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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2014年4月26日土曜日

日本でテレビの番組が画一化するわけ

日本のテレビで、どのチャンネルでも画一化してつまらないと良く言われます。「米国のcableのようにチャネル数が十分にないから」という意見も聞きますが、「広告代理店が原因」という意見が興味深いです。


少数の代理店が力やアイディアを持ちすぎるので画一化してしまうと。。とはいえ広告代理店も勘でやっているので、国際競争になったり、新デバイスで競争条件が変わると対応できないと...

上記の代理店システムも、調子の悪い大企業の体制もそうなのですが、日本って、持ち前の改良力で特定の競争条件にシステムを最適化してしまうので、環境が変わると、追従できないように思います。逆にいうと、変化の激しい今のITビジネスで米国が強いのは、米国は最適化(細かなチューニング)が不得意だったからといえるのかもしれません。

この「システムはある程度非効率なほうがよい」という考え方は、Prof. Ousterhoutも、言及しています。

2013年5月6日月曜日: Thought for the Weekend - Stanford大CS142より

にも書きました。

また、以下でも類似のことを書きました。

2014年4月16日水曜日

小保方問題について

STAP細胞に関連した小保方問題でいろいろな人がいろいろなことを言っていますが、段々日本も米国化してきたように思います。良いのか悪いのか、ずっと考えています。

知識人でない米国人は、名前を聞いたことがあれば、"Yes. I know"と平気で言うし、知ったフリをして、間違っていても全く悪びれません。。
日本は、昔は権威に従うということでお任せでしたが、どうも、立派な仕事をしている学校の先生や、官僚をバカにしだしてから、あまり調べもせずに直観で多くの人が言いたい放題をいうようになったように思います。その後、原発事故で原子力ムラと糾弾しだしてから、これはますます拍車が掛かったように思います。

今回の小保方問題は、
  1. STAP細胞の発見の真偽に関する事項。幼稚な実験のミス。再現に十分なデータを提示して潔癖を示せない
  2. 学会発表のルールに関する事項。論文の盗用とねつ造
  3. 理研の組織とその管理法に関する課題
  4. 小保方氏による世論に訴えるやりかたの巧みさ
などいろいろなことが絡んでいるのに、これらをゴチャゴチャにして議論している人が多いようです。それも例によって、調べもせずに直観でしゃべっています。とくに、学会発表のことやSTAPが存在するかどうかは、専門家の間ではかなり結論が出ているにもかかわらず、そういう情報を全く無視してコメントしているようです。

「嘆かわしい!」と言うのは簡単ですが。。みんな好き放題をいうのが欧米化だとすると、一皮剥けるために通るべき道と考えた方がよいのか。。

ただ、このままずっと同じか、専門家のいうことを信じない文化がはびこると、三流国に成り下がりそうに思っています。
さすがの米国でも政策決定や重要な判断は専門家の意見が重視されると思います。というか、米国はそういう諮問機関の意見が重視されると思います。ただし、専門家は、マイナーな意見を含めて、広く意見を聞こうとしているように思います。

過渡期に必要なのは、専門家たちと利害関係者たち(野次馬/外野の意見をどう処理するのかわかりませんが。。) の信頼関係の構築なのではないのでしょうか。

2014年2月28日金曜日

凄い米国の高校生 - ヘタレが日本の最大課題では?

Stanford大で凄い高校生から夏のインターンの応募が来た。新人教育は面倒だと、いつもは受け入れを渋る私の指導教官も、さすがに興味があるとmailを転送してきた。

大学でプログラミングを勉強しましょう..とか、How To 本で勉強しましょうといっているレベルでは、米国トップには追いつけない。また、おっさんのにわか勉強 では歯が立たないのを実感してほしい。

彼はBay Areaの公立高で最高難度を誇るMonta Vista High School のJunior つまり日本の高校2年に相当

彼のGPA (See: http://bit.ly/MyYtOg ) は4.6 (平均成績: All Aで4.0のはず。それもMonta Vista High School で...)

彼の経歴:
- 2010:  Java Club部長
- 2012- : 高校でのプログラミング教育のメンター
- 2013- : 携帯アプリ開発

彼のスキル:
- Java, Python, JNI, JNA, Lua
- JDBC, SQL, MySQL, NoSQL DB
- HTML, XML,  JSON
- Eclipse IDE, Git
- Apache, LibGDX, Box2D, Slick2D, Kryo
- Networking development – TCP/IP, UDP, Socket,
- Multithreading development

彼の受賞歴:
 - 2013 : 州の Game Simulation and Programmingで優勝
 - 2013 : 全米 Game Simulation and Programming 決勝進出
 - 2011 : Stanford Program Contestで2位

2014夏のインターンでの彼の実績)
米国シリコンバレーエリアの高校の夏休みは6月に始まり、8月中旬まで。日本よりも、ちょっと早めにずれている。
彼は高校が休みになった6月頭から、母親に送ってもらって、Stanfordに顔を出し始めた。

彼が入ったプロジェクト: Stanford RAMCloud: https://ramcloud.atlassian.net/wiki/display/RAM/RAMCloud

  1. 米国人の常で、まず、初っぱなのミーティングでぶっ飛ばす。認めてもらうには、最初が肝心というわけである。が、通常通りで、最初だけであとは、割とマイルド。さすがに、頭の回転が速いようで、超早口の英語でまくし立てる。。
  2. 最初の1週間で、自分のnotePCにLinuxを入れ、Stanfordのサーバで実験しているシステムを自分のPCに移植。(Stanfordで使っているLinuxはRed Hat Enterprise Linuxという有料品なので、無料のLinuxに移植している。スイスCERNから来ていた詳しい人が手伝ったようだが...)
  3. テーマとして、このRAMCloudというシステムで博士課程の学生が卒業前に途中まで作った「Javaインターフェースを完成させる」というものを選択
  4. 2〜3週間で完成。性能チューニングに入る。性能も向上。プログラムの登録(git commit)に必須としている単体テスト(unit test)も作成。
  5. 私が新規に導入していたサーバをサーバ室に据え付け、設定するのを作業者の影響がでない土曜にやるというのを聞きつけ、是非手伝いたいとやってきて。良い勉強になったといっていた。
  6. 教授による、code review (記述確認)をpassして、成果物をRAMCloudのgitに登録。
  7. 他に貢献できることはないか...というので、RAMCloudにかけていた、Job管理システムの原型を作った。
  8. 記念写真を撮りたいとのことで、集合写真を撮って去って行った。
  9. その後、手書きの感謝のメッセージに写真を貼ったカードを全員に配っていった。
  10. 秋の終わりに、PhD卒業生とのさよならDinnerがあり、彼も招待されてやってきた。そのとき、「絶対に、この研究室でまたインターンをやりたいので、またよろしく。大学もStanfordに入るつもりだ」といっていた。
とにかく、「絶対」がでてくる人間は強い。できない言い訳ではなくて、やるための方策を考えるから....

