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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2012年9月23日日曜日

悪いパワポの例

以下は、ある人が、おちゃらけで作った提案書作成の練習用のパワポ(パワーポイント資料)のようです。

http://portal.nifty.com/2010/02/21/b/ 「ペリーがパワポで提案書をもってきたら。」

日本の会社に多いパワポの特徴がでています。こういう提案書では欧米では見向きもされません。一枚だけ引用してコメントをすると。


  1. シナジーというのが何をさすのか分からない。いわゆるバスワード(詳しくは次節)
  2. ペリーの趣味など提案には関係無い。「つかみ」でいれるなら、もっと興味を引くものにすべき。ないしは、ペリーの家族や友達の写真をいれて、「ペリーって、こんなに人気があるのですよとか。。」
  3. 艦隊の推移のグラフは、何なのか。。乗員が多いことは艦隊が大きくなって強くなったということ。だから、何なのか、結論がない。
  4. 関係ない3つのことが、一つのシートに入っていて、主張が見えない。主張は1枚1つにすべき。
  5. タイトルは、「弊管体のご紹介」だが、中身をみれば、艦隊の紹介らしいことはわかる。それでは意味がない。このスライドで紹介したいテーマを一言でタイトルに持ってくるべきである。つまり、「強力なペリー艦隊があなたの政権を守ります」でしょう。。となると、このページの項目1,2は全く意味が無いものになります。
  6. タイトルにへりくだる意味があるのか。良く、日本で、xx会社殿とかyy会社様とか書いているが、会社名を敬語で呼ぶのと同じ空虚さを感じる。(そういうプレゼンに限って、相手に対して有用な提案がなかったり、聞き手が分かりやすいようにというような、本来あるべき配慮がされていないことが多い。)
つまり、以下のようなこと。
  1. ペリーの趣味・年齢・好きな色など、提案には関係がないものが入っている。
  2. バズワード ( http://bit.ly/R9Hktm )だらけで内容がない。
  3. 具体的な提案がない。
  4. 効果の説明が無い。
  5. 他との比較とか、アンケート等でのみ優位性を示している
  6. スライドに流れる主張点がないので、聞き手は、何を言いたいのかわからなくなる
これがおかしいことが分からない時点で失格という、踏み絵になります。実際、米国企業に勤めた方によれば、「こんなスライドを見せたら、1枚目をみただけで、もういいから帰れとなる。そういう例を何度も見たことがある。」とのことですし、私も、昨年こういう提案をシリコンバレーの一流企業に持って行った中間管理職が、門前払いされた例を見ています。門前払いされたとも気づかず何度も、コンタクトしてもらおうと、ストーカのようにつきまとっていたようです。

ただし、日本の方によると、「この手のスライドがないと、逆に門前払いされることもある。」らしく、日本の会社のトップには、この手のスライドの受けがよいというか、結構ガラパゴス状態なのかもしれないです。

Stanford大のProf. John Ousterhoutのプレゼン資料に対する考え方は、以下に書きました。こちらのほうがもっともだと思いませんか。。プレゼンというのは、とことんまで、聞き手に対する配慮の塊であるべきなのでしょう。

2011年12月31日土曜日:本当の教育者、本当のプロとは


欧米では、家庭で配慮の仕方、コミュニケーションのとり方をしつけとして学びます。以下に書きました。ですが、どうも日本ではそれが不足しています。だとすると、高校大学で教育するしかないと思います。

2012年9月9日日曜日:日本人からみた米国人風の勘違い



こんな例も)
通常、そういう提案になれているので、米国の企業が良いプレゼンを作って説明すると、ころっとだまされるようです。そうして、使い物にならない技術(正確に言うと、その企業はもう捨てようとしていて売り込む技術)に高い金を払った例をいくつか知っています。
あわれな日本企業は、使い物にならないのが分かった後、こう言うのですね。「自分達で検討するための、黒船としてお金をはらったのだ。無駄にはなっていない。。」

