microcellによって、自宅内の電波状況は大幅に改善した。
microcellの概要)
- Cisco製であり、最近売り出された模様
- internetにつなぎ、3Gの基地局になる
- GPSを搭載しており、おそらくこの情報を使って、電波切り替えを行う
- microcellで使用する電話番号の登録が必要。購入者以外でも任意の番号が複数登録可能。追加も可能。
- microcell使用時は通話料が無料になるとある。これにより、電話番号の登録が必要なのかもしれない。
- 初期登録時に使えるようになるまでに、2時間以上かかる。おそらく認証と3Gのルーティング情報を更新しているのであろう。
microcell取得のための交渉) お店で1時間以上かかったが、アメリカを良く知る人によると、短いほうで、大成功だねといわれた。まったく、どういう国だろうか。
- AT&T shopに行った。
- shopでは無償化の対応ができないから、AT&Tのサービスに電話しろといわれ、そこにかけたらshopに行って交渉しろと言われた。
- 結局shopに行って交渉した。無料にするには、AT&Tの担当部門が周辺の電波チェックに来る。それまでに2週間かかり、さらに結果判定まで2週間かかると。固定電話をもっていないので、それまで自宅で通話できないのは困る。妻もiPhone4だし、子供も脱獄iPhone3G (AT&T Prepaid SIM)であり、これは困る。
- shopのマネージャを呼び出して交渉。だんだん話しがずれてきた。managerは次のように言うので、やじるしのように応答。
- 基地局のマップを示してくれた。確かに数km以内に基地局が4局もある。AT&TはT-mobileの基地局をどんどん買収しているとも聞いた。
- 端末の問題かもしれない。---> えー。3台も端末が壊れているの? 他の場所では問題なくつかえるのに。
- SIMカードを交換して試してみたい。--> SIMには、契約情報しか入っておらず、電波が弱いのとは関係ないはず。
- とにかく、周辺電波をチェックして、本部の判断をあおがないと無料貸し出しできない。
---> TargetやFry'sなど普通のお店では、不良品は自由に返品できる。問題点が判明するまで、貸してくれて、microcellとは関係なかったら返品するのはどうか? - 決め手になったのは以下
- 携帯は唯一の通信手段。子供が緊急事態になった場合に、AT&Tはどう対応してくれるのか?
これは、訴訟王国のアメリカではかなり応えたようである。AT&Tの問題についてウォーニングしているので、もし重大事故が発生しAT&Tが訴えられると勝てない恐れがあるのではなかろうか。 - マネージャの態度が変わり。とりあえず199ドル+Taxで買ってもらう。家に持ち帰りmicro cellを設定する。これで直れば3Gネットワークの問題なので、micro cell無料提供とし、返金する。直らなければ、AT&Tで別途対応する。この場合にはmicro cellは返品し返金する。とまあ、いずれにしろ返金なので、無料でくれてもいいはずだが、どうも手続き上それはできないようなので、カードで払ってもらってきた。
- 設定したらまともにうごいたので、通知した、返金してくれるらしい。
- ただし、近くにある子供の高校、ホームセンター、レストランではやはり電波が極めて弱い。また緊急時の問題をあげて、対応するように依頼した。
元農地で建物が離れているとはいえ、シリコンバレーの街中で通じないとは、AT&Tのネットワークは悲惨なものである。最近T-Mobileを買収し基地局を増やしているようではあるが、T-Mobileなら拙宅でも問題なく通じている。verizonが、一番信頼できるnetworkと宣伝し、Appleもverizonをサポートしたのはこういう理由かもしれない。