世界標準時と地震予知

http://ja.wikipedia.org/wiki/グリニッジ標準時

最近は協定世界時としてUTCを使う。これはセシウム原子時計正確な時間を補正したものである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/世界協定時

一方で、GMTは平均太陽の運行に基づいて定義されており厳密には違う。

地球の自転はドンドン遅くなっており、かなりの勢いでうるう秒が挿入されてきた。

閏秒) http://ja.wikipedia.org/wiki/閏秒#cite_note-Seaman-16

一方、地震で自転が速くなることもある。地球が南北方向に伸び、東西方向に縮むので、フィギュアスケートのスピンとおなじ原理で、角速度保存則によって自転速度があがる。上記のUTCのずれのグラフにも上向きの山として見えている。

この加速が地震によって起きることがある。

スマトラ地震) 一日当たり百万分の3秒加速、北極が動いたというのは、磁極じゃなくて回転中心が変わったということだろうか。

http://www.astroarts.co.jp/news/2005/01/14indonesian_earthquake/index-j.shtml

東関東大震災) 一日当たり百万分の1.8秒加速

http://www.news24.jp/articles/2011/03/14/10178246.html

「これが事実なら、１５２２年後にマイナス１秒の「うるう秒」を設ける必要が出てくる。」

というのは不正確で、自転は潮汐力等で恒常的(というか、だんだん減速度が早くなっている)に遅くなっているから、うるう秒の挿入間隔が若干延びるだけでしょう。

で、先の、http://ja.wikipedia.org/wiki/閏秒#cite_note-Seaman-16　のグラフを良く見ると、スマトラ地震より少し前の部分に自転の加速があるように見える。大地震は地球規模の変動であり、そのまえには、地球規模で一旦ゆがむということだろうか。。だとすると、地震予知につながるかもしれない。ただし、どこで起きるかまでは予想できないかもしれない。