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60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2012年9月9日日曜日

英語学習の方法

 英語学習のコツ。米国で、外人向け教育法(ESL: Enligsh as a Second Language, California州ではELD: English Language Development)を学んだ専門家に聞いたりして、実践した結果をまとめてみました。

映画のききとりについては、以下に書きました。

2012年9月9日日曜日 :米国映画の聞き取り-Deep Impactから

英語学習法)
順を追って。。2,3は平行してやったほうが、効果的かもしれませんが。

1) 英単語や文法を理解して正しい英語がはなせるようになること(ただし、日本人は、学校で結構英語をやっているので、これは十分だと思います。むしろ、知っていることを使えるようにするだけだと。。

2) TOEICの点を上げるとか耳を慣らすには、シャドウイング http://allabout.co.jp/gm/gc/50412/ が良いと、専門家に聞きました。私は、ちょっとだけしか実践してはいませんが、明治大学で教えていた先生によると、まじめにこれをやった子はTOEICの点が急速に向上したそうです。たしか、半年で点数が150点増えて850点になったとか。。

3) 文のロジックを英語にすること。高度な説明をするにはこれが必須です。文と文が接続詞なしでつながらないと、英語とは呼べません。これができるようになると、一気にしゃべる言葉や書く文が英語らしくなります。会話のやりとりができるようになります。私は、前回の赴任時にMIPS/SGIで仕事で、3年ほど英語を使ったあと、地元De Anza Collegeの英作文教室にいって、徹底的に英語の論理になるように直され、急に英会話も英作文も上達したように思います。日本語の作文力も上達すると思います。

4) 発音の矯正。日本人の発音になれていない人には、日本人発音は全くわからないようです。たとえば、韓国人が、学校を「カッコ」と発音して、それをしらない日本人は全く想像できないいのと同じだと思います。
 英語と日本語は、子音も母音も全く音が違うと思います。最近は、音声認識の電話応答がありますが、これで、「Yes」というのが通じません。イの音が全く違うようです。それから、「T」とスペルアウトしても大体「P」になります。Tの音の出し方がちがうようです。http://bit.ly/NBv4D9 にも、「TOEICで800点、900点とるような人の中にも、実際に外国人に話すと「聞き流されている」人が多いことをご存知でしょうかとあります。

http://bit.ly/PTenPP に、iPhoneのSiriで、workが全然認識されない日本人発音が出ています。walkとworkを正しく区別して発音できる人も少ないということです。
 wもoもrもkも音が違うので、難しいとのこと。walkとworkは、母音も違うので口の開き方も全く違うらしいです。
 homeじゃなさそうなら、workって判断してくれればよいのですが、Siriは、一般の単語認識のうえに作ったシステムなので、そういう境界は引けないのでしょう。米国に増えた、音声認識の電話システムもその手の造りだと思います。

英語と日本語は、子音も母音も全く音が違うと思います。最近は、音声認識の電話応答がありますが、これで、「Yes」というのが通じません。イの音が全く違うようです。それから、「T」とスペルアウトしても大体「P」になります。Tの音の出し方がちがうようです。

http://bit.ly/NBv4D9 にも、「TOEICで800点、900点とるような人の中にも、実際に外国人に話すと「聞き流されている」人が多いことをご存知でしょうかとあります。

 英語の発音サイト http://www.englishpronunciationpod.com/newarchive.htmlPhonetics
 http://www.uiowa.edu/~acadtech/phonetics/english/frameset.html

のようなweb教材があります。

5) 専門会話、特に定例ミーティングなどでの激しい議論には、単語量が必要です。
以前米国に赴任したときは、業務英語よりも日常会話の方が難しいと感じていました。。いまでも映画やコメディは難しいです。

ところが、最近は、技術英語や業務英語の方が難しいと感じています。

ナゼかというと説明するときに最適な単語がでてこないから。
今日もデータの評価の議論をしていて、「Serverに対してClientは何台か? Client数を増やさないとServerの負荷が軽すぎるのでは?」と、疑問を投げかけたら、「いや、saturate するよ。」と回答されました。そう、「saturate」というぴったりな単語が出てこないと議論が円滑に進みません。相手も時間がありません、話したいことも多い。通じればよいというレベルではありません。

別な例としては、私も自動車のメカが好きなので、知人の息子の自動車ファンの小学生とも仲良しだが。「燃焼効率」の燃焼が出てこない。。burnとかでわかるが、小学生にcombustion と直された。そう、combustion を言いたかった。。

という感じで、業務会話は実は大変難しい。


シャドウィングの次のステップ)

 http://allabout.co.jp/gm/gc/50413/ には、シャドーイングの次の段階として、リピーティングとあります。通訳の英語学習法ということで有効に思います。

リピーティングの例)
Don't give up. If you stick with it, your dream will come true! You just need persistent effort. Take it step-by-step and you'll gradually make progress toward that goal.

日本語訳: あきらめないで!頑張っていれば、夢は必ず実現するのよ。毎日、ほんの少しずつ、粘り強く続けていれば、徐々に目標に到達するわ。

日本語訳は、一度読めば空で言えますが、英語は全然言えません。これが、Native言語との言語能力の差というものでしょう。表現が固まりで入っているので、塊で覚えられる。塊で入っているので、完全に聞けなくても理解できる。

この差が埋まらなければ、英語番組を”ながら”で見たりするのは難しいように思います。映画など、音楽や雑音が入っているので、全部の音は拾えないと思います。。


まとめると)
英会話学校以外の勉強の仕方も沢山ありますし、英会話学校よりも近道のように思います。

街の英会話学校は、外人というだけであって、素人の先生がいるところもありますが、米国では、ESLやカリフォルニアでは、ELDという英語のクラスが小学校からあります。当然、その専門家がおり、大学で研究もされています。最近は、日本でもそれを学んだ、先生が大学にいるので、大学の英語のアダルトスクール(慶應、明治、立教など)をとると、効率のよい学習法を教えてもらえるかも知れません。

