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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。
ラベル シリコンバレー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2018年4月30日月曜日

Bay Areaの山


はじめに)

「なんとかとニワトリは高いところが好き」... というが、自分も飛行機に乗ると窓際に座りたいし、高層ビルや塔の展望台は必ず登るし、山のうえからの下界の景色を見るのが好きだ。
注: 国際便はトイレが不便なので通路側にするが、ビジネスクラスだと窓際に座ってもトイレに行けたりする。お金があれば乗りたい!!

Summitpost.org) 

https://www.summitpost.org/  というサイトがあって、ここに山の情報がでている。
https://www.summitpost.org/mount-mcpherson/mountains-rocks/p-171146 と次のページ

https://www.summitpost.org/mount-mcpherson/mountains-rocks/p-171146/p2

にBay Areaの71の山が出ている。
ただし、このあたりの最高峰は、やはり
Lick天文台 https://en.wikipedia.org/wiki/Lick_Observatory のある、
Mount Hamilton https://en.wikipedia.org/wiki/Mount_Hamilton_(California) の標高4,265 ft (1,300 m) ようだが、あまりに有名すぎるのか上記サイトには出ていない。
詳しくはLick天文台の節に書く。

いろいろ行きたい山があるが、気になったところの写真を掲載しておく。とりあえずいってみたいのは、Mount McPhersonなので、それは Mount McPhersonの節に書く。

San Francisco国際空港の北にあり、"South San Francisco"という文字が書かれた山がSan Bruno Mountainである。この写真も掲載しておく。





https://brokeassstuart.com/sf/2018/01/09/hiking-the-south-san-francisco-industrial-city-sign/ よりSan Bruno Mountainにある文字の写真を以下に引用する。

これに関するwikipedia: https://en.wikipedia.org/wiki/South_San_Francisco_hillside_sign


Mount McPherson)

標高は985mだが、South Bay(シリコンバレー)では一番高く眺めが良さそうな上に、山頂まで道が通っていて、シリコンバレーからMcPherson山へはかなり近い。Appleの旧キャンパスやハードディスクのSeagateの本社ビル(10200 S De Anza Blvd, Cupertino, CA 95014)などがあるシリコンバレーからも近い。
ここにある、アジア人(日本、中国、インド系)お気に入りの小洒落て美味しい品がある地元のスーパーマーケット Trader Joe'sの店舗からの経路を以下に示す。

Google MapでTrader Jos's (South De Anza Blvd & Bollinger Rd)  からMount McPherson
https://goo.gl/maps/kSe4G2XHYmv
Trader Jos's からMount McPherson


Lick天文台)

シリコンバレーのWest BayからEast Bay方向を眺めると、山の頂上に小さく白いドームが見えるのが、Lick天文台であり、天文観測のイベントが行われたりしている。
http://www.ucolick.org/main/visit/info.html にLick天文台のビジター情報がある。ここから天文台の写真を引用しておく。


危険なLick天文台への山道)
だいぶ前にEast Bayのi680あたりから車でLick天文台まで登ったことがあるが、結構、この山道は怖い。
センターラインのない崖っぷちのガードレールがない細い山道で、ところどころに花が供えてある。晴れた昼間でも怖い。雨の日や夜にいくと映画DeepImpactの冒頭シーンみたいになるかも。。

参考) 映画DeepImpcat Trailer (地球に衝突する彗星を発見した天文学者が山道の事故で車ごと崖から落ちる冒頭シーンは出てこない.. orz ..)


2つに別れた彗星の小さい方が衝突した時の津波の際避難するように、近所の相当に高いところを探しておこう!w  なるべく、誰も知らなくて、道が混まないところ。。
South BayではMount McPherson がいいかもね ... www

2012年10月12日金曜日

大学の役割とは?

米国の大学は、東海岸はアカデミズムを求めるのに対して、西海岸は、先生がベンチャーを興したり、金儲けに直結しています。

ただしMITは)
http://www.ted.com/talks/lang/ja/neil_gershenfeld_on_fab_labs.html のファブラボですが、かなり以前から学生に大人気で、成果もあがっているようです。実践的なところと、今は役に立たないけれどぶっ飛んだ発想をする。この両方を捕らえているところが、シリコンバレーとは違うMITらしさだと思います。http://bit.ly/UON0xu にも、そんなことが書かれています。どうしても金儲けに近付くStanfordと、ハーバードの中間ぐらいのポジションでしょうかね。。

しかし、こういうITを活用したモノ作りを世界に広めていったときに、日本がもの作り立国などといっていられるのでしょうか。。今は、中小企業など部品産業のモノ作りはやはり強いので、貿易黒字が出て円高なのでしょうが。。

日本にも) 慶応の田中准教授も、日本でこのファブラボを実践されています。http://xd.sfc.keio.ac.jp/people/faculty/hiroya-tanaka/ 鎌倉とつくばにあるそうです。
あとスイッチサイエンスがやってる、半田付けカフェ http://bit.ly/SUUDL9 も同類のようです。

国立大学から、なぜこういうものが出てこないのでしょうね。大事な教育なのに。。

シリコンバレーの中心にあるスタンフォード大学は)
Stanford大学はある一つの基金だけで5年で4,800億円の寄付を集めています。(後述 TCO Fund) 先生たちの多くもベンチャーの企業経験があり、ベンチャーと大学を行ったり来たりしています。その結果、途方も無く金をもっているようです。これが、シリコンバレーでベンチャーが生まれる原動力の一つだと思います。残念ながら、日本の大手企業も日本の大学をすっ飛ばして、直接Stanford大学に高額共同研究費を払っている状況です。(これは何とかしたいと思っています。)

たとえば、学内に Jerry Yang & Akiko Yamazaki の名が書かれている工学部ビルがあります。「え、日本人の女性!?!」と思って調べると、Stanford卒の台湾人実業家でYahooの創業者 Yang氏と同じくStanfordで学んだその奥さんAkikoさんが、50Mドル = 40億円(1ドル80円換算)を寄付して建てられたビルらしいです。(写真)  http://bit.ly/SYz390 (こういう寄付は上記のfundとは別だと思います。) Yahoo創業者の奥さんは、京都で知り合って、Stanfordで学んだ日本人女性だったのですね。



