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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2013年12月19日木曜日

Sony α7の魅力と課題

Sonyのα7。35mmフルサイズセンサー(2430万画素-ローパス有り) なのに本体416g(バッテリーをいれると474g) と軽量。Eマウント採用で、小型軽量の新FEレンズも開発された。キットレンズ(FE28〜70mm F3.5〜5.6)付きのα7が実売最安15万円。
α7Rの重量はバッテリー込みで約465gとさらに若干軽い。
ミラーレスだが235万ドットのELの高解像度の電子ファインダーを標準装備しており、WiFi内蔵である。ただしバックモニタは92万画素のTFT。

電子ファインダの場合、拡大も効くので235万ドットもあれば実用上問題はと思う。
また、光学ファインダではどうしても合わせられない、ISO増感の効果とか、ホワイトバランスも確認できる。ミラーとペンタプリズムがなくなり軽量・小型化するので、私はこれからは電子ファインダの時代だと思っている。雑誌CAPAにも「フルサイズはこれからはミラーレスに行くべきという意見があり」以下の投稿の最後で触れた。

2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について


価格comマガジン)
http://magazine.kakaku.com/mag/camera/id=1463/p=p1/ に詳しいreviewがでている。

ここから本体写真を引用する。


また、http://bit.ly/17bhQkV  がSonyサイトの製品紹介である。

このカメラは、そもそもAPS-C用のEマウントに、マウントの一部を切り欠いて無理矢理フルサイズセンサーを詰め込んでいる。(以下 上記kakaku.comマガジンの写真を引用)



α7とα7Rの違い)
ボディ価格:
α7     最安128,000円、  α7R  最安183,400円
さらにα7には、、FE 28-70mm F3.5-5.6 OSSレンズキット付きの設定があり、最安146,600円
(2013/12/20 現在 : http://kakaku.com/search_results/%83%BF7/?search.x=-1072&search.y=-88 値段は少しずつ下がっている。 )

つまりα7Rは、
  1. 3,640万画素、ローパスフィルタ無し。画素ピッチが7R の4.9umに対して6umになる。
    - マイクロレンズがギャップレスなので、広角レンズでセンサーへの入射角が斜めの時に強いとの口コミ(後述)
    - 小絞りボケが出はじめるのが、レンズに各種収差がないと仮定した時にはf/18くらいとなる。7Rだとf/14くらい。と、明るいところでの撮影に若干強いと計算した人もいるらしい。レンズ収差のない前提だが。
  2. ボディのみで6万円高い。重量は、465gと若干軽い
  3. フレームやつまみの作りが高級
  4. 逆に、像面位相差AFがなくなり、コントラストAFのみ
  5. 撮影速度が4コマ/秒(α7は5コマ/秒)におちる
  6. 電子先幕シャッターも無くなる
と、軽快に使うならα7の方が実用的に思う。

35mmレンズの画角なら、α7で十分かと思う。α7Rのローパスフィルタ・レスも3,640万画素も不要で、それよりはα7の撮影間隔と像面位相差と電子先幕シャッターのほうが価値があるように思う。ソニーのコントラストAFは、伝統的に他社より性能悪い。

α7でも、ちょっと残念)
上記のようにα7のα7Rに対しての魅力は4点。
  1. 値段の安さ
  2. 像面位相差AFによるフォーカスの速さと正確性
  3. 電子先幕シャッターによる静音性(シャッターレスポンス改善もあろうが。。ローリングシャッター歪みとかケラレが逆に気になる)
  4. 連写速度の速さ
だが、冒頭引用のkakaku.comマガジンのレビューのPart2にある操作フィーリングを読むと、

2) は、α7Rでもそこそこ速いと書かれているのはよいとして、像面位相差をつかっても、フォーカスが合わないことがあるのでは困る。
3) 電子先幕にしても音がうるさい
4) 連写速度の差はわずか

(特にα7Rで) レリーズタイムラグが長いのも気になった。撮影に大きな影響を及ぼすほどではないのだが、レリーズ後の画面消失時間の長さが気になる方もいることだろう。