日本人は、日本語がほぼ完璧な発音で話せるし、文法もまちがっていませんが、「が」と「は」の使い分けがどうしてなされているのか、外国人にうまく説明できなかったり、同じひらがなになるので、同じ音だと思っているが、実際には違う音であるものを説明できなかったりするようです。

特に、英米語は、日本語よりも母音の数が増える方向なので、これを正確に区別するのは難しいようです。口の筋肉の使い方も違いますし。。

言葉は度胸、習うより慣れろ)
こんな話しも良く聞きますし、私も経験しました。
アラブの人は割と英語をすらすらと話す。他の国の人も、会話が流暢。でも、文法はあまり知らない。。もちろん、米国人も知らない。日本人が、「が」と「は」の使い分けを、完全に説明できないようにです。
先のDe Anza Collegeの作文教室に入るのにクラス分けテストを受けました。近くの席にいたアラブ人らしいひとが、「俺の英語には問題がない。なんでこんなテストなんかうけされるんだ。」とか、テスト開始前に、大声で、まわりにしゃべっていました。
テストが始まると、He xx a student. みたいな文のxxにisかareかを選択するような、とても簡単な問題。
ところが、かのアラブの人は、「Oh. My God..」と叫んで、全然できないようなのです。他の人にも、そうやって叫びだして、試験中に外にほうり出されたひとがいると聞きました。
英語は、文法ではなくて、度胸や慣れかもしれません。

スペイン語も一生懸命勉強している家人を尻目に、全然やる気がなかったのですが、 メキシコシティに旅行して使ってみたら、急にいろいろ覚えました。結局、言葉は使ってみると楽しいので、モチベーションが急速に上がるのだと思います。
どういう勉強にも言えますが、前向きになると学習効率も一気に上がります。

閾値がある?)
中高生の日本人の学生をみていると、最初の半年から1年ははかばかしくないけれど、着実に英語力がたまってきていて、ある閾値(スレシホールド)を過ぎると一気に英語があふれてくるようでした。専門家もそういっていました。

そうなると、映画をきっちり理解するのも難易度が高いのですが、ちゃんとストーリの細部を理解していましたし、米国人や、台湾系や、ブラジル系の子供達とも、英語だけで、いろいろ長く遊べるようになっていました。

skypeでの英語学習)
とはいえ、海外にいくのは大変。ところが、最近は、skypeによる英語教室という安くて便利なものがあります。「skype 英語」でググルと沢山でてきます。

http://www.rarejob.com/ とか有名なのではないのでしょうか。
ここは、フィリピン大学の学生を選抜して使っているようなので、安いようです。25分129円〜、1月5,000円で話し放題。と、英語教室に比べると安いようです。

子供はなぜ急速にうまくなるか)
18歳を越えるとNative発音は習得できないとか、Critical Age Hypothesisというものがありますが、言語学や教育学の学会ではいまだに真偽のほどは明らかにないようです。現に、大学を卒業して22歳過ぎで来た人で、ほぼNative発音になった例もよく聞きます。

小学校ぐらいまでの子供は、英語を話せる子供と遊ばせると、半年ぐらいで一気にうまくなるようです。

何しろ教える方も学ぶ方も遊びたいので、必至で教えて学ぶようですし、子供なので、発音や文型は徹底的に直させるようです。文法とか余計なことを言わないで、丸覚えするので使えるようになるのではと思います。

英語の概念区間)
インド人は、普通に米国人と会話しているし、スラングでもついていくようです。
日本人は、どうも基本的にモノに対する概念空間が違うので知らない単語に対応できないようです。これが欧米人やインド人と、日本人での英語対応力の決定的な違いに成ってくるように思います。

たとえば、運転試験でbehind the wheel test ってありますが、何を思い浮かべますか。wheel=タイヤだとわからなくなります。wheel=丸いモノ=steering wheelなので、ハンドル。ハンドルの後ろ=実技試験なのです。そういう英語教育をしないで、社内英語化といっても上達には限度があるように思います。

これを、behind = かたかなの ビハインド = 遅れている と考えると、もう全く理解不能になります。概念空間がちがうのです。
 

米国の外人たちは猛烈に勉強している)
米国の中学、高校に入った外国人は、ELD( http://1.usa.gov/J0vsTE ) というクラスを集中的にとらされて、ELD3かなにかを卒業するまで、徹底的に英語を勉強させられますから、高校や大学生レベルの英語になるには、相当勉強が必要に思います。

1) 日本でビジネスマンが受けるのがTOEICですが、

2) 米国大学に入るのに必要なのは、TOEFLで、これはTOEICより大分難しいです。

3) 米国の大学に入るのに必要な共通テストが SAT http://bit.ly/JvgIxe これはさらに難しいですが、米国人は簡単に解くようです。英語、数学とあります。数学は、日本の中学生でも解けるくらいに簡単ですが、これは米国人は難儀しているようです。一方、以下にあるような英語は、すらすらと解いて、ほぼ満点のようです。Nativeの語学力というのは、恐ろしいものだと思います。そりゃ、子供の頃から毎日使っていますからね。。

http://bit.ly/U2JHNb にSATの参考問題があります。単語の選択は、普通に意味を知っているだけでは、解けないような問題です。

4) さらに大学院を受けるのに必要なのが、GREです。日本の英検1級の英単語問題はGREから引っ張ってきているようなので、相当難しい(というか、リスニングに比べると日本人には不釣り合いに難しい) と思います。

Nativeは相当のレベル)
 Cupertinoのダイソーのレジのクレジットカードリーダには、。
 「タッチスクリーンじゃなり。」-> 「タッチスクリーンじゃありませんです。」-> 「です」が消されています。

 日本人だと小学校低学年でも間違えないと思います。
 Non nativeにとって、言語を習うのは大変難しいのが分かります。特に、正しい言葉を書くのはとても難しいでしょう。