チャレンジ精神)
インターンが終わったあと、彼に、何故?どうやって応募したのか?聞いた。。答えは、

  1. 高校の夏休みに大学のサマースクールにいく学生がいるし、大学から案内も来る。
  2. でも、それではもの足らなく感じて、インターネットで大学の研究テーマを探し、各大学の教授あてに片っ端から自分のレジメをいれて、おねがいのemailを送った。
  3. 返事をくれた教授はそんなに多くないし。Stanford大でも数名。その中に、今回、Summer Internをした当指導教官がおり、大変興味をもってもらえ、インターンにこぎつけた。
知り合いに頼ろうとかしないで、高校生のくせに、自分の力で道を切り開こうとするところが凄い。シリコンバレーにいる中国系なので、親もIT関係の研究者で、日頃から良いインプットがあるのかもしれない。


補足情報)
Monta Vista HighのAPIスコア(1000点満点の共通テスト See: http://bit.ly/MyXKg5 、これの学校平均点。有名校はこれをあげるために作為が入っていると思う)は、なんと957点にあがっている。Monta Vista High http://bit.ly/1hm5YEo (一学年 600人) は、Cupertino市 (Apple本社がある市), West San Jose, Sunny Valeをまたぐ, Fremont Union High School District  http://www.fuhsd.org/HIGHschools の5校の中でもトップ、アジア人だらけ

関連する拙blog:
 (以下では、改革すべきといっているが、本稿での結論は、「どんな環境でも、できるヤツはできる、ヘタレが最大の課題」とちょっと違ってきている)

2012年6月4日月曜日: 米国こそ学歴社会である (上記APIスコアについて解説)

2013年2月5日火曜日: 米国の理科教育 (たしかに理科教育の改革は必要)

2013年2月7日木曜日: 大学の本分は教育ではないのか。。 (大学も一流にしたい)

2012年5月20日日曜日:  日本の教育は早々に改革すべきである (教育課題投稿のまとめ)

2013年5月6日月曜日: Stanford大学の授業 (Stanford の授業の様子)

2013年5月6日月曜日: Thought for the Weekend - Stanford大CS142より (Stanford大では人間教育=エリートには必須 もやっている)


参考1: 次点のLynbrook High のAPIスコアは946点 See: http://bit.ly/Mz0Q3I ここはもうちょっと白人が多い。AppleのSteve Jobs, Wozniakの通ったHomestead High http://bit.ly/1hmfQOq もこの学区にあり、APIスコアは874点。

参考2: 日本最難関 東大理III (医学部, 定員100人)でA判定を出すセンター試験成績は855点が必要 http://bit.ly/Mz1v5n (難易度も違うが完全性が必要という点で比較したい) これを1000点満点に換算すると950点になり、ほぼMonta Vista HighのAPIスコア=学校平均に等しい。

See also :CA school rating: http://bit.ly/MyX7Ds (親の学歴、学生の人種構成も出ているので是非ご覧下さい)

感想)
受験戦争はくだらないとか言っていても、できるヤツは、与えられた環境の中で才能を発揮する。社会人でも同じだが、環境をイイワケにして、へたれているのが、今の日本の、最大の課題 なのでは。。

2014年2月23日日曜日

団体行動と個人主義のバランスを考える時期なのでは?

ソチオリンピックでの浅田真央のフィギュアへの取り組み方、観衆の対応について、議論が起きているが、私の感じている違和感をまとめておきたい。

Facebookで議論してみると、「私のステレオタイプではないのか?」との意見も出たが、海外で暮らしている目でみて、海外での報道の仕方と比べると、明らかに日本文化がしみ出していると思う。これもあるのかFacebookでは、海外で暮らしたことがある多くの知人からは賛同が得られている。

オリンピックで必要な才能とは?)
まず、どういう競技にしても、
  1. 一番必要なのは本人の才能と努力であり
  2. 次が監督や家族のサポート
  3. 次が組織委員会などでの組織的なサポートだと思う。
このあとに、応援者のサポートを仰々しく入れて、その成果だとか感動物語にするのは、昨今の日本の報道の特徴だと思う。

日本と欧米の文化の違い)
文化としてみれば、米国にはなくて日本にあるものとして、運動会、文化祭、修学旅行があげられる。小学校で運動会をやっているのは、必ず日本人の補習校である。
特定の種目の大会はあるが、いろいろな種目をそろえて、ほぼ全員参加に近い形で、家族まで呼び込んでやるのは、日本人たちだけである。

つまり、同じ組織に居る仲間に団体行動を強要する文化が存在する。

これは、格差を作らない、全員にそれなりの役割を与え、全体で何かを成し遂げるという理想があり、素晴らしい文化だと思うし、このおかげで、高い平均的な労働意識を維持してきたと思う。

団体行動文化の負の側面)
ところが、昨今になってこの負の側面も見えてきている。それは、機械化、合理化、IT化により労働集約型ではなくて、少数精鋭(ソフトウェアでいえばAgile開発 http://bit.ly/1lpFYsk 、平たく言えばベンチャー型)の産業がでてきた。かつ、それが高成長・高利益率の産業になっている。そこでは、大勢に役割分担をして回すやり方は合わない。

昔から少数精鋭は日本にもあった)
実は日本にも昔から少数精鋭に近い産業も存在した。それは、職人芸であり、刀鍛冶、芸術家(浮世絵師なども..)がそういう分野だった。

ところが、高度成長期からバブル期にかけて、欧米式のマニュアル化を中途半端に導入したおかげで、この少数精鋭部隊の育成が無くなった。そして、平凡な大勢でなんとかする、というやり方だけが残ったように思う。

現在の大企業でおきている弊害)
たとえば、大企業で画期的な製品プロジェクトを立ち上げたとすると何が起こるか? プロジェクトへの期待が高まるにつれて、勝ち馬に乗る動きが起きる。「私も協力します」「なにかやらせてください」と知識も経験もない有象無象が集まる。本来、中核になるべき人が、管理工数として忙殺されることになる。一方、立ちあげ期のプロトタイプを作る時期には、そんなに人は必要ないので、プロジェクトは立ち上がらない。すると、勝ち馬に乗ろうとしていた人達は、今度は敵に回ることになる。「そもそも、あのプロジェクトは筋が良くない。失敗だった」とかになる。それでは、画期的なことはできない。

