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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。
ラベル Apple の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2013年4月1日月曜日

IOS6.1.2の脱獄

iOS6.1.3がリリースされたが、これで脱獄が再び閉ざされてしまった。
私は、幸いTinyUmbrellaでSHSHが保存してあったので、iPad2をiOS6.0.1に戻して脱獄しようと思っている。(最近さぼっていたので、iOS6.1, iOS6.1.2のSHSHが保存していなかったのが残念であるが。。)
成功したら、後日報告したい。

関連情報は以下)

「iOS6.1.2を搭載した全デバイスをEvasi0nで脱獄する方法」
http://bit.ly/XNGzag

「[iOS] 祝!! iOS 6 完全脱獄!とりあえず iPhone 5 にインストールした脱獄アプリまとめ」
http://bit.ly/123Jz9g

iOS6.0.1などは以下からdownloadできる。
http://www.redmondpie.com/download-ios-6.0.1-for-iphone-ipad-ipod-touch-direct-links/


iOS6.1.xの状況)
iOS6.1.2の完全脱獄も可能ですが、なんだか、iOS6.1.2もひどい品質らしい。http://bit.ly/XNGtzt とかで、ボロボロに言われている。

世の中では、iOS6.1.3が最新だが、これも、

  1. LTEがつながりにくい http://bit.ly/XNGPpL
  2. 電池の減りが早い http://bit.ly/XNH0BA
  3. パスコードを回避できる http://bit.ly/XNH7NB

 と、基本機能がボロボロ。

Appleは大丈夫なのか?)
MacのOS-Xもボロボロだし。

 http://bit.ly/XNIrzN  (以下にグラフを引用 四半期毎のスマホのシェアである。青線がSamsung, 赤線がAppleの)
 Apple(世界シェア24%)は、大丈夫なのか、2012年に世界シェアトップをSamsung (30%) に譲り渡しているだけではなく、Appleは、どんどん低迷しそう。



http://bit.ly/123L47n では、Appleの世界シェアは、2013年がピークとなり、しばらく横ばいだろうと予測している。

ただし、日本国内シェアでは、2012年の通年ではAppleのシェアが42%と、トップになり、世界動向に比べて少し差がでている。http://bit.ly/123KR4g より図を引用する。いまだに、日本の携帯マーケットは、ガラパゴス気味なのか。。

とはいえ、iOS4.x のiPad2は、動かないアプリがでてきているので、そろそろiOS6.xに上げたい。

2012年11月8日木曜日

ちょっと怪しい最近のApple - だが投機家は当てにするな


http://bit.ly/SRtP3n 「Apple経営陣に大変動―iOS担当SPVのScott Forstall、リテール担当SVPのJohn Browettが去り、Ive、 Cue、Mansfield、Federighiの権限が拡大へ」Tech Crunch
ForstallがAppleを離れることは大きな衝撃を広げている。ForstallはNeXTでスティーブ・ジョブズの下で働いた後、ジョブズの復帰と共に1997年にAppleに加わわった。Forstallはジョブズの生前から死後にかけて次期CEOの有力候補と目されていた。
とのこと、かつてスカリーがジョブズを追放して、Appleが苦境に陥ったのと重ねる人もいると思う。

それでも)
それでも、iPad miniは1週間で300万台を売り上げ、Appleの記録を更新している。

何が心配なのか)
最近のAppleの心配は、以下の通り
  1. 大問題となったMapを市場に出してしまった。結果、仕様だと突っぱねる気も無く、CEOのCookが謝罪
  2. 従来はJobsが一人で驚異のプレゼンをしていた、製品発表だが、iPad miniなどの製品発表は、VPが交代
  3. 他者比較などしなかったAppleが、Kindleと比較発表
  4. 新製品が出ると在庫を一掃して値崩れを防ぎ、また、製品数を減らすことで開発力を集中させ、調達コストでも有利にしてきたApple。だが、今のApple store(日本でも米国でも)には、以下のように品揃えが増えている。
    1. iPhone4, iPhone 4S, iPhone5 使っているSoCは A4, A5, A6
    2. iPad mini,  iPad2, iPad4, 使っているSoCはA5, A5, A6X
  5. プリペイド携帯が50ドルもしなかった時代に、700ドル以上もするiPhoneブランドを作り上げたAppleだが、今は、Apple storeでは、iPhone4(8GB)が0ドル。iPhone4S(16GB) が99ドル、iPhone5 (16GB) が199ドル, 同32GBが299ドル, 同64GBが399ドル ( http://www.apple.com/iphone/compare-iphones/ ) とキャリアからのキックバックなのか値下げして、安価なイメージをだしている。
SoCに関しては、http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20120308_517340.html に情報がある。A6等については、http://ja.wikipedia.org/wiki/Apple_A6 等。

画面解像度への配慮)
もっとも、画面解像度が沢山あるAndroidとは違って、画面解像度を少なく押さえているので、アプリ開発は複雑度が下がる。

http://www.apple.com/ipad/compare/ と http://www.apple.com/iphone/compare-iphones/ にあるように、画面解像度は以下のようになる。

                                    縦  横ドット                 SoC
iPhone4                         960  x  640      Retina       A4
iPhone4S                       960  x  640      Retina       A5
iPhone5                       1136  x  640      Retina       A6
iPad mini                     1024 x   768                       A5
iPad2                           1024 x   768       Retina      A5
iPad4                           2048 x 1536       Retina      A6X

iPhone系は横解像度が同じ。iPad系は縦横2倍の改造度なので、当面はiPhone系、iPad系で2つの改造度でいけると踏んでいるようでもある。


後藤弘茂のWeekly海外ニュース: 解像度を高めたAppleの新iPadとそのコア「Apple A5X」のポイント http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20120308_517340.html
には、そう書かれている。

確かに、iPhone, iPad系がゲーム専用機のゲームを浸食しつつあり、ゲームの性能も重要なセールスポイントなので、グラフィック性能とゲームの普及しやすさには、配慮しているはずである。

半導体は量が全て)
半導体の価格は量が全てである。なにしろ設計コストと設備投資が大きくて、材料費が無視できるので、いかに沢山売るかが全てになる。以下にも書いた。

2012年11月8日木曜日: 半導体微細化の力 - Intelのすごさ


この点で考えると、心臓部となるAx SoCを3種類も製造し続けるのは得策ではなく、1種類にして量を増やした方が良い。製造能力に余裕があるので、多少オーバスペックになって、chipサイズが多少大きくなろうが、ほとんど関係がないと思う。とにかく統合して、量を稼ぐほうがコストが下がるし、製造業者に対して有利な立場になれる。

Androidをつぶしたいのかも)
Android携帯のSamsungが、市場シェアトップになった(以下リンク) とのことで、Androidを追い落としたいのはわかる。

http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1210/29/news085.html
「IDC、Juniper Researchが、世界の携帯メーカー別出荷台数シェアを発表。Appleに倍以上の差をつけたSamsungがトップの座を守り、Nokiaはトップ5圏外に転落した。」

だが、Appleの市場コントロール(後述)が嫌いなユーザもいるし、自国企業を応援したい顧客もおり、メーカの数が多いAndroidを一掃することなどはできない。

だが、AndroidとiOSには本質的な差があり、優位性は保ち続けられると思う。以下に書いた。

2012年11月8日木曜日: iOSとAndroidの本質的な差


だとすれば、美しいデザイン/UI、先端の機能、信頼性などApple ブランドを維持するために利益率を高く保つのが、最善の策に思える。

マーケットに才能があったTim Cook (CEO)がそれに気づいていないわけがない。
それが、うまくいかないのは、内紛の性かもしれない。。だとすれば、ForstallがAppleを離れたことで一件落着したかもしれない。

