ハリウッドの新作が、大人 13歳以上で、11:30AMまでに入れば6ドル。以降16:00までは9ドル。それを過ぎると11ドル。と、平日休日に関係無く、朝の時間がお得になっている。
30分も前に行くと、誰も居ない。指定でもないので、いつもS席相当の最上席に座っている。
IMAXの3Dにすると +5ドル。
ポップコーンは、おかわり自由のLargeが、8ドル。
近くにはAMCシアターが沢山ある。12ドルで年会員になると、ポップコーンは7ドルになる。さらに入場料の10%ポイントが貯まり一定額貯まると、その分が入場料等に使える。
IMAXは、気にならないレベルだが、若干、粒子感が残る。
一方、通常映画は、SONY 4K Digital ( http://bit.ly/S7bXk1 によれば、4096 x 2018 画素)となっており、高精細である。
いずれにしろ、4Kあれば、それ以上の解像度は映画館の大画面ですら不要に思える。
それを要求するような美しい映画すら少ないので、4Kすら要らないかもしれない。。
最初は、あまりネタバレにならないように書くが、後半は、警告後にネタバレするので、これから観る予定の方は、ご注意。
SFモノは、割と英語も分かりやすい。というか、たいしてストーリ性がない。
観てきた映画)
1. The Avengers (IMAX 3D) : たいていの米国人は推薦する映画。理屈抜きで面白い。
終わった後の、エンドクレジットのあとにも面白い映像が流れる。ぜひご覧を。それにしても、3DのIMAXはリアルである。
エンドクレジットも、左右の像が違っていて、文字が画面より奧に引っ込んで見えるように工夫されている。3Dメガネを返却せずにもらってきて、LCDディスプレイや、iPhoneや、iPad2の偏向面がどうなっているのか調べてみた。別途写真入りで書きたい。
http://bit.ly/LD7dLD に日本語で映画の背景説明がある。
2. Battleship : トランスフォーマのノリ プラス 戦艦戦闘もの。若干論理破綻が目立つが、おもしろい。これもエンドクレジットのあとに映像がある。あまり面白くはないが。
設定は、ハワイ真珠湾沖、ここで、日、韓、米の共同海軍訓練が行われる。
しばらく前にハワイから、発見された地球型惑星に向けて、強力な電波で会話を試みる。そして、ハワイにむけて、コロンブスならぬ、宇宙人が来襲する。
自衛隊員が軍のサッカーの試合で登場し、米軍の主人公と、敵対しながら、仲直りし、エイリアンと戦っていく。真珠湾攻撃のトラウマと日米の融和という裏ストーリを感じる。
「これは、スーパーリアルな訓練なのか..」とか、「北朝鮮の最新兵器か..」とか、いうギャグがうけていた。
日本の光景が沢山でてくる。この副主人公の日本語は完璧。英語も完璧。
自衛隊の旗として、旭日旗 http://bit.ly/LD83In (以下写真)が掲げられ、隊員は皆、日の丸のはちまきをしているが、今の自衛隊もそうなのだろうか。。
3. The Dictator : 独裁者 - 冒頭に金正日追悼が流れる。まずココで大受け。
冒頭のオバマ、ヒラリーのコメントで分かるとおり、ギャグの連発であり、会場は大受け。主人公の独裁者は、差別発言の嵐。人種、性別などなど。
普段差別発言が禁止され、お下品言葉に「ピー」と放送で入る米国では、それが思い切り流れる、こういう映画が受けるのだと思う。
その後、陰謀に巻き込まれ .... 知り合ったリベラル女性とのやりとりが面白い。
また、ホテルに戻り身代わりを排除して、状況を回復しようと、ようやく見付けた仲間一人(これもかなりのいわくあり)とヘリコプターツアーに乗り込む。。他の客は米国人の初老の夫婦が二人。「あなたは余計なおしゃべりをするから気をつけるように」と仲間にいわれたが、機内でいい気になって、アラビア語でしゃべり出す。が、キーワードがつつぬけ。「オサマビンラディンと会ったときに、、ポルシェ911はいい車だ。エンパイアーステートビルを観光したい。。」と、最後に、上着の内側に来ていた、ボディスーツのポケットをみせたところが、体に巻いた爆弾にみえて。。米国人のおばさんが、「きゃー」。。警察へ。。
