断層のずれの危険)
日本で地震で断層がずれたものはどれくらいあるのでだろうか。あまり聞いたことはないが、後ほど調査・考察する。
原発は強固な地盤のうえに杭をうち、分厚い耐震板のうえに、炉を作っている。
もちろん、冷却水パイプの破断の危険はあり、これは福島第一原発の事故のように津波による設備破壊もあるので、必ず対応しないとならない。これを対処すれば、断層がずれる影響にも対処される。
リスクをとるしかない)
それを言い出すと断層の上に高層ビルを建てたり、鉄道を通したり、空港を作るのも危険。
高速道路や鉄道が通るような、山間の谷間は、すべて破砕帯であり、断層の塊である。
ムラができるのもそういうあたり。
基本的に断層だらけの日本では、そこはリスクを取る以外無いと思う。
震源としての危険)
以下の1)と2)のscreen capture を説明の後に掲載する。自分の目で見比べて頂きたい。
1) 活断層マップは、http://bit.ly/JKojHH など。活断層は、あくまでも過去に動いたことが地上から観察できるものであり、全て網羅していない。関東は関西よりも地震が多いが、5mを越える厚さ新しい関東ローム層に覆われているためか、断層マップには立川断層しか記載がない。また、断層は、将来も動くとは限らないし、逆に動いたこと(形跡)がない断層(断層とは言わないが。。)は見付けようもない。
2) 一方、2012/6/5までの30日の震源の様子が http://bit.ly/JKonqI から。活断層の位置と、震源の場所はあまり一致していない。そもそも大きな地震は少ない。
しかし、活断層でないところには小さな地震がおきるが、大きな地震こそは活断層におきるとも、言えそうにない。
ということで、活断層を気にして騒いでも、あまり意味がないように思う。
ただし、震源マップでみると、東南海地震が懸念される南海トラフwiki: http://bit.ly/JKqKd5 が、妙に静かなのが不気味である。上記wikiには、以下の様にある。
南海トラフから琉球海溝まで全長約1000kmに及ぶ断層が連動して破壊されることにより、震源域が2004年のスマトラ島沖地震の規模にも匹敵するM9クラスの超巨大地震となる可能性が指摘されている。これには、非常に細長い領域におけるM9クラスの連動型地震、あるいは二つのM9クラスの地震が連動する可能性も考えられる東関東大震災の跡が騒がしいのは、歪みの開放が収まりきっていないのであろう。が、こちらもプレート境界(震源マップの黄色の線) は静かである。つまり、直下型は小さい地震となるが、プレート境界型は一気に巨大地震としてエネルギーが開放される、ということなのかもしれない。実際、以下の地震マップでは、仙台沖のプレート境界(プレートが沈み込んだ部分)で、大きな地震が一つ起きている。
プレート境界でない地震は、ほとんど日本の陸地内で起きている。観測場所があるなしの問題かもしれないが、日本の陸地が海から隆起して、陸になっているのと関係があるのだろうか。
活断層マップ |
震源マップ |