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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。
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2015年9月1日火曜日

米国Stanford大で博士をとるには

米国の博士審査について興味ある方が多いと思うのでまとめました。

まず初めに注意です。以下は、米国というよりもStanford大の審査基準です。
さらにStanfordでも学科によって多少違うようです。

Stanford大Computer Scienceの博士課程規定は http://stanford.io/1C4Vhhr で公開されています。順に書きます。

応募)
まず、30倍とも50倍ともいわれる博士課程の応募競争に勝ち残ります。通常は、修士を撮った人間が入ってきますが、米国の大学は実力本位なので、きっと例外規定(たとえば、教授による強い推薦による、高校生がいきなり博士課程とか...)があると思います。

 http://cs.stanford.edu/education/admissions に2016年度学生(学年は秋始まり)の応募規定があります。 2015/12/8締め切りです。
必要書類は、3通の推薦状、GREのスコア、TOEFLスコア(英語Non-native)、成績証明書、申請料 $125 など...

博士取得までの教育)

Stanford大学は1年4学期のQuater制です。ただし、夏学期は授業は少なく、学部生にとっては、夏休みで企業インターンなどをする時期になります。教授達も授業をしない=無給 らしく、集中的に研究にとりくんだり、企業にいってアドバイザをしたりと、通常と違った活動ができる時期になります。そして、秋学期つまり米国での新学年は10月に始まります。

以下、Stanford大で博士を取得するまでの流れを書きます。

1. CS300 seminar: 審査に勝ち残った応募者がStanford大を選ぶ直前での面接です。むしろ応募者がStanford大のComputer Scienceを査定するようにも思えます。Faculty(大学教官)たちから45分ずつ研究内容を聞きます。
実は、FacultyのかわりにPhD学生が担当するところも多く、学生とのマッチング面接の位置づけもありそうです。

2. 博士1年目: Research Rotation Program : 1 quarter がわりで3〜4研究室を回り、配属研究室を決めます。1つめで決める人もいれば、4つでも決まらず2年目に突入する学生もい真下。

3. Courses : 学位取得には135単位が必要です。大体1 Quaterに 9-10単位を取ります。大学院向けコースは学外講師の講演(オムニバス)のものも多いが、あえて、課題が多い学部生向けをとる学生も多いです。(卒業しても実力本位なので実力をつけたいのだろう...)
オムニバス形式の授業で、かつ、最終課題がレポートであっても、チームを作って良いからテーマを選んでまとめろ。というものもあり、それを厳しい教授が審査するということで、学生は必至で論文を沢山読みレポートを書いています。教授によっては、「研究がすすまないからいい加減にしろ!」「どうせ研究が進まないなら、もっと沢山講義を採れ」とコメントしたりするのですが、学生はGPA(成績平均点=レジメに書く、低いと就職に差し支える)を落としたくないので、1 Quater 1教科にする傾向があります。

4. Breadth Requirements
Area A: Mathematical and Theoretical Foundations: 教養として、これは取りなさいという学科の指示のようです。

6. Qualifying Examination : いわゆるQauls : PhD 2年(3年以降で受ける学生もいるようだが) の春に行われる学科試験。落ちたという話しは聞かないが、1ヶ月以上前から学生は必至になって勉強していてその学生の研究が止まる。

試験内容は分野によって異なる。今年のCSのQualsは、
 http://stanford.io/1C4Wl4W 当研究室はSystem系なので、http://stanford.io/1Pt7Vg9 が内容。以下に引用。
 • Architecture: Christos Kozyrakis
 • Compilers: Monica Lam
 • Databases: Hector Garcia-Molina
 • Graphics: Pat Hanrahan
 • Human Computer Interaction: James Landay
 • Networking: Nick McKeown
 • Operating Systems: Dawson Engler
 • Programming Languages: John Mitchell
 • Security: Dan Boneh


注)Hector Grcia-MolinaはPage Rankを考案し、Larry Page (現Google CEO)とGoogleを創業者したSergey Brin (wikipedia:セルゲイブリン: http://bit.ly/1KAnTGW ) の博士課程の指導教官であり、DatabaseやSNSの大御所。Monica Lamは、コンパイラの教科書Dragon bookの共著者でもある有名研究者であるし、Nick McKeownはOpen Flowを提案したNetworkの有名人。その他、Stanfordの名だたる教授達が名を連ねている。

8. Reading Committee and Thesis Proposal: 
Reading Committeeがいわゆる博士論文審査委員会

 日本(たとえば東大では、 http://bit.ly/1C4WNjq が規定、http://bit.ly/1C4WNQv が概要まとめ)では、論文を作成してから予備審査になるが、Stanfordの場合、論文骨子をThesis Proposalで提案して審査委員会に了承されないと、論文作成に入れない。公開で行われる。

 過去あったものは、主査が提言して、i.学生のスライド説明(割り込んで質疑)、ii.審査委員で議論、iii.学生を呼んで議論・結果説明。という流れ。

 Theis ProposalはPhD取得予定の最低でも9ヶ月以上前、そしてQualsよりも1年以上あとに行うことが求められている。

 つまり10月入学, Rotation, Quals(翌翌4月), 1年(翌4月) にProposal, 博士取得(9ヶ月後) となるので、コースドクターは、2.5年+9ヶ月は最低でもかかる。rotationをはしょっても、Qualsに必要な学科の履修を前倒しにできるかは不明。そもそも135単位の卒業単位はかなりきついと思う。

8.1 Regulations Concerning Composition of Reading Committee
 CSの場合、主査は指導教官でよく、それ以外に2名いれば良い。
 おそらく主査がアドバイスして他のメンバーを決めている。うちでは過去4人のProposalを見てきたが、Reading Committeeは一人はその分野の専門。そして、もう一人は、多少異分野から持ってくる。このため、過去3回は論文の共著者だったり共同研究者というか、一緒に定例会議にでていたMendel Rosemblumが入ったこともあった。

9. University Oral Examination: 日本でいう本審査。Defenseとも言う。
 公開で行われ、学生達も集まり質問がでる。最大延長3時間。
 Chairは審査委員会(Reading Committee)の推薦も踏まえ学生が決める。その他規定は、冒頭URLに書かれている。
 通常、修正条件付きになるので、この後、学生が書き直し、審査委員会の承認を得る。

10. Dissertation: 学位が授与される
 学位はどのQuaterでも(また途中でも)授与されるので、卒業時期はばらばら。
 卒業後の最初のCommencement - 2015年は明日6/14(日)に開催に招待され、卒業者名簿にも掲載される。
Electrical Engineering (EE)の規定は、http://stanford.io/1IRTIv0
 こちらも審査委員会は指導教官を含む3名。

8.1の身内2名が審査委員というのは甘いようにも思うが、意味のある論文をという方針なのだと思う。学会発表も1件でPhDを取っている学生も結構いるが、逆に、トップクラスの学会で、Best Paperを取っている学生も多い。

私の所属する研究室の関連研究では、PhD取得者4名のうち3名は、Best paper 
(FAST2014, ATC'14, USENIX '13)を取得している。ま、教授の七光りかもしれないが...


論文や博士論文はwiki : http://bit.ly/1CxlsgG にあがっている。USENIXのものは http://bit.ly/1b8mxhv 。 

2014年11月22日土曜日

米国の公立高校での音楽教育

米国シリコンバレーの現地高校での音楽教育)
  • 音楽の授業ではオーディションをしてクラスを選ぶ
  • クラスは学年ごとには分けず、通年で演奏の腕で分ける
  • クラス毎に楽団が作られる
  • 授業の成果発表として発表会を毎月ぐらいの頻度で行う
    • 会場は学校のホール等だが、一人10ドルぐらいの入場料をとる
    • 300人ぐらい入る会場はいつも父兄や学校の友人で満席
    • 父兄がボランティアで参加して、軽食やおかしが振る舞われることもある
  • ブラスバンドの精鋭中の精鋭は、マーチングバンドとして選抜され、フランスのコンクールに出場する。これが、最大の栄誉(目標)らしい。
  • シリコンバレーのFremont学区には5校あったが、どこもハイレベルな楽団をもっていた
2012年に子供達が入っていたLynbrookという高校(米国は534制なので中学3年も含む)での状況を以下で説明して関連写真を末尾に引用する。
オーケストラの一軍は日本の大学顔負けのレベルなので、そのうち演奏を掲載したい。この投稿もその際には、移動させることになると思う。

ともあれ、以下に書いた日本の運動会文化とは、大分、狙いも運営も違うように思う。

2014年11月2日日曜日: 日本だけの運動会文化


楽団の構成)
  • 弦楽団:全生徒数700人程度の高校でオーケストラが2つ存在する
    1. Orchestra -- 弦の一軍
    2. Wind Ensemble -- 弦の二軍
  • ブラスバンド
    1. Symphonic Band -- ブラスバンドの一軍
    2. Concert Band -- ブラスバンドの一軍
  • 合唱
    1. Dolcissima Girls -- 女子合唱の精鋭
    2. Girls Choir -- 女子合唱
    3. Concert Choir -- 男子合唱
時々合同演奏もやる。

主な特徴)
  1. 二軍でもクラスに入るのにオーディションが必要
  2. ただし、ヘタクソで入った子供も区別せず、ちゃんと指導するし、本人もモチベートされて一生懸命練習する。また1〜2ヶ月ぐらいでコンサートに出してもらえるので大変モチベーションが上がる。
  3. 毎月発表会があるが、これは音楽のみ。合唱と合同だったり、そうでなかったり。
    1. 発表会では順位をつけたりしない
    2. 先生が毎回工夫を凝らす。
      1. 楽曲を変える。ポピュラーにしたり、有名クラシックにしたり、現代音楽風の難度の高い曲にしたり
      2. レベル別の小グループにわけて以下の試みもしている。
        1. 先生は指導しない
        2. チーム選定、楽曲選定、衣装、舞台での並び(座るか、立つか...)は、全部チームで決める。
        3. 指揮者はなく自分たちで工夫してタイミングを合わせる
  4. コンクールが時々ある。ここでは、
    1. 特定分野のみの大会。私が聴講したのはブラスバンドのコンサート
    2. エリアの高校対抗であり、優勝校と上位校はカリフォルニア大会に進出する
    3. 順位をつける。一軍も二軍も一緒に争うので、当然一軍が上位に来る。
    4. 演奏後、審査員による好評があるばかりか、楽団は演奏終了後に別室によばれ楽曲指導が行われる。そこでは音楽の先生が、演奏の問題点を指摘し、課題修正のための練習が行われる。指導していたのは、以下のような数点のポイント
      1. 強弱(アーテキュレーション)の付け方:一人で演奏するp(ピアノ)のほうが、大勢で演奏するpp(ピアニッシモ)より大きい音になる
      2. 情緒の出し方
    5. Lynbrook高校のCondert bandは二軍なので上位には食い込めなかったが、ハイレベルな一軍のSymphonic bandも州大会には進出できなかった。
競争って本来こういうものなのではないのでしょうか....

