2011年10/6木: Steve Jobsよ安らかに眠れ 参照 (660アクセス, 2011/11/3時点)Dennis Ritchie (1941年9月9日 - 2011年10月12日: 享年70歳)
2011年10/15土: Dennis Ritchieよ安らかに眠れ 参照 (28アクセス, 2011/11/3時点)
に続き、
John McCarthy (1927年9月4日-2011年10月24日: 享年84歳)が亡くなった。記載が遅くなったが、ご冥福をお祈りいたします。
オカルトじみているが、享年がJob, Ritchie, McCarthyと14歳ずつ増えている。単なる偶然だろう。ちなみに最近の慣習に従い享年は、数え年ではなく、満年齢で記載している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジョン・マッカーシー
2011年10月は、コンピュータの偉人たちが沢山亡くなった月として、記録に残るであろう。当地の紀伊國屋書店に行くと、Steve Jobsの本が沢山並び始めていた。カリフォルニア州は、10月のとある日曜を、Steve Jobsの日と制定したようである。
残念ながら、世の認知度は、
Jobs Ritchie McCarthy
iPod, iPad >> C, Unix >> Lisp, AI
となるであろう。実際、11/3時点での各稿のアクセス数は、冒頭の様に、圧倒的にJobsが多い。Lisp, AIとなるとMcCarthyの認知度はさらに低いであろう。
とはいえ、知性というものに興味をもち、それを処理するための、Lispという言語を開発したところは、偉大な先人だと思う。
また、今日のコンピュータの世界をいち早く予想している。
とはいえ、知性というものに興味をもち、それを処理するための、Lispという言語を開発したところは、偉大な先人だと思う。
また、今日のコンピュータの世界をいち早く予想している。
上記wikiによると:「1961年、マッカーシーは MIT の100周年記念式典でのスピーチで、タイムシェアリングシステムの技術によって(水道や電力のように)コンピュータの能力や特定のアプリケーションを販売するビジネスモデルを生み出すかもしれないと述べた。このいわゆる「コンピュータユーティリティ」という考え方は1960年代後半には非常に人気となったが、当時のハードウェアもソフトウェアも通信技術も未熟であったために1970年代中ごろには消えていった。しかし、21世紀になるとこの考え方は再浮上してきている(アプリケーションサービスプロバイダを参照)。」
また、上記wikiにもあるが、氏の考察したフレーム問題は面白い。未だ解決していない。
フレーム問題)
脳は、膨大な神経細胞(300億(30G) 個) 、シナプス(100兆から500兆(5ペタ)個との説がある) があり、さらに化学物質による記憶もある模様であり、一つ一つの脳細胞の持つ状態数は論理素子よりも多く複雑である。
神経細胞とシナプス) http://ja.wikipedia.org/wiki/神経細胞
知性は、この膨大な記憶量がもたらす膨大な状態数と関係があるのかもしれない。一方で、神経細胞が圧倒的に少ないハエやもっと単純な生物でも、機械ではできない高度な適応行動を取る。生物の持つ能力は、未だ解明できていないと思う。