Appleの株価も下がっている)
Appleの株価が下がっている2ヶ月で167ドルも下がり24%の低下。NASDACでは9%しか下がっていない。これは、市場が内紛など昨今のAppleの動きに、怪しさを感じているというよりも、Appleの株価に期待がありすぎてバブルだったということだろう。

株価は一つの指標だが、あてにしすぎるのは危険)
AppleはiPad miniがバカ売れで、2週間で300万台もうれたし、iPhone5も相当売れている。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=AAPL:US にあるように、ROE (株主資本利益率: http://www15.ocn.ne.jp/~range/kessan/kessan014.html )

ROEは、株主資本すなわち株主が投資した資本額で、当期利益を割ったものであり、株主からみれば、投資した金に対する儲けの効率の良さ。銀行でいえば預金の金利である。なので、高ければ高いほどよいが、20%もあれば優良企業といわれる。

Appleは最近でも、ROEが、なんと、42.8%もある。株価が高騰するわけである。

優良企業IntelのROEは、26% である。http://bit.ly/VX7DqO
GoogleのROEは、17% である。http://bit.ly/VX7L9H

一方、苦境に立っているシャープのROEは -60%。(マイナスである) http://bit.ly/VX7SC7
トヨタ自動車のROE http://bit.ly/VX55Jd は、2.6%に過ぎない。
小売業で快進撃を続ける、セブン&アイ・ホールディングス のROEは、8.1 %である。http://bit.ly/ZvnmfR

ハイテクはもう終わりだという投機筋もいるが、ハイテクはいまだに効率良く金を儲けられる業種であり、一時のバブルの大騒ぎが去っただけであり、上手に経営すれば、依然として効率良く儲かる業種なのではなかろうか。

投機筋は、基本技術の未来ではなくて、過去の動向と、今のトレンドをみて投資する傾向がある。特に進歩の激しいハイテク分野において、技術やビジネスを見る目は、しょせん会社運営の当事者ではないので、十分わからないと思う。

インテルの例)
同じような投資家期待で、インテルの株価も2001年に跳ね上がっている。http://on-msn.com/VX5rQ5 からチャートを引用する。

会社経営者は、投資を得ないとならないので、投資家の行動を心配しないとならないが、将来方針決定や商品企画・技術企画の際に真に受けすぎると、会社は短期業績に走りおかしくなる。


2012年11月6日火曜日

AppleがCPU自製化の噂


「Apple、MacのCPUをIntelから自社製へ切り替え?」 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1211/06/news051.html

AppleがMacintoshのCPUをiPhone/iPadで採用している自社製チップに切り替える検討をしているという噂がある。あくまでも噂だが、先の経営幹部変更でハードウェア部門のトップになった、Bob MansfieldはMIPS社で、とあるCPU設計プロジェクトを統括していたこともあり、CPU設計の専門家である。

また、AppleはPAsemi http://en.wikipedia.org/wiki/P.A._Semi というCPU設計の会社を買収しており、A4, A5, A5XなどのSoC(Systems on Chip)を自社設計している。さらに最新iPad (iPad4相当)に搭載される、A5X のCPUは、ARMの設計ではなく、オリジナルな設計(Micro Architecture)といわれている。http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20120308_517340.html
古くは、Intel社がDECから買い取ったStrong ARMなどがそういう設計である。

命令セットアーキテクチャとマイクロアーキテクチャ)
CPU設計にはいろいろな階層がある。実物に遠いところから書くと以下のようになる。
  1. SoCとしての組み込み
  2. (命令セット)アーキテクチャ
  3. マイクロアーキテクチャ
  4. 回路
  5. レイアウトパタン
  6. デバイス、製造
低電力設計をする場合には、全てが絡んできて、一番物性に近い6の影響が一番大きい。

アーキテクチャライセンス)
自社の独自マイクロアーキテクチャによるCPU開発は、ARMのアーキテクチャライセンスという高額なライセンス契約をすれば可能であり、世界では、Samsung, Apple, Motorollaなどが所有していると言われている。

このライセンスを所有することで、自社でMicro Architecutreを設計し、場合によっては、命令セットを追加しても、ARM側は、コンパイラなどのツールや、ツールなどのエコシステムを対応させてくれる。という意味で、自由度がある分、高額なのであろう。
通常のARMライセンスでは、全てのコードにおいて、1クロックまで一致した動作をすることをARMは要求しており、これによって、どこの会社のARMコアも全く同じようにソフトが走ることを保障している。

製造技術が心配)
ところが、Intelは、CPUの大きな利益をもとに、とんでもなく半導体技術が進んでいる。


半導体製造技術では、Intelが2位のTSMCやGlobal Semiconductorなどを大きく引き離してしまった。Intelと組まないと、これが心配である。詳細は、以下に書いた。


2012年11月8日木曜日: 半導体微細化の力 - Intelのすごさ


設計は、Appleがやって、製造はintelというのが、ベストといえばベストだが、intelの制御を逃れて、価格と技術を自主管理したいという目的は達成されない。

2012年9月15日土曜日

iPhone5が発売された、実はiPodが目玉

iPhone5)
http://www.cnet.com/iphone-5/ iPhone5が発表されました。予想どうりですが、4G LTE, A6 chip。。flashは64GBまで。小さなDocコネクタ。

Appleのサイト:http://bit.ly/QT4Ffv に、iOS6の紹介があります。

AUのiPhone5のLTE対応)
http://bit.ly/Ovtraz に、わかりやすい記事がある。KDDIの田中社長へのインタビューなので当然AUよりだが。
SBもAUのiPhone5も2.1GHz帯でLTE対応だが、AUの方が、当面対応が良いとのこと。当面LTEの国際ローミングはない。VerizonのiPhone5は、米国外キャリアに対してはSIM lockされない。など。。
AUが主力の800MHz帯でLTE対応しない理由は話せないとのこと。

実はiPod系が目玉だと思う)
http://bit.ly/PhZPdl  が、2万円の新iPod touch。
ストラップもつけられるし、極薄。これがたしかに一番お徳かも。。結局Appleは、intelと同じ、量販・低コスト化に載せてしまったので、キックバックのないiPodでも価格で有利に勝負をしてこれますね。

製品の集中化、少品種、大量販売、OSやアプリの統一化、これは日本メーカが見習うべきでしょう。とても簡単なことですが、ぶれないしっかりした経営でないと、実現は難しいでしょうね。

新iPod nano)
http://bit.ly/PhVxCM 12800円で小さくて、映画も見られ、BluttoothもついたiPod nanoも、とても魅力的ですね。
ここに述べられているのですが、iPod nanoはいつもデザイン戦略が違う。実験機なのかも。
それで大量に売れるのはスゴイですが、実際に売れる商品で、マーケットを探る・作る。
これは、かなり賢いかもしれません。

新Docコネクタ)
こういう製品を作りたいために、実績がある、30ピンコネクタを8ピンに変えた。。http://bit.ly/PhWcEa だけあり、ほぼ30ピンを信号が使い切っているが、これをスパッと絞り込んだようです。変換プラグは29ドルもするので、変換チップが入っているものだと思います。

MacのMini Displayコネクタもwindows系とはセンスが違う)
Laptop (note) PCに関して言えば、外部ディスプレイの接続にアナログDVIを使っている日本メーカと、同じ形状のコネクタにアダプタだけで、以下に全対応しています。
  1. アナログDVI,
  2. コンポ ジットビデオ
  3. ディジタルDVI (それも2x対応)
  4. HDMI
  5. Thunderbolt、
新しいものをどんどん追加し、過去にも全対応してくる Apple。http://bit.ly/U1VwWt 全然、センスが違います。