アラブなまりの英語だし、お下劣言葉が多く、英語は半分も分からない。が、会場は、ずいぶんと大受け。字幕があったらもう少し分かるのだろうか。
GランクでPG13でもないのに、エッチなシーンがあるかと思うと、実はオチがついていていて、会場も、どよめいていた。。理屈抜きで面白かった。日本では、どういう扱いで、上映されるのだろうか。
ほかにも面白そうなのを上映している。
- The Hanger Games
- Men In Black 3 (IMAX 3D)
これからやってくるのは。
- Prometheus : 昔の時代のエイリアンの遺跡 - これは、エイリアンのたぐい、ストーリよりも、脅かすことが主体のようである。
- Expendable 2: Sylvester Stallone, Arnold Schwarzenegger が出る。
- Ted : 放送禁止用語だらけ、お下品な熊のぬいぐるみ、Trailerも放送禁止用語だらけで、会場は大受け。
- The Campain : 選挙での戦い
- Alis the Wonderland:
- GI Joe
- Abraham Lincoln: Vampire Hunter
- That's my Boy : これも、下世話なギャグ
- The Amazing Spider-Man
http://www.amctheatres.com/movies に情報が有り、Trailer (広告上映)が観られる。
一部引用しよう。
Ted: このお下劣英語が分かる人は、英語が大分上手なのでは。TVでは「ピー」となるので、まるまる聞けるのは映画ならでは。カワイイ熊のぬいぐるみをお下劣キャラにした落差が強烈。
一部引用しよう。
Ted: このお下劣英語が分かる人は、英語が大分上手なのでは。TVでは「ピー」となるので、まるまる聞けるのは映画ならでは。カワイイ熊のぬいぐるみをお下劣キャラにした落差が強烈。
映画はあくまで娯楽)
確かにハリウッド映画は面白いが、喜んでばかりはいられないかもしれない。
ハリウッド映画というのは、娯楽に徹していると、強く感じる。つまり、
ハリウッド映画というのは、娯楽に徹していると、強く感じる。つまり、
- ストーリがワンパターンである。
- 科学考証という以前に、いろいろなところで論理破綻している。
- インパクトのある映像の作り方をよく知っていて、映像に訴えている。
とにかく面白くて、見終わったときに、スカットすれば良いという開き直りである。
現実世界はそうは具合が良くできてはいない。娯楽と現実を混同するのは危険である。
現実世界はそうは具合が良くできてはいない。娯楽と現実を混同するのは危険である。
よくある、おきまりのパターンは以下の通り。
- その辺にいる普通の冴えない主人公。
- 彼女とうまくいかなかったり、親とうまくいかなかったり、彼女の親と気まずかったり。
- 天才的な科学者とか、専門家がヘマをやって、悪の組織を退治できない。ないしは、緊迫した状況に陥る。
- 冴えない主人公が、なぜか、この場をおさめる中心的な役割を担う。
- 冴えないので、仲間と喧嘩をしたり、最初は、異常に人間臭い。
- あと地球が半周して、敵の艦隊に連絡がとれるようになったり。と、極めて厳しい時間制限が発生する。
- 主人公が、突然、猛烈な才能を発揮し出す。
- 仲間割れした人間と協力関係が生まれる。みんなで敵と戦う。
- 時間制限ぎりぎりで敵を倒す。最初は強そうだった敵だが、意外ともろい。
- うまく行かなかった、彼女や親と中が親密になる。主人公は絶対に死なない。
と、おきまりのパターンである。これは、米国のアニメやテレビを観ていても、いつもこのパターンであり、米国人は、これじゃないと娯楽と感じないのかもしれない。
金をかけていて、映像が綺麗なので、ハリウッド映画が世界にはびこっているが、こんな単純な、思考回路の人間が増えて良いのであろうか。。
情報に対して脆弱になりつつあるのでは)
ここからは、多分別なblogに移動すると思うが。
