You can read this blog in any language using google translate as follows:

Goto http://translate.google.com/
Paste URL in the box and select "Japanese for From Language" and "To Language". Then click "Translate".

English translated pages are here:
http://bit.ly/xPuXoy

你可以閱讀這個博客,在任何使用“Google”的語言翻譯

本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2012年6月24日日曜日

改正著作権法は時代錯誤 - このままだと日本の価値製造者が絶滅する

改正著作権法が成立しました。http://bit.ly/Mq6F0x


これはおかしな法律だと思います。新しいシステムに対応できない著作権者を保護するばかり。。
新しい技術が出てきたら宣伝に利用してユーザを増やすとか、前向きに使う海外の人たちと、それを使えなくする日本の既得権者の考えだと、おのづと結果は変わってくるように思います。

なにがおかしいのか)
流通系が効率化しないので、それを活用した新事業への顧客離れが停まりません。
本来、悲しむはずの価値製造者が喜びの発言をしているのは、本質を理解していないからだと思います。

新技術が出てきて悪用する人がいますが、既存の産業がこれを活用すれば、個人や海賊産業が悪用するよりも、はるかに効率良く新技術でコストダウンができるはずです。
量産効果もあるので、薄利多売に持って行けば良く、産業を活性化する方向に有利に働くはずなのです。

そうならないのは、新技術が活用できないのでコストが下がらない。ないしは、新技術で過剰に利益確保をしようとするからでしょう。すると、そこにつけ込んで、新技術を使って著作権違反をする連中がでてくるように思います。適正な値段で適正なところから適正な利益を得るようにすれば解決する部分がかなり多い様に思います。

新しい技術は、既存産業への脅威と考える時点で終わっています。新しい技術は既存産業を脱皮させるチャンスだと考えなければ、新たな産業がやってきて置き換わっていくでしょう。日本でそれを防止しても、グローバルな経済では、海外から黒船がやってくることになります。

適正なコストを回収するのを保護するために、特許や法律はあり、技術が進化して流通コストが下げられるれば、まずはコストを下げて制約なしで行けるようにすれば、文化も技術も進化するのだと思います。

ところが、下がったコストで、いままでの価格を維持して余計な利益を上げようとする既得権者がいます。すると、コストの下がった流通系を悪用して、安く流して設ける人たちがでてくるのは当然であり、それを法律で押さえ込んだら、技術の進化や産業の進化が遅れ、柔軟に対応している他国からも産業が取り残されると思います。これが、保護主義のダメな一面だと思っています。

CPUやDRAMなど半導体競争でもそうでしたが、過剰な利益を上げていれば、そこに新規参入組が入ってきて産業構造が崩されます。所詮、個人の違法ダウンロードの影響は小さく、利益があがるので組織的に産業としてやるものこそ、問題になるのだと思います。
インクジェットプリンタの互換インクも同じ問題だと思います。それが自由経済というものだと思うのですが。

ビジネスを上手に変革していく米国)

日本の電子環境が米国に比べて圧倒的に貧弱なのは、以下に書きました。

2011年11月18日金曜日: 進んだアメリカの電子環境


テレビ局や映画館など、制作者は非常にクリエイティブなのに、流通がこれをグローバルに広がるのを阻害してテレビ局放れが進んでいます。
映画も米国では新作が1本6ドルで、日曜朝に空いた映画館の特等席で見られます。ポップコーンもおかわり自由のでかいバケツが7ドル。なので、映画館には皆足を運びますが、日本は混んだ映画館で2000円くらいしますよね。だったら、家でレンタルビデオに流れるのでは。。

結局、制作者は、きつい、収入が低い。ということで苦しみ去って行って、貴重な制作能力が失われていきます。そうすると、芸能人達も困るはずです。以下に解説しました。

2012年5月1日火曜日: インターネット時代で勝つチャンスだ


結局どうなるか)
結局、個人の演奏家とかは自由に演奏をあげたり、海外ではコマーシャルつきで番組をあげたりしているので、CD離れは停まらずに、個人演奏家とか、海外の番組に流れるだけだと思います。そして、国内のレコードメーカとかのユーザは離れ続けて産業が小さくなるように思います。お金を払う価値がないと思うので、違法アップロードをするわけで、妥当な値段にしつつ、著作者には対価を払うという教育をしていくべきだと思います。iTunesストアみたいな値段なら皆金を払って買いますし、あのデータはDRMもなにも掛かっていませんが、違法コピーも少なく、みな対価を払って購入していると思います。

NYタイムズ 初の邦人取締役 という記事もありました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120623/k10013054271000.html

伊藤穣一さんは http://bit.ly/LHDLWg みたいな方ですね。 「ジャーナリストはテクノロジーを敵視し、自分でマスターして来なかった。またビジネスモデルにしても、経営と記事の分離と称して、ネット時代への対応を考えていない。そうすると結局は、自分たちの知らないところで、デジタル化への対応が決定され、コントロールを失って、ジャーナリズムの首を絞めることになる。」という持論の方がNYタイムズにはいって、NYタイムズはどう変わるのかと思います。

