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60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2011年11月15日火曜日

日本の銀行・投資銀行は全然国際競争力がないが、TPPでシステムが改善すれば日本が勝つはず


TPPがらみで、日本の銀行・投資銀行の競争力のなさにも言及しておきます。これもTPPで追求されると守れないでしょう。守られて得をしているのが、消費者ではなく、古い非効率な産業構造だからです。

郵貯・簡保・共済を外資に買収され、その資金(数百兆円)の運用権を握られる。 その他の金融機関・保険会社も今以上に買収のリスクに晒される。
これはその通りでしょう。日本の金融はあまりに競争力がありません。上げ出すときりがないのですが。

顧客無視の銀行経営)

  1. 行員が19時すぎまで残っているのに、なぜ窓口を一律15時でしめるのでしょうか?
  2. だいたい銀行はサービス行なのに、土日にあいていないのはおかしいです。銀行統合で支店は腐るほどあるのですから、個人向け支店と法人向け支店を分けて、個人向けは土日も開ければよいのです。医者にしても同じ、特に緊急性のないものは土日も開けるべきです。ともにサービス業だという認識が全くありません。
  3. 一旦、処理を受けておいて裏で処理すればいいのに、なぜ顧客を窓口で待たせるのでしょうか。確認が必要なのは現金を引き出すときだけであり、それは通帳の預金額はコンピュータで管理されているので内部で預金額を二重帳簿にして管理しておいて、現金で引き出せる額を信用が取れた額だけにすればよいのです。アメリカでは大昔からやっています。コンピュータが進歩した時代には、これは簡単なことです。
    アメリカの某銀行に7万円のパーソナルチェックを振り込んだら、行員が7万ドルのレシートをくれました。行員のミスで100倍近い金額になったわけです。でも翌日にはちゃんと7万円分に戻っていました。これで用が足りるのです。
  4. 貸金庫も非常口があるので、そこだけ24時間開けるようにもできます。こういうことができないのは、何をあづけられているかチェックできないので、違法なものを亜づけない抑止力だそうですが、だったら、24時間あづけるが、カメラで預ける様子を撮影される客と、それは嫌なので営業時間に甘んじる客にわければ良いでしょう。
  5. 某銀行では、印鑑は顧客意思を尊重すると顧客に押させて、何度も失敗してやり直します。印鑑を押すのが上手な行員がやればよいのでは。
  6. 某銀行では、貸金庫を作るのに、そこの口座が必要です。今の時代、お金はコンピュータで管理されているので、どこの支店に口座があろうが関係ありません。お客の貯蓄管理を複雑にするだけです。貸金庫がらみでは、手続きに不備だらけでした。
  7. 貸金庫にまつわる不備をクレームするために、支店長に予約しろというので予約して、平日に会社を休んで、クレームに行きました、が、予約して、ほぼ時間通りになるよう時間をつぶしていったのに窓口で、15分ほど待たされたのです。さすがに、お客を待たせるなと文句を言いました。
  8. 海外チェックの振り込みで一口2,150円も手数料を取るし。取引確認ができるまで延々とお客を窓口で待たせる。ATMでの引き出しも手数料を取る。アメリカでは、ほぼ無料の振り込み手数料も相変わらずかかると、サービスがバカ高いです。
  9. 上記のように、いろいろ文句をいったら、支店長がいいわけを始めるのです。いいわけは、全部銀行のご都合。さらには、電子化されているシステムなら問題にならないものばかり。さすがに頭にきて、何を言っているんだ。人の話を聞いていないのか。「馬鹿にするな。」と怒鳴りました。そのうち具体的なものを掲載します。
  10. 行員が貸し金庫の手続き書類を知らない。なんども行ったり来たり待たされる始末。
  11. 貸し金庫のマスターキーを保管するのが、紙の封筒。これを保護するために割り印を押させる。それが失敗したとかでなんどもやり直させられた。そもそも割り印なんて、無意味。のりで開封できなければ十分だし。割り印は、段差で切れているので、のりが弱くて開けれてしまえば、開けてない判断にはならない。開けると印が残るテープがあるので、それで良いんじゃないの、といったら、支店長は反論した。が、部長は、その通りですねとなった。これすら、支店の判断では、導入できず、本店に提案するにとどまったらしい。
  12. さらには、某銀行の支店長に文句を言ったときの話を後で追記します。
    知り合いの銀行員に聞いていたのですが、銀行は体裁を重んじるので、怒鳴るといきなり態度が変わります。最初は窓口の隅で支店長一人が適当なあしらいでしたが、上記9の件もあり、怒鳴ったら、部長たちを含め何人かがわさわさとやってきて、「応接室があきました」と、2階に案内され、支店長と部長の2人での対応になり、お茶とおかしはでるし、問題ありまくりだった手続きも、一番老練で仕事のできるという事務員を応接室に呼び出して、VIP待遇で処置してくれました。全く持って、ひどい顧客対応です。賄賂で動いているような感じです。
  13. 最近銀行は、経営統合だかトップダウンだかしりませんが、支店長すら融資先を決める裁量権すらないそうです。もちろん、手続きのやり方や窓口での処理の仕方も裁量件はありません。それでは、良いシステムが導入できません。
  14. 某銀行のGlobal directという海外向け送金口座に一旦入れた円を米国に送金したときに、数日前に生活費を送金したのに、なんでまた生活費を送金するのかと、いちゃもんの電話が延々かかってきて、マネージャの承諾をえるまで送金できなかったこと。高額の送金手数料を取っているのに。。また、この銀行は住所変更の手続きも非常に遅いし、会社の推薦銀行なので、会社に教わったメイルで問い合わせたら、それには答えずに「なんで当方のメイルアドレスを知っているのか」と、非難めいたメイルが担当者から戻ってくる次第。サービスをする気があるのだろうか。

