You can read this blog in any language using google translate as follows:

Goto http://translate.google.com/
Paste URL in the box and select "Japanese for From Language" and "To Language". Then click "Translate".

English translated pages are here:
http://bit.ly/xPuXoy

你可以閱讀這個博客,在任何使用“Google”的語言翻譯

本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2012年4月8日日曜日

日本は批判嫌いだが、これでは進歩しない

日本人は批判が嫌い)
 日本人と米国人を比べると、日本人はネガティブコメントが嫌いなようである。

昨年、たしかStanford大の研究発表でweb関係調査発表があった。
日本と米国を比べると、amazon.comとかの論評でも米国はかなりネガティブな方向に傾き、そちらの受けがよい。米国のほうが一般に評価が長いものが高評価である。
(日本人は最近長文が書けないばかりか、読めなくなったということを反映しているのかもしれない。)

偏った例であるが、同じ電池のEneloop 単4。
日本は、http://amzn.to/HXGE8u 一方米国は、http://amzn.to/HXGQo8 。
Amazonの場合、評価が高いreviewが先頭に来るので、どういうレビューに人気があるのか分かる。ネガティブな論調のモノが米国では上位に来ている。
それ以前に、米国はレビューがどれもバカ長い上に、かなり定量的・科学的なように思う。

もうちょっと評判の悪いモノで比べると。Appleの45W電源アダプタ(Mac book Air用の45W)。まがい物が沢山でている。
米国のものはだいぶ値段が高いので純正かもしれないが。
米国 http://amzn.to/HXKmir と米国のほうが低評価が多く、低評価のものが上位を占めている。

学会発表での結果同様、やはり、米国はネガティブコメントに評価が高いように思う。

批判は悪か?)
  日本で問題点を指摘して、「こう改善しましょう」と言うと、「文句や言い訳言ってないで数字だせ!」という人がいる。建設的進言でも、自分のことを言われたら、「文句が多い!」となる。

批判はやめろといったら、反省もできなくなる。そりゃ、全部自己反省できるならそれに超したことはないが、所詮、自分から見た世の中はバイアスしている。
問題を検討した当事者たちの視点もバイアスしている。なので第3者から意見してもらうのには、かなわないと思う。批判をするなというのは、反省をしない。やりっ放しにつながりうる危険な発想に思う。
非建設的な意見を言われたら反論すればよいわけで、
「批判は沢山だ」というのは、答えに困るようなことを言われたとき「納得しました」と言っているようなモノかもしれない。そういう切り返しかたをしたら、進歩はしない。

沈黙は美)

2011年12月12日月曜日: 沈黙と発言: 日本と米国を比べると

に書いたように、日本は沈黙は美というのがある。ところが米国は、言うことが美。知っていて黙っているのが一番悪い。


相手の人格に触れる)
議論するときにはテーマだけを議論すれば良い。なのにすぐに、「あなたはいつもxxxだ」「あなたの言い方はyyyだ」となる。
それに、性格について云々されるのは、だれでも気分が良くない。ましてや、親でも家族でもない他人に性格のことを言われたら気分を害する。誰でも自分を守ろうと防戦に入る。相手の人格について議論したいのなら別だが、多くの場合には、それは余計なお世話という分類に入る。
あくまでテーマに対してのみ意見するべきである。


上から目線)
 「おまえに教えてあげるんだぞ。」という論調があると上から目線というらしいが、米国にも、偉そうなという概念はある。http://okwave.jp/qa/q5744647.html が、日本人の嫌う上から目線とはちょっと違うかも知れない。
 米国人のほうが権威志向は低いのだろうか、議論をするときに、米国人は「おまえはなにも知らないくせに」という雰囲気を出す人は少ない様に思う。それ以前に、双方が先に「どこが聞きたいのか」「これから何を議論するのか」と論点を先に明確にするように思う。それに対して見解を言うなら上から目線にはなりにくいと思う。

ウンチク)
そうかと思うと、日本には、「ウンチク」という概念があって、宴会とかで聞きたくもない情報をひけらかす人もいる。「ウンチク」と上から目線とどう違うのか、よく分からない。同じ意見でも、引いた感じで言えば、「ウンチク」となり許されるのであろうか。
http://bit.ly/HqBFZX にウンチクの一覧がある。どうでも良い知識なら「ウンチク」なのだろうか。「トリビア」ともいうかもしれない。
米国人がウンチクをいうのか、よく分からない。日本よりもオタクは少ないと思うが。