英語の発音)
私が学生の時に来て通じなかったのが rocket。次に来たときは、BurgerとCurly fries が印象に残っていますが、通じないものは数限りないですね。それでも、こちらの発音が上達する前に相手の方が学習してしまい、なかなか発音が上達しませんでした。口の開き方、筋肉の使い方、舌の位置など、根本的に日本語とは違うので、発音矯正はかなり大変だと思います。

たとえば、tは、waterでは、ワラーといえば良いと思っていると、全然違うようです。http://bit.ly/O01rpY に教材があります。
[t]と[p]を混同しないように綺麗に発音するのは結構大変だと思います。それでも、tea とpeaの単語一つだけでは区別がつかなくても、tea potとすると、もうpea potはありえないので、相手に通じてしまうように思います。

iPhoneのSiriとか、自動音声認識がでてきて、その課題を強く認識した感じです。赴任しても、visiting scholarとか共同開発のように、お客さんでいるときはだめで、責任ある仕事につくことになるとか、Nickのように徹底的に直してくれるtutorがつくと少しは変わるのですが、それでも、会話の内容の方が面白くなってくると、Nickも、「発音矯正は、まあいいや。。」という感じになっているように思います。

たとえば、http://bit.ly/O03qKR を見ると、口の開き方と発音が日本語と全然違うのが分かります。

韓国語とか南米のスペイン語の方が日本語の音に圧倒的に近いですね。言語発生的にも近かったのでしょうし。。

英語の発音練習ソフト)
英語の発音練習ソフトは、「英語 発音練習 ソフトウェア」でググルとたくさんでてきますね。

Dragon speech 11の通常版は24,255円と結構高いですが、http://sgpro.jp/ が安いですね。初回1000台限定ですが、Dragonとセットで8000円とあります。

http://bit.ly/OaKjDl のソフトが12,800円
http://amzn.to/OaKnTz は取り扱いなし。
http://bit.ly/OaKped は、9800円。
http://bit.ly/OaKChw のBBCのソフトは無料。
http://bit.ly/OaKGhj は、54,000円 - フォルマントやピッチ解析がついていますが、バカ高。

真の国際化)

さらに語学だけではなく、背後にある文化も学ばないと真の国際化にはならないと思います。日本にいて勉強をしていてもこれはできないし、文化が分からないと、真の交流はわかりません。

たとえば、米国では、親しい関係の人には、手紙を書くときに呼び捨てで書きます。Mr. とかMs.とか付けません。名前を呼び捨てで呼ぶのも親しさを表現するからで、自分の親も、学生にとって大学の教授とかでも、みんな呼び捨てです。

これはよく知られた例ですが、そういう文化をしらないと国際化は難しいと思います。

もう一つの米国の文化は、人間関係に配慮する点です。最初からある程度の距離が近く、親しくなっても相手に対して配慮します。つまりなれなれしくなりすぎないように思います。レストランで軽く声を掛けてくれますが、一緒に座りましょうとはいわない。なれなれしくなりすぎないように思います。

 なので、「太ったね」「老けたね」とか、気に障ることを言われることもないように思います。人が食べているものに、「まずいね」とかも言いません。

社内英語化ということで、日本人だけで、Japanglishを話していても、その一番大事な部分が分からないのではないのでしょうか。

そのあたりは、以下にも書きました。

2012年9月9日日曜日:日本人からみた米国人の勘違い


米国映画の聞き取り-Deep Impactから

映画の英語の聞き取りは難しいといわれます。気になったので、

映画 Deep Impact (1998年)
wiki: http://bit.ly/NrDKbX

 映画の広告(Trailer)  http://bit.ly/NSfxPV

を調べてみました。2つに別れた小さい方の最初の隕石が地球に衝突するシーンは以下です。



この冒頭にあるニュースの企画会議のシーンです。字幕を書き取ってみました。が、
http://bit.ly/Qcyskt にトランスクリプトがありました。
グーグル検索で、「You wanna do something on "The price that wives pay"?」とか、入れると沢山検索にヒットします。

英語学習については、いろいろ調べたり、話しを聞いたりしたものは、以下にまとめました。

2012年9月9日日曜日: 英語学習の方法


字幕から)

1.編集長) The White House press office says Secretary of the Treasury Rittenhouse is resigning because his wife is sick.So who passed Rittenhouse the hemlock?

2. 記者1) AFL-CIO wanted him off the Council of Economic Advisors for not supporting the pension bill, and the president's going to need Labor next fall.And State's still fuming about the Trace Office screwup at the G8.

3.記者2) Pentagon is unhappy with his readiness reduction proposals.

4. 記者3) Greenspan dislikes him.

5. 編集長) Christ! Who didn't this guy piss off?

6. 記者4) No wonder the wife's sick.

7. 記者5 -主人公) She's not sick, she's a drunk.

沈黙

8. 編集長) How do you know that?

9.記者5) Mike Woodward over at Treasury.

 沈黙

Mrs. Rittenhouse started drinking a couple of years ago
when her husband had a series of affairs.
Stepped it up last summer after their son died of leukemia.

沈黙

7. 記者2) You wanna do something on "The price that wives pay"?

