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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2011年8月31日水曜日

インクジェットプリンタで互換インクを使う

キャノンのMP980を使っているが、インクが6色(顔料黒(PGBK)、染料黒、グレー、シアン(青)、マゼンダ(赤)、黄)も必要なうえに、顔料黒以外はタンクが小さいので、インクがすぐになくなる。メーカは、いろいろ言い訳をつけて、インクの色数を増やしたが、インクタンクは、容量が減っているのである。

どんどん増えるインクジェットプリンタのランニングコスト)
キャノンのiP4700も持っている。こちらはグレーインクはないが、発色はほとんど変わらない。その前のCanonのPIXUS 850iは、インクは4色だったが、これでも写真は十分綺麗かつ高速に印刷できていた。

印字が美しくて、高速、静音だと思い、キャノンを愛用しているが、インクのランニングコストがドンドン上がってきているのが難点である。

贅沢になって、web pageとかをレターサイズやA4サイズでカラー印刷するのも、原因ではある。別に白黒のレーザプリンターで十分なのだが、家庭用の小型のレーザプリンタは最近は扱いが少ない。

ちなみにタンク容量の大きな顔料ブラックは、グレースケールの表現力が落ちるので、普通紙のモノクロ印刷時にしか使われないらしい。気をつけないと、タンク容量の小さな染料ブラックばかり減っていく。


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1359015513



蛇足) インクジェットも最初の頃は、噴射するインク粒の微細化で品質を急激に上げ、さらに対応して往復双方で印刷するとか印刷速度も急速に上げた。またインク詰まり問題も急速に改善し、インクヘッドの持ちを急速に改善した。が、いずれも技術的には完成の域にきてしまったのかもしれない。インク粒は、一定以上微細化すると、もはや印刷クオリティにはあまり影響しなくなるのであろう。

米国amazon.comの扱いは互換カートリッジばかり)
米国amazon.comで扱っているインクカートリッジは、ほとんど互換カートリッジ。iCチップつきで、10個セットで7ドルかつ送料無料と非常に安い。1個50円程度になる。純正が定価1,200円、amazon.co.jpで割引でも799円なのと比べると格段に安い。なので、amazon.comでも純正はほとんど扱っていないのだろう。

たとえば)  http://www.amazon.com/gp/product/B002A6IVAI
箱の写真は以下のような感じ。



純正) http://www.amazon.co.jp/キヤノン-BCI-320PGBK-インクタンク-ブラック/dp/B001G947MQ/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1314773308&sr=8-1

詰め替え用の補充インクを買うよりも得なように思う。さらに、自分での補充詰は結構面倒くさい。つめた穴を上手にふさがないと、インクのダダ漏れを引き起こす。


日本にも安い互換インクカートリッジはたくさんある。
たとえば) http://www.amazon.co.jp/新発売!!【CANON-BCI-321-5MP(キャノンプリンター用互換インク)】汎用インクカートリッジ-マルチ5色セット-ICチップ付き/dp/B002UNHK7G/ref=sr_1_5?ie=UTF8&qid=1314773308&sr=8-5

詰め替え用インクでは、写真を光沢紙に出すと色がおかしいこともあった。互換インクカートリッジでの発色は今後確認したい。


米国版互換カートリッジはそのままでは使えない。が、裏技を見つけた)
amazon.comの互換インクカートリッジは形状がほとんど同じだが、日本のは型番がBCI-320xxxxというのに対して、米国のは、CLI-221とか若干型番が違う。そもそも正規カートリッジでも型番が違うのだろう。。

これをそのままMP980に入れると、「認識できないカートリッジです」とエラーを起し、プリンタは使えない。

ところがリセッター(以下の写真)を使ってICチップのインク残量をリセットすれば問題なく使える。
本来はリセッタでリセットが終了すると、リセッタのランプはグリーンに変わるはずだが、これは赤点灯で終わる。

が、無視してプリンタに入れれば、ちゃんとインクが満タンと表示され、問題なく使える。

ただし、オレンジ色のカバー(プラスチックのバー)がついたままでは、リセッターには入らない。といって、これをはずすとインクが漏れてリセッタとか机が汚れる(この写真のように..)。ただし、対策は簡単で、カバーをはずしたところにセロテープやらスコッチテープを貼ればよい。仮止めなので、しっかりと貼る必要もない。



インクジェットプリンターのビジネスモデルに関する疑問)

本体を安く売って、インクで儲けるのがプリンタ屋のビジネスモデルだが、お客や関連事業者もそうそうバカじゃない。
その性か、米国のamazon.comでは、純正のインクはほとんど扱われていない。

かつての携帯のキックバックもそうだったが、お客に装置を安く売りつけて、その後どうしても発生するメンテ代で稼ぐのは、半分サギのようで、納得がいかないのは私だけだろうか。維持費に関しては、別に装置を売ったメーカの権限が及ぶわけではないので、いろいろな業者が参入するのは必然であり、防ぐのは難しいと思われる。

どうしてもやりたければ、車のリースとか、クレジットカードのリボルビングのように、はなから納得づくで、分割払いにすれば良いと思う。最近の携帯の支払いは、そういう形態に近づいているのではなかろうか。。

それに本体が安ければ、意味もなく本体を買い換える力も働くので、地球に優しくない。

適正なところから適正な利益を得る、売る側も買う側も納得づく。ビジネスモデルは、そうあるべきだと思う。お客を「なめた」ようなやり方は長続きしないと思う。

ともあれ、インクがらみでは訴訟が続いている模様。。。

http://www.webhistory.jpn.org/archives/192



2011年8月27日土曜日

EVカーとプラグインハイブリッド

EVカーの日産リーフで長距離を走ると大変なようである(以下)。

http://minkara.carview.co.jp/userid/537836/blog/21458911

リーフを含めて現状のEVは、高速道路を少しでも使う可能性がある場合には、まるで非実用的という人もいる。なにしろ30分で電池がカラ。三浦半島一周旅行で5回充電とかである。充電ステーションも少ない。本当の急速充電器はあまりおかれていないので、充電時間もかかる。

http://www3.coara.or.jp/~tomoyaz/higaax11.html#110220

にも、リーフは誰にも向かない車だと解析がある。
日産と組んでいるNECは家庭用蓄電装置を売り出したようだが、現状は売電価格が高いので蓄電する価値がどれだけあるのだろうか。

非常用というなら、トヨタ プリウスが発電機としては非常に優秀である。騒音の問題はあるかもしれないが、ガソリン発電機なら、アメリカでは$500も出せば買える。

発電装置としてのプリウスの性能は以下にある。プラグインハイブリッドの方が燃費が良いといわれているように、燃料コストは3倍以上高くつく。それでも非常用なら、あえて装置コストがかからない、プリウス転用のほうがだいぶ筋がよさそうに思う。

2011年5月29日拙稿:
プリウスの駆動能力、燃費をBMWと比較、発電機としての性能など-実はかなりの大トルク


世界のEVカーは、充電問題を考えて、エンジンを積んでいる、いわゆるプラグインハイブリッドカー(PHV)が多い。
  • プリウスプラグインハイブリッド PHV。
  • Chevrolet Volt
  • アウディ E-Tron
以下は単なるハイブリッドであるが、欧州車もEVではなく、ハイブリッドを製品化している。
  • BMW - アクティブハイブリッド: http://www.bmw.co.jp/jp/ja/brand/technology/efficient_dynamics/activehybrid_overview.html
     BMWでの、これ以外の環境対応者は水素エンジンカーである。 http://www.bmw.co.jp/jp/ja/brand/technology/efficient_dynamics/clean_energy_overview.html
    コンセプトカーとして、2009年にドイツ・フランクフルトモーターショーに出品された、ヴィジョン・エフィシェントダイナミックスは、3気筒1.5Lの ターボディーゼルエンジンを搭載した、シリーズ型のプラグインハイブリッド車である。バッテリーだけで50km、エンジンで650km走り続けられる。燃費は26km/L (欧州テストモード)  (出典: カラー図解でわかる クルマのハイテク, 高根秀幸サイエンスアイ新書) - http://response.jp/article/2010/06/16/141668.html にも写真入りで掲載されている。このサイトをみると、エンジンと、フロント、リアの2つのモータが協力してパワーを引き出すことができる模様。エンジンのパワーを引き出すためだろう、6速トランスミッションも積んでいる。シリーズ・パラレル型のハイブリッドかもしれない。
  • ベンツ - ベンツの環境性能: http://special.mercedes-benz.co.jp/BLUE/hybrid/
     このハイブリッドは、従来のバッテリの位置に小型のLiIon電池を搭載したパラレルハイブリッドである。プリウス同様、エンジンはミラーサイクル、パワステとエアコンは電動である。ベンツのサイトの情報では、燃費は12km/Lぐらいにとどまっている。Sクラスという定価1,400万円を超えるフラグシップ(以下)であり、3.5Lエンジン搭載なので、燃費というよりも、プレミアムということであろうか。
    http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/i0000021768.html


ハイブリッドの各形式については、拙稿: 2011年5月25日水曜日
               トヨタのプリウスは本当に凄い車です (各種プリウス考察を総括) を参照されたし。

ガソリンなら給油は一発なのに、充電スタンドは少ない上に、充電に時間がかかる。
さらに、バッテリを高深度に充放電すれば、高価なバッテリの寿命が縮まる。

以下、E-TronとVoltについて紹介する。

Audi E-Tron)

E-Tronには、レンジエクステンダーという、マツダのロータリーと提携して作った発電装置が積まれている。

この装置は、オーストリアのAVLという会社が開発したらしく、日産も導入できる可能性がある。AVL社は、いろいろな発電装置を検討した結果、小型・スムーズ・信頼性から、ロータリに至ったともある。以下にイラストを示す。写りが悪いのはご容赦を。



解説記事)
http://www.audi.com/com/brand/en/tools/news/pool/2010/03/audi_a1_e-tron___electric.html

