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60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2011年11月23日水曜日

大変優れた日本のサービス、日米の違いの整理

日本のサービスは大変優れている。世界のどこにも負けない競争力があると思う。アメリカのひどいサービスを紹介し、日本が世界に君臨するには、どうするのか考察したい。その前に、日米の特徴を比較しておく。

日米の違いの整理)
私が好ましいと思う点を青文字、好ましくない点を赤文字にした。多分に主観であるが、分かりやすくしたつもりである。やや、赤が日本に多いが、項目が私の偏見で偏っているからだろう。
が、この日本の青文字が圧倒的に優れた日本のサービスを生んでいる。
  1. 米国
    1. 自己責任である
      • 公開が原則
      • 真理を突き止めようと歴史を大事にする
        • 肩書きにこだわらず、ケースバイケースで内容で判断しようとする知識人もいる
        • 正義や善(宗教的な正義のゆがみ、「America is number one」の思想はあるが...)という絶対的な価値を求めようとする
      • システムが適当、サービスが悪い  - よく言えば個人に裁量権がある
      • 性善説に基づき人に対応する、問題が起きてから解決する
      • 失敗を人の性にしない
      • 教育が帰納的 - できごとからルールを探させる - 文系的
        • 理科には理解があるが、人の説明が理解できない
        • あまり理系文系にはこだわらない。理系でも文はうまいし、文系でも数学ができたりする
    2. 競争社会であり、公平を重視する
      • 自由経済を理想とする
      • 教育が不均質で落ちこぼれが多いが、才能を伸ばす
      • 就職でも、失敗でも、やり直しがきく
      • 格差が大きい
      • 決まり(ルール)の適用は厳密 - 公平
        • 意味もなくルールを厳しくしない - 罰則のある法は少ない
        • ルールは時々見直す - たとえば道路の法定速度
      • 絶対価値である
        • 評判は気にしない - お客に尽くさない
        • 横並び製品を避ける??
        • 流行があまりない
    3. 変わることに抵抗感が小さい、移住をいとわない 「開拓者精神」
      • 既存構造や権益は否定から入る
      • 主張する文化 - 話す教育を重視、人の言うことを聞いていない
      • 直ぐに訴訟になる。ののしり言葉が多く、発言が挑発的
      • ある程度、異文化や個性には理解がある
      • 論理的に問題を解決しようとする真のエリートがいる
    4. 寛大で、いい加減
  2. 日本:
    1. 管理主義
      • 秘密主義
      • 権威に価値おく。内容で判断しない。知識人でも同じ傾向
        • 仲間の失敗を守る村社会
        • ハラを切ったら、辞任したら追求をやめる
        • ばれなければOKの恥の文化
      • 何事もルールを作る、融通が利かない - よく言えばサービスが高品質で均質
      • 性悪説に基づき人に対応する、先回りして問題を防ぐ
      • 失敗を会社幹部や政府の責任にする
      • 教育が演繹的  - ルールを覚えさせる - 理系的
        • この影響か、社会人には理科嫌いが多い
        • 高校で理系文系を分ける。理系・文系を言い訳にする
    2. 保護社会であり、平等を重視する
      • 共産経済的な平等を理想とする
      • 教育が平均的で高い
      • 就職も、失敗も、やり直しがきかない
      • 差別が大きい
      • 決まり(ルール)を守らない個人が多い、一方会社は評判を気にして決まりを守りすぎる
        • 意味も無く厳しいルールを作る - 法は刑事罰だらけ
        • ルールは抜け穴だらけ、運用回避など回避が可能、まじめな人が損をする
        • 一度決めたルールは見直さない
        • ごねる人の便宜をはかる不公平なシステム。いわゆる利権の横行
      • 相対価値である。子供のころから、「xxちゃんを見てごらん」といわれ、会社にはいると、業績が相対評価される。
        • 評判を気にする - これが良いサービスに結びつく
        • 製品の横並びにつながる ー 利益率が上がらない
        • 大流行しても、すぐに廃れる
    3. 変化を嫌い、定住を好む 「ムラ社会」
      • 既存構造や新製品は肯定から入る
      • 聞く文化 - 他人を理解する教育を重視
      • 和を重んじる。発言が上品
      • 出る杭をたたく、文化が均質で外を知らない
      • 情報収集、ベンチマークが下手で、すぐに精神論に走る。真のエリートが少ない
    4. 繊細、几帳面、潔癖、勤勉
1から4は関係しており、言い換えであったり、一つの行動原理がいろいろな要素になって、見えていると思う。
相互に関連しており、表と裏の関係にあるものが多いと思う。なので良いとこ取りは簡単ではなく、放っておくと両極端に振れ、日米の差になっているのだと思う。