他人任せで責任転嫁をする日本)
 一方で日本人は自己責任というよりもお代官様任せ。困ったことがあると、「だれか大人物はいないか」となったり、不都合がおきると誰かの責任にしようとする。一方、米国やカナダは結構観光地でも断崖絶壁の危険箇所に柵がなくて、注意してくださいとしか書いてなかったり自己責任の部分が多い。

上手に謝れない日本人)
 米国人は議論はするし、文句は言うけれど、誤るときにはスパッと誤る。が、日本人は結構、言い訳が多い。言い訳をしたりウソをつくと、どんどん苦しくなっていく。
大体、過ぎてしまったことをいつまでも責める人は少ない。しらじらしい嘘をつくから怒りを招き、許してもらえなくなるのである。悪いと思ったらスパット謝るのが一番である。
国会議員のやる謝罪会見は、いつも反面教師である。なぜ、日本では、人間的にどうしようもない人間ばかりが議員になるのだろうか。
まとめると)
日本のバランス感覚は米国と違う。

米国では
  1. 批判は善
  2. 意見することが善
  3. 自己責任で責任転嫁はしない
  4. 悪いことはスパット誤る
日本では
  1. 批判は悪
  2. 沈黙は美
  3. お代官様まかせで責任転嫁
  4. 誤るときに言い訳をする
日本の組み合わせでは、あまり進歩が見込めないように思うが、どうであろう。

東北に遷都しよう、公務員を削減する前に議員も減らそう

東北遷都)
東北復興に国費を大量に投入する。
ならば、この際、首都を東北に遷都したらどうであろうか。

メリットは。
1. 復興費用と遷都費用を兼ねられる。
2. 東京一極集中を回避し、東京の生活コスト高を下げられる
3. 東北復興の活力になる
4. 今回の地震で地殻エネルギーが大規模に放出されているの
で、地震エネルギーが残っている関東や東南海よりも安全
5. 議員や官僚にとって、東北復興や福島対策が他人ごとではなくなる
6. 利権誘導で遷都の行き先はなかなか決まらないが、
地震で復興が必要な東北であれば、対抗馬が減る
7. 今回の原発問題で御用学者の問題が取りざたされている。
東大と政府のつながりを切る意味でも、遷都は良いかもしれない。東京の大学の先生達は、産業界との連携や研究にも専念できる

当事者である、政府や官僚はいやがって、いいわけをつけて話がすすまないと思われるので、世論として広めることが重要かと思う。

議員も身を切れ。若者へのしわ寄せはもう沢山)
ついでに世論で、議員数や議員歳費も減らしてしまえば良いと思う。

2012/4/29追記)
 国会議員の給与削減も4/27日に、ようやく通った。13%削減。それも自民の反対で、削減額が600万円から540万円に、ちょっと減っている。http://bit.ly/Ilxtzq

 一方、国家公務員の7.8%減給は、2/17に決まっていたようだが、身内である公設秘書の下げ幅は、0.23%となるらしい。http://bit.ly/ItSQJk

 減額の大きさも、決まる順番も、本来は、国会議員⇒秘書⇒公務員の順番になるべきだと思う。。
--

http://blogos.com/discussion/2012-04-03/civil_servant/ にあるように、野田首相は公務員を削減するとのこと。ところが、切られるのは、これから未来がある若者。つまり、採用を削減するだけである。かならず若者にしわ寄せがゆくのが、日本の人員削減である。若者の夢を奪ったら、少子化にも歯止めが掛からない。
政府は2013年度に新規採用する国家公務員を政権交代前の2009年と比べて56%削減することを閣議決定しました。(8511人→3780人)
・公務員採用56%減=13年度3780人、3日に閣議決定-時事ドットコム
さらには、国会議員削減には全く手がついていない。身を切る思いと首相が言うのはどういう意味なのか? 以下に関しては、http://bit.ly/Hb6kce に情報がある。
  1. 国会議員数。 人口当たりの議員数が米国の3倍近くいる。
  2. 世界最高額といわれる年間4,200万円の議員歳費も減らすべき。
  3. 総額319億円の政党助成金も多すぎる。安定してもらえる国費では無く、政治の成果としてもらえるような、国民からの寄付の比重を増やすべき
  4. 新幹線グリーン車タダ乗り放題もすぐにやめて、高速バスにすべし。国会議員なのに、票集めのために地元に頻繁に帰るのも論外。http://bit.ly/H65jTU みたいな、主張も何も無い顔つなぎばかりする政治家には、即刻退場願う。
これに対して、1) 効果が限定的である。2) 政治が混乱して、重要な法案が決まらない
という意見がある。