そういう反省で終わりにしているから、状況が改善しないのです。。

某日本企業では)
提案書は、wordとか、文書で書くものです。そうしないと、緻密な説明ができません。

この背景には、適切な長さの説明文が書けない・読めないという問題があるように思います。それはとんでもない業務の非効率を招きます。ポイントは2つ。

  1. 完結した文で考えないので、論理が完結しないで、抜けている。たとえば、結果で終わりで、原因解析や対策、その効果まで至らない。
  2. 読めないので、関係者全員に、いちいち説明に行かないとならない上に、忘れられると、何度でも説明に行くことになります。
以下に書きました。

2012年5月28日月曜日:長文が読み書きできないのは致命的



ところが、某日本企業では、資料をどんどんパワポ化しています。会議資料のみならず、提案も、顧客説明も。
挙げ句の果てには、「説明はビジュアルであるべきだ」とか言い出す始末で、何でも2軸のグラフにまとめよとか通達が出たりしました。

さすがにこれはまずいということで、最近は、提案書は文書でとなったようです。

会社はワンマンでないと回らない??

2012年9月6日木曜日: 家電と自動車の違い

に書いたが、変化の時代に対応するのは非常に難しい。自動車は急激な変化がなく生きながらえてきたが、ITや家電は優良企業ですら、調子が悪くなってきている。
ともすると、事なかれ主義の組織が、社長の足を引っ張って、改革をできなくする。社長ですら、絶対権限が発動できない。以下に書いた。


強い会社には創業者社長が目立つ)
トップが会社を改造できなくなったら、つまり雇われ社長になったら、その会社は、延命措置をしているだけで、もうだめだと言う人もいる。また、それができるのは、絶対権力を持ちうる起業者社長だけだと。

マイクロソフトの記事)
マイクロソフトがWindowsを本気で再創造したいなら、もう分社化した方がいい【連載:中島聡③】
という記事があったので考えてみた。確かにマイクロソフトの製品は、最近はぱっとしない。が、分社化では足らないように思う。以下に考察した。

IT業界では)
そういう点でもMicosoft が調子が良かったのはBill Gatesの時代 2000年に
Steve BallmerがCEOになって http://bit.ly/R9ElRV から、パットしない。そもそも、彼のプレゼンはぱっとしない。

Appleは1998年のSteve Jobsで復活 http://bit.ly/R9EGUI したのはご存じの通り。

1969年創業のSamsung http://bit.ly/R9CH2y は創業者の李健熙会長兼CEOが2008年に辞任したから今後は分からない。

SGI http://bit.ly/R9ClZT も ジムクラークがNetscapeに抜けてから段々怪しくなり、それ以外の創業者が抜けて急に怪しくなった。

Intelは、ほとんど創業者と同じ、Andy Grove http://bit.ly/R9ESDh が辞めてから、多角経営化して不調になったりしている、が、基本方針は彼が残していったとおりで、製品も絞り込んでいるので、会社としては依然強い。

NECは、中興の祖、小林宏治博士がその役だったのだろうか。。その後、関本氏を経てぱっとしない。
http://bit.ly/R9F31B 日本の首相と同じで、短命社長ばかりなので、長期的な施策も難しいであろう。

ルネサス)

に書いたが、合併をしたルネサスは、不調でまた資金投入。延命措置ばかりしているように思う。日産ゴーンみたいな、外圧だとか、絶対権力の社長が来ないとダメという話しも時々聞く。

調子の悪い大企業)
ガンバレガンバレといっていても、所詮任期が2-3年ではやれることも限られる。依然として苦労したご褒美旅行みたいな感じで、幹部が団体で見学旅行をやっていたりする。

2012年5月20日日曜日:日本の教育は早々に改革すべきである


の中盤に書いたように、外人からあきれられている、ケアテーカのような支社長も、残念ながら確かにいる。

ワンマン社長がビジョンを示すのが、全社一丸になる一番手っ取り早い方法である。それでないと、会社に寄生する人間がでてくる。自分が現役の間だけ、楽をして給料がもらえればよいのである。