考察)
ここでは、結局たいしたことは言っていなくて、
1. 財務長官(Treasury)のRittenhouseが辞任した。
9. 主人公が、Rittenhouseの辞任は奥さんがアル中になったからであり。
その原因は、財務長官の不倫と子供の白血病(leukemia) 死が原因だと推察している。
こと、なのでしょう。

resign (辞任)が分かっていさえすれば問題ないと思いますが、逆に、この単語と、この文が分からないと、このあたりのシーンの理解については、厳しいということでしょうか。。

結局、押さえておくべきのは、キーとなる文か、単語だと思います。

陥りやすいこと)
ですが、1で、出てくる hemlock=毒ニンジン。

2.のAFL-CIOやLabor がわからないと気持ち悪いです。

が、1の質問をうけて、原因を憶測しているらしいことは、英語が分からなくても雰囲気で分かります。どうせ、この映画をみる子供達はこんな単語は知らないけれど、映画は分かるはずです。

5. のChrist! Who didn't this guy piss off? も、反語的で、piss off (イライラする、嫌う)をつかって、みんなに嫌われていたということでしょう。英文法的には、よくわかりませんが。。

ポイントは、7のshe is drunkというところだけでしょうか。
本筋に関係するところは、全然ないかもしれないですね。

少しぐらい分からなくても、聞き飛ばして肝心な単語や文に注目するのがポイントかも知れません。

そもそもネイティブなら、小学校低学年くらいの子供が、こういう映画を見て理解しているのですから、難しい単語は理解しなくても、大人の難しい会話を理解しなくても分かるように映画というものは作られているはずですし、そういう映画でないとヒットしないと思います。

2012年9月6日木曜日

東京スカイツリー: 伸びる様子と耐震

http://www.kotaro269.com/archives/51334094.html にあった、動画を拾ってきた。
なかなか面白いので、以下に埋め込んだ。。




東関東大震災での震度5の揺れに耐えた理由の番組)
 以下にこのビデオを転載する。

まさに、備えあれば憂い無しである。高い建物なので、十分に耐震設計をし、工事クレーンも耐震にし、作業員も十分に訓練をしていたようである。

また、肝心な設計を丸投げしないで、自分達でシミュレーションして把握していたのも大きい。

福島原発事故の原因になった問題点がここにはなかったように思える。同じ日本の企業なのに、どうして、こういう差がでてきたのか、詳細に調査してみたらどうであろうか。。



ピーターの法則

http://nkbp.jp/OVudIM には、
マネジャーになればエンジニア出身といえどもマネジメント能力がいやおうなしに求められます。これまで技術一辺倒でキャリアを形成してきたエンジニアにとって、マネジメントは「違う仕事」と言っても過言ではありません。

マネジメントに必要なスキルは「コミュニケーション」や「意思決定力」「交渉力」「判断力」などが代表的ですが、エンジニアが“慣れている”とは言 い難いのが現実です。これらに加え、他の専門技術部門との調整や部門内の効率化などもエンジニアのマネジャーには要求されます。

最初からマネジメント能力が備わった”スーパー”エンジニアは極めてまれで、OJTや研修を通じてその資質を体得していくケースがほとんどです。本講座では、エンジニア出身の新任マネジャーが身に着けるべきスキルを、わかりやすく噛み砕いて伝授し、さらに技術者のチームマネジメントに特有なスキルも加えて体系的に学んでいただくカリキュラムです。
本講座を活用いただき、“慣れない”マネジメントに前向きに取り組んでいただけることを願っています。
と言う講座が紹介されています。

なぜ、エンジニアをマネージャにすることが前提なのでしょうか。マネージャをやりたい人は最初からマネージャ。別の職制ととらえることができなければ、ピータの法則(以下に列挙。これは世界共通の悩みらしいのです) http://bit.ly/OaLYsG から逃れられないと思います。
  1. 能力主義の階層社会に於いて、人間は能力の極限まで出世する。すると有能な平(ひら)構成員も無能な中間管理職になる。
  2. 時が経つに連れて人間は悉く出世していく。無能な平構成員はそのまま平構成員の地位に落ち着き、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は無能な人間で埋め尽くされる。
  3. その組織の仕事は、まだ出世の余地のある、無能レベルに達していない人間によって遂行される。
以上は、以下のblogにもまとめてあります。

2012年5月27日日曜日: 米国のマネージャ

さらにヒドいことには、「年功」ではなく「年齢」と「入社時学歴」で一律に出世させる「年齢序列」があるので、どうも能力がマイナスになっても出世している人がいるようで、ピータの法則よりも悪いことになっているように思います。

技術が分からないとマネージャは勤まらないのか)
これは問題ないと思います。

2012年7月8日日曜日: トップダウンと権限委譲

に書いたように、トップマネージャは、細かい技術を支持する必要はなく、戦略を示せばよいのでしょう。

さらにマネージメントには、
  1. 技術が分かること
  2. マネージメント(人の育成、モチベート、問題の把握と組織作り)がわかること
  3. ビジネス(お客の心、儲け方、競業の潰し方、お金の集め方) がわかること
のそれぞれに価値があると思います。
ところが、技術者出身の人ばかりで固めると、これがあまりに偏るように思います。
さらには、最近のように技術進歩が激しく、また、新しい技術が続々登場してくると、相当勉強しないと最新技術の勘所は分からなくなります。

顕著なのは、以下のように技術も破壊的に変化しています。
  1. ハードウェアそれも、LSIではなくトランジスタなど個別部品の組み立ての時代から、FPGAやソフトウェアの時代へ変化し
  2. さらに、ASICはどれもほとんど同じで寡占がすすみ、ソフトが主体の端末と、Cloudが、高速な無線・有線網で連携するの時代に変化した 
  3. 今後も大きなトレンドの変化が予想される。高速・低遅延通信(有線、無線) やストレージ。不揮発ストレージなど。。
  4. 製品が高価高品質の時代の人が価格破壊の時代に変化した
  5. 国内の類似メーカの競争の時代から、価値観も全然違う国際市場で、国際競争の時代に変化した
変化に対応できないと、企業が没落していくのは以下に書きました。
2012年9月6日木曜日:家電と自動車の違い
責任分担が必要)
Apple、Intel、Samsungでは技術者は、ある種奴隷のように言われた仕様のものを命をかけて作る。もちろん、お互いにリスペクトしているので誇張した言い方でしょう。
社では、商売をすること、すなわちマーケッティングが一番偉いとも聞きました。

