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60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。
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2012年2月1日水曜日

大企業病と恐竜との符合 - 哺乳類,昆虫型企業へ

大企業病の大企業は、良く恐竜にたとえられる。比較してみると本当に的を得ている。

大企業の価値)
体温を保つ為に、体積を大きくしたい。これは、体積は身長の3乗に比例し、表面積は身長の2乗に比例する。発熱は体積に比例し、放熱は面積に比例するので、体が大きいほど有利であるというベルクマンの法則がある。

ベルクマンの法則)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87 

ただし、低温時に活動しない昆虫などは、食料が少なくて済むので、寒冷地のほうが小さいという逆ベルクマンの法則になると言われる(上記web) ... これは後で述べる

身長を社員数。体積を投資余力(持ち金)。とすると、そのまま大企業の価値になる。
が、資金力は社員数の3乗とは関係ない。利益率の良い製品が沢山売れたかどうかで決まる。体温維持に相当する価値はなにか。社員が増えた方が特になるのはなにか。
  • 大量仕入れ、大量販売によるコストダウン
  • ブランドイメージ 
  • 特定業種が不調でもつぶれないこと、すなわち会社存続の可能性が高い安心感
  • 大企業はつぶれないので、その安定感を狙って優秀な社員があつまる(日本や中国、インド人はこれを好む模様、詳細はDropboxと兼ねて紹介する)
日本のみならず、消費者が有名大企業の製品を選ぶ傾向は、ドイツでも強いらしく、ベンチャーが育たないらしい。どちらも堅実な国民性で有名なので。関係ありそうである。ならば、ベンチャーは、そうでない国をターゲットにして、まず成長すれば良い。

Appleの場合)
http://bit.ly/zqhfjg にあるようにApple社は、2011最終4半期に、米企業の最高収益(earning)記録を更新。その前の四半期のほぼ倍。クリスマス商戦やJobsの訃報も味方したとはいえすごい。国家のGDPにすると世界の46番目に相当する(米国の記事は、国家予算と比べたり、GDPと比べたり面白い物とAppleを比べますね。) 顧客の新たな価値を創造するのが、収益に貢献するのが分かる。

その背景には、徹底的な顧客価値の追求と同時に製品ラインの絞り込みがある。会社が大きくなっても、製品数が増えたら十分なメリットが得られない。

2011年11月13日日曜日: Appleの製品数はとても少ない


Appleは良くM&A(企業買収)をする。が、製品を増やすのではなく、技術だけを統合していく。
VMwareの共同創業者であるProf. Mendel Rosenblumが行っていた。「VMwareのソースコードは最初は主張があってとても綺麗だった。が、他社から思想の違う社員が入ってきて、いろいろな流儀が混ざるにつれ、コードは汚くなっていったので、何度も書き換えをやった。」、努力をしないと、製品が劣化するということだろう。Appleは、MacでもiOSでもすべて、Objective-CというNext Step時代に開発された言語を使っている。これは単なる言語を超えており、MVC(Model View Controller)というグラフィックユーザインターフェース(GUI)の設計理念まで包含しており、専用のXcodeという設計ツールも、常時進化している。
MacもiPhoneもiPadもiPodもAppleTVも全て同じ言語環境会社、ツールで開発できるばかりか。Mac以外はiOSということで、OSもその上に乗るアプリケーションですら統合されている。
ここまで製品系列の絞り込みに神経を使っているのである。それが、Appleの自社価値追求にもつながり、時に横暴とも思えそうな、新たな価値の押しつけをすることになる。たとえば以下のような事である。これが、Appleが嫌いを生む理由であろう。絶対価値追求をするホンダも似たところがある。八方美人でないほうが、イノベーションを生むのであろう。