技術者がその違いが分からない時点で、製品の使い込みが足らず。価格競争をしているだけでは、Appleには勝てないと思います。

そもそも、魅力ある製品という以上に、冒頭に書いたようにAppleは低コスト化が戦略的なので、全く同じ機能の低コスト化をしただけでも、Appleには勝てないように思います。勝てるのは規模が大きいSamsungとかになるのだと思います。

http://bit.ly/PhZlEb にmini display portの仕様がでています。VESA標準だったようで、Appleが勝手に作ったのではなさそうです。最近のwindowsPCにも搭載が始まっているようです。http://bit.ly/PhZDuB が、Lenovoとか、日本メーカは、東芝しか書かれていませんが。。

とりあえずここまで)

2012年9月10日月曜日

特許訴訟 - Apple-Samsungの案件

以下は、ワシントン在住の特許弁護士、服部健一 さんによる、Apple-Samsung訴訟の解説です。

http://dndi.jp/08-hattori/hattori_65.php

これは分かりやすいです。特許訴訟になるモノが少ないことや。Appleもリスクをとって訴訟に臨んだこと。ある程度公平なことなど、知らなかった事実が沢山わかりました。

日米特許専門の特許弁護士 松本氏も氏のblogで、かつてのソーテック-Apple訴訟を詳細に解説しています。http://bit.ly/RxkrSG です。

特許戦略について)
特許戦略の難しさについて考えてみました。


何をやろうとしているかバレル)特許でバレルだけではなく、サーチですらばれます。
IBMが、以前特許サーチサービスを提供していましたが、使用が禁止になった企業も多いと思います。なにをやろうとしているか、IBMに筒抜けになる恐れがあるからです。


相手に知恵を付ける)出願した特許で何をやろうとするかがバレルだけではなく、ソフトウェア特許ではもっと重大な問題が起きえます。特許は実施例に関して制限をかけるので、それを応用して、別の実施例にすると改良特許となり、自分にも権利が生じます。もちろん、基本特許がおさえられていれば、それなりのロイアリティを払う事になると思います。。

それを避けるために、特許出願時には、さまざまな実施例を網羅します。これが結構大変です。とくにソフトウェアの場合にはリソースの制限が少ないので様々なアルゴリズムでの実装があり得ます。
ところが、CPUの性能が上がると、性能を悪くして回避ということもできます。そこまで出願時にはカバーしきれないので単に知恵を付けさせるだけになります。

なので、Appleもマルチタッチは、意匠や基本アイディアは特許にしていますが、ソフトウェアは隠してノウハウで守り、これを実装してきたGalaxyが出るまで相当年度のリードをとり、アプリを何十万本もため込みました。

速く事業を立ち上げて買う)昨今は、特許市場ができているので、Facebookのようにとにかく事業を早期に立ち上げ、膨大な利益を得てから、特許を買い占めるという戦略も取れるようになっています。速く立ち上げたほうが有利なので、特許に時間と脳数を策よりも、まず事業にしてしまえという戦略です。

http://bit.ly/SxPX4b にこの社風が解説されています。Move Fast and Break Thingsなどです。
写真を引用しておきます。

Facebookに関しては、以下にも書きました。

2012年5月5日土曜日: Facebookの社風: 若者文化


まとめ)
単純な発想で特許数をノルマにして、エンジニアの時間を浪費して、敵に知恵をつけさせるのは、もうやめにしたいですね。

2012年8月9日木曜日

Think Slightly Different -Samsung.


 http://bit.ly/Mw2mNQ に、Samsungのオリジナリティに関して説明付きのlinkがあります。

このビデオは面白い。英語が理解できなくても、相当笑えます。iPhoneと全く違う、iPadとはさらに違う、と笑いを取っています。

Think Slightly Different, Samsung!! というわけですね。こういう、オチャラケビデオを、本当にSamsungのVPが演じて、リリースしているところが、やっぱり違いますね。。。

と思ったら、これはパロディ(コメディ) だったらしい。そりゃそうだ。お堅い会社がこんなモノをつくるはずもないし、特許紛争をしているので、こんな宣伝をすれば、自社が不利になりそうですから。。

以下にビデオを埋め込んでおきます。


日本も戦後高度成長まで「欧米に追いつけ」の時代には、モノマネといわれても、開き直る、こういった強さがあったのですが、学ぶ姿勢も真似る姿勢もどこかへ消えてしまったのでしょうか。。

2012年5月24日木曜日: 日本にクリエィテビティは必要なのか....


日本の自動車メーカと電機メーカの違い)

http://bit.ly/OZEkic にスバルスピリッツがあります。引用すると:
参考にできるデータもノウハウもないゼロからの研究開発、膨らむ開発コスト、「本当にできるのか」というプレッシャー…
そこにはいつも、先駆者だけが知る高い壁が立ち塞がります。しかし彼らは決してあきらめません。
「もっと安全で愉しい走りをつくりたい」、「自分たちが信じる、本当に良いものだけを提供したい」―そんな揺るぎない想いを胸に、彼らは今日も挑戦を続けるのです。
そのうち、別blogに投稿しますが、
スバルは、どこの会社もやっていない水平対向のボクサーエンジンを実用化し、コダワリ続け、そして、いまは FB20で、ロングストローク化、生産性の向上にチャレンジ続けている(これは、Motor Fan Illustrated Vol. 51 http://amzn.to/OZFbzy に出ていました。
この号は面白いエンジンがいろいろ出ています。

が、決め手は、同 Vol. 57 http://amzn.to/OZFH0t p.40にでている、ミヤマ株式会社が開発した、多点点火ですね。12点の多点点火で、最大筒内圧力を86%(Pmax)も向上させ、すでに熱効率44%という驚くべき実験結果がでているそうです。従来技術では40%でもスゴイといわれていたのに。。

どこの会社も同じ事をやっている電機メーカに比べて、日本の自動車メーカは、マツダ、スバル、スズキ、ホンダ、日産、トヨタなど全てのメーカが違ったキャラクタをもつように思います。これが、自動車メーカが、まだまだ外国に追いつかれない理由かも知れません。。昔のSonyはそういう会社だったと思います。

2012年5月25日金曜日

Appleが学んで、日本が失ったもの


「ジョブズ・ウェイ」著者に聞く:「何よりも大事なことは情熱」――ジョブズ氏の師が語る“スティーブの素顔”  
スティーブ.ジョブズ氏の長年の親友であり、指導者でもあったジェイ・エリオット氏が来日した。まだ20代だったころのジョブズ氏は「30歳以上の奴らは信頼するな。ただし、ジェイは除く」というほど、エリオット氏を慕っていたという。エリオット氏に、アップル成功の秘密やジョブズ氏との関わりについて聞いた(聞き手:林信行)

は、数え切れないぐらい、良いことを沢山語っている。どれも、日本の多くの企業が忘れていることのように思う。

1)  我々はある時、日本に来る途中の飛行機の中で、レーザーライターをデザインした。これはキヤノンとの仕事だ。しかし、モノによっては自分たちで作れないものもある。(中略) 我々がソニーやキヤノンといった会社と関係を築いたとき、彼らをアップルの一部として考えた。彼らはアップルの文化をよく理解していたし、我々も彼らに我々の一員とみなしてコミュニケーションをしていた。これもアップルが成功した要因の1つだ。

2) アップル成功の秘密は、常に製品の向こう側にユーザーがいることを意識してものを作っていることだ。これこそが彼が最も強く情熱を見せたところでもあった。そして、これは私と出会った1980年から、亡くなる1カ月くらい前まで、まったく変わらなかった。

