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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2012年7月5日木曜日

人々は何を評価しているのか - 名バイオリンの実験


http://bit.ly/M55X5J に解説があります。
「ワシントンポスト」の企画で行われた実験。

・最高のバイオリン
使われたのは、ストラディバリの名器「ギブソン・エクス・フーベルマン」。
邦貨換算では4億3千万相当の、18世紀の芸術作品です。 
・最高の曲
演奏されたのは、バッハの「シャコンヌ」。
「音楽史上最高傑作の一つ」と言われ、ブラームスをして
「私がこれほど素晴らしい曲を書けたら、いや、断片だけでも思いつけた
としたら、興奮と驚愕で頭がおかしくなるだろう」
とまで言わしめた名曲です。 
・最高の演奏家
そして演奏するのは、世界屈指の一流バイオリニスト「ジョシュア・ベル」。
神童と言われた10代から20年以上のキャリアを持ち、グラミー賞も受賞。
コンサートは常に満員で、「1分間で1000ドル稼ぐ」とも言われている人。

これ以上ない最高の役者が揃ったバイオリンのソロコンサートです。が、場所が意外すぎる。ラッシュアワーの地下鉄駅構内。

「最高の美は、迷惑なタイミングやまずい舞台設定に勝てるのか?」
「現代人の審美眼や、ものごとへの優先順位付けはどのようなものか?」を測ろうというもの。

終了までの43分間。 約1,100人がその前を通り過ぎたわけですが、足を止めたりして多少なりとも演奏に聴きいった人数は・・・わずか6人。

かつ、彼がジョシュア・ベルだと気づいた人はその中の更に一人だけ。稼いだチップは、32ドル17セント という結果だったんです。以下がそのYouTube



1分37秒ぐらいから聞き入っている、買い物袋を下げた女性がいますね。この方が、ジョシュア・ベルだと気づいた方で、最後に感激のメッセージを送っています。そのあと4人ぐらいは立ち止まっています。以前みたときには、小さい子供が立ち止まって聞こうとして、親が手を引いて引き離したところがあったように思います。子供の方が純粋なんだな。。と思いました。

更に、彼が世界でも屈指の演奏家だと教えられて驚いても、人々が彼を無視して通り過ぎることには驚かないんです。 
この街では、そんなもんだ。
みたいな。 
みんな忙しくて、みんな自分のことでいっぱいで、みんな目の前のことしか見えないんでしょうか? 
「技術イノベーションで世の中は便利にスピーディになったけど、それによって新しい経験に触れる機会が減ってしまってるかも知れない」と同紙は分析してましたけど、まあそんな面もあるかもしれません。
スピードと技術革新はいいことですけどね。  
ただ、それによって「大事なことを見失うこと」はしたくないなと。
ひとときの至高の演奏に気づかなかったように、我々も多くの「気づかない大事なこと」を見落として生きてるのかも知れませんから。 
日本でやると、詳しい人が多かったりするので、特殊メークで変装もしないとダメかも知れませんね。

冒頭のリンクから。

実験終了後のジョシュア・ベルの言葉を聞いて、彼がこの実験に賛同した
のも解せた気がします。
「コンサートホールでは誰かが咳をしたり、携帯だ鳴っただけでも気になる。
でも、今回はチラ見してくれただけでも有難いと思えたよ。 (ケースに)
小銭じゃなくて1ドル札を入れてくれたときは感謝さえした」 
「(32ドルのチップに対して)正直、悪くないよね(笑)。
時給40ドルならそれなりに暮らせる稼ぎだよ。 エージェントにお金を
払わなくていいし」
中身ではなく、名前しか評価できない現代文明の歪みのようなものを感じます。


http://wapo.st/MuTVY8 からも映像と演奏が見られます。

何に価値を見出しているのだろうか..)

ストラディバリも聞き比べられないし、http://bit.ly/M56ww8

フルートも、管材が高くなるほど音が良いといわれているのも単なる刷り込みかもしれません。以下の冒頭に書きました。

2012年6月3日日曜日: ジャンルなんて、くそ食らえ


料理も、車も、オーディオも、思い当たりそうなものは沢山ありますが。。ブラインド試験をすれば分かりそうな物ですが、産業振興のためにやらないのでしょう。

2012年2月7日火曜日: マニアの考えることは面白い


にも書きました。

100万円以上するエルメスのバッグや、高級腕時計に高い金を払うように、結局、多くの人はブランドというものを評価しているんでしょうね。高級ブランドのほうが、「はい。ブランドだけが売りですよ。」と開き直っていて、消費者が理解している分、私には好感が持てます。
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