2011年11月1日火曜日: Mac OS-X Lionで従来と変わったこと

ホンダについて) 2011年12月20日火曜日: ベンチャーを育てるシリコンバレー、ホンダは凄い


もちろん製品数をただ絞っても売り上げは支えられない。売れる製品を作るためには、徹底した顧客価値の追求がある。以下に書いた。

その背後に流れるSteve Jobsの思想にも学ぶところが多い。以下に書いた。

2011年10月6日木曜日: Steve Jobsよ安らかに眠れ


以下に書いたように、優良企業には、思想に基づいた組織構造があり、良いリーダがいる。これも重要になる。

2011年10月11日火曜日: AppleとMicrosoftを比較すると


これらを学ばないで、単に図体を大きくしてもうまくはいかないだろう。

なぜ大企業病の大企業はうまくいかないのか)
大企業でもうまくいっている企業もたくさんあるので、「大企業病の」と、分類する。

よく言われるのが、「図体が大きく鈍重で、世の中の変化についていけない。」これは、恐竜が気候変化で絶滅した理由とも言われている。

が、符合する点はまだまだある。
  1. は虫類であり、卵を産みっぱなし → 社員教育をしない。部下が育たないので権限委譲できない
  2. 体が大きいので沢山食べる → いろいろなコスト部門を抱え、高コスト体質である
  3. 農工・牧畜をしないので、えさを食い尽くす → 他社のモノマネ製品を作るので、利益率が低く、新技術に投資しないので、ジリ貧になる
  4. 体の割に脳が小さいので頭が悪い → 経営が末端からの技術情報を性格に把握できない。良くあるのは、コンサルとか業界紙、業界の有力者の情報にたよることである。その道の専門の社員を育て、そこが握る最新情報を信用すればいいのに、それができない
  5. 冷血動物である → 具合が悪くなると、コストダウン、リストラに走る。これまで頑張ってくれた社員を冷血にも切り離す。社員の信頼を失い。社会の信頼も失う
これらを生む理由)
大企業になると足をすくわれることが多いということがある。
大企業の社内から製品発表の噂が漏れたのため競合他社の製品を買い控え競合他社がつぶれた。この漏れた噂の製品が実際に発売されず、訴訟になったり、独禁法違反で提訴された例が、米国にはある。Microsoftと競合他社の係争がそうである。
それもあるし、驚きを与えたいという意味もあり、Appleは極度の秘密主義にでており、発表後の製品関連の情報であろうが、口外すると社員は解雇されるらしい。
日本でも、本来開示すべきでない情報が良く先に漏れている。それでもインサイダー取引等で訴えられることは少なく、独禁法の適用もあまりない。秘密主義を徹底しようとすると、取る対策は4つ。
  1. 幹部以外には情報を漏らさない。社員には新聞発表など公開後に初めて知らせる
  2. 情報を漏らすと社員を懲戒にする
  3. 社内情報の管理を徹底する。いわゆる情報セキュリティ強化。メイルのフィルタ。っ社内からのwebアクセスの禁止などであろう
  4. 社員と目的意識を共有し、社員の管理意識をあげる。教育により情報リテラシをあげる。それでも漏れた場合はしょうが無いとあきらめる。会社は共同体なのだから
調子の悪い大企業は、1,2,3をやる。Appleも1,2,3のようである。が、Dropbox等の会社説明会をみていると、4に重きを置いているように思う。昔の日本企業も4であったが、どうも最近は、米国の悪しき大企業のマネをしたのか1,2,3に近づいているように思う。

コダックの例)
時代についていけず、破産申告をしたコダック。いろいろな意味で示唆に富んでいる。試行をしない完璧主義、保守性、経営の迷走、株価への過剰な配慮。調子の悪い企業で行われていそうな話である。それなのに、問題に気づかない。
社内で共有される情報は、自分に都合のよい情報ばかりになるのであろう。もちろん、批判的なもの暗いものばかりではモチベーションがあがらないので、勇気づけるのは重要である。しかしそれも、真実の解析いわゆるPDCA(Plan Do Check Action)が回っていてのうえであろう。これが、恐竜の恐竜たる所以である。

JBPress - 瀕死のコダックと飛躍する富士フイルム)http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34331

NECの場合)
2012年1月にリストラを発表し、netなど一部で話題になっているNECと関連子会社。
半導体部門を切り離して、三菱、日立と合併しているが、この半導体技術も少し前までは、すばらしかった。
迷走が始まったのは、トップダウンと早い意思決定が標榜されだした時代。米国のダメな大企業のやりかたをマネしたのでは無いのか、とも思えてしまう。以下に書いた。

2012年1月15日日曜日: IntelとARMの戦いの予想: Intel TriGate Trのすごさ


IBMの場合)
http://diamond.jp/articles/-/5625 などにもあるように、ルイス・ガードナーは、1993年にIBMの会長兼CEOに就任し、わずか数年で同社をV字回復させた経営者である。
が、私はStanford大のProf. John Ousterhout が言う、「IBMも普通の企業になってしまった。」に賛成である。IBMはMain Frameの360など画期的な製品を作ってきたが、最近のIBMの製品で画期的だというものが思い当たらない。自分で何かを作り出すよりも、人のアイディアを実現するSIの会社になってしまった。
ThinkPadとかHDDを身売りしてSIをやっている。難解なクイズJeopardyを解いたWatsonにしても力尽くでやったというだけで、あれが商用になるとも思えない。
学会に来るIBMの研究者にしても、自分の研究に自信満々で、他人の研究に対して横柄な質問をする人が多い。Facebook, Google, Appleに比べると、格下になったように思う。

頭が悪くなる理由)
特に昨今の日本では、リーダシップに対する誤解があるように思う。スピード感のある経営をというのは良いが、方法論が間違っていて、以前の日本にあった美徳ばかりを失っているように思う。以下に書いた。