浅田真央に掛かったプレッシャー)
浅田真央にしても、彼女は彗星のように現れ、15歳で、当時女子では珍しかった3回転ジャンプを飛んだ。そこに、あたかも自分達もヒーロー育成に協力したかのように、大勢があつまって、彼女に凄い技を要求したのではなかろうか。少なくともマスコミのインタビューは3回転ジャンプをどう取り組むかの話題ばかりだったようである。最近しばらく調子が悪かった体操でも、才能のある選手がでてくると、画期的なウルトラCばかりを期待していた。

そして、有象無象は、期待する通りにならないと、「彼女には才能がなかった。ヘタだった。コーチが悪い」と知ったようなことを言う。「ヘタだと言うなら自分で3回転ジャンプの手本をやってみせろよ!」というような選手でないと、注目されたあとに成績を出しにくいのかもしれない。その点では、浅田真央は性格が良すぎたのかもしれない。それも含めて、才能が無かったといえば終わりかもしれない。

世界で活躍するには日本人離れした個性が必要なのかもしれない)
北島康介 http://bit.ly/1p97e1c
イチロー http://bit.ly/1p981iy みたいなキャラも才能のうちなのかもしれない。このリンクにあるイチローの名言から、

『期待はいくらかけてもらっても構わないんですけど、僕は僕以上の力は出せないので、自分の力を目一杯出すしかないということですね』 
『どんなに難しいプレーも、当然にやってのける。これがプロであり、僕はそれにともなう努力を人に見せるつもりはありません。』
『準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、
そのために考え得るすべてのことをこなしていく。』 
特定分野で才能がある人には、日本の扱い方が苦痛に感じたことがある人は多いのではなかろうか。。

日本を再び世界で活躍する国にするには)
全体行動と個人行動、特に才能のある人や異端に対する接し方について、そろそろ考え直す時期では無かろうか。

日本文化の良いところを失わない為にも。

2013年12月24日火曜日

Evasi0n7によりiOS7.x の完全脱獄に成功

本日Tech Church http://tcrn.ch/1cNZloJ やCNET http://cnet.co/1cO0RqH に掲載されたEvasi0n for iOS7 による、iOS7の完全(untethered) 脱獄は本物だった。早速試したので報告する。

完全脱獄) 母艦無しでreboot/電源off/on可能な脱獄

必要要件)
母艦)
- MacOSX 10.5/10.6/10.7/10.8
- Windows (XP minimum)

脱獄対象のiOS)
- iOS 7.0, 7.0.1, 7.0.2, 7.0.3, 7.0.4, 7.1beta1, 7.1beta2

以下からダウンロードできる)
http://evasi0n.com/

やり方と注意事項)
1. 上記のiOSにupdate (入獄する) -- 以下1で解説
2. iTunesでのbackup passwordをoffにすること。デバイスのlock passwordをoffにすること。そしてバックアップ
3. EvasiOnを起動して、Jailbreakボタンを押す。この間iOSとiTunes関係のプログラムを動かさないこと。-- 以下2で解説

iTunesからiPhone4とiPad2をiOS7.0.4にアップデートして、脱獄に成功した。
また、iPhone4で電源を切り、単体で再起動し、再起動後Cydiaが動く。すなわち、untetheredであることも確認した。

1.  iOS7.0.4のインストール)
途中でずっこけた)
http://support.apple.com/kb/TS4451  にあるやり方で上手くいった。
  1. OSのサイズは1.1GBとあるが、iPhoneの「設定」を開くと空きスペースが3.8GB必要とある。アプリを減らして4.2GBほど空けた。
  2. Tiny Umbrellaを動かしていたのでhostの設定がおかしかった。止めて再度実行
  3. インストールが途中でこけて、iPhoneはRecovery modeになった。Macを再起動して、再度繋いでupdateして成功
    (iPad2でも、インストールが途中でこけて、iPad2はリカバリーモードになった。そのまま、iTunesのupdateボタンを押したらupdteに成功した。脱獄しているiPhone/iPadの場合には、一発で素直にiOS7がインストールできないのかも知れない。。)
iTunesにCongraturations! Your iPhone is unlockedのメッセージがでた。SIM unlockされたのであろう。だが、screen shotを撮ろうとキーを押したら消えてしまった。
(契約縛りの2年の切れたAT&T iPhone4 (これまで、iOS5.1.1だったもの) のSIM(AT&T用語ではDevice)のunlockができた。

2. evasi0nによる脱獄)
前述のように以下に注意
  1. iTunesを起動しないこと
  2. Backupにパスワードをつけている場合は解除すること
  3. 端末のパスワードも解除すること
手順は以下の通り、後ほど写真入りで解説する。
  1. Evasi0nを起動。Macの場合には、信頼できないアプリとでるので、右クリックから開くメニューをコントロールキーを押しつつクリック。そして、信頼できなくても自己責任で起動を押す。
  2. Jailbreakボタンを押す。
  3. Evasi0nアプリが端末にインストールされるので、それをクリック。
  4. 自動的に端末が再起動。端末をアンロックすると進むようだが私はここでスタック
  5. Mac上のEvasi0nのJailbreakボタンを押してみてもダメ
  6. 端末上にインストールされたEvasionアプリをもう一度起動したら、先に進んで、脱獄完了となった。(以下写真)


ただし、Aptbackupが、ライブラリaptの非互換によって動かないので、脱獄アプリが再インストールできない。 orz.....


