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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2011年11月26日土曜日

TPPで心配なこと

在米日本人と話をした。なるほど、TPPに関して心配なことはある。「米国が手ぐすねひいて、しこんだ罠」と直感的に感じている方々の心配も理解した。列挙してみたい。
  1. 訴訟王国の米国の弁護士が日本に乱入する
    • 米国では、侵入しようとした泥棒が、屋根が弱くて穴があいて怪我をしたと訴訟し、勝ったという訴えすらあるらしい
    • 当然、企業間の訴訟も激化する
    • 米国の陪審制度とか裁判制度の問題もあるだろうが、こんなヤクザまがいの訴訟を支援する弁護士が入ってくるのは、望ましくない
  2. 米国の医療システムは、ぼったくりバー
    • 健康保険会社は、民間企業なので何とか医療費負担を安くしようとする。
    • 健康保険負担額は、とくに取り決めがない。不公平をなくすため、治療目的コードによって、一律に保険負担が決められているらしい。
    • が、医者によっては、この目的コードを保険金の負担が減るように、記載することがある模様。その場合、保険会社から「よくやった」とリベートが入るらしい
    • つまり、風邪で医療費が仮に$100かかったとして、自己負担が5ドルの人もあれば、同じ医者で、同じ保険会社なのに自己負担が90ドル取られる人もいるということである
    • 自己責任でチェックしないと、ぼったくられる
  3. 暴力主義が乱入する
    • 日本では、産婦人科のミスで子供が流産しても、「先生、ご尽力ありがとうございました」となる。
    • 米国では、訴訟ならまだ良いが、親が銃をもって復讐にくることもあるらしい。なので産婦人科の希望者は少ないと聞いた
    • 弁護士や医者は身を守るために、銃を購入することもあるらしい。(別途書く)。とても法治国家とは言えない
  4. 株や証券にしても、HFTなどの手法で荒稼ぎしていく、これは以下に書いたとおり
  5. 安いが質の悪いサービスがやってくる
と、善良な市民の多い日本に、ヤクザまがいの米国のシステムが乱入して、めちゃくちゃにされることを心配しているのである。農業を守れとか、そういうことよりも、深刻かもしれない。私は、善良なだけでは生きていけないグローバル社会の厳しさを知る点で、外の風を浴びた方が良いと思う。

さもなくば、善良な文化では、国際社会で食い物にされるだけなので、このまま善良を守るには、国を閉ざすしか無い。が、それはありえない。つまり、資源のない日本で現状の生活を維持できず、非現実的なので、善良を守りつつ、極悪に対応できる知恵を付けろというのが現実的に思う。
誰もが当事者になりうるので、知らなかったということだと不利益を被る。しばらく嵐が吹き荒れる覚悟が必要かもしれない。

1,2は、起きえないことが分かったので以下に記載した。

2011年11月30日水曜日: TPPで、訴訟王国も、医療費高騰もおきない
日本の美徳を失わないようにしつつ、技術の進化に対応していない古い社会システムを刷新し、諸外国の2倍近く働き、諸外国の半分以下の広さの家にしか住めない、医療も子女教育も心配ばかりという、Working Poor の状況から脱出すべきだと思う。

落としどころは見つけられない)
交渉に関して一つだけ注意する必要があると思うのは、日本は和の文化であり、多神教の文化である。「根回し」をし、「落としどころ」を探ることができる。お互いに妥協できる点を見つけるという点で、優れたところがある。

ところが、イスラエル立国とアラブの混乱をみても分かるように、唯一神の文化(キリスト教、ユダヤ教、イスラム教)などでは、絶対価値が存在し、正義か悪となる。つまり落としどころなど存在しないようである。以下から引用する。

神と悪魔、善と悪、勝利か敗北か、完全な二元論が支配するのがこの世界だ。彼らは、日本人が好む妥協や落とし所というものがない。生存を賭けた戦いなのだから、仕方がないのだが。だから、中東紛争は歴史の必然なのである。
これを知らないで、日本流に落としどころを探そうと交渉しても、徒労に終わる可能性がある。やるのは、「導入に条件を付ける」か、「その項目を全部除外する」かであろう。

イスラエルと日本)
ユダヤ人は金儲けが上手で、米国社会を牛耳っている。
かれらは、ドイツのナチにホローコストで虐殺を受けたり、国を追われているので団結が強い。なので、米国で儲けた金がイスラエルに相当流れている。最新の武器をもっており、アラブがかなうはずが無い。ユダヤ人のてこ入れで、米国は常にイスラエルには甘い。

では、日本はどうであろうか。交戦状態とはいえ、第二次世界大戦で、艦砲射撃、本土爆撃、沖縄戦などで一般市民が虐殺されている。さらには、戦争の終結にはほとんど関連のない時期に2発の原子爆弾で、広島長崎の市民が虐殺されている。同じく迫害をうけた、イスラエルに対する米国の甘さに比べて、unfair(不公平) である。と十分に主張すべきである。

日本は、米国の属国では無い。

米国におけるアジア系の無理解と差別は根深く今でも良く聞く話である。
これは文化の違いを主張しない日本にも問題がある。そもそも日本は主張する文化ではなく、理解する文化なので主張しないのは自然なのだが、それでは、いつまでたっても欧米からの理解は得られない。


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