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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。久しぶりに更新します。

2012年2月1日水曜日

大企業病と恐竜との符合 - 哺乳類,昆虫型企業へ

大企業病の大企業は、良く恐竜にたとえられる。比較してみると本当に的を得ている。

大企業の価値)
体温を保つ為に、体積を大きくしたい。これは、体積は身長の3乗に比例し、表面積は身長の2乗に比例する。発熱は体積に比例し、放熱は面積に比例するので、体が大きいほど有利であるというベルクマンの法則がある。

ベルクマンの法則)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87 

ただし、低温時に活動しない昆虫などは、食料が少なくて済むので、寒冷地のほうが小さいという逆ベルクマンの法則になると言われる(上記web) ... これは後で述べる

身長を社員数。体積を投資余力(持ち金)。とすると、そのまま大企業の価値になる。
が、資金力は社員数の3乗とは関係ない。利益率の良い製品が沢山売れたかどうかで決まる。体温維持に相当する価値はなにか。社員が増えた方が特になるのはなにか。
  • 大量仕入れ、大量販売によるコストダウン
  • ブランドイメージ 
  • 特定業種が不調でもつぶれないこと、すなわち会社存続の可能性が高い安心感
  • 大企業はつぶれないので、その安定感を狙って優秀な社員があつまる(日本や中国、インド人はこれを好む模様、詳細はDropboxと兼ねて紹介する)
日本のみならず、消費者が有名大企業の製品を選ぶ傾向は、ドイツでも強いらしく、ベンチャーが育たないらしい。どちらも堅実な国民性で有名なので。関係ありそうである。ならば、ベンチャーは、そうでない国をターゲットにして、まず成長すれば良い。

Appleの場合)
http://bit.ly/zqhfjg にあるようにApple社は、2011最終4半期に、米企業の最高収益(earning)記録を更新。その前の四半期のほぼ倍。クリスマス商戦やJobsの訃報も味方したとはいえすごい。国家のGDPにすると世界の46番目に相当する(米国の記事は、国家予算と比べたり、GDPと比べたり面白い物とAppleを比べますね。) 顧客の新たな価値を創造するのが、収益に貢献するのが分かる。

その背景には、徹底的な顧客価値の追求と同時に製品ラインの絞り込みがある。会社が大きくなっても、製品数が増えたら十分なメリットが得られない。

2011年11月13日日曜日: Appleの製品数はとても少ない


Appleは良くM&A(企業買収)をする。が、製品を増やすのではなく、技術だけを統合していく。
VMwareの共同創業者であるProf. Mendel Rosenblumが行っていた。「VMwareのソースコードは最初は主張があってとても綺麗だった。が、他社から思想の違う社員が入ってきて、いろいろな流儀が混ざるにつれ、コードは汚くなっていったので、何度も書き換えをやった。」、努力をしないと、製品が劣化するということだろう。Appleは、MacでもiOSでもすべて、Objective-CというNext Step時代に開発された言語を使っている。これは単なる言語を超えており、MVC(Model View Controller)というグラフィックユーザインターフェース(GUI)の設計理念まで包含しており、専用のXcodeという設計ツールも、常時進化している。
MacもiPhoneもiPadもiPodもAppleTVも全て同じ言語環境会社、ツールで開発できるばかりか。Mac以外はiOSということで、OSもその上に乗るアプリケーションですら統合されている。
ここまで製品系列の絞り込みに神経を使っているのである。それが、Appleの自社価値追求にもつながり、時に横暴とも思えそうな、新たな価値の押しつけをすることになる。たとえば以下のような事である。これが、Appleが嫌いを生む理由であろう。絶対価値追求をするホンダも似たところがある。八方美人でないほうが、イノベーションを生むのであろう。