この結果、日本は 平等と差別、欧米は公平と格差 という決定的な違いになるように思う。以下に図示する。差別は必ずしも平等のためには不可欠ではないが、完全に達成し得ない平等をあきらめるために入り込んでいるように思う。平等、差別、公平、格差の定義を含めて、詳しくは以下をご参照のこと。
http://iphonedays-satoshi.blogspot.com/2011/11/blog-post_2204.html#unfair すなわち以下にも書いた。
2011年11月12日土曜日: 平等・差別の日本社会。日本をやり直しのきく社会にするのは簡単ではないが、いずれやるべき
一方で、欧米の格差は、むしろ能力に応じて相応の利益を得るという自由主義経済の根本原理として、かならずしも悪としては理解されていないように思う。

共産主義が失敗したように、そもそも平等など実現できない。日本では、結局、仲間(ムラ)の中だけの平等になっていると思う。頑張らない仲間、不出来な仲間を仲間内でかばうのである。そのためには、仲間では無い優秀な人が参入すると困る。必然的に、仲間以外を阻害する差別が生まれる。出身大学差別、学歴差別、入社時条件による差別、年齢差別、国籍差別、人種差別、性別差別、部落差別、障害者の差別などである。能力があっても条件が合わないと仲間に入れないのである。

一方、一旦仲間に入ってしまえば、能力が無くても、また、サボっていても守られるので、楽な世界である。が、共産社会と同様に堕落するのは目に見えている。会社で本社採用の社員が能力にかかわらず、年齢がきたので昇進して、高い給料だけもらって、ろくろくに管理職もこなしていないのを良く目にする。これでは、頑張ろうとするひとはいなくなる。これだけ差別が横行する先進国も珍しいと思う。

そもそも管理職というのは、管理能力をもったポジションであって、年齢や実績とは関係ないものであり、それを昇進とリンクさせるのは、勘違いだと思う。シリコンバレーでは、管理職は職制であり、社内外から公募される。
管理職やトップは、技術力よりも、コミュニケーション能力が重要であり、それがない人間にやらしたら、会社が、おかしくなるのは明らかだと思う。一方、技術者は専門知識や創造力が必要であり、適正が全く違う。

この違いが、欧米にとって日本をわかりにくくしていると思う。ただし、公平という概念が日本には弱いので、ごねる人を優遇する不公平や仲間内(「ムラ」)だけ優遇する差別があちこちに存在して、平等とは、ほど遠い状況になっているように思う。このままでは、末期の共産主義のような状態になってしまう。努力が報われないなら、だれも頑張ろうとしなくなる。


TPPのように欧米と交渉するなら、日本では、欧米の公平を失っても、平等と差別が正しいのかを説得しないとならないだろう。

以下にも解説した。
2011年10月16日日曜日: 欧米と日本の文化の違い  (不完全ではあったが、いろいろと例を引用している)
2011年11月12日土曜日: 平等・差別の日本社会。日本をやり直しのきく社会にするのは簡単ではないが、いずれやるべき

ところが日本でも格差は広がりつつある) 
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20111107/223681/?P=3 より引用する。


Xというのが、所得階層にあたる。一番下の行が、上位20%の所得階層の人が得る富の全階層所得に占める割合である。2009年には、アメリカでは上位20%の裕福層が50%の富を得ているが、日本でも上位20%の裕福層が38.6%の富を独占しつつある。もちろん少子高齢化の影響もあろうが、原因はどうであれ、富の不均衡は、日本でも米国並みに強まってきている。いや、これから子育てをする若い世代に賃金が回らないとすると、少子高齢化と次の世代への教育投資の停滞に拍車を掛ける。老人が墓場に金を持っていっても役にたたないのだが、老人福祉が遅れているので、老後が不安であり、老人もそうせざるを得ない。福祉が進んだ北欧で税率が高いのと、日本で税率が高いのはわけがちがう。