2012年2月2日木曜日: リーダの素質


失敗の本質)
「失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)」: http://amzn.to/yQEY5x
池田信夫blog) http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51692957.html
に、福島原発事故に流れる、旧日本軍体質を指摘している。が、これは、具合の悪い日本の大企業にもいえる。引用すると。
  • 戦力の逐次投入:戦略目的が曖昧なため戦線の優先順位が決まらず、兵力を小出しにして全滅する――最初から海水を注入すれば炉内の圧力上昇を防げたかもしれないのに、1日遅れでベントを始め、水素爆発してから海水注入を始める。 
  • 短期決戦のスタンドプレーを好む指揮官:太平洋戦争は「敵を一撃でたたけば戦意喪失して降伏する」という主観的な見通しで開戦した――原発事故の起きた翌日に首相が発電所に乗り込んで、ベントが6時間遅れた。 
  • 補給を無視した人海戦術:太平洋戦争の「戦死者」300万人のほぼ半分が餓死だった――原発の作業員は1日2食の簡易食糧で水もろくに飲めず、夜は雑魚寝。 
  • 縦割りで属人的な組織:子飼いの部下ばかり集めて意思決定がタコツボ化し、「空気」が支配するため、総指揮官の暴走を止められない――「統合連絡本部」をつくるまで4日もかかり、各省ごとに対策本部が6つも乱立。東電にどなり込む首相を誰も止められない。 
  • 情報の軽視:第二次大戦で使われた日本軍の暗号は、ほとんど米軍に解読されていた――東電と保安院と官房長官がバラバラに記者会見して一貫性のない情報を流し、首相の演説にはまったく中身がない。 
  • 「大和魂」偏重でバランスを欠いた作戦:インパールのように客観的に不可能な作戦を「勇敢」な将校が主張すると、上司が引っ張られて戦力を消耗する――使用ずみ核燃料にヘリコプターで放水する無駄な作戦を「何でもいいからやれ」と官邸が命令し、かえって国民を不安にする。
昆虫型、ないしは、哺乳類型企業の時代)
 昔の考え方だと、大企業にすれば強くなるということである。が、本当であろうか。逆ベルクマンの法則のように、具合の良いときだけさっと活動して、冬眠するないしは寿命がつきる昆虫のような企業活動。ないしは、環境対応性の良い哺乳動物のような企業活動はできないのだろうか。

おそらくはYesである。Drop boxは、75人しか社員がいないのに、Amazon EC2というインフラコストがかからない環境を利用してビジネスを行っている。
2005年にMITを卒業したDrewを中心に。MITを中退した人と2人で2007年に設立。2008年に9人の設計者で開発開始。
会社はSan Franciscoにあり、社員はスタッフも含め全社員が75名しかいない。2011年に現在4500万ユーザがおり、3日で、1Billionファイルが転送され、ピークで10Mトランザクションが走る。社員のモチベーションも極めて高く、皆理想に燃えている。

Dropboxなどベンチャーの詳細は、以下に書いた。

2011年12月20日火曜日: ベンチャーを育てるシリコンバレー、ホンダは凄い


Facebookも若者文化であり、昆虫的な動きをする企業に思う。

2012年5月5日土曜日: Facebookの社風: 若者文化


企業の永続性よりも、Fan、ハックすることを重視する。

超高速なNetworkスイッチで有名なFulcramも総勢150名ほどの企業である。が、自社装置専用のLSIまで設計している。大企業で無ければ製品が作れないとは妄想だと思う。

これが、新たな時代の昆虫型ないしは哺乳類型企業ではなかろうか。

社員は、楽しく効率良く働ける場所があれば良い。投資家も投資が効率良く回収できればよい。企業という入れ物が永続して嬉しいのは、既存構造の上に安穏とあぐらをかいていて生産に寄与していない、一部の人たちだけでは無いのだろうか。
まじめに働きたい人にとって、入れ物はなんでもいいので、楽しく効率良く働ける場所が、新たに沢山生まれてくれた方が嬉しいように思う。

日本政府は、大企業に税金を注入して支えているように思えるが、大企業は資金力があるはずなので放っておいても大丈夫なはずである。それをし続けないとならないのは、その企業がなにかおかしく、税金の無駄である。それよりは、生まれたての弱い企業こそ、支援すべきだと思う。以下に書いた。


日本人の美徳)
日本人には、気配りという、同じアジア人でも、中国人やインド人にない優れた特徴がある。人の気持ちを察することができるのである。中国人と話をすると、PhDを持った人でも、思い込みが激しくて、話を通じさせるのに本当に苦労したことが何度もある。台湾は占領時に日本文化の影響を受けているので、そういうことは無いと思うが。
また、中国本土やインドの人は、長い領土闘争で築かれた文化なのか、自己本位で自己主張がきわめて強いように思う。
日本のすばらしさは、以下にも書いた。

