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2013年12月19日木曜日

Sony α7の魅力と課題

Sonyのα7。35mmフルサイズセンサー(2430万画素-ローパス有り) なのに本体416g(バッテリーをいれると474g) と軽量。Eマウント採用で、小型軽量の新FEレンズも開発された。キットレンズ(FE28〜70mm F3.5〜5.6)付きのα7が実売最安15万円。
α7Rの重量はバッテリー込みで約465gとさらに若干軽い。
ミラーレスだが235万ドットのELの高解像度の電子ファインダーを標準装備しており、WiFi内蔵である。ただしバックモニタは92万画素のTFT。

電子ファインダの場合、拡大も効くので235万ドットもあれば実用上問題はと思う。
また、光学ファインダではどうしても合わせられない、ISO増感の効果とか、ホワイトバランスも確認できる。ミラーとペンタプリズムがなくなり軽量・小型化するので、私はこれからは電子ファインダの時代だと思っている。雑誌CAPAにも「フルサイズはこれからはミラーレスに行くべきという意見があり」以下の投稿の最後で触れた。

2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について


価格comマガジン)
http://magazine.kakaku.com/mag/camera/id=1463/p=p1/ に詳しいreviewがでている。

ここから本体写真を引用する。


また、http://bit.ly/17bhQkV  がSonyサイトの製品紹介である。

このカメラは、そもそもAPS-C用のEマウントに、マウントの一部を切り欠いて無理矢理フルサイズセンサーを詰め込んでいる。(以下 上記kakaku.comマガジンの写真を引用)



α7とα7Rの違い)
ボディ価格:
α7     最安128,000円、  α7R  最安183,400円
さらにα7には、、FE 28-70mm F3.5-5.6 OSSレンズキット付きの設定があり、最安146,600円
(2013/12/20 現在 : http://kakaku.com/search_results/%83%BF7/?search.x=-1072&search.y=-88 値段は少しずつ下がっている。 )

つまりα7Rは、
  1. 3,640万画素、ローパスフィルタ無し。画素ピッチが7R の4.9umに対して6umになる。
    - マイクロレンズがギャップレスなので、広角レンズでセンサーへの入射角が斜めの時に強いとの口コミ(後述)
    - 小絞りボケが出はじめるのが、レンズに各種収差がないと仮定した時にはf/18くらいとなる。7Rだとf/14くらい。と、明るいところでの撮影に若干強いと計算した人もいるらしい。レンズ収差のない前提だが。
  2. ボディのみで6万円高い。重量は、465gと若干軽い
  3. フレームやつまみの作りが高級
  4. 逆に、像面位相差AFがなくなり、コントラストAFのみ
  5. 撮影速度が4コマ/秒(α7は5コマ/秒)におちる
  6. 電子先幕シャッターも無くなる
と、軽快に使うならα7の方が実用的に思う。

35mmレンズの画角なら、α7で十分かと思う。α7Rのローパスフィルタ・レスも3,640万画素も不要で、それよりはα7の撮影間隔と像面位相差と電子先幕シャッターのほうが価値があるように思う。ソニーのコントラストAFは、伝統的に他社より性能悪い。

α7でも、ちょっと残念)
上記のようにα7のα7Rに対しての魅力は4点。
  1. 値段の安さ
  2. 像面位相差AFによるフォーカスの速さと正確性
  3. 電子先幕シャッターによる静音性(シャッターレスポンス改善もあろうが。。ローリングシャッター歪みとかケラレが逆に気になる)
  4. 連写速度の速さ
だが、冒頭引用のkakaku.comマガジンのレビューのPart2にある操作フィーリングを読むと、

2) は、α7Rでもそこそこ速いと書かれているのはよいとして、像面位相差をつかっても、フォーカスが合わないことがあるのでは困る。
3) 電子先幕にしても音がうるさい
4) 連写速度の差はわずか

(特にα7Rで) レリーズタイムラグが長いのも気になった。撮影に大きな影響を及ぼすほどではないのだが、レリーズ後の画面消失時間の長さが気になる方もいることだろう。

とある、それではα7が生きない。

また、α7でもα7Rでもマウントの剛性が足らなくて、たわむという報告(以下)もある。 http://zapanet.info/blog/item/2716 ただし、この著者はSonyに問い合わせたらしく、「通常の使用では問題はない。」と回答があったらしい。
ちなみにOlympus E-PL3で同じ事をやってみたが、全くたわむことはなかった。

また、http://zapanet.info/blog/item/2699 では、フルサイズカメラ「α7」、APS-Cカメラ「NEX-5R」、1インチカメラ「RX100」の3種類の、サイズ比較と画像比較をしている。α7は、ダイナミックレンジが非常に広く、ノイズも少なく、色再現性も良い。が、画質は3つの中でα7が一番悪いとある。どうも、レンズキットのレンズが悪いためしっかりと結像していないとのこと。これは本稿の後半にも書く。

Sonyという会社)..... ちょっと脱線 ....
α7は、小型のうえ値段が安いフルサイズなので興味あったのだが、やっぱりAFが弱いとか、レンズが少く、MTF曲線をみてもあまりよさそうでなく、多少良さげなレンズは高いとか、若干問題がありそう。

評価が出そろうのを待ちたいが、ミノルタを買収したのに、やはり、キャノンやニコン等のカメラメーカに比べると、カメラという製品系列に対するコンセプトというか情熱が弱いように思う。

レンズカメラを作ったり、カメラ毎に方式やレンズがいろいろ違ったりと、遊び心で作っているのかもしれない。それがSonyらしさなのかもしれないのだが。。

Sonyを選ぶなら、そういう意識をもった方がよいのかもしれない。

画質の差)
冒頭のkakaku.comマガジンの記事にある「感度別撮影例」http://magazine.kakaku.com/mag/camera/id=1463/p=p4/ から、ピクセル等倍の画像がダウンロードでき、相当な拡大画像で比較してみたが、α7とα7Rの画質の差はほとんど分からない。記事に掲載された拡大画像を以下に引用する。

ISO 12800時の拡大比較:
α7R
α7

α7Rは画素数は増えてもISOをあげたときのノイズが気にならない(ギャップレスマイクロレンズにより集光効率が上がっているおかげか...) のでα7Rが良いともいえるし、そもそも画素数の差自体にほとんど有意差がないのでα7で十分ともいえ、とらえ方次第かもしれない。

デジカメの画素数は以下でも写真入りで比較した。

2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について


おそらくフルサイズセンサー型一眼のボディとしては極限まで小さい)
ビデオカメラVG900で先行利用されていたEマウントはフランジバックも短く、口径もフルサイズぎりぎりなので、これ以上小さくはならない。
ただし、7Rの場合は、ボディが軽いため、このレベルのセンサーに耐えられるレンズを持ってきたら、フロントヘビーで使いにくいという意見も聞く。α7でカジュアルに軽いレンズを使うことも考えられる。
このボディのコンセプトと様々な要素のバランスを考える必要があろう。

α7Rのギャップレスマイクロレンズ)
歪曲収差の少ないビオゴン型の広角レンズ(古いレンズ)をマウントアダプタで取り付けられる初めてのデジタル・カメラなので、注目が集まっている模様。このビオゴン型のかなり広角側のレンズを取り付けたときに、センサ周辺での入射光の角度が浅くなり受光が厳しくなるので、ギャップレスマイクロレンズを搭載したα7Rが優れているとのことらしい。

ビオゴン型レンズ: wiki: http://bit.ly/JPwSYT  - バックフォーカスが短いので、ミラー付きの光学ファインダ型の一眼レフでは使えない。もちろん、歪曲収差を気にしないなら、通常の一眼レフで使われているディスタゴン型の広角を使っておけという事になる。

たしかに、http://bit.ly/1bPLIdq をみると、有効約3,640万画素35mmフルサイズ「Exmor(エクスモア)」CMOSセンサーのほうにだけギャップレス・マイクロレンズの説明がある。

では、Rがないα7と、どれだけ違うのか??? 私にはよく分からない。理由は以下。
SonyのHomepageでも、雑誌CAPAにも、効果については、うたっていない。超広角レンズを使うという前提がないので効果を思いついていないのか.... ともあれSonyの説明を普通に読むと、画素数が増えたのでマイクロレンズの間のギャップを無くして集光効率を上げたということになる。ローパスフィルタ・レスを大々的に取り上げているのに、取りこぼしたというのも解せない.....