Range Extenderは、エンジン、冷却装置、発電機まで全部含めて、たった70kgしかないが15kWの発電能力を持つ。
レシプロのようにクランクシャフトにバランスウェイトがいらないのも小型軽量化に貢献していると思う。
ロータの1回転で4サイクル工程が3回爆発し、エキセントリックシャフトが3回転するというロータリーエンジンの高いエネルギー密度をうまく生かしているように思う。

ロータリーエンジン)  http://ja.wikipedia.org/wiki/ロータリーエンジン

5,000回転巡航ではなくて、車速に応じて3,000-7,000回転で回る模様。常に最高効率の回転で回るようにしないのは、車速に関係ないエンジンノイズがすると、不快なためらしい。(そういえば、プリウスの静止時発電も1,200回転とエンジンの効率が悪い低回転で行われている)  7,000回転で回れるのはロータリーならでは。

12リッターのタンクで、200kmも航続距離が伸びる。総合燃費にすると、16.7km/Lになり、プリウスの23-28km/Lには及ばないものの、立派なものである。時速100kmで走ると2時間しか持たないので、もうすこしタンクが大きくても良いと思うが。
日産Leafもこういうものを積めば、遠出にも耐え、購入層が広がると思う。

ガソリンなら、すぐに入れられるし、スタンドはたくさんある。
タンクを大きくすれば航続距離が延びる。70km+タンク+ガソリン重量で済むなら、電池の性能が伸びるまで、しばらくはそういう選択が現実的なように思う。なぜ、現時点で、EVにこだわるのだろうか。。

エンジンのロスに関して以下のようなサイトがある)

http://jfrmc.ganriki.net/zatu/fc/fc.htm

エンジンのチューニングにも依存するが、しゅう動損失(トルク)が回転に依存して増大。

そもそもレーシングエンジン=高回転エンジンというのもあり、エンジンの熱効率は、高回転の法が全然良い。単純に仕事量/消費燃料で計算してみても、フルスロットルが2倍以上効率が良い。にもかかわらず、PHVやプリウスでは、自然なエンジン音の感覚にあわせるために、車速にあわせた回転数で発電を行っているようである。


Chevrolet Volt)

プリウス類似の遊星ギヤを用いた動力分割装置を持っているが、プリウスでは必要のない電磁クラッチを3つも積んでおり、不思議な作りになっている。

プリウスの仕組みについては拙稿) 2011年5月25日水曜日:  トヨタのプリウスは本当に凄い車です (各種プリウス考察を総括)  を参照願います。

以下に解説する。Voltのドライブトレインは以下のようになっているらしい。


出典) http://autoprove.net/wp-content/uploads/2011/06/b3c265c212df760392b0a504c8c9b7cc.jpg


110km/hから発電モータがブースターとして動くとある。が、プリウスは常に動力モータしか動かない。そもそも、モータは低回転でも十分トルクが出せるのが特徴(直巻きモータの場合だが)なので、新幹線は固定ギアで発進から300km/hまで加速できる。
もっともプリウスの場合には動力分割機構の都合上、エンジンを止めてモータだけで高速走行すると、発電機が猛烈に逆回転することになる。いずれにしろ、Voltで、なぜ2モータ動作が必要なのかわからない。

これはトヨタの特許を回避や、インバータの効率の問題、モータの小型化の問題かもしれないが、PHVの発電機を強引にモータだと説明して、EVの補助金を得て、プリウス並みの価格競争力にするためと考えるのが妥当なように思える。

プリウスがお客のわかりやすさのために、動力分割機構をSuper CVT(電気式無段変速機)と呼んでいるのよりも、もっともっと政治的な意味合いかもしれない。

電池の充放電深度は、プリウスは25%だが、ボルトは50%(マウンテンモードではさらに深い)。それで10年保障している。NiMHのプリウスに対して、ボルトはLiIonという違いはあるが、プリウスのNiMHはエネロープのように控えめな容量にして長寿命にしたNiMHを使い、浅い充放電で電池寿命を延ばしていると思われるので、ボルトの想定条件ではかなりマージンが少ないのかもしれない。

世界標準時と地震予知


最近は協定世界時としてUTCを使う。これはセシウム原子時計正確な時間を補正したものである。


一方で、GMTは平均太陽の運行に基づいて定義されており厳密には違う。

地球の自転はドンドン遅くなっており、かなりの勢いでうるう秒が挿入されてきた。


一方、地震で自転が速くなることもある。地球が南北方向に伸び、東西方向に縮むので、フィギュアスケートのスピンとおなじ原理で、角速度保存則によって自転速度があがる。上記のUTCのずれのグラフにも上向きの山として見えている。

この加速が地震によって起きることがある。

スマトラ地震) 一日当たり百万分の3秒加速、北極が動いたというのは、磁極じゃなくて回転中心が変わったということだろうか。

東関東大震災) 一日当たり百万分の1.8秒加速
「これが事実なら、1522年後にマイナス1秒の「うるう秒」を設ける必要が出てくる。」
というのは不正確で、自転は潮汐力等で恒常的(というか、だんだん減速度が早くなっている)に遅くなっているから、うるう秒の挿入間隔が若干延びるだけでしょう。

で、先の、http://ja.wikipedia.org/wiki/閏秒#cite_note-Seaman-16 のグラフを良く見ると、スマトラ地震より少し前の部分に自転の加速があるように見える。大地震は地球規模の変動であり、そのまえには、地球規模で一旦ゆがむということだろうか。。だとすると、地震予知につながるかもしれない。ただし、どこで起きるかまでは予想できないかもしれない。

地震予知についてまたまた


2011年8月1日月曜日


地震予測について再び - 簡単な検証実験をしたらどうであろうか
に関連して。

本を立ち読みした。

タイトルは後日調べるが面白かった。
地震にさきだち、数日前にずるずるとプレートのずれが起きはじめるということらしい。東海沖にはこれを観測する装置がかなり設置してあるとのこと。

だが、先の東関東大震災 (2011/3/11 - 311である)では、従来の学説では説明できないことが起きているというのである。

プレート型の地震は、固着域(アスペルティ)にたまったひずみがずれて起こると最近は言われている。
  • アスペルティは、プレート界面のあまり浅い位置には存在しない。これは、プレートにかかる圧力が小さいからである。
  • 逆に深すぎる位置にも存在しない。これは、深くなると地殻の温度があがって、すべりが良くなるからである。
ところが、東関東大震災では、海底が6m以上隆起し、これによって福島原発すら想定していなかった、大津波が押し寄せた。これだけの海底の隆起は、プレートの中程度の深さにアスペルティがあるという従来の仮設では説明できないとのこと。つまり、かなり浅い位置にアスペルティが存在して、これが一気にずれたと考えないと説明がつかないらしい。

ともあれ、地震予知についてはわからないことが多い。


アメリカの雑誌の年間購読はめちゃくちゃ安い

アメリカの雑誌の年間購読はAmazom.comでも申し込める。
それ自体も新鮮だが、驚くのは定期購読の際の大幅な割引率。

Car and Driverが、12冊12ドル。
http://www.amazon.com/Car-and-Driver-1-year-auto-renewal/dp/B002PXVYBE/ref=lh_ni_t

2年購読すると更に安くなって、24冊 19.95ドル。
https://www.circules.com/subscribe/caranddriver-lic/50707

Popular mechanicsも12冊12ドル。
単体で買うと1冊 $3.99。

Popular scicenceも12冊12ドル。
単体で買うと1冊 $4.99。

どうりでSafeway(スーパーマーケット)で雑誌を立ち読みする人が少ないわけだ。。

National Geographicが12冊15ドル。

Scientific Americanが12冊 24.97ドル。
これは、単体だと$5.99

なんでこんなに安くなるのか。。配送料を考えると、広告収入があるので雑誌はタダということに近いと思う。
雑誌にとっては広告が重要で、特に、定期購読者数に広告料金が強く影響される仕組みがあるらしい。
日本でも、雑誌というのは、本来広告収入だけで成立するような営業をしないと成立しないという話も聞く。

米国では、定期購読者は、広告収入を支える役割になるため、それに応じた割引が適用され(またそれが合理的)、定期購読料金が下がる、ということのように見える。

平たく言えば、街頭で配っているR25とかそういうフリー雑誌と同じビジネスモデルが一般雑誌にも適用されているということだろう。

リクルートR25) http://magapla.net/index.php/module/ShohinSagasu/action/CategorySagasu/group/group10/catid/0-224-230/catno/230


一方、日本のCQ出版の雑誌を見ると、

トラ技術  1冊 840円   12冊で9,840円 (単体で買うと10,080円分)
インターフェース 1冊 980円  12冊で11,760円。(単体で買っても同じ値段)

http://www.cqpub.co.jp/hanbai/nenkan/nenkan.htm

もちろんamazon.co.jpで年間購読は申し込めない。

ただし、アメリカの雑誌は、全般的に、薄い、広告が多い、内容が軽薄という気がする。
一方で、日本のインターフェースとか、トラ技など、内容はきわめて高度で充実しているが、どうみても少ない読者層向けに作っているように思える。デザインウェーブマガジン(http://www.cqpub.co.jp/DWM/) にいたっては、読者がいるのが不思議なくらいである。

アメリカにも1995年ごろにはLinux なんとかとか、Ray Tracingなんとかとか、CADなんとかとか、そういう骨のある雑誌があったように思うが、昨今は、とんと見ない。

それ以上に、Computer literacy book storeとか、専門書があるStecy's とか、扱っていた書店からして、ごっそりとなくなっている。
シリコンバレーにかつてあったこれらの技術系の本を扱う書店もなくなって、Burns&Noblesか、Stanford大の book storeじゃないのと専門書が手に入らない。
amazon.comとかBurns&Nobleの通販の出現によって、本の小売の勢力分布が変わったのだろうか。