2011年11月1日火曜日: Mac OS-X Lionで従来と変わったこと

ホンダについて) 2011年12月20日火曜日: ベンチャーを育てるシリコンバレー、ホンダは凄い


もちろん製品数をただ絞っても売り上げは支えられない。売れる製品を作るためには、徹底した顧客価値の追求がある。以下に書いた。

その背後に流れるSteve Jobsの思想にも学ぶところが多い。以下に書いた。

2011年10月6日木曜日: Steve Jobsよ安らかに眠れ


以下に書いたように、優良企業には、思想に基づいた組織構造があり、良いリーダがいる。これも重要になる。

2011年10月11日火曜日: AppleとMicrosoftを比較すると


これらを学ばないで、単に図体を大きくしてもうまくはいかないだろう。

なぜ大企業病の大企業はうまくいかないのか)
大企業でもうまくいっている企業もたくさんあるので、「大企業病の」と、分類する。

よく言われるのが、「図体が大きく鈍重で、世の中の変化についていけない。」これは、恐竜が気候変化で絶滅した理由とも言われている。

が、符合する点はまだまだある。
  1. は虫類であり、卵を産みっぱなし → 社員教育をしない。部下が育たないので権限委譲できない
  2. 体が大きいので沢山食べる → いろいろなコスト部門を抱え、高コスト体質である
  3. 農工・牧畜をしないので、えさを食い尽くす → 他社のモノマネ製品を作るので、利益率が低く、新技術に投資しないので、ジリ貧になる
  4. 体の割に脳が小さいので頭が悪い → 経営が末端からの技術情報を性格に把握できない。良くあるのは、コンサルとか業界紙、業界の有力者の情報にたよることである。その道の専門の社員を育て、そこが握る最新情報を信用すればいいのに、それができない
  5. 冷血動物である → 具合が悪くなると、コストダウン、リストラに走る。これまで頑張ってくれた社員を冷血にも切り離す。社員の信頼を失い。社会の信頼も失う
これらを生む理由)
大企業になると足をすくわれることが多いということがある。
大企業の社内から製品発表の噂が漏れたのため競合他社の製品を買い控え競合他社がつぶれた。この漏れた噂の製品が実際に発売されず、訴訟になったり、独禁法違反で提訴された例が、米国にはある。Microsoftと競合他社の係争がそうである。
それもあるし、驚きを与えたいという意味もあり、Appleは極度の秘密主義にでており、発表後の製品関連の情報であろうが、口外すると社員は解雇されるらしい。
日本でも、本来開示すべきでない情報が良く先に漏れている。それでもインサイダー取引等で訴えられることは少なく、独禁法の適用もあまりない。秘密主義を徹底しようとすると、取る対策は4つ。
  1. 幹部以外には情報を漏らさない。社員には新聞発表など公開後に初めて知らせる
  2. 情報を漏らすと社員を懲戒にする
  3. 社内情報の管理を徹底する。いわゆる情報セキュリティ強化。メイルのフィルタ。っ社内からのwebアクセスの禁止などであろう
  4. 社員と目的意識を共有し、社員の管理意識をあげる。教育により情報リテラシをあげる。それでも漏れた場合はしょうが無いとあきらめる。会社は共同体なのだから
調子の悪い大企業は、1,2,3をやる。Appleも1,2,3のようである。が、Dropbox等の会社説明会をみていると、4に重きを置いているように思う。昔の日本企業も4であったが、どうも最近は、米国の悪しき大企業のマネをしたのか1,2,3に近づいているように思う。

コダックの例)
時代についていけず、破産申告をしたコダック。いろいろな意味で示唆に富んでいる。試行をしない完璧主義、保守性、経営の迷走、株価への過剰な配慮。調子の悪い企業で行われていそうな話である。それなのに、問題に気づかない。
社内で共有される情報は、自分に都合のよい情報ばかりになるのであろう。もちろん、批判的なもの暗いものばかりではモチベーションがあがらないので、勇気づけるのは重要である。しかしそれも、真実の解析いわゆるPDCA(Plan Do Check Action)が回っていてのうえであろう。これが、恐竜の恐竜たる所以である。

JBPress - 瀕死のコダックと飛躍する富士フイルム)http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34331

NECの場合)
2012年1月にリストラを発表し、netなど一部で話題になっているNECと関連子会社。
半導体部門を切り離して、三菱、日立と合併しているが、この半導体技術も少し前までは、すばらしかった。
迷走が始まったのは、トップダウンと早い意思決定が標榜されだした時代。米国のダメな大企業のやりかたをマネしたのでは無いのか、とも思えてしまう。以下に書いた。