3) 、思いを込めた製品がすべて世にでるようにがんばっていた。シンプルに保って、例えば、制限を設けて3,000個だけ製品を作るような愚行はしない。これこそが彼の成功の秘密だと思う。

4) ここ日本には、それと同様の、経営者の手本ともいえる人物がいる。ソニーの盛田昭夫氏だ。盛田氏は日本のスティーブ・ジョブズだった。しかしその後、ウォークマンにいったい何が起きたのか? 彼らはユーザーに何が起きるか注意を払っていなかった。最初はユーザーを見て製品を作っていたが、その後、ユーザーにも変化が起きるということを理解していなかった。

5) ホンダにしてもソニーにしてもそうだと思う。これらの会社は、創業者がどうやって会社を今の位置に持ってきたのか分かっていない人が会社の経営にあたっている。そこへ至るまでにどんなトリックを使ったのかも。そういった管理型の経営幹部は、「何も変えたくない」「何も間違えをおかしたくない」ということになりがちだ。

6) 自分の会社の製品がベストなものであることを目指すべきなのに……。
作るものが電話だとしてもカメラだとしても、会社が2,000人規模だろうが、3,000人規模だろうが関係ない。とにかく自分自身がその製品の最初のユーザーにならなければ。

7) ビジネスをしていくうえで、自身の洞察を深めなければ得られない部分もあると思う。「自分はそれにふさわしい情熱を持ち合わせ、すべてをこれに賭ける覚悟があるのか」。これがいわゆる「リスクを取る」という部分だが、それができるかどうかで人は分かれると思う。

8) 彼が成功したのは、製品を思い通りの形で実現する信念の強さのおかげだ。スティーブが怒るのは、その製品が彼の望む品質になっていないときくらいだよ。

9) ホンダやソニーも同じだと思う。まずは自らのルーツに立ち戻り、この会社はなぜこの世に誕生したのか、自分たちは誰なのかを知る必要がある。
私はプロダクトオーガニゼーション(製品を中心とした組織)というものを信じている。企業はもっと製品に戻る必要がある。そして、まずは製品を削る必要があるだろう。例えば、ソニーは製品が多過ぎて、もはや何をやっているのかも分からない。まずはシンプルな状態に戻ることが何よりも重要だ。

10) スティーブも、まず自分自身のために製品を作った。もしそれでほかの人も気に入ったら、彼から買えばいい。もし、気に入らなかったら買わなければいい。こういう姿勢だ。あなた自身が1番のユーザーでなければならないという思いに取りつかれること。

11) アップルの人に「損益計算はどうなっている」なんて聞いても、例え相手がスティーブ・ジョブズでも「知らないよ。それはCFOの仕事だ。私はそんなことは心配しない。よい製品を作れば、自然と利益はついてくる」って返ってくるだろうね。四半期ごとの決算ばかり気にして事業をしていてはダメだ。もっと遠くを見ないと。

12) コンシューマー製品を発売するようになってからは、もっとリリースのタイミングに気を配るようになってはいたが、最も重要なのは、準備が整うまで製品を出すなということだ。
「何よりも大事なことは情熱」――ジョブズ氏の師が語る“スティーブの素顔” (1/6)

2012年2月17日金曜日

MacのKey noteには感動した

Macのプレゼン作成ツールである、key noteは直ぐに慣れるし、使いやすい。

helpが感動的)
1) keywordをいれるとtoolメニューにある該当する項目がtopに出る。ほぼ欲しいものがTopに
2) 項目にマウスカーソルをもっていくと、Key note側のメニューが開き、その項目が付箋のように矢印でポイントされる
3) そのメニューがそのまま実行できる



色の設定も画期的) 
カラーパレットというwindowが表示されている。そこから色をドラッグして、文字や図形に落とすと色が設定できる。文字をダブルクリックすると、単語(文節)が選択され、この状態でパレットを叩けば、それでも色が変わる。
直感的で大変簡単。ただし、標準では、図形は塗りつぶし、文字は文字色変更になってしまう。線の色を変えたければ、線を選んで出るパレットに、カラーパレットから色をドロップする。
絵画でパレットに色を調合しておいて、それで塗っていくものの類推。調合したパレットも保存しておけるしApple, Crayon等いくつか用意されている。


気づいてみれば、当たり前のことが当たり前にできているだけだが、他社のプレゼン作成ツールを使っていると、使いにくいのが、当たり前だと思ってしまっている。
観察力と想像力の欠如である。

そのほか)
  • ドラッグアンドドロップで、図を貼り込める
  •  文字や図を移動するときに自動的に基準線がでて、所定位置に近づくと吸引されるような感じで位置合わせが簡単にできる。(これは、建築CADでは普通に使われている手法)グリッドに合わせるよりも、自由度が高く、精度も高い。一方で、揃っていて欲しいものは、綺麗に揃う

そのうち気づいたら追加しておく。

MacのMail)
Mailも旧JISではなく、UTF-8(件名がquoted printable, 本文がbase64) で、読めないメイラが続出。だがこの方針には、意味がある。
  1. 世の中のOSは、UTF-8が、ほぼ標準化しつつある。UTF-8であれば、エンコーディングを指定しなくても、どこの言語でも、混在できる。UTF-8は、byte順に依存せず、世界統一コード体系であるUnicodeのメリットが得られ、また、EUCなどのようにbyte単位で比較ができるようにしたコード体系である。
    Unicode) http://ja.wikipedia.org/wiki/Unicode
    UTF-8) http://ja.wikipedia.org/wiki/UTF-8
  2. 件名がQuoted Printableなので、MIME非対応のメイラでも、英文の件名であれば読める。ただし、コード化の効率が悪い。
  3. 本文は、効率をあげないとならないので、base64である。
メイルの基準であるRFCコンプライアント(準拠) ではあるが、特に2, 3の組み合わせにより、読めないメイラやwebメイルなどが続出している。Outlook expressなどである。

また、行の自動折り返しも無くなくなった。送り側で行を折り返すと、行幅の狭いiPhone, iPadで読みにくいからだと思われる。つまり。

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC

と送り側で1つの段落を折り返して送った場合、行の短い端末でこれを読むと。

AAAAAAAAAAAAAAAAAAA
AAAAAAAAAAAAAAAA
BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
BBBBBBBBBBBBBBBBB
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCC


となって読みにくいからである。

全部1行のまま送れば。

AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
BBBBBBBBBBCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCC

と素直に読める。実はi-mode mailは昔から、送り側では折り返さずに送っている。

だが、受信側のメイラが対応していないと、1行が長いメイルはまともに読めない。
また、返信したとき引用符がはいって、行がおかしくなったりする。

行を折り返さず送ったメイルに返信しようとすると、行の頭に引用符が着くだけである。
MacのMailがどうしているかというと、それを受けて表示するときに、折り返した上に、先頭に引用符が着くように、変換を書けている。。これなら、

>  > AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
>  > AAAA
>  > BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
> > BBBB
みたいな、引用記号と折り返しで、引用部が乱れることはない。

iPad (iOS)のメイラ)
一方、iOS5.0.1では、以下のようになっており統一性がない。
  1. 行は折り返さない。
  2. 件名は、Mime EncodingのISO-2022JP (新JIS) - 従来の形式
  3. 本文はISO-2022JP (新JIS) - 従来の形式
  4. だが、時にQuoted PrintableのHTML部分が着くこともある


MacのMailでは、本文の圧縮度を上げるためにbase64にしているのに、上記の3は統一性がない。Appleといえど、まだまだ、不統一なことをやっており、部門の壁は残っているのであろう。