日本でもアメリカ並に富が裕福層に集中し、貧困層はますます貧しくなるのが分かる。残念ながら日本の目指す「平等」はもはや存在せず、雰囲気だけなのかもしれない。
ただ、アメリカのトップの裕福層の得る所得は日本とは比べものにならないくらい大きいであろう。

ただし、富が裕福層に集中するのは悪いことばかりでは無い。
  1. 一攫千金の夢すなわちアメリカンドリームが生まれ、頑張ろうとする努力をするひとが増える。宝くじで一攫千金を目指すよりははるかに健全である
  2. 裕福層が余剰の金をつかい積極的に新事業に投資する
などである。
世界では、相続税の廃止が検討されている。これにより、裕福層と貧困層の格差はますます増えると思う。アメリカも相続税を低減しつつある。

http://blog.goo.ne.jp/dancing-ufo/e/25007182ac25ca9e78adfef99e5a15e5

この結果)
兵隊は日本が優秀)
米国は、 低いサービス品質で日本に負けてきた。

マネージメントは米国が優秀)
IBMやHPのような過去のみならず、いまでも、スティーブジョブズやIntelのアンディグローブ、Microsoftのビルゲイツ、Facebookのザッカーバーグなど世界を変える大実業家が生まれている。

一方、日本では、松下幸之助や本田宗一郎以来、大物の実業家は生まれていないように思う。本来の意味のエリート教育が、管理構造や受験戦争、出る杭を叩くシステムが完成したことで阻害されているように思う。

各国はどうしているか)
要は最初の分類のいいとこ取りをすれば良いので話は簡単である。特に、エリートは少数でいいのだが、現場(兵隊)は沢山いないとならない。なので、日本で真のエリートを育てるには、あまり労力がいらないと考えたい。ちょっとした意識改革ですむのではなかろうか。

米国は、特別優秀なエリートたちと、勤勉な兵隊としての、中国人、インド人などアジアからの移民を組み合わせて、強力な構造を作り上げたと思う。Intel, Apple, Google, Facebookなどの先端企業はこの構造だと思う。
Intelのカリフォルニア州フォルサムの半導体研究所には、全3,000人の社員のうち、2,000人がインド人らしい。Appleにいる日本人の友人は、非常に優秀な技術者だが、Jobsや上位の決定が一方的に通達され、奴隷のように働かされているといっていた(Appleは情報を公開しないし、かなり管理色が強そうなので、米国的ではないように思う。が、良い製品を生み出していた。一人のカリスマによる支配構造だったとすると、Jobs亡き後の迷走が心配である。)

日本では、トヨタ、ホンダなどの自動車メーカは、卓越した人材教育をしているようであり、本当のエリートが育ち、国際的にも非常に強い。これは以下にも書いた。
2011年10月16日日曜日: 欧米と日本の文化の違い
日本に暮らす苦痛と、米国に暮らす苦痛)
米国) サービスの品質が低すぎて、毎日面倒が起きる。人は信用できない。自分でやる雑務が多い。

日本) 融通が利かないので、長いものに巻かれないと面倒がおきる。仕事のシステムが非効率なので、世渡りの才能が必要になる。

米国のサービスの低さの概要)
列挙するとキリがない。が、これをみると米国に勝つのは簡単だと感じていただけると思う。兵隊がこれができないのが米国であるが、裏を返すと管理側がこれのいくつかができないのが、日本のようにも思える。裏返しだと思うゆえんである。事例はその下に書いた。
  • 説明が通じない
  • 約束通りにやらない
  • ミスが多い
  • 間違えても謝らない
  • 思いつきで適当なことをいう
  • 良く考えない
  • フォローアップをしない
  • お客の利便を考えない
  • 会社の利益を考えない
  • 失敗の原因を考えず、改善しようとしない
一つ注意しておきたいのは、どんなにひどい目にあっても、米国に住んだ人は、やっぱり米国が良いと口々に言う。理由は、以下に考察した。一口でいうと、生活に張りががあるからだろう。
2011年12月1日木曜日: やっぱり米国が良い - 日米比較の中間まとめ
日本と米国のいいとこ取りをすればよいのである。ところが、舶来思考では、往々にして悪いところどりをする。悪いところの方が真似るのが簡単だからだと思う。以下でも考察した。
2011年10月15日土曜日: 思考停止していませんか? 日本の美徳を失う舶来崇拝? 
日本人のサービスは秀逸)
一方米国でも日本人の仕事はほれぼれする。正確で迅速。歯医者の受付の方が日本人の女性、JTBサンノゼの方も日本人の女性。日通米国の方も、日経新聞米国の方も日本人。仕事が正確、必要なことは推測してどんどん代行してくれるのでやりとりが少なくて済む。これは、世界に誇るしか無い。これは同じ東洋でも、中国や韓国、インド人ではできないと思う。こんな強い武器がありながら、世界に勝てないはずがない。