ただし、kakaku.comの口コミ
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000586359/SortID=16734293/#tab
ではα7Rを絶賛している人がいる。引用すると。
昨日、銀座ソニーにコンタックスGマウントのビオゴン21mm、28mmとプラナー45mm、ゾナー90mmを持っていき装着してみました。
コンタックスGマウントは、マウントアダプターでオリンパスEP2とNEX7で使用しておりますが、ビオゴン28mmでも若干周辺が像に乱れが出るし、ビオゴン21mmに至ってはかなり苦しい状況でした。 
ということでビオゴン21までは期待していなかったのですが、α7Rをレンズ抜きで予約してしまった事もあり Gレンズ使えるのかナーー が気になり確認に行ったという次第であります。 
結果は、おどろくことにビオゴン21mmも含めα7Rではかなりグッドでした。
α7ではビオゴン21はやはり周辺がかなり乱れだめでしたね。
あと、Gアダプターは香港のMXCAMERAから個人輸入した最初機ロットのAF電子アダプターとMetabonesを持っていきましたが、両方とも問題なく使えました。
特にAF電子アダプターが問題なく動いたので興奮してしまいました。
詳細は、価格の別スレに記載しておりますので、ご興味の方はこちらをご参照ください。
http://bbs.kakaku.com/bbs/10102510055/SortID=16463755/#16733043
一方、 http://camerafan.jp/cc.php?i=217 の記事は、コンタックス G Biogon T* 21mm F2.8 とα7の方の組み合わせで満足している。「周辺部にマゼンタの色かぶりが発生しやすい。フルサイズ機のα7でGビオゴンを使う際、その色かぶりの程度が最大の関心事となるはずだ。」「周辺部の流れが発生しやすい」といっており、これがギャップレスレンズで改善するとも思えない。

ともあれ、超広角レンズはそもそも周辺が歪んで、周辺減光も激しい(http://bit.ly/1bPNc7w のように、口径食は絞りを絞ればおさまるが..) はずなので、そもそも像の乱れを気にして、動体がないのなら、何枚か撮影してパノラマ合成という手法もありそうに思う。
マニアは、自己満足の占めるところが多いので、本人が満足することが大事なのだと思う。

なぜレンズシフト型 手ぶれ補正なのか)
http://allabout.co.jp/gm/gc/7564/ にレンズシフトとセンサーシフトの2つの光学手ぶれ補正の長短がかかれている。

ミノルタの遺伝子を受け継ぐSonyの最上位機のα99は、トランスルーセントミラーを使った位相差AFの構造である。α7と同じく電子ファインダーを採用しているが、センサーシフト型の手ぶれ補正になっている。

α7のような電子ファインダでは、レンズシフト型のメリットである、光学ファインダ内でも手ぶれシフトの効果が得られるというメリットは必要ない。ミラーレスなのでバックフォーカスが短く、アダプタをつけていろいろなレンズが使えることを考えれば、レンズを選ばずに手ぶれ補正を効かすことができる、センサーシフトにこだわるべきだったように思う。

(カメラに超詳しい知人からコメントをもらった)  α7は、APS-C用のEマウントに無理矢理フルサイズセンサーを組み込んだので、フルサイズ用のレンズのつくるイメージサークル  ( 2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について 参照)
に余裕がない。したがって、センサーシフトでは手ぶれ補正ができないと思う。さらに、将来センサーサイズを大きくして、電子式の手ぶれ補正(ブレンビーとか。。) を入れることもできないだろう。とのこと。

では、クロップ(多少の電子ズーム)して画角を小さくしたら? つまり50mmレンズで画角は55mm分とか。。と聞いたところ、フルサイズセンサーのカメラを買うユーザはそれは許容しないのでは、とのことであった。
(私見、いまやほとんどのユーザはズームレンズを使っているし、コダワリがあって固定焦点レンズを使う人は、どうせ画角調整のために被写体に近付いたり離れたりし、最後は撮影画像をトリミングするのだとは思う。電子ズームを入れても十分なくらい画素数もある。[ 
2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について 参照] 単なるコダワリかもしれない。)

とすると、他の手段としてセンサーシフト型の手ぶれ補正を組み込む方法としては、マウントサイズギリギリなことにより、センサーシフトでイメージサークルから外れたとき分は、そこが映った別画像(手ぶれというくらいなので、振動しており、像が外れるときもあれば、入ってくるときもあるはず)を撮影しておいて合成で誤魔化す方法もありそうである。どうせ角の部分なので、いい加減な映像で構わないのであれば。。

Sony α99 (以下写真) も正面からみるとトランスルーセントミラーがマウントサイズぎりぎりにみえるが、従来の光学ファインダ一眼と同じバックフォーカス距離があるので、マウントの内側でイメージサークルが十分広がる余裕があり、センサーシフト型の手ぶれ補正が実現しているのだと思う。



オリンパスOM-Dとの比較)
この点、同じくバックフォーカスの短いミラーレスだが、センサーシフト型5軸手ぶれ補正のOM-D http://olympus-imaging.jp/product/dslr/em5/index.html (カメラ部有効画素数1,605万画素、総画素数 約1,720万画素)は良い。こちらの電子ファインダは1.4M画素。背面モニターは61万画素。
上記リンクからボディ写真を引用すると、マウントに比べてセンサーが十分小さく、これが5軸手ぶれ補正を可能にしているのだろう。



なにぶん撮像素子がMicro Four Thirdsなので、フルサイズの1/4 の面積しかなく、感度やボケの再現の課題、画素数が少ないことによる解像度低下もあるかもしれないが、OM-D E-M1の撮影速度はα7の倍である10コマ/秒である。やはりセンサーが小さく画素数が少ないほど、動体撮影に向くと思う。

最近発表された OM-Dの最高機種OM-D E-M1 http://bit.ly/17bkQxD は、12-40mm F2.8 レンズキット(画角は、α7のレンズキットとほぼ同じ) で、実売最安が20万円 kakaku.com: http://bit.ly/17blag1 。

なにしろ、フルサイズ換算焦点距離の倍の拡大になるので、小さなレンズで大望遠が効く。(35mmセンサーは画素サイズを大きくして感度を上げているので、35mmセンサーで撮影したものをトリミングで拡大したのでは解像度が下がる。また、周辺の像も大きなセンサーだとどうしても甘くなる) 
大望遠で動体を捕らえるのでAFも速く正確にしようとし、手ぶれ補正も強化しているように思う。商品コンセプトが明確である。

被写体を考えて、カメラを選ぶ必要があるのかもしれない。

マニュアルフォーカスができない)
ただ、ソニーのレンズは、フォーカスリングによる完全なマニュアルフォーカスの設定ができないらしく、置きピンがやりにくいと思う。この点、やっぱりCanonとかNikonのレンズは完全マニュアルフォーカスが選べる。