1) に関しては、民間企業ではどうだろうか。社員の給与削減をするときに、幹部や社長の給与は率先して削減するのではないのだろうか。社長の給料を減らしても効果は少ない。効果云々の問題ではなく、「しめしがつかない」ということだと思う。これはある意味、日本文化の美徳であり、高い労働意識を生んだ要因だと思う。

格差社会の米国では、社員をリストラしても、社長は高給をもらい続けることがあるが、それでは、帰属意識は上がらないと思います。http://bit.ly/HPReyj には、オバマ大統領が公的資金を注入された金融機関の経営者らが巨額のボーナスを受け取っていたことを厳しく批判したとの記事がある。

2) 重要な法案が決まらないは、たしかに現実的な問題だと思う。国会議員は自分に不利益な立法はしない可能性がある。
さらに、議院内閣制なので、行政は独立していないし、司法は、国民の信託を得た国会での立法を憲法よりも優先するという、「司法消極主義」http://bit.ly/HXKk5S が主流のようなので、結局、3権は分立せず、議会の独走を許すように思う。

世論を高めよう)
これら対しては、東京都や大阪市のやり方が参考になると思う。国民の大きな支持を得た政治家が登場し、強権をもって既得権益の片棒を担ぐ政治家達にうむを言わさず改革を進めるのである。
そのためには、まず、そういった世論を高め、マスコミで話題にし、そういう公約をもった政治家を多く国会に当選させることかと思う。これは、冒頭の東北遷都でも同じ。
そうしないと、国会議員達が自己の利権ばかり考える政治は変わっていかない。

2012年4月7日土曜日

日本の将来は暗くない。強い企業もある。

暗い面: 日本では若者の失業が大問題である)

「日本の若年失業率が9.1%」と言っても、その背後には膨大な数の「実質的な失業者」がいると推測される。早期離職者、無業・一時的な仕事、中途退学者の合計を「学校から雇用へと円滑に接続できなかった若年者」として政府は定義し、計算したところ、その割合が52%になった。フランスの22%を抜き、ヨーロッパで経済的に行き詰まっているスペインの若年失業率50%に迫るかも。
日本では若年層の失業がそれほど深刻な社会問題になっていないのは、親元で生活している人がかなりの数に上るためだろう。いわゆる「パラサイト」である。欧米と比べて日本の社会システムが「ソフト」なのは家族の単位で住宅や食糧などの「シェア」が起っているからであるが、それでも35歳で親と同居している人が35%ある、という数字もそろそろ限界に来ている。

ベルルスコーニのもとで漂流していたイタリアでは危機克服のモンティ「学者内閣」が誕生した。閣僚は全員“専門家”であり、一人も政治家がいない。この場合には選挙民におもねる必要がないので冷酷な医者のような財政削減の診断書を書き、さっさと手術を始めてしまった。国民も政治家も口を挟む余地がないくらいの早業であった。というのも上記リンクに書かれている。日本もこれをやってみたらどうか。。

少子高齢化)
http://www.bowlgraphics.net/tsutagra/03/  に、マウスで動かせる日本の人口推移のグラフがある。
先日、国会中継でみたものは、外国人移民増を考えていなかったので、2050年に勤労者1人が老人1人を支えるという、とんでもないことになっていた。
その勤労者の中に、生産しないで上に乗っかっている大企業幹部や天下り族が沢山いるとなると、現場階層の負担はますます増える。
赤字国債も増える一方。リアルタイム国債カウンタhttp://www.kh-web.org/fin/ は恐ろしいことになっている。原発事故でも危機管理ができていないし、若者達に日本に住み続けることを勧められるのだろうか。。

明るい面)
 岡野工業のようにとんでもなく強い中小企業もある。http://bit.ly/HXPGCh このインタビューの岡野社長とっても良いことを言っている。是非ご覧頂きたい。こういう現場バリバリの職人さんがいるところは強い。

日本人の器用さと創意工夫があれば、まだまだ勝てると思う。新素材のCRP(炭素繊維)も基本は織りの技術。F1GPXのモノコックボディの製造も中小企業的なやり方である。職人芸が優れているから、日本やドイツなどの自動車作りは強いという意見もあります。http://bit.ly/v75kXC にまとめた。
一方、上記にあるように、昨今の日本が弱くなったのは、プロセッサの多用により、装置がソフトウェアされた部分。ソフトをかけるプロがほとんど育っていない。ソフトが職人芸だという認識に乏しいので、ソフトを下請けに丸投げする。それでは良いソフトは絶対につくれない。これも上記リンクに書いた。ソフトを下請けで開発するのは世界広しといえ日本だけだと思う。