いま、iPad2もiOS7.0.4にあげて脱獄完了。こちらでは、aptのライブラリもインストールでき、aptbackupも動いた。が、10個近くは入れてあった脱獄アプリは全く復活せず。互換性問題があるのだろうか。。



上記のUnofficial Folderの拡大



蛇足) なぜiOS7.1がまだbetaなのに、脱獄をリリースするのか不明。普通は、脆弱制をAppleに塞がれる恐れがあるので、メジャーリリースのあとになるはずです。。(TinyUmbrellaでSHSHを保存してあれば、保存してある古い版に戻せるので大丈夫ですが。。)
以上

2013年12月19日木曜日

Sony α7の魅力と課題

Sonyのα7。35mmフルサイズセンサー(2430万画素-ローパス有り) なのに本体416g(バッテリーをいれると474g) と軽量。Eマウント採用で、小型軽量の新FEレンズも開発された。キットレンズ(FE28〜70mm F3.5〜5.6)付きのα7が実売最安15万円。
α7Rの重量はバッテリー込みで約465gとさらに若干軽い。
ミラーレスだが235万ドットのELの高解像度の電子ファインダーを標準装備しており、WiFi内蔵である。ただしバックモニタは92万画素のTFT。

電子ファインダの場合、拡大も効くので235万ドットもあれば実用上問題はと思う。
また、光学ファインダではどうしても合わせられない、ISO増感の効果とか、ホワイトバランスも確認できる。ミラーとペンタプリズムがなくなり軽量・小型化するので、私はこれからは電子ファインダの時代だと思っている。雑誌CAPAにも「フルサイズはこれからはミラーレスに行くべきという意見があり」以下の投稿の最後で触れた。

2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について


価格comマガジン)
http://magazine.kakaku.com/mag/camera/id=1463/p=p1/ に詳しいreviewがでている。

ここから本体写真を引用する。


また、http://bit.ly/17bhQkV  がSonyサイトの製品紹介である。

このカメラは、そもそもAPS-C用のEマウントに、マウントの一部を切り欠いて無理矢理フルサイズセンサーを詰め込んでいる。(以下 上記kakaku.comマガジンの写真を引用)



α7とα7Rの違い)
ボディ価格:
α7     最安128,000円、  α7R  最安183,400円
さらにα7には、、FE 28-70mm F3.5-5.6 OSSレンズキット付きの設定があり、最安146,600円
(2013/12/20 現在 : http://kakaku.com/search_results/%83%BF7/?search.x=-1072&search.y=-88 値段は少しずつ下がっている。 )

つまりα7Rは、
  1. 3,640万画素、ローパスフィルタ無し。画素ピッチが7R の4.9umに対して6umになる。
    - マイクロレンズがギャップレスなので、広角レンズでセンサーへの入射角が斜めの時に強いとの口コミ(後述)
    - 小絞りボケが出はじめるのが、レンズに各種収差がないと仮定した時にはf/18くらいとなる。7Rだとf/14くらい。と、明るいところでの撮影に若干強いと計算した人もいるらしい。レンズ収差のない前提だが。
  2. ボディのみで6万円高い。重量は、465gと若干軽い
  3. フレームやつまみの作りが高級
  4. 逆に、像面位相差AFがなくなり、コントラストAFのみ
  5. 撮影速度が4コマ/秒(α7は5コマ/秒)におちる
  6. 電子先幕シャッターも無くなる
と、軽快に使うならα7の方が実用的に思う。

35mmレンズの画角なら、α7で十分かと思う。α7Rのローパスフィルタ・レスも3,640万画素も不要で、それよりはα7の撮影間隔と像面位相差と電子先幕シャッターのほうが価値があるように思う。ソニーのコントラストAFは、伝統的に他社より性能悪い。

α7でも、ちょっと残念)
上記のようにα7のα7Rに対しての魅力は4点。
  1. 値段の安さ
  2. 像面位相差AFによるフォーカスの速さと正確性
  3. 電子先幕シャッターによる静音性(シャッターレスポンス改善もあろうが。。ローリングシャッター歪みとかケラレが逆に気になる)
  4. 連写速度の速さ
だが、冒頭引用のkakaku.comマガジンのレビューのPart2にある操作フィーリングを読むと、

2) は、α7Rでもそこそこ速いと書かれているのはよいとして、像面位相差をつかっても、フォーカスが合わないことがあるのでは困る。
3) 電子先幕にしても音がうるさい
4) 連写速度の差はわずか

(特にα7Rで) レリーズタイムラグが長いのも気になった。撮影に大きな影響を及ぼすほどではないのだが、レリーズ後の画面消失時間の長さが気になる方もいることだろう。

とある、それではα7が生きない。

また、α7でもα7Rでもマウントの剛性が足らなくて、たわむという報告(以下)もある。 http://zapanet.info/blog/item/2716 ただし、この著者はSonyに問い合わせたらしく、「通常の使用では問題はない。」と回答があったらしい。
ちなみにOlympus E-PL3で同じ事をやってみたが、全くたわむことはなかった。

また、http://zapanet.info/blog/item/2699 では、フルサイズカメラ「α7」、APS-Cカメラ「NEX-5R」、1インチカメラ「RX100」の3種類の、サイズ比較と画像比較をしている。α7は、ダイナミックレンジが非常に広く、ノイズも少なく、色再現性も良い。が、画質は3つの中でα7が一番悪いとある。どうも、レンズキットのレンズが悪いためしっかりと結像していないとのこと。これは本稿の後半にも書く。

Sonyという会社)..... ちょっと脱線 ....
α7は、小型のうえ値段が安いフルサイズなので興味あったのだが、やっぱりAFが弱いとか、レンズが少く、MTF曲線をみてもあまりよさそうでなく、多少良さげなレンズは高いとか、若干問題がありそう。

評価が出そろうのを待ちたいが、ミノルタを買収したのに、やはり、キャノンやニコン等のカメラメーカに比べると、カメラという製品系列に対するコンセプトというか情熱が弱いように思う。

レンズカメラを作ったり、カメラ毎に方式やレンズがいろいろ違ったりと、遊び心で作っているのかもしれない。それがSonyらしさなのかもしれないのだが。。

Sonyを選ぶなら、そういう意識をもった方がよいのかもしれない。

画質の差)
冒頭のkakaku.comマガジンの記事にある「感度別撮影例」http://magazine.kakaku.com/mag/camera/id=1463/p=p4/ から、ピクセル等倍の画像がダウンロードでき、相当な拡大画像で比較してみたが、α7とα7Rの画質の差はほとんど分からない。記事に掲載された拡大画像を以下に引用する。

ISO 12800時の拡大比較:
α7R
α7

α7Rは画素数は増えてもISOをあげたときのノイズが気にならない(ギャップレスマイクロレンズにより集光効率が上がっているおかげか...) のでα7Rが良いともいえるし、そもそも画素数の差自体にほとんど有意差がないのでα7で十分ともいえ、とらえ方次第かもしれない。

デジカメの画素数は以下でも写真入りで比較した。

2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について


おそらくフルサイズセンサー型一眼のボディとしては極限まで小さい)
ビデオカメラVG900で先行利用されていたEマウントはフランジバックも短く、口径もフルサイズぎりぎりなので、これ以上小さくはならない。
ただし、7Rの場合は、ボディが軽いため、このレベルのセンサーに耐えられるレンズを持ってきたら、フロントヘビーで使いにくいという意見も聞く。α7でカジュアルに軽いレンズを使うことも考えられる。
このボディのコンセプトと様々な要素のバランスを考える必要があろう。