間違えてオーディション有りのクラスに全く素人で入った子が
頑張った結果、2ヶ月でコンサートにも出場し、
校長先生から頑張りと上達をたたえた表彰状
(彼は、熱を出しても登校していた)
コンサートのプログラム
左上から 右下へ
2011/12/8 Winter Concert - 弦、管、合唱合同
2012/2/1 三校のConcert band(金管2軍)の 合同Concert
2012/3/23 Spring Concert - 弦と管楽団
2012/2/30 Spring Concert - 合唱団
2012/5/24 Pop Concert - 弦、管、合唱合同

と、しょっちゅうコンサートをやっている

2012/3/31 :地域の全校によるコンクール
演奏と審査員講評のあと別室で審査員の一人による
Lynbrook高校のConcert Band(管の2軍)への指導会
 以下)2012/4/3に開催されたコンサート: 自主的にメンバ、楽曲、服装をえらび、指揮者無しでやる演奏会の試みから...
弦の一軍のなかの最も精鋭チーム
左はじがコンサートマスタ(圧倒的に上手い)、隣が副コンサートマスタ

他の弦のチーム

金管楽器のチーム

2013年10月7日月曜日

日本や低迷企業に必要なものは長期政権では?

Steve Jobsが2011年10月5日に亡くなって、早、3回忌となりました。

2011年10月6日木曜日: Steve Jobsよ安らかに眠れ

には、亡くなった当日にApple本社へいって撮影した写真、Jobsが新製品発売時いつも覗いていたJobsの自宅近くPalo AltoのApple Storeの弔問の様子、彼の言葉等を如何にまとめてあるので、再度、シミジミと見直しました。

その後のApple) 
Apple CEOのTim Cook も2011年の就任後と翌年のiOS6ではボロボロにいわれましたが、2012年に経営体制をいじり、調子が上向きに見えてきたのは2013年の秋のiPhone5sの発表ぐらいからですから。最近、やっぱりAppleファンだという人も良く耳にします。
会社経営でも、最低これくらいは我慢できないとダメなのではないのでしょうか。。

会社も、経営不振の責任をとって...などの理由で、社長がころころ変わりだすと、ジリ貧になるところが多いように思います。短命社長では、コストカットと従来技術での拡販ぐらいしか手が打てません。

政治では)

マスコミを中心に、人気の高い安倍政権のアラをつつく報道が散見されますが。。
今、日本に必要なのは、95%のデキの短命政権よりも、80%のデキの長期政権ではないのでしょうか。。

http://astand.asahi.com/magazine/wrbusiness/2012122200002.html

にもにもあるように、世界的にも類を見ない短命政権が、長期政策を不可能にし、人気取り選挙を引き起こしてきたように思います。
上記から表を引用します。



ハシゴを掛けて登らせておいて途中でハシゴを外すようでは、首相も何も出来ないと思います。

なぜ短命なのか?)
派閥争いをする政治家が悪いのでしょうか?

そうかもしれませんが、派閥争いが起きるのは、内閣支持率が下がるからではないのでしょうか。http://bit.ly/1f6Yu8c の図を下に引用します。


このように短命首相の場合には急速に支持率を下げ、辞任しています。長命だった小泉政権はずっと支持率が高くて、マスコミも妙なことはいえませんでした。。結局のところ支持率は有権者が決めるように思います。

イギリスでもサッチャー wiki:  http://bit.ly/1f6YOUF は11年首相を務めた後、支持率が下がって辞任しています。2期目の最初は74%の驚異的な支持率を確保し、大幅な改革に着手しています。

日本は有権者が気まぐれで目的意識がないので、マスコミに振り回されるのかもしれないと思います。収入優先で思いつきの人気取り発言の多いマスコミは頼りにならないので、今一度、有権者として、いま、自分や家族や社会のために、なにが大事か、長期的視点で目的意識をもって考えはじめた方がよいかと思います。

米国では)
米国では、小学校から良い選挙民になるための教育がされます。
http://bit.ly/GGQUDi にまとまった英米の市民教育の資料(pdf) を見付けました。

民主主義の原罪なのかなぁ。。。)
日本に限らず米国など世界中では。。サイレントマジョリティは割とまともだが、極端なことを言ったり思想的に歪んだ、口うるさいマイノリティ(原理思想に限らず。。) が世の中をおかしくするように思います。twitterとかblogを炎上させるのも、このマイノリティなのでしょう。現在米国の連邦政治を混乱させているTea Partyについては次節に書きます。

これは、民主主義の原罪ともいえるだろうし、情報化が進めばますます、口うるさいマイノリティが幅を利かせるでしょう。

サイレントマジョリティもキッチリと発言するのが、手っ取り早いように思いますが。。それか、ごちゃごちゃいう人間のいうことを話半分で聞くか、無視することが大事なように思います。

Tea Party)
昨今の米国政治では、2013/10/1までに予算案が通過せず、連邦政府機能が停止しました。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38845 に説明があります。

これは、予算案がけしからんというよりは、既に上院も下院も通過しており、オバマの2期目の当選で国民の信任もえている、国民健康保険に反対する一部の共和党保守派( Tea Party  wiki: http://bit.ly/17q5Hvl と呼ばれています。) の悪あがきです。
この連中がオバマが導入しようとする国民健康保険に反対して2011年夏の米国債デフォルト騒ぎによるドルの暴落を招き。今回も2013/10/17に、再度その期限が迫っています。

2013年8月19日月曜日

お徳で便利なT-Mobileのprepaid SIM:unlockしたiPhone4で使う

AT&Tで公式にunlock(以下で紹介している) したiPhone4にT-Mobleのprepaidカードを入れて、利用に成功した。

2012年8月22日水曜日: AT&T iPhone4のSIM unlockに成功


このT-Mobleは、http://prepaid-phones.t-mobile.com/prepaid-plans のHomepageにあるように様々なプランがあり、米国で使うPrepaid SIMとしてはかなりお徳である。

なかでもお勧めプランは3つ。
  1. 日割りプラン: 使った日だけチャージされる
    1. 2ドル/日: data, short mail (text), 通話のどれもが使い放題、ただし3G
    2. 3ドル/日: 上記に加えその日のデータ最初の200MBは4G (LTE) - 通常の使い方なら、大体LTEでアクセス出来るはず。(日本に帰るときのローミングでは120MBあれば、1週間はiPhoneがつかえるので。。。ただしnet経由で動画などをみるとこの限りでは無いと思う。)
  2. 30ドル/月パック: データ使い放題、short mail使い放題、最初の4GBは4G(LTE)スピード。音声通話100分まで含まれている。多分、1秒でも通話すると1分に換算されるので、一日3回平均の通話(発信 or 着信)ということだろう。
なかでもお勧めなのは、2ドル/日のプラン。以下のように全く手間が掛からない。
  1. 全く使わない日は課金されない。つまり、旅行から戻っても、行く前も放っておくだけで良い。契約によれば、ここでいう一日は、自局電話番号の局番のあるtime zoneでの、0:00-23:59分代をさす。日を1分でもまたぐと2日分のチャージになるので注意。
  2. 注意) 最初にActivateされてから90日はサービス(番号)が維持される。ないしは100ドルをチャージすれば365日増えるとのことなので、番号を維持したければ、毎年100ドルがかかることになる。

    つまり、1年の維持に100ドルかかり、1日2ドルで無制限にデータ通信・通話ができるとなると、1年に平均50日は使わないとチャージを余らせることになる。

    アカウント維持に関して、いくつか考えたので以下に整理する。

    1. 時々しか使わないのであれば、友達や会社の仲間で共用にする
    2. もちろん、維持のためチャージをドンドン貯め込むことになっても、そのうち誰かがまとめて使ってくれれば元が取れる。使うときにはプランを月額プランなどに切り替えて、チャージを有効利用することもできる
    3. とびとびにしか使わないのであれば、10ドルのSIMカードを毎度買う(ないしは何枚か買いだめておいて)、新しいSIMカードをアクティベーションして、電話番号は変わりつつも、少ないチャージをして使い回す。最初のアクティベートはSIMカードが通販で10ドル(次節でご紹介するように、お店でなら無料でもらえるらしい).. チャージ金額に関係無く90日=1/4年分 の維持分がついてくるので、番号を維持するという点では、お徳だといえる。
    4. 通話だけの従量プランなら最低10ドルで90日維持できるので、My T-mobileなどにアカウントを作成して、プランを切り替えて、10ドルで90日アカウントを維持しておき、使うときにPay By Dayに変える
  3. チャージは、SuicaとかPasmoと同じで、チャージしたものから使われるだけなので、落としても安心。もちろん、クレジットカードを登録して、オートチャージにもできる。。
  4. チャージの残り時間は、webから確認でき、追加チャージもwebからできる。
日本から来て買った方の情報)
  •  San Francisco Downtown のケーブルカー乗り場の前の T-Mobile Shop で購入。場所柄か店員は慣れている。
  • 端末はdocomoの3G携帯(公式unlock 済)
  •  $2/day のプランを選択。確かバンドのせいで 3G で接続できないため(LTE機の場合は不明)
  • 2G 速度ながら Google map を見るのは支障なし。絶大な威力を発揮。
  • SIM 無料。$2 ×滞在日数の支払い。無駄なし。
とのこと。お店では、SIMカードが無料なら、次に渡米するまでに間が空きそうであれば、維持料を払うよりも、毎度SIMをもらい直したほうが良さそうである。
SIMカードの購入)
http://www.t-mobile.com/store-locator.html にあるStore locatorで扱い店が見つかるが、Prepaid SIMはマイナーなので、T-Mobileの正規店でないと置いてない可能性がある。そもそも、米国最大手がVerizon, 次がAT&Tという順番なので、お店は少ないと思う。

私は、扱い店のOffice Depotに行ったが、Prepaid 携帯しか売っていなかった。

http://prepaid-phones.t-mobile.com/phone-sim-card にあるように、3種類のどのSIM(以下写真) も扱っている。送料無料なので時間があれば通販で買う方法もある。iPhone4ではMicro SIMを使う。


(2013/8/21追記) ところが、2013/8/20に近所のSafewayに行ったら、プリペイド携帯コーナが充実していて、上記T-Mobileの通常SIMとMicro SIMのスターターキットがともに9.99ドルで売られていた(以下写真  の下から2段目の右2列)。ただし、Micro SIMの方には4Gと書いてあるが、もともと、4Gにも4Gにも使えるSIMなので、同じもののはずである。ここで買いダメることができる!!