1人でも怠けて楽をして給料を泥棒する人間がいると、必ずマネをする人間がでてくる。以下の様に、書いていたひとがいた。
  • 社員の20%は何も言わなくてもできる
  • あと20%は、どうやっても使えない
  • のこり60%は、どちらにもなり得る。
http://www.good-sp.jp/102g-tyui-6wari.html には、もちょっとマイルドに、下20%はサポート役に回ると能力を発揮するとあります。こういう人に仕事を増やさせたり、邪魔をさせたりしないように、うまくモチベートして、活躍してもらうのが、本当のコーチングだと思います。

つまり、放っておくと、この60%が、楽をしてサボる使えない人になる。それでは、会社は回らない。回すために全社一丸になる方法が必要で、これが、現場の草の根活動でできるかというと大変難しいであろう。

どういうやり方があるのか、皆で考えてみる時期だと思う。

iPhone5の分解レポート

iFixitがいち早くiPhone5を入手して、
http://www.ifixit.com/Teardown/iPhone-5-Teardown/10525 に
分解レポートのビデオを出しています。

ポイントは、
本体が8.6mm縦長になり、画面がフルHDアスペクト(16:9 1136x640ドット) になった。本体は、1.7mm薄くなり、20%軽くなった。A6 SoCはApple 初めてのiPhone用に設計したフルカスタムLSIこれで、CPUが1.5倍速くなり、とうとうDRAMが1GBになった、といっています。

BaseBandはQualcomm のMDM9516M。これが、LTE (4Gを実現するポイント)

従来のiPhone4までの修理性が10段階中2で、iPhone5の修理性は7だといっていますね。10より低いのは特殊ドライバが必要なため。

この組み立て分解性(修理性)の良さはポイントです。ネジ2つ外して、吸盤でひっつけるだけで、分解できる。従来48分掛かったディスプレイ交換が5分でできるといっています。

iPhone4を買って1年半ほどですが、iPhone5が欲しくなってきました。。。

ソニーとの比較)
ソニーのデジカメをばらしましたが、分解性が超悪かったです。

に書きました。それじゃ、製造人件費が下がらない。企業業績の調子の差の理由は、沢山の要因があるように思います。

大体このDSC-HX5、起動は遅いし、コントラストAFは迷うし。。。それは、また別途批評します。最近のお気に入りは、Casio Exilim EX-ZR20、これは起動は速いし、逆行でもフォーカスと露出はぴったり決まってほとんどミスショットがありません。レンズとか撮像素子を比較しますが、私にとっては、それよりも総合的なすりあわせの良さの点で、EX-ZR20に軍配ですね。