こうやって、責任分担をすることで、エンジニアは技術開発に専念できます。つまり、
  • マネージャ: 業務遂行環境の整備すなわち、予算管理:、人材確保、予算確保、スケジュール管理、モチベーション維持のための施策(宴会、ランチ、完成打ち上げ、完成記念品)
  • マーケッティング:製品仕様の決定: 市場調査、技術動向調査
  • 設計エンジニア:製品の設計、ソフトウェアの場合にはコーディングとデバッグ
  • 製造エンジニア;製造工程の管理
こうすることで、仕様どおりの製品が設計できなければ設計エンジニアの責任、製造できなければ製造エンジニアの責任。仕様通りに作っても売れなければ、マーケッティングの責任。作業環境が悪ければマネージャの責任。と、責任分担がはっきりします。失敗したときにも、余計な部門まで、責任を取らされず、有能な人材のモチベーションを下げることがなくなります。

そうやっている一方で、人事部が存在し採用は人事部がやったり、経理システムがあって、予算は人件費、資材費、設備費などと、最初から費目に別れてしまい、融通が利かなく成っていたりします。税法上は融通できるはずなので、マネージメントの手間を減らし、だれでもできて、ミスを減らす工夫なのでしょうが、事業運営に支障をもたらしていると思います。

米国は、大学でも企業でも、掃除は掃除専用の人、給仕は給仕専用の人にまかせます。小学校からそうです。企業でパーティをやってどんなにちらかしても、掃除の人の仕事だと任せて自分では片付けないことが多いです。「自分のコトは自分でやりましょう」と、小学生に掃除をさせるのは日本の美徳です。が、これを企業経営にまで持ち込むのは、責任分担の不明確化を招くと思います。

Intelでの例)
Intelのx86コアが、 同じチップをボンディングオプションで、一個5,000円足らずのCeleronにしたり、2万円ちかいPentiumに切り分けているのは、よく知られた話しです。

これを技術者がやると、どうなるのでしょうか、安いCeleronはそれなりに安く作り込もうとします。ところが、設備産業であるLSI産業では、大量仕入れ、大量生産をして、大量に売って、速く設備投資を回収した方が儲かります。
実は、原材料費は、設備投資額や設計や研究開発コストに比べればしれているので、多少チップ面積をけちってもしょうがないのです。これは、プロセスが微細化すればするほど、同じ原材料費や人件費あたりにとれるチップ数が増えるので、どんどん顕著になります。

ビジネス的には、これをいち早くみぬいて、すこしでも設計を共通化して、一気に投資回収をしたほうが勝ちになります。

つまり、技術者の意見よりは、ビジネス的な見方のほうが重要になるわけなのです。

Intelがいち早く導入した、Copy exactly生産ラインも同じです。技術者や職人的には、個々の工場で、なるべく良品率を上げるように頑張りたくなります。
 日本のメーカはそうやって進化してきたので、全国に沢山ある工場の製造装置のチューニングが少しずつ違い製造パラメータが少しずつ違いました。しかしこれは大変なデメリットになります。以下に列挙すると。。
  1.  次の世代の微細化プロセスを開発すると、工場毎にそれを会わせ混まないとならず。直ぐに生産が立ち上がらない。技術者を何度も派遣しないとならないし、一番値段が高く売れる立ち上げ時期の生産が遅れる。
  2. ある工場で作った製品は、その工場で最後まで完成させないとならない。ところが、全工場が同じ仕様で動けば、
    1. 生産量を増やしたいときには別な工場で作れる。つまり
      1. 需要供給のバランスの変化に柔軟に対応できる
      2. ある工場が障害で停まったときには、続きを他の工場で作れる
 などの差がでてきます。プロセス技術開発の技術者というよりも、ビジネスとか生産者の視点が必要になると思います。



家電と自動車の違い

家電メーカはなぜ偉い人のキーワードでモノを造るのか。http://bit.ly/OVry1N というblog。これをうけて、

自動車はできるのに、家電はなぜできないか?  http://bit.ly/Rbfdvz というblogがFacebookで少し話題になったようである。
  1. 自動車は好きでやってる、家電は仕事でやってる
  2. 自動車は開発主査、主幹がそのモデルを仕切る
ということであるが、 NECには、TK80も、PC9801も、モバギも、折りたたみ携帯もあった。これらは、好きで好きでたまらない人が沢山いてつくったと思う。SharpのパソコンのMZシリーズ、富士通のFMシリーズも、好きで好きでたまらない人の設計であった。どこで、どういうふうに、電機メーカと自動車メーカが違ってきたのかを考えてみた。

もちろん、自動車会社には賢い人間が入り、電機やITメーカは、頭の悪い人間ばかりが入社したということなど、あろうはずがない。むしろ、一斉を風靡した電機メーカのほうが優秀な人を集めたのかもしれない。少なくとも同じ条件にあった、Apple Computer もつぶれかけて、大復活を遂げている。

圧倒的に遅れていた日本の半導体と家電電機産業を発展させ、1980年代には日本をして、世界の工場を言わせた、エンジニアや経営者たちが、この産業界にいたのである。

「好きでやっているとか仕事でやっている」で、なるほどなぁと思ってしまった人が多かったようだが、これは、どちらかといえば結果であり、その原因を解析しないと、解決には近づけない。物事の解析に対への取り組みかたの改善に期待したい。

不連続変化への対応)
 クレイトン・クリステンセン(Clayton M. Christensen)が1997年にイノベーションのジレンマ http://bit.ly/KcERMoで示したことが当たっていると思う。