2011年11月24日木曜日

老害、エセエリートの害、本当のエリートとは

巨人軍がお家騒動を起こしているらしい。
http://search.j-cast.com/?type=article&q=%E3%83%8A%E3%83%99%E3%83%84%E3%83%8D&r=reflink

これは85歳のナベツネの老害と言われている。
そういえば、日本では老害の問題を良く聞く。

が、本当だろうか。
権威がモノを言って、内容を計ってでケースバイケースで議論しないのが問題なのではなかろうか。日本は、歴代の武家政権が天皇の権威を利用してきたり、他国にもまして権威というものが特別な意味を持っている。

(何が日本を日本たらしめているかは別途考察したい。農耕民族とか島国とかで簡単にはくくりきれない、かなり特殊な事情があると思っている。そもそも、狩猟民族などアフリカぐらいであり、世界中の主流は農耕民族で、一部遊牧民族がいる程度である。また、イギリスや台湾も島国である。)

年寄りになると知恵も増える。偉い年寄りは、人の思っていることが分かったり、交渉術を良く知っていたりする。また、いろいろな物の見方の勘所を心得ていたりする。

一方で権力の乱用は若くしても起きる。

大王製紙事件もひどい事件。容疑者 井川前会長(47歳)は会長を退いた今ですら47歳。老害じゃなくても、独走を止められない経営、背任をコントロールできない会社システムには問題がある。が、こういう事件がおきると、やたら締め付けが厳しくなって、自由度がなくなるのも日本の悪いところ。情報セキュリティにも見られるように、バランス感覚がかなり悪い。

大王製紙事件)日経新聞11/23(水)朝刊35面にでていたが。
85億円も子会社から不正に借り入れ、カジノで32億円も使うなんて、アホか。。彼は御曹司で東大卒。人とのコミュニケーションが苦手な人間や変人が東大に多いのも気をつける必要がある。「天才とバカは紙一重」というのは、ある意味、かなり的を得ているケースもある。

誤解されると困るのですが、バカでもない本当の天才もいます。「この人は、どこから見ても、本当にすごいな。」という東大教授を何人も知っています。コミュニケーション能力も高く、人の言いたいことが即座に理解でき、物事の本質も即座に見抜く、技術についても大変詳しい、会議のまとめ方も大変上手。
ただし、そういう人は、本質を知っているので、ばかばかしくて、政治とか行政に口を挟まないのかも知れません。
今の日本では、提案した人に仕事だけが増えて損をすることが多いので、余計なことをしないのが一番賢い選択になっているかも知れません。

また、ステレオタイプで物事を判断するのは非常に危険です。人間を分析することはステレオタイプにはめることになりやすいので、ちょっと自己矛盾しています。

企業トップは、与えられた問題を解く入試の能力よりも、答えの無い未知の問題に近づくこと、軌道修正する柔軟性、顧客や社員とのコミュニケーション能力が必要とされることに気づいていない企業は多い。

長期政権は必要)
首相も企業トップも老害を防ごうとすると短期政権になる。これは以下の理由がある。
  1. ワンマン社長でなければ若くしてトップにあがれない。相変わらず年功序列だからである。(最近は功は関係なくて、年齢序列の企業も多い)
  2. 老害を防ぐために早くして引退する。が実は、相談役になったりと本当は引退していないことも多い
短期政権になって、なおかつ評価システムを強化すると、自分の在任中に成果を出さないとならないので、投資がきわめて短資眼的になる。株主もそれを要求する。
大きな研究はモノになるまで10年以上かかる。これに投資がまわらない。
結果、利益率が、うすい他社の物まね製品ばかりになる。

大企業が、ベンチャーの良い製品をマネして、これからの産業を支える新興企業をつぶすことになる。良識のある消費者は、多少がさつでも、アイディアを出した企業の製品を買って、そこの企業を伸ばしてあげるべきであって、物まねした大企業の製品を買うべきでは無いと思う。それが、日本の将来のためになる。ベンチャーが日本で育たない理由は以下でも考察した。
2011年11月12日土曜日: 日本の大企業を駄目にしているのは
長期政権によるAppleの成功)
AppleのMac OS-Xの基礎は、NextStepにあったりする。1986年の技術が今のMac OS-X, iOSに生きているのである。UnixをベースにしたりObjective-CやCocoaの源流がここにある。

MacやiPhone,iPadが画期的なのは、Jobsが長期政権で自分の過去の成果をうまく再利用してきたこともある。かなり優秀な技術者でも、これをやるのは難しい。


Appleについては以下にも書いた)
エセエリートを信用するな)
日本の企業で、「Appleはすごい。Appleには勝てない」とだけ言って、こういう解析を全然していないところも多い。

そういうところに限って、第二次世界大戦時代の大本営時代からマインドセットが全く変わっていなくて、情報の解析能力がなくて、精神論に頼るのである。
反省をしないので、だめだったところが、自分自身で分かっていないのである。

悪いことに「ムラ」社会は、失敗を仲間内でかばって隠す。
第二次大戦では、陸軍士官学校卒の士官が超エリートであり、それが仲間の失敗を隠したとも言われている。均質なのは害にしかならない。

Steve Jobsは、「大学の学費で育ての親の老後の資金を使うのが忍びない。大学から学ぶことは何も無い。」と大学を中退している。学歴のもつ本当の価値を見直した方が良いかもしれない。

アメリカのエリートには真のエリートがいる)
アメリカの高校(high school - 4年制)は中学(middle school)よりも、学校の終わる時間が早い。
注意: アメリカの学校制度・就学年齢は場所によって異なる)
http://www.design-penguin.com/OC/life/school_system.html
ボランティアやスポーツなどの課外活動をして人間性を磨けということである。
その結果、奨学金は勉強だけではもらえない。スポーツとかボランティア活動とか、勉強以外で外が一流と認めるものが必要である。そうしてもらえる奨学金は額も大きく、返済の必要がない。

知り合いのご夫婦は、インド人・中国人ががむしゃらに勉強する地元の公立高校ではなく、白人たちがいる私立高校に通わせた。学生たちは、とてもクリエイティブであるという。アメリカの経営トップが白人ばかりなのはこのクリエイティビティがあるからだと、その方は言う。
  1. 遊び方がとてもクリエイティブ
  2. 遊ぶ時間を作るために時間の使い方がとても上手。授業も、絶対に遅れてこない
  3. 遊ぶことと、勉強のけじめができている。勉強ばかりしない
この方のお子さんは、ゴルフがプロ級でゴルフで奨学金をとって、一流のカリフォルニア大バークレー校(UCB)に入学した。親御さんがいうには、遊んでばかりいるが、勉強をさせると理解力が相当高いということである。運動神経もめちゃくちゃ良いらしい。弟を車で送ったり家の手伝いもするそうである。

このお子さんも、お友達も、高校生や大学生が、男も女も、すれてなくて、性格がとても良い。ほんとうの意味でのゆとり教育の成果だろうか。。

一方、日本のメーカを辞めて、Appleに転職した友人は、非常に優秀な研究者だが、幹部の命令で馬車馬のように使われるといっていた。

以前いた会社の、中国系のエンジニアも、馬車馬のように使われると文句をいうことが多かった。その彼は、見えない天井「Glass Ceiling」があって中国人は出世できないといいつつも、中国人の上司は細かすぎるので、中国人の下では働きたくないといっていた。