Activation)
購入したスターターキットの中に、Activationのやり方の説明書が入っている。(英語とスペイン語)
やり方は、
  1. 説明書に従って必要な情報を準備する必要な情報は、
    1. Activation Code - この紙に書いてある
    2. SIM Card Serial #  - SIMカードにも書いてあるし、iPhone4に入れれば、設定の情報からも見える
    3. Phone Serial Number (iPhoneでは、IMEI) - iPhone4の設定の情報から見える。
    4. 欲しい電話の局番とArea code(郵便番号) - 自宅 (ないしは、ホテルの場所にする??)
    5. 誕生日 - 確認用
    6. 暗証用のPIN番号 - 数字4桁
  2. プランを考えておく
  3. 電話(Tall free) ないしは、webでactivate - webが簡単
  4. チャージの仕方 - クレジットカードはもちろんののこと、スーパマーケットなどで売っているリフィルカード(のリフィル番号) でもチャージできる。
  5. プランの変え方 - My T-Mobileアカウントを作っておけば、そこで変えられる。さらにこのアカウントがあれば、残チャージもwebでみられる。
  6. 国際通話の仕方

以下に写真やscreen shotを引用する)

Webで買って届いた(UPSなので中3日ぐらいかかった) iPhone4用にT-MobileのMicro SIMのパッケージ - これで10ドル - チャージは別

UnlockしたiPhone4の画面。T-Mobileのアンテナが立っている。
アクティベートを始める前に、SIMカードを入れただけでアンテナは立っていた。
T-Mobile圏内ならアンテナが立たないときは、アクティベートを開始するまえに、カスタマーサポートに連絡した方がよいかも。さもなくば、最初のチャージは少なめに。。

webでのActivateの最後で、クレジットカードを用いて
10ドルをPrepaid SIMにチャージしたところ


さらにMy T-Mobileに電話番号を登録して、一日に使って残課金をチェックしたところ。
プリペイの10ドルから2ドルだけ減っている。
このwebをつかって、SIMのコースを変更することもできる模様。
(知り合いは、chatを使って、係り員に頼んで変更した実績有り)






2013年3月25日月曜日

原子力と西側同盟

日米関係、西側同盟、防衛、原発について、そろそろ考える時期だと思う。
以下に候補を挙げてみた。後半に関連情報を書いた。
  1. 安保条約で米国の傘の下にいるので、米国に守ってもらう。米国に対して強くでるためのタマは別に考える。(共産圏との境目にある西側ということで、主張をしっかりすれば、主張は通るのでは。。)
    原子力や軍備への対応も米国の意向を受ける可能性がある。
  2. 独立国なのだから次第に米国と距離をおく。
上記とほぼ直交する形で、軍備や原子力に対する態度が4種類考えられる。ただし、米国や西側の傘に入ると入らないで、それぞれの影響度も違ってくる。
  1. 直ぐに核武装はしないものの、すくなくとも核武装の可能性はあるというIAEAの方針は消さない。
  2.  上記1と同じだが、原発や再処理施設は廃棄するが、折角所有しているプルトニウムだけは持ち続ける。この場合、プルトニウムの平和利用という大義名文は通らなくなるので、理論武装は必要。
  3. 自衛隊があるので通常兵器で戦えば十分である。たとえ北朝鮮といえど核をつかったりはしない。したがって、再処理施設、原発は随時撤廃し、所有しているプルトニウムは他国に売却する。
  4. 通常戦力も逐次撤廃。別に軍備がなかろうと、国民としての団結があれば、もし攻められて一旦占領下になったとしても日本人は屈しない。
    ないしは、政権構造がどうであれ、日本人としては、特にに気にしない。ということか。
アンケート)
上記の項目をアンケートにした。結果は、そのうち掲載したい。
アンケートを行うにはここをクリック

知り合いに転送されるときには、http://www.surveymonkey.com/s/TQM8R99 のリンクをお送り願いたい。

関連情報)
以下にも書くように、国家の安全保障は、さまざまな要素の関連しており、一筋縄ではいかない。たとえば、

http://bit.ly/YBOoDj 2013年3月26日(火)16時7分配信

[ソウル 26日 ロイター] 北朝鮮は26日、米国の爆撃機が北朝鮮を脅かしたとして、グアム、ハワイ、米本土の米軍基地を標的にした戦闘態勢に入ると表明した。朝鮮中央通信社(KCNA)が報じた。
ともあり、きな臭くなっている。
米国は、国内の有力者にユダヤ人が多く、中東でもイスラエルを支持し、中東に喧嘩を売っているし、中国を除外して環太平洋西側経済圏を作ろうというTPPも、ある意味、中国への喧嘩である。
http://www.iti.or.jp/kikan87/87umada.pdf にTPP, ASEAN, FTAの関係についての解説がある。


イデオロギー対立に巻き込まれた過去)
日本と韓国は、第二次大戦の終結が遅ければ、ソ連や中国の侵攻で共産圏になる位置にあり、強いイデオロギー対立に巻き込まれつづけてきている。

第二次大戦で日本が負けるのは分かっていたが、「一億玉砕」を叫んでいたので、日韓の共産化を防ぐために終結に持ち込ませたく、米国トルーマン大統領が原爆投下に踏み切ったともいわれている。

wiki: http://bit.ly/14nhxGl には、米国は実際の都市で人体実験をしたかったとか、原爆投下阻止の動きや、無人島へのデモンストレーションで十分だという意見があったとも書かれている。この当たりの真実の追求についても、西側の傘にはいるか入らないかで追求のしやすさがかわるのだろうか。。

米国にとっては日韓の共産化を防ぐため軍備を強化しなければならなかったし、共産化させ東側にとっては、米国との同盟や自衛隊などの軍備には反対する。

共産主義が上手くいかないことは、ソ連の崩壊や中国の政治手法でほぼ証明されたと考える。

そこで、イデオロギー対立にまどわされないで国際情勢をどうみるか考えておいた方がよいと思う。

エコノミックアニマルは、いずこへ)
一時はエコノミックアニマルとも揶揄されるほどに、日本人が汗水流して働いた結果、外貨を大量に蓄えて、超円高に陥っていた。

エコノミックアニマルは褒め言葉だった: http://www.shinchosha.co.jp/books/html/610084.html

それなのに、日本が本当に豊かになれていないのも、国益に対してまじめに考えてこなかったからだと思う。非常に不幸なことである。

日本は自由主義国か?)
だたし、イデオロギー対立があったため、日本は自由主義国とはちょっと違って、かなり共産的なところがある。ある意味、対立のおかげで落としどころに落ちているのかもしれない。話しが脱線するのだが、すこしだけ述べておく。
  1. 大きな政府が口を挟む - 規制、各種保障。特に民業に政府が干渉する
  2. 規制、参入障壁、既得権等があり、新規産業が入り込みにくい。中小企業の発展よりも大企業の保護が優先される政策もみられる。
  3. 教育が自由に行われない。教科書が検定されており、文科省の干渉が大きい。また、現代史が省略されている
  4. マスコミ報道にタブーがある。http://bit.ly/roH6uF (おおよそ表現の自由が認められている国としては考えられない)また、マスコミは国民を啓蒙しようとして、バイアスした報道をしがち
  5. 大会社では自由に解雇できない。また借家法が強く借家は借り手が強い。
  6. チャンスが一度でやり直しを許容しない。
  7. 平等(格差是正)を目指す一方で差別(不公平)が根強く残る(性別、年齢、信条、出生、人種など)。
閉じたムラの中での平等を目指すため、ムラ内を非競争に保つ必要が生まれる。そのため、ムラ外部に対しての差別が生じるのだろう。

格差をなくすというのが、共産主義の理想に近いが、それは「努力しても報われない」ということにもなり、末期の共産主義のように、「手を抜く」ないしは「非効率」「既得権」という状況につながる。
IAEAと西側連盟)
IAEA設立目的は東西対立を背景にしていて政治的である。 http://bit.ly/XGgj4k にある。
主たる目的は、「原子力の平和利用を促進し、軍事転用されないための保障措置の実施をする国際機関である。」であるが、
「当時、原子力発電所は経済的コストが高く、政府の支援なしでは建設運転することが困難であったが、東西冷戦の中、核開発、核配備を行うことは特に重要であり、米国の同盟国への原子力技術の移転は積極的に行われた。」
 ともある。
原発に関する費用については各所で伝えられているので、ご存じだと思うが、今後掲載したい。設置には、発電所一カ所に1兆円とも言われているし、東電の有価証券報告書をみると、核廃棄物の処理に1兆円を積み立てられている。

これを踏まえると、IAEAによる原子力の平和利用には、日本が西側の同盟国である以上は参加するべきであり、当然、共産よりの政治団体は、これに強く反発する。それを踏まえると原発に対する意見も、いまだに出元の団体によって、バイアスしているのが分かる。

2013年2月17日日曜日: なぜ日本に沢山の原発があるのか.... 行動した理由を考えたい!!


