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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。
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2012年11月8日木曜日

ちょっと怪しい最近のApple - だが投機家は当てにするな


http://bit.ly/SRtP3n 「Apple経営陣に大変動―iOS担当SPVのScott Forstall、リテール担当SVPのJohn Browettが去り、Ive、 Cue、Mansfield、Federighiの権限が拡大へ」Tech Crunch
ForstallがAppleを離れることは大きな衝撃を広げている。ForstallはNeXTでスティーブ・ジョブズの下で働いた後、ジョブズの復帰と共に1997年にAppleに加わわった。Forstallはジョブズの生前から死後にかけて次期CEOの有力候補と目されていた。
とのこと、かつてスカリーがジョブズを追放して、Appleが苦境に陥ったのと重ねる人もいると思う。

それでも)
それでも、iPad miniは1週間で300万台を売り上げ、Appleの記録を更新している。

何が心配なのか)
最近のAppleの心配は、以下の通り
  1. 大問題となったMapを市場に出してしまった。結果、仕様だと突っぱねる気も無く、CEOのCookが謝罪
  2. 従来はJobsが一人で驚異のプレゼンをしていた、製品発表だが、iPad miniなどの製品発表は、VPが交代
  3. 他者比較などしなかったAppleが、Kindleと比較発表
  4. 新製品が出ると在庫を一掃して値崩れを防ぎ、また、製品数を減らすことで開発力を集中させ、調達コストでも有利にしてきたApple。だが、今のApple store(日本でも米国でも)には、以下のように品揃えが増えている。
    1. iPhone4, iPhone 4S, iPhone5 使っているSoCは A4, A5, A6
    2. iPad mini,  iPad2, iPad4, 使っているSoCはA5, A5, A6X
  5. プリペイド携帯が50ドルもしなかった時代に、700ドル以上もするiPhoneブランドを作り上げたAppleだが、今は、Apple storeでは、iPhone4(8GB)が0ドル。iPhone4S(16GB) が99ドル、iPhone5 (16GB) が199ドル, 同32GBが299ドル, 同64GBが399ドル ( http://www.apple.com/iphone/compare-iphones/ ) とキャリアからのキックバックなのか値下げして、安価なイメージをだしている。
SoCに関しては、http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20120308_517340.html に情報がある。A6等については、http://ja.wikipedia.org/wiki/Apple_A6 等。

画面解像度への配慮)
もっとも、画面解像度が沢山あるAndroidとは違って、画面解像度を少なく押さえているので、アプリ開発は複雑度が下がる。

http://www.apple.com/ipad/compare/ と http://www.apple.com/iphone/compare-iphones/ にあるように、画面解像度は以下のようになる。

                                    縦  横ドット                 SoC
iPhone4                         960  x  640      Retina       A4
iPhone4S                       960  x  640      Retina       A5
iPhone5                       1136  x  640      Retina       A6
iPad mini                     1024 x   768                       A5
iPad2                           1024 x   768       Retina      A5
iPad4                           2048 x 1536       Retina      A6X

iPhone系は横解像度が同じ。iPad系は縦横2倍の改造度なので、当面はiPhone系、iPad系で2つの改造度でいけると踏んでいるようでもある。


後藤弘茂のWeekly海外ニュース: 解像度を高めたAppleの新iPadとそのコア「Apple A5X」のポイント http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20120308_517340.html
には、そう書かれている。

確かに、iPhone, iPad系がゲーム専用機のゲームを浸食しつつあり、ゲームの性能も重要なセールスポイントなので、グラフィック性能とゲームの普及しやすさには、配慮しているはずである。

半導体は量が全て)
半導体の価格は量が全てである。なにしろ設計コストと設備投資が大きくて、材料費が無視できるので、いかに沢山売るかが全てになる。以下にも書いた。

2012年11月8日木曜日: 半導体微細化の力 - Intelのすごさ


この点で考えると、心臓部となるAx SoCを3種類も製造し続けるのは得策ではなく、1種類にして量を増やした方が良い。製造能力に余裕があるので、多少オーバスペックになって、chipサイズが多少大きくなろうが、ほとんど関係がないと思う。とにかく統合して、量を稼ぐほうがコストが下がるし、製造業者に対して有利な立場になれる。