米国にある産業はサービス産業とはとても呼べない。キャリアにしても、お店にしても、どんどん店員の質が低下している。昔の米国の店員は良かったし、今でも、お年寄りの店員にはプロ意識のある人もいいる。
豊かになると皆ハングリーさを失い適当になるのでしょうかね。企業が利益重視で片っ端からリストラするので帰属意識がさがると思う。教育費の削減による労働社会層の意識低下もあるかもしれない。

日本が米国の後追いをしないように気をつけないとならないが、日本のサービス産業は、まだまだ高いレベルを維持しています。Stanford大の先生たちも、日本のホテルマンの質には驚いています。飛行機の客室アテンダントの質も、日本は、まだまだ高い。サービス産業になればなるほど、日本には勝ち目がある。

今の若者は無気力か)

今の若者は無気力といわれている。http://bit.ly/HtJDDv など。ある私立大学の先生が、今の学生は車もほしがらないといっていた。これで、家もほしがらない、結婚もしたがらない、子供は金がかかるのでいらないとなると、別にあくせく働く必要はでてこない。
親に寄生すればよい。食べる分だけあればよいとなれば、仕事も簡単にやめ、フリータになってしまう。そういう風潮の若者では、途上国のハングリーな人たちに勝てない。

一方で優秀な若者も多い)
日本には大変優秀な若者の店員が多い。一時帰国時にAU shopや羽田空港の売店や各店舗でみた。空港でソフトクリームを2本買ったら、全く垂直に美しく盛られていて、分量も2本で寸分変わらない。確か265円に対し515円を払ったら、ちゃんと250円戻ってきた。米国だと15円は余計だよと戻されるところである。もちろん日本人なら暗算でなんら苦もないところだが、それ以前の問題である。お客が500円玉に15円つけたということは何か意味があるはず。と相手の気持ちで考えることが、米国人にはできないのである。中国人も思い込みが強いのでできない。インド人もそういう思いやりはない。日本人の特技であろう。店を離れるときには、全員でありがとうございました。

AU Shopに携帯を買いに行った。若いおねえさんの店員が2時間近く丁寧に教えてくれた。とても詳しい。携帯でこれこれの音楽をダウンロードするといくら掛かるとか良く知っている。が、一パケット何バイトか聞いても知らないという。不思議に思って、どうしてダウンロード価格を知っているのか聞いたら、自腹で携帯を買って試したり、友人と情報を交換したり、インターネットで調べたりしているそうである。若い女の子なのに、大変職業意識が高くて驚いた。一方で、組織的にサポートされていないのが、日本的でもあった。

新宿のミロードの各階にある服飾屋、若い女性の店員がみな自分の店の服を着て、自らマネキンになって、コーディネートしていた。この職業意識には感動しました。メガネのJiNSも店員がみんなメガネを上手にコーディネートしてマネキンに。サービスもとても良く、仕事が速かった。米国では絶対にありえない。
優秀な若者達は、仕事を楽しんでいるように思う。そういうチャンスを与えてあげたい。

海外進出も良い)
日本人は勤勉なので、国内に産業がなくなっても他国に出稼ぎにでれば、大成功すると思う。そのためには、外国語教育が大事だが、日本人の学力と勤勉さがあれば、小学校ぐらいでちゃんとしたガイジン教師に教育してもらえば十分話せるようになる。どんどん出稼ぎにでて、世界をのっとればよい。
インド人、中国人も勤勉だが、彼らには、「空気を読む」「相手のことをおもんばかる」という特性に欠けているように思う。中国人は思い込みが激しく、PhD保持者でもなかなか意図が伝わらない。また、インド人も自己本位なので、留学生な米国人と仲良くならないともきく。これって大陸人の特徴かも(遊牧民との戦いから、アグレッシブになったともある別途記事を書きたい)。その点、島国日本人は、「和」についてとてもすぐれている。サービス業をやらせれば大成功する。

いまやるべき事は)
まとめると、やるべきことは、

  1. 若者に将来の希望が感じられるように、今の世代が負の遺産を残さない
  2. 勤勉な若者に活路を与える
  3. やる気がない若者に夢を与え、労働に戻ってもらう
1のためには、社会保障費の有効活用、企業の国際競争力の向上、国債発言力の向上などいろいろやることはあると思う。まず一番必要なのは、差別や既得権をなくし、努力したら報われる公平な社会の実現だと思う。


日本の会社は電源Offボタンのないオートパイロット?