α7Rのギャップレスマイクロレンズ)
歪曲収差の少ないビオゴン型の広角レンズ(古いレンズ)をマウントアダプタで取り付けられる初めてのデジタル・カメラなので、注目が集まっている模様。このビオゴン型のかなり広角側のレンズを取り付けたときに、センサ周辺での入射光の角度が浅くなり受光が厳しくなるので、ギャップレスマイクロレンズを搭載したα7Rが優れているとのことらしい。

ビオゴン型レンズ: wiki: http://bit.ly/JPwSYT  - バックフォーカスが短いので、ミラー付きの光学ファインダ型の一眼レフでは使えない。もちろん、歪曲収差を気にしないなら、通常の一眼レフで使われているディスタゴン型の広角を使っておけという事になる。

たしかに、http://bit.ly/1bPLIdq をみると、有効約3,640万画素35mmフルサイズ「Exmor(エクスモア)」CMOSセンサーのほうにだけギャップレス・マイクロレンズの説明がある。

では、Rがないα7と、どれだけ違うのか??? 私にはよく分からない。理由は以下。
SonyのHomepageでも、雑誌CAPAにも、効果については、うたっていない。超広角レンズを使うという前提がないので効果を思いついていないのか.... ともあれSonyの説明を普通に読むと、画素数が増えたのでマイクロレンズの間のギャップを無くして集光効率を上げたということになる。ローパスフィルタ・レスを大々的に取り上げているのに、取りこぼしたというのも解せない.....

ただし、kakaku.comの口コミ
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000586359/SortID=16734293/#tab
ではα7Rを絶賛している人がいる。引用すると。
昨日、銀座ソニーにコンタックスGマウントのビオゴン21mm、28mmとプラナー45mm、ゾナー90mmを持っていき装着してみました。
コンタックスGマウントは、マウントアダプターでオリンパスEP2とNEX7で使用しておりますが、ビオゴン28mmでも若干周辺が像に乱れが出るし、ビオゴン21mmに至ってはかなり苦しい状況でした。 
ということでビオゴン21までは期待していなかったのですが、α7Rをレンズ抜きで予約してしまった事もあり Gレンズ使えるのかナーー が気になり確認に行ったという次第であります。 
結果は、おどろくことにビオゴン21mmも含めα7Rではかなりグッドでした。
α7ではビオゴン21はやはり周辺がかなり乱れだめでしたね。
あと、Gアダプターは香港のMXCAMERAから個人輸入した最初機ロットのAF電子アダプターとMetabonesを持っていきましたが、両方とも問題なく使えました。
特にAF電子アダプターが問題なく動いたので興奮してしまいました。
詳細は、価格の別スレに記載しておりますので、ご興味の方はこちらをご参照ください。
http://bbs.kakaku.com/bbs/10102510055/SortID=16463755/#16733043
一方、 http://camerafan.jp/cc.php?i=217 の記事は、コンタックス G Biogon T* 21mm F2.8 とα7の方の組み合わせで満足している。「周辺部にマゼンタの色かぶりが発生しやすい。フルサイズ機のα7でGビオゴンを使う際、その色かぶりの程度が最大の関心事となるはずだ。」「周辺部の流れが発生しやすい」といっており、これがギャップレスレンズで改善するとも思えない。

ともあれ、超広角レンズはそもそも周辺が歪んで、周辺減光も激しい(http://bit.ly/1bPNc7w のように、口径食は絞りを絞ればおさまるが..) はずなので、そもそも像の乱れを気にして、動体がないのなら、何枚か撮影してパノラマ合成という手法もありそうに思う。
マニアは、自己満足の占めるところが多いので、本人が満足することが大事なのだと思う。

なぜレンズシフト型 手ぶれ補正なのか)
http://allabout.co.jp/gm/gc/7564/ にレンズシフトとセンサーシフトの2つの光学手ぶれ補正の長短がかかれている。

ミノルタの遺伝子を受け継ぐSonyの最上位機のα99は、トランスルーセントミラーを使った位相差AFの構造である。α7と同じく電子ファインダーを採用しているが、センサーシフト型の手ぶれ補正になっている。

α7のような電子ファインダでは、レンズシフト型のメリットである、光学ファインダ内でも手ぶれシフトの効果が得られるというメリットは必要ない。ミラーレスなのでバックフォーカスが短く、アダプタをつけていろいろなレンズが使えることを考えれば、レンズを選ばずに手ぶれ補正を効かすことができる、センサーシフトにこだわるべきだったように思う。

(カメラに超詳しい知人からコメントをもらった)  α7は、APS-C用のEマウントに無理矢理フルサイズセンサーを組み込んだので、フルサイズ用のレンズのつくるイメージサークル  ( 2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について 参照)
に余裕がない。したがって、センサーシフトでは手ぶれ補正ができないと思う。さらに、将来センサーサイズを大きくして、電子式の手ぶれ補正(ブレンビーとか。。) を入れることもできないだろう。とのこと。

では、クロップ(多少の電子ズーム)して画角を小さくしたら? つまり50mmレンズで画角は55mm分とか。。と聞いたところ、フルサイズセンサーのカメラを買うユーザはそれは許容しないのでは、とのことであった。
(私見、いまやほとんどのユーザはズームレンズを使っているし、コダワリがあって固定焦点レンズを使う人は、どうせ画角調整のために被写体に近付いたり離れたりし、最後は撮影画像をトリミングするのだとは思う。電子ズームを入れても十分なくらい画素数もある。[ 
2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について 参照] 単なるコダワリかもしれない。)

とすると、他の手段としてセンサーシフト型の手ぶれ補正を組み込む方法としては、マウントサイズギリギリなことにより、センサーシフトでイメージサークルから外れたとき分は、そこが映った別画像(手ぶれというくらいなので、振動しており、像が外れるときもあれば、入ってくるときもあるはず)を撮影しておいて合成で誤魔化す方法もありそうである。どうせ角の部分なので、いい加減な映像で構わないのであれば。。

Sony α99 (以下写真) も正面からみるとトランスルーセントミラーがマウントサイズぎりぎりにみえるが、従来の光学ファインダ一眼と同じバックフォーカス距離があるので、マウントの内側でイメージサークルが十分広がる余裕があり、センサーシフト型の手ぶれ補正が実現しているのだと思う。