Computer Scienceの入っている(Bill) GatesもEEの入っているHewlettとPackardビルも、そのたビルも全部寄付者の名前がついています。(Appleの名前が一つも無いのが面白いですが。。)

図書館は、ほとんど書店と思えるくらい新刊書ばかりですし、http://bit.ly/PYDAYw にも書いたように、computer 関係の本であれば、ほとんど電子ブックで読めます。このためか、Stanfordのbookstoreは縮小に縮小を重ね、地下を撤退、2Fを撤退して、今は主力の1Fをお土産とトレーナ売り場に引き渡し、本は2Fでほそぼそと売っています。

TCO Fund)
Stanford大は、TCOという5年のファンドを$6.2B (78円換算で4,800億円)に増大するらしい。うち$1.5Bで建物を建築・修理するらしい。また、$250Mの学部生用の研究ファンドに当てる。もともと、$4.3B( 3,350億円)だったが、寄付で十分まかなえるので、増額したとある。この資金で、また建物を改良していくらしい。
http://bit.ly/xMPplo 産業育成のサイクルが上手く回っているということと、富が一部成功者に集中しているからできることであろう。

一方日本の大学の場合には、http://bit.ly/PYJo47 をみると、国立大学トップの東大ですら、年間878億円である。

私学の場合には、http://www.shigaku.go.jp/s_hojo.htm をみると、私学すべての総額で年額3,200億円しかない。これを、私立大学596校 http://bit.ly/PYKixD で割るわけなので、お寒い限りである。

寄付金入学について)
以前、NHKでやっていたハーバード大マイケルサンデルの熱血授業@東京大学で、「合否判定レベルぎりぎり、だが、お金持ちの学生がいて親が100億円の寄付金を払うといっている。入学させるか。」という議論をしていました。ほとんどの学生は、「不公平だ。」との意見でした。「自分達の学業環境が充実するではないか。。全然できないわけではなくて、合否ぎりぎりだよ。」というサンデル教授の呼びかけがあってもです。

大学への入学の目的が違うように思います。日本の大学って、競争に勝ったことの単なる証明なのかと思えてしまいます。
こういう証明としての価値を、ミクロ経済学ではシグナリング: http://bit.ly/RcWU5a と呼ぶらしいです。

シグナリング)  生産性向上に影響を及ぼさないにも関わらず高学歴者を雇う

日本のお金持ちは寄付をしようともしないのだろうか?)
3つの理由を思いつきました。

1) 日本の産業界は日本の大学をあまりあてにしていない。
 バブルの頃に、「大学では勉強をしなくてよいので、クラブ活動とバイトをして社会勉強をしてこい。専門教育は会社でやるから。などと、いっていた会社も沢山有りました。。」。専門教育をやるのが、大学のはずなのに。。ところが、今になると、事業に直結した成果がでるからとかいって、米国の大学に研究資金を払って、客員を送って企業が沢山ありますね。

2) 日本は大学でお世話になった人は、安定志向で、雇われ役員が多い。
当然、個人としては寄付できないので、会社として寄付して得になる税制が必要かと思います。個人事業主で成功しているひとは、大学とは関係ない、たたき上げの人とか、中小企業が多いのではないのでしょうか。
また、ホリエモンにしても、三木谷さんにしても、事業で成功していますが、大学教育の恩恵とは言えないではないのでしょうか。。SBの孫さんも、UCB卒 http://bit.ly/TBuDKR で、日本の大学の恩恵はありません。

Steve Jobsの寄付したビルは、Stanford大にはありません。彼は、Stanford大から学位をもらって、演説はしていますが、かれは、そのときの学位授与スピーチで、大学から学ぶものは無かったといっていることと関係しているのかもしれません。(以下に書きました)

2011年10月6日木曜日: Steve Jobsよ安らかに眠れ


3) アジア人は財産を子供や親族に残すから。

 中国人の大家も節税のためかもしりませんが、家賃が30歳越えの結婚している息子でした。
 ところが、米国人は子供が18歳を過ぎると他人。知り合いの白人は、親が重役で大金持ちなのに、子供は小さな賃貸に住んでいました。
 子供に財産を残そうとしたら、他人に金などあげたくないのでは。。本当は、教育に寄付をするのが、競争力向上・産業の再生産としては必要なのでしょうが。

文科省は機能しているのか...)
トヨタやNECなどは、調子のよい時代に、自社で、職業訓練大学を作ったりしていました。既存の大学に技術と金を支援して強化すればよいのに。。

文科省が余計な口を挟むので、大学が硬直化してしまったのかもしれません。結構、最近まで講座制 http://bit.ly/RcPuyX などという時代遅れのシステムが残っていて、時代に合った柔軟な授業の変革がやりにくかったようです。

日本にいらないものは、文科省と経団連かもしれませんね ww

2011年12月21日水曜日

クリスマスのシリコンバレー: 自宅電飾のランキング

私の住む、シリコンバレー San Jose西部 - Apple本社のあるCupertino市の南のクリスマスの自宅電飾の様子。米国では多くの家が電飾を競っているみたい。車通りが少なくなった夜22時頃、仮免許中の長男に車を超ゆっくり運転させて、助手席からビデオとデジカメで撮影。都合5kmくらい走ったであろうか。以下は、気に入ったモノを選んで、デジカメに写したものから。

他人様のために自宅を飾り立てるのは余裕があっていいですね。エネルギーの無駄は大目に見てくださいネ。私の独断ランキングの1位から3位を最初に示します。皆さんのランキングとの違いは如何に。是非コメントしてください。分かりやすいように写真の下に、通し番号を入れました。No.xxの番号は4以下はランキングとは関係有りません。

堂々のランキング1位) - ここには星条旗も下がっており、気合いが入っていた。ガレージドアの左右のランプの色をかえたり、屋根のラインで電飾したり、前庭も飾ったり、工夫があったので、一位にしました。
No.1


ランキング2位) 家の前の木の幹の電飾もおしゃれ
No.2

ランキング3位)動物たちがかわいい。
No.3

以下、写した写真から) No.xxの番号はランキングではなく、写真を指摘しやすくするための配慮。

No.4

No.5 先日飾り付けをしていた、近所の中国人のお宅。

No.6

No. 7 近所のインド人の家の電飾が強化された。軒下のライトは今日はついていない。時間が遅いのでタイマーで消したのかもしれない。庭木を飾り付けて半月ほどまえよりも、大分強化されている。
No. 7 - 2上記のインド人の家を別な角度から

