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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2014年4月26日土曜日

日本でテレビの番組が画一化するわけ

日本のテレビで、どのチャンネルでも画一化してつまらないと良く言われます。「米国のcableのようにチャネル数が十分にないから」という意見も聞きますが、「広告代理店が原因」という意見が興味深いです。


少数の代理店が力やアイディアを持ちすぎるので画一化してしまうと。。とはいえ広告代理店も勘でやっているので、国際競争になったり、新デバイスで競争条件が変わると対応できないと...

上記の代理店システムも、調子の悪い大企業の体制もそうなのですが、日本って、持ち前の改良力で特定の競争条件にシステムを最適化してしまうので、環境が変わると、追従できないように思います。逆にいうと、変化の激しい今のITビジネスで米国が強いのは、米国は最適化(細かなチューニング)が不得意だったからといえるのかもしれません。

この「システムはある程度非効率なほうがよい」という考え方は、Prof. Ousterhoutも、言及しています。

2013年5月6日月曜日: Thought for the Weekend - Stanford大CS142より

にも書きました。

また、以下でも類似のことを書きました。

2014年4月16日水曜日

小保方問題について

STAP細胞に関連した小保方問題でいろいろな人がいろいろなことを言っていますが、段々日本も米国化してきたように思います。良いのか悪いのか、ずっと考えています。

知識人でない米国人は、名前を聞いたことがあれば、"Yes. I know"と平気で言うし、知ったフリをして、間違っていても全く悪びれません。。
日本は、昔は権威に従うということでお任せでしたが、どうも、立派な仕事をしている学校の先生や、官僚をバカにしだしてから、あまり調べもせずに直観で多くの人が言いたい放題をいうようになったように思います。その後、原発事故で原子力ムラと糾弾しだしてから、これはますます拍車が掛かったように思います。

今回の小保方問題は、
  1. STAP細胞の発見の真偽に関する事項。幼稚な実験のミス。再現に十分なデータを提示して潔癖を示せない
  2. 学会発表のルールに関する事項。論文の盗用とねつ造
  3. 理研の組織とその管理法に関する課題
  4. 小保方氏による世論に訴えるやりかたの巧みさ
などいろいろなことが絡んでいるのに、これらをゴチャゴチャにして議論している人が多いようです。それも例によって、調べもせずに直観でしゃべっています。とくに、学会発表のことやSTAPが存在するかどうかは、専門家の間ではかなり結論が出ているにもかかわらず、そういう情報を全く無視してコメントしているようです。

「嘆かわしい!」と言うのは簡単ですが。。みんな好き放題をいうのが欧米化だとすると、一皮剥けるために通るべき道と考えた方がよいのか。。

ただ、このままずっと同じか、専門家のいうことを信じない文化がはびこると、三流国に成り下がりそうに思っています。
さすがの米国でも政策決定や重要な判断は専門家の意見が重視されると思います。というか、米国はそういう諮問機関の意見が重視されると思います。ただし、専門家は、マイナーな意見を含めて、広く意見を聞こうとしているように思います。

過渡期に必要なのは、専門家たちと利害関係者たち(野次馬/外野の意見をどう処理するのかわかりませんが。。) の信頼関係の構築なのではないのでしょうか。