比喩)
迷走する日本の大会社のシステム。こんなふうに飛行機にたとえてみた。

  1. 高度成長のころに、どんなパイロット(経営陣、マネージャ)でも操縦できるようにオートパイロット:自動操縦装置(会社構造、スタッフ、事業部制度、関連会社システムなど)を導入した。
  2. このオートパイロットシステムは、昔の持続的成長に最適化されていて、昨今のような不連続変化の時代には適応できない。
  3. また、このオートパイロットには、電源offのスイッチも、パラメータ調整の機能もついていない。対応していない不連続変化の時代になったので、飛行機はでたらめなコースを飛んで、目的地から離れていく。
  4. これはいかん、と皆わかっているのだが、オートパイロットシステムを止められない。やれることは、
    • i) 近場の空港に着陸して(オートパイロットなのに勝手に着陸できるか?というのは置いておく)、今の状況に対応したオートパイロットないしはoff機能のついた新型の飛行機にお客が乗り換える。すなわち、新たな組織の会社に社員が移動する。
    • ii) 飛行したままオートパイロットの配線をいじって、手動操縦に切り替える。つまり会社システムを再構築する。
ところが、パイロットは自分の飛行機に愛着があるので、
    i)はやりたくない。時間もロスするし、新たな飛行機は操縦できないかもしれないので、パイロットから外されるかもしれない。お客(社員)も時間をロスする。お客も取り替えた飛行機に全員乗れないかもしれない。
    ii)は、飛行中に外すのは危険すぎる。
と、いうことで、融通の利かないオートパイロットをそのままにして、少しだけ出来る調整でなんとかしようとする。そうしているうちに、どんどん、パイロットの意図とは違い、乗客も希望しない方向に飛行機は飛んでいく。

ということだろうか。

以前、日本で、あまりの顧客対応の悪さに某銀行の支店に怒鳴り込んだのだが、支店長が、「昔は支店長に権限があったのですが、今は、融資先も本店が決めるし、支店長には全く権限がないのです。お客さんにも不便を掛けているのですが、これも支店では全く変えられないのです。」と、ぼそっといっていた。それじゃ、活力は出てこないし、改善も進まない。これも高度成長時代に作ってしまった、オートパイロットシステムなのだろう。

日本人は、改良発明が得意で有り、家族としての会社だとか、先のオートパイロットシステムとか非常に強いシステムを作り上げた。これが高度成長を成功させ、1980年代に日本を世界の工場、米国をぬいて世界の産業の中心ともいわしめたものであろう。
このとき作り上げた先進のオートパイロットシステムが今の時代に足を引っ張っているのかもしれない。
また、調子が悪くなり、家族としての会社運営は、欧米のまねをして捨ててしまった。ところが、FacebookやGoogleはこれを逆に輸入して強くなっている。欧米のまずい部分をマネしているのも、「欧米をマネすればうまくいく」と思い込んだ、オートパイロットシステムが悪いのかもしれない。

もともとの表現)
ある人がいっていた。高度成長の時に日本は経営幹部がなにもやらなくても回るようにシステムを作り上げてしまった。なにもしなくても回るが、逆に、市場や技術が変化して変えたいときにも、組織(スタッフ)やシステムが邪魔をして変えられない。既得権益の塊の経営幹部が足を引っ張るというこもあるだろう。政治も同じかも知れない。

これを変えるには、大阪の橋下市長みたいに、民意に基づく絶大な権限による独断で、システムをひっくり返すような周到さが必要かもしれない。これができるから、ワンマン社長の経営は調子がよいのかもしれない。

韓国もワンマンが多い。紀伊國屋書店で http://amzn.to/Hi5OOA なぜ韓国企業は世界で勝てるのか (PHP新書) という本を立ち読みして、よさそうなので買ってきた。今後、読んで感想を追加したい。

終身雇用の生んだ甘え

先日、元同僚だった友人が、同期の女子(といっても40歳近いだろう)の飲み会にでて感想を話していた。

女の子の話)
まだ社員として残っている子たちは、結構 色々心配していたらしい。

「会社が何で儲けているのか、よくわからない」

とか、

「分社統合した別会社の方で、組織の整理統合が進むと、要らない人は親会社に戻される」とか。

ぼやいていたらしい。

甘い)
この話から聞くと、どうも会社に、いさせてもらっているという雰囲気である。

「会社が何で儲けているのか、よくわからない」
そんなもの、自分で調査しろといいたい。甘い。当事者意識がない。単なる事務屋だから、切られるとか異動といわれても反論できない。まず、自分の価値を高めるべきである。会社が潰れない、見放されないと思っているから、甘えがでてくる。