2012年3月5日月曜日: 日本のすばらしさ - 日米比較


大企業でないと困るか)
大企業は、それ自体で、福祉システムになっている。上手く回らなくなった事業とか、適応できなくなった人を囲い込んで、失業者の増大を防いでいる。
が、良く聞くのは、「事業に貢献しないで、金だけを持っていくのは良い。が、無駄な仕事を増やさないでほしい。」という、本当に稼ぐ人たちからの叫びである。

企業は永続性を唱え出すと急にしがらみが多くなって、仕事もつまらなくなると思う。

Dropboxをみると、障害のある人たちも雇っている。そういう業務は必要だからであろう。

日本人は、上記の気配りもあるし、とりわけ勤勉である。(昨今は、「楽してxxx」と、瞬間的に極意が取得できるというたぐいの本が沢山書店に並ぶように、この勤勉さが失われているのが気になるが。)


本来の日本人らしさを取り戻せば、技術のプロにもなれるし、少なくともサービス業では、活躍できる。

大企業で、囲い込んでもらい、養ってもらう必要などはないはずである。

まとめ)
恐竜は2億3000万年前に現れ、6500万年前に絶滅した。http://bit.ly/KwC9Cd
一方、ゴキブリは3億5千万年前から、今に至るまで繁栄している。http://bit.ly/KwCncB
ちなみに人類(ホモサピエンス)は、高々40万年の歴史しかない。ヒト族としても200万年である。http://bit.ly/KwCwg1

ゴキブリは、ひとつひとつは小さくて、踏みつぶされることがあるが、環境適応力が高く、種としては繁栄し続けている。最近の米国のITベンチャーの多くは、このタイプに思う。

踏みつぶされないが、環境適応力の弱い恐竜よりは、ゴキブリ的な企業が、走りまわる時代になりつつあるのではなかろうか。半導体ラインとか、恐竜型の大型投資でないと作れない製品もある。が、それ意外では、恐竜のまま戦うのは、ムダが多く、努力が報われない可能性が極めて高い。

どういう企業構造でどこを攻めるか、いまこそ再考した方が良い。政府もそれにあわせて、産業育成をしていくべきである。既存大企業の利権集団である、経団連のいうことなど当てにしていたら、おかしな方向に話が行くに決まっている。







2011年12月20日火曜日

ベンチャーを育てるシリコンバレー、ホンダは凄い

どうあるべきか)
日本人は勤勉で能力も高いし、他人に配慮するし、几帳面なので、世界に負けるはずがないと思います。非効率な構造と既得権益ばかり保護する構造が問題なのに、それを変えずにニッチ狙いとかに、縮こまっちゃっているように思います。高度成長時代の自信を取り戻せたら良いと思っています。

米国シリコンバレーは、新しいベンチャーがどんどん育ち。産業人口がそこに移行していく。古い体質を変えるのは大変だが、新しい企業なら自然にそれができる。要は入れ物ではなくて、効率良く働く場所ができればいい。日本でもベンチャーを沢山育てたい。

Stanford大の建物の多くは、そういうベンチャーの社長の寄付で建てています。なので、建物はどんどん建て替えられており、どれも新しくて立派。Gates ビルはMicro softのBill Gatesが寄付した建物。Googleが寄付した談話室+端末室も夏に新設されました。

金が集まれば優秀な先生と学生が世界中から集まる。そして、そこから次の起業家がでる。起業家がまた母校に寄付をする。という正のループが回り始めます。いまのグローバルな資本主義の世の中は、結局はカネ次第だと思います。

そういうベンチャーが育って成功すれば、古い体質に凝り固まっている大企業も考え方を変えざるを得なくなると思います。まずはベンチャーを育てたいです。

日本の自動車産業は違う)
ただし、日本の自動車産業はいまだに強いです。産業構造の違いという理解は、勘違い、ないしは言い訳かもしれません。会社のシステムが全然違うように思います。ちょっと脱線しますが、これに触れておきます。


「ホンダが絶対価値を徹底的に重要視していることを強烈に示す“事件”を筆者は体験している。入社2年目の1972年に行われた技術報告会での出来事だ。筆者は、将来のホンダの安全戦略について、本田技術研究所で久米是志・ホンダ専務(当時。後の3代目ホンダ社長)に、先輩技術者と2人で報告することになった。3カ月かけて準備をし、15回リハーサルをして報告会に臨んだ。ホンダでは若い方がプレゼンテーションをする決まりなので、筆者が話すことになった。ところが、である。... 」 中略 

「久米さんの話の内容が少しずつ理解できるようになってきた。言いたいことはただ1つ。「他社の話なんて聞きたくない。それは相対的な話にすぎない。あんたは今、ホンダの安全の方向性を決めているんだ。そのときになぜ他社の顔色を見るのか。なぜ自分たちがこうなりたいと、絶対価値を言えないのか」ということだった。入社2年目の新米技術者に対して専務が気色ばんで真剣に怒ったのである。これが結局30分間続き、具体的な報告内容まで進めず、再報告になった。」 中略