これと対策法「バーティノフ・マスク」について、以下の最後に解説した。

2013年12月16日月曜日: ディジタルカメラの画素数再び


ローパスフィルタレスと解像度)

2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について


に比較を書いたので、参照ねがいたい。私は、カメラメーカが値段をつり上げるための手段程度に考えている。

現状でのα7, α7R用主力レンズの比較)
α7, α7Rで使える35mmフルサイズ用の標準ズームレンズとしては。以下の2つがある。
MTF曲線の解析比較はまだ不十分なので、今後追記していきたい。



SEL2870) (FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS): レンズキットに付属するレンズ
以下リンクからいけるソニーオンラインストアにて  49,800円、重さ295g


非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚による諸収差を抑えた高い描写力 とのこと。

が、http://zapanet.info/blog/item/2697 にあるレビューでは、以下のように酷評されている。
広角端で絞ってパンフォーカス撮影する用途には全く向いていないレンズであることがわかりました。レンズ説明に「レンズの球面収差や歪曲収差を良好に補正。ズーム全域で絞り開放時から、にじみの少ないコントラストの高い画質で撮影できます」と書かれていて、確かに絞り解放時から球面収差が少なく、にじみの少ないコントラストの高い画質で撮影できます。ただ、画像の均一性が著しく低く、ボケ方も汚いせいで、絞っても美しい写りになりません。 
このレンズを一言で言い表すなら…「クソレンズ」ですかね。中央だけシャープで周辺ダメダメなレンズは嫌いです。ボケのつながりも悪く、きれいに撮れません。シャープさはそこそこでも良いので、もっと周辺まで安定した写りを見せてくれるレンズの方が好きです。特に広角域を含むレンズの場合は。「ソニーのレンズってこんなものなんだ…」と思わせてくれるには十分な性能でした。
割と軽いが、上記のコメントを裏付けるようにMTF曲線は、絞り開放時に画面中心から離れると解像度が急激に下がる。また、同じ絞りでのRとTの形にずれがあるのは、ボケが綺麗に出ない可能性を示している。

MTI線図の見方は、以下の投稿にも記載:

2013年1月7日月曜日:ミラーレスとコンデジの比較: Olympus E-PL3とCasio Exilim EX-ZR20


上記に掲載したが、Olympus E-PL3用に買った Panasonic 20mm,  f/1.7 の固定焦点レンズのMTF曲線は、(固定焦点ということもあるが、) RとT(以下では、順にSとMに対応) がほぼ揃っていて、周辺部までなだらかであり、解像度が違うだろうというのは、そこからでもわかる。RとTがそろっていないとボケが汚くなるようである。比較のために、PanasonicのこのレンズのMTF線図を引用しておく。

Panasonic 20mm, F 1/1.7 単焦点マイクロ・フォーサーズ レンズの諸元



一方、Sonyのこのレンズは、RとTが全然揃っていないし、空間周波数(解像度)が高い曲線が、特に広角側でかなり暴れている。


SEL2470Z) (Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS) :
ソニーオンラインストアにて 119,800円、重さ426g

カールツァイスの「T*(ティースター)コーティング」をはじめ、非球面レンズ5枚、EDガラス1枚を用いた高い描写性能、ズーム全域で開放F値が変わらないので、意図した絞りで撮影できるとある。

http://www.sony.jp/ichigan/products/SEL2470Z/feature_1.html より

 MTF曲線図: 

レンズキットに付属のSEL2870よりは、MTF曲線の暴れが小さい。が、同じ色で点線と実線になっているRとTが、かなり違うカーブを描いている。絞り込んでも改善しない。これは、ボケが綺麗にでないことを示す模様。(MTF曲線が絞り毎で別れているし、解像度の本数が違うので、比較しにくい...)

広角側で画面中心から離れても解像度が高く、望遠側も絞り混むと特にMTF曲線が平坦になって画面中心から離れても解像度が高いように思う。
さすがに開放F値が変動しないことを誇っているだけあって、MTFを見る限り絞り開放時の解像度は、SEL2870よりも高そうである。

レンズ構成図:



SEL2870より、重さ130g増加の価値があるかもしれないが、値段は結構高い。特にレンズキットだと キットで最安 147,000円前後、ボディだけでは最安128,000円
(2013/12/18現在 : http://kakaku.com/camera/digital-slr-camera/itemlist.aspx?pdf_ma=76 )。

つまりSEL2870は2万円で手に入るので、このレンズの 119,800円(sony online, kakaku.comにはまだデータなし)という価格はかなり割高感がある。

また、以下にも対応レンズの一覧がある。
http://photographylife.com/new-sony-e-mount-lenses-announced

2013年2月10日日曜日

Olympus E-PL3のお勧め設定と使用感

以下にも書いたが。

2013年1月7日月曜日: ミラーレスとコンデジの比較: Olympus E-PL3とCasio Exilim EX-ZR20

2012年末に、Olympus E-PL3を買った。カメラとしても面白いが、どういう写真をどう撮るかがやはり重要だと思う。考えて見つつ、E-PL3など一眼型デジカメに関して、今思っていることをまとめたい。

E-PL3は、柔軟にカスタマイズができるので、カスタマイズすれば、意図した写真が撮れる。基本、カメラには余計なことをやってもらわないようにするのが良いと思っている。

写真を撮ることとは)
学校やプロに写真を学び、かなり習熟している人に聞くと、道具やテクニックよりも最後は何を撮るか、どう表現するかだという。良い印象の写真はセオリーに従っていることが多いが、プロはあえて構図のセオリーなどを無視して、画期的なものを作るという。

そういった知人(写真の先輩、師匠)のコメントから
  1. 俗に、何でもそうなのですが,3000枚くらい撮ればなんとかマトモになると言われていますね。プロは1日で其のくらい撮影しますが。私は新しいレンズを買うと大体1000枚くらいは撮らないと、其のレンズに適した撮影法が判りませんけれど。
  2. 例えばプロの人は同じ被写体でも条件を変えて数十枚は撮りますね。私も5枚以上はブラケットで撮りますけれど。昔プロの人のフィルムを見せられた事が有りましたが、授業で、36枚どれも同じ被写体で素晴らしい出来でした。其の当時私は同じ被写体は数枚でなかにはマトモな写真が1枚あるかないかくらいでした。中村正也さんだったかに言われたのはシャッターを押す時に,自分が写真を撮っているのか、カメラが写真を撮っているのか良く考えてから押せと言われたのが、今でも心に残っています。
ということで、まず、写真を撮ることは私にとって何なのかから考えたい。
1) 芸術か、2) 人に見せるのか、3) 自分が感じた瞬間を切り取って残したいのか。
いままでは、コンパクトデジカメで3)の積もりでとってきたので、パンフォーカスでブレのない写真が嬉しかったのだが、カメラが変わると撮り方も思いも変わっていくと思う。

工作でも楽器でも車でもそうですが、道具に振り回されている間は、その先にあるものが捕らえられないと思う。とはいえ、私は技術者なので、道具で遊んでしまうきらいがある。先輩曰く、「よく切れるドリルと、それで空けた穴があると、ドリルのほうに注目してしまう」と。。私も、ドリルが好きなクチ。ドリルは穴を空けるのが目的なので、大事なのは穴なのでしょうが。。と行ったところ、

これをFacebookに書いたら、先ほどの方に、「ドリルを3000回回してみましたか?そこから悟りが開けるかも知れません。」と言われた。「なるほど」と思い、いろいろ試し始めた。。