規制を極端に嫌い、自由競争を重視するアメリカでは、流通系の動きは非常にダイナミックといえるかもしれない。


一方で、専門書や教科書は、アメリカも日本も変わらないくらい高い。売れない本は高いのだろう。
再販法は悪のようにもいわれるが、専門的すぎて本来成立しえない雑誌と小売業者を守っているのだろうか。

再販法) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%8D%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E7%B6%AD%E6%8C%81

日本は世界でもまれに見る原始共産経済の国だと良く聞く。それの善悪は別にしても、ここにも、その一角が見えているのかもしれない。





PandaboardというARM A9 SMPボード

Androidで遊ぶには、Pandaboardというカードもある。

たとえば、米国Digikeyで取り扱いがあって、$174である。

http://search.digikey.com/scripts/DkSearch/dksus.dll?site=us&lang=en&keywords=panda%20board&WT.mc_id=Programmers%2C+Development+Systems&WT.medium=cpc&WT.campaign=Programmers%2C+Development+Systems&WT.srch=1&WT.content=text&WT.source=google

結論からいうと、以下のような課題がある。

  • CPUはSMP(対称型マルチコア)のARM A9 1GHz 2コアであるが、AndroidのSMP対応版(3.x以降)は、携帯ベンダ以外の一般ユーザには未公開の模様。
  • Displayは、HDMIで卓上ディスプレーなどにつなぐ
値段と安定性のことを考えると、Androidで遊ぶためならば、端末として完成しているNook touchやNook color、Android携帯の方がよいと思う。卓上ディスプレーでは、持ち出して見せびらかしたりもできない。

本ボード対応のAndroid 2.3 (Gingerbread)は出ているが、バイナリなので面白くない。


にインストール方法とか全部解説がある。

楽しんでいる人のサイト-日本語) http://legacyos.homeip.net/panda/

のように楽しみかたもあるようだが、結局、全部付きで、$130のNook Touch (Eclair)とか、$240のNook Color (Froyo) のほうが使い出がある。これらは、本来のebook readerとしても機能する。要は、ボードに触る感覚を楽しむか、ソフトのインストールを楽しむかであろう。

Androidの解説はここ) http://ja.wikipedia.org/wiki/Android

私は、高校時代にuPD756(4bit micro processor)のマイコンを自作したのを手始めに、大学でMC6809のPC(完全にディスクリートでスクラッチからユニバーサルボードに半田付けで作成。ジャンクのリードリレーのキーボード、PROM writer、自作アセンブラ/逆アセンブラ、FDD, FM-7のF-Basicまで移植し、信長の野望をやった。)、大学の研究でMultibusボードコンピュータ、会社で並列マシン、商用Out of orderマイクロプロセッサの設計検証と実チップ評価-ワークステーションの論理検証、マルチスレッドプロセッサ試作LSIの設計と評価基板(FPGA), FPGAによるマルチスレッドプロセッサ試作環境など実機は十分作ったので、ソフトを安定して動かすのに重きを置けば十分に思う。

前身のBeagleBoardについては以下。



Macでの.bashrcの編集

Mac OS-X 10.6 Snow Leopardで、ターミナルを起動するとbashが動く。
ここでpathを通すためには、~/.bashrcを編集すれば良いが、デフォルトでは~/.bashrcは読み込まれない。以下の記事にあるように、~/.bash_profileの変更が必要な模様。

http://d.hatena.ne.jp/klavie/20100613/p1

ちなみに、普通のshell同様に.bashrcを書き換えたときには、source ~/.bashrc
とやれば、.bashrcの内容が反映される。

---- ~/.bash_profileの内容 ---
if [ -f ~/.bashrc ] ; then

. ~/.bashrc

fi
----

MacOSにBSDコマンドを追加し、まとめてファイルをダウンロード

Mac OS-XはBSD系のUnixなので、正体不明のwindowsよりもはるかに使いやすい。

http://www.cozzbox.com/wordpress/archives/691

にあるように、Mac Portというコマンドを導入すると、各種のBSD UNIX系のツールが簡単に導入できる。引用しておくと。
■MacPortsを導入する
http://distfiles.macports.org/MacPorts/から最新のパッケージをダウンロードする。
dmgファイルを実行してMacPortsをインストールする。
※2011年1月現在 MacPorts-1.9.2-10.6-SnowLeopard.dmg  
■更新処理
MacPortsを最新に更新し、インストール可能なソフトウェアを再取得する
$ sudo port -d selfupdate
$ sudo port -d sync
■wgetをインストール
$ sudo port install wget
webに置かれた、アーカイブをまとめてダウンロードするのには、UNIXのツールでwgetというツールがある。MacにもCurlというツールが用意されているようだが、Mac Portを使ってwgetをインストールする。

wgetを使うと、

wget -m -np --user=xxx --password=yyy http://www.hoge.org/archives/
のようにして、一括ダウンロードができる。ログは以下のような具合である。
wgetでは、ディレクトリインデックスのHTMLファイルも作られてしまうので、以下のようにしてまとめて消せば良い。


find . -name 'index.html*' -exec rm {} \; -print


---

Last-modified ヘッダがありません -- 日付を無効にします。
2011-08-26 21:32:08 (105 MB/s) - `www.hotchips.org/archives/hc23/HC23-videos/videos_mp4/index.html?C=S;O=A' へ保存完了 [2432/2432]


--2011-08-26 21:32:08--  http://www.hotchips.org/archives/hc23/HC23-videos/videos_mp4/?C=D;O=A
www.hotchips.org:80 への接続を再利用します。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 2432 (2.4K) [text/html]
`www.hotchips.org/archives/hc23/HC23-videos/videos_mp4/index.html?C=D;O=A' に保存中
--


2011年8月23日火曜日

電子ブックリーダの比較 - Nook Touchの詳細と脱獄

いろいろな電子ブックリーダを比較した結果、Nook Touch 第2世代(以下写真)を購入した。Bernes and Noble (以下B&N)の店頭で定価$139, B&Nカードを作ったので$10割引であった。



古いものばかりだが、比較は以下)
http://jp.techcrunch.com/archives/20091020chart-how-the-nook-stacks-up-in-the-ereader-race/

eInk利用のものの比較は以下.、こちらは最新)
http://www.kobobooks.com/touch_compare

Nook Touch詳細)

発売元 B&Nによると仕様は以下。Kindleとの比較もあるし、写真も掲載されている)
http://www.barnesandnoble.com/nook/features/techspecs/index.asp

Nook Touchの詳細仕様は以下)
http://gadgetian.com/16461/nook-simple-touch-reader-specs-price/

以下にNook TouchでのPageめくりと電池寿命の実験もある)
http://japanese.engadget.com/tag/Nook/
   Nook Touchは150時間動作したとのこと。一方、同じ条件でページをめくり続けたeInkのKindleは56時間しか動作しなかったという内容。ちなみにNookTouchで一秒に一ページをめくり続けた場合は2万5000ページ読めた模様。


iPhone, iPod, iPadなどのiBookは、文字は任意サイズに拡大できるが、拡大すると水平垂直スクロールになり、ページがめくりにくい。一方、Nook touchでは、ePubの電子ブックでもpdfでも、文字を拡大すると、版組みが変わる。画像は拡大されない。
ここでは、ページ送りで自然な形のまま本が読める。これは、読書するのに大変便利である。
また、コントラストの高いeInkは屋外でも大変読みやすい。一方で反応が鈍いのと、画像の蓄積がおきるので動画は表示されにくいが、読書端末とビデオ端末を分けるのか、値段・重さ・電池寿命を犠牲にしても一緒にするのか。割り切りが必要に思う。

前者の場合には、カラーeInkも開発されており、カラー版の登場にも期待したい。

カラーeInkの電子書籍端末) ただし発色は今のところあまり良くなさそう。
http://japanese.engadget.com/2010/11/10/e-ink-triton/

Nook Touchに話を戻そう。Nook Touchは、軽さ、画面のスクロールの軽快さ、タッチの快適さ、ボディのラバーの質感は非常に良い。

特に、ページ切り替えが快適で。残像の蓄積防止のための白黒反転も、文字の時には6ページに1度ぐらいに押さえている。ピクチャでは反転が起きるが、更新した部分の部分書き換えに押さえている。設定入力などで使うソフトキーボードも大変使いやすい。基本的にタッチスクリーンと「 n 」の形のホームキーだけで全部操作できるのが良い。
ページ送りは、タッチパネルのスワイプ、タッチ、ページ両側のボタンいずれも使えるが、スワイプが快適である。

また、WIFIに簡単につながって、本を買えたりSampleが読めるのも快適。カールセーガンのCOSMOSのサンプルは、冒頭62ページが無料・無期限で読める。購入するとペーパバックと同じ $7.99である。
B&Nには電子ブックが2百万冊以上あり、そのなかには、無料の本も膨大量ある。
また、再販法がない米国では、専門書や売れ筋の本は$10以上と高いが、ペーパバックは$8程度、さらに売れない本は$0.99と安い。また無料の本には、Star warsとか結構面白い本もラインナップされている。C++とかの専門書のebookの値段は、紙の本と変わらず$50近くするのもある。

B&Nのアカウントとクレジットカードで、いくらでも本が買える。アカウントを登録していれば、本体をリセットクリアしても、アカウントを再登録すれば購入した本はWiFiで再ロードされる。読まない本をアーカイブしたり、友人(登録したNook Friend)と本を貸し借りしたりもできる。この本の貸し借りが面白い。貸している間は自分は読めなくなるが、一定期間すると自分のところに戻ってくる。貸したまま取り戻せないということもないし、メイル同様電子的に処理できるので簡単。読み終わった本が有効活用できる。この機能は図書館などでも応用できそう。

Home画面で売れ筋の本が表示されたり、wishリストもあるし、今読んでいる本の情報とリンクが表示されたり、使いやすいし楽しさ満点である。画面右上をクリックすればブックマークもつけられるし、目次もいつでもアクセスできる。