2012年9月22日土曜日

資金援助はどうあるべき? - ルネサス支援から

以下のような記事があったので、すこし掘り下げてみた。

「日の丸半導体」を堅持、ルネサス支援、異例の大連合、高コスト体質残る恐れ。 
2012/09/22 日本経済新聞 朝刊 2面 
 トヨタ自動車やパナソニックなど日本を代表する製造業が経営不振のルネサスエレクトロニクスに出資する方向で調整に入った。かつて世界を席巻した日本の半導体産業の中で残った数少ない企業を官民で支えようという動きだ。しかし顧客企業のニーズにこたえ、生産品目を増やしてきたことで高コスト体質に陥り、ルネサスは経営体力を奪われた経緯がある。大口ユーザーが株主に就くことで、経営再建が進まないリスクもある。(1面参照)東日本大震災でルネサスの那珂工場(茨城県ひたちなか市)が被災した。操業停止でトヨタのほか日産自動車やホンダなど国内自動車メーカーの生産が一斉に止まった。燃費や走行性能を左右するエンジンユニットなどに組み込むマイコンの供給元が失われたためだ。各社はルネサス1社に依存していた反省から調達の分散化を進めているが、ルネサスだけに蓄積している技術やノウハウが多い。「一朝一夕に調達の分散化はできない」(国内大手幹部)かつて日本勢は半導体で世界を席巻。1980年代後半の世界シェアは8割に達した。しかし韓国や台湾勢の猛追で競争力を失い、再編や淘汰を強いられている。自動車や家電製品などの性能を左右する半導体をつくる日本勢はルネサスにほぼ限られた。官民による買収は「最後のとりで」を守ろうという動きだ。 しかし大口ユーザーによる支援は課題がある。自動車用マイコンで世界シェアトップでありながらルネサスは利益が上がらない体質に陥った。原因の一つは「各社が特注品を発注し、厳しい値下げ要請をしたため」(大手証券アナリスト)だ。米大手投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)がルネサスの経営権を握った場合、経営改善策として量産効果の見込める半導体の生産に特化する可能性がある。一方、大口ユーザーによる支援は経営不振の原因が残ったままになりかねない。マイコン以外にも高張力鋼板(ハイテン)や炭素繊維など、日本には世界で最先端の部材・素材を手掛けるメーカーは多い。こうした裾野の技術力が自動車や電機などの競争力を支えてきた。各分野で韓国勢や中国勢が実力を高めているのは、国内の部材・部品メーカーの買収や、へッドハンティングによる面もある。異例の企業連合によるルネサス支援は、技術流出に歯止めをかける試金石にもなる。
ルネサス官民で買収、革新機構・トヨタ・パナソニックなど、年内1000億円超出資。
2012/09/22 日本経済新聞 朝刊 1面。
 業績不振の半導体大手、ルネサスエレクトロニクスに対し、トヨタ自動車やパナソニックなど日本の製造業を代表する企業が、政府系ファンドの産業革新機構と組み、1000億円超を共同出資する方向で調整に入った。すでに交渉中の米投資ファンドへの対抗案をつくり、年内に過半数の株式取得を目指す。ルネサスは車や家電を制御するマイコンで世界首位。基幹部品の安定調達に向け、官民挙げて異例の支援体制を組む。(関連記事2面に)出資企業としては日産自動車やホンダ、キヤノン、ファナックなどの名前が挙がっている。自動車部品メーカーではトヨタ系のデンソー、ホンダ系のケーヒンのほか、世界大手の独ボッシュなど海外勢にも出資を求めている。第三者割当増資などにより、産業革新機構と合わせて1000億円超を出資し、ルネサスを共同買収する方針だ。現在、革新機構が中心になって出資案を策定中。10月中にもルネサス株主のNEC、日立製作所、三菱電機の3社や、三菱東京UFJ銀行、みずほコーポレート銀行など主力取引行に正式提案する見通し。マイコンは車や家電製品、産業機械などに多く使われ、モーターなどの動きをきめ細かく制御するなど頭脳の役割を果たす。ルネサス製は長期間使っても性能が劣化せず、最先端品は他メーカーでの代替が難しい。
 ルネサスの再建策をめぐっては、米投資ファンド、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が8月末、ルネサスへ約1000億円を出資する案を示した。
ただKKRが大胆な事業再編などに踏み切った場合、マイコンの安定調達に支障をきたす恐れもある。部品調達網の安定強化を目指すうえで、官民一体の支援の枠組みが必要と判断した。
ルネサスはデジタル家電などに搭載する高機能半導体のシステムLSI(大規模集積回路)が不振で、7期連続で赤字となっている。2013年3月期も1500億円の最終赤字を見込む。このため約5500人の早期退職募集や、国内19工場を売却・閉鎖により半減させる大規模なリストラに取り組んでいる。システムLSIは富士通、パナソニックと事業統合に向け交渉中だ。
株主の電機3社と主力取引行による約1000億円の融資でリストラ費用は手当てしたが、巨額損失の計上で自己資本が急減。債務超過となるのを避けるため、自己資本を手厚くする必要に迫られている。
金融機関はKKRによる支援をいったんは受け入れる方向だった。だが中長期的にみて国内製造業の競争力強化につながる今回の出資提案が望ましいと考えているもようだ。KKRはルネサス取締役の総退陣を求めているとされる。出資する条件として、金融機関や株主に追加融資などを要請していることも、KKRの支援を受け入れにくくしている。
ルネサスエレクトロニクス 日立製作所、三菱電機、NECのシステムLSI事業を統合して、2010年4月に発足した。自動車用マイコンでは世界シェアが約4割。12年3月期の連結売上高は前の期比22%減の8831億円、最終損益は626億円の赤字。3月末時点の従業員は4万2800人。
これを読んで最初に感じた疑問)
  1.  不振の原因を究明しないまま、資金援助しても、穴の開いたバケツに水を注ぐのと同じで、全くムダになると思います。
  2. 何度も資金援助を受け、日立と三菱が合併しルネサステクノロジになり、経営悪化して、それにNECエレが合流して、鳴り物入りでルネサスエレクトロニクスになっても改善していません。今回は、どう変わるのでしょうか。。
  3. 無いと困るから資金注入では、また、赤字になりそうです。挽回のメドがたったから、その資金を入れるのでないと。。。
  4. リストラをするのは、事業集中をして、戦略商品にかけるためであり、KKRが経営権を握るというのは単にルネを切り売りするつもりというより、経営改善をしようとしているのかもしれないのですが、それを避けて、経営陣温存のまま資金援助することが、どういう意味になるのか。。
分析)
対策としては、ちゃんとしたマーケッティング部門を作る必要があるでしょうね。そして、言いなりにならず提案型の商品作りをしなければ、価格はコントロールできないように思います。

