その燃費推移をグラフ化してみました。サンプル点は給油した日になります。ハイブリッドメータの表示には誤差がありますが、これはODメータと給油量からの計算なので、誤差が小さいはずです。ほとんどは同じスタンドで最安グレードのガソリンばかり入れています。
X軸が年始からの日数です。ガサガサ沢山集まっている部分は、長距離旅行(以下blogに経路・燃費などを詳細に記載) にいった部分です。
2011年12月31日土曜日: Las Vegas旅行 - Priusの燃費
2012年8月21日火曜日: Yellowstone, Mt. Rushmore走行の記録
矩形波みたいな点線は、季節の区切りがわかるように、3ヶ月毎にひいてあります。最初の崖が3月1日です。
2012年の秋頃に燃費がよいのは、エコモードにして、燃費重視にトライした頃だと思います。なるべく加減速なしで走っていました。最近は、どうせあまり変わらないと吹っ切れており、パワーモードで、普通に走っています。タイヤ交換後に燃費が悪くなっているのは、150kmくらい高速巡航の遠出をしたためだと思います。
Y軸原点を0にしないとグラフが誇張されるので、そうならないように、Y軸はゼロベースで描いています。
冬になると燃費が若干悪くなるように思っていましたが、そうでもないようです。長距離を高速で走ると、平均速度が上がるので燃費が悪化します。(空力損失とタイヤの転がり摩擦損失が支配的になるため、高速燃費はハイブリッド車には不利です。)
2011年10月19日水曜日: トヨタ プリウスはBポジションにバグ?? アイドリングストップしない.... Dモードに戻したら燃費が大幅に改善
にも書きましたが、むしろ渋滞している方が燃費が良く。40km/hくらいでの巡航が一番燃費がよいかもしれません。
データを集めておいてグラフ化すると面白いですね。
Prius関係の技術情報)
かなり沢山のblogエントリでPriusについて書きましたが、多くのリンクは以下にまとめてあります。
2011年5月25日水曜日:トヨタのプリウスは本当に凄い車です (各種プリウス考察を総括)
上記にも書いたPrius TIS という技術資料の
NCF New Featureの DOC-ID: RM000004273006X
"HYBRID / BATTERY CONTROL: HYBRID CONTROL SYSTEM: DETAILS (2011 Prius)" (Last Modified: 6-27-2011)
によると、エコモード・ノーマルモード・パワーモードの違いは以下のように書かれています。
つまり、アクセルペダルを踏んだときの加速応答が違うだけのようなので、エコモードにしてもその分沢山アクセルを踏めば、燃費はあまり変わらないということになります。むしろ、アクセルレスポンスが悪くてイライラするようなら、レスポンスのよい、パワーモードにしてアクセルを微妙にコントロールしたほうがよいのかもしれないと思い、最近は、パワーモードにすることが多いです。
今年の夏(2013/8/15) にタイヤ交換しています。
標準のBridgestone Ecopia EP20zから、同じくBridgestone 製の、ややハイパフォーマンスのエコ・タイヤ Turanza Serenity Plus に変えてから、若干燃費が悪化したようにもみえます。
Turenzaは下の図にあるように、Prius標準のEcopiaの89Sよりも高速グレード の91Hであり、さらに、低摩耗 600 であり、低燃費性等はEP422と同じAAグレードです。トレッドパターンが左右非対称になります。
タイヤのグレード(ロードインデックス- 荷重性能:数字部分 とスピードレンジ: アルファベット) は、http://tyre.dunlop.co.jp/tyre/products/base/size.html#speed に説明があります。
UTQGは最初の数値は大きいほど長持ちで、次の2つはAが一番性能が良いことを示します。UTQG: http://minkara.carview.co.jp/en/userid/330031/blog/16832356/
によれば、以下の順にかかれています。
1.TREADWEAR(トレッド摩耗): 摩耗寿命。
2.TRACTION(トラクション): ウエット条件での制動能力
3.TEMPERATURE(耐熱性): 耐発熱性及び熱発散性
http://bit.ly/12CYTX6 にも説明があります。
面白いのは、タイヤが左右非対称ですが、タイヤは1種類しか提供されていないので、車体の左右反対向きにリムにはめなければならりません。
通常の左右対称のタイヤは回転方向がそろうようにリムにはめることができますが、Turanzaでは、左右のタイヤでトレッドパターンに対して回転方向が逆向きになることを示します。実際、そのようにはまっています。
ブリジストンのサイトの説明では、回転が逆になっても、水はけ性は変わらないと説明されています。
グラフ作成ツール)
使ったツールは、無料ソフトであるMacのlibre office : http://ja.libreoffice.org/download/ です。excelモドキです。これまで、3.3.4を使っていたのですが、最新の4.1.2.3に上げたら、大分安定しました。。wordや、power point互換のツールもあり、window版もlinux版もあります。無料ですがかなり使えます。
グラフ化手法)
データは、以下のように記録してあります。
給油するたびに、単価、給油量、価格、ODメータを記録しつつ。トリップメータBをリセットし、ハイブリッドインジケータでの燃費とのズレも計測しています。円ドルレートは固定で変換しています。今回は、燃費以外はグラフ化していませんが、これを使えば、以下もグラフ化して比較できると思います。
- ガソリン単価の変遷
- ハイブリッドメータと給油量から計測した燃費のズレの推移、統計処理
- 平均速度と燃費の関係
- 一日の平均走行距離の推移
これから必要な列を、別シートに値だけコピーして、Excelの Days(Day1, Day2) 関数を用いて以下の様なYearToDateの列をつくります。
さらに以下のように年ごとになるように列を整理し、季節に相当する列もDays関数で作ります。
これのエリアを選択し、線つきの散布図(X, Y Scatter Grapho) を選びます(以下)。
自動グラフ設定では、Data範囲がめちゃくちゃなので、グラフ内部を選択し右クリックして Data Ranges のDiaglog (以下) からレンジをName、X-Values、Y-Valuesに掲載するセルを選択します。
この後、グラフの線をクリックして、線の種類や色を合わせます。
あとは、Legend (凡例) をクリックしサイズと位置を調整したあと、ペイン下の作図メニュー(以下写真) をつかい、文字や矢印などをグラフに追加して完成です。
このスクリーンショットを撮ってblogなどに貼り付けます。
Mac OS-X Lion以降であれば、Shift+Command+4 などでスクリーンショットが撮れます。
http://www.maruko2.com/mw/Mac_OS_X_のスクリーンショットの撮り方 に紹介があります。
Windows8では標準でスクリーンショットを撮る機能が付きました。また便利な無料のスクリーンショットツールもwebに沢山ながれています。
windowsようのCaptureツールは、以下にも書いたので参照してください。