緊張感のない終身雇用は、みんな自分の売りがなにかを考えない。会社から見放されるとどこにもいけない。これは、会社にとっても、本人にとっても不幸だと思う。
かといって、米国のように簡単にクビを切られる社会も不安定でやっていられない。解雇がらみで元上司の殺人すら起きる。

会社では、年功序列といいつつ、実際には、「功」は関係なく、「年齢」+ 入社時資格序列のような雰囲気さえ感じる。

山一破綻で、他の会社に行きたくても山一でしか価値がなかった管理職だとか。
銀行が不況のときに会社で冷遇されて、ある小学校では、夜、家で親がコンピュータを投げるほど荒れた家があったとか。。そうまでして会社にくっついていないとならないほど、自分の価値を考えてないのかと思うと不幸である。会社にとっても、そういう人に居座られるのは不幸である。
かつて人事部の人が裁量制度がうまくいかないとぼやいていた。「社員は、だれも自分のキャリアを真剣に考えない」と。

ところが小さな会社は)
私が、ある実験用コンピュータを設計したときに、よく働く派遣の人で若い女性がいた。若いのに仕事が正確で、よく働く。「なぜなの」と、これまた仕事が良く出来るが、本社採用でも無く学歴も低いので冷遇されていたサポートの職人さんが聞いた。
彼女曰く。「小さな会社なので、私がしっかりしないとつぶれちゃう。甘えていられない。」と答えたとのこと。サポートの職人さんは感心していた。
でも、会社の景気が悪くなると、新規採用を減らし、次に、こういう派遣さんを真っ先に切る。その次は、職人さん。本社採用でないひと。本社採用のエリート達は、仕事ができようが、できまいが、最後までぬくぬくとしている。とことん不公平なシステムである。それでは、会社に対する帰属意識は生まれてこない。

終身雇用が生んだ甘えの構造)
冒頭の女の事務員たちの発言を見ると、正規従業員だから切られないと思い込んでいるようである。自分を磨かない。
「要らない人は、本社に戻される。」という、発言に、非常に甘さを感じる。
「要らない人にならないためには、どうしたらいいのか。」という議論であるべきである。
意地悪な見方をすれば、1980年代には、「女の子は勉強しなくても良いから、お金が稼げるひとの、お嫁さんに成れば良い。」と言われていた。1985年に雇用機会均等法 http://bit.ly/HvD6nF ができ、女子の採用差別が禁止されたが、依然として、一部の女性には、それ以前の甘えが文化として引き継がれているのかもしれない。
頑張ろうとしている女性も、男性から、そういう色眼鏡で見られてしまうになる。本当に残念なことである。

以前、1990年代に共同事業でSGI/MIPSに駐在したときには、パートタイムの受付嬢が、試験をうけてSGI正規社員になり、また試験をうけてSGIのマネージャになった。こういうチャンスを与えないのも、甘えをうむ原因だと思う。

なにかと他人任せの日本の文化だが、先の東関東大震災でも、政府が信用できない。というのがわかり、自己努力で国際化を目指す企業が増えてきたように思う。パニック防止なのか失敗隠蔽かは知らないが、情報を隠蔽しても、インターネットの時代には全て伝わってしまう。

他人任せにして、自分の失敗を人の性にする。「幼稚園児じゃあるまいし」と、感じませんか。

2012年4月6日金曜日: この議論はどこがおかしいのか?


も、終身雇用が生んだ甘えが、まじめに会社の行く末を考えないことの原因になっているのかもしれない。

2012年4月6日金曜日

この議論はどこがおかしいのか?

