そこで、Mac OS-X Mountain Lion (10.8.5)にLaTeX (正確にいうと、pTeX / pLaTeX) をインストールすることにしました。大体上手くいったので,以下に記載します。
参照した、リンクを掲載します。
- 「MacTeX 2013 + TeXShop 3.23 で日本語」
http://www.clas.kitasato-u.ac.jp/~fujiwara/MacTeX/ - 「Max OS-X Lionで、Tex環境を整えるのに一番簡単な手順(たぶん)」
http://d.hatena.ne.jp/lucky_pool/20120209/1328758735 - 「Mac OS X Mountain Lion でのpLaTeX環境構築」
http://mkdir.g.hatena.ne.jp/ymrl/20121105/1352166717 - 「初心者がutf8でLaTeXとBibTeXを使うための一通りの準備(Mac編)
http://hnsn1202.hateblo.jp/entry/2012/08/15/193627
どれをみても、MacTeX と、TexShopを使うのが良さそうである。
おもに、上記3, 4を参考にやった。
3を参考に、GhostscriptとImagemagick も入れようと思ったが、Homebrewが不明なので取りやめた。
漢字コード)
はたして、日本語文字コードはMac標準のUTF-8で書くべきなのか、Unix標準のJISないしはEUCなのか、windowsの世界のShift JISなのか。。。日本語の文字コードはいろいろ乱立していてややこしい。
詳しい方に聞くと、Unix/Linuxは今やMac OS-XやiOSと同じUTF-8に統一されているらしいので、Macで作業する分には特に問題はなさそうである。
インストール)
上記、3に従い、コマンドをインストールして、2にしたがってTexShopを設定した。
圧縮されたMaxTeX.pkgだけで、2.36GBもあるので、相当にstorage spaceが必要。
TexChipのインストールパッケージは59.6MBと割と小さい。
コマンドラインから使えるように、/usr/texbinにパスをはる。
つまり、~/.bashrcの
export PATH=の最後にコロンをデリミタとして、:/usr/texbin/: を追加。
設定)
上記、2からリンクされている http://www.misojiro.t.u-tokyo.ac.jp/suribt/#unzip_target から論文用のStyle file: jsclasses-061106.zip と suribt-20070118.zip .を取得。2を参考に、以下の場所にStyle fileを展開。これらのdirectoryは、インストールによって既に作られていた。
これは、冒頭リスト4のやり方:
「初心者がutf8でLaTeXとBibTeXを使うための一通りの準備(Mac編)
http://hnsn1202.hateblo.jp/entry/2012/08/15/193627
でうまくいった。ベースはdefaultのregularでよく、特に、以下のところに注意。
私の場合、英語設定なので、「内部設定」のタブは、「Engine」となっており、以下の様な設定した。
他は、
Source Tabにて、
Misc Tabにて、
ソースファイルからの文字エンコードの変更)
TexShopでUTFにエンコードを変える方法は、上記リストの2に説明がある(以下に引用)
その後) - 2013/12/26追記
Latex2e 日文書作成入門 改訂第六版 3,200円 http://amzn.to/K8gEKt を購入した。本の顔は以下。おもに、上記3, 4を参考にやった。
3を参考に、GhostscriptとImagemagick も入れようと思ったが、Homebrewが不明なので取りやめた。
グラフィック環境やOutlineエディタに関しては、以下の記事に書いた
2013年10月22日火曜日: Latex用のEditor、グラフィック環境
漢字コード)
はたして、日本語文字コードはMac標準のUTF-8で書くべきなのか、Unix標準のJISないしはEUCなのか、windowsの世界のShift JISなのか。。。日本語の文字コードはいろいろ乱立していてややこしい。
詳しい方に聞くと、Unix/Linuxは今やMac OS-XやiOSと同じUTF-8に統一されているらしいので、Macで作業する分には特に問題はなさそうである。
インストール)
上記、3に従い、コマンドをインストールして、2にしたがってTexShopを設定した。
圧縮されたMaxTeX.pkgだけで、2.36GBもあるので、相当にstorage spaceが必要。
TexChipのインストールパッケージは59.6MBと割と小さい。
コマンドラインから使えるように、/usr/texbinにパスをはる。
つまり、~/.bashrcの
export PATH=の最後にコロンをデリミタとして、:/usr/texbin/: を追加。
terminalから、which ptexで、/usr/texbin//ptex と表示されればOK。
UTF-8にする設定法は上記4に出ている。設定)
上記、2からリンクされている http://www.misojiro.t.u-tokyo.ac.jp/suribt/#unzip_target から論文用のStyle file: jsclasses-061106.zip と suribt-20070118.zip .を取得。2を参考に、以下の場所にStyle fileを展開。これらのdirectoryは、インストールによって既に作られていた。
- bstファイルの置き場所:/usr/local/texlive/texmf-local/bibtex/bst/local
それぞれの場所にコピーしたら、ターミナルで以下のコマンドを実行。とあるので、/usr/local/texlive/texmf-local/tex/latex/local に2つのzipファイルをコピーして展開。terminal windowのコマンドラインでsudo以下を実行すると以下の様に表示される。
sudo mktexlsr
Satoshi-MacBA:~$ sudo mktexlsrTexShopの設定)
Password:
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/2013/../texmf-local/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/2013/texmf-config/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/2013/texmf-dist/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/2013/texmf-var/ls-R...