とある、それではα7が生きない。

また、α7でもα7Rでもマウントの剛性が足らなくて、たわむという報告(以下)もある。 http://zapanet.info/blog/item/2716 ただし、この著者はSonyに問い合わせたらしく、「通常の使用では問題はない。」と回答があったらしい。
ちなみにOlympus E-PL3で同じ事をやってみたが、全くたわむことはなかった。

また、http://zapanet.info/blog/item/2699 では、フルサイズカメラ「α7」、APS-Cカメラ「NEX-5R」、1インチカメラ「RX100」の3種類の、サイズ比較と画像比較をしている。α7は、ダイナミックレンジが非常に広く、ノイズも少なく、色再現性も良い。が、画質は3つの中でα7が一番悪いとある。どうも、レンズキットのレンズが悪いためしっかりと結像していないとのこと。これは本稿の後半にも書く。

Sonyという会社)..... ちょっと脱線 ....
α7は、小型のうえ値段が安いフルサイズなので興味あったのだが、やっぱりAFが弱いとか、レンズが少く、MTF曲線をみてもあまりよさそうでなく、多少良さげなレンズは高いとか、若干問題がありそう。

評価が出そろうのを待ちたいが、ミノルタを買収したのに、やはり、キャノンやニコン等のカメラメーカに比べると、カメラという製品系列に対するコンセプトというか情熱が弱いように思う。

レンズカメラを作ったり、カメラ毎に方式やレンズがいろいろ違ったりと、遊び心で作っているのかもしれない。それがSonyらしさなのかもしれないのだが。。

Sonyを選ぶなら、そういう意識をもった方がよいのかもしれない。

画質の差)
冒頭のkakaku.comマガジンの記事にある「感度別撮影例」http://magazine.kakaku.com/mag/camera/id=1463/p=p4/ から、ピクセル等倍の画像がダウンロードでき、相当な拡大画像で比較してみたが、α7とα7Rの画質の差はほとんど分からない。記事に掲載された拡大画像を以下に引用する。

ISO 12800時の拡大比較:
α7R
α7

α7Rは画素数は増えてもISOをあげたときのノイズが気にならない(ギャップレスマイクロレンズにより集光効率が上がっているおかげか...) のでα7Rが良いともいえるし、そもそも画素数の差自体にほとんど有意差がないのでα7で十分ともいえ、とらえ方次第かもしれない。

デジカメの画素数は以下でも写真入りで比較した。

2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について


おそらくフルサイズセンサー型一眼のボディとしては極限まで小さい)
ビデオカメラVG900で先行利用されていたEマウントはフランジバックも短く、口径もフルサイズぎりぎりなので、これ以上小さくはならない。
ただし、7Rの場合は、ボディが軽いため、このレベルのセンサーに耐えられるレンズを持ってきたら、フロントヘビーで使いにくいという意見も聞く。α7でカジュアルに軽いレンズを使うことも考えられる。
このボディのコンセプトと様々な要素のバランスを考える必要があろう。

α7Rのギャップレスマイクロレンズ)
歪曲収差の少ないビオゴン型の広角レンズ(古いレンズ)をマウントアダプタで取り付けられる初めてのデジタル・カメラなので、注目が集まっている模様。このビオゴン型のかなり広角側のレンズを取り付けたときに、センサ周辺での入射光の角度が浅くなり受光が厳しくなるので、ギャップレスマイクロレンズを搭載したα7Rが優れているとのことらしい。

ビオゴン型レンズ: wiki: http://bit.ly/JPwSYT  - バックフォーカスが短いので、ミラー付きの光学ファインダ型の一眼レフでは使えない。もちろん、歪曲収差を気にしないなら、通常の一眼レフで使われているディスタゴン型の広角を使っておけという事になる。

たしかに、http://bit.ly/1bPLIdq をみると、有効約3,640万画素35mmフルサイズ「Exmor(エクスモア)」CMOSセンサーのほうにだけギャップレス・マイクロレンズの説明がある。

では、Rがないα7と、どれだけ違うのか??? 私にはよく分からない。理由は以下。
SonyのHomepageでも、雑誌CAPAにも、効果については、うたっていない。超広角レンズを使うという前提がないので効果を思いついていないのか.... ともあれSonyの説明を普通に読むと、画素数が増えたのでマイクロレンズの間のギャップを無くして集光効率を上げたということになる。ローパスフィルタ・レスを大々的に取り上げているのに、取りこぼしたというのも解せない.....