これも、守りではなく、攻めに向かう選択なのではないかと思います。

本の印税もおなじ)
本も日本では印税が10%に対して米国では50%。Amazonの電子出版でも25%くらいです。
  • 日本の印税は、10%程度。http://homepage2.nifty.com/osiete/s653.htm
  • 米国では、50%程度。そのかわり再販法がないので、売れない本は値下がりするし、書店にも並ばない。http://news.livedoor.com/article/detail/4920662/
  • 一方電子書籍なら、ロングテールを捉えることができるし、世界にも売り出せる可能性がある。印税も25%が標準であり、日本の10%よりははるかにいい。
流通がよくなりコストも下がった結果をクリエータに還元しています。また、電子出版で市場は世界に広がり、ロングテールも得られると良いことづくめなのに、日本は著作者が反対しているのはどうしてなのでしょうね。

自炊すると本が裁断されてかわいそうだという著者がいましたが、日本は書店で売れ残った本は、全部回収され裁断廃棄されています。書籍放れで、返品回収される本はどんどん増えており30%を越えています。新刊だと40%を越えています。
http://bit.ly/KsVKyC にデータがあります。なぜ電子ブックを書籍放れを食い止める手段として活用しようとは考えないのでしょうか。

新刊の回収率の増加の表を一つ引用しておきます。販売数が減り、回収率が増え、売れなくなってきて、値段だけが上がっているのが分かります。



電子ブックについては以下に書きました。

2011年8月23日火曜日: 電子ブックリーダの比較 - Nook Touchの詳細と脱獄


日本は家も狭いので、本が買えない事情もあり、なくなく自炊している方も多いと思います。自炊 bookscan: http://bit.ly/z3Xs9X は大成長しています。電子出版も進まないまま自炊を禁止すれば、書籍放れには拍車が掛かる一方でしょう。

編集者も、価値創造者の一人です。私も共著での出版や学会誌への寄稿で、編集者には相当助けられました。でも、本離れで、編集者も仕事を失っているようです。結局既得権者の強欲のために、本当の価値創造者が苦しんでいます。

テレビ局や映画も同じ事だと思います。http://bit.ly/IRlwxD に書きました。

困るのは、流通系で上まえを跳ねていた人たちなのであり、価値創造に貢献していないひとは、市場から排除されていくのは当然のことだと思います。これが曲がって伝わっているように思います。あまり自分で考えないので、情報がいいように操作されているのかもしれません。

出版社も編集などで価値を創造していますが、webの普及で大変苦しいようで、つぶれているところが増えています。これの救済にもなります。とにかく、取次ぎのようにあまり価値を生んでいないところの利益を正当に価値生成者に分配することができると思います。

日本人の潔癖さの弊害)
イ) DRMの問題も、日本では、「パンツ見せまじ」「銀行の会計は1円まで合わせろ」
みたいに厳密にやりますが、たいていの人が操作できなければ、それで良い。
あとは、組織的にやっているのを警察が摘発すれば良いのではないのでしょうか。

ウ)図書館、論文配布などで使える。足を運ぶ必要もなく、保管にコストがかからない。過疎地など、情報の格差の是正にもなる。公文書や論文は、情報の普及が目的なのだから、DRMをはずしてコピー自由でも良いと思う。HotChips23がやったように、論文は新しさが価値なので、所定期間を過ぎたら無料にすることで、学会の運営費と情報の自由な配布が両立できると思う。

   それ以上に、日本が産業立国をうたうなら、1,000億円も京速コンピュータにかけるより学会に補助金を出して、学術文書を全部ただにすれば良いとも思います。 海外の論文も日本の学界に登録すれば、お国が金をはらって、全部ただで見れるようにすればよいのです。日本人だけが情報にフリーにアクセスできるようにするわけです。
   そうするとreferenceにjumpする機能が有効に活用できる。大事なのは入れ物じゃないのに、お役人はそこがわかっていません。。


http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201206200382.html
 「違法音楽ファイルを自動検知 プロバイダーに導入要請」のような話しも、技術の使い方を間違えています。


津田さんの参考人発言)
違法ダウンロード刑罰化への津田大介氏の国会参考人発言 http://bit.ly/KsT306 もありますが、刑事罰、ダウンロードについては述べているものの、流通のローコスト化を活用して、本当の価値の製造者にこそ利益還元すべきであるということが、述べられていないように思います。そもそも、話しが冗長でポイントがわかりにくいように思います。

http://japan.cnet.com/blog/kurosaka/2012/06/21/entry_30022323/ にあるblogは分かりやすいです。この方の意見では、「ミスター金髪の脱力発言」と国会参考人発言を総括しています。なので、歯切れが悪かったのかもしれません。ただし、ユーザの権利が弱いというよりも、ユーザはやはり自由に選ぶ権利が有り、海外のメディアを見るか、自分達で違法にシェアするか、グレーな産業を立ち上げるか。。そうやって、革命を起こして新たな産業をおこしていかなないと、結局日本の産業自体なくなって、進んだメディアに乗っ取られることにも成りかねません。アマゾンが上陸したり、YouTubeやニコ動が広まっているように。。

日本は文化の振興よりも、既得権者の保護ばかり)
米国や欧州では美術館や博物館も、写真撮影自由のところがほとんどです。でも日本では禁止して、絵はがきなどを売りつけるのですよね。芸術の振興よりも利益が優先なのでしょう、高い入場料も取っているのに。

スミソニアンなど入場無料で写真撮影も無料。寄付で運営されています。
ニューヨークのメトロポリタンは入場料はとりますが、無料のガイドツアーがあります。もちろん写真撮影は自由。メキシコの人類学博物館も写真撮影自由。

と、日本だけ、大変セコイです。セコさが文化の発達を阻害し、世界から取り残されていく原因になると思っています。

blog comments powered by Disqus