mktexlsr: Done.
これは、冒頭リスト4のやり方:
「初心者がutf8でLaTeXとBibTeXを使うための一通りの準備(Mac編)
http://hnsn1202.hateblo.jp/entry/2012/08/15/193627
でうまくいった。ベースはdefaultのregularでよく、特に、以下のところに注意。
私の場合、英語設定なので、「内部設定」のタブは、「Engine」となっており、以下の様な設定した。
他は、
Source Tabにて、
Misc Tabにて、
ここまで終わったらTeXShopを再起動すればよい。
テスト実行)
上記リンクから、骨組み見本 ([2005/12/09] 以降用)をTexShopへコピペした(以下)。
実行結果) 「Typeset」ボタンを押すと、以下の様に結果が表示される。styleファイルのデフォルトで「卒業論文」や「東京大学工学部計数工学科」になってしまっているが、これは修正しないと ... orz....
srribt.cls を見ると分かるが、\documentclass[doctor]{suribt} のように、引数として、masterやdoctorをいれれば、修士論文、博士論文のテンプレートが適用される。これらテンプレートファイルをいじることで、体裁もいじることができる。
2ページ以降10ページまで美しく作成される(以下に一部掲載) さすがは、Latex... (数学の論文を書くために、これの元のツールTexを1980年初頭につくった、Don Knuth, Stanford名誉教授 http://bit.ly/sTdN5u は偉大である!!)上記リンクから、骨組み見本 ([2005/12/09] 以降用)をTexShopへコピペした(以下)。
実行結果) 「Typeset」ボタンを押すと、以下の様に結果が表示される。styleファイルのデフォルトで「卒業論文」や「東京大学工学部計数工学科」になってしまっているが、これは修正しないと ... orz....
srribt.cls を見ると分かるが、\documentclass[doctor]{suribt} のように、引数として、masterやdoctorをいれれば、修士論文、博士論文のテンプレートが適用される。これらテンプレートファイルをいじることで、体裁もいじることができる。
ソースファイルからの文字エンコードの変更)
TexShopでUTFにエンコードを変える方法は、上記リストの2に説明がある(以下に引用)
その後) - 2013/12/26追記
付属のDVDにMacとWindows用の簡単インストーラがついているので、Mac版をインストールした。
これによって、Macでは、以下にインストールされる。
- /Applications/TeXLive 以下
- テクスト系ツールは、/Applications/TeXLive/Library がベースdirectoryになる
- texmfは、 /Users/Shared/TeXLive/ に置かれている。
ここは、/Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/texmf.conf で指定されているが、このlatexのインストールに組み込まれた必要なファイルも入っている。
ドキュメント)
ドキュメントもインストールされて、以下のURLからブラウザで日本語を含む各国語のdocumentがよめる。
file:///Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/index.html
上記からリンクされている日本語版のTeXLiveドキュメント先にはファイルがない。英語版は以下からアクセス出来る。
file:///Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/texmf-dist/doc/texlive/texlive-en/texlive-en.html
オリジナルのスタイルファイルの設定)
結局のところは、上手くいかないので、texのソースがある文書フォルダの中に、Styleというフォルダを作り、そこにオリジナルスタイルファイル一式を置き、以下の様に相対パスでスタイルファイルを指定することで解決している。
従来、suribtがおかれていた
ドキュメントもインストールされて、以下のURLからブラウザで日本語を含む各国語のdocumentがよめる。
file:///Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/index.html
上記からリンクされている日本語版のTeXLiveドキュメント先にはファイルがない。英語版は以下からアクセス出来る。
file:///Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/texmf-dist/doc/texlive/texlive-en/texlive-en.html
オリジナルのスタイルファイルの設定)
結局のところは、上手くいかないので、texのソースがある文書フォルダの中に、Styleというフォルダを作り、そこにオリジナルスタイルファイル一式を置き、以下の様に相対パスでスタイルファイルを指定することで解決している。