ただし、女性が差別されている日本から米国にやってくる女性は格別優秀なのかもしれない。あえて、米国人と結婚するとか、枠を超えようとするのであるから。

米国のサービスの低さの実例)
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即日配送)
Amazon.com等の宅急便は、日本ではAmazon Primeでは東京では昼までに頼むと即日配送だというと大変驚かれる。米国では普通は2日ぐらいはかかる。これは国が広く、人がまばらだから仕方が無いが、米国人もそんなに期待していないので、コストをかける必要がないのかもしれない。

宅急便)
Amazon.com等はUPSという宅急便か小さいものは郵便(USPS)でやってくる。大体のものは受け取りサインが不要なので、ベランダとかに放り込まれている。あるときは、雨の日にびしょびしょになった玄関マットの下に隠してあって箱がぐちょぐちょのこともあった。日本のように商品がビニール梱包されていないので、中に入っていた本がすこしよれていた。(最後の一冊だったので、我慢した)
時にサインが必要な配送がある。iPadとか高価なものとかである。すると面倒になる。まず配達時間が昼間しかない。不在票がおいてあっても、14:30〜18:30とか書いてある。先日、しょうが無いので、10:00から待っていた、結局19:30に持ってきた。時に、その日にこないこともあるらしい。もっと厳密に時間指定をしたり、各所にあるUPSオフィスでの保管もできるが、年会費40ドルを払い、荷物一つあたりさらに5ドル払わないとならない。
学生達は研究室に配送しているが、これも盗まれることがあるらしい。
東京だと、宅配業者が携帯電話をもっていて、タイミングさえよければ、その日に采配層してくれるし、無料で近所のコンビニ保管もできる。雲泥の差である。。
返品自由)
アメリカでは気に入らないという理由で返品できる。生真面目な日本人店員だと、理由のない返品は受け付けないであろう。

amazom.comは返品理由を書くのでまともな方で、量販店では返品理由すら聞かないので、封が開いた不良品がセロテープで封をされ再び店頭に並ぶ。返品するときには、単にレシートがあれば、返品を受付け、中身が元通りかはチェックしない。おそらく、そのまま店頭に並ぶのであろう。その性か中身が全部そろっていない製品が時々ある。開封できる場合には箱を開け、クオリティチェックしてから買ってくるようにしている。店内で箱を開けても誰にも注意はされない。もちろんテープで補修された返品品は買わない。

商品を説明できない店員)
電気店のFry'sとかは返品品はクオリティチェックをして、返品の品と書いて$10くらい値引いて売っているので、良心的だと思う。が、Fry'sのサービスもヨドバシカメラに比べると悲惨である。以前、カーナビ(GPSという)を買いにいったときに、沢山種類があるので、どれがいいかと店員に聞いた。あの店員しか分からないとのことで、接客中のインド人の店員を待った。15分くらい待っただろうか。ようやく終わったので、「沢山あるがどうちがうの?」と聞いたら、「私も知らないから、webでメーカーサイトを見てくれ」と言われ、絶句した。

割れた卵を売っているスーパー)
スーパーのSafewayの卵も時々割れている。以前は、カビの生えたパンを売っていた。店員に文句を言って返品したら、別に意に介していなかった。
自分でクオリティチェックをするのが、アメリカでは常識だと思う。

冷めたコーヒーをもってくるレストラン)
先日、ベトナム系のフォーの店に行った。味は旨かった。食後にと頼んだ、コーヒーが食前に出てきた。店員は、すみませんと下げた。が、完全に冷めた同じコーヒーが、食後にでてきた。