つまり、企業というものは、大企業であれ、中小企業であれ、不連続変化が起きると対応できない。

不連続変化に対して対応できなかった企業の例と引き起こした不連続変化)
  1.  パソコン業界:Apple (Jobsが戻る前は死にかけている)、Gateway、日本の主だったパソコンメーカ  - 理由:IBMPCによる部品のコモディティ化による価格の急激な低下
  2. ワークステーションメーカ: SGI(Silicon Graphics), HP, Sun microsystems : PCの急速な高性能化(速度、メモリ容量、OS)、PC用グラフィックチップの進化。
  3. 半導体メーカ:   IBM, Motorola, NEC, 日立, 三菱など - 理由: 製造技術が装置メーカを通じて流出、プロセスが微細化するごとに市場支配力が変化, 設備産業であり製造コストは量を造れば造るだけ下がる-つまり常につぶし合い競争
  4. 通信機器メーカ: 富士通、NEC: ATMから、TCP/IPというパケット通信への変化
  5. 米国航空会社:  United Air, South West, etc. : 911テロによるチェックインの煩雑化、車移動への回帰による自動車離れ、格安航空会社の台頭
  6. 銀塩フィルムメーカ・カメラメーカ : コダック : ディジタルカメラの台頭
  7. 日本の航空会社、JAL : 整備不良の連続
  8. 自動車: 三菱自動車 : リコール隠し
  9. 放送: 各放送局 : インターネット化、放送離れ、スマホ・tabletでのインターネット視聴
  10. 出版: 特に流通系: 電子ブック化
車産業も、変化の波は押し寄せているが、すりあわせを要する部品組み立て産業なので 、急激で大きな価格破壊が起きない。(後日、自動車価格の推移を引用したいがさほど変化していないと思う。)

さらに、CO2規制、エコ化の波はあるが、これは10年先まで政府が計画をたてている。自動車産業を窮地に陥れるような破壊的な変化は以下が考えられる。
  1.  EV化により、部品がコモディテイ化して、急速な価格破壊がおきる
  2. ガソリン代が極めて急速に高騰する
  3. 道路の制限速度が一斉に引き上がられるか、引き下げられる
など。。ありえるとしたら、1であろうし、中国ではそういうEV自動車が売られ始めているらしいが、鉛蓄電池を使っているので、走行速度が極めて遅いらしい。

ナゼ不連続変化が起きると企業は持たないのか)
これは、簡単だと思う。企業は、組織を維持しないとならない、不連続変化で産業構造が変化し、収入が減れば、コストダウンに走らざるを得ない。そのときやるべき選択肢は、以下。
  1. 経費削減
  2. 人件費削減
    • 一律給与カット
    • リストラ
一律給与カットは、従業員のモチベーションを下げるし優秀な新人や転職組が入ってくるのを阻害する。リストラでは、優秀な人間を残し事業に役立たない人をきる のは相当に難しい。まず、有望な事業を絞り込むためには、相応の情報収拾と強い意志が必要に思う。

経費削減は、長期的に魅力のある製品を造る能力を下げる。研究をやめ短期的な製品開発に走れば、収益率が高い製品が作りにくくなる。

やらなければならないことは、売れる製品を作って収益構造を改善することなのだが、これには時間がかかる。すると経費削減を行わざるを得ない。

また、以下にも書いたように、特に、大企業は大胆な意思決定ができないので、売れる商品を絞り込んでそれに力を注ごうとはなりにくい。即効性のある経費削減になるのは、いたしかたないのかもしれない。

2012年2月1日水曜日: 大企業病と恐竜との符合 - 哺乳類,昆虫型企業へ

これらは、破壊的技術の登場で価格破壊がおきたり、市場編かが急速に進むほど、大きなダメージを会社に与える。

そして、コストカットの仕事が会社の主な仕事になっていけば、技術者の発言力は弱まり、技術が好きで好きでしょうがないという仕事がやりにくくなってゆく。本当に儲かるかどうかが常に問われ、どれだけ短期的に儲かるかのほうが重要になっていく。

ハラが減ったタコが、自分の足を食べて急場をしのぐように、急場はしのげるものの、餌をとるための手足がなくなってしまうように思う。

不連続変化に耐えるには)
やはりAppleのSteve Jobsや、IntelのAndy Groveのようなビジョンをもった経営者の登場が必要だと思う。価格破壊に耐えつつも、自社のコア技術を十分理解し、製品とビジネスのビジョンを示し、必要なところに重点的に開発投資をするのである。

Apple http://bit.ly/NNwGdl は、スカリー http://bit.ly/NNwAm3 がいたころには、経費削減の嵐で、消費者に訴える製品が全く作れなくなっていた。これをJobsが、デザインによる魅力有るiMacの登場で回復させた。また、米国やヨーロッパでは、50ドル程度の格安携帯が主流だったところに、600ドル以上のiPhoneを投入して、市場を奪い取った。主だったポイントは以下であろう。
  1. iPodでつちった音楽プレーヤとの融合
  2. iTunes ストアという、音楽、映画、アプリの流通形態
  3. 格安で追加できるアプリ
  4. 極めて急速なソフトウェアの進化
  5. 旧型機でも格安ソフトの追加で、同じ機能を実現
  6. 通常のwebのブラウズ機能
  7. 使いやすいUI
  8. デザイン性とブランド
ハードウェアは、そこそこ高く、信頼性には若干難があるが、デザインが良く、機能が凄まじい勢いで進化し、さらにソフトウェアが無料に近いという、全く新しいビジネスモデルを採用している。これが実現できた背景には、CPUの速度向上がほぼ停まったことや、Flash memoryの急速な増大により、端末に膨大量のコンテンツを格納し、持ち運べるようになったことがある。
また、iPhone、iPod、iPadでは、端末のソフトウェアのアップデート時に、データを一旦全ぶ消去して、あらたにiTunesから転送し直す構造をとった。これは、従来のOSのアップデートではあり得ない形態である。が、これにより、ファイル転送母艦である、iTunesでファイル変換をかけるので、従来互換をしがらみを一掃することに成功したと思う。