単語を長くタッチすると単語メニューがでてくる。ここでメモを入れたり、辞書をひいたりできる。ただし、搭載辞書は、Webster's Collegeate Dictionaryである。これは、native用なので、単語の説明は短く、用例もない。かわりに単語の由来とか、non  nativeにとってはどうでも良い情報ばかりで使いにくい。脱獄したら辞書の入れ替えも考えたい。

B&Nの契約では、電子書籍はWiFiで世界中どこからでも、米国人が海外旅行中でも買えるが、そのためには、米国住所の登録と米国発行のクレジットカードが必要になる。とある、出版権配慮だろうが、日本在住者にとっては残念なことである。

日本では商習慣とかもあり、なかなか電子ブックが普及しないが、そうこうしているうちに新しいビジネスを取り損ね、またガラパゴスになるかもしれない。著作権者も市場拡大のチャンスを逃しかねないし、消費者にとっても不利益であるように思う。また、端末ベンダにとっても、国内ばかりみていると海外の新市場を取り損ねることになる。

Nook TouchのCPUはOMAP3 800MHz, Flash 2GB内蔵。Android 2.1 (コード名: エクレア: Eclair)である。Bluetooth chipが内蔵されているらしく、Bluetoothのキーボードやヘッドセットが使えるらしい。エクレアなので、flash対応もなく、動画表示には弱い。一方Nook Colerは、それが改善されたAndroid 2.2 (フローズンヨーグルト: Froyo)である。

Androidの解説はここ) http://ja.wikipedia.org/wiki/Android

ソフトのアップデート)
机の上においてあるNook Touchが勝手にrebootした。と思いきや、ソフトが1.0.0から1.0.1にアップデートされた。自宅のWiFiにつながっているので、勝手にアップデートする模様。
そしてスクリーンセーバの画面(標準のAuthorsじゃなくて、自然にしてある)も従来の3画面に新しい画面4画面ほどが追加された。

Nook Touchの脱獄) 

脱獄手法の詳細は、 2011年9月4日日曜日: Nook Touchの脱獄 にまとめつつある。。興味のあるかたはそちらを。

ルート権限の取得、日本語化、Androidラウンチャ(ADW, Softkey等)のインストール、Androidアプリのインストール、SDKであるadbからのアクセスも可能であり、実験したので別途レポートしたい。
ただし、Android アプリをインストール、実行するには現状、Nook nooterを用いた方法 (http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1132693) しかない。が、nooterを用いた方法は、しばらくするとアプリが全く起動できなくなり、工場出荷時に戻さないとならなくなる。私は4回も工場出荷時設定に戻し、いろいろ試したが、安定化には成功していない。iPhoneに比べると、脱獄を防御していない、というか、microSDカードから簡単にbootしてくれるので、脱獄は簡単である。というか、そもそも入獄していない!というべきかもしれない。

http://nookdevs.com/NookTouch_Rooting の方法は安定だが、アプリラウンチャの導入には成功していない。adbから日本語フォントの注入は成功している。

先のNook nooterによる手法では、膨大なアンドロイドアプリ(twitter, evernote, dropbox, kindle, facebook 電卓,,...)もインストールでき、メイルも読めるので大変便利だが、memory leakしているとも思え不安定なので、現在、開発者に問い合わせ中である。

http://mikecanex.wordpress.com/2011/06/27/nook-touch-rooting-june-27th-news/
にもRootingの紹介とビデオがある。こちらのビデオにあるLauncherは先のnook routerのものと若干違う。こちらの方が安定しているかもしれない。いずれにしろ、自分のNook のfirmwareが1.0.1に、最近あがってしまったので、それとの適合を確認するまでは適用は危険である。

自己責任で試していただいても結構だが、失敗した場合には、電源ボタンを長押しresetを8回かけると工場出荷時に戻り、bootするようになる。ただし、これでは、ユーザファイルや設定等は初期化されておらず、WiFi設定やアカウントなど設定がそのまま残る。脱獄したroot環境も残っている。(User DataをOS更新だけでは初期化しないのは、iPhoneよりも賢い。) なのでreset 8回だけでは、初期化は不完全であり、再度の脱獄の前には、安全のため、settings->Device Info->Erase & Deregiter Device. で完全に出荷時状態に戻す必要があるように思う。

noodevs.comの方法のうえに、Nook nooterを用いた脱獄をして動作がおかしくなった性なのか、それとも装置の不良なのか、3日ほど放置しておいたら、電池がなくなっていた。先のやりかたで工場出荷設定に完全に戻っていないのかもしれないが、60日は電池が持つとか、2万5000ページはめくれるというのに不可解である。また調子が悪くなるようなら交換してもらうことにしたい。昨日フル充電して1日の間sleepで放置してあるが電池は99%になったに過ぎない。

Android SDK(無料)は、Macbook Proにinstallした。$130でAndroidに触れるのは格安かも。しかし、$130で、OMAP ARM A8 800MHzとは安くなったものだ。電子ブックを売るためのプラットフォームなので、キックバック分も考慮されているだろう。

日本語対応)
標準でファイル名の日本語は表示され、フォント埋め込みの日本語pdfも問題なく表示される。日本語ePubは、microSDカードを用い、root権限を取得、android SDKであるadbから日本語true typeをインストールすれば問題なく読める。

また、Screen saverもついているし、電源を切っても画面が残る。
Sony Readerと違い充電中に本が読める。

microUSBにつなぐと、拡張ストレージとして認識され、pdf, ePubの転送が簡単にできる。ただし、フォルダのまま書き込んでも、本体で書籍をリストアップする際にはフォルダ階層は無視され、フラットに表示される。本体内蔵の2GBのメモリと、外部microSDカードの中身を別々に表示することは可能。

著作権について)

借りたSony Readerに入っていたePubをコピーしてみたが、ユーザ認証ができていないとのことで、さすがにこれは読めない。
ただ、ユーザIDとパスワードをいれて、DRM(Digital Right Management)を解除するツールはnetに大量に流通している。

が、これは適度にすべきだと思う。著作権者の権利を損なう違法行為を繰り返せば、電子ブックのような便利な環境の普及を妨げる。余計な法律が増える。本来は、流通コストを下げ、流通量を増やせば、本の値段は下がっても著作権者の収益は増え、著作者・利用者の双方にメリットがあるはずである。流通形体は徐々に変化させ、本来の価値の創造と対価の支払いがうまく回るようにすべきだと思う。それに関係の薄い既得商習慣を守りすぎると、新たなビジネスは生まれてこない。

自炊の薦め)
日本ではなかなか電子書籍が普及しないが、以下のような自炊支援業者もあり、蔵書を電子化すれば、保管スペースも減る。

http://www.bookscan.co.jp/

この業者は、宅急便で本を送りつけると、一冊100円で自炊して、webで所有者に電子データが戻る。著作権にも配慮し、自炊した本は、裁断溶解している。電子リーダむけの最適化やOCRも対応している。ただし、この業者は、以下のチューングラボの説明をみると基本的にbitmapでのpdf化が特徴であり、ePubによる電子ブックの特徴である、「文字サイズを変えると、版組みが変わり、ページをめくる操作だけで、自然に本が読める」という機能は実現しないように思う。OCRを組み合わせて、ePub化をして欲しいものである。自分でやれば!!といわれそうでもあるが。。

http://www.bookscan.co.jp/service.php

ePubなら2GBで、約1,000冊入るので、32GBのmicroSDカードがあれば、1万冊以上の蔵書が持ち運べるということであろう。
HDDや複数のmicroSDカードを使えば、蔵書の保管や持ち運びには困らないであろう。

Sony Readerに入っていたePubをみると1MBから5MB、大きいもので20MBなので、本当に2GBで1,000冊ぐらいは入りそうに思う。

ただし、現在は、pdfでのスキャンが主流であり、ファイル容量も大きめである。テクスト(xml)ベースのePubにするには変換が必要。

Sony Readerなども試用した)
図書館にて、同じくe-InkのSony Reader PRS-600を借り出し試用した。以下、Readeとの比較。

readerのいいところ。
  •  Memory Stick, SDHCが刺さる。SDHCはデジカメ用にたくさんもっているし、割安なので、NookのmicroSDよりいい
  • オーディオ出力がある
  • スタイラス(ペン)が使えて、電子メモになる
  • 搭載辞書がOxfordの英英である。これは内容が充実しており、外人でも使いやすい。さらに、単語をタップすれば、下部に小窓で単語の意味が表示される
だめなところ
  • 重い。大きい
  • 専用充電器でしか充電できない。USBをつないでみたが放電するばかり。借りてきたのは充電器がないのでとうとうlow batteryで使えなくなった。USB接続中は、readerモードにはならないので、本は読めない。
  • 電子ペーパの残像対応のためか、かならず白黒反転してから次のページがでる。これが結構遅いし目障り。
  • eInkなのに電源を切ると画面が真っ白になる。別にクリアせず、最後のpageを出しておけばいいのに。。(Nook Touchでは、screen saverの画面に固定される)
  • Nookのような無線接続がなく、本体だけでは簡単には電子ブックストアにアクセスできない。立ち読みも、貸し借りも簡単にはできない。お勧めみられない。これはすべてPCにつないで、PCのアプリで行うことになる。これは大変に不便。
  • スタイラスで単語をダブルタップすれば辞書が見られるが、指先では反応しない
結局のところ、電子ブック環境が十分に普及しておらず、使い込みも足らない日本で設計された端末なので、機能的に未完成なのかもしれない。

図書館には以下の展示もあった。写真を添付する。

左からKindle DX, iPad 1, Nook Color, Motorola Xoomである。

試用した感想は、

  • Kindleのキーは使いにくく、Kindle DXは、電源on/offの反応が遅い。が、電源を切っても画面が表示されているのは、e-Inkならでは。
  • バランスが良いのがやっぱりiPad、でも本がほとんど入っていなかった。
  • Nook Colorは反応がきわめて遅い。
  • Xoomは重い。