日本的な考え方としては、「相手の気持ちを汲む、言って欲しいことをいう。」これは美徳だと思う。が、それだけでは、問題解決がしにくい。

最近、日本の中研の人とこういう議論をした。どこがおかしいのだろうか。。

  • 私)中央研究所はつぶしてしまった方が良かったのかも知れない。
  • 彼)   そんなことはない。中研は未来につながる研究をしている。
  • 私)そうですか。未来に繋がった成果ってなにがありますか? 具体的に示してもらえませんか?
  • 彼)いや私は入社してそんなに長くないので分かりません。(でも彼はもう10年は中研にいると思う) 40年後とかそういう未来につながるのです。
  • 私)40年後とかって、投資が続かないんじゃないのでしょうか。成果が見当たらないなら、やっぱり、つぶしても問題ないんじゃないの?
  • 彼)そんなことはない。事業部が研究所の成果を受け取ることができないからダメなんです。
  • 私)事業部が悪かろうが、研究所が悪かろうが、成果が役に立たなければ、研究所は、いらないんじゃないの?
  • 彼)あなたはすぐに極論に走る。このまえも、そうだった。(このときも、ベンチャーをつくって優秀な社員の行き場を作れば良い。時代についていけない人は、そうすれば気づくはずだ。。と言ったはず。会社をつぶせという論理が気にくわなかったのかな。。)
  • 私)極論じゃなくて、研究成果が会社のためにならないなら、成果を事業に繋げるところまで責任を持たなきゃ、やっている意味が無いでしょ。私は、かつて並列プロセッサの研究成果を5年以上かけて製品化しようとやってきましたよ。
    最後の最後になると、「もっと儲かるはずだ」「金がとれるはずだ」といろいろ足を引っ張られて、失敗しちゃったけれど。そういう結果を考えると、事業化まで責任をもってやってみてから、研究のやり方も事業化のやりかたも工夫すべきなんじゃないの。研究だけやっていてうまくいくわけじゃないと思うけれど。。
彼との議論は、平行線のまま終わりになった。いずれにしろ、「あなたは極論に走る」と相手の人格に対する発言をして論題をずらすのでは、何も得られないのではなかろうか。
日本人相手には、こう言う議論のぶつけ方をしてはいけないのだろうか。

皆さんはどう思いますか?

議論のあり方については、以下にも考察した。

2012年1月18日水曜日: あるべき議論のやり方


2012年4月7日土曜日:終身雇用の生んだ甘え

 も、会社の将来を自分のこととして考えない原因になっているのかもしれない。

Cyber Physical Systemとオンライン大学

IT業界でCyber Physical Systemという言葉が流行始めているらしい。
ITメディア http://nkbp.jp/HRwpRS にも記事がある。

平たくいえば、システムインテグレーション(SI) に、分散処理技術を導入しようというものであり、SIを言い直しただけだとも思える。

これは米国の研究でも流行のようであり、去る2012/4/2-4にStanford大学で行われた、Computer Forum Annual meetingでもこの傾向の研究と発表が多かった。具体的には、
  1. オンライン大学に関する技術
  2. 途上国での携帯端末の活用
  3. SNSにおける携帯端末の活用。Facebook独占からの離脱
などである。他にも 4) 知識処理、5) プライバシー・セキュリティ に関する発表があり、この5つが最近の研究の流行を反映している。知識処理を除いては、基礎技術やプラットフォーム(装置)の研究というよりは、ITをいかに、実社会に応用していくかという研究で有り、かなり社会学的な側面が強い。

1.に関しては、米国の教育コストの増大があげられている。(そのうち、別記事に分割し、補足・整理するが写真を記載しておく。

オンライン教育の参加者数

オンラインにすることで、学びが活性化 
米国での各種価格の高騰。一番上にある、一番高騰している価格が教育費である。
これを無料のオンライン教育でなんとかしたいとStanfordは考えている。
私立であるStanford大の収益構造はどうかわるのか? 以下の観点をどう考えているのか質問したら、「うーん。それは、ランチの時の話題だねぇ。」と、はぐらかされた。経営課題でもあり、経営専門家とも議論しないでの即答はしにくいのであろう。

  1. 授業にでている正規の学生と、無料のオンライン学習の学生との不公平感から、学費を払う学生が減って、大学の収益構造がかわるのでは。。(学びは無料だが、単位取得や学位取得を有料にするとか?? それで、コストの構造は変わるのか。。ロングテール対象なので、安く出来るのか。などいろいろ考えられうる。)
  2. オンラインシステムにともなう、装置や維持コストの負担。

Cyber Physical Systemに関して、以下の発表から重要な知見を引用したい。
用語)
  • m4d: mobile for development : 途上国(?)支援のための携帯端末
  • human center design: 人間を中心におく設計
以下のTerry Winograd教授による研究発表は、ケニア・ナイロビでの携帯端末の応用である。ケニアの携帯普及率は非常に高く、環境はシリコンバレー以上に進んでいるとのこと。ところが、水道は整備されておらず、水を給水ポイントに買いにいくような状況。水道管破裂とかで給水ポイントが上手く機能していないことが多く、その場合には、水を探して給水ポイントを歩きまわり、一日のうち数時間をこれにつぶすらしい。給水点情報を、携帯電話の活用でIT化する実験である。
Stanford大学の研究をみていると、米国は、もはや発展が見えてきた中国よりも、アフリカや南アジアなど、これから発展する大市場に目が向いているようである。