No. 8

No.9


No.10

No.11

No.12

No.13

No.14

No.15

No.16

No.17

No.18

No.19 美味く取れなかったが、家の前の15mくらいありそうな巨大な立木の頂上まで電飾が。完全に住宅地の行き止まりの道の奧だったが、遠くからもよく目立っていた。どうやってつけたのだろう。

No.20 ここも庭の電飾が美しかった。惜しくもランキング外。


No.21 ここも立木が綺麗に電飾されていた。おしくもランキング外。
No. 22

2011年12月20日火曜日

ベンチャーを育てるシリコンバレー、ホンダは凄い

どうあるべきか)
日本人は勤勉で能力も高いし、他人に配慮するし、几帳面なので、世界に負けるはずがないと思います。非効率な構造と既得権益ばかり保護する構造が問題なのに、それを変えずにニッチ狙いとかに、縮こまっちゃっているように思います。高度成長時代の自信を取り戻せたら良いと思っています。

米国シリコンバレーは、新しいベンチャーがどんどん育ち。産業人口がそこに移行していく。古い体質を変えるのは大変だが、新しい企業なら自然にそれができる。要は入れ物ではなくて、効率良く働く場所ができればいい。日本でもベンチャーを沢山育てたい。

Stanford大の建物の多くは、そういうベンチャーの社長の寄付で建てています。なので、建物はどんどん建て替えられており、どれも新しくて立派。Gates ビルはMicro softのBill Gatesが寄付した建物。Googleが寄付した談話室+端末室も夏に新設されました。

金が集まれば優秀な先生と学生が世界中から集まる。そして、そこから次の起業家がでる。起業家がまた母校に寄付をする。という正のループが回り始めます。いまのグローバルな資本主義の世の中は、結局はカネ次第だと思います。

そういうベンチャーが育って成功すれば、古い体質に凝り固まっている大企業も考え方を変えざるを得なくなると思います。まずはベンチャーを育てたいです。

日本の自動車産業は違う)
ただし、日本の自動車産業はいまだに強いです。産業構造の違いという理解は、勘違い、ないしは言い訳かもしれません。会社のシステムが全然違うように思います。ちょっと脱線しますが、これに触れておきます。


「ホンダが絶対価値を徹底的に重要視していることを強烈に示す“事件”を筆者は体験している。入社2年目の1972年に行われた技術報告会での出来事だ。筆者は、将来のホンダの安全戦略について、本田技術研究所で久米是志・ホンダ専務(当時。後の3代目ホンダ社長)に、先輩技術者と2人で報告することになった。3カ月かけて準備をし、15回リハーサルをして報告会に臨んだ。ホンダでは若い方がプレゼンテーションをする決まりなので、筆者が話すことになった。ところが、である。... 」 中略 

「久米さんの話の内容が少しずつ理解できるようになってきた。言いたいことはただ1つ。「他社の話なんて聞きたくない。それは相対的な話にすぎない。あんたは今、ホンダの安全の方向性を決めているんだ。そのときになぜ他社の顔色を見るのか。なぜ自分たちがこうなりたいと、絶対価値を言えないのか」ということだった。入社2年目の新米技術者に対して専務が気色ばんで真剣に怒ったのである。これが結局30分間続き、具体的な報告内容まで進めず、再報告になった。」 中略

「 マネジャーの目の色が変わった。 「ちょっと来い」  こうぶっきらぼうに言われて、別室に連れていかれた。「な・ん・で、ケンカをしてこない! 3カ月以上も考えたことを報告もできずにすごすご帰って来るやつがあるか」  筆者は、(私からは反論できませんという意味を込めて)「怒ったのは、(本田技術研究所の実質トップの)久米さんです」と、やっとのことで応じた。 「それがどうした。久米だか何だか知らないが、関係ないだろ。いくら専務だって、全部が正しいわけじゃないんだ。おまえだってゼロじゃないだろ。だったら議論を吹っ掛けろ。おまえ、本気でやる気があるのか」。  久米さんに30分怒られ、ここでもまた30分怒られた。」 中略 

「多くの企業では「2階級違うと議論してはいけない」。つまり、若手社員は課長とは議論できても部長の言うことは黙って聞くものだそうだ。ましてや相手が取締役ともなると、お言葉は拝聴するものらしい。それでは熱い議論などできるはずがないではないか。」

全文は上記リンクを参照願います。ホンダって凄い会社ですね。ホンダのエピソードは、米国人に言っても驚かれます。社員はこうやって育てるべきだと思います。大学での学会発表の指導も同じだと思います。「かわいい子には旅をさせよ」でしょう。見守りつつ小さな失敗をさせないと、大けがをすることになる。これ、子育てでもよく言われますね。

ただし)ホンダはこう言う会社なので、時に我が道を行く製品を作る。ボディ剛性がないと非難されたり、「営業が、そういったらいけないだろう。。。」と、逆にお客が不安に思うような発言をすると疑問に思う客もいるようである。ホンダ車に乗った友人から苦情を聞いたこともある。

シリコンバレーの会社説明会)
学生達は、FacebookやGoogleのように今景気の良い企業ではなくて、次に飛躍する企業をさがしているようです。11月にStanford大で、ちらっとみた、合同就職説明会も面白かったです。FacebookとかGoogleではなく、小さな企業に学生が集まっていました。

会社説明会で、日本の企業と大きく違うと思うところは以下です。
  • 日本だと自社に学生を呼びつけるのですが、シリコンバレーでは企業が大学にやってきて、勉学を邪魔しない、昼とか夕方に食事付きで説明会を開催します。日本だと、特定大学だけにいくのは、不平等だとか言うでしょうが、能力の期待値が違うんだから、しょうが無いでしょうね。。。厳密なことを言うと、米国で差別を禁止した「公民権法」にひっかかりそうですが。
  • 最大限技術を開示する。学生の将来が掛かっているのだから、戦略とか技術を開示するのは当たり前だと思います。どうせ、どんどん技術は進化するので、隠していてもしょうが無いことだと思います。が、日本企業は潔癖症なので、すぐに隠そうとする。
インド人や中国人は日本人同様働き蜂になる傾向がありますが、白人は、どうもクリエイティビティを尊重するので、米国の社長には、圧倒的に白人が多いようです。また、Forbsの世界の金持ちを見ても、ほとんどが白人。人種差別以上の何かがあると思いませんか。
2011年11月24日木曜日: 老害、エセエリートの害
に書きました。