KOBOもある)
eInkリーダの比較は前述のこれ) http://www.kobobooks.com/touch_compare

http://kobobooks.com/touch

をみると、screen keyboardもあって、touch screenの模様。UserIDで認証すればどこのePubでも読めると思われる。重さは6.5oz 185gとNook touchの212g よりもさらに軽く、薄い。色のレパートリも豊富。Nookと違い、世界で販売するとあるので、期待できる。

http://www.kobobooks.com/touch_tech
をみるとCPUは、Freescaleの508 processorの模様。Nook touchと同じくオーディオアウトもない。
これは、http://www.freescale.com/webapp/sps/site/prod_summary.jsp?code=i.MX508
のことだと思われる。これもARM A8であり、これはAndroid対応しているので、OSは、Androidかもしれないが詳細は不明。

電子ブックなので、本体仕様だけではなく、操作感、表示の更新のスムーズさ・コントラスト、書籍購入・選択の容易さなどの考慮も必要であり、実際に触ってみていないので、KOBOについてはこれ以上評価はできない。

Amazon KindleとNook Touchの比較)
電子ブックといえば、やはりAmazon Kindleが有名である。最近日本語対応もしたらしい。Nook Touch購入にあたり、比較検討もしたので、そのときの判断を書いておく。

参考 : B&Nによる、Kindleとの比較-再掲) http://www.barnesandnoble.com/nook/compare/index.asp?PID=38254

Nook Touchの魅力)
  1. OSがAndroid, CPUがOmap3、Nook Dev Teamもあり、ハードウェアの素性が良くわかり。改造も可能。
    • やはりこれが一番の選択ポイント。
  2. 電子ブックの取り扱い数が一番多い。B&Nの情報を信用しているだけだが。電子ブックリーダなので、扱い書籍の数は、重要ポイントである。
    • Nook系:   2百万冊以上 (More than 2M titles )
    • Kindle系: 95万冊以上 (More than 950K titles)
    • iPhoneのApple iBookで検索してみたが、宇宙系の本。たとえば、Nookの蔵書に5種類程度はある"The Man on the Moon"類似の本は一切見つからない。iPadはこの点でも早々に脱落。もちろん、これは単なる電子ブックリーダとしての価値だけではないが
  3. 電子書籍としての機能が豊富。
    1. 立ち読みができる。   
      • 自宅WiFiからでも最初の60ページくらいは無料で立ち読みできる。無期限。
      • Bernes and Noble (B&N)の書店にいき、そこのWiFiにつなぐ(自動的につながる)と、ほとんどの本が無料で立ち読みできる。つまり電子書籍を立ち読みしてから買える。
        • 考察)
          B&Nは、店内にスタバも完備され、ソファーもあり、コーヒーでも飲みながら自由に立ち読み(というか座り読み)できる。図書館の雰囲気である。書棚から何冊も本を持ち出して、コーヒーを飲み軽食をとりながら座り読みしている人が、店内にはたくさんいる。紙の書籍も立ち読みしつつ、電子書籍も立ち読みできる。これは大きな魅力である。時には、すわり読みで全部済ませてしまう人もいるだろうが、書店にとってはお客を店に連れ出すのが大事。たまに買ってくれる客も入ればよい。ということだろう。
          量販店で封があいた返品も陳列され、それすら平気で購入するアメリカならではの集客手法である。購入する商品は新品でピカピカじゃないとだめ、書棚に並んでいる一番前の本は絶対に買わないという潔癖型の日本では実現しにくい集客手法だろう。(最近はガレージセールやらオークションやらをやるように少し感覚が変わってきつつあるように思うが。。)
          かりに一切本が傷まない、電子書籍の立ち読みであったとしても、本をただ読みされる恐れがある。改造されたNookなら本の電子泥棒も可能。うちは図書館じゃない。と、これまた潔癖な日本では実現されにくい機能に思う。デパートが特定商品が赤字になっても、「xxxチーム優勝バーゲン」をやると膨大な利益をもたらすのにもわかるように、お店にとっては、集客することが一番の重要ポイントであると思うが。
        • 日本の書店では、電子盗撮を防ぐために携帯やデジカメで本を写すことを禁止している。しかし、本屋に行って面白そうな本を見つけたときに書名や著者をメモりたいと思ったことはなかろうか。携帯で写真にとれれば大変便利なのである。家に帰ってamazon.co.jpとかで書評や類似本を探してから買いたいと思わないだろうか。こういう自由度は残しておいたほうが、書籍全体の販売量を増やし、購買者にとっても著作権者にとっても有利に働くように思う。潔癖症ばかりでは、世の中はうまく回らない、すこしは、ずぼらさが必要なように思う。
        • アメリカの学会でも結構ゆるい学会がある。学会資料をpdfでhomepageに掲載し、ビデオも掲載している。2011/8月に開催されたHotChips23 という学会では、2011/12月になるとログインを解除して、資料もビデオも一般公開するとある。学会運営を考えると一般公開はけしからんとなるかもしれないが、大して維持費もかからないなら、一般公開して学術情報を広く公開するのは良いことである。
          お金を払った人には、4ヶ月分の情報の新しさと、会場で質問し放題、会場に来て業界人との情報交換ができる、という点に価値を与えるという開き直りである。日本だと、「学会の版権を守れ。」となるところではなかろうか。
          学会の目的を考えれば、広く無料で情報を公開するのはあるべき姿であり、維持費を捻出するのは、寄付だとか広告収入だとか別な工夫でまかなうべきだと思う。これは別に日本に限った問題ではなく、現状では有料のIEEEやACMの電子論文ライブラリでも考慮してもらいたい課題である。
        • ちなみにHotchip23のプログラムは以下。
          http://www.hotchips.org/program/program-23

          「後藤弘茂のWeekly海外ニュース」http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1114/kaigai476.htm
          で有名な後藤さんや、
          プロセッサ設計の大御所 安藤さん 
          http://spysee.jp/安藤壽茂/1975545/
          参考:安藤壽茂のマイコミジャーナル)

          らもいらしていた。
    2. Nook友達ができれば、ネット経由で本の貸し借りもできる。家族でこれができるのは有望。
    3. 買った本を、一旦削除したりアーカイブもできる。B&Nに本が残っているので、いつでも再ダウンロードできる。これはKindelでも同じだと思うが。iBookではおそらく面倒な手順になる。
    4. 本体のupdateが2段階である。Apple系ではiOSを更新すると毎度ユーザデータが消えるiPhone, iPadと違い、蔵書などのデータは、Nook OSを更新しても残っている。これは、脱獄など改造を頻繁にする場合には、便利な機能である。

       ただし、iOSで、ユーザデータが消えてiTunesから毎度転送しないとならないのは、かならずしも悪ではない。windowsなどは、アプリもデータも従来互換を保つので進化を妨げる。iOSでは、毎度データをiTunesから再設定できるので、OSのデータ構造(ファイルシステム)など毎度自由に変更できる。つじつまあわせは母艦にあるiTunesでできるのである。電子書籍という、ほぼ決まったフォーマットの世界がない汎用のiOS系では、この考え方は、画期的だと思う。32GB近くデータを格納しているとiOS更新後、データの再転送に半日近くかかってしまうう。/mobile以下にある音楽・ビデオ等は、きわめて大容量だが、もはやあまりフォーマットのかわらないuser dataである。これらを温存しつつ、iOS更新後つじつまを合わせる方法を工夫しても良い頃だと思うが、脱獄防止をふまえたiOS更新手法など足かせがあり、やれないのだろうか。。
  4. 小型・軽量であり、本体ゴムの質感も良い
  5. タッチパネルの操作がしやすい。
    • Kindleのキーボードは、触った限りでは使いにくいし、小型化の妨げにもなっている。
  6. タッチパネルの反応が良く、電池寿命のベンチマークも優秀。白黒反転を極力抑えているのも優秀。Kindleは、ページをめくるごとに白黒反転する。これは、B&Nでの比較でも言及されている。
  7. 外部記憶としてmicroSDが使える。32GBのmicroSDカード一枚で、1万5千冊ぐらいは入る。もちろんカードを複数用意すれば、さらに増える。将来microSDが大容量化すればさらに増える。ほぼ全蔵書を持ち運べるわけである。32GBのmicroSDカードは、amazon.co.jpで、 割と高速なclass 4が3,500円程度(2011/9/4時点)。
  8. 電子ブック標準のePubに対応している。Kindleは独自フォーマット。
  9. 取り扱い母体が、全米最大の書店、最大の小売網でもあるというのは魅力。2番手ぐらいの方がサービスも、装置も良いことはよくある。- もちろん、ハイブリッドで独走するプリウスのように、一番手が一番良くできていることもあるが、画期的なデザインや機能をもつ車を出すのは、ホンダや日産のことが多い。あくまで一般論ではあるが。。
    • http://ja.wikipedia.org/wikiバーンズ・アンド・ノーブル
    • Amazonの売り上げ: 2011 第2四半期で99.1億ドル。うち一般商品が、58.9億ドル。といことは、書籍だけなら、四半期で40.9億ドル。http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22376820110726
    • B&Nの売り上げ、Amazonよりは小さいが、書籍だけで昨年70億ドルも売り上げている。上記にあわせ四半期にすると、17.5億ドルになる。また、電子書籍の取り扱いは、以下にも急長しているとある。

