環境設定を英語にしているので、ツールの設定等は厳密に日本語モードと一致していないかもしれない。
Mac間のuserの移行)
私がしばらく借りていたMacなので、まず、Userを作って環境を移した。ググっても出ていなかったが、ここに一連のplistファイルがあったので、当たりをつけてやったら正解だった。そもそもBSD系のUnixだし、追加分もMacとiOSの作りが似ているので大変分かりやすい。
やり方は簡単。${OldUser}/Preferences以下を丸ごとコピーすればよい。${OldUser}は、たとえば、~Hoge/ とか /Users/Hoge とかになる。
- Terminal windowを開く
- su をいれ、管理者パスワードをいれて、管理者特権になる。
標準では管理者アカウント(root) はoff
http://support.apple.com/kb/HT1528?viewlocale=ja_JP のやり方で、rootが有効化できる。 - cd
- cp -r ${OldUser}/Preferences .
- chown $USER Preferences Preferences/*
これで再ログインすれば、Desktopの設定やDockの設定などがコピーされる。ただし、システム設定で設定されるような、マウスのスクロール機能や言語環境設定はコピーされない。また、Mailのuser設定もコピーされない。
ここからは、windowsからMacへの移行アシスタントというものもあるが、私は手でやった。
移行アシスタントについて) http://support.apple.com/kb/HT4796?viewlocale=ja_JP
iTunesの移行)
ここからは面倒なので、まずは英語モードの表示のまま書くことにする。
メディアファイルの移動)
- Preferences -> Advancedから、Mediaファイルの置き場所をNASにする
- Keep iTunes File Organizedにクリックをいれる
- File -> Library -> Organize Library をやると、ローカルなファイル(Music, Movie, アプリ) がNASに移動する
- ここで、アプリの保存フォルダ等を他のマシンからマージしたので、手でやる必要があった。
管理ファイルの移動)
- MacのiTunesの版がwindowsのそれと同じか新しければ自動変換されるので問題はない。
- win7 のマイミュージック/*.{itdb,xml,itl} を ~/Music/iTunesの下にcopy。これも、NASにコピーしてから再コピーすると楽かもしれない。
- MacのiTunesを開いて、先のメディアファイルの移動で書いたのと同じようにMacのiTunesも設定。
- これで、NASのファイルが見えるようになる。
ただし)
- 昔のiTunesで変換したメディアファイルは64bit版のiTunesでは開けない。
http://bit.ly/Hmz9Bj を参照して、iTunesを32bitモードで起動すれば、問題はなくなる。
また、YouTubeのダウンロードツールでダウンロードしたmp3が、マイドキュメントのダウンロードの下に残っていた。これが、NASに転送されないので、見えなくなった。
これは、iTunesをquitしておいて、さきの iTunes Music Library.xml のパスを変更すれば良い。ただし、m4v すなわちmpeg4ビデオのデータは、ここに有るパスを変更しても変わらない。なぜだかわからない。
NASのマウントパス)
automount -vc では設定がおかしくなったので、shutdownして立ち上げ直した。これは、最初、/Shareではなく、通常のマウントポイントと同じ /Volumesを指定したからなのかも知れない。
Mailの移行)
これは、iTunesをquitしておいて、さきの iTunes Music Library.xml のパスを変更すれば良い。ただし、m4v すなわちmpeg4ビデオのデータは、ここに有るパスを変更しても変わらない。なぜだかわからない。
NASのマウントパス)
2011年12月1日木曜日: Macの便利なツールなど
に書いた通り、MacでのNASのマウントポイントの名前 /Volumes/の下は適当に決められてしまう。たとえば、Landiskのitunesというvolumeをマウントしようとすると、通常は/Volumes/itunes-1 と-1のサフィックスがつくが、-1の調子が悪く、場合によって2回目のマウントになったりすると、-2のサフィックスでマウントされたりする。ところが、iTunesは、パスを絶対名で参照するので非常に都合が悪い。
これは、上記の記事にあるように、
http://www.wizard-limit.net/mt/pc/archives/004459.html を参照して以下のように対処した。
- 特権ユーザになる
- /etc/auto.smb を作成して以下の行を追加。Guestがユーザ名。私のNASはゲストなので、パスワードは不要。
- /etc/auto.master を編集し、以下の行を追加
itunes -fstype=smbfs ://Guest:@LANDISK-02/itunes
/Share auto.smb
Mailの移行)
Outlook 2007なので、データフォーマットはpstであり、http://bit.ly/HmHCV8 を参考に移行した。
- http://www.ehow.com/how_6132518_convert-pst-mbox.html のやり方を使う。
- Thundebirdをインストールする。
- outlookから、アドレスブックとメイルボックスをThunderbirdにimport。全てとやるとなぜかエラーを起こした。個別にやるとメイルの設定のimportで失敗していた。
- Thunderbirdのメイルのフォルダを右クリックしてプロパティを表示させると、そこにファイルがある。mboxフォーマットではないが、このプロファイルをLionのMailはimport可能である。
- Thunderbirdのメイルboxを右クリックする。プロパティから、Thunderbird\Profileの下のフォルダを探し、ExplorerでNASにコピー
- Mac OS-X LionのmailからImportで、Thunderbirdを選択し、上記のプロファイルのフォルダを指定、Continueをするとメイルと設定がimportされる。
- http://bit.ly/HmVTkH を参考にimport/exportツールをThunderbirdにinstall
- http://bit.ly/HmVLBP からdownload
- Thunderbirdを起動。ツール -> アドオン
- 右上の検索の横にある歯車を左クリックし ファイルからアドオンをインストールを選択。ダウンロードした xpiファイルを選択し、インストール
- Thunderbirdを再起動
- フォルダを選択し、右クリックしたメニューから、インポート・エクスポートを選択
- フォルダ内の全てのメッセージをexportを選択。が、mboxフォーマットではexportできない。emlとかはある。