ケニアでの実験。魚の市場価格を携帯電話で配信するシステム。これを3つの地点で導入した。横軸が日にち。縦棒が導入した時点。縦軸が魚の市場価格。導入したとたんに価格の変動が小さくなっている。漁師の収入が安定したということである。モバイルを利用したITの有用性の根拠として示していた。

モバイルを利用した技術を導入するには、深い知識に加えて、幅広い知識に基づく、システム設計の能力が必要である。という図。米国で30年以上前にT字型人間というのが流行った。日本では、これを拡大して、より知識彫り込みの強いV字型人間と、叫ばれて、もう30年以上経つ。どちらも、スローガンだけで、あまり実践されてきていないということだろうか。

これが重要な図。技術の占める割合は小さく、設計が重要。
上記の図を解説すると左から
  1. Understand: 状況・環境の理解
  2. Observe: 観察
  3. Point of view: 視点(の整理)
  4. Ideate : さまざまなアイディアだし
  5. Prototype: プロトタイプシステムの作成
  6. Test: 試験
技術が必要になるのは、プロトタイプ作成のところだけであり、また、革新的な技術はあまり必要としない。特に、プロトタイプを作ってはじめて得られる知見も多いので、小さく始めることが重要である。例えば、10の町を対象にしたシステムを最初から作るのではなく、1つの町だけを対象に小さく作れということである。とかく、オーバスペックなものから入る日本(の大企業) はこれが不得意に思う。
そして、フィードバックループを回すことが大事である。すなわち製造者みずから設計者である必要があり、設計者が現地に出向いて、現地で仕事をしろということであろう。

最後の件は、かつて:
2011年11月12日土曜日: 外注を使うのは日本だけ
にも考察した。昨今日本のIT企業の調子が悪いのも、システムの根幹を占めるようになってきたソフトウェアの開発能力が、(特に大企業において)欧米に比べてきわめて低いことが理由の一つでは無かろうか。


 もう一つ重要なのは、現地の大学と共同研究するだけではうまくいかないという指摘である。現地でも大学に来ているのは、上流階層が多く、結局のところ本当の市場の課題が理解できていない。教授たちが発見したのは、大学の学生を通訳に使って、現場の本当の要望を吸い上げることである。とのこと。考えてみれば当たり前のことかもしれない。
 これをやらないと、途上国で受け入れられるシステムの開発は難しいように思う。


 また政治や地元通信会社との交渉などの社会的な側面が非常に強いとのこと。交渉能力がなければ、成立しえない。
特許システムの開発失敗を省みると)
特許庁の基幹システムはなぜ失敗したのか。元内閣官房GPMO補佐官、萩本順三氏の述懐: http://www.publickey1.jp/blog/12/gpmo.html  
まとめると、
  1. IT技術の活用をイメージできず盲信している業務モデル
  2. (フロー)説計の不慣れさ
  3. プロジェクトマネジメントの問題
  4. 業務モデルは発注者の理解と覚悟の元作成している間違い
とのことである。先のStanford大がいう、M4d開発には全く及ばないように思える。

http://www.publickey1.jp/blog/12/it_17.html にも日本のIT業界の問題が指摘されている。
このままでは、Cyber Physical Systemも、絵に描いた餅に終わりかねない。

日本人は大変優れている)
日本の技術者は、以下の点で大変優れている。
  1. 知識量が多く、技術的に優秀
  2. 顧客の意見をくみ取る能力が高い。聴く・読む教育ができている
  3. きわめて勤勉で有り、朝8時から夜22時過ぎまで働く。米国では9時から18時程度。フランスでは、さらに長い昼休みがある。が、ともに外注などつかっていない
が、これで全く世界に通用しないのは、やりかたが悪いにつきる。もっと効率的に利益があがるように、従来の失敗を反省し、やり方を工夫すべきである。

問題点)
  1. 議論ができない。すぐ論点がずれる。議論することを「争いごと」と考えて嫌う:

    2012年1月18日水曜日:あるべき議論のやり方


    に書いた。
  2. 反省をしない。成功も失敗も振り返って自分のものにしない。誤りを成功のための打一歩と考えないで、「ぶざまな失敗」だと思い込む
    より速く適切に学べる人」: http://bit.ly/yiXqy2

  3. 均質指向であり、自分たちに対して異質なものを正しく理解できない

    2012年3月4日日曜日: 単一文化の危険性

    に書いた。