ただし、kakaku.comの口コミ
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000586359/SortID=16734293/#tab
ではα7Rを絶賛している人がいる。引用すると。
昨日、銀座ソニーにコンタックスGマウントのビオゴン21mm、28mmとプラナー45mm、ゾナー90mmを持っていき装着してみました。
コンタックスGマウントは、マウントアダプターでオリンパスEP2とNEX7で使用しておりますが、ビオゴン28mmでも若干周辺が像に乱れが出るし、ビオゴン21mmに至ってはかなり苦しい状況でした。 
ということでビオゴン21までは期待していなかったのですが、α7Rをレンズ抜きで予約してしまった事もあり Gレンズ使えるのかナーー が気になり確認に行ったという次第であります。 
結果は、おどろくことにビオゴン21mmも含めα7Rではかなりグッドでした。
α7ではビオゴン21はやはり周辺がかなり乱れだめでしたね。
あと、Gアダプターは香港のMXCAMERAから個人輸入した最初機ロットのAF電子アダプターとMetabonesを持っていきましたが、両方とも問題なく使えました。
特にAF電子アダプターが問題なく動いたので興奮してしまいました。
詳細は、価格の別スレに記載しておりますので、ご興味の方はこちらをご参照ください。
http://bbs.kakaku.com/bbs/10102510055/SortID=16463755/#16733043
一方、 http://camerafan.jp/cc.php?i=217 の記事は、コンタックス G Biogon T* 21mm F2.8 とα7の方の組み合わせで満足している。「周辺部にマゼンタの色かぶりが発生しやすい。フルサイズ機のα7でGビオゴンを使う際、その色かぶりの程度が最大の関心事となるはずだ。」「周辺部の流れが発生しやすい」といっており、これがギャップレスレンズで改善するとも思えない。

ともあれ、超広角レンズはそもそも周辺が歪んで、周辺減光も激しい(http://bit.ly/1bPNc7w のように、口径食は絞りを絞ればおさまるが..) はずなので、そもそも像の乱れを気にして、動体がないのなら、何枚か撮影してパノラマ合成という手法もありそうに思う。
マニアは、自己満足の占めるところが多いので、本人が満足することが大事なのだと思う。

なぜレンズシフト型 手ぶれ補正なのか)
http://allabout.co.jp/gm/gc/7564/ にレンズシフトとセンサーシフトの2つの光学手ぶれ補正の長短がかかれている。

ミノルタの遺伝子を受け継ぐSonyの最上位機のα99は、トランスルーセントミラーを使った位相差AFの構造である。α7と同じく電子ファインダーを採用しているが、センサーシフト型の手ぶれ補正になっている。

α7のような電子ファインダでは、レンズシフト型のメリットである、光学ファインダ内でも手ぶれシフトの効果が得られるというメリットは必要ない。ミラーレスなのでバックフォーカスが短く、アダプタをつけていろいろなレンズが使えることを考えれば、レンズを選ばずに手ぶれ補正を効かすことができる、センサーシフトにこだわるべきだったように思う。

(カメラに超詳しい知人からコメントをもらった)  α7は、APS-C用のEマウントに無理矢理フルサイズセンサーを組み込んだので、フルサイズ用のレンズのつくるイメージサークル  ( 2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について 参照)
に余裕がない。したがって、センサーシフトでは手ぶれ補正ができないと思う。さらに、将来センサーサイズを大きくして、電子式の手ぶれ補正(ブレンビーとか。。) を入れることもできないだろう。とのこと。