Facebookでも、どこかから引っ張ってきた写真に、感動するメッセージをつけて、発信する人が結構いる。どうも、英語圏の人間に多く、それが共感をよび、どんどん広まっていく。ときどき、fake (偽物語、偽写真だ)とコメントを書く人もいるが、偽だって感動すればよいのだ、とコメントを返す人もいる。
Facebookでも、どこかから引っ張ってきた写真に、感動するメッセージをつけて、発信する人が結構いる。どうも、英語圏の人間に多く、それが共感をよび、どんどん広まっていく。ときどき、fake (偽物語、偽写真だ)とコメントを書く人もいるが、偽だって感動すればよいのだ、とコメントを返す人もいる。
ある人によれば、これは情弱(情報に対して弱い)ということである。情弱な人が増えるのは、ハリウッド映画のような安易な、架空の世界にならされてしまっているからかもしれない。
日本のマスコミも、ドキュメンタリーの映像を具合の良いようにカットして、意図したストーリを作り上げたり、都合の良いデータだけをまとめ上げたりすることが増えている。
世界的に、だまされやすくなってくると、情報操作をされることになり、世界はまた、対立・そして戦争へと向かうのではないかと不安になる。
ここからは、ネタバレなので注意)
さて、どれだけ、ハリウッド映画が論理破綻しているか、観てきた映画に関して書いていこう。飛行機の機内映画で、日本映画の、「一命」「すてきな金縛り」「曲がれスプーン」などを観たが、もっともっとストーリ性があるし、映画とするために多少の虚構はあるが、ハリウッド映画ほどの論理破綻は感じない。
日本人の観客が正常な精神を維持しているので、制作者も常識的な映画を作っているのだと考えている。機内映画では、日本映画を観ることにしている。この感想なども、後半に書く。
Avengerの論理破綻)
Battleshipの論理破綻)
日本人の観客が正常な精神を維持しているので、制作者も常識的な映画を作っているのだと考えている。機内映画では、日本映画を観ることにしている。この感想なども、後半に書く。
Avengerの論理破綻)
- 洋上に浮かぶ、空母がナゼ、ファン4つで空中に浮上できるのか
- 制御系を破壊され浮力を失った空母が、なぜアイアンマンが、ファンを押して回転させたぐらいで、浮力を取り戻せるのか。
- 重たいハンマーを振り回して、その反動で空を飛べるのか。自分の体重*静摩擦係数以上の遠心力は与えられないはずだが。
- アーチェリーの矢が、なぜ100発100中なのか。そもそも、銃やミサイルの方がはるかに効率が良い。
- 進んだ技術の敵が、なぜいとも簡単に、古くさい兵器で粉砕されるのか
Battleshipの論理破綻)
- なぜ、犯罪まがいの事をする冴えない人間が職を失ったあとに、艦の準司令官になれたのか
- 無職になる前に、たまたまバーでナンパした彼女が、実は艦隊の総司令官という偶然すぎる偶然
- 途中、自衛隊の代わりに、海上保安庁の船がでてくるが、海上保安庁が、ハワイでの米軍との共同訓練に参加することがあるのか。。
- 敵のエイリアンの武器が貧弱すぎる。恒星間飛行できるのに、砲弾よりも軟弱な武器
- 強力なバリアを張って、米軍の主力艦隊を封鎖したのに、エイリアンの艦隊は、バリアがはられていなくて、砲弾や銃で簡単に爆発する
- こちらが攻撃をやめると、向こうも攻撃をとりやめるという、なんとも平和的
- エイリアンの武器は、攻撃開始までに時間がかかる。なので、米軍の砲弾にやられてしまう
- 最後のたのみ展示館になっていた、旧式の駆逐艦に、なぜか、燃料が入っていて、砲弾も装填されていた。また、展示館員の6名程度のおじいさんだけで、艦が動きだし、敵と戦闘
- 敵の強力な、ジャミングを、なんだかわからないやり方で、あっというまに解除。敵の位置が、なぜか、美しいグラフィックで表示される
- エイリアンの服は、なぜか手だけ露出している
- エイリアンは地球の大気で呼吸できる
- エイリアンは英語を話す
- エイリアンはサングラスをしないと、まぶしすぎて全く前が見えない。地球型惑星に住んでいたのに、ナゼそんなに目が弱いのか。。