に書いたように、エネルギー安全保障的な理由もあったと思われる。


大前研一も)
2013/4/1追記) http://president.jp/articles/-/8842 にある、
日本のカラクリというblogで、大前研一が、
「連続提言! エネルギー危機を救うわが私案」の第一回目で、似たようなコメント(以下)をしている。
原子力開発に関しては、エネルギー戦略とニュークリア(核)戦略を表裏一体で進めてきた経緯がある。表向きは「持たず、つくらず、持ち込ませず」という非核3原則で原子力の平和利用を謳いながら、いざとなったら90日以内に核兵器が製造できるニュークリアレディ国(核準備国、準保有国)を自民党政府は目指してきた。

核武装に対する世界の考え方)
共産圏の中国や北朝鮮が核武装をしている。思想的に対立する国が核武装をすれば、対抗して核武装するのが通常である。たとえば、核武装したインドに対するパキスタンであり、イランが核武装すればイスラエルもするであろう。

おとなり韓国)
北朝鮮に対して韓国はIAEAに加盟して、原発の設置をすすめており、http://bit.ly/ZZa6iU によると、原発の発電容量は17.5ギガワットで、総発電量の28.5%。総電力消費量の45%を原発でまかなっている。さらに2021年までに15.2ギガワットの原発を追加する。原発の多くは新型で、韓国の設備利用率は現在93.4%であり、米国の89.9%・フランスの76.1%・日本の59.2%と比べて高い。http://bit.ly/ZZaxde によると、米国と結んだ原子力協定と、1992年発効の南北非核化共同宣言は、再処理施設、ウラン濃縮施設を保有しないとうたっていた。が、北朝鮮がこれを破棄したため、韓国の朴槿恵(パククネ)・新大統領が2013/5月に訪米し、オバマ大統領と会談し、核開発を進める北朝鮮への対応とともに、韓国での核燃料の再処理をめぐる問題を話し合うとみられている。
つまり、核には核をである。

ドイツの事情)
それを考えると近隣にあった東側の脅威がなくなったドイツが原発廃止を唱えるのと、日本の原発廃止は意味合いが違うように思う。

日本の状況)
日本は、IAEAのご指示で原発も作ってきたし再処理工場も一応はある。
http://bit.ly/14naihQ にあるブースト型核弾頭の技術をつかえば、従来核弾頭に適さないといわれてきた、P239以外の不純物が多い原子炉級のプルトニウムでも核弾頭が作れる。ここのサイトにある情報では4.5kgのプルトニウムでTNT70キロトン相当のブースト型核弾頭が作れることになる。
U235型の広島原爆が15キロトン、P239型の長崎原爆が22キロトンであったらしい。


ただし、http://bit.ly/HCqIF5 によれば、中性子反射体を用いても最低10kgのプルトニウムが必要とある。

日本のプルトニウム保有量は、http://bit.ly/14nbBx2 によると以下の表の通り。


核分裂性プルトニウム ( http://bit.ly/14nenm5 :P239,  P241など奇数質量のもの)を国内に6.9トン、海外に24トン)保有している。核弾頭一つに10kgが必要だとして、国内保有分だけで、690発の核弾頭が作れる量になる。これが、IAEAが目指した西側同盟の狙いであろう。

徴兵制と中立)
http://bit.ly/14nqNdu に情報がある。

韓国は徴兵制がある。台湾にも徴兵制があるが2015年までに廃止。西ドイツも第二次大戦後に復活した徴兵制があったがwikiに経緯があるように2011年6月に廃止された。

これを考えると、もし日本の第二次大戦の降伏が遅れ、北海道にソ連が進行して、北海道や東北の一部が共産化されていたら、日本にも徴兵制ができていたと考えた方がよいであろう。

永世中立国のスイス http://bit.ly/QUqAYQ にも徴兵制があり http://ldcs.exblog.jp/5550969/ のように国民皆兵で、どの家庭にも自動小銃が完備されている。世界的には、相当な備えをしている国が多い。

ただし、軍隊を保有していない国もあり、http://bit.ly/14nr3ta にリストがある。
保有していない理由としては、上記wikiにあるように、平和のためというよりは少し違う理由のことが多い。
  1.  外交・経済上の理由 (周辺国との深刻な対立がなく軍事的な脅威がない、もしくは経済的に余裕がない)  
  2. クーデター・内戦の予防
  3. 周辺国の介入、外国軍の占領による強制的な軍の解体 - 1955年の再軍備前の東西ドイツ、第2次世界大戦直後の日本など。
残念ながら平和はタダではやってこないようである。非武装中立の実現は難しいと思う。

2013年2月5日火曜日

米国の理科教育

 塾で理科を教えられるのか。- 現役教育学部古手夜一の教育ブログ
     というものがあった。http://amba.to/14ANxEj
 「実験無しで理科が学べるのか!」という主張である。

私は、もっとレベルの高いところを目指して欲しいと思っている。

米国の公立高校では)
シリコンバレーの公立高にLynbrook High School http://www.lhs.fuhsd.org/ という高校がある。学区に住んでいれば試験もなく誰でもいけるのだが、教育熱心なインド人や中国人たちが集まってきていて、親ぐるみで勉強に一生懸命である。

シリコンバレーの高校ランキングは公開されており、以下に書いた。

2012年6月4日月曜日:n 米国こそ学歴社会である

また以下の後半でも若干触れている。

2013年1月11日金曜日: トンチンカンな高校ランキング


そこでの生物の課題で、「バクテリアはどう役に立つのか、実験で検証して、レポートせよ」というものがあった。それを、英語が全然分からない状態で日本からやってきて1年の、中2の生徒がやっていた。それを、いただいたので掲載しつつ、考察してみたい。
ちなみに、米国カリフォルニア州Bay Areaは、5,3,4制で、10月始まりなので、日本の中2の10月でHigh Schoolになる。彼は、High Schoool入学直後というわけである。

科学するとは、どういうことか)
 日本のロケットの父であり、東大教授であった故 糸川英夫博士 (wiki: http://bit.ly/1c7So5r ) がいっていたらしい。
http://blogs.yahoo.co.jp/echq96/49646043.html にも少しある。
  1. 地球は太陽の回りを回っているというのは、観察してみようではなくて、教えればよい。
  2. それよりも、その事実を発見したガリレオたちが、歴史上どう扱われたかを教えるのが科学である。
  3. それにより、科学することの本質がわかる。
私が理解した点を加筆しながら、以下にまとめると。科学することとは、
  1. 身の回りにあることから仮説をたてる
  2. 過去の事例を調査する
  3. 実験する
  4. 発信して多くの人に認めてもらう。ただし、ここで、追試により他の人も同じ結果が得られることで、真実と認められる。従って、報告は反復可能であるための情報が記載されていないとならない。
  5. 分かったと思っていることも実は仮説に過ぎない。後日、間違いが発見されるかもしれない。
「観察をしてみようというのは、科学ではない。仮説が出来た時点で科学は終わっている。」ということである。
日本の理科の先生で、上記について教えている先生がどれだけいるのだろうか。
それ以前に、単に知識の詰め込みをやっているだけではなかろうか。

そのほか糸川英夫の発想については、http://blog.goo.ne.jp/cqad/e/1f3a6f6a2db1b60885964dfb82e2064e に、おもしろい記事がある。(段落が切ってなくて大変読みにくいが、書かれている内容は興味深い。)

5については、ほとんどの人が真実と信じていること、教科書に出ていることでも間違いはある。例えば、舌の味覚地図 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n1835 は、長い間世界中の教科書にでていたようだが、最近、間違いであったことが見つかっている。
似たような例では、惑星の定義も最近変わり(「矮惑星」があまりに沢山みつかるので...)、冥王星が太陽系の惑星から外されている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/25/news025.html

米国での教育は)
以下に、その中2の学生のレポートを引用してみたい。ポイントは、
  1. これだけ英語を書くのは大変である
  2. 先生の要求がかなり高く、学会論文レベルの報告体裁を要求している。つまり
    1. 概要
    2. イントロ
    3. 関連手法と実験手法の調査
    4. 実験結果
    5. 考察
    6. 結論
    7. 参考文献
    8. 補足
  3. 文系の学会の標準の論文フォーマット、参考文献引用のフォーマット(作法)であるMLAフォーマットに準拠するように指示がある。(ちょっとやり過ぎだが、覚えていれば役に立つ。)
  4. 実験自体は、学校での授業時間にやった。
よく、「海外に行けば英語が上手くなってイイネ。」という方がいるが、本当に英語漬けで毎日しごかれているのだから上手くなって当然である。ノンビリご褒美研修で米国にいても英語は全然上手くならない。

MLAフォーマットは文系の論文での標準的な参考文献のリファーの仕方であり、これについては、
http://owl.english.purdue.edu/owl/resource/747/01/
や、
に紹介がある。

学会毎に標準の参考文献引用のフォーマットがあることは、日本では、大学院の修士をでても知らない人がいるし、教えない先生もいる。
結果、彼は親の支援も得つつ、1週間以上かけてレポートを作成して提出したものの、やりなおしを要求された。そこですごいのが、「何をやり直すべきかも、自分で考えろ」といわれたこと。。さすがに、これは本人もわからないので、詳しい人に教えてもらい、実験方法の説明が不十分で、これでは追試検証ができないことだと気づいたらしい。

この先生、Lynbrook高校出の若い女の先生だが、Stanford大の生物の修士課程をでているらしく、Non-Nativeの中学生に対してはさすがにやり過ぎだと思う。

また、学習指導要綱がないので、日本と違って、先生は自分の興味があるものばかりを教える傾向がある。それぞれ違った学校において、英語のreadingでは難しい論評ばかりを読ませたり、米国史ではケネディ暗殺ばかり調べさせたりということがあったと聞いた。
このBioの先生も、バクテリア、細菌、酵母などの有用性と、それらの菌の殺菌という観点での実験やレポートが多かったようである。

Lynbrook高校には、英語writingの先生とか、ちょっとやり過ぎと思えるような宿題を出す先生が多い。が、米国の高校生はこうやってモーレツに勉強しているので、うかうかしていると日本は勝てない。