    とこんな状況だと、アメリカの金融機関に乗っ取られるでしょうね。TPPは、良い黒船だとおもいませんか。
顧客重視の米国投資銀行)
2011/5月に、預金のあるBank of Americaの紹介で、Morgan Stanley (Bank of Americaが買収したのですね。)に、財テクの相談に行きました。香港出身の女性でしたが、なかなか説得力のある説明でした。でも、250kドル(2,000万円程度)が投資の最低額だよといわれて挫折(応談とは言っていましたが。)しました。
用途はと聞かれたので、子供の大学学費に使いたいと説明すると即座にいろいろなプランを出してアドバイスしてくれました。まず、そういう情報がセットで用意されているところから、日本とは競争力が違います。
3年後に子供の学費(多分生活費も含む)で1人$101k必要(州立でtaxを納税している場合-日本に比べてばか高い- 私立はこの2倍以上)これに対して、総額$73kいれておけば
元本保障で$101k になる。5年後に必要な下の子の場合必要学費は、$111kと想定。これに
対して総額$72k入れておけばよい。結構な利子がつきます。頭金を入れて残りは、月$2,500くらいの振り込みだったと思います。

日米銀行の預け入れ金利の差)
Bank of Americaも定期預金でなくても、日本の銀行の定期とは比べ物にならないほどの利息が付きます。

BofAの定期(Investiment CD)は 5年もので年利2.25% ($10,000以下の場合)
東京三菱のスーパー定期は、   5年もので年利0.08% (300万円以上の場合)
以上はwebより。別に東京三菱だけが特別預け入れ金利が低い訳では無いと思います。

日本の公定歩合が低いからというコメントがあったので調べてみました。

米国の公定歩合: 0.75% 2010/2/19に引き上げ: http://jp.wsj.com/Economy/node_34194
日本の公定歩合: 0.30% 2008/12/19時点: http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/discount/discount.htm/
と上記の貯蓄の金利の差ほどは違いません。

貸出金利はさほどかわらない)
さらに、銀行の貸し出し金利を調べると、
住宅ローンでは、
BofA: 15年固定レート 4.5% ($1M借りるとき)
東京三菱: 15年固定レート 4.6% (店頭割引で 3.4%)

さすがにこの低金利時代に固定レートで比べるのはかわいそうなので変動短期レートで比べると。

BofA:  どうも変動というのが見当たらない、最初の5年fixの(5/1 AMR)で、年利3.5%
東京三菱: 変動 年2.475% (店頭で1.275%に割引)
                 5年固定 3.6% (店頭で2.4%に割引)
つまり固定の5年ものの提示価格ではBofAも東京三菱も変わらない。

米国の住宅ローン金利の一覧は以下。一般には3.8%程度か。

日本の銀行の住宅ローンの一覧は以下。大手都市銀の貸出金利はかなり高い。
ちなみに東京三菱は、金利の低い順にならべると2,119位以下。

貸出金利と貯蓄の金利の差がこんなに大きいのは決して公定歩合の性ではないでしょう。
5年固定の住宅ローンでみると、提示価格はBofAも東京三菱も殆ど変わりません、公定歩合があんなにちがうのに。。
ま実質店頭レートの差で考えても、BofAの5年物同士の利ざやは3.5-2.25%=1.25%なので、東京三菱も2.4%-1.25%=1.15%の定期の貯蓄金利にしてもいいはず。
これが、0.08%なのは、なんででしょう。。。
公定歩合をいいわけに、非効率な銀行システムが全然改革されていないと思います。