ディジタル一眼に期待したいこと)
  1. 電子シャッターのみで動く静音モードが欲しい。http://bit.ly/WWgBzH に書いた。
  2. 機械が余計なことをしなくてよいので、シンプルに使いたい。
    1. 特に、フォーカス、露出(絞り・シャッター速度・ISO感度)、ホワイトバランスを思いのまま制御したい。
    2. これらは、E-PL3は設定を変えれば、自由に制御できた。かなり使いやすくなった、後述する。
    3. ただし、置きピン(先にピント位置を決めておくこと)をして、露出も全部準備しておいて、希にしか起きないシャッターチャンスを狙いたいときもある。たとえば、オーロラ・花火・飛行機など。このときは、昔のカメラのように、フォーカスを距離でダイレクトに指定できると便利。ただし、今のレンズは、リニアモータなので、フォーカスが合う方向にレンズをずらす機能だけなので、絶対的なフォーカス位置が検出できるのかは不明。キャノンEOSには本機能があるようだし、少なくとも将来のレンズには、フォーカス位置センサーによるフィードバックを追加してほしい。また、マニュアルフォーカスにおいて、フォーカスリングの回す量とフォーカス動き具合も、チューニングした上で、レンズ間でも統一して欲しい。
    4. また、プログラム、シャッター優先、絞り優先 などのモードがあるが、そういうお仕着せのモードではなくて、モード毎に自分の気に入った設定を保存して、ダイヤル切り替え一発で使いたい。ボタンを一つ用意して、お仕着せ設定と、自分でカスタマイズした設定を切り替えれても良いと思う。特に、ISO感度、ホワイトバランスをいじったあとに、その設定が残っていると、次の写真を失敗しやすいので、それを残したまま、ダイヤルを回せば違う設定にいけると嬉しい。
ともあれ、カメラに余計なことをしてもらいたくない。

良い構図は、以下のようなモノが多い。
  1. フォーカスが合わないほど暗い
  2. 決定的な瞬間をとりたいので、置きピンしたい
  3. 絞りを開いて、ないしは、暗い、マクロ、望遠撮影により被写界深度が浅い、ときに注目点以外はぼける。注目点自体が、面積的に小さいことが多い。たとえば、地面に咲くタンポポ。するとオートで注目点をとってもらうと、地面にフォーカス・露出があってしまって肝心なタンポポが写らない。。
注目点の自動検出(オートフォーカス、露出決定)、顔認識など、Full Auto modeだけにあれば良いと思う。

光学ファインダーのフルサイズ一眼を使い込んでいる、かなりの写真マニアの方に聞くと、肝心なところでは、ライブビューで、拡大してマニュアルフォーカスにして、フォーカスを調整するとのこと。

E-PL3での設定)
実は、Olympus E-PL3はさすがにミラーレス一眼というだけあって、カスタマイズ機能が充実している。マニュアル(簡潔でかなり分かりやすい)をかなり読み込んだうえで、設定を考えた。上記で欲しいと思った機能はほぼ以下のやり方で実現できる。
  1. iAUTOは、電源を切る、モードダイヤルを回すと設定が標準設定に戻る。AF解除、ISO, WBが前の設定を引きずる問題はiAUTOにすることで、起きなくなる。
  2. コントロール表示からスーパーコンパネをonにしておく。これで、ダイヤルの中心にあるOKボタンを押すと、カスタム設定のメニューが表示され、十字キーで、WB, ISO値、露出補正、露出ターゲット、色補正、顔検出モード、画面サイズ、圧縮率、ピクセル数などほぼ全部の設定項目かをいち早く選んで、素早く設定がかえられる。
  3. 以下がAF(オートフォーカス)に対する設定。これは、iAUTO以外で有効になる。
    1. 注目点をAFターゲット設定で画面中央に合わせる。これで、ライブビューの画面中央にAFターゲットが表示される。
    2. AF設定でAF方式をS-AF + MFにする。これで、シャッターを半押しするとAFターゲットに対してAFが一度だけ動き、以降シャッターを半押ししたままなら、AFは固定され、フォーカスリングを回してフォーカスの微調整ができる。
    3. MFのときフォーカスリングを回すと、注目点を自動拡大する'MFアシスト’モードをonにする。
    4. 顔検出はoff。
    5. AFイルミネータはoff。風景では役に立たないし、暗いところでも割とAFが合う。だいたい、赤い光が出て邪魔なことが多いのでoffにしておく。
    6. これで、フォーカスを合わせたいところを画面の中心のマークにあわせて、シャッターを半押してフォーカスを固定し、そのままフォーカスリングを回すと、画面が拡大し微調整ができ。構図を決めてしゃったがー切れる。という設定になった。
    7. また、どのモードでも強制マニュアルフォーカスにできるように、FnボタンにMF/AF切り替え、虫眼鏡ボタンに画面拡大(着目点が拡大される)になるように、カスタムのボタン設定をかけた。
  4. 絞りに関しては以下の設定である。
    1. 測光方式をスポット測光にする。AFと同様に画面中央で測光する。
    2. 動画録画ボタンをAEロックに設定する。つまりこのボタンを押すとシャッターを半押ししていなくても、AE(露出)が行われ固定される。
      動画は、このボタンでは撮影できず、モードダイヤルで動画モードにしてから、シャッターを押さないと取れなくなる。E-PL3は、H.264で動画撮影できるが、OM-Dでは高圧縮のH.264はサポートされないので、OM-Dで動画をとることはないだろう。という派生からE-PL3でもそう設定した。
    3. 設定メニューで、AEL/AFLモードをS-AF mode 2に設定する。つまり、シャッターボタンではAEが行われなくする。
  5. これらによって、以下のようにして、iAUTO以外のダイヤル位置で好きな構図が作れる。
    1. 画面の中央に露出を合わせたいところをもってきて、録画ボタンを押して、まず露出を固定する。
    2. OKボタンを押して、WBや露出の調整をする。
    3. 画面の中央にAFを合わせたいところをもってきて、シャッターを半押しにして、フォーカスを決める。フォーカスリングを回すとライブビューの画面中央が拡大され、フォーカスの微調整ができる。OlympusのAFは、コントラストAFだが、位相差なみに速くて、暗くても正確(暗いと若干もたつくが)。ソニーの高級機はコントラストAFのチューニングを諦めて、位相差を併用したのが、チューニングすれば、ここまで持って行けるのでは。。もちろん、原理的にフォーカスのずれ方向が検出できる位相差のほうが、ピントの迷いは置きにくいので、動画等では特に有利だと思うが。
    4. シャッターを全押しにして撮影する。
  6. この設定は、セットアップメニューの「マイセット」機能により4個まで覚えさせて切り替えることができる。
写真の比較)
Olympus E-PL3は、Panasonic Lumix 20mm(35mm換算で40mm相当) F/1.7の単焦点レンズ。
コンデジは、Casio Exilim EX-ZR20を比較する。

コンデジのEX-ZR20 は対角1/2.3インチセンサー(有効画面面積 28.52mm^2)
一方、E-PL3は、対角4/3 インチ(同 224.0mm^2)のフォーサーズセンサである。
それによって、以下の写真で比較するくらい感度に差が出る。8倍近い面積差なので、差がなければおかしいのだが。また、コンデジではレンズも簡単な作りなので、レンズフレアなども激しくでる。

ただし、調べていくと、大面積センサーでないと、ボケない、感度が上がらないというのは、かなり都市伝説に近い部分があるように思えてきた。これは長くなるので、以下の別投稿に移動させた。前述のレンズフレアの比較もそこに掲載した。今後も拡充していくつもりである。


2013年2月11日月曜日: デジカメの撮像センサーは本当に大面積が必要なのか??