Non-Nativeの英語教育)
シリコンバレーがあるカリフォルニア州サンフランシスコ周辺のベイエリアでは、non-native学生は、ELD (English Language Development) http://www.k12.wa.us/MigrantBilingual/ELD.aspx というプログラムにはいる。
レベルがキッチリと決まっており、ELD1, ELD2, ELD3と順番に上がっていく。

ELD1の間は、英語(reading, writing, 他) と体育の授業しか取れない。どうせ、英語がわからなければ、何をやっても無駄ということだろう。一日中英語漬け。
それでも、最初の1年はあまり上達しない。

しかし、学生の資質にもよるが、1年をこすと、どっと成果がでてきて、映画も理解できるし、まともなレポートが書けるようになるらしい。実際、一緒に映画を見に行ったときに、あとから、分からなかったところを教えてもらうことも結構あった。

ここでの教訓は、
  1. なにごとにも近道はない
  2. じっくりと腰を据えていないと結果は得られない
ということである。

作成開始直後のレポートを引用する)

最終のレポートの体裁の中に、指示文が入ったwordファイルが先生から渡される。それを少しずつ直し初めている途中のものなので、まだ指示文が埋まったところが沢山ある。

課題は、バクテリア(単細胞生物)に関して調べ、役に立つバクテリアを実験で確かめるというもの。アルファルファに窒素固定効果のある根粒バクテリアを作用させたものと、無いものを対称実験した。実験結果は、根に関してはバクテリアのある方が長く延びたが、葉に関してはバクテリアがない方が数が多かった。

葉に関する結果が予想と反しているので、関連情報をインターネット等で調べ、理論つけて考察するのに苦慮していたようである。下に引用したものでは、まだ書かれていないが、最終的には、考察していた。



以下のAbstructは、先生の指示文のままである。



















2013年1月25日金曜日

自分にもあまく、他人にもあまく

先頃、東京に一時帰国して日本の良い所を沢山見てきた。いくつかあげてみると、

  1. 店などのサービスが良い
  2. お店では、頼んだことは確実に実行される
  3. ウォシュレットがあったり、LED照明だったり、インターネットが早かったり、ハイテク
  4. 電車の時間は正確だし、公共交通機関が大変発達している
ところが、Stanford大などBay Areaに留学や共同研究で来ている人は、結構、クチをあわせて、「もう帰りたくない」「まだ、残り期間があっていいね」という。理由を聞いてみて、すこし考えてみた。。
  1. 日本からの駐在なので、親玉のチェックが掛からないで気楽。ご褒美・息抜き留学の場合。(でも、これがすべてではない。。)
  2. 生活が楽である
    1. 土地が広く、人が少ないので息が詰まらない
    2. 通勤・通学がらくである
      1. 車通勤か
      2. 大学近くに住んで徒歩や自転車で通う
      3. が、学生とかは、本数がやたら少ないCaltrain + 自転車で通う人も居るし、100km以上の距離を渋滞の中、車で通勤する人も居る
    3. 季候が良い
      1. 西海岸は地中海性気候なので、年中温暖で、暑くなく・寒くなく・雪も少ない
      2. が、割と気候が厳しい、中西部や東部でも米国に住み着きたいと思う人は居る
    4. 食品が安い
      1. 特に円高だと、日本の1/2以下の感覚かも。ただし、今は日本もデフレでやすくなったし、魚や日本食材(白ネギ、大根)等は日本のほうが安い
  3. 仕事が楽しい
    1. 勤務時間中に雑用がない
    2. やりたいことがやれる。マネージメントの問題であろう。その人以外の人がやれる仕事は、人を割り付け別な人にやらせるなど。
    3. 新しいこと、面白いことが回りに沢山あって刺激がある
    4. 日本人が少ないので、密に交流するコミュニティがあり、刺激が多いゆるい
まだまだあると思うので、おいおい追加するが、どれも日本でも実現可能である。

2は、New YorkとかSan Franciscoの都会であれば、家も狭くて高額なので、あまりかわらないだろう。日本でも、一極集中の東京を避けて、ちょっと郊外にオフィスを作れば住む話しである。

米国はゆるい)
他のことは、システムの問題であるが、一言でいえば、米国は「ゆるい」ということになろう。以前、共同開発でいていた米国の会社で、中国人の社員が言っていた。「ガラスの天井があって、中国人は、出世できない。」「でも、中国人は、細かいので、上司にはしたくない。」と、日本人にもこれが当てはまる。

日本で雑用が多いのも、管理が細かすぎて、どうでもよいことを、やり続けているからだろう。マネージャの権限が少ないのも、上司が細かすぎて、世話を焼きすぎて権限を移譲しないからだろう。
自分達の任期の間に失敗をすることが怖いので、どんどん厳しいルールを作り、会議をして責任転嫁、つまり、決定責任は、自分ではなく会議の責任にすることになる。

将の将)
三国志でも、「将の将」は自分より有能な人を使いこなす。つまり、任せることにあるとしている。細かく指示するのは、「兵の将」どまりである。
http://demosika.blog35.fc2.com/blog-entry-95.html

そもそも、経営・マネジメント・エンジニアリング・営業などは違う能力を必要とする。これを出世としてひとくくりにするから、いろいろなところに歪みが来る。
細かいコトがある意味重要な能力となるエンジニアとして成功した人を経営者にするのなら、マインドの再教育をしないとならないのではなかろうか。。

仕事を頼むときも。。)
担当者にはせかされるのだが、面倒なので、費用の精算がいつも滞る。海外にいるのだが、所属や給与の支払いは日本からされるからである。これが、米国での留学や客員研究員のビザの規定でもある。つまり、米国人の職業を脅かすことなく、日本の会社が給料と生活費を全部負担して、お金だけを米国に落とす。その約束で、ビザ(米国入国許可)や、滞在許可が、わりと簡単に、かつ任意時期におりるのである。そうでなければ、通常は1年に1時期にしかビザ発給はされない。(当然のことだが、諸外国では、外人受け入れなども、あくまで、自国民へのメリット優先のものになっている。)

さて、その精算処理をするときに、処理の手順やら、日本一時帰国時にでむくことやら、担当の方にメイルでやりとりして、やるべき処理内容やら、関連書類をあらかじめemailしておいた。すると、「(今は、システムが変わって、そういうサポートの方はいなくなり自分の業務ではないので、)私は承認を回すお手伝いをすこしするだけですから。。」などと、極めて素っ気ない。「ま、そんなものかな。」と思って、やりとりしてくれたお礼にとお土産を買って、帰国して出社すると、予想は嬉しい方向に裏切られる。

やりとりした担当の方の隣の机が空いていて、そこには、過去手続きした書類のファイルに、自分の関連したところが付箋がつけられて置かれているし、必要な書類は印刷して準備されている。ここで思うのは、「ものすごく支援してくれるじゃないの。。」ということであった。

米国だと、「もちろん、やります」といって、なにもやらない・梨の礫のことが普通。

政治家以外!!!の)日本人は、「言質を取られる」ということで、非常に慎重であるが、むしろ、ビジネスでは、言質を気にすると、相手に期待感を感じさせることを言わないマイナスの方が多いと思う。
つまり、米国では、「不言実行よりも」「有言実行が」最悪でも、「有言不実行」のほうが好まれるのだと思う。言ってナンボの文化である。世界には、そういう文化の国は多いと思う。インド人は割とマジメだが、中国人も、有言不実行が多いように思う。

もっとも、米国でも調子の良い会社、たとえば、Intel, Appleなどは、「有言実行」であった。(最近のIntel, Appleはちょっと違ってきているかもしれないが。)

自分にあまく、他人にもあまく)
そこで結論に至る。
冒頭の米国の問題点でも分かるように、米国人は「ゆるい」自分にも他人にも緩い。

が、日本人の多くは、「自分にあまく、他人に厳しい。」
よく、電事故があって、駅で駅員にかみついている人がいる。
日本人には、やたらと先生に文句を言う「モンスターペアレント」とか、お店とかで文句をいいまくる、「クレーマ」という人種がいる。

米国人なら、レジの列に並んで前の人の会計がトラブって待たされるのも、カルトレインが30分遅れるのも、自分の責任外なので、辛抱強く待つ。

むしろ、頑張らないといけないのは、自分が出席する会議の効率化とか仕事の効率化であって、これは自分の責任範囲だし、自分の管理が及ぶところだからである。

本来あるべき姿は、「自分に厳しく、他人に甘い」しかし、これは、天地がひっくり返るほど難しい。

であれば、「自分に甘く、他人にも甘い」ほうが、ずっと住みやすい。これが、米国が住みやすい理由なのではなかろうか。

格言)
天才バレリーナの森下洋子 http://bit.ly/zCoZ4r が、テレビで、「1日練習を休むと自分に分かる、2日休むとパートナーに分かる、3日休むとお客さんにわかる」とかと言ったらしい。

すると、お姑さんと仕事で相当に苦労した苦労人であるある方のお母さんが、これを見て、「わたしたち、一日も休まず出来るコトなんて、ご飯を食べることくらいだねぇ。」といったそうである。苦労人だから言えることだろう。。

ゆるく生きることが肝心なのだろうなと思う。その結果、サービスが悪くなり生活が不自由になっても、余裕とかプラスになることが多い。もちろん、「自分に厳しく他人に甘い」が実現できれば、それにこしたことはない。



2013年1月11日金曜日

トンチンカンな高校ランキング


週刊ダイヤモンド 2012/5/14号が書店にあった。
そもそも高校をランキングするのは、馬鹿馬鹿しい話しであるが。。

たしか、全国トップは奈良東大寺学院、2位が甲陽学院、開成が4位、駒東が41位。東大合格者数全国3位か4位の麻布がまさかの120位。東大ばかりが大学じゃないよ。。という高尚な話しかとも思ったが、そうではないようである。。


理想は)
大学のランキングをするならば、偏差値ではなくて、卒業して活躍する人の数や活躍度合いでやれば良いと思う。
ただし、この「活躍」という尺度が、あいまいなので、大学のランキングが曖昧。
したがって、そこに入る人数で測定する高校のランキングは、もっと「曖昧」になる。