「 マネジャーの目の色が変わった。 「ちょっと来い」  こうぶっきらぼうに言われて、別室に連れていかれた。「な・ん・で、ケンカをしてこない! 3カ月以上も考えたことを報告もできずにすごすご帰って来るやつがあるか」  筆者は、(私からは反論できませんという意味を込めて)「怒ったのは、(本田技術研究所の実質トップの)久米さんです」と、やっとのことで応じた。 「それがどうした。久米だか何だか知らないが、関係ないだろ。いくら専務だって、全部が正しいわけじゃないんだ。おまえだってゼロじゃないだろ。だったら議論を吹っ掛けろ。おまえ、本気でやる気があるのか」。  久米さんに30分怒られ、ここでもまた30分怒られた。」 中略 

「多くの企業では「2階級違うと議論してはいけない」。つまり、若手社員は課長とは議論できても部長の言うことは黙って聞くものだそうだ。ましてや相手が取締役ともなると、お言葉は拝聴するものらしい。それでは熱い議論などできるはずがないではないか。」

全文は上記リンクを参照願います。ホンダって凄い会社ですね。ホンダのエピソードは、米国人に言っても驚かれます。社員はこうやって育てるべきだと思います。大学での学会発表の指導も同じだと思います。「かわいい子には旅をさせよ」でしょう。見守りつつ小さな失敗をさせないと、大けがをすることになる。これ、子育てでもよく言われますね。

ただし)ホンダはこう言う会社なので、時に我が道を行く製品を作る。ボディ剛性がないと非難されたり、「営業が、そういったらいけないだろう。。。」と、逆にお客が不安に思うような発言をすると疑問に思う客もいるようである。ホンダ車に乗った友人から苦情を聞いたこともある。

シリコンバレーの会社説明会)
学生達は、FacebookやGoogleのように今景気の良い企業ではなくて、次に飛躍する企業をさがしているようです。11月にStanford大で、ちらっとみた、合同就職説明会も面白かったです。FacebookとかGoogleではなく、小さな企業に学生が集まっていました。

会社説明会で、日本の企業と大きく違うと思うところは以下です。
  • 日本だと自社に学生を呼びつけるのですが、シリコンバレーでは企業が大学にやってきて、勉学を邪魔しない、昼とか夕方に食事付きで説明会を開催します。日本だと、特定大学だけにいくのは、不平等だとか言うでしょうが、能力の期待値が違うんだから、しょうが無いでしょうね。。。厳密なことを言うと、米国で差別を禁止した「公民権法」にひっかかりそうですが。
  • 最大限技術を開示する。学生の将来が掛かっているのだから、戦略とか技術を開示するのは当たり前だと思います。どうせ、どんどん技術は進化するので、隠していてもしょうが無いことだと思います。が、日本企業は潔癖症なので、すぐに隠そうとする。
インド人や中国人は日本人同様働き蜂になる傾向がありますが、白人は、どうもクリエイティビティを尊重するので、米国の社長には、圧倒的に白人が多いようです。また、Forbsの世界の金持ちを見ても、ほとんどが白人。人種差別以上の何かがあると思いませんか。
2011年11月24日木曜日: 老害、エセエリートの害
に書きました。

Lab126)
AmazonでKindleを作っているLab126 http://www.lab126.com/about.htm
の参加者は、東洋人ばかりで質問もぱっとしないのが3件程度。クリエイティブな連中には、Lab126ですら成長しすぎているようです。が、説明したLab126の幹部は、皆白人。
自分の出身大学、入社の経緯なども話して、学生の参考になるようにしたいという配慮がみられた。

「世界中のどこでも、電子ブックが60秒以内に読めるようにしたい」
という明確で分かりやすい理念がある。なので、Tabletとは一線を画すのだろう。モノマネ、横並びに走る日本の大企業も見習うべきである。
  1.   小さく、軽く、持ち運び容易で、長い電池駆動時間
  2.    目に優しい -   color e-inkは発色が悪い上に、白黒のコントラストも落ちるので見送った。2年待たないと実用にはならないだろう。
  3.   シンプルで誰もが使いこなせないとだめ。家電だしクラッシュは許されない   Coolなデバイスには、良いソフトが必要。win VISTAは、メニューが深すぎてひどかったけれど、win7では挽回したね。
製品ラインの説明)
  1. Kindle light - portableで $75
  2. Kindle touch - 厚く、重く、高いが、UIは良くなる。視認性を下げないために、赤外のtouchパネルを使ってこだわった。
  3. Kindle fire - video, slikによるwebブラウズ
  と戦略性と製品のマッチを力説。