では、クロップ(多少の電子ズーム)して画角を小さくしたら? つまり50mmレンズで画角は55mm分とか。。と聞いたところ、フルサイズセンサーのカメラを買うユーザはそれは許容しないのでは、とのことであった。
(私見、いまやほとんどのユーザはズームレンズを使っているし、コダワリがあって固定焦点レンズを使う人は、どうせ画角調整のために被写体に近付いたり離れたりし、最後は撮影画像をトリミングするのだとは思う。電子ズームを入れても十分なくらい画素数もある。[ 
2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について 参照] 単なるコダワリかもしれない。)

とすると、他の手段としてセンサーシフト型の手ぶれ補正を組み込む方法としては、マウントサイズギリギリなことにより、センサーシフトでイメージサークルから外れたとき分は、そこが映った別画像(手ぶれというくらいなので、振動しており、像が外れるときもあれば、入ってくるときもあるはず)を撮影しておいて合成で誤魔化す方法もありそうである。どうせ角の部分なので、いい加減な映像で構わないのであれば。。

Sony α99 (以下写真) も正面からみるとトランスルーセントミラーがマウントサイズぎりぎりにみえるが、従来の光学ファインダ一眼と同じバックフォーカス距離があるので、マウントの内側でイメージサークルが十分広がる余裕があり、センサーシフト型の手ぶれ補正が実現しているのだと思う。



オリンパスOM-Dとの比較)
この点、同じくバックフォーカスの短いミラーレスだが、センサーシフト型5軸手ぶれ補正のOM-D http://olympus-imaging.jp/product/dslr/em5/index.html (カメラ部有効画素数1,605万画素、総画素数 約1,720万画素)は良い。こちらの電子ファインダは1.4M画素。背面モニターは61万画素。
上記リンクからボディ写真を引用すると、マウントに比べてセンサーが十分小さく、これが5軸手ぶれ補正を可能にしているのだろう。



なにぶん撮像素子がMicro Four Thirdsなので、フルサイズの1/4 の面積しかなく、感度やボケの再現の課題、画素数が少ないことによる解像度低下もあるかもしれないが、OM-D E-M1の撮影速度はα7の倍である10コマ/秒である。やはりセンサーが小さく画素数が少ないほど、動体撮影に向くと思う。

最近発表された OM-Dの最高機種OM-D E-M1 http://bit.ly/17bkQxD は、12-40mm F2.8 レンズキット(画角は、α7のレンズキットとほぼ同じ) で、実売最安が20万円 kakaku.com: http://bit.ly/17blag1 。

なにしろ、フルサイズ換算焦点距離の倍の拡大になるので、小さなレンズで大望遠が効く。(35mmセンサーは画素サイズを大きくして感度を上げているので、35mmセンサーで撮影したものをトリミングで拡大したのでは解像度が下がる。また、周辺の像も大きなセンサーだとどうしても甘くなる) 
大望遠で動体を捕らえるのでAFも速く正確にしようとし、手ぶれ補正も強化しているように思う。商品コンセプトが明確である。

被写体を考えて、カメラを選ぶ必要があるのかもしれない。

マニュアルフォーカスができない)
ただ、ソニーのレンズは、フォーカスリングによる完全なマニュアルフォーカスの設定ができないらしく、置きピンがやりにくいと思う。この点、やっぱりCanonとかNikonのレンズは完全マニュアルフォーカスが選べる。

これと対策法「バーティノフ・マスク」について、以下の最後に解説した。

2013年12月16日月曜日: ディジタルカメラの画素数再び


ローパスフィルタレスと解像度)

2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について


に比較を書いたので、参照ねがいたい。私は、カメラメーカが値段をつり上げるための手段程度に考えている。

現状でのα7, α7R用主力レンズの比較)
α7, α7Rで使える35mmフルサイズ用の標準ズームレンズとしては。以下の2つがある。
MTF曲線の解析比較はまだ不十分なので、今後追記していきたい。



SEL2870) (FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS): レンズキットに付属するレンズ
以下リンクからいけるソニーオンラインストアにて  49,800円、重さ295g


