STS-135の打ち上げに会わせてフロリダへの旅行を予約しました。延期されるとおそらくは打ち上げは見られないでしょうが。。ちなみにツアーはExpediaが一番安くwebでの予約が一番便利だったです。またレポートします。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%88%E3%83%AB
NASAの打ち上げスケジュールは以下
http://www.nasa.gov/missions/highlights/schedule.html
国際宇宙ステーションへのフライトは、以降はロシアのSoyuz(ソユーズ)だけになります。
ちなみに
- Space shuttle discovery(ディスカバリー)の最終フライトはSTS-133、発射台39Aであった。
- エンデバーの最終フライトはSTS-134、発射台39Aで、
来る4/29 15:47(EDT: 米国東部夏時間)に打ち上げ予定です。STS-134の最新の打ち上げ情報は、STS-134はいつになったら打ち上げられるのだろうか... にあります。
http://www.nasa.gov/centers/ames/home/exploration.html
説明員の回答は:
- 国際宇宙ステーションは完成してしまい、あとは人と少しの荷物を運ぶだけなので、巨大でコストのかかるSpace shuttleは不要。ソユーズで十分
- ソユーズの方が枯れた技術で信頼性が高い。
ということでした。Space shuttleの打ち上げ時は、それが何時であろうが、ここの巨大スクリーンで無料で中継しているから見に来てくださいとのこと、
STS-134の最新の打ち上げ情報は、STS-134はいつになったら打ち上げられるのだろうか... にあります。
上記のNASAの博物館は、1996年ごろにはプレハブだがパーマネントの建物でした。現在はそこは廃墟になっていました。現在の博物館は、テントみたいなものでした。無料でしたが。狭い。。NASAの予算カットの影響でしょうね。
巨大宇宙ミッションに関しては以下)
いままでで一番巨大なのは、アポロ計画で使われたサターンVロケットです。
スペースシャトルを運ぶクローラもサターンVを立てたまま発射台と一緒に運ぶとんでもない巨大なシステムでした。
サターンVロケットの一段目が直径10mで全長110mです。一般的な住宅地あたりの高さ制限が10mなので木造3F建ての屋根の上までが直径だということです。
5個あるF1エンジンも馬鹿でかく、5基のF-1エンジンが合計で3,460トン (34MN) の推力を発揮し、発射後2分30秒で1段目は燃え尽き、高度61kmにまで到達する。これを馬力に換算すると1億6,000万馬力に達し、人類史上もっとも強力なエンジンらしい。推力一定のロケットを馬力で評価するのは不正確ですが。。
それに比べるとシャトルは、メインエンジンの推力が500トン。ブースターロケット左右の2基の合計で推力が合計2,900トン。
シャトルのエンジンが1,650万馬力、ブースターロケットが4,000万馬力に相当し、合計で5,650万馬力だそうです。ブースタは推力は大きいのですが、速度が十分に速くなるまえに燃え尽きるので、馬力に換算すると小さいのでしょう。
一方、日本最大のH-IIAの1段めは、メインエンジンの推力が112トン+固体ブースタ231トン x 2ということです。1,100万馬力とのことです。
人間が0.3馬力、乗用車が100-200馬力、巨大貨物船が10万馬力、ボーイング777が10万馬力、鉄腕アトムが100万馬力(最初は10万馬力だったが後に改訂されたらしい。^ ^) らしいです。巨大ロケットの馬力というのはものすごいですね。
Kennedy にある110mもあるサターンVを垂直組み立てするビルVABも馬鹿でかいです。Saturn Vロケットは、以前はVABの横に、野ざらしの展示でしたが、今はKennedy Space Centerのvisitor complexに細長いたてものができて、屋内展示で見られます。
ヒューストンのジョンソン宇宙センターで見たspace shuttle orbitorの実物大模型に比べるとサターンVは圧倒的に大きかったです。ジョンソンにある司令センターの大きさにも圧倒されましたが。
一方、今後使われるソユーズに関しては)
今、国際宇宙ステーション(ISS)との往復に使っているのも、ミサイルを改良した11A511型ロケットとソユーズ宇宙船らしく、40年以上もの枯れた技術を使い続けているようです。
なので、信頼性が高く、すでに30年以上も死亡事故をおこしていないということです。宇宙船が3連式で、真ん中が帰還するというのも興味深いです。ISS往復用のは、邪魔なので太陽電池パネルを外したり、多少改造はしているようです。使い捨てなので改造しやすいというのも、スペースシャトルに対する利点のようです。
コンピュータも旧式のままで、2010年10月にやっと新式のTM-Aが導入されたとか。。
山手線とか鉄道の車両を彷彿しました。ハイテクが必ずしも万能ではない気がします。
ロケットの加速)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3V
を見ると
月飛行手順の章に、
また機体は燃料を消費することによって次第に軽くなり、さらにF-1エンジンは気圧が低くなると推力が増大するために、加速度はどんどん大きくなっていくことになる。そのため、加速度を4G以下に抑えるよう発射後135秒で中央エンジンは燃焼を停止する。これにより、排気ガスはベルヌーイの定理に従いスカートのように大きく広がり始める。その後再び加速度は増大し、4Gになる直前で第一段の燃焼が終了する。」とあります。
スペースシャトルの場合、「発射直後の加速度は1.2Gで、SRB(固体ブースター)が切り離される直前は2.5Gに増大し、SRB切り離し直後はいったん0.9Gに落ち、その後SSME(メインエンジン)が燃焼を停止する直前には3Gにまで達する。」とあり、サターンVに比べて加速は若干穏やかなようです。。(以下)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%88%E3%83%AB
それに比べると、昔の東大宇宙研のラムダやミューの固体ロケットは、いきなりものすごい加速で飛んでいきましたね。。