2012年1月15日日曜日: IntelとARMの戦いの予想: Intel TriGate Trのすごさ


IBMの場合)
http://diamond.jp/articles/-/5625 などにもあるように、ルイス・ガードナーは、1993年にIBMの会長兼CEOに就任し、わずか数年で同社をV字回復させた経営者である。
が、私はStanford大のProf. John Ousterhout が言う、「IBMも普通の企業になってしまった。」に賛成である。IBMはMain Frameの360など画期的な製品を作ってきたが、最近のIBMの製品で画期的だというものが思い当たらない。自分で何かを作り出すよりも、人のアイディアを実現するSIの会社になってしまった。
ThinkPadとかHDDを身売りしてSIをやっている。難解なクイズJeopardyを解いたWatsonにしても力尽くでやったというだけで、あれが商用になるとも思えない。
学会に来るIBMの研究者にしても、自分の研究に自信満々で、他人の研究に対して横柄な質問をする人が多い。Facebook, Google, Appleに比べると、格下になったように思う。

頭が悪くなる理由)
特に昨今の日本では、リーダシップに対する誤解があるように思う。スピード感のある経営をというのは良いが、方法論が間違っていて、以前の日本にあった美徳ばかりを失っているように思う。以下に書いた。

2012年2月2日木曜日: リーダの素質


失敗の本質)
「失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)」: http://amzn.to/yQEY5x
池田信夫blog) http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51692957.html
に、福島原発事故に流れる、旧日本軍体質を指摘している。が、これは、具合の悪い日本の大企業にもいえる。引用すると。
  • 戦力の逐次投入:戦略目的が曖昧なため戦線の優先順位が決まらず、兵力を小出しにして全滅する――最初から海水を注入すれば炉内の圧力上昇を防げたかもしれないのに、1日遅れでベントを始め、水素爆発してから海水注入を始める。 
  • 短期決戦のスタンドプレーを好む指揮官:太平洋戦争は「敵を一撃でたたけば戦意喪失して降伏する」という主観的な見通しで開戦した――原発事故の起きた翌日に首相が発電所に乗り込んで、ベントが6時間遅れた。 
  • 補給を無視した人海戦術:太平洋戦争の「戦死者」300万人のほぼ半分が餓死だった――原発の作業員は1日2食の簡易食糧で水もろくに飲めず、夜は雑魚寝。 
  • 縦割りで属人的な組織:子飼いの部下ばかり集めて意思決定がタコツボ化し、「空気」が支配するため、総指揮官の暴走を止められない――「統合連絡本部」をつくるまで4日もかかり、各省ごとに対策本部が6つも乱立。東電にどなり込む首相を誰も止められない。 
  • 情報の軽視:第二次大戦で使われた日本軍の暗号は、ほとんど米軍に解読されていた――東電と保安院と官房長官がバラバラに記者会見して一貫性のない情報を流し、首相の演説にはまったく中身がない。 
  • 「大和魂」偏重でバランスを欠いた作戦:インパールのように客観的に不可能な作戦を「勇敢」な将校が主張すると、上司が引っ張られて戦力を消耗する――使用ずみ核燃料にヘリコプターで放水する無駄な作戦を「何でもいいからやれ」と官邸が命令し、かえって国民を不安にする。
昆虫型、ないしは、哺乳類型企業の時代)
 昔の考え方だと、大企業にすれば強くなるということである。が、本当であろうか。逆ベルクマンの法則のように、具合の良いときだけさっと活動して、冬眠するないしは寿命がつきる昆虫のような企業活動。ないしは、環境対応性の良い哺乳動物のような企業活動はできないのだろうか。

おそらくはYesである。Drop boxは、75人しか社員がいないのに、Amazon EC2というインフラコストがかからない環境を利用してビジネスを行っている。
2005年にMITを卒業したDrewを中心に。MITを中退した人と2人で2007年に設立。2008年に9人の設計者で開発開始。
会社はSan Franciscoにあり、社員はスタッフも含め全社員が75名しかいない。2011年に現在4500万ユーザがおり、3日で、1Billionファイルが転送され、ピークで10Mトランザクションが走る。社員のモチベーションも極めて高く、皆理想に燃えている。

