米国に一週間行ったが、今回はまったく問題なく、voice, dataにアクセスできた。
iPhoneの環境は以下の通り。
- iPhone 3GS, old BootROM
- 2010/4月に米国(Palo Alto)のAT'&T shopで購入したGoPhoneのprepaid SIMを使用。音声通話プランは、$100(1年有効で、初回使用時に25cent/minの完全従量性プランに設定。出国前に残高$65くらい), データプランは、米国住所のクレジットカードを用い、今回の出国前に、日本から100MB(1ヶ月有効)のプランを$19.99で購入。
- firmware 3.1.2 (fake 3.1.3)
- MacからPwnage3.1.5 で脱獄
- ultrasn0w 0.93でunlock
- 下記(1)にあるように、yellowsn0wはDevTeam0-3とともにuninstall
- SIMの入れ替えを含め、一度もpower down、resetは必要なかった。
- 下記(2)にあるようにData 通信プロファイルを、GoPhone用に書き換え。
(1) (詳細は、2010年6月22日火曜日のblog参照)aptbackupでDev-Team 0-3 toolsと一緒にcom.yellowsn0wからインストールされてしまうunlock toolである yellowsn0wが不安定動作の原因。DevTeam0-3をuninstallし、aptbackupのリスト(/private/var/mobile/Library/Preferencs/aptbackup_dpkg-packages.txt)からyellowsn0wが消えるのを確認。
(2) (詳細は、2010年4月27日火曜日のblog参照) AT&Tでは、定期契約者とGoPhoneなどプリペイドでdata accessポイント情報(データ通信プロファイル)を変えている。このため以下の処理をしないと、data通信ができない。これは、4月にGoPhone のPrepaid SIMをPalo AltoのAT&T shopで買うときにも、店員さんに、「SIM lockされていない海外iPhoneで使うんだ。」、と説明したら、店員さんに「データ通信はできないと思うよ」と警告された通りである。
http://peer2.net/sjdojo/?p=4387 を参考にlimitededitioniphone.com提供の作成済みプロファイル
をダウンロードした。iFunbox等で、
/System/Library/Carrier Bundles/ATT_US.bundleを
ATT_US.bundle.orgにrenameしてから、ダウンロードしたATT_US.bundleをそれに入れ替えた。
(wifiでiPhoneがつながる環境でなら、上記のwebサイトからプロファイルを直接インストールすることが可能だとあるが、うまくいかない。日本でやったせいかもしれないが、SSHで確認すると、AT&Tの通信プロファイルはまったく書き換わっていないので、この方法はお勧めしない。)
帰国時に、空港のターミナルでSoftbankのSIMに入れ替えたら、海外のデータ定額云々のショートメイルがやってきた。書き換えたAT&Tのデータ通信プロファイルでもSoftbankのSIMで海外ローミングでデータアクセスがつかめるのかどうか確認したかったので、海外データ通信がつかめることは確認できた。ただし、海外でSoftbank SIMに入れ替えたことで、一日分の海外定額料金がチャージされてしまったのだろうか?? 今度請求書がやってきたら確認したい。ほとんどなにも通信してないのに、1500円以上もチャージされたとしたらサギのようなものである。
twitterで何度も孫さんにつぶやいているのだが、AT&Tでは、$50/monthで、50MBの海外データローミングを購入できる。一ヶ月で解約しても解約料金は一切かからない。1日1500円もとるSoftbankの海外パケットし放題に比べると、通常の使用ではずいぶん割安に思う。そもそも、上限なしプランだからと、海外でYouTubeしまくる人の分のデータ通信量を負担してやりたくはない。もちろん、USで、SIM unlockしてGoPhone SIMで$19.99で100MBのデータ通信が買えるのに比べたらだいぶ高いのではあるが。
AT&Tは、米国のiPhoneプランでも定額プランを廃止して、最大1GBまでの半従量性プランに戻している。YouTube、Ustreamなどで、ますます一般化、高精細化、大容量化するトラフィックを負担しきれないのであろう。電波資源は有限であり、一方で、ストリーム通信などでデータ通信量は増加する一方なので、定額制を廃止するのは、今後の流れのように思う。その分、4Gやmicro cell等で、データ転送速度の向上とサービスエリアの充実に投資をかけたほうが利にかなっていると思う。
脱獄して、YourTubeやMxTubeなどのyouTubeアプリの非公式拡張を用いて、Wifi等でYouTubeデータをダウンロードしておくのが賢い使い方である。著作権問題等で、おおっぴらにはサポートできないのかもしれないが。
アメリカで知人のiPhone4に触ってみたのだが、私にはあまり魅力を感じなかった。理由は以下の通り。
- そもそもiPhone4は脱獄ツールがリリースされていない。したがって、SIM unlockもできない。脱獄アプリの4 row key boardがないのは超不便(数字の列が加わるだけでなく、モード切替で、エスケープや矢印キーなどほぼすべてのキーにアクセスできるので、一度使うと戻れない。)。Appleも公式に、キーボード配列の入れ替えをサポートしてほしい。
- iPhone3GS(ARM Coretex A8 600MHz)に比べ、さほどクロックアップの効果(ARM Cortex A8 800MHz)が感じられない。iPadのように1GHzになっていたら、もう少し高速性を実感したのかもしれないが。
- 前面カメラがあっても、iPhone4のFaceTime同士でしかvideo callができないのではまったく使えない。skype対応がほしい。
- retina displayの高解像の必要性を感じない。
- 薄くなったかもしれないが、角ばったフォルムでは薄さを感じない。
iPhone3GSでのiOS4.0へのupdateに関しては、以下の点でまだ興味がもてない。
- OSのAPIが大幅に変わってしまっており、aptback upを用いた脱獄アプリの一括setupはできない。また、未対応アプリも多いと思われる。
- Spring boardの背景がきれいな写真になってもあまりインパクトがない。
- bluetoothのkeyboardプロファイルに対応したので、日本語の折りたたみ式blue toothキーボードを接続したのだが、かな漢字切り替えキーが聞かず、日本語が入力できない。
- YouTube videoのダウンローダであるYourTubeやMxTubeが、iOS4.0に対応できていない。これが私にとっては一番大きな理由。