のアダプタは 65W 19.5V 3.35A, センタが+プラスの丸型) で動作を確認した。
- Lenovo ThinkPad: E430( PC付属アダプタは65W 20V 3.25A , センターが信号線、円筒の内側がプラス、外側がマイナスの3重構造)で動作を確認。ただし、標準外の電源とwarning画面がでる。
- マニュアルには90W 4.5Aまでの機種に対応とある。USBは2.1Aまで。
- Laptopに繋いで電源供給するときには、電源ボタンを3秒長押しする。
- LiIon電池からの充電能力はMacbookPro 13inchの場合1.5回分らしい(次章で検証する)
- AC100Vから240V入力の専用充電アダプタが付属している。アダプタとLiZone電池は白色のケーブルで接続する。このケーブルは16.8V 4.5Aとある。この充電器側のプラグはLiIon電池のプラグと同じ形状であり、Laptopの充電器としても使える。また、USB端子もでている。つまり、この充電器と電池1セットで、Macbook系、Del系、Lenovo系の全てに対応できる。この充電器をLiIon電池に接続し、充電しながらLaptopにも電源供給することもできる。
- 電池には緑色LEDが5個ついていて、残電池量が分かる。Laptopに繋がずに電源ボタンを3秒長押しをすると残りバッテリ量がわかる。
ただし、充電中は充電完了の容量は示しておらず、一番上のLEDが点滅中は充電中を示している模様。 - 充電時間はフル放電から完了まで。3〜3.5時間らしい。
- LiZone電池にも充電器にも"Lizone Extra Prp Technology"という技術が導入されているらしく、繋いだLaptopに対応して最速で充電するのに最適な電圧に制御するらしい。
- 通常の製品では、供給電力の35%分が、AC入力から充電、電池ロス、Laptop電圧変換で失われるが、この製品は20%に抑えられているとのこと。
- 日本語を含む各国語のマニュアルが付属
- 重さ: Sサイズ 26,000mAh 566g, Mサイズ 40,000mAh 850g, Lサイズ 60,000mAh 1,130g
LiZoneの付属品:上段:電池用のポシェット 中段、左から:Mac用のMagSafeケーブル(MagSafe2アダプタをつけてある) Dell用ケーブル、Lenovo用ケーブル、 専用充電器と電池用ケーブル、ACケーブル、Li |
専用充電器で充電中のLiZone電池 |
MacbookPro充電回数の計算)
- LiZone 20,000mAh * 5V = 130Wh
- MacbookPro Late 2013 Retinaの電池: 71.8Wh (11.34V)
より計算すると、MacbookProが 130/71.8 = 1.8回充電できる計算になる。
機内持ち込み)
LiIon電池は発火の恐れがあるため、機内持ち込みは制限さされている。LiZoneのマニュアルにも、航空会社に確認してくださいとある。
- JALでは、http://www.jal.com/ja/safety/airport/baggage.html に以下のようにある。含有量はわからないが、定格上は最小サイズのものなら一つ持ち込み可能。一人あたりの持ち込み個数は制限なしとある。
・リチウム電池はリチウム含有量が2g以下のもの
・リチウムイオン電池はワット時定格量が160Wh以下のもの - ANAの規定も http://www.ana.co.jp/wws/us/j/asw_common/guide/baggage_caution.html にあり、JALと同じ内容。
- タイ航空では機内持ち込みは32Ahまでらしいので、20Ah品ならOKだが上位の40Ah, 60Ah品は持ち込み不可。
とりあえずやった内蔵電池を長く使うための対策)
- 電池食いのGoogle Chromeを筆頭に余分なアプリを止める
- WiFiを止める。
- 休憩やお昼時間は電池を充電する。ただし、目の届かないところに置くと、盗まれる可能性がある(それが米国のスタンダード)ので、コーヒーや食事を持ってきて、コンセント近くのテーブルで食べながら充電とか。。これが、また面倒くさい。
- 充電しながら使うのが一番電池消費が少ないので、WiFiやブラウザを使うときは、休憩中にそういう形で行う。
MacbookPro用の交換電池)
これもamazon.com で、$66.8の http://amzn.to/1OwCVlc (以下写真)を購入した。Appleで交換してもらうと、部品代$100, 工賃 $100らしい。工具付きでも、さらに安い電池もあるがが、review結果が高いこれにした。
LQM製のMacbookPro用交換LiIon電池 |
到着した品物 |
が、やり方をググってみて、http://www.theregister.co.uk/2013/10/25/macbook_pro_2013_teardowns/ の記事。FixItによる分解記事の引用が見つかった。
2013 Late MacbookPro 13inch/15inch Retinaは、電池がノリ(両面テープ)で、しっかり張り付いているので剥がすのが大変だった。ムリに剥がしたら、(下にあって、電池に張り付いていた)タッチパッドのケーブルが引きちぎれた。
とある。。写真も記事から引用した。
MacbookPro内蔵の電池が劣化して膨れたためタッチパッドのクリックが反応しにくくなっているが、ムリに電池を交換してタッチパッド自体が使えなくなるのも困る。しばし思案中。