非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚による諸収差を抑えた高い描写力 とのこと。

が、http://zapanet.info/blog/item/2697 にあるレビューでは、以下のように酷評されている。
広角端で絞ってパンフォーカス撮影する用途には全く向いていないレンズであることがわかりました。レンズ説明に「レンズの球面収差や歪曲収差を良好に補正。ズーム全域で絞り開放時から、にじみの少ないコントラストの高い画質で撮影できます」と書かれていて、確かに絞り解放時から球面収差が少なく、にじみの少ないコントラストの高い画質で撮影できます。ただ、画像の均一性が著しく低く、ボケ方も汚いせいで、絞っても美しい写りになりません。 
このレンズを一言で言い表すなら…「クソレンズ」ですかね。中央だけシャープで周辺ダメダメなレンズは嫌いです。ボケのつながりも悪く、きれいに撮れません。シャープさはそこそこでも良いので、もっと周辺まで安定した写りを見せてくれるレンズの方が好きです。特に広角域を含むレンズの場合は。「ソニーのレンズってこんなものなんだ…」と思わせてくれるには十分な性能でした。
割と軽いが、上記のコメントを裏付けるようにMTF曲線は、絞り開放時に画面中心から離れると解像度が急激に下がる。また、同じ絞りでのRとTの形にずれがあるのは、ボケが綺麗に出ない可能性を示している。

MTI線図の見方は、以下の投稿にも記載:

2013年1月7日月曜日:ミラーレスとコンデジの比較: Olympus E-PL3とCasio Exilim EX-ZR20


上記に掲載したが、Olympus E-PL3用に買った Panasonic 20mm,  f/1.7 の固定焦点レンズのMTF曲線は、(固定焦点ということもあるが、) RとT(以下では、順にSとMに対応) がほぼ揃っていて、周辺部までなだらかであり、解像度が違うだろうというのは、そこからでもわかる。RとTがそろっていないとボケが汚くなるようである。比較のために、PanasonicのこのレンズのMTF線図を引用しておく。

Panasonic 20mm, F 1/1.7 単焦点マイクロ・フォーサーズ レンズの諸元



一方、Sonyのこのレンズは、RとTが全然揃っていないし、空間周波数(解像度)が高い曲線が、特に広角側でかなり暴れている。


SEL2470Z) (Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS) :
ソニーオンラインストアにて 119,800円、重さ426g

カールツァイスの「T*(ティースター)コーティング」をはじめ、非球面レンズ5枚、EDガラス1枚を用いた高い描写性能、ズーム全域で開放F値が変わらないので、意図した絞りで撮影できるとある。

http://www.sony.jp/ichigan/products/SEL2470Z/feature_1.html より

 MTF曲線図: 

レンズキットに付属のSEL2870よりは、MTF曲線の暴れが小さい。が、同じ色で点線と実線になっているRとTが、かなり違うカーブを描いている。絞り込んでも改善しない。これは、ボケが綺麗にでないことを示す模様。(MTF曲線が絞り毎で別れているし、解像度の本数が違うので、比較しにくい...)

広角側で画面中心から離れても解像度が高く、望遠側も絞り混むと特にMTF曲線が平坦になって画面中心から離れても解像度が高いように思う。
さすがに開放F値が変動しないことを誇っているだけあって、MTFを見る限り絞り開放時の解像度は、SEL2870よりも高そうである。

レンズ構成図:



SEL2870より、重さ130g増加の価値があるかもしれないが、値段は結構高い。特にレンズキットだと キットで最安 147,000円前後、ボディだけでは最安128,000円
(2013/12/18現在 : http://kakaku.com/camera/digital-slr-camera/itemlist.aspx?pdf_ma=76 )。

つまりSEL2870は2万円で手に入るので、このレンズの 119,800円(sony online, kakaku.comにはまだデータなし)という価格はかなり割高感がある。

また、以下にも対応レンズの一覧がある。
http://photographylife.com/new-sony-e-mount-lenses-announced
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