Androidをつぶしたいのかも)
Android携帯のSamsungが、市場シェアトップになった(以下リンク) とのことで、Androidを追い落としたいのはわかる。

http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1210/29/news085.html
「IDC、Juniper Researchが、世界の携帯メーカー別出荷台数シェアを発表。Appleに倍以上の差をつけたSamsungがトップの座を守り、Nokiaはトップ5圏外に転落した。」

だが、Appleの市場コントロール(後述)が嫌いなユーザもいるし、自国企業を応援したい顧客もおり、メーカの数が多いAndroidを一掃することなどはできない。

だが、AndroidとiOSには本質的な差があり、優位性は保ち続けられると思う。以下に書いた。

2012年11月8日木曜日: iOSとAndroidの本質的な差


だとすれば、美しいデザイン/UI、先端の機能、信頼性などApple ブランドを維持するために利益率を高く保つのが、最善の策に思える。

マーケットに才能があったTim Cook (CEO)がそれに気づいていないわけがない。
それが、うまくいかないのは、内紛の性かもしれない。。だとすれば、ForstallがAppleを離れたことで一件落着したかもしれない。

Appleの株価も下がっている)
Appleの株価が下がっている2ヶ月で167ドルも下がり24%の低下。NASDACでは9%しか下がっていない。これは、市場が内紛など昨今のAppleの動きに、怪しさを感じているというよりも、Appleの株価に期待がありすぎてバブルだったということだろう。

株価は一つの指標だが、あてにしすぎるのは危険)
AppleはiPad miniがバカ売れで、2週間で300万台もうれたし、iPhone5も相当売れている。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=AAPL:US にあるように、ROE (株主資本利益率: http://www15.ocn.ne.jp/~range/kessan/kessan014.html )

ROEは、株主資本すなわち株主が投資した資本額で、当期利益を割ったものであり、株主からみれば、投資した金に対する儲けの効率の良さ。銀行でいえば預金の金利である。なので、高ければ高いほどよいが、20%もあれば優良企業といわれる。

Appleは最近でも、ROEが、なんと、42.8%もある。株価が高騰するわけである。

優良企業IntelのROEは、26% である。http://bit.ly/VX7DqO
GoogleのROEは、17% である。http://bit.ly/VX7L9H

一方、苦境に立っているシャープのROEは -60%。(マイナスである) http://bit.ly/VX7SC7
トヨタ自動車のROE http://bit.ly/VX55Jd は、2.6%に過ぎない。
小売業で快進撃を続ける、セブン&アイ・ホールディングス のROEは、8.1 %である。http://bit.ly/ZvnmfR

ハイテクはもう終わりだという投機筋もいるが、ハイテクはいまだに効率良く金を儲けられる業種であり、一時のバブルの大騒ぎが去っただけであり、上手に経営すれば、依然として効率良く儲かる業種なのではなかろうか。

投機筋は、基本技術の未来ではなくて、過去の動向と、今のトレンドをみて投資する傾向がある。特に進歩の激しいハイテク分野において、技術やビジネスを見る目は、しょせん会社運営の当事者ではないので、十分わからないと思う。

インテルの例)
同じような投資家期待で、インテルの株価も2001年に跳ね上がっている。http://on-msn.com/VX5rQ5 からチャートを引用する。

会社経営者は、投資を得ないとならないので、投資家の行動を心配しないとならないが、将来方針決定や商品企画・技術企画の際に真に受けすぎると、会社は短期業績に走りおかしくなる。


2011年11月14日月曜日

日本の会社は、ヤクザの出入りか?