借り入れ利率に対して、こんなバカ高い貸し出し利率では誰もお金を借りないのは当たり前。

なぜ窓口に行員が沢山いるのでしょう)



日本の銀行は、本当に経営効率が低いんですね。窓口の内側に20人以上は銀行員がいるし、何をやるにもその場で処理するものだから無限に時間がかかる。アメリカの銀行の支店の行員数はせいぜい5人とかそんなものです。それに融資などもろもろの相談が2名とか3名とか。

オンラインバンキングは)
日本の銀行で割と進んでいるのは、オンラインバンキングです。自由競争のアメリカよりは、安全性対策でもやれる機能でもだいぶ遅れていますが、ま、できることはすごいです。横並びで顧客対応が遅れているのに、変だなと、調べてみると、オンラインバンキングが導入されたのは、e-bankとかseven bankとかああいう銀行が導入されたときなんです。結局、外部圧力で変わっただけでしょう。銀行が金融庁の規制に保護された護送船団であり、仲間内の都合だけで運営され、如何に顧客無視で横並びかよく分かります。

そういう体質こそが、競争力のなさを生み、TPPで海外の金融機関が入って凝れば負けてしまうところだと思います。

結局TPPでは日本が得をする)
基本的に日本人は勤勉で事務処理が正確なので、非効率なシステムさえ改まれば、むしろ国際競争力がついて世界に出て行けるでしょう。ダイソーやトヨタが世界に進出しているのと同じです。米国の2つの銀行であったあり得ないミスをあげておきます。
  1. 紙に書いて伝えた住所を完全に打ち間違える
  2. 本人確認だと、いきなり残金はだとか、答えられない質問を窓口がする。それに答えないと処理をしてももらえない。電話をしているので最初に伝えておくべき
  3. 住所が違うので、Statement (取引記録が届かない)、銀行には戻っているはずだが、こちらが不信に思って問い合わせるまで、数ヶ月も放置
  4. 7万円を7万ドルに打ち間違えてレシートを発行する
  5. 共有口座にするための書類を行員が無くした
  6. 上記書類を無くしたので、郵送してきたが、どこに何を記載するのか全く説明がない。日本なら、説明書をつけた上で、鉛筆で薄く書いて、付箋を貼ってくるところ
  7. 他にも日本のサービスの質の高さに驚く外人は多い。以下のように日本の標準のサービスの質は飛び抜けて良い。
    1. Stanford大学の先生が、横浜のホテルに泊まった。アイスホッケーか何かの試合が急に見たくなりチケットが頼めるかフロントに聞いた。さすがに売り切れだった。米国なら当然これで終わり。だが、そのホテルでは、担当者が何度も謝りに来て、さらには、支配人まで謝りに来たと。大変なサービスに驚いたそうで、何度も話していた。
    2. アメリカのホテルは、高いホテルほど暴利である。法外な駐車料金もとるし、インターネット接続料も取る、朝食もついていない。ところが、日本なら高い旅館であれば、全部料金に入っていて至れり尽くせりである。心付け(先払いのチップ)を受け取らないところもある。
    3. 韓国のデパートで、サングラスを掛けようとして、汚れているというと、息をはーっと吹きかけてはいどうぞとやる。日本では、そんなことをしたらお客が気持ち悪がる。また、アメリカでもベトナム系のメガネ屋は、メガネの調整といいつつ、客の目の前で、つるを素手で無理矢理曲げる。
    4. AT&Tの店では、iPhoneに指紋防止のシールを貼るサービスがあるが、店員が、「上手く貼れるかなー」と不安そうに貼って、「気泡がちょっと入ったけど、ベストを尽くしました。」と持ってくる。
    5. 他にも、米国トヨタのサービス、官公庁の手続き、量販店で理由を確認しない返品。amazon.comの不良品の多さなど、サービスの悪さは枚挙にいとまがない。
いずれも日本の銀行やサービス業では絶対にありえません。こんなレベルのサービスなので、日本が本気をだせば簡単にアメリカのシステムを打ち負かせます。日本の教育システムが優れているのと、勤勉なので、一般人といわれる人たちのレベルが圧倒邸に違うのです。
非関税障壁で損をしているのは、実は日本の産業そのものだと思います。

が、このまま非効率なシステム、やる気のでない経営をつづけると、アメリカの悪いところが輸入され、美徳ばかりを失うと思います。
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