オリンパスOM-Dとの比較)
この点、同じくバックフォーカスの短いミラーレスだが、センサーシフト型5軸手ぶれ補正のOM-D http://olympus-imaging.jp/product/dslr/em5/index.html (カメラ部有効画素数1,605万画素、総画素数 約1,720万画素)は良い。こちらの電子ファインダは1.4M画素。背面モニターは61万画素。
上記リンクからボディ写真を引用すると、マウントに比べてセンサーが十分小さく、これが5軸手ぶれ補正を可能にしているのだろう。



なにぶん撮像素子がMicro Four Thirdsなので、フルサイズの1/4 の面積しかなく、感度やボケの再現の課題、画素数が少ないことによる解像度低下もあるかもしれないが、OM-D E-M1の撮影速度はα7の倍である10コマ/秒である。やはりセンサーが小さく画素数が少ないほど、動体撮影に向くと思う。

最近発表された OM-Dの最高機種OM-D E-M1 http://bit.ly/17bkQxD は、12-40mm F2.8 レンズキット(画角は、α7のレンズキットとほぼ同じ) で、実売最安が20万円 kakaku.com: http://bit.ly/17blag1 。

なにしろ、フルサイズ換算焦点距離の倍の拡大になるので、小さなレンズで大望遠が効く。(35mmセンサーは画素サイズを大きくして感度を上げているので、35mmセンサーで撮影したものをトリミングで拡大したのでは解像度が下がる。また、周辺の像も大きなセンサーだとどうしても甘くなる) 
大望遠で動体を捕らえるのでAFも速く正確にしようとし、手ぶれ補正も強化しているように思う。商品コンセプトが明確である。

被写体を考えて、カメラを選ぶ必要があるのかもしれない。

マニュアルフォーカスができない)
ただ、ソニーのレンズは、フォーカスリングによる完全なマニュアルフォーカスの設定ができないらしく、置きピンがやりにくいと思う。この点、やっぱりCanonとかNikonのレンズは完全マニュアルフォーカスが選べる。

これと対策法「バーティノフ・マスク」について、以下の最後に解説した。

2013年12月16日月曜日: ディジタルカメラの画素数再び


ローパスフィルタレスと解像度)

2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について


に比較を書いたので、参照ねがいたい。私は、カメラメーカが値段をつり上げるための手段程度に考えている。

現状でのα7, α7R用主力レンズの比較)
α7, α7Rで使える35mmフルサイズ用の標準ズームレンズとしては。以下の2つがある。
MTF曲線の解析比較はまだ不十分なので、今後追記していきたい。



SEL2870) (FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS): レンズキットに付属するレンズ
以下リンクからいけるソニーオンラインストアにて  49,800円、重さ295g


非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚による諸収差を抑えた高い描写力 とのこと。

が、http://zapanet.info/blog/item/2697 にあるレビューでは、以下のように酷評されている。
広角端で絞ってパンフォーカス撮影する用途には全く向いていないレンズであることがわかりました。レンズ説明に「レンズの球面収差や歪曲収差を良好に補正。ズーム全域で絞り開放時から、にじみの少ないコントラストの高い画質で撮影できます」と書かれていて、確かに絞り解放時から球面収差が少なく、にじみの少ないコントラストの高い画質で撮影できます。ただ、画像の均一性が著しく低く、ボケ方も汚いせいで、絞っても美しい写りになりません。 
このレンズを一言で言い表すなら…「クソレンズ」ですかね。中央だけシャープで周辺ダメダメなレンズは嫌いです。ボケのつながりも悪く、きれいに撮れません。シャープさはそこそこでも良いので、もっと周辺まで安定した写りを見せてくれるレンズの方が好きです。特に広角域を含むレンズの場合は。「ソニーのレンズってこんなものなんだ…」と思わせてくれるには十分な性能でした。
割と軽いが、上記のコメントを裏付けるようにMTF曲線は、絞り開放時に画面中心から離れると解像度が急激に下がる。また、同じ絞りでのRとTの形にずれがあるのは、ボケが綺麗に出ない可能性を示している。

MTI線図の見方は、以下の投稿にも記載:

2013年1月7日月曜日:ミラーレスとコンデジの比較: Olympus E-PL3とCasio Exilim EX-ZR20


上記に掲載したが、Olympus E-PL3用に買った Panasonic 20mm,  f/1.7 の固定焦点レンズのMTF曲線は、(固定焦点ということもあるが、) RとT(以下では、順にSとMに対応) がほぼ揃っていて、周辺部までなだらかであり、解像度が違うだろうというのは、そこからでもわかる。RとTがそろっていないとボケが汚くなるようである。比較のために、PanasonicのこのレンズのMTF線図を引用しておく。

Panasonic 20mm, F 1/1.7 単焦点マイクロ・フォーサーズ レンズの諸元



一方、Sonyのこのレンズは、RとTが全然揃っていないし、空間周波数(解像度)が高い曲線が、特に広角側でかなり暴れている。


SEL2470Z) (Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS) :
ソニーオンラインストアにて 119,800円、重さ426g

カールツァイスの「T*(ティースター)コーティング」をはじめ、非球面レンズ5枚、EDガラス1枚を用いた高い描写性能、ズーム全域で開放F値が変わらないので、意図した絞りで撮影できるとある。

http://www.sony.jp/ichigan/products/SEL2470Z/feature_1.html より

 MTF曲線図: 

レンズキットに付属のSEL2870よりは、MTF曲線の暴れが小さい。が、同じ色で点線と実線になっているRとTが、かなり違うカーブを描いている。絞り込んでも改善しない。これは、ボケが綺麗にでないことを示す模様。(MTF曲線が絞り毎で別れているし、解像度の本数が違うので、比較しにくい...)

広角側で画面中心から離れても解像度が高く、望遠側も絞り混むと特にMTF曲線が平坦になって画面中心から離れても解像度が高いように思う。
さすがに開放F値が変動しないことを誇っているだけあって、MTFを見る限り絞り開放時の解像度は、SEL2870よりも高そうである。

レンズ構成図:



SEL2870より、重さ130g増加の価値があるかもしれないが、値段は結構高い。特にレンズキットだと キットで最安 147,000円前後、ボディだけでは最安128,000円
(2013/12/18現在 : http://kakaku.com/camera/digital-slr-camera/itemlist.aspx?pdf_ma=76 )。

つまりSEL2870は2万円で手に入るので、このレンズの 119,800円(sony online, kakaku.comにはまだデータなし)という価格はかなり割高感がある。

