開票状況 |
民主は大敗。ここまで大敗する政党も珍しい。東関東大震災の無策、対アジア政策の無策、経済政策の無策、エネルギー政策の無策と政治家としての能力のなさ、烏合の衆ぶりに愛想がつかされた格好だろう。
自民は衆議院では圧倒的に過半数を確保したが、2/3の320には少し足らない。つまり、参議院では、自公連立でも103議席で過半数の121がないので、衆議院差し戻しになっても2/3で可決ができない。つまり、またも自公連結にならざるを得ない。
自公で、衆議院は2/3。参議院でなだれがおきると、憲法改正もありうる。
これは後述する。
ネガティブ票の提案)
今回の衆議院選挙では、「消去法で決めよう」と思っても、「投票したい政党がない。」という思いの人が多かったようで、それでは若い人が投票には行かないかもしれない。
そこで、以下のようなネガティブ票というのを導入したらどうかと思う。
- 有権者は、議員に対してプラス1票のかわりに、マイナス1票を投票することができる。ネガティブ票を沢山集める議員は、プラスの票が減る。
- ネガティブ票の総計を計算し、一定数のネガティブ票ごとに、議員定数を1議席削減とする。
議席削減)
議席は、議員の利権なので絶対に減らない。議席削減でコスト削減になる。
議席配分は、人口比率で公正に決め直す。区割も調整し直すべき。別に県境とか関係無いはず。区割りなんて有るから地元利権誘導になるのである。
ただし、一気に議員が減りすぎることは政治混乱を招くので、総数の2割までとか、削減の上限は設けたほうが良いと思う。
ただし、一気に議員が減りすぎることは政治混乱を招くので、総数の2割までとか、削減の上限は設けたほうが良いと思う。
議席の復活)
一旦減った議席を戻さないと議席は減る一方。
だが、議会の議決で増やせるようにすると、利権が合致するので議員が勝手に戻すことになりかねない。ま、そうなったら次の国政選挙でより大量のネガティブ票が入るだろうが。。
だが、議会の議決で増やせるようにすると、利権が合致するので議員が勝手に戻すことになりかねない。ま、そうなったら次の国政選挙でより大量のネガティブ票が入るだろうが。。
たとえば、特定の議員が一定以上の票をあつめたら、特定の議席数までなら議席をもどすとする。組織票が怖いが、あくどいことをした政党には次の選挙で大量のネガティブ票が入るので、抑制がかかるはず。
ネガティブ票の効果)
ネガティブ票があると、他の候補者をたたいて票を取り合うというゼロサムゲーム( http://bit.ly/UzJeT3 )が成立しなくなる。
投票したくなる政策を考えないと、総数がへるので、生き残りが熾烈になる。各政党も候補者選択をマジメにやるだろうし、国民の意識調査もマジメに考えるようになり、議員の公約作成も真剣になるのではなかろうか。
憲法改正)
自民党は、トンデモない改憲案を提案している。これを承知でか、知らずに消去法で自民党を選んだ有権者も多いと思う。なにがとんでもないかというと、憲法の理念を理解していない、思想弾圧に利用されかねない、軍国主義に突進しかねない。というものである。詳しくは以下。
2012年4月29日日曜日: 自民党の改憲案について
憲法改正の手続き)
憲法改正には衆議院・参議院で2/3以上の承認が必要。今回、衆議院で自民が2/3議席の確保は確実になった。
参議院の状況)
http://bit.ly/bmxhmr が現状の参議院の議席分布。以下に引用する。
現状の参議院の議席数 |
参議院で必要な2/3は162議席になる。このように参議院では自民・公民で103議席。どうしても、あと59議席必要。
参議院の議席数11のみんなの党 http://bit.ly/XuSWay (党首はもと自民の渡辺喜美)が自民と組む可能性がある。
また、自民離脱組みの国民新党 http://bit.ly/U2NDR6 の3人も自民と組む可能性がある。
参議院の議席の2/3まで、あと45議席になる。のこりは民主から引っ張ってくることになる。
社民・共産は絶対にあり得ないが、他にも憲法改正をしたい少数政党はあると思う。
ありえないことではない)
民主がこれだけ大敗すると、もともと自民であった民主の議員は古株の自民に戻りかねない。(ネガティブ票があれば、次の選挙でそういう民意無視の候補者には、大量のネガティブ票を投票することができるのですが。。)
参議院で民主の現議席106から45も自民に流れたりはしないと思うが。もしそうなると、憲法改正になる。