注文の品をなくすメガネ屋)
メガネ屋で買ったメガネのつるが2ヶ月程度で壊れたので土曜に店にいった。中国系の店である。翌月曜に連絡するよといわれたが、1週間たっても連絡がない。電話をしたら調べるとのこと。しばらくして電話があった、「もう受け取っていたっけ?」という。「いや、もらっていないよ」と答えた。翌日電話があって、来てくださいとのこと。行ったら、注文して届いていたつるを無くしたそうである。売り物の別のメガネのツルを外して取り付けてくれた。

保険のチェックは自分で)
医者での保険の請求が間違っていたりして、法外な自己負担を要求されることがある。保険の支払い状況の報告は、医者と本人の両方に送られるので、かならず自分でチェックして、おかしければ問い合わせないとならない。どうも、ぼったくろうとこれをやることもありそう。保険会社に問い合わせて今回のケースは、AETNAという組合で医師側の請求を棄却しただけであり、私には請求が来ないことが分かった。私のBenefit sheetの読み方が間違っていただけだった。2011年11月26日土曜日:TPPで心配なこと に書いた。

AT&T)
iPhone4を買った。指紋防止シートを売っていた。貼ってくれるのか、と聞いたら、yesと。で、店員が奧にもっていって、「あまり上手くないけれど、これが僕のできる限界だ」と若干気泡の入ったシートを持って帰ってきた。自分で貼っていたのである。Micro cellの交渉も難航した。それは以下に書いた。ひどいサービスである。
2011年4月26日火曜日: AT&T MicroCellを導入した
AT&TのPrepaid SIMのサイトでは、日本語windows上のどのブラウザでも初期登録できない。これは1年前も同じ。ソースを表示させるとselectの項目リストが狂っている。AT&Tに行ったついでに、店員に「Do you know HTML?」と聞いたら、「yes」というので、持って行ったnotePCを広げ説明を始めたら。店員は、あさっての方向を見ている。知っているというのは、名前を聞いたことがあるという意味なのであろう。

テレホンサポート)
電話でのカスタマーサポートは録音されているので、サービスの押しつけをする。こういうのがありますとか。。それでいて、こちらの掛けた用件を聞こうともしない。最初は英語が下手なのかと思ったが、どうも違う。相手がこちらの言っていることを理解できないらしい。そういうときには、適当に、「どうもありがとう。役に立ちました」とお茶を濁してさっさと切って、再度掛け直さないと、話し続けても時間の無駄になると、こちらの生活が長い人に後で教えられた。

学校の手続き)
8月頭にエリアの教育委員会主催の高校編入のレベル判定試験を受けた。が、8月22日の授業開始日がすぎてもどこの高校になったか連絡がない。電話をすると、今やっているという。が、そこでやり始めたのが明らか。
転校するのに、書類が沢山必要。学区外からの不正な通学を防ぐためである。住民票がないので、電力会社の請求書、自動車のナンバーの登録証、税金の納税書類などが必要だが、どれも引っ越してしばらくしないと手に入らないものばかり。じゃ、その間学校にいけないのかときくと、受付が思いつきで、適当に代替案を出してくる。思いつきなので、担当者の名前と聞いた日時を控えておかないと、書類を持って行ったときに、「そんなの知らない」と言われるらしい。

免許の手続き)
カリフォルニアの免許を取ったが1ヶ月しても送られてこない。これも、文句を言ってから始めた模様。あとから別の役所で住所変更した免許のほうが先に届いた。