以下では、コンデジもE-PL3も、5Mピクセル  J-PEGノーマル圧縮で撮影。公正にするためにトリミングや撮影後の色調整はしていない。ただし、blogにあげるためにiPhotoで、ミディアムサイズに画素削減、jpeg圧縮率中で再圧縮している。

E-PL3での失敗1。絞り優先のAモードにて。(20mm, ISO 1600, 0EV, f/1.7, 1/60, AWB) 屋内撮影で失敗した例。本来中央の人物を撮影したかったのだが、フォーカスと露出が面積の広い譜面とピアノにあっている。ただし、発色はとても良い

E-PL3での失敗2 - WBが手動設定(色温度指定でかなり高め)になってしまっていて、発色が変。(20mm, ISO 2000, 0EV, f/3.5, 1/60)

同じ状況で、コンデジで撮影したもの。パンフォーカスになって全体にフォーカスがあっているが、発色が白っぽく、ディテールの表現も甘い。対角1/2.3インチ センサーと、4/3インチセンサーの差。いいかげんに写したので、下が空いてしまって、構図も悪いのはご勘弁。逆にこの明るさ以下で撮影することはなく、この明るさでこのディテールで満足ならばコンデジで十分である。(4.4mm, ISO 800, 0EV, f/3.3, 1/30, AWB) 

以下は全てE-PL3 + 単焦点20mmでの屋外夜景の撮影。コンデジでどうなるのか、今後、比較撮影したい。
夜景。中央フォーカスの手前の地図にフォーカスとAEを合わせたとき(20mm, ISO 1000, 0EV, f/1.7, 1/60, AWB

同じく、左上のカートにフォーカスとAEを合わせたとき。AEとAFを別に行う設定はまだ試していない(20mm, ISO 1600, 0EV, f/1.7, 1/30, AWB)

同じく、木にAEとAFを合わせたとき。明るすぎる。多少ぶれているが、手持ち撮影でも、センサー移動型の手ぶれ補正があるので、シャッター速度1/2秒でも、この程度にとれる。(20mm, ISO 1600, 0EV, f/1.7, 1/2 AWB)
屋根ぐらいにAEとAFを合わせたとき。丁度良い明るさ。AFは屋根に合っている。これでAFだけ木に合わせ直せれば、もっとシャープになるはず。肉眼でも左上の木の葉はほとんど見えないくらいに暗い。コンデジでは絶対に木の葉は写らないと思うが。。
手ぶれ補正のおかげで、シャッター速度1/8なら、ほとんどぶれない。
(20mm, ISO 1600, 0EV, f/1.7, 1/8 AWB)


2013年1月7日月曜日

ミラーレスとコンデジの比較: Olympus E-PL3とCasio Exilim EX-ZR20

コンパクトであり、動作が極めて速く、Auto Focusも正確なCasio のコンパクトディジカメ(略して コンデジ)Exilim EX-ZR20を2012/7月から半年ほど愛用している。

が、年末にふらっと立ち寄った渋谷Lavi YamadaのB1カメラコーナで、詳しい店員さんと30分ほど話をしているうちに、特売になっていたOlympus Penのミラーレス一眼 E-PL3のズーム2本キットが気に入り買いこんでしまった。これは、Panasonicと共通な、マイクロフォーサーズという規格 http://bit.ly/VbrMFJ の交換レンズを用いる。

どちらも、お気に入りである。

関連 拙blog)

2013年2月10日日曜日: Olympus E-PL3のお勧め設定と使用感


手動ズームの便利さ)
E-PL3のズームリングは手動である。が、実はこれは以下の点で便利。
  1. ズームレンズの繰り出しがないので、起動と停止が早い
  2. 学会等で、スライドを撮影したいときには、丁度良い拡大サイズに止めたまま、カメラの電源を切っておくことが出来る。起動も速いので、取り逃しが少ない。
本体サイズの比較)

左がE-PL3  右がEX-ZR20 - この撮影はiPad2なので画質は悪い
 2つのカメラの大きさは近いが、重さは大分違う。以下にキッチン秤で実際に計量した重さを載せる。E-PL3は電池も大きいし、ずっしりと重い。
  • EX-ZR20は、160g (しかも、フラッシュ内蔵)
  • E-PL3 (後述する20mm単焦点レンズ取り付け時) は、425g (付属品のフラッシュは外してある)
E-PL3の購入価格は、ズームレンズ2本付きキットが渋谷のLavi Yamadaで、45,700円。kakaku.comで見ると、最低価格37,977円と大分安い。 http://kakaku.com/item/J0000001540/ ま、詳しい店員さんの情報提供料だと思って納得する。(たまにはお店で買わないと、店員さんと店舗を抱える量販店が死んでしまうし。。と、苦しい言い訳だが、現実に量販店はかなり苦しいらしい。。)

付属品は、
  • 本体: 1,230万画素、4/3インチ CMOS撮像素子(4/3インチなのでFour Thirdsと呼ばれる)
  • LiIon 電池 BLS-5 (7.2V 1150mAh)と充電器
  • フラッシュ
  • 広角ズーム: 14-42mm (35mm換算 28-84mm)、F 1/3.5 - 1/5.6 フィルタ径37mmΦ
  • 望遠ズーム: 40-150mm(同上 80-300mm)、F 1/4 - 1/56 フィルタ径58mmΦ
ただし、広角ズームは、手動ズームで、かつ沈胴式なので撮影準備にすこし時間が掛かる。

E-PL3は、標準でもボタンへの機能の割り付けが良く練られていて使いやすい。さらに、ボタンの機能や、標準設定がかなりカスタマイズ可能。Manual Focusをボタンに割り付けたので、非常に使い勝手がよくなった。

ひとこと)
アナログから、ディジタルに、そして、組み込みプロセッサ制御になってから、日本の製品は使いにくくなったと思う。同様にコメントする方も多い。例えばリモコン、機能とボタンが闇雲に付いていて使いにくい。

使い方をフォローして必要なものを付け、成熟させるという、基本に忠実な設計がされていないのだと思う。以下のような原因かと思う。
  • CPU制御で、何でも簡単に組み込める
  • バブル以降、仕様設計者と製造者が別れ、安易な仕様で物作りをするようになった
ところが、E-PL3は、基本機能をしっかりと作り込んでいて、非常に期待が持てる。

撮像素子のサイズの違い)
http://takuki.com/gabasaku/CCD.htm が分かりやすい。ここから表を引用する。マイクロフォーサーズとフォーサーズは、レンズマウントの規格が違うだけであり、撮像素子サイズは同じ。


小さな撮像素子サイズで、画素数を増やせば感度が落ちて、ノイズが増えるのは容易に予想ができる。
である。

  • コンデジ -  対角1/2.3インチセンサー(有効画面面積 28.52mm^2) 
  • フォーサーズ - 対角4/3 インチ(同 224.0mm^2)  コンデジの8倍近い面積
  • APS-C (同345mm^2)
  • 35mmフルサイズ (同864.0mm^2) - フォーサーズの4倍、APS-Cの2.5倍の面積

2013年2月10日日曜日: Olympus E-PL3を使ってみて

に、コンデジとフォーサーズの画質の比較を載せた。


撮像素子が大きくなると、画質も良くなるが、レンズも大きくなる。これは、大きな撮像素子では、大きなイメージサークル http://bit.ly/VNzi9h が要求されるため。