      http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1107/05/news031.html
      「Barnes & NobleはAmazon.comが昨年電子書籍の売り上げが紙書籍のそれを上回ったと認めたように、オンライン売り上げと電子書籍の売り上げが第4四半期単体で2億5千万ドルを超え、紙書籍の売り上げを上回ったという事実についに圧倒された。100万人分の新たなNOOKのユーザーアカウントが同時期に作成された。」
  10. 類似のNook Colorは、Best New Gadget賞などを受賞している。
Amazon Kindoleの魅力)
  1. 無料の3Gで接続できる。
    • 考察) これは魅力だが、通常はWiFi環境で足りるし、脱獄しMyWiを入れたiPhoneもあるので、いざとなれば、これがWiFiルータとしてつかえる。電子書籍は所詮10MB程度であり、私は、AT&Tで月2GBの契約をしており、データ通信はいつも余っているので、無料3Gの魅力は小さい。
  2. ブラウザが標準でついてくる)
    • さらに、無料の3Gを使って海外でもアクセスが無料。これは大きな利点。一方Nook Touchにはブラウザはない。もちろんAndroidを改造すれば可能。
  3. 日本でも発売されており、日本語にも対応している。
    • 考察) Androidの修正でePubの日本語対応は簡単。システム自体はもともと日本語化されており、ファイル名の日本語表示や、日本語pdfの表示は改造なしでできる。
    • 日本語電子ブックはすくないらしく、Kindleを導入しても購入できるのは英語の本。米国住所のクレジットカードがあるので、日本にいても英語の本の購入には困らない。(これは私の特異な事情ではある。)
    • AndroidのNookならば、iBook, Kindleアプリすら導入できる(安定化に成功はしていないが)。
  4. 音声での読み上げができる - ヒヤリングの練習にはなりそう。一方Nook TouchにはAudio outputやspeakerすらない。Nook Touchには、Bluetoothが内蔵されているらしいので、bluetooth headsetを買えば拡張可能だが、たった130ドルの本体に対して、50ドル近くするヘッドセットを買う気にはならない。ヘッドセットだけ別途充電するのも面倒である。
    そこまでやるなら、マルチメディア対応の進んだiPadを別途購入したほうがいいかも知れないし、音楽を聴くだけなら、iPhoneで十分。ビデオやYouTubeを見るなら、iPhone+ヘッドマウントディスプレーという手もある。amazon.comの評価を調べた限りでは、評判の良いヘッドマウントディスプレーは、いまだ売り出されていないが。
  5. 横画面にできる - power pointから変換したpdfなどの表示をすると、これができないNook Touchは不便。Nookアプリの更新で対応してもらいたい。
最近学会の予稿集もpdfで配布されることが多い。大きくて邪魔なnotePCでなく、電池寿命も気にならないNook Touchで読めると嬉しい。ただし電子媒体はメモがとりにくい、スタイラスを使って手書きメモを上書きしてsaveする機能があれば、助かる。Androidという自由な市場にあるNookなら、そういうものが出てくる可能性はある。iPadやGalaxy tabでそういうものが出てきたら、迷わず購入するだろう。iPadにはスタイラスを使った手書きメモがあるらしく、友人は学会でこれを使っていた。が、単なる手書きメモなら、SmartPenの方が圧倒的に自由度が高い。eInkの解像度があがれば、以下の手法が適用可能になるかもしれない。

  1. pdfに、アノト式のバーコードを追加して、smartpenが読み取り可能な形で表示。
  2. スマートペンで手書きメモを取り込む。書いたメモをeInkに反映できるようにするには、タッチパネルの解像度をかなり上げないと難しいので、ホワイトボードマーカのように、画面に本当にインクで書いて、消すのがよいのだろうか。。
  3. livescribe desktopd上で、もともとのpdfと、smartpenから転送された手書きメモ+音声レコードデータをマージして、メモつきpdfとして完成させる。

SmartPen - Livescribe)
http://iphonedays-satoshi.blogspot.com/2010/10/libscribe-smart-pen.html

AT&Tのローミング・GoPhoneの料金システムはとてもわかりにくい。

AT&Tの月額プランやローミングプランは、結構頻繁に改定されるようである。が、これが、webやDirect Mail等では告知されない。

GoPhoneのPrepaid SIMの場合)

iPhoneを脱獄して使っていたGoPhoneのプリペイドSIMだが、購入時には1分25セントのプランであった。割り当てられた番号へは、間違い電話が多く、米国では着信も、無線分が課金されるので、チャージがドンドン減る。

どうも若い女の子が使っていたようで、その子へ電話がかかってくる模様。日本なら番号を寝かして、古い相手からの通話が来なくなってから使いまわすはずだが、どうなっているのだろうか。。

さて、AT&Tのショップで苦情をいったら、無料で電話番号を変えてくれた。その際言われたのは、「今は1分10セントのプランしかなくて、データプランももっと安いがいいか?」ということであった。安いだけなので、もちろんそれにした。$100で1年間有効というのは変わらないが、これだけ値段が変わっても一切告知はなく、ずっと従来の1分25セントでチャージされていた。

海外のデータローミングの場合)

web: https://www.paygonline.com/websc/index.jsp  で、みるとデータローミングは、世界共通で1ヶ月 50MBで50ドルとある。これは、1ヶ月後に自分でキャンセルしないと、継続的に課金される。50MBを超えると、従量課金される。7月にカナダのカルガリーにいって、50MBほどオーバーして、90ドルほど追加課金された。通常、text messageで追加課金の連絡が入るのだがそれがなかった。フリーインターネットとあるホテルに2箇所ほど泊まったが、電波は入るものの、router から外に出られない。つまりinternetにつながらない、か、きわめて遅くて話にならなかった。結局3Gを使い、MiFi(脱獄ツール)で、WiFi routerにして、PCをつないだのが、追徴課金の原因であった。

さて本題に戻ろう。

ところが、電話でAT&Tの担当者に問い合わせると全く違う。

  1. 125MB - 1ヶ月間 50ドル
  2. 275MB - 1ヶ月間 99ドル,  20日間66ドル
  3. 800MB - 1ヶ月間 199ドル
1ヶ月プランでは容量も多いし、短期に縮めると安くもなる。どのプランも、多分日割りで安くなる模様。これについては日割りで、値段と同時に通話データ量も減る模様。AYさん、情報ありがとうございました。以下に転載します。

http://www.blogfromamerica.com/wp/?p=314を見てください。ご察しのとおり、日割りの期間合計、になります。
なお、Verizonは日本では国際ローミング割引が適用されないため、1KBあたり$0.02の完全従量制になります。
さらには、一定期間だけ有効にするという設定も申し込み時にできるようである。ただ、電話でも担当者によって言うことが違う。特に、一定期間後に自動キャンセルにするかどうかは担当者によって違う模様。プランを再度変更しようと担当に電話したら、全く登録されていなかった。入力した痕跡は残っていたらしいが、プランは変わっていない。次の担当者も再入力したが入力できず、クレーム番号をくれた。電話でプランを申し込んだときには何度か確認が必要に思う。

ローミングでの通話料金は、月 3ドル99セントを払うと、発信でも着信でも、1分99セントになる。着信でも同じだけ課金されるのには注意が必要である。米国の携帯は、番号自体は固定電話と区別がつかないので、固定電話の事業者だと思っての間違い電話も時々ある。

日本の携帯料金システムも複雑だが、"劣悪サービスを誇る??" 米国では、さらに不可解なことが起きているようである。

サービスは劣悪だが、一日千円固定の某社の海外データローミングに比べるとかなり安い。


2011年8月10日水曜日

世界の超高層建築

建設中の東京スカイツリーが完成すると高さ634mになるが、すでに世界2位である。

東京スカイツリー: http://www.tokyo-skytree.jp/
スカイツリータウン 2012/5/22オープン。

世界高層建物ベスト5は以下の通りらしい。

  1. プルジュ・ハリファ (UAE)       828m (尖塔含めないと: 636m) 
  2. 東京スカイツリー (日本)       634m (建設中)
  3. 広州テレビ・観光塔 (中国)    610m
  4. CNタワー(カナダ〕                 553.3m
  5. オスタンキノ・タワー(ロシア) 540.1m

ところが、アラブの大富豪たちを中心に、とんでもなく高いビルが計画されている。

先のwikiによると、「2010年時点でクウェートの首都クウェート市の隣で進行中の人工副都心マディナ・アル=ハリール地区に高さ1,001mのハイパービルディングである「ブルジュ・ムバラク・アル=カビールen)」[4]2016年竣工予定)が計画されている[5]。また、ブルジュ・ハリーファと同じアラブ首長国連邦のドバイでも、ナキールが高さ1,400mの「ナキール・タワー」の建設に着手、さらに高さ2,400mの「ドバイ・シティ・タワー」の建設も予定され、他にもサウジアラビアジッダでは高さ1,600mの「キングダム・タワー」の建設計画があり、バーレーンの首都マナーマでも高さ1,022mの「ムルジャン・タワー」の計画が浮上している。このように、ブルジュ・ハリーファを超える高さの超高層ビルの建設計画が中東で次々と明らかになっているので高さ1位の記録が破られるのは時間の問題だと考えられている。ただし、2007年に始まった世界金融危機(世界同時不況)の影響も顕在化しナキール・タワーの建設計画が1年間延期になるといったことも起きており、どの段階でどのビルによって抜かれるのかについてはあまりはっきりしていない。」とのこと。

たとえば、キングダム・タワーは高さ1,600メートルで、ほぼ1マイルなので、マイル・ハイ・タワー:とも呼ばれる。
以下にもあるとおり、実現はうかがわしいとのこと。
http://d.hatena.ne.jp/active_galactic/20080504