Lab126)
AmazonでKindleを作っているLab126 http://www.lab126.com/about.htm
の参加者は、東洋人ばかりで質問もぱっとしないのが3件程度。クリエイティブな連中には、Lab126ですら成長しすぎているようです。が、説明したLab126の幹部は、皆白人。
自分の出身大学、入社の経緯なども話して、学生の参考になるようにしたいという配慮がみられた。

「世界中のどこでも、電子ブックが60秒以内に読めるようにしたい」
という明確で分かりやすい理念がある。なので、Tabletとは一線を画すのだろう。モノマネ、横並びに走る日本の大企業も見習うべきである。
  1.   小さく、軽く、持ち運び容易で、長い電池駆動時間
  2.    目に優しい -   color e-inkは発色が悪い上に、白黒のコントラストも落ちるので見送った。2年待たないと実用にはならないだろう。
  3.   シンプルで誰もが使いこなせないとだめ。家電だしクラッシュは許されない   Coolなデバイスには、良いソフトが必要。win VISTAは、メニューが深すぎてひどかったけれど、win7では挽回したね。
製品ラインの説明)
  1. Kindle light - portableで $75
  2. Kindle touch - 厚く、重く、高いが、UIは良くなる。視認性を下げないために、赤外のtouchパネルを使ってこだわった。
  3. Kindle fire - video, slikによるwebブラウズ
  と戦略性と製品のマッチを力説。

大企業では、セクショナリズムで複数の製品がでていたりする。それでは、優秀な学生は呼べないだろう。学生もそういう企業を選ぶと、入社してからの仕事がつまらない。

Dropboxの会社説明会)
18:30から軽いdinnerつきで開かれたDropboxの説明会を聞いて来ました。
Dropboxでは、白人たちの参加者も多く、鋭い質問が飛び交い時間切れになった。質問は後半に書く。

小言) こういう良い説明会があったその日に、日本から幹部クラスを中心に5名くらいが大学の成果発表にやってきた。なんで、技術のよく分からない幹部が大挙してやってくるのか不明。出世はご褒美という思いがあるのかもしれない。とってもいい説明会があるよといったのに、そろいもそろって、その会議のラップアップに出席してしまった。それじゃ、海外には学べない。以下にも書いた。
2011年11月14日月曜日: 日本の会社は、ヤクザの出入りか?
さて本題に戻ると、Dropboxは、2005年にMITを卒業したDrewという耳にピアスをした若者が2007年に創業し、2008年から9人でプログラミングを始めた会社。いまでも総勢75人の社員しかいない。2011年現在4500万ユーザがおり、3日で1Billionファイルが転送され、ピークで10Mトランザクションが走る。これは、Amazon EC2という、HaaS (Hardware As A Service)を利用しているから可能になる。

PaaS/HaaS/IaaS) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20091006/338457/
Amazon EC2/S3) ”Amazon EC2/S3の使い方解説、決定版をAWSが公開”
http://www.atmarkit.co.jp/news/201001/15/aws.html

MITでの研究データを入れた、中国製の安いUSBフラッシュがポッキリ折れてがっかりしたので、オンラインストレージを発想したとのこと。作りたいモノの思想が明確。

そこで発想したのが、OSのファイルアクセスをトラップして、10ms以内に応答を返せば、いままでのアプリがそのままつかえること。データはあとからネットワーク経由でゆっくりと同期すれば良い。ただし、ファイルは万が一にも消えたら困る。なので絶対の信頼性を確保した。総勢75人の会社でこれが言えるのは凄いことだと思う。

開始前から会場は超満員。遅れて来る人は、ほとんどいない
社長のDrew - マイノリティ・リポートとの比較などでイントロ
技術の詳細

Data center側はAmazon EC2を使って4人で管理。ClientはインタプリタのPythonで書かれている。普通はC++などのコンパイラで書くのが普通だが、Mac,Windows,LinuxのマルチプラットフォームにするためにPythonを選んだとのこと。性能的にはまだまだPythonでいけると。

Pythonにはバグがあったので、結構のバグを修正しつつ実装したとのこと。また、MacはFinderの仕様を公開しないので、リバースエンジニアンリングをやった。もちろん、Appleの契約書にはやるなと書いてあるが、こういうきわどい橋を渡れるのもベンチャーの良いところだと思う。コンプライアンスばかり気にする、日本の大企業では絶対にできない。

Clientは、常にserverから自動アップデートされているようです。そのソフトは、重複排除やMeta dataのつくりかたなどに様々な工夫が。勘所を全部Openにしていた。学生の将来を託す、リクルートだから情報は公開すべき、だが、日本の大企業は、企業秘密だからと隠す。技術なんて直ぐ陳腐化するのだから、隠してもしょうが無い。顧客情報や戦略と技術と、何を隠して、なには話しても良いか、よく考えた方がよい。

windows, Mac, Linuxのそれぞれで違う、ファイル名(大文字小文字を区別するLinuxとしないもの) や属性をどう統一的に管理するかだけでも相当なノウハウがあるとのこと。

将来の夢 - 全ての装置のストレージをDropboxにする。携帯端末も情報家電もなんでも。
Drew自ら将来の夢とかを沢山語り。5人の社員達が、自分の会社に惚れ込む様子を熱く語って、是非いっしょにやろうと言っていた。小さな会社だから何にでもチャレンジできて毎日成長する気がする。人事すらマッキンゼーからきていて凄い、尊敬する社員ばかりだ。8時間勤務とかじゃなくて何時間働いても気にならない。など、若い社員から熱気が伝わってきた。

