これは幸いだったかも知れない。
日本の赤字国債)
日本の国債残高は、対GDP比率250%もあり、数字上ではギリシャなど遙かに抜いて世界トップである。
財務省のサイト http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/007.htm
から図を引用する。
これでデフォルト危機がおきないのは、国債を日本人が持っているからである。つまり。
- 勤勉に働いて外貨を稼ぐ
- 将来が心配なので預金する
- 銀行は国債を買う
- 政府は国債収入でバラマキをする
という構図になる。
2012年11月5日月曜日: 日本の製造業を苦しめる円高の本当の理由
に書いたように、日本の産業は強いからこそ貿易収支が黒字で有り、円高になっているので、その結果、外貨は集まるのだが、これが銀行に貯まり、国債になって、政府がばらまく。国民は将来に不安なので、やはり銀行に貯めて、国内消費が回らないので、デフレになる。という事態だと思う。
自公連立の負の功績)
あと、バラマキを始めたのは、自公連立になってからである。事項連立は、1999年 http://bit.ly/TV80go から始まっており、http://ecodb.net/country/JP/imf_ggxwd.html にある国債残高の急増(以下)と一致している。
政権を取ったばかりなので公明党はバラマキで人気取りをしたかったのかも知れないのだが、次世代でも返済できない負債を残した罪は大きい。
安易な連立政権というのはこういうのがあるので、危険だと思う。
今回の選挙で自民が衆議院で単独過半数をとったのは、懸命な選択だったかもしれないが、以下で触れたように、参議院では過半数がとれない。衆議院の2/3の再議決で法案をとおすためには、またも自公連立になると思う。
2012年12月17日月曜日: 選挙にネガティブ票を導入したらどうか・憲法改正の可能性
またも、バラマキが始まりかねない。