偏差値偏重になってしまって、意味の無いものになりかねない。

米国にも大学のランキング雑誌があるが、卒業生の活躍度で評価している。

もっとも、GPA ( http://ja.wikipedia.org/wiki/GPA )
 という全教科の平均点はどこまでもついて回るので、その大学に入るためのGPAという評価がついていることはある。就職の際にも、大学でのGPAが問題にされる。

計算法)
各高校からの大学合格者数にその大学の偏差値を掛けて足して、高校の定員で割る。ただし、私学は、複数合格者がでるので、私学は換算にいれない。

と、いうもの。一見妥当なように見えるが、実は驚くほど馬鹿馬鹿しい。

偏差値とは)
偏差値は、平均から標準偏差σ分上だと偏差値60。2σ上で70となる。分布は通常正規分布なので、偏差値60よりも70は、はるかに難しく、偏差値80などはほぼありえない。これを加重平均するのは、とてもばかばかしい。さらには、私学を第一志望にしたり、滑り止めで入った学生はカウントにいれない。。。

偏差値wiki: http://bit.ly/XpnAnf より。以下の図のT Scoreが偏差値にあたる。

ベルカーブと偏差値
如何におかしいか)
簡単な例で計算してみると、仮に定員3人の高校があったとする。
A校: 1人が偏差値70の国立大学に合格、1人が偏差値65の国立大学に合格。一人は私学へ。このとき、評価index=(70+65)/3=45

B校: 1人が偏差値55の国立大学に合格、2人が偏差値50の国立大学に合格。評価index=(55+50+50)/3=51.6

となり、B校の方が、大学合格力があることになる。。そんな馬鹿な。。

科学音痴の日本のマスコミ)
偏差値の意味も理解せず、こんな、数値をまことしやかに出す、日本のマスコミの科学知識の低さに呆れてしまった。http://bit.ly/VqWxJO にも、「おかしいんじゃないの?」。。というblogがある。

米国にもあるが)
米国でも大学のランキングとかはあるが、企業に各種項目でアンケートをとって、企業の分野毎にその集計をするとか、もっとダイレクトなものになっている。

米国の高校ランキング)
高校のランキングは、全米の学校が一斉に実施する実力テストの成績APIスコアでダイレクトにランキングしたものがある。

http://www.school-ratings.com/cities/Cupertino.html である。以下、screen shot。1000点満点のAPIスコアで、949をたたき出しているMonta Vista Highが、シリコンバレーやサンフランシスコエリアで、トップのスコアである。


Appleの創始者である、Steve JobsやSteve Wozniakが卒業したのが、Homestead High http://bit.ly/HcQc8Z であり、このHomestead Highがある、Fremont School Districtは、米国シリコンバレーの真ん中であり、5校のうち4校が、ランク10の全米トップレベルの公立進学高がひしめき合っている。そして、そこに勉強熱心な中国人とインド人の親たちが子息を送り込んでいる。このため、公文式教室や英才塾も沢山あり、子供は家でピアノやバイオリンなどの楽器の英才教育を受け、日本の高度成長のころを彷彿させるような過熱ぶりである。詳細をみていただくと、日本ではとても開示されないような以下の情報も掲載されている。

  1. 親の最終学歴の分布
  2. そのエリアの平均の住宅価格
  3. 生徒の人種構成
事実は事実として開示するのが、いかにも米国らしい。

2012年12月12日水曜日

ドラッガーは科学か? 世界の大学の状況

日本では、「もしドラ」「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が、130万部を超えるベストセラーになった。http://moshidora.jp/ が公式サイト。

http://www9.nhk.or.jp/anime/moshidora/ (以下 スクリーンショット)のようにアニメ化!!され、NHK総合テレビでも放映された。 


いまや、ドラッガーは誰でも知っているし、経営者で信望する人も多いと思う。

ところが)
「世界で「知の競争」に勝つには、ドラッカーを読んでいるヒマはない
 第1回: 世界中で進む「経営学の科学化」」
という記事が、日経ビジネスに掲載された。

米ニューヨーク州立大学バッファロー校経営大学院で助教授を務めている入山 章栄(いりやま・あきえ)先生が著者。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20121205/240603/?bv_img が記事へのリンク。詳しい著者プロフィールへのリンクもここにある。

概要は、
「実践への示唆を与える優れた啓蒙書」という意味で素晴らしい本なのだろうが、「ドラッカーは名言ではあっても科学ではない」
もう少し詳しく引用すると、米国の大学の厳しさがよく分かる。以下のAAUの現状メンバー数は60校です。
米国の大学というのは、非常におおまかにいって2種類に分かれます。それは「研究大学」と「教育大学」です。前者は教育だけでなく研究を重視する大学で、後者は教育のみに注力します。
 米国には現在2,774の四年制大学がありますが、そのうちで「研究大学」と呼ばれる大学はほんの一握りです。そして日本でも比較的名の知られているような大学は、研究大学であること多いのです。 
米国にはAAU (Association of American Universities)という、選ばれた研究大学だけが所属できる団体があります。 このAAUの基準は厳しく、大学全体の研究成果が悪いとメンバーから外されてしまいます。実は昨年、ネブラスカ大学とシラキュース大学がAAUから外されてしまい、関係者の間では大きな話題となりました。
それはビジネススクールでも同じなのです。研究大学のビジネススクールに所属する教授は、だからこそできるだけ科学的な方法で研究し、ランキング上位の学術誌に論文を掲載するために努力することが求められるのです。
 したがって、やや大胆に言ってしまえば「社会科学としての経営学研究の競争に勝つためには、科学ではないドラッカーなど読んでいる暇はない」ということになるのです。
AAU)
http://bit.ly/SNM601 がAAU HPにあるメンバーのリスト。本記事の末尾に引用する。日本人が知っている米国の有名大学はほとんど入っている。

メンバーの半数の大学は1900年頃からのメンバー。だが、1990年頃からのメンバーも多い。UC(カリフォルニア州立大)はほとんどメンバーに入っているが多くは1990年以降。Stony Brook University-State University of New York (2001)のように2001年からメンバーの大学や、Boston University (2012)のように2012年からメンバーの大学もある。ここに見られる「チャンスの公平性」が米国の一番の美徳。

世界各国の大学数)

世界各国の大学数は、http://d.hatena.ne.jp/next49/20081109/p2 にある。以下に表を引用する。


米国が4,276校と突出して多い。(AAUの60校に選ばれるのいかに激戦なのかはよく分かる。日本の大学のぬるま湯ぶりと違い、怠けているとAAUから脱落し、新しい大学に置き換わる)

おもしろいのは、高等教育進学者数。韓国が100%を越えている(社会人入学が多い。複数学位を取る人が多い。ということなのか、統計のインチキなのか。。)。日米英仏は50%程度だが、ドイツは中国と同じ25%程度。

世界大学のノーベル賞受賞数)
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Nobel_laureates_by_university_affiliation にリストがある。
日本の大学は、低いところでドングリの背比べをしている。さらに日本の受賞者といっても、米国で教育を受けたり、米国で成果を出し現在も米国に在住している研究者も多い。
それは、ちゃんと成果を評価するシステムがあり、資金の有効活用がはられているからに他ならない。インド、中国、韓国などアジアの受賞者が少ないのも、欧米との違いである。もちろん、ノーベル賞が、欧米の作った欧米の為のルールというのも忘れてはならない。オリンピックやF1グランプリと同じで、アジア人など入れたくないので、ルールをいじくってくるのである。

後ほどまとめたい。

AAUの最新会員校リスト)うしろの括弧内が会員になった年。

MEMBER INSTITUTIONS AND YEARS OF ADMISSION 

Boston University (2012)
Brandeis University (1985)
Brown University (1933)
California Institute of Technology (1934)
Carnegie Mellon University (1982)
Case Western Reserve University (1969)
Columbia University (1900)
Cornell University (1900)
Duke University (1938)
Emory University (1995)
Georgia Institute of Technology (2010)
Harvard University (1900)
Indiana University (1909)
Iowa State University (1958)
The Johns Hopkins University (1900)
Massachusetts Institute of Technology (1934)
McGill University (1926)
Michigan State University (1964)
New York University (1950)
Northwestern University (1917)
The Ohio State University (1916)
The Pennsylvania State University (1958)
Princeton University (1900)
Purdue University (1958)
Rice University (1985)
Rutgers, The State University of New Jersey (1989)
Stanford University (1900)
Stony Brook University-State University of New York (2001)
Texas A&M University (2001)
Tulane University (1958)
The University of Arizona (1985)
University at Buffalo, The State University of New York (1989)
University of California, Berkeley (1900)
University of California, Davis (1996)
University of California, Irvine (1996)
University of California, Los Angeles (1974)
University of California, San Diego (1982)
University of California, Santa Barbara (1995)
The University of Chicago (1900)
University of Colorado Boulder (1966)
University of Florida (1985)
University of Illinois at Urbana-Champaign (1908)
The University of Iowa (1909)
The University of Kansas (1909)
University of Maryland, College Park (1969)
University of Michigan (1900)
University of Minnesota, Twin Cities (1908)
University of Missouri-Columbia (1908)
The University of North Carolina at Chapel Hill (1922)
University of Oregon (1969)
University of Pennsylvania (1900)
University of Pittsburgh (1974)
University of Rochester (1941)
University of Southern California (1969)
The University of Texas at Austin (1929)
University of Toronto (1926)
University of Virginia (1904)
University of Washington (1950)
The University of Wisconsin-Madison (1900)
Vanderbilt University (1950)
Washington University in St. Louis (1923)
Yale University (1900)



2012年11月12日月曜日

BB Gun の威力

Androidのタブレット Nexus7 WiFi 16GBを買おうと、クリスマス商戦が始まった、Walmartに行ってきた。お目当てのNexus 7は売り切れであった。199ドル+Taxという値段。231ドルくらいになる。amazon.comでは239ドルで高いなぁと思っていたら、tax込みの価格であった。値段がほとんど変わらないし、こちらは在庫があるので、Amazon.comで買うことにした。

エアガンの威力)
さて、本題。Walmartのキャンプ・スポーツコーナのところに銃器コーナがあった。18歳以上であれば、誰でもエアガンは買える。33ドルのセットがあったので買ってきた(写真)。