以下質疑から)10件位でて、時間切れだったが。冒頭に書いたSteve Jobsに関するもの以外から、いくつか。

Q. Amazon EC2から独立しないのか。-> 不要。必要になったら考える。
Q. Evernote, ...との関係は? 買収は考えているのか? -> それぞれ、use caseがある。Drop boxはplatformとしてopenにする。userはbest toolを使えば良い。
Q. Enterpriseに行かないのか。-> UserにとってEnterpriseとかは関係無い。現に今のDropboxは、企業でも使われている。toolを考えると昔はwork stationがあったが、今は全部PC。そのうちConsumerもEnterpriseもなくなる。音楽家がコンサートで使ったり、どう使うかの方が重要。
Q. 会社が成長して障害になるのは -> 建物のキャパ。社員の意思疎通の阻害。他社との競争に対する守りの姿勢。
Q. Steve Jobsについてコメントは -> 2009年からやりとりした。彼は、「クソ」の面と「すごい」面の2面があるね。Appleで彼にdropboxをデモした。直ぐに本質を理解した。DropboxのアイディアをAppleでやったらと提案されたが、独立でやりたいといったらあっさり引き下がった。

Q. 現在は、ほとんどのユーザが無料で使っていると思うが、有料化して収益増に持って行く策はあるのか。-> user experienceが第一なので、当面必要ない。
bestな環境を提供すれば収益は自ずとついてくるという信念だろう。

Dropboxはちょっとちがう)

https://www.dropbox.com/about

に、社員全員の名前と顔写真(ひとりだけ似顔絵がいるが..)とコメントがwebにでている。写真の上にマウスをもっていくと表示される。
Stanford大でのリクルートでは総勢75人といっていたので、おそらくは社員全員。言語が日本語にできて、コメントも日本語で表示される。
MIT出身者やUCB出身者が多い。Stanford大にリクルートに講演に来たときは、生まれつきなのか、腕と言語に障害を持った方もいた。上記の写真にも分け隔てせずに写っている。

そして、創立者CEO以外には役職名はアカウントマネージャだけ。。肩書きなんてクソくらえ、、と聞こえてくるような。。

新しい考え方は、ベンチャーからでてくる。。日本はヨレヨレになった古い企業を国で守る。日本の次を支える産業を、そこに託すのは効率が悪すぎると思う。
企業など所詮入れ物、人は皆優秀であり、悪いのは硬直した制度である。しがらみがおおくて、社長ですら変えるのは難しいことが多い。ならば、皆で引っ越せるように、新しい入れ物を作ろうとなぜ考えないのだろうか。

結局は、今の入れ物に残っていて、守ってもらわないと心配ということだろうか。

ベンチャーで共通するのは)
Lab126でもDropboxでも共通して言えるのは以下。
  1. 社会を変える。奉仕するという基本理念があり、(名目だけでも)利益第一ではない
  2. 事業の方向性がきわめて明確で、社員がそれを共有している
業績低迷に悩む企業は、トップが聞きに来くると参考になるかも。。

Facebookは)
今をときめくFacebookにも打ち合わせで何度か行ってきた。
それまでのシリコンバレーのベンチャーは、個室やCubeがあるのが当たり前だった。ところがFacebookはコミュニケーションの活性化ということで、小さな机をごっちゃと詰め込んだ。さすがに駐車スペースが足らないみたいなので、今度移転するらしい。

これだけだと、昔の息のつまる日本企業と同じ。クリエイティビティは生まれてこない。
そこで、以下の対策をしている。
  1. 1つの階に40室はあろうか、というくらい会議室を設け、MacやIBMPCの電源ケーブルなど機材も完備
  2. 書類を一切なくし、各人の机の上には、大きなdisplayが1つか2つあるだけ。人によっては、バーのような高い椅子にしたり、個性があふれる
  3. コンビニ顔負けのフリーフードを提供。Macのアクセサリの無料自動販売機もある。トイレには、歯ブラシ、歯磨き粉、マウスウォッシュなど、高級ホテル顔負けの備品
  4. 卓球台やアーケードゲームなどの息抜きの場を提供
  5. ホワイトボードをそこここに設け、情報は書きっぱなし
  6. かわりに入場時には入場者に個人レベルのNDA(非開示契約)を課す
というクリエィテビティのための統合的な対策をやっている。もちろん時間も自由なので、隣の席で議論をされてうるさいと思えば、フリーフードを取りに行って、アーケードゲームで息抜きもできる。
そして一番大事なのは、コミュニケーションすべきなのは、マネージャや幹部であるということ、なので、当然幹部には個室などない。

日本の会社の幹部が視察にくると、「おお、昔の日本みたいに机を詰め込んでいる」と自分の都合の良いところだけ輸入する。それでは、何も変われない。

Facebookには情報が集まる。某有力ベンチャーの社長をみたし、高校性なのか、見学もひっきりなしに来る。学生やらがどんどんきて、受け入れている、器も大きい。
若者からのフィードバックを期待しているのかも知れないし、単に見学なのかは分からないが、見学の若者達は本当に楽しそうである。

社員の勤務時間は自由。16:00にもなると会議室も駐車場も大分空いてくる。

Stanford大の博士課程の学生が、夏期実習にいったが、驚くほどの高給(日本円で月50万円くらいか..)と住宅手当がでる。さらにPCとiPhoneが支給される一方、かなり前に、インタビューによる選考がある。学生は、金やPCは問題じゃない、プログラムに没頭できるFree foodが嬉しいんだといっていた。日本の会社は、コンプライアンスで締め付けているばかりで、社外アクセスもできないところが多い、それでは、目の肥えた良い学生は絶対に集まらない。

それでも研修が終わってみると、学生達は、Facebookの問題点を沢山語る。Facebookですら、全く完璧ではない。敵を知れば対策は簡単だと思う。が、日本は昔から情報戦にすこぶる弱い。Facebookなど、情報公開を原則にしているのだから、研究は容易なはずなのだが。。。

転職した社員が戻ってきても様子がわかる、日本の流動性のなさ、転職した社員を敵と見なして再雇用を考えない狭い了見も大問題である。

次回の会社説明会)
Stanfordの掲示板の会社説明会2012/1/11と1/12日の案内の写真はここ。
会社説明会の案内
ここにあったURLを覗いてみた:
  1. http://forum.stanford.edu/events/careerfair2010.php 
  2. http://bases.stanford.edu/events/startupcareerfair 
Startup企業による2)の方が面白くて、昨年は50のstartupが出店して、1,000人の学生が来たよ。news letterは5,000人に流れるよ。 ただし500ドルから700ドルの出店料が掛かるよと。 米国にしては高い駐車料金にしても。。何事も金が必要になるのが、Stanfordらしい。