白人は幹部と東洋人は歯車という違いが、本当にあるように感じてしまう。

この結果、Stanford大の会社説明会への参加者の傾向が白人と、東洋人(インド人、中国人)では違ってきているように思う。以下の後半に書いた。
2011年12月20日火曜日: ベンチャーを育てるシリコンバレー、ホンダは凄い
欧米と東洋の家族関係の違い) 
日本、中国、インドなど東洋では家族は、親子関係が中心である。一方で、欧米では、夫婦関係が主体である。この結果、東洋では、一般にどうも子供に対して過保護な傾向がある。
一方、欧米は、子供は半人前であり、ベビーシッターに預けられ、レストランにも連れて行ってもらえないし、親から放置されることが多い。地中海クラブなど、フランス人が作った保養施設には、かならず保育所がついていて、保養地で朝子供を預けて、朝昼夜と全部面倒を見てもらい親たちはゆっくりと休むということをする。時には、子供達を預けたまま、隣国まで数日いってしまった親も居た。その子供は結構荒れていた。。
米国では、親は子供には財産を譲ることもあまりなく、寄付してしまうこともあるらしい。

こういった親子関係もあり、西洋の子供達は、少しでも早く一人前になろうと、背伸びをするようである。
一方、東洋では、親が子供の世話を焼きすぎるので、クリエイティビティは育ちにくいように思う。中国人やインド人の多い高校では、親が、宿題を出せ出せと先生にプレッシャーをかけるようである。その結果、最低レベルは非常に高く維持される。
基礎学力は高いと言うことである。
ところが、自主性はどうも育ちにくい。

日本で試してうまくいかなかった、ゆとり教育。これは実は、西洋並のクリエイティブな人材を育成しようとしたのではなかろうか。その結果、平均的な基礎学力が落ちた。
一方で、従来のように過保護にしたがる、親は、塾に子供を詰め込み、逆に受験戦争が激化したということかもしれない。

ゆとりを生むには、まず考え方から改めないとならないように思う。

米国での奨学金のとりかた)
このゴルフ奨学金の取り方が興味深い。プロのスカウトである。
  1. 大会に大学のスカウトがやってきて、成績を見ていく
  2. 能力のある高校生の親に対し、どれどれの試合実績をキープすれば、これだけの学費のうち、これだけを奨学金で補填すると提案する
  3. 各大学からオファーが来る
  4. 高校の成績(教科の平均点)であるGPA, 共通テストであるGRE,時には英語テストのTOFULの成績を提示して入学が決まる
  5. スポーツ入試なので、月水金と朝に筋トレ、水曜は一日ゴルフ、週末もゴルフ。と学業との両立は大変。
  6. 学力が授業についていけなければ、転校か退学していく。勉強が楽な別の大学へ中途転校ができるシステムがある
米国Stanford大学は、MIT, UCBなどに並ぶ理系と、そしてビジネス(MBA)の一流大学だが、フットボールが強く、オリンピック選手も沢山輩出している。ゴルフのTiger  WoodsもStanford大学に通い、中退している。Woodsの場合は裏があるらしい。アメリカの大学でもスポーツ入学があって、はなから、試合で名前を売ってプロから引き合いがくるまで在籍するつもりらしく、プロになった途端退学するようである。

米国こそ学歴社会)
平均成績GPAが悪いと大学には入学できない。UC(カリフォルニア州立大学)だと、どこでも、GPA 5点満点のうち3は必須だとか。これもあって、インド人、中国人たちは、勉強にがむしゃらになる。

優秀な学生が多い高校にいけばGPAは下がる。一方、不良の多い学校にいけば、一見GPAは良いが、良い友達は出来ないし、学力は上がらない。ちょうどいい選択をしようとする人もいる。白人たちの金持ちは、クリエイティビティが伸びる私学を好むようである。

米国の学生はちりぢりを好む?)
あと、日本人は同じエリアに大挙して進学する傾向があるが、この方の友人は、カリフォルニアには大学が沢山あるのに、皆別な地方へ進学しているらしい。Oregon, Texas, Utaなどとちりぢりになるらしい。また、私学も特権階級が通うような一般人には名前のしられていない大学があるらしい。日本でいうと、皇族が通う学習院大学といったところであろうか。学習院大学は誰でも知っているので少し違うが。。

緩みが必要)
日本の企業人の結構な数は、仕事ばかりして緩みが無い。呑みに行くとしても、会社でいつも顔を合わせている人間と呑む。話題も決まり切っている。遊びも工夫しないと、クリエイティビティは生まれない。

日本の駄目な企業のトップや官僚を牛耳っているのは、がむしゃらに勉強してきただけの、エセエリートなのではなかろうか。すくなくとも、会議に遅刻をしてきたりして他人の時間を浪費し、また、会議中に内職をしているような上司がクリエイティブだとは思えない。

内職をしないとならないようなつまらない会議なら、それを効率化するのが上司のつとめであるのを分かっていない時点で、クリエイティビティなど存在しない。


2011年11月13日日曜日

Appleの製品数はとても少ない

Apple Storeに行って感じたのだが、Appleの製品数はとても少ない。

  1. 小型携帯音楽プレーヤ
    • iPod Shuffle
    • iPod Nano
    • iPod Classic
  2. 主力Smart端末
    • iPod Touch
    • iPhone 3G,4,4S
    • iPad
    • Apple TV
    • iTunes, iApp store, Music Store
  3. Mac
    • Macbook Air
    • Macbook Pro
    • Mac Mini
    • iMac
    • Mac Pro
    • App store
とこれだけ。上記大分類にしたのは、OSが、2では全部共通。3も全部共通だから。さらに、製品は世界共通だし、OSは、どちらも世界共通バイナリー。

日本の製品と大きく異なるのは、製品数が少ないのだが、ラインアップ戦略をとっていること、iPadでも、3G(WCDMAとCDMA)のあるなし、Flashの容量の違いでラインナップになっている。その変わり拡張性はない。高級機を買う人はお金に余裕があり、性能を高く買う人、外部SDカードをつけられるようにするより、ラインナップにして、余裕がある人からお金を搾り取った方が良い。車でもそうだが、グレードの一番低い車で価格を考えてしまうので、あまり割高という意識は生まれない。車でも高いグレードの車は、低いグレードの車が2台買えるんじゃないかと思うくらいに高いし、ほとんど不必要なものがついている。Appleはそれに比べると、不必要なものは少ないし、グレードやオプション数も限定されている。ここにもコスト削減の意識がある。

これだけの製品数で、HPやIBMやPanasonicに匹敵する売り上げを上げているのだから、それは、少数精鋭でも良い製品が開発できる。それでも、開発者には納期厳守で相当厳しいらしい。ふんだんにいて、優秀な社員に日本並みの厳しさで仕事をさせれば、それは良いものができる。


同等の売り上げ規模のHPの製品数は以下の通り。
http://welcome.hp.com/country/jp/ja/prodserv.html
大分類だけを列挙すると、以下の13個になる。
  1. ディスクトップPC、notePC
  2. ワークステーション
  3. Remote Client solution
  4. POS
  5. プリンター
  6. モニター、プロジェクター
  7. サーバー
  8. ストレージ
  9. ネットワーク
  10. ソフトウェア製品
  11. PDA, 電卓
  12. ITサービス、保守、アウトソーシング、トレーニング
  13. ファイナンシアルサービス
と沢山ある。まだ、コンピュータ系だけにまとまってはいる。昔は、これに測定器。医療機器があったが、測定器はAgilentとして分離した。

これが、Panasonicともなると、とても書ききれない(以下)。

http://panasonic.jp/ の大分類を数えると52個もある。その1つの分類のノートPCだけで、その製品は5系列なので、Appleの3つのうち、1個の大分類とは大きはさほど変わらない。