めちゃくちゃなトヨタのサービス)
以下、あまりにひどいので実名を出す。おそらく米国で私が受けた最低レベルのサービスだと思う。

こちらのToyota Sunnyvale の中古車販売で買ったBMWを修理に出した。担当者毎に言っていることが違って修理に出すまで何度も足を運んだ。当日直るので待っていればよいと、最初の店員がいった。多分これはトヨタ車以外には適用できない。彼は車種を伝えているし、本人にも何度か会って知っているのにである。水曜に下請け業者に出すから、火曜に持ってきてくれれば、木曜に直るとのことが分かったのは、金曜に車を持って行っていったときである。
足がないから送ってくれといったら、中古車として売り物の先代プリウスで自宅まで送ってくれた。(このいい加減さにも驚いた。)
ところが、約束の木曜になっても連絡がない。結局、翌週水曜になって電話を掛けたら、別な担当者が受けて、ちょっと調べてくるといって、「ああ直っているよ」というので取りに行った。ところがである。修理もなにもせずに、一週間も屋外に放置され鳥の糞まみれになっていた。元の担当だったマネージャが、転勤になったらしく。社用の携帯も全部持ったまま転勤して、トヨタ側もお客と連絡がとれず困っていたそうである。
別の販売員も、「あいつは、いい加減なやつだったから」とあきれていた。さすがにこれは憤慨したので、代車を出せとマネージャに言った。そうしたら、1万5千ドル強で売り物だった2010年式カローラを貸してくれた。ナンバーが着いていてガソリンがはいっているからとの理由で、売り物の中古車から適当に選んでいた。年式やらのステッカーもフロントグラスに貼られたままで、どうぞお使いくださいということである。あきれたのだが、自分でステッカーを全部外した。一応、保険をトヨタがカバーするとか、そんな書類にサインをした。傷のチェックもなしだったが、一応デジカメで写真を写しておいた。
しばらくして、車が直ったと連絡があった。代車を貸してくれたマネージャに会ったが、彼は台車を貸したことを忘れていて鍵を受け取ろうともしない。鍵を返したら、「ああそうね。」と。もちろん、代車の傷などチェックもしない。貸し出し証に返却のサインをもらうのを忘れたのであとからサインをもらいにいったら、私が代車として使う前と同じ値段で、カローラは店頭に並んでいた。実車を全くみないで、書類にサインをくれた。
修理してもらった車は、洗車機にそのまま掛けたようで、家人用につけたコーナーポールが引きちぎられていた。鳥の糞も完全には落ちていない。ポールの件を近くにいた店員に言ったところ、「分かった」と言ってオフィスに戻った帰ってこない。面倒なので、これはそれで良いことにした。
歯医者の日本人の受付の方に、この話をしたら、当地のホンダは日本人のマネージャがいるので、そんなことはないということである。
Toyota Sunnyvaleのひどいサービスは、他にもある。世界のトヨタの名折れである。たとえば、半年毎の点検の予約の際、直前におしらせをしてこないとか、点検してほしいという内容を確認しないので、行って見ると、今日はできない。といわれたりとかである。
アメリカ人は、悪気はないのだが、気が利かない。イジワルをすることもなく、頼めばハイハイと聞いてくれる。だが、米国人だけに管理をさせるのはまちがいである。

公共工事は昼間にしかやらない)
どんなに渋滞しようが道路工事は昼間にやる。街路樹を盗んで売りつけるという窃盗団がいたそうである。夜19:00に道路工事を装って作業していたのだが、道路工事を夜やるわけがないので、ばれたらしい。
電気工事も、平日9:00-17:00とか予告してやる。予告より早く終わることはなくて、18:00近くになって暗くなりはじめても終わらず、やきもきしたことがある。利用者の便を考えていない。

電気工事がいい加減)
今住んでいる家のタンブラーに電灯をつけようとして、電源switchを切って、Cold (白線)を触ったら感電した。ネジに触っても感電した。アメリカは、中点アースの日本と違い、片側アースであり、Coldがアースすなわちネジにつながっている。つまり、この家のHotとColdは逆になっている。しょうが無いのでブレーカを落としたが、これが家の外の裏庭にある。そしてブレーカに名前がついていないので、いちいち落としてみてどこのブレーカか確認して、名前をマジックで書いた。電気工事師免許必要な日本では絶対に起きえない。素人以下の工事である。

カード会社もめちゃくちゃ)
カードを作ると2日間15%引きになるというので、デパートMacy'sのAMEXカード http://bit.ly/wHw0WD を感謝祭の後の特売日(Black Friday)に作った。Black Fridayについては以下。
2011年11月25日金曜日: Black Friday
アクティベートのために電話をしたら、相変わらずめちゃくちゃなので、ご報告。

昨晩やったら自動アンサリングでのアクティベートが通らない。人につないだら、掛けている電話の番号通知が違うと。。また、入力ミスか。。

そこで代わりにチャレンジ質問をくれた。これは銀行に手続きにいって、免許証をみせても、なぜかやられるので慣れっ子。一つ目は昔住んでいたアパートの住所を当てるもの。これはOK。2つ目の住所はどこも聞いたことがない。知らんといったら、カリフォルニアのxxという住所の家を買ったのはいつか?と。全く身に覚えが無い。知らんといったら、アクティベートできないと。。。さて交渉が始まる。私はxx年にどこに住んで、xx年にどこに住んだといったら。じゃ、アクティベートするよとなった。