起業のヒント)
http://japan.cnet.com/news/business/35011865/ に良くまとまっている。

中小企業も育てよう) 
中小企業の製品の海外での模倣を嘆いていた人がいた。模倣されても独創的なアイディアがあれば、世界に勝てる。

たとえば、岡野工業など。http://bit.ly/vofROn 織りの技術も実は、CRPなどの超ハイテクで使われている。http://bit.ly/s06NOj まち工場にはそういう知識はないので、技術を支援してあげる必要があると思う。

ところが政治家には理系が少ない。優秀な人はみな大企業に行ってしまう。政府も銀行も大企業ばかりに金を流す。なので、中小企業が大ベンチャーに育たないのだと思う。

意識改革も必要だろう。伝統工芸として守るばかりじゃ、工夫が足らない。
銀行もリスクをとって、中小企業に優先的に投資すべきだし、リスクを取って直接中小に投資できるような仕組みも必要だろう。ベンチャーで成功した人は判定眼を持った投資家になるだろうし、成功して儲かった人は判定眼を持った投資家になるだろうから、正のフィードバックが回るはず。

まずは、政府が、古い大企業を補助しないで、見所のあるベンチャーに投資をすべきだと思う。

以下にも書いた)
2011年11月14日月曜日: 次の技術に投資しないと、じり貧になる - スパコンとiPS細胞への投資の差
日本でベンチャーがなぜ育たないか)
2011年11月12日土曜日:日本の大企業を駄目にしているのは
にも考察してみた。
分析してみると、結構簡単なところに原因があると思う。

ところが、世界経済が...とか、日本は農耕民族で...、とか、なんやら複雑で不可解な言い訳をするのは何だろうか。自分を悪者にしたくない、保身なのだろうか。。唯一言えるのは、自分たちの小さなグループを守ろうとする強烈な「ムラ」社会が日本に残っていると思う。

日本でも同じ考えを持った人は多い)
『宇宙とつながる働き方』に掲載した、つながりを分断するビジネスとつながりを取り戻すビジネスの比較表です。著作権は宇宙に帰属します♪ http://www.amazon.co.jp/dp/4862801706
とあったので、引用します。 (2011/2月Facebookから)「宇宙」って本をさしているのかも。。ま、本の宣伝だと思い大目に見てください。いわれていることは、至極もっとも、米国ベンチャーの理想とつながります。日米の保守的でうまくいかない企業の多くは、従来型になっていると思います。



これだけ分かりやすい説明があるのに、うまくいかない企業がある一番の原因は、成功体験などで、「分かった気になっている」ことだと思います。

何度も説明して、いつも言われるのは。
  1. それは、我々も実行している
  2. 批判は聞き飽きた
  3. 具体的な提案をしてくれ
上のような話は、批判ではなくて、具体的な提案だと思います。個々の意思決定に際して問い合わせをくれれば、具体的にコメントしますが、密室で決定しているので、これ以上具体的なことは言えないと思います。論理破綻している自分に気づいていません。

結局、なにも理解できていない自分に気づいていないから、会社がおかしくなるのだと思います。一番大切なのはコミュニケーション能力。これが、欠如した経営陣があまりに多すぎるのだと思います。

これは、日本のエリート達が、学歴偏重、詰め込み偏重、対話無視の教育にどっぷりつかってきた人ばかりであることにも関係あると思っています。
いろいろな事を変えていく必要があるのですが、以下のような、コミュニケーションが出来る人間が、社会を破壊するのが早道の様に思います。

2012年2月1日水曜日: 雑草の中から大人物は育つ


以下にも書きました。

2012年2月2日木曜日: リーダの条件

2011年10月6日木曜日

Steve Jobsよ安らかに眠れ



あまりにも唐突で、若すぎました。


AppleのSteve Jobs会長が2011年10月5日(水) 56歳の若さで永眠しました。
すい臓がんで肝移植をしたようですが、処置しきれなかったのでしょうか。
 ( 2011/10/12更新) 死因は、すい臓の腫瘍に起因した呼吸停止だそうで、死亡時刻は10/5 15:00となっているようです。
http://netafull.net/apple/038790.html には、様子とか今後の追悼スケジュールなどが書かれています。)
http://www.apple.com/jp/stevejobs/

上記のサイトから追悼のメッセージが送れます。

シリコンバレーエリアの地元ニュースでも10/5夜から10/6朝になっても、大きく取り上げられています。テレビでもラジオでもニュースで取り上げられるだけではなく、追悼番組が企画されています。かれは、シリコンバレーのみならず米国としての、ビジョナリーでありヒーローだったと思います。

おりしも、10/5早朝に、Apple本社のあるCupertino市のセメント工場で3人を射殺、6人にケガをおわせた銃乱射犯が、同朝7時に、Apple本社近くのHewlett-Packard社(これもAppleが移転を計画している敷地です)の駐車場で車を奪おうとHPの女性社員を銃撃したものの失敗し付近に徒歩で逃亡しています。武装している可能性があるため、SWATも出動して騒動になっており、この話題でも持ちきりです。http://www.mercurynews.com/crime-courts/ci_19046188 (10/6朝、容疑者は射殺されたと報道されていました。この報道も、10/6のOakland(サンフランシスコ対岸)の銃犯罪、10/7のSan Jose南部の銃犯罪と、日ごろ銃犯罪が多い地帯の犯罪にかき消されて、その詳細が不明になりました。)
こちらの事件もAppleと少なからず因縁がありますね。不謹慎ですが、エンターテーナであるJobsの最後の仕組んだ最後のショー(いたずら)とも思うと、彼を失った悲しみも少しは薄れるように思います。彼を悼んでいるのか、2日ほど前に乾季だったシリコンバレーに突然雨が降りました。10/5の朝も、どしゃぶりの雨です。

FacebookのMark Zuckerbergや、MicrosoftのBill Gates、米国Barack Obama大統領らも追悼の辞を寄せたようです。大統領が一企業の会長の死にメッセージを寄せるのは異例のことだと思います。ベンチャーを大事にする国というメッセージなのでしょうか。 米国San FranciscoのApple Storeには、多くのファンが集まり、花や、ろうそくをささげ、ショーウィンドウには、追悼のポストイットが貼られているようです。その様子を含め彼の足跡が以下にスライドショーとして掲載されています。 http://www.siliconvalley.com/ci_19048827