1,600mとか、2,400mとか、ビルの高さがkmで測るほどになっているとは。。


以下の日本での極秘建設話は、エープリルフールネタだろうが、いろいろと構想はあった模様。

http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/31787213.html


2011年8月5日金曜日

iPad2の脱獄も可能に、iOS5.xの脱獄も準備中

Dev Team blog: http://blog.iphone-dev.org/

によると、以下のデバイスが脱獄可能。iPad2の脱獄も対応した。
  • iPad1: 4.3 through 4.3.3
  • iPad2: 4.3.3
  • iPhone3GS: 4.3 through 4.3.3
  • iPhone4: 4.3 through 4.3.3
  • iPhone4-CDMA: 4.2.6 through 4.2.8 (VerizonのiPhone)
  • iPod touch 3g: 4.3, 4.3.2, 4.3.3
  • iPod touch 4g: 4.3 through 4.3.3
さらには、現在ベータ版がテスト用にリリースされているiOS5.xにも現状この脆弱性(exploit)が存在している模様。最終版のiOS5.xでの脱獄可能性は未知数だが、適用可能になることに期待したい。
現状のiOS5.xベータのfirmwareをダウンロードしておき、TinyUmbrellaで、所有機器のSHSHを保存しておけば、ベータのiOSを用いた脱獄は可能になるということだろう。

@comex氏 開発の、jailbreakMe 3.0によるUserland Jailbreak (iPhoneアプリをダウンロードしてここからのJailbreak)なので、ホストコンピュータは必要ない。
電源再投入やリブート後にはどうなるのだろうか。いずれにしろ、再脱獄にはPCは必要ないので、広い意味でのuntetheredには間違いはない。

ただし、pdfの穴を利用し脱獄するらしいので、脱獄後に、Cydiaから"Pdf patcher2"という無料の非公式アプリをダウンロードし、その穴をふさいで置かないと危険である。とりあえず脱獄済みのiPhone4にも、インストールしておいた。特に何か変わったように見えるわけではない。

このへんは、冒頭リンクのQ&Aに書かれている。

やり方は、簡単であり、iPhoneなどで、以下のサイトをブラウズして、ツールをインストールすれば良いようである。

http://www.jailbreakme.com 


近々、非脱獄のiPhone4かiPod Shuffleで試してみたい。

おまけ) PCで上記サイトを読むと、@comexさんは失職中で、「誰か雇ってね」と書いている。。ご興味あればぜひ。。



2011年8月2日火曜日

Apple社の所有現金は、米国連邦政府を上回る (Microsoft, toyota, IBM, HPとの比較など)

米国の債務超過(デフォルト)懸念を受けて、米メディアが一斉に報じた模様。
たとえば日本でもITmediaで紹介されている。

ITmediaの日本語記事) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1107/29/news058.html

https://www.checkcity.com/Blog/post/2011/08/Apple-Has-More-Cash-On-Hand-than-the-US-Federal-Government.aspx

にある、2011/8/1の英文記事では、

米国財務省 (Treasury Department) の手持ち現金が: $73.7Billion = 5.89兆円
Apple社の手持ち現金が:                   $76.4Billion = 6.11兆円

ということらしい。円は1ドル80円換算のもの。政府のもつ現金と一企業の現金ストックを単純には比較できないとITmediaにはあるが、Appleはよくも溜め込んだものである。ITMediaの記事には、以下のような解説もある。
「現金残高を積み上げていくAppleに対し、株主からは『投資するか株主還元すべきだ』という批判も根強い。Appleはかつて資金不足で破たんしかけた過去があるため、現金保有について保守的になる傾向があるとも言われている。」
日本企業の経常利益をみるとトップのNTTが1.1兆円。これの6倍近い額を現金で持っているのである。おそろしい企業である。

経常利益ランキング) http://www.nikkei.com/markets/ranking/keiei/keijo.aspx
6兆円という現金がどういうものか想像するに、流通通貨量を見るとわかる。

円とドルの流通通貨量) http://www.chikawatanabe.com/blog/2006/09/post_4.html
■ 通貨流通総額
- 日本:79兆円
- 米国:7990億ドル = $799Billion

なんと、Apple社は、流通通貨量の1割り近い現金を(もっとも、貯金の形だろうから現金にはなっていないが..)一社で保有しているのである。

もちろん、通貨として流通していない分を含む、現金(キャッシュ)相当の資産は、はるかに多い。これは、個人金融資産として示され、日銀の発表では2009年9月末の時点で、日本のそれは、1,439兆円と円の通貨流通総額の20倍近くになる。
2008年と若干古いデータではあるが、日米英独仏の各国の個人金融資産の比較が以下にわかりやすく比較されている。日米の個人金融資産の突出ぶり、日本の預貯金比率の高さは目を引くところである。また、日本は世界一の現金貯金保有国なのである。(どうも将来の不安から、高齢者などが大量に現金を溜め込み、うまく循環しないので、国民の豊かさにつながっていないようではあるが。)

個人金融資産の各国比較) http://stockkabusiki.blog90.fc2.com/blog-entry-883.html

話を戻すと。。
アップルの驚異的な収益構造の変化) http://gigazine.net/news/20100527_apple_microsoft_market_capitalization/
にあるグラフをみると、低迷していたAppleはSteve Jobsというカリスマの復帰によって、低迷から立ち直り、時価総額でMicro Softを抜いた。そして、手持ち現金は、冒頭に書いたように米国連邦政府をもしのぐということ。

そして、現在の成長を続けると、あと2年で売り上げもIBM, HPを上回るとのこと(以下)。
Apple Will Exceed Sales of IBM and HP)http://nokiainside.com/?p=1695
HPの売り上げは、$126Billion
IBMの売り上げは、$100Biilon

Apple社の2010年の売り上げは、$63Bilion。これが2年で、上記を抜きさると予想されている。
Apple's $63.5 Billion Revenue Year)http://seekingalpha.com/article/211977-2010-apple-s-63-5-billion-revenue-year
この売り上げで、冒頭に上げた大量の現金を保有する背景には、この利益率があろう。

2009年度と、ちょっと古いが、Appleの収益構造の解析と利益率の解析が以下にある。
Appleの驚異的な収益構造の変化)  http://stockkabusiki.blog90.fc2.com/blog-entry-1055.html

Appleというのは、完全にハードウェアの会社である。Music store, App storeやソフトはハードを売るためのおまけである。

アップル、デル、HPの営業利益率比較) http://news.livedoor.com/article/detail/5277592/
によると、営業利益率は、2010年にはなんと28.2%である。ここにあるが、Dell, HPの営業利益率は10%を切っている。NECの営業利益率は、1.4%とのこと。NECの営業利益率は2010年には若干改善して、1.9%である(以下)。
 NECの開示する財務指標) http://www.nec.co.jp/ir/ja/finance/segment.html

商品戦略性の違いが、結果に現れている。高い付加価値を与えるには、デザインを良くし、ブランドイメージを与えるのが一番だと思う。
たとえば、ルイビトンはビニールの財布を高い値段で売り、営業利益率は19.9%である。エルメスは、皮のかばんを100万円以上で売り、それでも品薄だという。営業利益率は25%を超える(以下)。ロレックスの財務諸表はwebでは見つからなかった。ロレックスサイトにも掲載されていない。http://rorekkusudeitona.dorakue9.com/1.html によると、世界でもっとも有名なブランドのベスト3は、メルセデス・ベンツ、ジョルジオ・アルマーニ、そしてロレックスらしい。

ルイビトン) http://blog.goo.ne.jp/thinklive/e/274698071764434b3d1ae9f6a1183c3c
エルメス) http://www.ritsbagakkai.jp/pdf/422_07.pdf

Appleは、他のガジェットベンダと違い、デザインを改善し、名入れサービスをし、Apple Storeというブランドショップを設け、まさに、高級ブランド化する戦略を取ってきたと、私は考えている。その結果、エルメスをも超える営業利益率を達成してしまった。

また、以下に書いたが、Appleの製品数はきわめて少ない。選択と集中ができているので、すさまじい勢いで製品を更新し、他社の追従を逃れることができる。これだけ製品数が少ないのに、下の方の社員には、納期にきわめて厳しく馬車馬のように働かせるということっである。

2011年11月13日日曜日:  Appleの製品数はとても少ない


また、製品でも八方美人は狙わずに、狙いを絞って開発するということである。ジョブズは、その割り切りが旨いだけだという人もいる。確かに、ジョブズを知る人で、「彼は、偉大な面と、クソの面の両方がある」と言っていた人がいる。ビジョナリは、割り切りが必要だということであろう。


別に難しい理論は何も必要なく、単に周りを良く見渡す、そして徹底的に学ぶ。それだけで、これだけの成果が得られるのだと思う。

NECに関して言えば、PC98が隆盛を極めていた頃は、BitInnをつくり、サードベンダーを巻き込み、筐体デザインを統一し、みごとにブランド戦略をやっていたように思う。追い上げられているうちに、その一番大切な手法を忘れてしまったのか。。

Appleの利益構造では、ソフトがおまけだといえ、iPod Shuffle, Phone 3GS/4, iPad 1/2, 一部Apple TVも. でソフトを完全共通化、さらにキャリアが変わろうがプラットフォーム(端末ハードウェア)は世界共通にして、開発コストダウンをしている。アプリは、SDKを用意し、インセンティブを与え、プロシューマに開発させ、膨大なラインナップをそろえた。ただ、アプリ認証のために、それなりの人員を雇いコストはかけている模様。
以前、購入したアプリが動かなかったことが一度だけあったが、報告したら即座に代金が返金された。脱獄ファンには、うっとおしいアプリの認証システムではあるが、このアプリの信頼感が確保でき、大多数の顧客向けには貢献しているのであろう。
Appleの成功を解析しだすと、まだまだ、きりがない。以前、相当解析したのだが、これくらいでやめておく。。

いっぽうガラケーは、機種・世代・キャリアごとに全部ソフトもプラットフォームも違った。(もちろんJavaで同一ラインアップでは、アプリ開発を共通化しようとは努力したようだが。。) この時点で、もはや勝負になっていなかったように思う。負けるべくして負けたのである。