大企業では、セクショナリズムで複数の製品がでていたりする。それでは、優秀な学生は呼べないだろう。学生もそういう企業を選ぶと、入社してからの仕事がつまらない。

Dropboxの会社説明会)
18:30から軽いdinnerつきで開かれたDropboxの説明会を聞いて来ました。
Dropboxでは、白人たちの参加者も多く、鋭い質問が飛び交い時間切れになった。質問は後半に書く。

小言) こういう良い説明会があったその日に、日本から幹部クラスを中心に5名くらいが大学の成果発表にやってきた。なんで、技術のよく分からない幹部が大挙してやってくるのか不明。出世はご褒美という思いがあるのかもしれない。とってもいい説明会があるよといったのに、そろいもそろって、その会議のラップアップに出席してしまった。それじゃ、海外には学べない。以下にも書いた。
2011年11月14日月曜日: 日本の会社は、ヤクザの出入りか?
さて本題に戻ると、Dropboxは、2005年にMITを卒業したDrewという耳にピアスをした若者が2007年に創業し、2008年から9人でプログラミングを始めた会社。いまでも総勢75人の社員しかいない。2011年現在4500万ユーザがおり、3日で1Billionファイルが転送され、ピークで10Mトランザクションが走る。これは、Amazon EC2という、HaaS (Hardware As A Service)を利用しているから可能になる。

PaaS/HaaS/IaaS) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20091006/338457/
Amazon EC2/S3) ”Amazon EC2/S3の使い方解説、決定版をAWSが公開”
http://www.atmarkit.co.jp/news/201001/15/aws.html

MITでの研究データを入れた、中国製の安いUSBフラッシュがポッキリ折れてがっかりしたので、オンラインストレージを発想したとのこと。作りたいモノの思想が明確。

そこで発想したのが、OSのファイルアクセスをトラップして、10ms以内に応答を返せば、いままでのアプリがそのままつかえること。データはあとからネットワーク経由でゆっくりと同期すれば良い。ただし、ファイルは万が一にも消えたら困る。なので絶対の信頼性を確保した。総勢75人の会社でこれが言えるのは凄いことだと思う。

開始前から会場は超満員。遅れて来る人は、ほとんどいない
社長のDrew - マイノリティ・リポートとの比較などでイントロ
技術の詳細

Data center側はAmazon EC2を使って4人で管理。ClientはインタプリタのPythonで書かれている。普通はC++などのコンパイラで書くのが普通だが、Mac,Windows,LinuxのマルチプラットフォームにするためにPythonを選んだとのこと。性能的にはまだまだPythonでいけると。

Pythonにはバグがあったので、結構のバグを修正しつつ実装したとのこと。また、MacはFinderの仕様を公開しないので、リバースエンジニアンリングをやった。もちろん、Appleの契約書にはやるなと書いてあるが、こういうきわどい橋を渡れるのもベンチャーの良いところだと思う。コンプライアンスばかり気にする、日本の大企業では絶対にできない。

Clientは、常にserverから自動アップデートされているようです。そのソフトは、重複排除やMeta dataのつくりかたなどに様々な工夫が。勘所を全部Openにしていた。学生の将来を託す、リクルートだから情報は公開すべき、だが、日本の大企業は、企業秘密だからと隠す。技術なんて直ぐ陳腐化するのだから、隠してもしょうが無い。顧客情報や戦略と技術と、何を隠して、なには話しても良いか、よく考えた方がよい。

windows, Mac, Linuxのそれぞれで違う、ファイル名(大文字小文字を区別するLinuxとしないもの) や属性をどう統一的に管理するかだけでも相当なノウハウがあるとのこと。

将来の夢 - 全ての装置のストレージをDropboxにする。携帯端末も情報家電もなんでも。
Drew自ら将来の夢とかを沢山語り。5人の社員達が、自分の会社に惚れ込む様子を熱く語って、是非いっしょにやろうと言っていた。小さな会社だから何にでもチャレンジできて毎日成長する気がする。人事すらマッキンゼーからきていて凄い、尊敬する社員ばかりだ。8時間勤務とかじゃなくて何時間働いても気にならない。など、若い社員から熱気が伝わってきた。

以下質疑から)10件位でて、時間切れだったが。冒頭に書いたSteve Jobsに関するもの以外から、いくつか。

Q. Amazon EC2から独立しないのか。-> 不要。必要になったら考える。
Q. Evernote, ...との関係は? 買収は考えているのか? -> それぞれ、use caseがある。Drop boxはplatformとしてopenにする。userはbest toolを使えば良い。
Q. Enterpriseに行かないのか。-> UserにとってEnterpriseとかは関係無い。現に今のDropboxは、企業でも使われている。toolを考えると昔はwork stationがあったが、今は全部PC。そのうちConsumerもEnterpriseもなくなる。音楽家がコンサートで使ったり、どう使うかの方が重要。
Q. 会社が成長して障害になるのは -> 建物のキャパ。社員の意思疎通の阻害。他社との競争に対する守りの姿勢。
Q. Steve Jobsについてコメントは -> 2009年からやりとりした。彼は、「クソ」の面と「すごい」面の2面があるね。Appleで彼にdropboxをデモした。直ぐに本質を理解した。DropboxのアイディアをAppleでやったらと提案されたが、独立でやりたいといったらあっさり引き下がった。

