主な行き先)
以下、旅程順に。
- Idaho twin falls, Idaho
- Grand Teton, Yellowstone National Park, WY
- Bighorn National Forest, WY
- Mt. Rushmore, WY (4人の大統領の巨大石像)
- Crazy Horse, WY (Rushmoreに対抗して建造中のインデアンの巨大石像)
- Fort Laramie, WY (西部劇に出てくるララミー砦)
- Salt Lake City, Utah
- Bonneville Salt Flat, Utah (Bonnevilleレースサーキットもある、塩の大平原)
良かったところ、印象に残ったこと:
- Idaho Twinfallsの絶景
- Idahoの大嵐
- Grand Teton Jenny Lake
- Yellowstoneの変化に富んだ風景
- 西部劇の映画セットのようなGreybullの田舎町。美味いハンバーガやフライドポテト
- まさに西部劇。雄大なBighorn National Forest
- 一大観光地: Mt. Rushmore 1941年に完成 (景気対策の一環): 迷路あり、ウォータスライドあり。入り口の街は、甲府の水晶街の様相。敷地は、1991年にBush大統領により整備され、巨大な美術館になっている。
- Crazy Horseの彫像: インデアンの聖地に建てられた Mt. Rushmoreに対抗し、1941年から建造が開始。2002年に顔の部分だけできて、その後ほとんど変わっていない模様。完成させてしまわないところが、対抗の対抗らしさか。。
- Lusk: 大草原に突如あらわれる人口1,000人程度の町。この外には100km以上にわたり、ガソリンスタンドも休憩所もない。が、充実した、よろずやが。なんと、秋葉原で買うような抵抗やコンデンサなども売られていた。もっと驚いたのは、そこの店員の女性が、神戸出身の日本人で、日本語で声をかけられたこと。もう米国に住んで16年だとか。生鮮品はやや高く、冬には雪が降るが住みやすい町だとのこと。日本食品は、San Francisco近辺から通販したり、買い出しに行ったり。
もうひとり、この町にすむ日本人は、渡米して60年になり、日本語が話せなくなってしまっているとか。一つ困るのは、日本のご両親を訪問すること、Denver空港まで車で4時間走るとか。 - Salt Lake City。モルモン教の総本山 Temple Cityの教会がとても立派。教会の清掃のため、2週間closeするとのことで、結婚式が殺到。前日は103件、この日は50余の結婚だとか。花嫁花婿が皆美男美女ばかり。肥満の国米国なのに、肥満の人はほとんどいない。Greybullも肥満の人はいなかった。やはり、Fast foodや炭酸飲料などの商業主義に乗った食生活が、肥満の理由なのかも知れない。
- Salt Lake: 海水の3倍の濃さとかで、死海に次ぐ高濃度の湖。ビーチは、大変臭く、水際には、えたいの知れない小さなハエのような虫が無数にたかっており。踏むと足にまとわりついて、オカルト映画の様相。早々に退散
- Bonneville Salt Flat: 干上がった湖の底にできた塩の大平原。レースサーキットでも有名。映画Independence dayなどの撮影にも使われた。熱く、広い。Rest Areaで降りて、塩をなめてみたが、ミネラル豊富なのか、美味かった。
- Winnemucca: ギャンブルの街、Nevadaの退廃した雰囲気。たばこ、肥満、ギャンブル。荒れたマクドナルドの店内。22時すぎまで子供をMacに放置して迎えに来る女親。行きに同じMacにたち寄ったときも、同じ親が昼に子供たちを放置し、子供を迎えに来るでも無く、車のクラクションで呼び出していた。子供達は、小さいのにすでにかなりの肥満。ここまでくると、もはや虐待。モーテルにカジノがついていたが、朝からギャンブル。その前に通った、戒律の厳しいモルモン教徒の街、Salt Lake Cityとのコントラストも強烈であった。
行きにIdahoの州境すぐそばのNevada側にあるJackpot cityのカジノに寄った。ほぼ同じ気候なのに、州境を越えてidahoに入ると、スプリンクラーで灌漑された広大な緑のジャガイモとトウモロコシの畑が広がる。
世界の多くの国がギャンブルを目の敵にしているが、退廃の原因になるからなのであろう。
走行記録)
- 宿泊数: 6泊
- 総走行距離: 3,278 Mile (5,274km)。札幌-鹿児島中央間の鉄道距離が2,670km なので、そのほぼ2倍
- 総消費ガソリン: 81.37 Galon (308 Litter), 給油14回 (休憩も兼ねて)
- 平均燃費: 40.29MPG (17.12km/L)
注意)
高度計は、ナビ(GPS)が表示しているものである。高速沿いに出ている、高度表示とは、数mの誤差で一致しているが、高度が低いときには誤差が大きそうである。
たとえば、San Francisco北のSausalito (サウサリート)あたりでは、海面より若干高い位置にFreewayがあるものの、GPS上は、高度がマイナス数メートルになっている。また、内陸のSacramento (カリフォルニア州都)では、高度がマイナス91 feet = マイナス27メートルと表示される。原因として考えられるのは以下の3つ。
- もともとGPSの測位方式は高度に誤差が多い。wiki: http://bit.ly/Q2V8Hm には、「前述のようにGPS受信機の多くは地表に沿って動く(地表と鉛直方向には動かない)ため、計算アルゴリズムを工夫して、地表に沿った方向の位置推定の精度を上げる代わりに高度方向の位置推定を犠牲にしているためである。」とある。
- 上記1に加え、x,y,z,t(時間)を基準とした、3角測量なので、地図マッチングのために、水平座標がずれると、高度に誤差が生じる
- GPS衛星からの電波を基準としており、これに以下の誤差が生じる。
- 地球を真円として考えている場合には、それからのズレ
- 地殻を構成する物質の密度が高いなどで、重力が強い場合には、海面は低くなるはずである。その位置にいて、密度分布を考慮しない測量である、GPSを用いた測量をすると、実際には海面より高い位置にいても、海面下のような表示になり得るように思う。
現在は、平均海面を0メートルとして水準原点の標高を定義しなおしたので、結局、「標高=海抜」となり、正式には海抜ということばを使わなくなりました。」とある。
ここには、気圧計を用いた測定での標高の誤差について書かれている。