世の中には時の運なんてものは存在しない。勝つときも負けるときも、積み重なる理由があるはずである。運だと感じるのは単に分析しようとしていないだけだと思う。

ちなみにトヨタの2010年売り上げは、18兆円= $225Billion (1ドル80円換算)なのだから、先のIT企業に比べても、はるかに巨大企業である。。

が、トヨタの財務諸表 (MSNマネー) http://jp.moneycentral.msn.com/investor/invsub/results/statemnt.aspx?symbol=JP:7203&lstStatement=CashFlow&stmtView=Ann

から計算すると2011のトヨタの現金相当の保有額は、2兆円となり、アップルには及ばない。(が、すごい額には違いない)
以下のトヨタの財務指標によると、営業利益率は景気のよい時期でも10%には満たない。それでも他の自動車メーカよりはずいぶん良い。

トヨタ社提示の営業利益率データ)  http://www.toyota.co.jp/jpn/investors/financial/financial_data.html

Jobsは技術に関しても大変すぐれている。Apple II, Macintoshの設計はもちろんのこと、iOS, Mac OSやそのプログラミング環境の母体は、Jobsの作ったNext Step時代から脈々と受け継がれている。アプリのプログラミング言語Objective-Cにしても、そのころに端を発し、UI記述のCarbon, Cocoaもこのころから引き継がれている。技術に関しても、コダワリをもち、戦略性をもって対処してきていると思う。それに関して、以下のような逸話を聞いたことがある。

「駐車場に車を停めたSteve Jobsに子供がIBM PCのキーボードをもって歩み寄り、サインをせがんだ。Jobsは、車の鍵で、そのキーボードから、ファンクションキーと、Caps Lock, Control Keyを取り外し。『さあ、これでいい』と、サインをしたそうである。」 そのせいか、Macには今も!!!正しい!!!! 位置に(コンピュータ使いなら、もっとも頻繁に使う) コントロールキーがついている。(最新のMacbook Pro/AirのCaps lockの位置は、IBMPCと同じ位置に移ってしまっている。残念ながら。) 日本の経営者で、自社製品とか自社技術にこれだけコダワリをもつ経営者がどれだけいるだろうか。。
日産のゴーンは、車が本当に好きで、サーキットで自らテスト走行するらしいが。

低迷する日本のIT産業にも、Appleを大躍進させたSteve Jobsのような、戦略性のある大カリスマの出現を期待したい。

話し変わって・・

最近、シリコンバレーにはインド人が多い。と思いきや、年間12万人に発行されるHビザ(専門知識を持つ大卒者等に発行される就労ビザ、Greenカード、市民権にもつながる)のうち、8万人がインド人とのこと。アメリカのIT産業は、ゼロの発見者インド人に支えられているということだろうか。シリコンバレーは、インドと中国の属国状態とも言えるかもしれない。。カリフォルニア州の州都サクラメント近くにあるFolsumのIntel研究所は、全従業員3,000人のうち2,000人がインド人らしい。

日本人の技術者は、インド人に負けず優秀だし、はるかに勤勉だと思うが、英語の壁はいかんともしがたい。。悔しい。。
日本の英語教育システムの早急なる改善に期待したいところである。

2011年8月1日月曜日

地震予測について再び - 簡単な検証実験をしたらどうであろうか

2011年6月23日木曜日:  京速コンピュータと地震予知

では、地震をカオスと決め付けていた。が、根拠とする研究成果や論文も特に見つかっておらず、必ずしもそうだとは断言しきれない。本稿では、別な角度から、もうすこし公正な立場で考察してみることにする。

地震が起こった後でいつも地震雲を見たとか聞く、が、地震雲をみて地震が予知できたとはなかなか聞かない。

これは、条件付確率 P(A|B) = Bが起たという条件下で、Aが起きる確率を考えると良くわかる。

参考) http://ja.wikipedia.org/wiki/条件付確率

もうすこし明白な例として、Bを、「なまずが騒いだ」とすることにする。

I. 「A: 地震がおきた、B: なまずが騒いだ」 すなわち、なまずが騒いだあと地震が起きる確率は、
P(地震がおきた|なまずが騒いだ) = 0.0001 くらいになるかもしれない。つまり、なまずは他の原因でも騒ぐことがあるからである。

一方、
II. 「A:: 地震の前になまずが騒いでいた, B地震がおきた」とすると、
P(なまずが騒いでいた|地震が起きた) = 0.9 かもしれない。

I が予知であり、IIが後付である。予知の難しさがわかる。つまり後付けはあたるが、予知には使いにくいということである。
予知をするには、予知に関連する本当の現象を、かく乱要因から除外しないとならないのである。

似たような誤解は、世の中の不思議現象には、たくさんあると思う。
ギャンブルもそうだが、数学的にちょっと解析すれば、簡単な誤解に気づくことが多い。

2012年2月11日土曜日: 確率を理解すればサギにひっかからない。


に書いた。

地震予知)

では、地震予知に話を戻すと、日本のプレート型の地震は、地殻にひずみが蓄積され、それがはじけることで起きるといわれている。
ここにはいくつかの難しさがある。
  1. プレートのモデルがあるのか。- 地殻の構造は不均質。モデル化できているのか。
  2. ひずみの蓄積量が測れるのか。
  3. 仮に測定技術が進歩したとして、ひずみによる地盤の破綻の予兆がわかったときに、それから地震予知ができるのか。
1,2から、ひずみ耐性の破綻時期=地震を予測するのは難しそうに思う。最近の研究では、「アスペリティ」というのが判明してきており、プレートはするするとすべる部分と、うまく滑らないでひずみが蓄積される部分(固着域)とがあるらしい。

アスペリティ) http://ja.wikipedia.org/wiki/アスペリティ

どうも、根拠とする1のモデル自体もまだまだ検討中なのかもしれない
2については、その100年間で固着域に均質にひずみが蓄積されるとすれば解決するかもしれないが、固着域がどれだけ存在するのか、いつ固着かどうか判明するのか、一旦固着域になったら、大地震までずっと固着域なのか。。など、これまた、議論をしだすと終わらなくなりそうである。

では、もうすこしやさしそうな3が可能か考えてみることにする。

ここで疑問なのは、
  1. 日本ではほぼ毎日数回起きているM1(マグネチュード 1)からM2程度の微弱地震と、大地震の予兆と区別できるのか。。
  2. かりに、予兆が予知できたとして、予兆から本震までの間が十分に離れそうなのか。
1は専門でないのでわからない。2について考えてみたい。地殻が完璧にモデルできたとして、豆腐とか割り箸のようなものだと考える。(実際には、豆腐や割り箸のように均質なものではなく、アスペリティでも示されるように、非常に不均質な構造であると思う。)
予兆は、割り箸の場合、ピキピキという折れ始めの音になろう。では、次のどれがいえるのだろうか。

  1. 1分で割り箸を曲げていったときに、ピキピキが始まってから、仮に0.5秒でバキッと折れたとする。
  2. では、100年かけて曲げていったら、ピキピキとパキの間は、1日とか1週間に延びるのだろうか。。
2がいえるなら、地震予知は可能と期待される。これは以下のようにして簡単に実験できるので、地震研究者の方には、ぜひ実験して、予知の可能性を見通してもらいたい。webには、すでに類似の実験結果が掲載されているのかもしれない。
  1. 割り箸ないしは、豆腐を用いて、ひずみを与えていく。
  2. ひずみの与え方を1秒、10秒、1分、1時間、1日、1週間 とだんだんゆっくりにしていく。
  3. ピキピキとバキの間の時間を測定して、上記2のひずみの与え方の速度との関係をグラフにする。
  4. 上記グラフを外挿(グラフを延長)して、予想される大地震の間隔である、50年とか100年かけてひずみを与えたときに、ピキからの猶予がどれくらいになるのか、予想できる。グラフは対数軸(片対数か両対数かは、両方書いてみれば傾向がわかるだろう)にすれば良いので、さほど大きなグラフ用紙は必要がないと思われる。
この結果、ピキとバキの猶予が、やっぱり数秒しかないとしたら、破綻は結構ドラステッィク(カオス的)に起きるのだと予想され、地震予知はかなり困難だと結論できそうである。その場合には、他の方法論を考えたほうがよさそうである。

Adsense広告が再開した

Adsense広告に関してアカウント認証が必要な状況であった模様。以前、広告収入が支払われていたので、もはや認証は必要ないかと思っていた。支払い状況の画面を見たら、はがきで送られてくるPINを入力するまで支払いが中断しているとあった。

はがきとやらに気づかず、紛失したようなので、再度PINを請求した。ただし、1度目の請求から1ヶ月しても、PINが書かれたはがきが送付されて来ない。

再度、PINを要請すると、住所を証明する書類等をscanしたものを送れとある。webシートで、それを添付したところ、PINの入力なしで再度認証され、広告が表示されるようになった。ここが問題であったとは気づかなかった。

ただし、認証されましたというメイルが着てからすぐには広告は再開せず、翌日になって広告が再開した。広告の再開には時間がかかると、記載すべきであろう。それに、支払いの中断と広告の表示停止がリンクしているとは、理解していなかった。

後日アンケートがやってきたので、情報の開示が不適切ではないかと、回答しておいた。特に、テクフォーラムで広告が出ないと書いているのに、Adsenseアカウント認証の問題であるという指摘は全くなかったので、かなり長い間、広告がないまま放置されてしまった。

ただし、blog 1ページに4箇所ある広告のうち、一番下のものはいまだに表示されない。IDも同じ、サイズを変えたりいろいろしてみたが表示されない。

https://www.google.com/adsense/support/bin/answer.py?hl=jp&answer=10036

によると1ページには、広告枠は3個までという制限があるとのこと。。厳しい制約である。

天下のGoogleの、それも収益の屋台骨の広告システムにしては、どうも不出来なように思う。
「もしも、もしもの心配をしないで、既存権益にチャレンジする。」のがGoogleだったはずなのだが、不正支払の心配など守りに入ったとすると、Googleらしさが失わてしまうように思う。そうして、世の中はTwitterFacebookの時代に移ってしまう(しまった?) のだろうか。。