Q. 現在は、ほとんどのユーザが無料で使っていると思うが、有料化して収益増に持って行く策はあるのか。-> user experienceが第一なので、当面必要ない。
bestな環境を提供すれば収益は自ずとついてくるという信念だろう。

Dropboxはちょっとちがう)

https://www.dropbox.com/about

に、社員全員の名前と顔写真(ひとりだけ似顔絵がいるが..)とコメントがwebにでている。写真の上にマウスをもっていくと表示される。
Stanford大でのリクルートでは総勢75人といっていたので、おそらくは社員全員。言語が日本語にできて、コメントも日本語で表示される。
MIT出身者やUCB出身者が多い。Stanford大にリクルートに講演に来たときは、生まれつきなのか、腕と言語に障害を持った方もいた。上記の写真にも分け隔てせずに写っている。

そして、創立者CEO以外には役職名はアカウントマネージャだけ。。肩書きなんてクソくらえ、、と聞こえてくるような。。

新しい考え方は、ベンチャーからでてくる。。日本はヨレヨレになった古い企業を国で守る。日本の次を支える産業を、そこに託すのは効率が悪すぎると思う。
企業など所詮入れ物、人は皆優秀であり、悪いのは硬直した制度である。しがらみがおおくて、社長ですら変えるのは難しいことが多い。ならば、皆で引っ越せるように、新しい入れ物を作ろうとなぜ考えないのだろうか。

結局は、今の入れ物に残っていて、守ってもらわないと心配ということだろうか。

ベンチャーで共通するのは)
Lab126でもDropboxでも共通して言えるのは以下。
  1. 社会を変える。奉仕するという基本理念があり、(名目だけでも)利益第一ではない
  2. 事業の方向性がきわめて明確で、社員がそれを共有している
業績低迷に悩む企業は、トップが聞きに来くると参考になるかも。。

Facebookは)
今をときめくFacebookにも打ち合わせで何度か行ってきた。
それまでのシリコンバレーのベンチャーは、個室やCubeがあるのが当たり前だった。ところがFacebookはコミュニケーションの活性化ということで、小さな机をごっちゃと詰め込んだ。さすがに駐車スペースが足らないみたいなので、今度移転するらしい。

これだけだと、昔の息のつまる日本企業と同じ。クリエイティビティは生まれてこない。
そこで、以下の対策をしている。
  1. 1つの階に40室はあろうか、というくらい会議室を設け、MacやIBMPCの電源ケーブルなど機材も完備
  2. 書類を一切なくし、各人の机の上には、大きなdisplayが1つか2つあるだけ。人によっては、バーのような高い椅子にしたり、個性があふれる
  3. コンビニ顔負けのフリーフードを提供。Macのアクセサリの無料自動販売機もある。トイレには、歯ブラシ、歯磨き粉、マウスウォッシュなど、高級ホテル顔負けの備品
  4. 卓球台やアーケードゲームなどの息抜きの場を提供
  5. ホワイトボードをそこここに設け、情報は書きっぱなし
  6. かわりに入場時には入場者に個人レベルのNDA(非開示契約)を課す
というクリエィテビティのための統合的な対策をやっている。もちろん時間も自由なので、隣の席で議論をされてうるさいと思えば、フリーフードを取りに行って、アーケードゲームで息抜きもできる。
そして一番大事なのは、コミュニケーションすべきなのは、マネージャや幹部であるということ、なので、当然幹部には個室などない。

日本の会社の幹部が視察にくると、「おお、昔の日本みたいに机を詰め込んでいる」と自分の都合の良いところだけ輸入する。それでは、何も変われない。

Facebookには情報が集まる。某有力ベンチャーの社長をみたし、高校性なのか、見学もひっきりなしに来る。学生やらがどんどんきて、受け入れている、器も大きい。
若者からのフィードバックを期待しているのかも知れないし、単に見学なのかは分からないが、見学の若者達は本当に楽しそうである。

社員の勤務時間は自由。16:00にもなると会議室も駐車場も大分空いてくる。

Stanford大の博士課程の学生が、夏期実習にいったが、驚くほどの高給(日本円で月50万円くらいか..)と住宅手当がでる。さらにPCとiPhoneが支給される一方、かなり前に、インタビューによる選考がある。学生は、金やPCは問題じゃない、プログラムに没頭できるFree foodが嬉しいんだといっていた。日本の会社は、コンプライアンスで締め付けているばかりで、社外アクセスもできないところが多い、それでは、目の肥えた良い学生は絶対に集まらない。