¥documentclass[doctor]{Style/suribt}共通置き場作成には未成功)
従来、suribtがおかれていた
/usr/local/texlive/texmf-local/tex/latex/local
にあるファイルを以下の様にして、ここの下のlatex用のlocalファイルにcopyする。
cd /Users/Shared/TeXLive/texmf
cp -r /usr/local/texlive/texmf-local/tex/latex/local/* tex/latex/local
sudo mktexlsr
(注: sudoで実行すると、、/Users/Shared/TeXLive/texmf/ls-R にsuribt.clsが記載されるはずだが、出てこないので、suでrootになってから実行した。するとls-Rに掲載される。)
これによって、TexShopからlatexソースがコンパイルできようになるはずだが、suribt.cls が見つからずにエラーになる。
ところが、consoleで、suribt.cls をフルパスすなわち
スタイルファイルの置き場所については、以下にも情報がある。
http://hnsn1202.hateblo.jp/entry/2012/08/15/193627
TeXLiveの更新)
新しい版が出ているようなので、tlmgrで更新した。
tlmgr --help でヘルプが出る
tlmgr update --list をみると、更新されたファイルが沢山あるので、su でrootになって以下を実行
tlmgr update --all
最後にいくつかfailがでたが、同じコマンドを実行するとup to dateとなり更新は終わったようである。
が状況は変わらず。良くも悪くもなっていない。
環境設定の違い)
デフォルトでは、以下のスクリーンショットのようになっている。
pdfTeXのLatexの設定が
なっている。ここはwebからインストールしたものでは、それぞれ以下のようになっている。この違いのせいで、texmfのlocalを読まないのかもしれない。
図表の挿入)
\documentclassのあとに、
本文に、
が、これは、http://bit.ly/1c99UVD にあるように、ターミナルウィンドウから、foo.jpgに対して、
ところが、consoleで、suribt.cls をフルパスすなわち
/Users/Shared/TeXLive/texmf/tex/latex/local/suribt.clsで打ち込むと、正常に結果がビューアに表示される。つまり、style fileのある場所の指定が上手くいっていないようである。mktexlsrないしは、texhash コマンド(これらのpathも /Applications/TeXLive/Library/texlive/2013/bin/x86_64-darwin/mktexlsr になっている) により、 /Users/Shared/TeXLive/texmf/ls-R にsuribt.clsが記載されるのに、おかしな話である。。
スタイルファイルの置き場所については、以下にも情報がある。
http://hnsn1202.hateblo.jp/entry/2012/08/15/193627
TeXLiveの更新)
新しい版が出ているようなので、tlmgrで更新した。
tlmgr --help でヘルプが出る
tlmgr update --list をみると、更新されたファイルが沢山あるので、su でrootになって以下を実行
tlmgr update --all
最後にいくつかfailがでたが、同じコマンドを実行するとup to dateとなり更新は終わったようである。
が状況は変わらず。良くも悪くもなっていない。
環境設定の違い)
デフォルトでは、以下のスクリーンショットのようになっている。
pdfTeXのLatexの設定が
lualatex --file-line-error --synctex=1Tex + dvips + distillerのLatexの設定が、
ptex2pdf -l -ot "-synctex=1"とptex2 (e-pTeX Version 3.1415926-p3.4-110825-2.6 (utf8.euc) (TeX Live 2013))
なっている。ここはwebからインストールしたものでは、それぞれ以下のようになっている。この違いのせいで、texmfのlocalを読まないのかもしれない。
pdflatex
図表の挿入)
\documentclassのあとに、
¥usepackage[dvipdfmx,final]{graphicx}をいれ、
本文に、
¥includegraphics[width=5cm]{foo.jpg}を入れる。すると、foo.xbbが無いとエラーを起こす。
が、これは、http://bit.ly/1c99UVD にあるように、ターミナルウィンドウから、foo.jpgに対して、
extractbb foo.jpgを実行しておけば、foo.xbbが作られて、無事jpgファイルを取り込め、プレビューできた。