また、以下にも対応レンズの一覧がある。
http://photographylife.com/new-sony-e-mount-lenses-announced

2013年12月16日月曜日

ディジタルカメラの画素数再び

2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について


というblogを書いた。その後、随分長い間プロに写真を習っている写真マニアの方と情報交換した。その情報をいれつつ、同じく雑誌CAPA 2013/11月号 http://amzn.to/1daLsm0 (以下写真) の記事を分析しつつ、ディジカメの画素数などについて掘り下げてみることにする。


良い写真とは?)
以下の様なものが普通に思いつく。
  1. 良いシャッターチャンス、被写体
  2. 良い構図
  3. 適性な露出、光線
  4. 適性なシャッター速度、必要によっては流し撮り
  5. 正確なピント、ブレがない。
  6. 狙ったものが表現されている(ボケ具合)

が、プロの教室に通うと、構図が決まっているとか、ピントやブレがないかどうかよりも、「空気感」とかを気にするようである。ま、プロになると普通じゃつまらないと言うことかも。。
ともあれ、私はプロに習ったわけでもないので、以下では、わりとセオリーに近い点について、上記CAPAにあった記事から抜粋してみたい。
というか、末尾の「愛用のカメラ」にも書いた通り、芸術性なんて全然考えてはいないので、語る資格などないと言われてしまいそうである。。

まず、CAPAの投稿写真での優秀写真をみると、シャッターチャンスや構図、光の加減などが評価されているものが多く、夜景部門や動きの激しいスポーツ部門など一部の部門を除けば、決して高級カメラで撮影した写真が良い評価を得ているわけではない。

フォーカスとブレ)
まず画素数が多いカメラを活かすのなら、フォーカス(ピント)をしっかりあわせ、ブレを防止しないと、カメラの性能が生きない。(CAPA誌 2013/11月号 p.40から)

以下、スキャンが適当で、写真の水平が取れていないのはご容赦ください。。


まず絞り開放にして被写界深度を浅くして狙った対象にフォーカスを合わせてから、絞り込むのもよく使われるテクニックのようである。









そして、シャープネスで誤魔化せば以下の様に写真は不自然になる。(CAPA誌 2013/11月号 p.41から)



レンズ)
次に画層数の高いセンサーをつかうのならレンズにもこだわる必用がでてくる。(CAPA誌 2013/11月号 p.42から)



4種類のレンズを用いて上記の画角で撮影した写真について、2箇所の赤い四角部分を拡大したのが以下である。

2013年12月8日日曜日: フルサイズデジカメと画素数について


での2000万画素と3000万画素の差や、ローパスフィルタの有り無しよりは大きな違いが出ているように思う。
冒頭で書いたように、プロの写真家たちはこういった細かな差よりも、「空気感」とかを大事にするようなので、気にする必要があるのかは不明だが。。



上記の撮り比べで良い結果がでている、AF-S 24~70ミリ F2.8G(撮り比べの右上の角) は以下のレンズである。


暗所での性能)
CanonのEOSシリーズ最高峰のフルサイズ機EOS-1DXとAPS-Cの最新機種EOS 70Dの暗所での撮り比べが以下である。

  1. EOS-1DXは、常用ISO 51,200(感度拡張で204,800) - 有効画素数1,810万画素
  2. EOS 70Dは、 常用ISO 12,800 (感度拡張で 25,600) - 有効画素数2,020万画素

とのことで、やはりEOS-1DXが暗所に強いのがわかる。EOS-1DXは、連続撮影速度12コマ/秒と高速撮影に強いので、スポーツカメラマンも愛用しているが、フルサイズセンサーで1,810万画素というのは画素数としては控えめである。(良いとこ取りはできないということか。。)

以下に写真例を示す。(CAPA誌 2013/11月号 p.48から) しかしよくよく見るとフェアな比較ではない。



つまり、ISO感度こそ両方8000で同じにしているものの、レンズとシャッター速度はEOS-70Dに不利になっている。そもそもEOS 70Dの画角は、ズームレンズでかつ、かなり広角側であり画像が甘くなっているはずである。EOS-1DXでは、明るく像のシャープな固定焦点レンズを使い、露出時間も長くなっている。条件が違えば、像の荒れも違ってくる。
いずれにしろ拡大しなければ気づかない程度の像の荒れなら、どうでもよいのではなかろうか。。
  • レンズ - EOS-1DX :  14ミリ固定焦点、F2.8,     EOS-70D :  10~22ミリ F3.5~4.5
  • シャッター速度: EOS-1DX : 1/5秒,   EOS-70D : 1/8秒

夜景)
2230万画素フルセンサ−のCanon EOS-5D Mark IIIでの星空である。(CAPA誌 2013/11月号 p.48から) 14ミリレンズを組み合わせて、15秒の長時間露出をすれば、ISO8000の感度で肉眼で見えている以上の星が撮影できるとのことである。これ以上露出時間を延ばすと、星が動きのため、点には映らないようである。

ただ、こういう撮影をするには、マニュアルフォーカスでピントが置ける必要があり、完全マニュアルのフォーカスリングのある機種でないと苦しいように思う。最近のミラーレスデジカメのレンズは、フォーカスが電気駆動のみのものも多く、距離指定でフォーカスを置くことができなければ、こういう撮影はできないように思う。


上記評価で使ったカメラ)
(CAPA誌 2013/11月号 p.52から) 


夜景撮影のテクニック)
そのマニアの方は、EOS 5D Mark-IIIを愛用されているが、オーロラとか夜景をとる場合には、昼間のうちに撮影現場に行き、レンズをマニュアルにして、木とか山とかにフォーカスを合わせて、テープをはってフォーカスリングの位置を記録しておくそうである。

フォーカスリングのメモリ自体ズレがあるのでそうするのだろう。昨今のミラーレスカメラのフォーカスは、そうやって絶対距離で指定することができないので、そもそも、夜景撮影には向かない。

「バーティノフ・マスク」BAHTINOV MASKという手法)もともと天体観測用のフォーカス合わせの手法として、パーティノフマスクというものがある。(Facebookに、この記事の初稿をあげたら、写真にやたら詳しい先輩が解説してくださった。その方に感謝するとともに、SNSとBlogの併用は有用であると再認識した次第!)