もちろん、Panasonicの製品の中には設計も簡単で、売り上げ規模も小さいものも含まれているであろうが、Appleの製品系列をほぼ含んで、他に製品を持っていると言えよう。
パソコンのOSはMicrosoftから買ってはいるものの、Panasonicの社員の方は、仕事が大変だと思う。



2011年10月6日木曜日

Steve Jobsよ安らかに眠れ



あまりにも唐突で、若すぎました。


AppleのSteve Jobs会長が2011年10月5日(水) 56歳の若さで永眠しました。
すい臓がんで肝移植をしたようですが、処置しきれなかったのでしょうか。
 ( 2011/10/12更新) 死因は、すい臓の腫瘍に起因した呼吸停止だそうで、死亡時刻は10/5 15:00となっているようです。
http://netafull.net/apple/038790.html には、様子とか今後の追悼スケジュールなどが書かれています。)
http://www.apple.com/jp/stevejobs/

上記のサイトから追悼のメッセージが送れます。

シリコンバレーエリアの地元ニュースでも10/5夜から10/6朝になっても、大きく取り上げられています。テレビでもラジオでもニュースで取り上げられるだけではなく、追悼番組が企画されています。かれは、シリコンバレーのみならず米国としての、ビジョナリーでありヒーローだったと思います。

おりしも、10/5早朝に、Apple本社のあるCupertino市のセメント工場で3人を射殺、6人にケガをおわせた銃乱射犯が、同朝7時に、Apple本社近くのHewlett-Packard社(これもAppleが移転を計画している敷地です)の駐車場で車を奪おうとHPの女性社員を銃撃したものの失敗し付近に徒歩で逃亡しています。武装している可能性があるため、SWATも出動して騒動になっており、この話題でも持ちきりです。http://www.mercurynews.com/crime-courts/ci_19046188 (10/6朝、容疑者は射殺されたと報道されていました。この報道も、10/6のOakland(サンフランシスコ対岸)の銃犯罪、10/7のSan Jose南部の銃犯罪と、日ごろ銃犯罪が多い地帯の犯罪にかき消されて、その詳細が不明になりました。)
こちらの事件もAppleと少なからず因縁がありますね。不謹慎ですが、エンターテーナであるJobsの最後の仕組んだ最後のショー(いたずら)とも思うと、彼を失った悲しみも少しは薄れるように思います。彼を悼んでいるのか、2日ほど前に乾季だったシリコンバレーに突然雨が降りました。10/5の朝も、どしゃぶりの雨です。

FacebookのMark Zuckerbergや、MicrosoftのBill Gates、米国Barack Obama大統領らも追悼の辞を寄せたようです。大統領が一企業の会長の死にメッセージを寄せるのは異例のことだと思います。ベンチャーを大事にする国というメッセージなのでしょうか。 米国San FranciscoのApple Storeには、多くのファンが集まり、花や、ろうそくをささげ、ショーウィンドウには、追悼のポストイットが貼られているようです。その様子を含め彼の足跡が以下にスライドショーとして掲載されています。 http://www.siliconvalley.com/ci_19048827

彼は、本当に天才でした、技術を本当に愛し、それを見事に新しいビジネスとして花開かせてきました。

Apple II, Macintosh, NeXT, iMac, iPod, iPhone, iPad, Apple TV, Mac Book, MacOS-X、すべて、だれも思いつかなかった、すばらしいものでした。創造と破壊により、いつも革新をもたらしてくれました。彼の足跡を決して忘れることなく、彼のやり残したものを実現すべく、彼の遺志を引き継いでいくよう努力することを誓って、追悼にかえたいと思います。

Steve Jobsよ安らかに眠ってください。



Steve Jobs 1955-2011


彼の足跡は、日経新聞のサイトに掲載されています) http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/tc/
SNSにも彼の追悼が沸き起こっているようです) http://dt.business.nifty.com/articles/6908.html
twitterもYouTubeも過負荷になったようです。

マイコミジャーナルに各所からの追悼のメッセージがあります) http://journal.mycom.co.jp/news/2011/10/06/110/

iPhone脱獄のiPhoneDevTeam Dev-Team Blogも、
TinyUmbrella The Firmware Umbrella - TinyUmbrellaも、
一斉にホームページに追悼のメッセージを掲載しています。

Dev-Team Blogには、JobsによるStanford大からの学位授与式(2005年)での演説へのリンクが貼られています。

http://www.youtube.com/watch?v=OaMT8fZpEXA&feature=related に、日本語字幕つきのものがあります。
彼が偉大な技術者・経営者であったのは、背後に、こういう哲学が流れていたんだと気づかされます。ジョブズの追悼の意味でも、ぜひご覧ください。

伝説のプレゼンテーションとも言われているものです。冒頭で、彼の生い立ちが語られています。第3部の死に関する部分も胸をうちます。後ほどもう一度みて、再度整理したいと思います。

日経新聞のサイトに完全な日本語テクストがありました。これなら読むのもさほど時間がかからないので、わたしが整理する必要もないかと思います。 http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A88889DE1E7E6E7E7E4E4E2E2EAE3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E5E2E6E0E2E3E3E0E4E1E3
  • 実母が未婚の大学院生だったので、うまれたときから、養子にだされることが決まっていたのですね。
  • 冒頭にある、リード大学でのカリグラフィの授業が、後のMacフォント表示に役立った。Macをまねたwindowsには実装されていないけれど(笑)(英文は、Macが実装しなかったら、windowsはただのMacのコピーなので、PCはどれも綺麗なフォントを持っていないだろう。)。
    「点と点のつながりは予測できません、あとになって、そのつながりに気づくのです。」、この発見ができる彼は、本当に天才だと思います。Next StepからMac, iPhoneへのobjective-CやCocoaの継承も、Jobsが技術音痴ではとてもできないと思います。
  • 8分17秒 「最高の仕事をしたいのなら、自分の仕事が最高だと思える仕事を探すことです。」、これも、彼はいつも実行してきました。
  • 9分16秒ぐらいに死に関する話がでてきます。「毎朝、鏡に向かって問いかけます。今日、死ぬとしたら、自分は本当にすべきことをするか。もし、Noが何日も続くようなら何かを変える必要があると気づきます。」
  • 12分25秒 「ドグマ(教条、既成概念)にとらわれないでください。それは他人の考えに付き合った結果にすぎません。もっとも大事なのは自分の直感に従う勇気を持つことです。」
  • 最後に、「Stay hungry, stay foolish」で締めくくっています。
冒頭、後ろに、赤いマントを羽織ったStanford大 学長のJohn Hennessy教授が映っています。ご存知のようにHennessyは、コンピュータサイエンスの大御所で、UCBのDavid PattersonとともにRISCプロセッサを発明した方です。

彼は、この演説よりも前に、すい臓がんの診断をうけ、死の宣告を受けています。が、極まれな治療可能な症例とわかり、摘出手術で、生き延びました。ジョブズは、やり残すことがないようにとの哲学を説いているように、この死の宣告を受けてから、iPod mini, iPhone, iPad, Macbook Air と、まさに怒涛の勢いで製品を出してきたように思います。
彼は、自分の死期を、うすうす感じていたのでしょうか。死の宣告を受けたあとの、彼の強さには、全く驚かされます。

iPhone以降は、それまでPC中心だったAppleの収益構造にも牙をむけ、自らPCの収益構造を破壊しているようにも見えます。あくまで顧客価値創造が根底にあり、長期的ビジョンがある彼だからできたのだと思います。これが、彼を慕ってやまない信望者が多い理由でもあるでしょうね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/スティーブ・ジョブズ