一方で、撮像素子が小さいと、http://bit.ly/rUPFmv にあるように、許容錯乱円が小さくなるため、同じレンズと絞り値を用いても、ピントが合っていると見える範囲が広くなる。もちろん、許容錯乱円の小ささの分だけ、小さな画素を使えばピントの合う範囲は小さく見えるが、それは受光感度を落とすことになる。

したがって、大判の受光素子のほうが、短焦点かつ絞りを絞り込んでいる状態でも、ボケを演出しやすくなる。この際、絞りの形状が円形絞りでないと、ボケが妙な形になるので、一眼レフの交換レンズの絞りは多枚式の円形絞りになっている。http://alpha7d.exblog.jp/2290702 にも解説がある。

単焦点レンズを購入)
そこで、http://micro43.net/panasonic20mmf17/ (諸元の図を以下に引用)でも神レンズといわれる、Panasonicのレンズを購入した。amazon.co.jpで、29,724円である。ズーム2本付きの本体キットに比べるとかなり割高感がある。これについては後述する。

このレンズは焦点距離20mmで F 1/1.7と明るいが、重さ100gと軽量。レンズ構成=5群7枚。フィルタ径は46mmΦ。若干広角気味の20mm (35mm換算で40mm)は使いやすいと書かれている。

Panasonic 20mm, F 1/1.7 単焦点マイクロ・フォーサーズ レンズの諸元
MTF値は解像度の指標であり、以下などに解説がある。画面中心からの距離を横軸に、解像度(コントラスト)の値 (最大1)を縦軸にとる。空間周波数すなわち1mm当たりの解像線数(40とか20とかいう数値)毎に、実線と点線で線が書かれる。Mは同心円方向とSは放射方向らしい。コントラストと解像度で解像度が揃っているほうが、ボケ方が自然になるようであるが、同心円と放射方向でのそろい方がどう影響するのかは不明。そろっていたほうがよさそうではあるが。。

http://www.nikon-image.com/products/lens/mtf.htm にMTFグラフの解説がある。引用すると。
ここに掲載のMTF曲線は、空間周波数を特定の値(10本/mmと30本/mm)に固定した状態で、横軸に像高(画面中心からの距離mm)をとり、縦軸にコントラストの値(最大値1)を示したものです。各レンズに対応するMTF曲線は、絞り開放の場合に対応し、空間周波数10本/mmに対応する曲線を赤線で、空間周波数30本/mmに対応する曲線を青線で示しています。
軸外像高では非点収差の影響でS方向(サジタル方向:放射方向)とM方向(メリジオナル方向:同心円方向)で、コントラストの変化が異なってきます。一般に、10本/mm の曲線が1に近いほどコントラストがよくヌケの良いレンズになり、30本/mmの数値が高いほど高解像なレンズといえます。
なお、レンズ性能につきましては、ボケの評価や、色にじみ等 、MTFでは判断できない評価項目もあります。従いまして、MTFは性能を評価する尺度のひとつとしてご利用下さい。
http://cweb.canon.jp/ef/knowledge/index.html にMTFグラフの読み方の説明がある。引用すると。
一般的に10本/mmのMTF特性が0.8以上あれば優秀なレンズ、0.6以上あれば満足できる画質が得られると言われています。
とあり、上記のレンズでは、20本/mmのMTFが像の中心で0.9以上あり、像の周囲でも0.6以上あるので、特性データ上では、ヌケが良く、解像度もそこそこ良いレンズといえそうである。

その他のMTF説明サイト)
http://onlyzeiss2.web.fc2.com/why_what/na-mtf.htm
http://www.osiv.com/Tenny/042-MTF.html は、横軸に空間周波数を取ったグラフの説明なので少し違う。

Panasonic 25mm f/1.4単焦点レンズ)
ただし、より本格的な、25mm f/1.4という標準焦点(35mm換算50mm)の単焦点レンズもある。こちらは、レンズ構成=7群9枚。
http://micro43.net/25mmf14/ (諸元の図を以下に引用)のように、AF速度、画質ともに申し分なさそうだが、  これは実売42,000円で重量200gである。http://bit.ly/VIkRUw これは、さすがに玉の口径がかなり大きい。MTFのグラフからすると、たしかにこちらのレンズの方が周辺まで解像度が高いが、周辺部でMとSが多少暴れている。

Panasonic 25mm,  f/1.4 単焦点マイクロ・フォーサーズ レンズの諸元
これらのレンズは、レンズ内に手ぶれ補正を内蔵していないが、Olympusのマイクロ・フォーサーズ対応のミラーレス一眼カメラは、Panasonicと違い、本体内手ぶれ補正なので、手ぶれ補正が効く。さらに同じく、Micro Four Thirds機である小型のOM-Dは5軸手ぶれ補正。レンズがこれにも流用できる。

こういう本格的なレンズ構成の単焦点レンズがあるので、やはり一眼レフには魅力がある。

他に購入したもの)
すべてamazon.co.jpにて。量販店で買うと高い。。特に純正電池は高い。
  1. UVフィルタ  - レンズ保護用 - 一つ700円〜1,000円程度
  2. 偏光フィルタ - マルミ marumi DHG スーパーサーキュラーP.L.D 黒枠  - ガラスや水面反射の除去用 : 広角ズームの37mmΦ  - 5,154円(多分不要だった....)
  3. Closeup レンズキット: ポラロイド: +1, +2, +4, +10  37mmΦ - 2,289円 (これも使わないだろう。。)
  4. 互換電池:一個1,080円のBLS-5互換のものと1,280円のBLS-1互換のものを一つずつ
E-PL3にPanasonic 20mm f/1.7をつけて撮影)
夜間蛍光灯での室内撮影 - AFで撮影, フォーカス点は、楽譜の手前ページ、距離約2m

上記の拡大 - ボケ具合
近距離からの静物 - フォーカスはマグカップのスペースシャトルの絵(レンズとの距離は50cm程度, 絞り開放) - AFであわせたあと、マニュアルフォーカスにし、画面を拡大しつつ正確にピント修正
上記のフォーカス付近の拡大とボケ具合
E-PL3で見る、上記写真の撮影パラメータ
上位機種のOM-Dにも同じレンズが使える)
OM-D:
紹介Home Page: http://bit.ly/UtwUt5

同じマイクロフォーサーズマウントなので、もうちょっと良いのが欲しくなったら、電子ビューファインダ内蔵で世界初の5軸手ぶれ補正のOM-Dを買う手もある。

LCDファインダーが144万画素であり、撮像素子の高画素化もあって、光学ファインダである必要はもはやないと思える。撮像素子からのディジタル補正などが施された撮影画像が見れるうえに、動画にも対応するし、さまざまな情報がファインダ内に表示される。

ミラーレスなので常時フォーカスを合わせるC-AFというモードもあり、これならばシャッターラグも短く、動きのあるシーンが的確に捉えられるようである。また、OM-Dでは、一秒に9枚の連写も可能。

トレンドの変化)
ミラーがないので、カメラが小型化軽量化する。ということであり、ミラーレス一眼は今後の主流になっていくと思われる。

従来課題であった、コントラストAF(ミラー付きは、高速に合焦する位相差AF)だが、E-PL3やEX-ZR20を見るとかなり精度と速度が改善されているように思う。

電子シャッターもゆくゆくは無くなっていくものと思う。これは長くなるので、次節に別途まとめる。

ミラーレスであれば、撮影する高い感度の撮像素子で映像が捕らえられるので、一眼レフのように絞り開放でフレーミングを決める必要が無い。絞り込んで、被写界深度を確認できる。また、ホワイトバランスや様々なディジタル効果も撮影時に確認できる。ただ、今の時点では、LCD画面に絵が表示されるまでに0.1秒から0.2秒くらいの遅れがあるかもしれない。とにかく、レンズの前で手を素早く動かすと、ちらつきつつ手の断片が表示されるだけである。動きのあるものの撮影には、もうすこし熟成が必要かもしれない。