彼は、本当に天才でした、技術を本当に愛し、それを見事に新しいビジネスとして花開かせてきました。

Apple II, Macintosh, NeXT, iMac, iPod, iPhone, iPad, Apple TV, Mac Book, MacOS-X、すべて、だれも思いつかなかった、すばらしいものでした。創造と破壊により、いつも革新をもたらしてくれました。彼の足跡を決して忘れることなく、彼のやり残したものを実現すべく、彼の遺志を引き継いでいくよう努力することを誓って、追悼にかえたいと思います。

Steve Jobsよ安らかに眠ってください。



Steve Jobs 1955-2011


彼の足跡は、日経新聞のサイトに掲載されています) http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/tc/
SNSにも彼の追悼が沸き起こっているようです) http://dt.business.nifty.com/articles/6908.html
twitterもYouTubeも過負荷になったようです。

マイコミジャーナルに各所からの追悼のメッセージがあります) http://journal.mycom.co.jp/news/2011/10/06/110/

iPhone脱獄のiPhoneDevTeam Dev-Team Blogも、
TinyUmbrella The Firmware Umbrella - TinyUmbrellaも、
一斉にホームページに追悼のメッセージを掲載しています。

Dev-Team Blogには、JobsによるStanford大からの学位授与式(2005年)での演説へのリンクが貼られています。

http://www.youtube.com/watch?v=OaMT8fZpEXA&feature=related に、日本語字幕つきのものがあります。
彼が偉大な技術者・経営者であったのは、背後に、こういう哲学が流れていたんだと気づかされます。ジョブズの追悼の意味でも、ぜひご覧ください。

伝説のプレゼンテーションとも言われているものです。冒頭で、彼の生い立ちが語られています。第3部の死に関する部分も胸をうちます。後ほどもう一度みて、再度整理したいと思います。

日経新聞のサイトに完全な日本語テクストがありました。これなら読むのもさほど時間がかからないので、わたしが整理する必要もないかと思います。 http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A88889DE1E7E6E7E7E4E4E2E2EAE3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E5E2E6E0E2E3E3E0E4E1E3
  • 実母が未婚の大学院生だったので、うまれたときから、養子にだされることが決まっていたのですね。
  • 冒頭にある、リード大学でのカリグラフィの授業が、後のMacフォント表示に役立った。Macをまねたwindowsには実装されていないけれど(笑)(英文は、Macが実装しなかったら、windowsはただのMacのコピーなので、PCはどれも綺麗なフォントを持っていないだろう。)。
    「点と点のつながりは予測できません、あとになって、そのつながりに気づくのです。」、この発見ができる彼は、本当に天才だと思います。Next StepからMac, iPhoneへのobjective-CやCocoaの継承も、Jobsが技術音痴ではとてもできないと思います。
  • 8分17秒 「最高の仕事をしたいのなら、自分の仕事が最高だと思える仕事を探すことです。」、これも、彼はいつも実行してきました。
  • 9分16秒ぐらいに死に関する話がでてきます。「毎朝、鏡に向かって問いかけます。今日、死ぬとしたら、自分は本当にすべきことをするか。もし、Noが何日も続くようなら何かを変える必要があると気づきます。」
  • 12分25秒 「ドグマ(教条、既成概念)にとらわれないでください。それは他人の考えに付き合った結果にすぎません。もっとも大事なのは自分の直感に従う勇気を持つことです。」
  • 最後に、「Stay hungry, stay foolish」で締めくくっています。
冒頭、後ろに、赤いマントを羽織ったStanford大 学長のJohn Hennessy教授が映っています。ご存知のようにHennessyは、コンピュータサイエンスの大御所で、UCBのDavid PattersonとともにRISCプロセッサを発明した方です。

彼は、この演説よりも前に、すい臓がんの診断をうけ、死の宣告を受けています。が、極まれな治療可能な症例とわかり、摘出手術で、生き延びました。ジョブズは、やり残すことがないようにとの哲学を説いているように、この死の宣告を受けてから、iPod mini, iPhone, iPad, Macbook Air と、まさに怒涛の勢いで製品を出してきたように思います。
彼は、自分の死期を、うすうす感じていたのでしょうか。死の宣告を受けたあとの、彼の強さには、全く驚かされます。

iPhone以降は、それまでPC中心だったAppleの収益構造にも牙をむけ、自らPCの収益構造を破壊しているようにも見えます。あくまで顧客価値創造が根底にあり、長期的ビジョンがある彼だからできたのだと思います。これが、彼を慕ってやまない信望者が多い理由でもあるでしょうね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/スティーブ・ジョブズ

には、ジョブズの経歴や語録が掲載されています。彼は、禅宗の仏教徒であり、日本びいきでもあったようです。上記のStanford大の演説に流れる死生観-毎日死ぬものと思ってベストを尽くすというのは、禅の心から来ているのかもしれません。

彼は日本びいきだったそうで、http://bit.ly/Offfhg には、Apple本社の食堂には日本食コーナがあり、寿司、ソバが充実しているようです。職人さんは、ソバの修行にいったと書かれています。

禅) 「前後裁断(ぜんごさいだん)」 = 今を生きる http://book.asahi.com/saidoku/TKY201003120185.html

日本でも禅は静かなブームだそうです。慌しい日常生活の中で日本人(企業人のみならず、政治家や学者も) が忘れかけていたものを、ジョブズに思い出させてもらったようにも思います。また、彼の語録は、さすが時代を切り開くビジョナリーだと思わせるものがあります。

「美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ」。これは、下の語録にもつながるでしょうね。どんぐりの背比べをしている日本メーカという意味で。。
日本のPCを、「日本製品が海岸に押し寄せてきた。海岸がまるで死んだ魚で埋め尽くされるようだ(日本のパソコン製品、 ないしはIBMPCについて)」ともコメントしています。今何をすべきか、よくよく考えて行動していれば、皆で首を絞めあうような、こういう事態にはならないように思います。