日本の会社の中には、どうも大勢で連れ添って海外出張する会社がある。だいたいにして調子の悪い会社が多いように思う。

昔、年寄りに聞いたが、昔(戦前か??) のヤクザの出入りは、カタギの人に料理を振る舞って大勢集まってもらい頭数をそろえ、強そうに見せたそうである。どうもそれに近いメンタリティを感じてしまう。

海外で行われる学会とかセミナーを聴講するのに、何人も連れ添ってやってくるのである。発表者が複数人いるならまだしも、聴講なら一番技術が分かる一人が聞きにきて、帰国して報告書を書いて報告会をすれば十分なのではなかろうか。会社の業績が悪くても、複数人で、それもあまり技術が分からない偉い人がこぞってやってくる意味はよく分からない。

さらには、そういう会社に限って、権限委譲できていないので、上司がいないと仕事が回らない。さもなくば、上司は海外から仕事をすることになって、学会にも身が入らないと思う。

大学では)
欧米の大学の先生は結構割り切っている人が多くて、発表者であっても、渡航費用がもったいないからと、学生(先生は共著者になっている)と本人の数件の発表を、一人でこなす先生すらいる。共著者だから話せて当然だということであろう。IBMチューリッヒの人も、学会役員で来るついでに、共著者としてファーストオーサーでないのに学会発表をしていた。

ところが、日本の大学からは、学生一人の発表に、先生やら学生やら、ぞろぞろと大名行列で来ることがある。ま、勉強と言えば聞こえは良いが、どうせなら他の学会を一人で聞きに行かせて報告させた方が本人の勉強になるし、情報も多く集まる。大名行列は、企業だけではないようである。

役員がくれば大名行列)
そもそも日本は団体行動が好きである。大人なのに一人で行動できないのだろうかと思ってしまう。

某大企業では、重役とかが米国にやってくると、日本からも何人もお付きがついて来る上に、当地の営業までもが、お付きでぞろぞろやってくる。別に、何か発言するわけでもないのに、お付きなのである。そういう会社に限って、国内でも社長や幹部が動くと、ぞろぞろと、お付きがついてまわる。時間と金の無駄である。

某海外法人の日本法人もそうであった。海外から重役が一人で訪問するのに、日本の営業や重役が何人もお付きでついてくる。そしてそういう人に限って、会議で、ただ聞いているだけである。目的意識というものがない。

自分のことは自分でやろう)
どうもそういう人の中には、段取りがあきれるほど下手な人もいる。旅行の段取りができないのである。いつも奥さんに荷物を用意してもらい、秘書やツアー会社にセットアップしてもらっているのだろうか。だから、人に頼って団体で動くのかもしれない。。。

欧米人が、年寄りでも自分で旅行を全部セットアップするのにくらべると、なんとも頼りない。自分のことが自分でやれない人が、仕事の段取りなどできるのだろうか。

アメリカに来ると、税務申請から、公共料金の支払いから、銀行の処理やら全部自分でやる。自己責任である。そうすることで、政治にも関心がでてくるのであろう。

ところが、日本人は、TPPの議論をしても、「誰か大人物はいないか。」とか、すぐに人に頼る。ググれば情報はいくらでも出てくる時代だから、まずは勉強してみたらどうであろうか。

人間は、どんなにきれい事をいっても他人の為なんかには動かない。金になるかが第一原動力だし、名声が得られるとか、自分が神に召されて天国に行けるからとか、最終的には、なんらかの形で自分の利益になると思うからこそ動いている。なので知らないでいると、不利益は自分に返ってくる。

日本でも業績のよい会社は違う)
ところがである、日本の会社でも業績の良い会社は違うらしい。ある業績のよい日本企業と仕事をしている人によると、大勢来ても意味がないので、同時に来るのは3人までと制限されているらしい。さらには、懇意にしていると、役に立たない人を送れば、「もうあいつは送ってくるな」と、情報が入るとのことである。送る方は、誰が役に立つのか理解していないのに、やっぱり業績の良い会社は、ちゃんと人をみているし、無駄なことはしていないのである。

細部にわたってちゃんと目が行き届き、妥当なことしかしないので、業績も良いのであろう。あたりまえのことを、あたりまえにやることが、重要なのである。業績が良いか悪いか、伸びるか落ちこぼれるかは、株価をみるよりも、会社の人の動き方を観察するだけで直ぐ分かるかもしれない。

株主の方は、そういうところを株主総会で指摘すれば、下がった株価も、戻るのではないのだろうか。簡単な話かもしれない。