Intelは、2000年頃には、まだNECやIBMより半導体技術が劣っていた。が、x86プロセッサの訴訟で競合を退け、他のLSIの10倍近い付加価値でCPUを売ることで、膨大な利益を上げ、それを使い、優秀な技術者をやとい、あっというまに、半導体の製造で不動の地位を気づきあげた。まさに、「勝ち馬にのる。」を実践したのである。日本の半導体産業や電機産業が調子の良いときに、調子が悪くなっても大丈夫なように、「勝ち馬にのる」をやって、十分準備していれば、今のようにはならなかったと思う。規模の効果があるので、一旦大きくなれば雪だるま式に強くなるはずなのに、もしも、その分野が失敗したときのために、他にも投資しておくことになり、主力への投資の再循環に踏ん切れなかったのであろう。。

さらには、以下の後半に書いたように、ビジネスやマーケットなど様々な視点を持つ人の意見を尊重するのも、不連続技術時代の生き残りには必要に思う。

2012年9月6日木曜日 :ピーターの法則
上記に書いたように、技術者冥利につきるような会社は、むしろ不連続時代を乗り越えられず、技術者がマーケッティングやビジネス部門の奴隷として使われるくらいのほうが、強いのかもしれない。

凸版印刷 http://bit.ly/NNyV0h なども、出版不況になるなか、半導体のマスク装置とかに転換を図ってきたと思う。

銀塩カメラメーカも、コダックのように対応できなかったところと、良い経営者がいて生き残った、キャノン、ニコン、富士フイルムなどと明暗が分かれたように思う。

日本で100年以上の老舗は)
日本には、老舗が世界一多いらしい。http://bit.ly/NNxPl5 によると、3,146社もある。
つまり、会社を長持ちさせるのは、日本人は得意なのだろう。既得権益を保護するという商習慣だけではなさそうに思う。

http://bit.ly/NNxKhe に老舗の一覧がある。

たとえば、竹中工務店 http://bit.ly/NNyfbc は、江戸時代初期の1610年の創業である。今と全く違う建築形態であったが、その後の建築手法の変化に良く追従していると思う。

また、日本に圧倒的に多いのが、和菓子関係の店舗であるが、真空パックを使ったり、デパートに卸したり。味覚の変化にあわせて、洋菓子風の 商品を作ったり、不連続ではないものの変化には対応できているように思う。

2012年9月2日日曜日

F1 GPXの解析 - 小林可夢偉ガンバレ

http://bit.ly/NJm4Gl (以下一部引用)にあるように、F1 Grand Prix 第12戦  ベルギーグランプリで、ザウバー・フェラーリの小林可夢偉は、佐藤琢磨以来8年ぶりの本戦2番手のポジションを獲得し、フロントローから決勝に望むことになった。可夢偉ガンバレ。
◇公式予選成績◇
1 J・バトン(マクラーレン・メルセデス) 1分47秒573
2 小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ) 1分47秒871
3 P・マルドナド(ウィリアムズ・ルノー) 1分47秒893
4 K・ライコネン(ロータス・ルノー) 1分48秒205
5 S・ペレス(ザウバー・フェラーリ) 1分48秒219
6 F・アロンソ(フェラーリ) 1分48秒313
サーキットの情報は、http://bit.ly/PNWocc

http://bit.ly/PNX4OP に放映スケジュールなど、詳細なスケジュールがある。これによると、レースは以下の様になる。
・全長:7.004km/レース距離:308.052km
・周回数:44/コーナー数:19/全開率:70%
・ラップレコード:1分45秒108(K.ライコネン/2004 マクラーレン)

2012年 F1カレンダーはこちら。http://www.topnews.jp/f1calendar2012

2012年のF1のマシンならびに競技レギュレーションはこちら
   http://www.f1-data.net/rule/rule_main.html

さて、それに関連してF1のスタートダッシュを解析してみた。

スタートシーン)
まず、第9戦イギリスグランプリの本戦スタート、2番手、Mark Webberのオンボードカメラ映像である。映像も、HDで綺麗になり、カメラワークも、昔のF1よりも多彩になっていまた。米国であっても速度がkm/hで表示されるのも嬉しい。
 (アナウンサーが口頭でマイル/h との換算をしていた。)


馬力計算)
これを、経過時間ごとに車速を計測し、加速度から加速G、さらには車の持つエネルギー。エンジンの馬力を計算してみた。

スタート重量) 2012年シーズンのF1のドライバ込みの最低重量は、上記レギュレーションから640kgである。

燃費は、http://en.wikipedia.org/wiki/Formula_One_car によると100kmあたり75L (すなわち、1.3km/L)のようである。
途中給油ができないので、スタート時に、330km分の燃料を積むとして、247.5L になり、
ガソリンの比重は、http://www.kuruma777.com/info001.html から、0.75として、出発時の燃料重量は、186kgとなり。上記の燃料抜きの重量に足すと、スタート時重量は、826kgになる。

馬力計算)
これを用いて、画面から計測した時間から、エンジンの馬力を計算すると以下のようになる。時速177km/hのところで、1.25Gの加速で有り、最大の540psを投入している。

効率の良い加速、すなわちタイヤグリップを生かした加速をするには、徐々にアクセルを踏む量を増やして投入するエネルギーを増やさないとならないことがわかる。アクセルは、オン・オフスイッチではないと言われる所以である。これは、Power = 速度 x 加速 で計算されるように、加速一定にするには、速度があがるにつれ、投入するパワー すなわち、アクセル開度を大きくして、燃料を投入しないとならないのである。

最初の部分で、Gが小さいのは、スリックタイヤが、まだ暖まりきっておらず、張り付きが弱いのもあろうが、ほとんどは、車速が遅いので、グリップを稼ぐ大元であるダウンフォースが十分かかっていないためだと思う。



