キャノンのMP980を使っているが、インクが6色(顔料黒(PGBK)、染料黒、グレー、シアン(青)、マゼンダ(赤)、黄)も必要なうえに、顔料黒以外はタンクが小さいので、インクがすぐになくなる。メーカは、いろいろ言い訳をつけて、インクの色数を増やしたが、インクタンクは、容量が減っているのである。
どんどん増えるインクジェットプリンタのランニングコスト)
キャノンのiP4700も持っている。こちらはグレーインクはないが、発色はほとんど変わらない。その前のCanonのPIXUS 850iは、インクは4色だったが、これでも写真は十分綺麗かつ高速に印刷できていた。
印字が美しくて、高速、静音だと思い、キャノンを愛用しているが、インクのランニングコストがドンドン上がってきているのが難点である。
贅沢になって、web pageとかをレターサイズやA4サイズでカラー印刷するのも、原因ではある。別に白黒のレーザプリンターで十分なのだが、家庭用の小型のレーザプリンタは最近は扱いが少ない。
ちなみにタンク容量の大きな顔料ブラックは、グレースケールの表現力が落ちるので、普通紙のモノクロ印刷時にしか使われないらしい。気をつけないと、タンク容量の小さな染料ブラックばかり減っていく。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1359015513
蛇足) インクジェットも最初の頃は、噴射するインク粒の微細化で品質を急激に上げ、さらに対応して往復双方で印刷するとか印刷速度も急速に上げた。またインク詰まり問題も急速に改善し、インクヘッドの持ちを急速に改善した。が、いずれも技術的には完成の域にきてしまったのかもしれない。インク粒は、一定以上微細化すると、もはや印刷クオリティにはあまり影響しなくなるのであろう。
米国amazon.comの扱いは互換カートリッジばかり)
米国amazon.comで扱っているインクカートリッジは、ほとんど互換カートリッジ。iCチップつきで、10個セットで7ドルかつ送料無料と非常に安い。1個50円程度になる。純正が定価1,200円、amazon.co.jpで割引でも799円なのと比べると格段に安い。なので、amazon.comでも純正はほとんど扱っていないのだろう。
たとえば) http://www.amazon.com/gp/product/B002A6IVAI
箱の写真は以下のような感じ。
純正) http://www.amazon.co.jp/キヤノン-BCI-320PGBK-インクタンク-ブラック/dp/B001G947MQ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1314773308&sr=8-1
詰め替え用の補充インクを買うよりも得なように思う。さらに、自分での補充詰は結構面倒くさい。つめた穴を上手にふさがないと、インクのダダ漏れを引き起こす。
日本にも安い互換インクカートリッジはたくさんある。
たとえば) http://www.amazon.co.jp/新発売!!【CANON-BCI-321-5MP(キャノンプリンター用互換インク)】汎用インクカートリッジ-マルチ5色セット-ICチップ付き/dp/B002UNHK7G/ref=sr_1_5?ie=UTF8&qid=1314773308&sr=8-5
詰め替え用インクでは、写真を光沢紙に出すと色がおかしいこともあった。互換インクカートリッジでの発色は今後確認したい。
米国版互換カートリッジはそのままでは使えない。が、裏技を見つけた)
amazon.comの互換インクカートリッジは形状がほとんど同じだが、日本のは型番がBCI-320xxxxというのに対して、米国のは、CLI-221とか若干型番が違う。そもそも正規カートリッジでも型番が違うのだろう。。
これをそのままMP980に入れると、「認識できないカートリッジです」とエラーを起し、プリンタは使えない。
ところがリセッター(以下の写真)を使ってICチップのインク残量をリセットすれば問題なく使える。
本来はリセッタでリセットが終了すると、リセッタのランプはグリーンに変わるはずだが、これは赤点灯で終わる。
が、無視してプリンタに入れれば、ちゃんとインクが満タンと表示され、問題なく使える。
ただし、オレンジ色のカバー(プラスチックのバー)がついたままでは、リセッターには入らない。といって、これをはずすとインクが漏れてリセッタとか机が汚れる(この写真のように..)。ただし、対策は簡単で、カバーをはずしたところにセロテープやらスコッチテープを貼ればよい。仮止めなので、しっかりと貼る必要もない。
インクジェットプリンターのビジネスモデルに関する疑問)
本体を安く売って、インクで儲けるのがプリンタ屋のビジネスモデルだが、お客や関連事業者もそうそうバカじゃない。
その性か、米国のamazon.comでは、純正のインクはほとんど扱われていない。
かつての携帯のキックバックもそうだったが、お客に装置を安く売りつけて、その後どうしても発生するメンテ代で稼ぐのは、半分サギのようで、納得がいかないのは私だけだろうか。維持費に関しては、別に装置を売ったメーカの権限が及ぶわけではないので、いろいろな業者が参入するのは必然であり、防ぐのは難しいと思われる。
どうしてもやりたければ、車のリースとか、クレジットカードのリボルビングのように、はなから納得づくで、分割払いにすれば良いと思う。最近の携帯の支払いは、そういう形態に近づいているのではなかろうか。。
それに本体が安ければ、意味もなく本体を買い換える力も働くので、地球に優しくない。
適正なところから適正な利益を得る、売る側も買う側も納得づく。ビジネスモデルは、そうあるべきだと思う。お客を「なめた」ようなやり方は長続きしないと思う。
ともあれ、インクがらみでは訴訟が続いている模様。。。
http://www.webhistory.jpn.org/archives/192
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2 年前