いろいろなところで、ミス入力があってデータベースが狂っているみたい。

薬局では)
12時ごろに薬局にいって処方箋をおいて、食事にいこうとした。「1時間後に取りに来るよ」と、店員に2度伝えた。すると、「20分後か、2時半以降のどちらにする?」という、意味不明だったが、20分後と答えた。当然1時間後にとりにいったら、別に問題なくできていた。よくよく考えると、昼時だったので、この店員が、休憩をとる前にやって20分後までに済ませるか、休憩から戻って、やれば2時間半以降にできているということだと思う。
客の言うことは聞いていない。融通を利かさせて考えようとはしない。ということであろう。

学校の出欠が間違っている)
休んでもいないのに欠席になっていたり、学校の指示で受講しにいったテストが欠席になっている。遅れると修正できないので、毎週来る成績票のチェックが必要。大学入試はなく、平均成績GPAが悪いと入学できないので深刻。(UCだと、GPA 5点満点のうち3は必須だとか。)

今の大家は)
借りている家の大家は中国人だが、手紙を住所変更していない。かわりに郵便受けがおいてあって、自分宛でないのは、そこに移しておいてねとなっている。
前の借家人も、その大家の前の家の所有者も、みんな住所変更をやっていない。
おかげで、私の家には、10人以上いや20人近い人あての郵便がやってきていた。必要な郵便ならよいが、どうでもよいdirect mailが沢山くる。
整理するのも面倒なので、赤いマジックで宛名にバツをつけて、「Not living, Please return the sender, Thanks」と書いて、片っ端からポストに突っ込んだところ、大家以外の宛名は大分減った。

それでも別な家に何年も前に引っ越している大家宛のを、借家人が処理するというのも、いいかげんな話である。ま、大家は親切で、いろいろな不具合を即座に直してくれたり、自宅で食事を振る舞ってくれたりするので、さほど嫌な感じはしないが。。


医者の受付)

 米国の医者でも、先生が締めていないところは、すこぶる受付が悪い。個人の医者でも受付がダメなところは、大体先生もダメである。電話をしてみて、受け付けがダメな医者には、普通は予約しないことにしている。
 今日、電話をした医者は、共同オフィスになっていて、複数の医者が一つのオフィスを使っている。なので、先生は良いのだが、受付がとんでもなくダメ。face to faceですら、受付で、まともに予約が取れない。--- もう、医者をかえようかなぁ。。。
 電話で予約を取ろうとしても、いつまでも折り返さないし、医者に行って見ていると、受付が3人もいるのに手際が悪いので、全然電話を取らない。メッセージを置いてもなかなか折り返さない。
 折り返し電話が掛かってきた。メッセージに、「Copay(自己負担分) の$5の請求が来たのだが、statementにcheckの宛名が指示してない(そもそもこれがおかしい。)ので、教えてくれ。invoice numberはxxxxx、名前はxxxx、電話はxxxxと置いておいた」もの。苗字を教えろというので、M as Maryとか、A as appleとか、spell outを何度やっても正しく伝わらない。挙げ句の果てに、そんなLast nameはcomputerで見つからないといいだした。
 account numberがあるよ。と番号を伝えたら、あったあった。と。でも用件は、checkの受け取り人を知りたいだけ。何って聞いたら、聞いたことがない名前を言う。Dr. Scottだよっていったら、「statementの宛名は何になっているの?」と聞くので、読み上げたら。「それそれ」って言うことになった。
 いったい、この事務で、大丈夫なだろうか。。。普通の医者では、保険会社に受付が、その場で確認して、かえりがけにCopayをはらって終わりになる。
 多分、世界中どこでも同じだろう。社員やら受付やStaffがダメな会社は、マネージメントや経営陣もダメ。一事が万事というもの。


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とまあ、ひどいものである。

他にも、以下に書いたような、ヤクザまがいのぼったくりがあるのは、米国の特徴である。自己責任で何でも管理しないと、大損をする。
2011年11月26日土曜日:TPPで心配なこと
考えられないサービス品質である。日本では信じられないことが、ほぼ毎日起きているのでとても書ききれない。

それでも安穏と暮らせるだけの日本よりも、競争があって刺激があって、人生を楽しめる米国の方が良いと語る米国生活経験者は多いのは、先に述べたとおり。


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