F1の空力については、http://bit.ly/R4ty7s に説明がある。

昔は、トラクションコントロールとか、発進の自動クラッチなどがあったが、ドライバーのスキルを補助しすぎてレースがつまらないと、禁止されたはずである。

なので、これだけのダイナミックレンジのあるアクセルワークをドライバーがこなしているのだと思う。

F1テクノロジーの最前線 2010年版 http://amzn.to/PT8JQn を読むと、ステアリングには、アクセルペダルのマップの変更ダイヤルとか、ピットストップ時のスピードリミッタとかがあり、このマップ変更というのが、アクセルの感度を変えるのかもしれないが。。。



日本の死者数の分析

2012年8月28日火曜日 : オスプレィ配備について - 安全神話の害
に、たばこ、窒息に関して追記したうえで、死者数に関する分析をこちらに移動した。

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日本の年間死者数は、100万人にのぼる。http://bit.ly/PqQssX

http://bit.ly/NzdppZ に死因のランキングがでている。
抜粋すると

平成20年の日本の死因 順位

1位 悪性新生物(ガン)
2位 心疾患
3位 脳血管疾患
4位 肺炎
5位 不慮の事故
6位 老衰
7位 自殺
8位 腎不全
9位 肝疾患
10位 慢性閉塞性肺疾患

日本での死因の中で、気になる年間死者数を調べてみると。。
  1.  6万2千人(2005年度): 日本の肺がんの死者数 http://bit.ly/RYprOp 、患者数6万7千人に非常に近い致死率がいる状況。病気が恐ろしいのか、発見がおくれるのか。。喫煙との相関性は?
  2. 2万8千人(2011年): 自殺者数。先進国中最悪。http://bit.ly/NzcwxG 
  3. 4千人: 日本の交通事故死数。かなり高いものの、交通対策により死者数は09年度は4,904人と先進国の中でも割と低めであった。http://bit.ly/Idpgra ただし、http://bit.ly/Nzd86w にあるように、事故後24時間以内の死亡のみ交通事故死としてカウントされるようである。
  4. 400人(2011年): 他殺者数  http://bit.ly/NzcwxG 他殺率は、世界で二番目に低いと治安のよさを物語っている。
とくに、自殺の原因になりうる鬱病の罹患率は一生のうち15人に1人は罹患するということであり、http://bit.ly/wxlp3e によると、2008年までの9年間で2.4倍にもなっている。
きまじめだと鬱病になりやすく、潔癖症もいい加減にしたほうがよいのでは。。

喫煙と肺がんの相関性は分からないとタバコを吸う人も居るが、たばこを吸っていたひとの肺は、解剖してみれば真っ黒である。

たばこと肺がんの関係をググルと、関係ないというものが沢山ヒットする。大抵は、科学の方法論がわかっていない詭弁である。

http://0taku.livedoor.biz/archives/4143426.html のように、単純に肺がんの総死亡者数の年代推移と総喫煙者数の年代推移を比較して、「喫煙は肺がんのリスクを下げる」などとしているものもある。肺がん患者と喫煙の比率を比較していないのである。肺がんが増える本当の理由は、以下にあるのかもしれない。
  1. ガン は、免疫が低下すると起きる、細胞増殖の異常を原因とした病気である。したがって、近年肺がんが増える理由には、以下も考えられる。
    • 高齢化による老人の増加
    • ストレスの増加による免疫の低下
  2. たばこだけではガンにならず、大気汚染などとの関連も指摘されている。
  3. 細胞増殖異常は蓄積性のものなので、たばこの害は直ぐに現れない可能性が大きい。逆に、たばこを減らしても、すぐには肺がんは減らないはずでもある。これだけ即効的に肺がんが増えているのは、別の理由と考えるのが妥当である。
日本語でググっても話しにならないので、英国の学術論文を引用する。
1956年の時点の論文 http://1.usa.gov/NIKtMr では、p.1073のグラフを引用する。肺がん担った人の比率でみれば、non smoker 9にたいして、1日14本までの喫煙で58、24本で106、25本以上205と死亡率(総合での死亡率に対する比率) が増えていくのである。


そもそも、こういう事実が積み重なっているので、欧米(最近では日本でも)喫煙者の死亡保険の掛け金は高くなっている。
そして、看護婦さんによると、肺がんのような呼吸器系の疾患での死亡間際はそうとう悲惨なようである。なにしろ、 息がまともに吸えないので、相当な苦しみらしい。

たばこに害はないと、強がるのは良いが、あとで自分に何が起きるのか、よく考えた方がよい。


メディアは年間100万人の死者のうち、視聴率が稼ぎやすいセンセーショナルな400人の他殺を取り上げて大騒ぎしているのだが、自殺が年間2万8千人もいるのである。

ただし、自殺は伝えると逆に増加するという問題もあるので、死者数を伝えることが対策になるとは限らない。が、ここでも逆のことをしており、イジメでの自殺とかを執拗に報道しているように見受けられる。

食品をのどにつまらせることによる窒息死 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0560.html
  1. モチ:90件/年
  2. カップ入りゼリー: 8件/年
ひところ、こんにゃく畑での死亡が、社会問題になったが、1995年以降の通算でも 17人の死亡である。これを大騒ぎするならば、なぜ、モチを禁止しないのだろうか。
また食通毒死も、数名出ただけで大騒ぎになる。
とはいえ、米国やEUも、こんにゃくゼリーの輸入が禁止のようで、大騒ぎしているのは日本だけではない。http://bit.ly/OGfpxF のように、欧米でのPL法の行きすぎを指摘する意見もある。たしかに、老人や子供に食べさせないように気をつければ、事故は減る。製造元の責任にするのは、お門違いにも思える。

http://bit.ly/OGfh18 の解析も興味深い。モチについで、パン、ご飯、寿司、も窒息の原因である。

食中毒の死者数: http://bit.ly/NzfdPV
  10人以下の低い方。2008年には4人、2009年には0である。

それよりも、なによりも、自殺対策や病気の根本療法の発見のほうが重要だと思う。
人の命の大切さには、差はないが、だとしたら、死者数が多いものか、対策が容易なものを優先して対策するべきではないのだろうか。。