ただし、本当に動きのあるもの、レースカーや戦闘機などでは、ミラー付きの一眼でも目で追えないと、マニアの方は言う。あらかじめフォーカスをきめておいて、片目でファインダを、もう一方でカメラに入るまえの物体を追って、ファインダーに追い込むという。輝度の問題はあろうが、そういう手法を使うのであれば、ファインダよりも、写りは粗くてもよいのでLCDスクリーンにリアルタイムに近く表示されるほうが嬉しいのかもしれない。

もちろん、銀塩フィルムが一番最初に不要になったし、色の調整をするためにつかっていたフィルタも今では不要である。

また、撮像素子の解像度があがってこれば、ズームも電子ズームで足りてくるだろう。そもそも、パースペクティブ=すなわち大きさの大小による遠近感は、カメラと被写体間の距離の比率で決まるので、レンズの焦点距離とは関係が無い。レンズの焦点距離によって変わるのは、ボケ具合ならびに単焦点レンズでは画面の歪みである。ところが、Lytro (以下リンク参照:

   2012年1月2日月曜日: Lytroの後からピントを合わせられるカメラ

) のように距離方向まで記録できる撮像素子がでてくると、ボケはあとで調整ができる(現状では、多少、遠近感には違和感があるようだが。)。さらに距離に応じた画面の歪みも後付け可能である。そして、画素数が十分あれば、俗に言うディジタルズームのような、トリミングによるズームが使える。

つまり、この2つを合わせると、ズーム効果は、撮影後あとから作れることになる。

いずれにしろ技術の進化で、いろいろなものがいらなくなっていくと思う。まとめると以下のようになる。

技術進化で不要になった・なるもの)
  1. 銀塩フィルム
  2. 光学フィルタ
  3. ミラー
  4. シャッター
  5. ズーム
とはいえ、不便であることが逆に良い芸術性を生むこともあるし、懐古趣味もあるので、昔のものも残って行くであろう。

機械式シャッターと電子シャッター)
機械式シャッターが必要な理由は、以下のものがある。
  1. スミア
  2. ローリング歪み
撮像素子がCCDでは強い光が撮像素子に入ることで、電荷搬送系に電荷が発生して生じるスミアが発生していた。が、現在主流のCMOSセンサーではスミアは発生しにくい。つまり1は解決した。

ただし、現在でも動きの激しい物体を撮影するときには、ローリングシャッター歪み(以下リンク)という問題がある。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%ED%A1%BC%A5%EA%A5%F3%A5%B0%A5%B7%A5%E3%A5%C3%A5%BF%A1%BC%B8%BD%BE%DD

この原因は、CMOS イメージセンサーは、http://bit.ly/UmW76j (以下引用)のような回路になっており、電子シャッターは以下のように動作するためである。

CMOS撮像素子の回路
  1. フォトダイオードの電荷を放電
  2. 上図での列毎に画素のデータを読み出す
1と2の間の時間が電子シャッターの速度に対応するが、画素数が多くなると、列が多いので、同時に読み出せない。つまり、上の絵の左の方の列と、右の方の列で時間差が生じて、画像がゆがんでしまうのがローリング歪みになる。

もちろん、フォーカルプレーンシャッターでも原理的には歪む可能性があるが、http://okwave.jp/qa/q5560661.html にあるように、膜の移動速度が十分に速くなっているので、歪みはほとんど見られないとのことである。

シャッターを開ける作業に相当する、1の放電は電子的にも同時に出来るので、閉める側のフォーカルプレーンシャッター (後幕)だけを機械式にして、音を小さくする機種もある。また、上質な設計であれば、シャッター音は気にならないという人も居るが、私のE-PL3は所詮安いカメラなので、シャッター音はそこそこするし、後幕だけ機械式という機能はない。


これは、センスアンプの前か後ろにサンプル&ホールド回路(つまり、一斉に読み出して、別なキャパシタに電圧を貯めておく回路)を入れれば、全画素同時の電荷転送は可能になる。それに電子式なので、機械式シャッターよりも圧倒的に高速なシャッターが可能になる。1000万分の一秒も周波数にしてみると、10MHzであり、スマホのCPUですら、1GHz=1000MHz前後の今の時代では、電子的には十分に遅いのである。

現状の動向)
CCDの時代には、画素毎にセンスアンプがあるCMOSはありえないといっていたのを考えると、将来は十分に実現可能になる。ADコンバータには前段にサンプルアンドホールドを入れるのが常識である。もっとも、現状、そういうものが必要なケースがあまりないので、スマホのカメラは電子シャッターのみで良しになっているのだと思う。

サンプル&ホールド(S&H)ではないが。SONYでは、http://bit.ly/Wi879M のようなAPS-Cサイズの高速読みだし可能なCMOS撮像素子を発表している。
さらに、そもそも、裏面露光のExmor-R http://bit.ly/Wi8W2B (以下に図を引用する)であれば、露光面は画素当たりの回路の裏側にくるので、回路サイズの問題はほとんど生じない。S&Hを入れることも可能である。

Exmor-R (右)と従来型CMOSイメージセンサー
LSI技術の進歩と市場要求があれば(これが一番問題だが、動画撮影等では確実にあるでしょう。)解決していくと思う。

http://bit.ly/Y130d8 にあるように、Exmor-Rは、現状では、裏面露光は開口率の小さい1/2.3撮像素子などでの採用のみであり、開口率の大きいAPS-Cやフルサイズへの採用は、まだないようだが、需要さえでてこれば実現可能に思う。また、Exmor-Rの次の世代の3D型の撮像素子EXMOR-RS も発表されている。 http://bit.ly/Y13Fvc

現状のままでも、特別な状況でなければ、電子シャッターでも十分になる。スマホやtabletのカメラは実際に電子シャッターのみである。

撮影のときにガシャっと大きな音を立てていた、ミラーと、フォーカルプレーンシャッターを取り除けば、カメラは軽く小さくなる。動体を撮影するのでもなく、静かに撮りたいときであれば、フォーカルプレーンシャッターを開けたままにして、電子シャッターで撮影することを可能にすれば、迷惑を掛けずに撮影できるケースも増えるであろう。あきらかに見た格好がカメラなので、盗撮云々のためのシャッター音も不要に思う。そもそも、コンデジはほとんど音がしない。必要な状況もあるし、シャッター音と振動を楽しむ人もいると思うので、on/offできるようにしても良いと思う。

これは、オリンパスのカスタマーサポートのemailがあったので、リクエストしたところ、当日中に、以下のような文面を含んだ回答を頂いた。Olympus の評価がますます上がった。出てくると嬉しい。
またこのたびは、撮影時の音に関する貴重なご意見をいただきまして
ありがとうございます。
弊社としましては、これからもお客様にご満足いただける製品を
追求していく所存でございます。
いただいたご意見は、弊社担当部署にて真摯に承りたく存じます。
また何かお気づきの点などございましたらご連絡ください。
今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
価格設定の不可思議)
ところが、http://bit.ly/UtuCtY にあるように、ボディのみで82,980円。ダブルズームレンズ付きのキットで、94,800円という値段設定である。初めて買う人に優遇するのと、標準のレンズは沢山作って安く販売するという方針であろうか???