それでも研修が終わってみると、学生達は、Facebookの問題点を沢山語る。Facebookですら、全く完璧ではない。敵を知れば対策は簡単だと思う。が、日本は昔から情報戦にすこぶる弱い。Facebookなど、情報公開を原則にしているのだから、研究は容易なはずなのだが。。。

転職した社員が戻ってきても様子がわかる、日本の流動性のなさ、転職した社員を敵と見なして再雇用を考えない狭い了見も大問題である。

次回の会社説明会)
Stanfordの掲示板の会社説明会2012/1/11と1/12日の案内の写真はここ。
会社説明会の案内
ここにあったURLを覗いてみた:
  1. http://forum.stanford.edu/events/careerfair2010.php 
  2. http://bases.stanford.edu/events/startupcareerfair 
Startup企業による2)の方が面白くて、昨年は50のstartupが出店して、1,000人の学生が来たよ。news letterは5,000人に流れるよ。 ただし500ドルから700ドルの出店料が掛かるよと。 米国にしては高い駐車料金にしても。。何事も金が必要になるのが、Stanfordらしい。

起業のヒント)
http://japan.cnet.com/news/business/35011865/ に良くまとまっている。

中小企業も育てよう) 
中小企業の製品の海外での模倣を嘆いていた人がいた。模倣されても独創的なアイディアがあれば、世界に勝てる。

たとえば、岡野工業など。http://bit.ly/vofROn 織りの技術も実は、CRPなどの超ハイテクで使われている。http://bit.ly/s06NOj まち工場にはそういう知識はないので、技術を支援してあげる必要があると思う。

ところが政治家には理系が少ない。優秀な人はみな大企業に行ってしまう。政府も銀行も大企業ばかりに金を流す。なので、中小企業が大ベンチャーに育たないのだと思う。

意識改革も必要だろう。伝統工芸として守るばかりじゃ、工夫が足らない。
銀行もリスクをとって、中小企業に優先的に投資すべきだし、リスクを取って直接中小に投資できるような仕組みも必要だろう。ベンチャーで成功した人は判定眼を持った投資家になるだろうし、成功して儲かった人は判定眼を持った投資家になるだろうから、正のフィードバックが回るはず。

まずは、政府が、古い大企業を補助しないで、見所のあるベンチャーに投資をすべきだと思う。

以下にも書いた)
2011年11月14日月曜日: 次の技術に投資しないと、じり貧になる - スパコンとiPS細胞への投資の差
日本でベンチャーがなぜ育たないか)
2011年11月12日土曜日:日本の大企業を駄目にしているのは
にも考察してみた。
分析してみると、結構簡単なところに原因があると思う。

ところが、世界経済が...とか、日本は農耕民族で...、とか、なんやら複雑で不可解な言い訳をするのは何だろうか。自分を悪者にしたくない、保身なのだろうか。。唯一言えるのは、自分たちの小さなグループを守ろうとする強烈な「ムラ」社会が日本に残っていると思う。

日本でも同じ考えを持った人は多い)
『宇宙とつながる働き方』に掲載した、つながりを分断するビジネスとつながりを取り戻すビジネスの比較表です。著作権は宇宙に帰属します♪ http://www.amazon.co.jp/dp/4862801706
とあったので、引用します。 (2011/2月Facebookから)「宇宙」って本をさしているのかも。。ま、本の宣伝だと思い大目に見てください。いわれていることは、至極もっとも、米国ベンチャーの理想とつながります。日米の保守的でうまくいかない企業の多くは、従来型になっていると思います。



これだけ分かりやすい説明があるのに、うまくいかない企業がある一番の原因は、成功体験などで、「分かった気になっている」ことだと思います。

何度も説明して、いつも言われるのは。
  1. それは、我々も実行している
  2. 批判は聞き飽きた
  3. 具体的な提案をしてくれ
上のような話は、批判ではなくて、具体的な提案だと思います。個々の意思決定に際して問い合わせをくれれば、具体的にコメントしますが、密室で決定しているので、これ以上具体的なことは言えないと思います。論理破綻している自分に気づいていません。

結局、なにも理解できていない自分に気づいていないから、会社がおかしくなるのだと思います。一番大切なのはコミュニケーション能力。これが、欠如した経営陣があまりに多すぎるのだと思います。

これは、日本のエリート達が、学歴偏重、詰め込み偏重、対話無視の教育にどっぷりつかってきた人ばかりであることにも関係あると思っています。
いろいろな事を変えていく必要があるのですが、以下のような、コミュニケーションが出来る人間が、社会を破壊するのが早道の様に思います。

2012年2月1日水曜日: 雑草の中から大人物は育つ


以下にも書きました。

2012年2月2日木曜日: リーダの条件