エアガン(BBガン)のセット

パッケージの右下、WARINGの所に、「325yards(297m)離れてていても、(撃たれれば) ケガや死ぬ危険があります」と書いてあった。アルミの玉、炭酸ガスタンクということで、いわゆる空気銃なみの威力があるのではと思う。これは、弾用のカートリッジの無いタイプで、銃身のあたりのバネを引き抜いて、装填する。15発装填できる。口径は4.5mm =0.177口径というBBガンとしてはメジャーなもの。銃身は114mm。弾の初速は125m/sとある。換算すると、時速450km/h であり、相当な破壊力であろう。。

日本では完全に違法)
http://bit.ly/Xw9R0R にH.18年(2006年)に制定された、エアガン規制法がある。
気体を使用して弾丸を発射できる銃で、人を傷害しえるもの(新規規制)。単位面積(平方センチ)あたりの運動エネルギー値が3.5ジュール以上のもの。
とあり、弾を10個まとめてキッチン測りで測り計算してみると、以下のようになる。上が上記のエアガン。日本の規制では、完全に違法である。





実験してみた)


本棚から5m離れて撃った
付属されていた、紙の的を本棚の前につけ、的から5mくらい離れて撃ってみた。
撃つとバシュと大きな音と共に、ガスが銃口から噴出する。

すると、的を貫通して後ろにある電話帳にこれだけめり込んだ。。本当の拳銃に比べると引き金がかなり重いので命中精度は悪いと思うが、照準は割と正確にできているようである。

鳥や動物だったら致命傷になりそうである。拳銃じゃなくても、こんなものを売っているというのは、危険な国である。。

BBガンだからいいやと、こういうものを買って飛行機に持ち込むと、捕まったり、税関で見つかると逮捕される恐れがあるので、くれぐれもやらないように。。

エアガンコーナ)
こんなアサルトライフル型のもあった。さらに威力があるらしい。上から三段目のは、カートリッジで装填しするセミオートマチック型のもの
上から2段目にある弾は、鼓型の弾。いわゆる日本で空気銃の弾であり、パッケージには、鳥やリスを撃つ絵が描かれていた。。

エアガンコーナ

これは実弾。資格証明が必要らしい。棚のガラス戸には鍵が掛かっており、店員を呼ばないと買えない。が、米国人の夫婦が、店員と気楽に話しながら、実弾を買っていた。
Shooting schoolで聞いたが、カリフォルニア州では、銃を買うのに簡単なテストがあるらしい。25ドルかかる。が、落ちたひとはほとんどいないらしい。それを通った証明が、資格証明なのだろうか。。

ま、誰もが自分で身を守ることが、憲法で保障された国なので、銃を規制するのは、憲法違反になる。(オハイオ州で判決がある。)なので、誰もが犯罪者にもなりうるという恐ろしい国である。ただし、殺される危険があったときでも、人を殺すと、特にカリフォルニア州では、正当防衛が認められにくくなっているらしく(つまり、犯人の人権が守られる)ので、武器を買って身を守るよりも、危険なところに近付かないのが正解である。

2012年9月9日日曜日

日本人からみた米国人風の勘違い

日本人は、米国人がタメぐちを聞くと思っている。もちろんそれは間違っていないが、かなり勘違いもある。。一言でいうと、米国人は気配りが細かいということである。別な言い方をすると、米国人のほうが、自分に厳しく他人に優しいように思う。
欧州人もそうかはしらないが、イギリスとフランスにいって、知識人と仕事をしたところでは、性格的なもについては同じように感じた。

以下、順番と重要度は関係がない。
  1. 初対面でも距離が近く人なつっこいが、他人のプライバシーに配慮して、知り合った後も必要以上にベタベタしない
  2. 発言は、いつも相手に気をつかっている。
  3. 人主語と物主語の違いを心得ている。
  4.  素直である。
    1. 簡単に謝る
    2. 感謝する
    3. 正しいと思えば、そうだと言う
    4. 他人の努力をほめる
  5. 干渉すべきでないことを心得ている
  6. だめなときには、相手を直そうとしないで、スパット縁を切る
  7. おみやげとか、義理の習慣がない
  8. プレゼントは心からする 
  9. 肩書きよりも中身を重視する。ステレオタイプにはめない
  10. 学歴主義である
  11. コネ社会である 
  12. スキンシップではない 
  13. ポジティブ思考であり、議論の仕方を知っている
     これは別投稿として以下にまとめた。
      
    2012年9月15日土曜日 :
    意見は、合うところだけあえば良い - positive思考
小さい頃から、個人主義を教育されているのであろう。もちろん、私の知っている人は知識人がほとんどなので、低所得者層がどうなのかはしらない。が、引越や修理にやってくる、中層階級の移民達もこれらには当てはまるように思う。

よく、米国人は、個性を重視するとか、かわり者に寛大といわれる。が、普通の人は、配慮が行き届いているから、変わり者に対して対応する余裕がうまれるのかもしれない。

タメぐちの勘違い)
私は、今の日本のタメ口志向が気持ち悪かった。が、このblogの解析でなんとなく理解した。欧米人は、タメ口だが、相互のパーソナリティを尊重し距離を保つ。
日本人は敬語があって、上司は尊重する傾向がある、逆は、個人的なことに踏み込むように思う。もしタメ口というと、これを勘違いして、全員に対して無配慮になるような気がする。
もちろん、ここに使っているような、「である」調は論文調なのでちょっと違うと思うが。。それも気になる人が多いようなら、「ですます」調に直すことにする。

私は、友人でも、年下でも、目上でも、なるべく敬語や丁寧語を使うように心がけている。時には、奥さんにでも。。
特にメイルやSNSでは、そうしないと、相手の雰囲気が読めないので危険なように思う。



具体的に解説したい)
1)「初対面でも距離が近く人なつっこいが、他人のプライバシーに配慮して、知り合った後も必要以上にベタベタしない。」

米国人は、例えば、若い女性と目があうと、ウインクをしてくれたり。マクドナルドやレストランの入り口などで、気軽にお互いに声を掛ける。

だが、それで、「お知り合いになった」と勘違いすることはないので、決して、同席したりしようとはしない。

嫁姑の関係は、日本でも課題だが、これも親子でない義理の関係の姑が、嫁に実子のように干渉することが一つの原因に思う。米国人は、そういう過干渉はしない。そもそも、家族が、アジア的な親子の関係よりも、夫婦の結びつきを中心とした夫婦関係。子供は、付属物ということもあろう。特に18歳までは、親が子供の養育責任を強く負わされる。

特に小さい子を車内や家に単独で放置すると、家庭内暴力(Child Abuse)扱いになり、近所の人が見付けると警察に通報され、刑事罰を受ける。が、18歳をすぎると、成人したということに、スパット援助をやめる。家から追い出す人もいるようである。

すべて、家庭が夫婦の結びつきを中心に構成されているからであろう。

若干脱線するが)。。。一方、アジアは、家族が親子のつながりで形成されている。遺伝や母性愛を考えると自然である。が、子供を過保護にしがちである。昔は母親の過保護だけだったが、最近は父親も過保護である。東京の私立中学入試にいくと、試験の待合室には、父親がぞろぞろ来ていて、試験開始後、待合室に、試験問題が張り出されると、父親が我先に問題を書き写しにいって、問題を解いている風景が、よく見られるそうである。

インドや中国はそういう関係だが、核家族にはなっていない。米国のアパートにも、老人(子供から見ると、おじいちゃん、おばあちゃん)と住んでいる、家族がいる。つまり、親は過保護かもしれないが、おじいちゃん、おばあちゃんの影響もうけて、大事にそだてられるのかもしれない。

過保護で、実の親、それも、父親が忙しく家庭を顧みないと、母親だけの過保護の影響を強く受けて子供が育つと、どういうことになりやすいか。。大変気になる。。

2) 発言は、いつも相手に気をつかっている
タメグチは、横柄ということではない。1)に書いたように距離感を適切に保っているので、コメントするときには、I would ratherとか、相手に配慮した言葉使いをする。

対面なら、辛辣なジョークやスラングを使っても、email等、雰囲気が伝わらないで、炎上の危険があるものでは、とても配慮した文章を書く。

そもそも、Stanford大の学生は、SNSは使わない。文を用いたコミュニケーションでは意思疎通が難しく、余計な時間もかかるし、炎上も招くのを知っているからである。

米欧豪などの専門家の集まりによる研修があったが、そのときも、大事な話は、メイルではするな、電話でもだめ。直接顔を合わせてやる。そして、手振り、足の組み方、目配せに気をつけろと何度もならった。欧米人でも80%は言葉以外から伝わり、女性では90%。以心伝心の日本人では、さらにこれらが多いだろうということである。

勘違いしている日本人は多いと思う。

コメントをするときでも、「太ったね」「老けたね」「髪が薄くなったね」「結婚はまだなの」「子供はまだなの」料理を食べていて「ま ずいね」とか思ってもいうべきではない。興味があるのはわかるが、興味本位でいっても相手は気に掛かるだけである。ましてや中途半端な対策がある程度でも やめたほうがよい。米国人は決して、そのように気分を害するだけの発言はしない。

イベントを見に行って楽しんでいるのに、興ざめな発言を連発するのもやめたほうが良いと思う。だれの為にもならない。

正直であることは必ずしも正しくは無く、つみのないウソ「white lie」が必要なことはおおい。

3) 人主語と物主語の違いを心得ている
褒めるときは、人を主語にして褒める。一方、批判は、It主語である。Youを主語にして反論すればケンカになる。そもそも、英語で、「You!!」と強くいっただけで、ケンカを売っているようなものらしい。

ところが、主語を省く日本人は、「ある話題」に関する議論と、「君の性格」に対する議論をごちゃごちゃにする人が多い。相手の性格を非難し始めれば、相手は自分を守るため、必死になるか、ケンカになるかだけである。そもそも、自分の子供ですら、性格について言われれば、抵抗して話しを聞いてもらえなくなる。あかの他人、それも立派な大人の性格をどうこうしようなんて、絶対に不可能だと考えた方がよいと思う。