Dropboxなどベンチャーの詳細は、以下に書いた。

2011年12月20日火曜日: ベンチャーを育てるシリコンバレー、ホンダは凄い


Facebookも若者文化であり、昆虫的な動きをする企業に思う。

2012年5月5日土曜日: Facebookの社風: 若者文化


企業の永続性よりも、Fan、ハックすることを重視する。

超高速なNetworkスイッチで有名なFulcramも総勢150名ほどの企業である。が、自社装置専用のLSIまで設計している。大企業で無ければ製品が作れないとは妄想だと思う。

これが、新たな時代の昆虫型ないしは哺乳類型企業ではなかろうか。

社員は、楽しく効率良く働ける場所があれば良い。投資家も投資が効率良く回収できればよい。企業という入れ物が永続して嬉しいのは、既存構造の上に安穏とあぐらをかいていて生産に寄与していない、一部の人たちだけでは無いのだろうか。
まじめに働きたい人にとって、入れ物はなんでもいいので、楽しく効率良く働ける場所が、新たに沢山生まれてくれた方が嬉しいように思う。

日本政府は、大企業に税金を注入して支えているように思えるが、大企業は資金力があるはずなので放っておいても大丈夫なはずである。それをし続けないとならないのは、その企業がなにかおかしく、税金の無駄である。それよりは、生まれたての弱い企業こそ、支援すべきだと思う。以下に書いた。


日本人の美徳)
日本人には、気配りという、同じアジア人でも、中国人やインド人にない優れた特徴がある。人の気持ちを察することができるのである。中国人と話をすると、PhDを持った人でも、思い込みが激しくて、話を通じさせるのに本当に苦労したことが何度もある。台湾は占領時に日本文化の影響を受けているので、そういうことは無いと思うが。
また、中国本土やインドの人は、長い領土闘争で築かれた文化なのか、自己本位で自己主張がきわめて強いように思う。
日本のすばらしさは、以下にも書いた。

2012年3月5日月曜日: 日本のすばらしさ - 日米比較


大企業でないと困るか)
大企業は、それ自体で、福祉システムになっている。上手く回らなくなった事業とか、適応できなくなった人を囲い込んで、失業者の増大を防いでいる。
が、良く聞くのは、「事業に貢献しないで、金だけを持っていくのは良い。が、無駄な仕事を増やさないでほしい。」という、本当に稼ぐ人たちからの叫びである。

企業は永続性を唱え出すと急にしがらみが多くなって、仕事もつまらなくなると思う。

Dropboxをみると、障害のある人たちも雇っている。そういう業務は必要だからであろう。

日本人は、上記の気配りもあるし、とりわけ勤勉である。(昨今は、「楽してxxx」と、瞬間的に極意が取得できるというたぐいの本が沢山書店に並ぶように、この勤勉さが失われているのが気になるが。)


本来の日本人らしさを取り戻せば、技術のプロにもなれるし、少なくともサービス業では、活躍できる。

大企業で、囲い込んでもらい、養ってもらう必要などはないはずである。

まとめ)
恐竜は2億3000万年前に現れ、6500万年前に絶滅した。http://bit.ly/KwC9Cd
一方、ゴキブリは3億5千万年前から、今に至るまで繁栄している。http://bit.ly/KwCncB
ちなみに人類(ホモサピエンス)は、高々40万年の歴史しかない。ヒト族としても200万年である。http://bit.ly/KwCwg1

ゴキブリは、ひとつひとつは小さくて、踏みつぶされることがあるが、環境適応力が高く、種としては繁栄し続けている。最近の米国のITベンチャーの多くは、このタイプに思う。

踏みつぶされないが、環境適応力の弱い恐竜よりは、ゴキブリ的な企業が、走りまわる時代になりつつあるのではなかろうか。半導体ラインとか、恐竜型の大型投資でないと作れない製品もある。が、それ意外では、恐竜のまま戦うのは、ムダが多く、努力が報われない可能性が極めて高い。

どういう企業構造でどこを攻めるか、いまこそ再考した方が良い。政府もそれにあわせて、産業育成をしていくべきである。既存大企業の利権集団である、経団連のいうことなど当てにしていたら、おかしな方向に話が行くに決まっている。







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