これを暗所でのカメラのフォーカス用に使う提案が、
http://blogs.yahoo.co.jp/mn3192b/31697821.html にでている。ここから一部写真を引用する。


これは、そもそも天体観測用の手法で、レンズ前にスリットをおいて、強制的に位相差AFと同じ効果を出す手法だと思われる。

バーティノフ・マスクは、勿論ピント調節時だけに使うのであり、撮影時には外す。

位相差AF(Auto Focus) は、光学ファインダー(つまりミラーあり)一眼カメラで使われる技術であり、合焦点が速く、正確なのが特徴である。位相差AFの仕組みは、http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1009/14/news026.html に簡単な解説がある。

天体観測向けのバーティノフ・マスク
http://www.kkohki.com/products/bahtinovmask.html
 のblog から、焦点の合い方の写真を引用すると、以下のようになる。


ただし、そもそも15秒とかの長時間露光を必要とするような状況や、ちかくに引き込まれるような光源がある場合には目的のものにピントを合わせるのは大変である。カメラの局所拡大機能を活用する必要がある。

やはり、フォーカスリングで絶対指定できるレンズを使って、昼間フォーカスをあわせておくのが良いかもしれない。

ただし、温度変化でもピントは、ずれる(空気やレンズが膨張し、屈折が変わる)し、望遠鏡等は方角を変えるだけで精度がずれる(筒が動く)事が有るらしく、正確なピントのためには、度々ピント合わせなおしが必要ともいわれているらしい。

カメラメーカへの提案)
フォーカスが電動のみのレンズであっても、フォーカス位置を何点か記憶するマニュアルフォーカス機能があればよいわけで、レンズ内に位置フィードバック用のセンサーを入れることで作れると思う。

そういう必要性を感じる人は、マニュアルフォーカスリングつきのレンズと、それが使えるカメラ(Canon/Nikon等のミラー有りの一眼のレンズはそうなっている)を買うので需要がないのだろう。

また、前節に書いたように、温度や姿勢によるピントのズレも考慮すると、毎度合わせるのがよいのかもしれない。

動体撮影のテクニック)
光学ファインダーは動体撮影には向くが、それでも望遠で、かつ飛行機やレースカーなど高速に動くものを上手に流し撮りをしようとしたら、ファインダーだけを覗いていても被写体を捕らえるのは難しい。

そういう場合には、レンズの中心にAFが会うようにし、片目でファインダーを覗きつつ、反対の目で被写体をファインダー内に追い込むとのこと。フォーカスを合わせる被写体は画面中央になってしまうので、構図の調整は、あとからトリミングで行うことになる。

当然、速い位相差AF(Auto Focus) は必須だろう。像面位相差のセンサーをもつミラーレス一眼でなければ、光学ファインダの(ミラー一眼)でなければ、位相差AFはついてこない。

電子ファインダで像に遅れがあったら使い物にならないが、一方で、動きが速いのでファインダの像を丁寧に確認することもできないと思う。あくまで位置合わせ程度ならば、速度優先でファインダの像を粗くした、電子ファインダで妥協することもできるのかもしれない。

最近の私の愛用のカメラ)私は、基本コンパクトデジカメを使って、メモ代わりに写真を撮っている。
芸術性よりも、以下の観点で選んだ結果、SONYから、CASIO Exilimを経て、先の春からフジのFinePix Z2000EXR http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/z/finepix_z2000exr/ を愛用している。気に入っているのは、以下の点である。
  1. 1/2型撮像素子なのでパンフォーカス(被写界深度が深い)
  2. カメラの起動時間が速い。これは、屈曲光学系であり、レンズがせり出さないためもある。ただし、最初は最広角であり、ズームが効くまでは若干時間がかかる。
  3. シャッター間隔が極めて短い。撮影画像を0.5秒しか出していないので、逆に撮影したのかどうか、不安になり、何枚も同じものを撮影することもある
  4. コントラストAFだが自動焦点が迷わない
  5. 暗くなると、自動的に何枚か撮影して、合成して増感してくれるので、暗いところでフラッシュ無しで静物を取るなら割と使える。もちろん、フラッシュ内蔵なのも嬉しい。
  6. 小さい
  7. カメラカバーを開けると電源が入るので、電源投入ミスがない。カバーを開けっ放しにすると、自動で電源が切れる
  8. むしろ、マイクロフォーサーズのOlympus E-PL3だと、むしろ被写界深度が浅くてピンぼけになったり、ホワイトバランスがおかしくなったりと、手軽に撮影すると失敗するケースがよくある。その分、芸術的な作品が取れる可能性があるのだろうが。。
FinePix Z2000EXR以外のカメラについては以下に書いた。E-PL3の詳細なども以下に記載してある。

2013年1月7日月曜日: ミラーレスとコンデジの比較: Olympus E-PL3とCasio Exilim EX-ZR20


写真例)
以下は夜間フラッシュを使わずに撮影した写真である。写真にはEXIFのデータを追加した。(すき焼き鍋からは湯気があがっているので、そこはぼやけてみえる。)
メモとして撮影するならば、コンデジのほうが使いやすいように思う。

FinePix Z2000EXR (撮像素子サイズは1/2インチ) : ホワイトバランスが明るめ。撮像素子が小さいので、パンフォーカスになっている。何枚かとって合成しているので、感度の低さも目立たない。

FinePix Z2000EXR: ISO640,  焦点距離5mm, 0 EV, f/3.9, シャッター速度1/15,
元画像サイズ2304x1728 1.1MB (画素数をおとしてjpeg記録)、
blog upload時には、さらに画素数を落とし480KBに削減。

Olympus E-PL3 (撮像素子サイズはマイクロフォーサーズ、つまり、対角4/3 インチ=21.5mm 。撮像素子は、対角が 上記Z2000EXRの8/3=約2.7倍 面積にして7.1倍。それでも、フルサイズセンサー の対角 43.2mmの半分、面積にして225mm2/864mm2 = 1/3.84 である。次節のリンク参照) : 絞り開放に近いので、被写界深度が浅く、一部にしかピントがあっていない。後ろの水切りにいれた白菜にはもはやピントがあっていない。
ホワイトバランスは若干暖色系にでている。
Olympus E-PL3: ISO400, 焦点距離20mm, 0 EV, f/1.7, シャッター速度1/60,
元画像サイズ 4032x3024 2.4MB (画素数を落としてjpeg格納)、
blog upload時には、さらに画素数を落とし929KBに削減。


ただし、太陽光がはいってゴーストがでると、コンデジのレンズでは厳しい。以下の最後に写真入りで比較した。

2013年2月11日月曜日:デジカメの撮像センサーは本当に大面積が必要なのか??


また、ミラーレスのE-PL3については、以下で紹介している。

2013年2月10日日曜日: Olympus E-PL3のお勧め設定と使用感


センサーのサイズ比較) http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1203/08/news076.html
 フォーサーズのセンサーの対角はフルサイズセンサーの1/2なのに、なぜか縦横の長さが1/2になっていない(対角比が変わっている)。その理由はわからない。