Appleの製品系列がここにあります) http://sukimau.com/wp-content/uploads/apple_evolution.jpg
Appleに復帰したのが1997年。この年の8月には、実権を握り始めます。
JobsがCEOに返り咲いたのが2000年。1998年ごろからAppleの製品が、芸術性の高いものに変わり、そしてモバイルな機器へ移行して、App Store, iCloudなどを巻き込み、それが加速度的に速くなっているように思えます。

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訃報の当日10/5 夜に、Apple本社に人が詰め掛けているという情報がありました。車で10分もかからないので、いてもたってもいられなくなり、当日、夜に行ってきました。夜23時近いというのに、続々とファンが集まり、来客駐車場はほぼ満杯でした。TV局の中継者も何台も停まっており、深夜なのになにやらレポートをしていました。
やはり彼は、IT技術のカリスマで、私の世代では理想とした人が多いのではないのでしょうか。ひとつの時代の終わりを、現場で見とれることができたのは、本当に幸運です。写真を添付します。

10/7(金)にも再度Apple本社に行ってきました。相変わらず、人が絶えることはなく、花束がすごい量になっていました。

また、10/11(火)には、所用のついでに、Jobsの自宅近くといわれるPalo Alto (University Avenue)のApple Storeにに行ってきました。ここは、Apple Storeの1号店ともいわれ、Appleの新製品の発売にはファンが集うといわれている店です。献花は、さほどなかったのですが、ショーウインドウが、ポストイットでほぼ埋まっていました。写真を、後半に添付します。

http://d.hatena.ne.jp/oxon/20100601/1275347780 (Jobsは、2010/4/10に、この地に引っ越してきたようです。)

1)  10/5(水)夜 22:45分ごろApple本社キャンパスにて

敷地脇の道路に、たくさん並ぶ地元TV局の中継車

本社入り口前の旗は半旗に。
Infinite loopという、Street名が洒落ていますよね。

本社入り口がわかる角度から

本社入り口右にApple storeがあり、その右の芝生に献花がありました。
たくさんの献花とろうそく

 遺影の下には、初代Macの写真が。
花の下にはiPadとかが埋もれているらしいです。

続々と人は入れ替わるのですが、23時でも、献花の前には、これくらいの人が。。。
いろいろな人種。白人、中国人、インド人。
若い男性も女性も、夫婦も。




献花の奥側で。中国流の追悼でしょうか


2) 訃報の当日に掲載された。追悼のメッセージ。-- 脱獄をしていた人も、Jobsを慕っていたんですね。。
iPhoneDevTeamのホームページ Dev-Team Blog にある追悼のメッセージです



TinyUmbrellaのホームページ The Firmware Umbrella - TinyUmbrella にある追悼のメッセージです

3) 10/7(金) 18:00頃 Apple本社の献花

 献花が山になって、もはやベンチが見えなくなっていました。



初代Macの絵の紙が飾られていたベンチが献花で、もはや全く見えません。

同上のベンチです。


ベンチの奥側にも整然と花束が置かれていました。かなり大きな献花もあります。


4) 10/11(火) 17:00頃  Palo Altoにある Apple Storeの店頭

- iPhoneのケースが壊れたので、Bumperを買ってきたのですが、最近のApple Storeの会計は面白いですね。店員が、iPhoneにクレジットカードリーダつきのケースをつけたものを携帯しており、クレジットカードを渡すと展示品の前で会計してくれます。
(最近は、あまりやる店はなくなったのですが、身分証明として免許証の提示を要求されました。) それで、レシートは、iアプリのストアと同じ形式のものが、emailで送られてきます。なぜか、カードを示しただけなのにemailアドレスが出てきていて、「これでいいのか」と念を押されました。iTunesでリンクしているカード番号からメイルアドレスを参照しているのでしょう。App store/music storeとApple storeの情報がちゃんとリンクしているのはさすがAppleだと思いました。(日本では、情報セキュリティが厳しく、社内でのこんな情報活用をするのはかなり困難でしょうが。。) 結局、「袋が欲しい」といったので、店員は棚のところへ戻ることにはなりましたが、袋が要らなければ、あっさりと会計できるシステムですね。

 ショーウインドウが、ポストイットで埋まっています。





Steve Jobsの語録がwikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/スティーブ・ジョブズ)にありました。が、消去されてしまったようなので、先に引用した2件以外を、以下に掲載しておきます。へたな座右の銘よりも、よっぽど示唆に富んでいると感心しています。
  • デザインとは表面的なものだと誤解している人は多い。例えば、インテリアとか、カーテンとかソファーを連想するんだろう。でもそれはデザインの意味を全く取り違えている。デザインとは、人がつくった創造物の本質的な魂そのものだ、そしてそれは製品やサービスの表面から染み出してくるものだ。
  • イノベーションは費やす開発予算を大きくしたからと言っておこせるものじゃない。アップルがマックを開発した頃 IBM は少なくとも百倍の開発予算を使っていた。金じゃない。どういう人材を、そういう問題意識で、どう率いるかで決まるんだ。
  • 自分達のビジョンにかけているんだ。「我々も参入しました」みたいなコピー製品をつくるよりずっといい。コピー製品は、他の会社がやればいい。我々にとっては、常に次の夢が大切なんだ。
  • 墓場で一番の金持ちになることに何の意味がある。毎晩寝る前に「今日は素晴らしいことをした」と思えること、それにこそ価値がある。
  • 私は23歳で1億円、24歳で10億円、25歳で100億円の資産を稼いだが、別段気に留めたことはない。金のためにやっているのではない。
  • 方向を間違えたり、やりすぎたりしないようにするには、まず「本当は重要でも何でもない」1000のことに「ノー」と言う必要がある。
  • 仏教には「初心」という言葉があるそうです。初心を持っているのは、素晴らしいことだ。
  • 製品をデザインするのはとても難しい。多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ。
  • 消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。完成する頃には彼らは新しいものを欲しがるだろう。
  • iPodより高いスニーカーもある(300ドルは高いのではないか、という記者の質問に対して)。
  • アップルのシェアは自動車産業におけるBMW・ベンツ・ポルシェよりも大きい。BMWやベンツであることの何が悪いんだ?
  • 画面にはとても見た目のよいボタンを配した。思わず舐めたくなるだろう。
  • 私たちはいつも偉大なアイデアを臆面もなく盗んできた。