I/O DataのLANDISK HDL2-G2.0を買った。実はこれで、同型機種の2台目である。ファンレスなので静かだし、2TBにしては安い。筐体は小型だし、アルミ筐体で放熱もよく、高級感もある。また、パワーセーブモードになり使っていないと、自動的にハードディスクがとまる。逆に、最初のアクセスがちょっと遅い(多分設定で変更できるのだろう。) 詳細や筐体写真は以下のサイトにある。USBポートも付いており、USB Flash memoryのデータも取りこめれるようである。また、東芝、SONYが推進しているDLNA(著作権対応の家電デジタルデータ共有)にも対応している。ただし、拙宅の東芝Regzaの汎用LANポートを経由した、外部NASとしての設定は、何度やっても成功しない。NASの認識まではいくのだが、肝心の録画データが書き込まれない。専用NASポートでならば、動作実績があるようである。
http://www.iodata.jp/product/hdd/lanhdd/hdl2-g/
Amazon.co,jpで2TB(1TB x 2HDD)が旧型になったらしく、定価44,415円が23,436円になっていた。Toshibaの液晶TV REGSAで録画できるようにするための外部LANドライブとしても対応している。早速、RAID-1(ミラーリング)にしたので、1TBとしての利用だが、Backup用、データ保存用としては十分な容量である。同時にAcronis True Image Home 2009も購入し、新たに買ったwin7のNotePCのbackup用に利用するつもりである。Acronisのパッケージ自体は、Vistaまでの対応だが、win7用のupdateがinternetから入手でき、シリアル番号でinstallできるようである。
DevianのLinux機なので、
http://island.geocities.yahoo.co.jp/gl/raul84e/view/20090413/1239554276 などを参考にtelnetを有効にする。要は、LANDISKの管理画面(html)から、改造用のshell script(landisk-update.sh) とversion番号(for_HDL2-G_series) をupdateというdirectoryにいれて、これを+Lhacaなどでupdate.tgzに圧縮したファイルを、ファームとして食わせればいい。
現在のfirmwareの版が1.12だが、配布されているのはファームウエアの版が1.11になっている。それをそのまま適用すると、現在のファームウエアバージョンより以降のファームウエアファイルを指定して下さいといわれるので、一旦unzipして、text fileの中身を1.13と書き換えて注入する。windowsXPの+Lhacaでは、一旦directoryを掘って作業するので正規のファームとして認識されないので、Macのterminalからtar zxvf , vi , tar zcvf を用いて作業した。1.13とファイルに書いたが、立ち上げてみると、ファームバージョンは1.12のまま。
Macからloginするとpasswdもなにも聞かれずに、Debian GNU/Linux 4.0 のrootに入れる。CPUが遅いのか結構またされる。
/ はroでmountされているので、
mount -o remount,rw,noatime / してから、以下を書き換える。
- /etc/securettyの末尾にpts/0を追加
- passwdでrootパスワードを設定
- /etc/init.d/rc.localの/usr/sbin/telentd -l /bin/sh をコメントアウトして(前に#をつける)、引数なしの/usr/sbin/telnetd に変更。これで、rebootするとアカウントとパスワードを聞くようになる。
NASとしての機能については、
- /mnt/sataraid1/share がNASのroot rwマウントされている
- /etc/samba/smb.conf を直接編集し、
- sh /etc/rc2.d/K20samba stop .. startでsambaを再起動
- /mnt/sataraid1/shareの下の好きなdirectoryをchmod 000しておけば、もう、rootで入らなければ、どこからもアクセスできなくなる。秘密ファイルを保管するのに使える。
- もっとも、ファイルシステムは暗号化されていないので、HDDを外して、他のLinuxにマウントすれば、アクセスできる。が、だれがそんな手の込んだことをするのだろうか。
- まあ、気になれば暗号化ファイルシステムにすれば良い。
http://markopee.blogspot.com/2008/01/linux.html あたりに説明があるが、RAID-1に対応しているのかが不明だし、既存のデータを一旦消して、File systemを作り直してcopyしないとならないと思う。ちょっと障壁が高い。
- さらに考えると、暗号化パーティションにしても、自動マウントにしないと不便。root partitinonには、結局、キーファイルと暗号化パスワードが、raw textでおかれることになるので、Hard diskを他のLinuxマシンにマウントされ、ここを解析されると、暗号化は破られてしまう。passwordを、Flash memoryに保存するか、起動時に毎度手で打ち込むようにしないと、完全な暗号化による保護は無理のように思える。
/var/log/dmsgを見ると、CPU: FA5216id (ARMv4), Kenel Mem 64MB, BUS 150MHz (2/1)とあるので、
ARM系のプロセッサで300MHz動作ということか?
cat /proc/cpuinfoをやると、Processor: FA526id(wb) rev 1 (v4l) , 230.19 BogoMIPSとなっている。
筐体(1台目のLandisk)をあけてみると、Samsung製のSATAハードディスクが2個入っている。コンパクトで、非常にスペース効率の良い作りである。10円玉で螺子をあけるとハードディスクの換装が簡単
1台目は、Mac (OX10.6) のTimemachineのdiskとしても利用中。
http://ameblo.jp/z9dz9d/entry-10156183879.html を参考に設定した。LandiskのRootにスパースバンドルディスクイメージを置けなかったので、TimeMachineというフォルダを作って、そこのトップにおいてうまくbackupできている。ただし、サイズは300GBとしてあるのに、MacからはLandiskの総容量1TB弱として認識されているようだ。
そのうち、pkgadd (Debianの場合には、apt-getよりはお勧めらしい) できるようにして、ftpdやapatchをいれて、DDNSを設定し、BB routerに穴をあけて、自宅web serverやftpサーバにしてみたい。diskは無限といえるくらいあるので、ftpサーバやcydia向けの野良レポジトリとしての使い道がありそう。