米国人が議論で白熱しても、後腐れ無いのは、相手については批判しないようにしているからだと思う。

4) 素直である
米国では、交通事故では、決して、sorryはいわず、交渉も全部保険会社に任せる。訴訟で不利になるからである。もちろん、加害者が菓子折を持って行くなどと言うことは無いと思う。
医者も医療訴訟になるので、決して謝らないし、お店でも、Sorryなどとは言わない。ただし、amazon.comは、不良品をクレームすると、迅速に、丁寧にsorryと書いてくる。(米国のamazon.comは日本のamazon.co.jp にくらべると遙かに不良率が高い。返品自由の商習慣に関係しているかもしれないし、店員が返品理由を聞かない、お客も不良があったからといって、店の評判にはしない。などが、あると思う。)

ところが、対個人になると、大変素直である。
ぶつかればsorryというし、ドアを明けて待っていてあげれば、thank youという。

日本の政治家は弁明にウソを重ねて怒りを招くが、これは最も悪い例である。普通、人は故意でやったのでは無い間違いは、あやまれば許すものである。すぎたことなので、怒ってもしょうが無い。許してもらえないのは、いいわけなど、誠意のない謝り方である。それに、うそを重ね出すと、どうしても許せなくなる。
日本の政治家は、よくそういうことをやって、最後は病院に逃げ込むことが多いが、あれは、人間として最低の行為だと思う。なぜ、そんな人間が国民の代表になるのか信じられない。。

米国人は白熱した議論をするが、この中でも、分からない事はとことん分からないというし、納得できなければ、中途半端にしない。
が、それが、どうしても折り合えないと理解すれば、分かった止めようとなるし。件件がくがくの議論をしたからと、人間関係が悪くなるでも、以後その人を、ステレオタイプで見るわけでもない。ケンカにならないのは、人主語と物主語の違いを心得ているのも関連していると思う。

 そして一番の美徳は、納得したら、「なるほど、そのとおりだ」と、スパット言うことである。

音楽をやる人もおおい。防音の貧弱なアパートでも夜10時まで楽器をやってもよいと言われている。それ以前なら、ピアノ、バイオリンなどが聞こえてくる。(日本では、一戸建てが多い田舎でも、そうとうに神経質らしい。)そして、パーティーなどが多いが、そこで、ちょっと披露すると、みな、「上手だね。すばらしい」と褒めてくれる。気を良くして、練習に励む。日本だとねたむひとが多いと思う。
スポーツなら自慢しても構わないだろうが、音楽、勉強を日本で自慢じみたことを言うと、ヘタなクセにと、ねたまれるのではなかろうか。 だれだって、最初はヘタである。

勉強でも褒める文化である。

5. 干渉すべきで無いことは心得ている)
  これは1にも関係している。

「人間相手の性格は変わらない。変われるのは自分だけである。」 なので、性格やものごとへの対応のしかたについて、言及したら紛糾する。実の親子でも、子供の人格を矯正するのは並大抵のことではない。

 ところが日本人は議論を始めると、すぐに相手の人格攻撃になるようである。学校の先生も指摘していた。そうすると相手も、自分の人格を守らないとならないので、議論があらぬ方向にいく。人格を矯正しようなどとは、決して試みない方がよい。相手がお願いしてこない限りは、決して受け入れてもらえないし、仮に相手がお願いしたからといっても、何度もやっていると、そのうちその人は友達ではなくなるだろう。

 自分がそういうことをされたら、どう感じるのか、それを相手の立場になってシミュレーションしてみれば自明なことだと思う。日本人や台湾人も、本当の知識人はこのをわきまえた人が多い。それ以外のアジア系の人に関しては、いろいろの様に思う。

  しては、いけないことを心得るのが大事だと思う。

6. だめなときには、相手を直そうとしないで、スパット縁を切る)
  5にも関連するが、なかなか相手は変えることが出来ない。無駄な努力をしないで、スパット縁を切る。合わない人とはお友達にならない。

 この典型的な例が夫婦関係なので、直ぐに離婚に至る。

 また医者もそうらしく、日本人の女性が受付の歯医者、先生は先代は日本人だったが、いまは、ルーマニア人の女医さんのところに通っている。

その受付の方がいうには、『日本人は、信頼のおける医者かどうかだとか、説明が十分かどうかとか気にする。なので、先生にその日本人の期待に合うように、説明を丁寧にしたり、かみ合わせは大丈夫か何度も聞くようにとお願いしている。ところが、米国人(白人だろう)は、あまり文句も注文も付けずに治療を受けるが、合わないなと思うと、スパット来なくなる。』とのこと、である。

相手を変えるのは難しいと知っているからだと思う。
そういうことなので、合わない会社で無理して働かないで、あっさりと転職していくのだと思う。

7. おみやげとか、義理の習慣がない)
 そもそもプレゼントはやりたいからあげるものである。なので、お土産は特に買ってこない。お返しも要らない。ブラジル人とか台湾人は義理堅いが、それでも、やはり親切でやっていることに対して見返りは期待していない。

面白かったのは結婚式のプレゼント。1993年に自分の結婚式をこちらでやったが、結婚式パッケージもないので自分達でくみあげたときのはなし。こちらのおごりでレストランで ランチの披露宴をやった。

プレゼントには、金額指定などないし、ご祝儀もない。
プレゼントは皆、思い思いのものをもってくる。が、多かったのは、レシートをつけてくること。返品可能な商習慣なので、気に入らなければ返品して現金にしてねということである。ギフトカードよりは、本人の趣味も感じられるし、興味深かった。

こういうパターンも日本人には多い。お土産をもってくると、ご自慢なのかウンチクがついてくるひとがいる。聞いてもいないのに一方的に話すのがウンチクである。
ご自慢をするために持ってきた、おみあげなら、いらないと思われることもあるというのがわからないようである。そういう人に限って、人の話は聞かず、自分のご自慢話になる。

ま、米国人は日本人以上に話しは長いが、知識人では、あまり自慢話というのを聞いたことがない。そういう友達だけだからなのか、かれらが、自分に自信があるからなのか。また、私が英語がヘタで、そのニュアンスが分かっていないだけなのだろうか。。

8. 心からプレゼントをする)
 米国人は義理堅いところもある。友達を大事にするというか。。久々にあった、お友達とランチとかをするといつもおごるといってひかない。

米国に訪問したり、赴任の挨拶をすれば、日本から折角来てくれたからと奢ろうとし、彼らが日本を訪問したときには、日本の良いお店を紹介してくれたから、おごるよとなる。

また、誕生カード類も欠かさず送ってきたりする。

日本では上司が来て、案内に引きずり回し、あれが食いたいコレが食いたいとセットアップの手はずをさせても、お土産無しで、食事も割り勘だったりする。それも1ドルまで割り勘で、皆同じ額にしようとする。( だいたいケチなのは、どの国でも嫌われる。)



義理でなく、こころからのおもてなしでやっているのだと思う。


9.肩書きよりも中身を重視する。ステレオタイプにはめない)
名刺になにもかいていないひとでも、世界的な有名人だったりする。 Stanford大で世界的に有名な教授の名刺にも、Professorとしか書いてない。日本人が、博士だとか、xxx委員だとか、役職をずらずら名刺に並べるのとはワケが違う。

肩書きでは無く、中身で見ようとする。
日本人には、権威志向のひとが結構いて、相手によって態度を変える。 女性の大学教授がいっていた。奥さんだとおもうと、日本人の医者は馬鹿にするが、大学教授だと分かった途端、態度がころっと変わると。そんなにペラペラな対応で、人間的に恥ずかしいとは思わないのだろうか。。

同じく、日本では、血液型占いが流行ったり、人をステレオタイプにはめるのがすきである。ま、解析をするのはステレオタイプにはめることなので、ここで、日本人はと、ひとくくりすることが、矛盾しているのはご容赦ねがいたい。

また、あるできごとが起きるまでは、丁重な態度だったのが、あるできごとを境に、見下したような対応をとる人も居る。その都度の対応ではなくて、ステレオタイプで、「こいつは、こういうヤツだ。」と思うのだろう。残念ながら、日本人には、そういう人が結構居て、一旦、そういう対応になると、もはや、そのステレオタイプは外せないようである。

10.米国こそ 学歴主義である)
GPAという学校での平均成績がどこにでもついて回る。それがあるので、高校生、大学生は良く勉強する。(学校の勉強自体は、日本の進学中高のレベルにはかなわないが、大学になると、日米のレベル差は逆転すると思う。)
 
11.コネ社会である)
転職をするが、転職時には、転職元のマネージャに、新しい会社や部署から、その人物に対する問い合わせが行く。これには、正直に答えないと、そのマネージャの業界での評価がさがる。エンジニアの世界は狭い世界である。ましてや一流のエンジニアや、マーケッティングの専門家は狭い世界で交流している。そこで、問題児と悪評がたてば、もはや業界を変えないと転職は難しくなる。
法律上は、公募して能力で雇わないとならないが、実際の求人は、知り合いのつてで優秀なひとに声が掛かる。

また、以下に書いたように、優秀なマネージャを引き抜くと、その人を慕って、優秀な部下たちが芋づるしきについてくることも多い。マネージャの価値は、部下で決まるのである。経営者ならともかく、マネージメント単独では仕事が出来ないし、ましてや、仕事の流儀が違う他社にあらたなマネージャが溶け込むのは難しい。したがって、即戦力になる部下とセットで動くことも多い。

なので、マネージャは、部下の仕事がしやすいように最大限のサポートをする。「業務命令」を伝家の宝刀と威張っている日本のマネージャとはわけがちがう。

2012年5月27日日曜日: 米国のマネージャ

12. 「スキンシップではない」
銃とかがあり危ないのもあるが、人とは距離をおく。満員電車は気持ちが悪いと思うようであり、日本のように混んでいる電車には無理に乗らず待つ。

また、日本人が列に並ぶと後ろにぴったりとくっつくが、これは外人は気持ち悪いようである。ただし、日本人はパーソナルなエリアは横で有り、欧米人は縦である。という記事をみたような気もする。日本人は、横長の自分のエリアをもつのでそこに入るといやがるし、欧米人は、縦長だというような話しである。ググってもみつからないので、真偽のほどは不明。いずれにしても、日本人のほうがパーソナルな空間が小さそうではある。

人口が多いので、そう適応したのかもしれないが。