ツタヤTカードを利用した武蔵野図書館。http://bit.ly/K6Ze8M なんやら、http://bit.ly/K6Zi8h には、個人情報の扱いについて、いろいろ議論がある。が、そもそも、図書カードを外部委託すること自体を考えると大騒ぎするほどの革新なのだろうか。
2011年10月23日日曜日: MacでBSDツールを利用する・大学の電子ブック
の中頃、以降に書いた通りStanford大の図書館は、外部業者のSafari等と連携しており、工学部図書館だけで4万冊の電子ブックがある。全学では紙の本をふくめて、6百万冊余の蔵書がある。工学部図書館に開架されている本は、書店ではないかとみまがうばかりの、新刊の専門書ばかりである。
電子ブックはSafariなど、いくつかの外部の業者に乗り入れている。電子ブックなので、ごく一部の排他制御が掛かっているものをのぞいては、貸し出し中にもならない。Proxyを設定すれば、自宅からでも、iPad(tablet)でもiPhone(スマホ)からでも読める。また、IEEE/ACMなどの学会の電子ジャーナルや、日本の出版社等の有料サイトの一部は大学単位で加入しているらしく、図書館に認証すれば、個人会員にならなくても読める。
Stanford学内は、学生用のWiFiが通じているので、中庭の芝生の上でもどこでもPCか、tabletなどがあれば、自由に勉強ができる。Onlineの授業放送も始まっている。
図書や論文を初めとする、情報は、学問をやる人にとって最大の資源である。そこを押さえるのは、人材育成のための第一歩であろう。
図書館の貸し出しカードをツタヤTカードにするのと、Stanford大の図書館でやっていることは、大分、飛躍感が違うように思う。
だれでもアクセス可能)
Stanford大学は私立大学だが、図書館は誰に対しても開放されている。
図書館のホームページはこちら。http://www-sul.stanford.edu/
http://bit.ly/L5bm0Y のように、メインライブラリを含めて9個(以上)の図書館がある。
(関係無いが、ロダンの彫刻がある美術館もある。Main Quadにある、Memorial Churchも、誰でも入れる。これは、次節で解説する。)
http://campus-map.stanford.edu/ にサーチ可能なStanford大学のMapがある。
工学部図書館は、Terman Engineering Libraryといって、Graphicカードで有名なNvidiaの社長Jen-Hsun Huang (Stanford大卒業生) が寄付したビルのカフェテリアの2Fにある。この地下は講堂になっている。工学部図書館は誰でも入れる。
メインの図書館は、Green Libraryと言う。IDをもっていて、下の図に示した、メインの入り口で、登録すれば誰でも入れる。
メインのライブラリ1Fには、各国の新聞がある。書棚には多少古いものも整理されている。もちろん日本の新聞も数種類あったと思う。
が、私の一番のお気に入りは、1Fに展示されている、世界で最初の真空管式の巨大なVTRの実機である。そのうち写真を掲載しておきたい。
Memorial Church)
http://bit.ly/L2s0YS にvirtual tourがある。非常に立派なパイプオルガンがあり、時々演奏されている。誰でも結婚式に使えるらしい。立派な教会は大体カトリックの事が多く、信者になって一定期間たたないと結婚式は指せてもらえないので、Memorial Churchはなかなか貴重である、興味が有る方は、きっと一生の記念になるので是非問い合わせてみたらどうか。