OM-Dのレンズ2本キットに付いてくるレンズは、
M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R [ブラック]
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R [ブラック] 

であり、ボディ単体とdual lens キットとの差額は、11,820円。

ところが、これらのレンズは確かに割安であるものの、
単体買いすると、amazon.co.jpでは
 前者は定価36,750円 実売19,400円 http://amzn.to/UOJ6C2
 後者は、定価 49,875円 実売25,500円 http://amzn.to/WlDXyv 
となる。レンズキットに付いてくる2本を買うと、実売価格で44,900円になる。上記のキットの価格差の3.8倍の値段になる。

このため、レンズ付きキットを買って、e-bayやヤフオクで売りさばいたり、ショップがレンズと本体をバラして売って差益を得たりしているらしい。94,800円のダブルズームキットを買って、レンズ二本を仮に4万円で売ることができれば、本体は54,800円で手に入ったことになる。

さらには、kakaku.com http://bit.ly/VMQ4Fx をみると、フレッツ光キャンペーンをやっており、94,800円の本体価格が54,800円になる。つまり4万円引き。ということは、前述のレンズばらし売りのやり方に、だれかフレッツ光に入りたい人の紹介を組み合わせると、なんと本体が14,800円で手に入ることになる。
なんだか不可解な価格システム(抱き合わせ販売)が横行しているように思える。ある意味、正常な消費者心理を失わせるので、規制したほうがよいのではなかろうか。。

レンズ専業メーカ)
マイクロフォーサーズは標準規格なので、9,980円で対応する 30mm F2.8の単焦点レンズ  http://amzn.to/VImod6  をだしているシグマ、タムロンなどレンズ専用メーカが、良いレンズを出してくれれば、価格は下がると期待したい。

シグマのレンズは、この値段で非球面レンズ2枚で収差が少なく、レビューでも画質やAFの速さなど評価が高い。筐体がプラスチックで安っぽいとか、大きくて若干思いというマイナスポイントもあるが。。

そうなると、カメラのボディ価格が割高に誘導されそうだが。。それはある意味、正しい価格設定だと思う。

 不統一なレンズフィルタ径)
レンズのフィルタ径が14-44mmで37mmΦ、20mmで46mmΦ、40-150mmで58mmΦと皆違うのが不便である。

昔のCanonのFDレンズのように、フィルタ径一杯の大きさのレンズ玉ではないので、フィルタ径はもう少し統一できそうに思う。玉より交換レンズ外形がかなり大きいのは、AFや絞り駆動用の内蔵モータの関係かなと思っている。

特に、パナの20mmレンズは外周に比べて玉が小さい。
http://micro43.net/panasonic20mmf17/ のように、神レンズと呼ぶ人は多い。

パナとLeicaの提携)
20mmレンズはLEICAとないので、LEICAとの提携設計ではなさそうである。以下に書かれているが、基本設計は、Panasonicがやっているので、LEICAの設計技術はPanasonic内に蓄積されていそうであり、LEICAとはなくても、同等の設計品質の可能性がある。

以下 http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2006/03/01/3325.html より。
――レンズは福島で生産とのことですが、ライカブランドのレンズ設計・生産はどのようなプロセスで行なっているのでしょう。  
「まず福島での生産についてですが、生産そのものは山形の工場になります。生産を行なう松下系の会社が福島にあるという意味です。設計に関しては松下電器で図面を引き、試作の光学特性データなどをライカに提出。その結果、修正すべき点に関してフィードバックをもらって仕上げていく形で共同開発を進めています」
疑問点2つと、答え)
オリンパスミラーレス一眼 E-PL3について、知人から出された疑問。。
  1. フィルタは原色系か補色系か? 
  2. なぜ機械式シャッターが必要なのか?
1. Olympus の仕様ページ: http://bit.ly/XpqMzp にも、デジカメwatch http://bit.ly/Vr5TFj の詳細なレポートにも情報はない。
Live MOSセンサー http://bit.ly/XpqUPf  により、MOSの低消費電力にCCDのような感度の高さを両立させたようではある。
http://bit.ly/Vr6maz のように、原色系と補色系には長短があるが、センサーの解像度と感度があがり、さらに、信号処理が高度化してくると、ことさらに、その差にコダワル必要はなくなるのではなかろうか。。

2. (これは、既に記載したが、元の記述も残しておく)

レンズを外して、1/15秒で撮影するとフォーカルプレーンシャッターが走る。横膜式のフォーカルプレーンのように見える。もちろん、これでは、画像は写らないが、特に異常になることはなく、夜間の食堂で実験した写真では、以下のように、やや黄色がかった白い画像が記録されていた。

レンズを外して、シャッターを確認するために1/15秒で写した写真
電子式シャッターとは、画素毎にある容量を放電して、読み出すまでの時間を可変することであり、非常に短いシャッター時間が容易に実現できる。たとえば放電した後、10us後に読み出せば10万分の1秒のシャッター速度である。

http://bit.ly/Vr6Xcg にも解説がある。そこでの理由は以下。
  1. 機械式シャッターがないと、スミアやブルーミングが出やすい
  2. 動きの激しい被写体でローリング歪みがでる
  3. 長時間撮像素子を駆動しておくと、発熱で画質が下がる
  4. 「カシャ」という音が気持ちが良い
などである。が、電荷転送式のCCDではなく、画素毎のセンスアンプで信号を増幅した後メッシュ配線で読み出すMOSでは1の問題は起きない。また、E-PL3で採用しているLive MOSは、動画にも最適化した低発熱のMOS撮像素子になっている  http://bit.ly/XpqUPf   とのこと。
つまり、技術の進歩で、機械式シャッターは要らなくなってきているように思える。

話しをしていて友人達が一番納得していた答えは、『「カシャ」 という、本当の機械シャッター音とかすかな振動の持つ本物感が高級感を演出するから。』というもの。それはは、マーケッティング上ありそうである。が、コンパクトデジカメ、例えばEX-ZR20の用に音がしないで写せるのも魅力である。機械シャッターオフ・電子式シャッターのみのモードも欲しい。
わざわざ、「カシャ」の音を楽しみたい時以外は、むしろ機械式シャッターは常時開放にして電子シャッターだけにしてシャッター音を消せたほうが嬉しいケースも多い。
プリウスのエンジン音みたいに、合成音+振動でも普通の人には満足かもしれない。気分の問題かも。。。

さらには、ミラー付きの一眼が必要な理由も http://bit.ly/Vr6Xcg の後半に書かれている。ディジタル画像処理の速度により、電子ビューファインダーに表示される画像に遅れが出て、速い動きのフレーミングができないということである。が、これも、最近は、高速な専用エンジンを採用するようになってきている。そもそも、人間の目が認識できるのは、1/15秒程度(これを越えると、ぱらぱら漫画が連続して動画になってしまう。。)1/15は60msであり、その程度の速度でディジタル処理をするのは、今の技術からすると朝飯前であろう。速度を落とす原因は、データ圧縮処理(特に、動画のH.264のように、複数フレーム参照をして、さらに画質と圧縮率を上げると、アナログテレビに対する地デジの遅れのように大きな遅延を伴う。)
だが、電子ビューファインダへの表示のために圧縮する必要はない。

EX-ZR1000)
コンパクトデジカメでは、CasioのEX-ZR20の後継機ZR1000も大変魅力的である。
http://news.mynavi.jp/articles/2012/11/06/zr1000/index.html にレビューがある。

これは後ほど、追記する。

撮影した写真の比較は、以下の後半に写真入りで記載した。


2013年2月10日日曜日: Olympus E-PL3のお勧め設定と使用感