には、ジョブズの経歴や語録が掲載されています。彼は、禅宗の仏教徒であり、日本びいきでもあったようです。上記のStanford大の演説に流れる死生観-毎日死ぬものと思ってベストを尽くすというのは、禅の心から来ているのかもしれません。

彼は日本びいきだったそうで、http://bit.ly/Offfhg には、Apple本社の食堂には日本食コーナがあり、寿司、ソバが充実しているようです。職人さんは、ソバの修行にいったと書かれています。

禅) 「前後裁断(ぜんごさいだん)」 = 今を生きる http://book.asahi.com/saidoku/TKY201003120185.html

日本でも禅は静かなブームだそうです。慌しい日常生活の中で日本人(企業人のみならず、政治家や学者も) が忘れかけていたものを、ジョブズに思い出させてもらったようにも思います。また、彼の語録は、さすが時代を切り開くビジョナリーだと思わせるものがあります。

「美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ」。これは、下の語録にもつながるでしょうね。どんぐりの背比べをしている日本メーカという意味で。。
日本のPCを、「日本製品が海岸に押し寄せてきた。海岸がまるで死んだ魚で埋め尽くされるようだ(日本のパソコン製品、 ないしはIBMPCについて)」ともコメントしています。今何をすべきか、よくよく考えて行動していれば、皆で首を絞めあうような、こういう事態にはならないように思います。

Appleの製品系列がここにあります) http://sukimau.com/wp-content/uploads/apple_evolution.jpg
Appleに復帰したのが1997年。この年の8月には、実権を握り始めます。
JobsがCEOに返り咲いたのが2000年。1998年ごろからAppleの製品が、芸術性の高いものに変わり、そしてモバイルな機器へ移行して、App Store, iCloudなどを巻き込み、それが加速度的に速くなっているように思えます。

--
訃報の当日10/5 夜に、Apple本社に人が詰め掛けているという情報がありました。車で10分もかからないので、いてもたってもいられなくなり、当日、夜に行ってきました。夜23時近いというのに、続々とファンが集まり、来客駐車場はほぼ満杯でした。TV局の中継者も何台も停まっており、深夜なのになにやらレポートをしていました。
やはり彼は、IT技術のカリスマで、私の世代では理想とした人が多いのではないのでしょうか。ひとつの時代の終わりを、現場で見とれることができたのは、本当に幸運です。写真を添付します。

10/7(金)にも再度Apple本社に行ってきました。相変わらず、人が絶えることはなく、花束がすごい量になっていました。

また、10/11(火)には、所用のついでに、Jobsの自宅近くといわれるPalo Alto (University Avenue)のApple Storeにに行ってきました。ここは、Apple Storeの1号店ともいわれ、Appleの新製品の発売にはファンが集うといわれている店です。献花は、さほどなかったのですが、ショーウインドウが、ポストイットでほぼ埋まっていました。写真を、後半に添付します。

http://d.hatena.ne.jp/oxon/20100601/1275347780 (Jobsは、2010/4/10に、この地に引っ越してきたようです。)

1)  10/5(水)夜 22:45分ごろApple本社キャンパスにて

敷地脇の道路に、たくさん並ぶ地元TV局の中継車

本社入り口前の旗は半旗に。
Infinite loopという、Street名が洒落ていますよね。

本社入り口がわかる角度から

本社入り口右にApple storeがあり、その右の芝生に献花がありました。
たくさんの献花とろうそく

 遺影の下には、初代Macの写真が。
花の下にはiPadとかが埋もれているらしいです。

続々と人は入れ替わるのですが、23時でも、献花の前には、これくらいの人が。。。
いろいろな人種。白人、中国人、インド人。
若い男性も女性も、夫婦も。




献花の奥側で。中国流の追悼でしょうか


2) 訃報の当日に掲載された。追悼のメッセージ。-- 脱獄をしていた人も、Jobsを慕っていたんですね。。
iPhoneDevTeamのホームページ Dev-Team Blog にある追悼のメッセージです



TinyUmbrellaのホームページ The Firmware Umbrella - TinyUmbrella にある追悼のメッセージです

3) 10/7(金) 18:00頃 Apple本社の献花

 献花が山になって、もはやベンチが見えなくなっていました。



初代Macの絵の紙が飾られていたベンチが献花で、もはや全く見えません。

同上のベンチです。


ベンチの奥側にも整然と花束が置かれていました。かなり大きな献花もあります。


4) 10/11(火) 17:00頃  Palo Altoにある Apple Storeの店頭

- iPhoneのケースが壊れたので、Bumperを買ってきたのですが、最近のApple Storeの会計は面白いですね。店員が、iPhoneにクレジットカードリーダつきのケースをつけたものを携帯しており、クレジットカードを渡すと展示品の前で会計してくれます。
(最近は、あまりやる店はなくなったのですが、身分証明として免許証の提示を要求されました。) それで、レシートは、iアプリのストアと同じ形式のものが、emailで送られてきます。なぜか、カードを示しただけなのにemailアドレスが出てきていて、「これでいいのか」と念を押されました。iTunesでリンクしているカード番号からメイルアドレスを参照しているのでしょう。App store/music storeとApple storeの情報がちゃんとリンクしているのはさすがAppleだと思いました。(日本では、情報セキュリティが厳しく、社内でのこんな情報活用をするのはかなり困難でしょうが。。) 結局、「袋が欲しい」といったので、店員は棚のところへ戻ることにはなりましたが、袋が要らなければ、あっさりと会計できるシステムですね。

 ショーウインドウが、ポストイットで埋まっています。





Steve Jobsの語録がwikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/スティーブ・ジョブズ)にありました。が、消去されてしまったようなので、先に引用した2件以外を、以下に掲載しておきます。へたな座右の銘よりも、よっぽど示唆に富んでいると感心しています。
  • デザインとは表面的なものだと誤解している人は多い。例えば、インテリアとか、カーテンとかソファーを連想するんだろう。でもそれはデザインの意味を全く取り違えている。デザインとは、人がつくった創造物の本質的な魂そのものだ、そしてそれは製品やサービスの表面から染み出してくるものだ。
  • イノベーションは費やす開発予算を大きくしたからと言っておこせるものじゃない。アップルがマックを開発した頃 IBM は少なくとも百倍の開発予算を使っていた。金じゃない。どういう人材を、そういう問題意識で、どう率いるかで決まるんだ。
  • 自分達のビジョンにかけているんだ。「我々も参入しました」みたいなコピー製品をつくるよりずっといい。コピー製品は、他の会社がやればいい。我々にとっては、常に次の夢が大切なんだ。
  • 墓場で一番の金持ちになることに何の意味がある。毎晩寝る前に「今日は素晴らしいことをした」と思えること、それにこそ価値がある。
  • 私は23歳で1億円、24歳で10億円、25歳で100億円の資産を稼いだが、別段気に留めたことはない。金のためにやっているのではない。
  • 方向を間違えたり、やりすぎたりしないようにするには、まず「本当は重要でも何でもない」1000のことに「ノー」と言う必要がある。
  • 仏教には「初心」という言葉があるそうです。初心を持っているのは、素晴らしいことだ。
  • 製品をデザインするのはとても難しい。多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ。
  • 消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。完成する頃には彼らは新しいものを欲しがるだろう。
  • iPodより高いスニーカーもある(300ドルは高いのではないか、という記者の質問に対して)。
  • アップルのシェアは自動車産業におけるBMW・ベンツ・ポルシェよりも大きい。BMWやベンツであることの何が悪いんだ?
  • 画面にはとても見た目のよいボタンを配した。思わず舐めたくなるだろう。
  • 私たちはいつも偉大なアイデアを臆面もなく盗んできた。