大体、自分達がその商品の価値を知らなければ、値段は叩かれるだけでしょう。

今のルネサスのSoC(LSI) で、いいなりにならない製品がどれで、価格競争に陥る製品がどれだと言い切れる人は、ルネサスの中に何人いるのでしょうか。

一例) 
ルネサスエレクトロニクス)  ARM, MIPS, SH, Vシリーズ、RX、RL、78K など沢山あるマイコン。http://bit.ly/OP0iSd で、検索すると4600品種もでてきます。
組み合わせだとして、設計は多少減るでしょうが、それでは、半導体ラインの大量生産性のうまみは出ません。

Intel)一方、スマホ・タブレットが追い上げてきて、すこし焦ってはいるようなものの、今だ世界最大の生産規模と売り上げを誇るIntel。

http://intel.ly/OP0BfS によれば、Laptop, Desktop, Serverで、各6品種。多分その中の多くは、同じdieをボンディングオプションかfuseで切り替えているので、chip自体は全CPUで4品種もないと思います。

半導体というのはそうやってやる商売だと思います。元intelの方からも良くそういう話を聞きます。技術者は、言われたものを作ることができるが、どうやったら儲けを上げられるを考えるのは、一般的に非常に不得意だと。。

また、半導体ではなくIT分野で、調子の良いAppleと調子の悪いHP, パナソニックを比べると、調子の良いAppleは製品数が非常に少ないです。(以下に書きました) それだけ、オーバヘッドも少なく、大きな利益が上がると思います。ベンチャーは製品が少ないですが、大企業でも、自社が得意な分野を絞り込んで、少品種大量生産の時代だと思います。どの企業をみても金太郎あめ、オールマイティな大企業でよいのでしょうか。。

2011年11月13日日曜日:Appleの製品数はとても少ない


YKKの戦略もとても参考になります。これは以下の投稿の3番目に書きました。

2012年4月29日日曜日:  Asahi Web Ronzaの注目記事3本など。


Intelとルネサスの売り上げの比較)
http://bit.ly/SLjAci から表を引用します。ルネサスは世界7位です。ただし、Global Foundaryが、Nvidia, AMD,Qualcomというように分割されているので、これをファウンダリ(工場)で集積すると、順位が若干変わると思います。

弱いと言われる日本の半導体が上位6,7位に入っているのは、まだ捨てたモノではないと思いますが、一時あれだけ弱体化した、米国が、トップの多くを占めるまで回復したのには驚きます。


自動車会社が株主になる懸念)
国内企業が救済すると喜んでばかりいられないように思えます。

プリウスは200個以上もECU(プロセッサLSI)が搭載されているようです。その多くを無機能で安いASICにするなりして、品種と個数を減らす提案して、価値を中央の賢いECU(CPU)に集中して、中心的なECUの付加価値をあげるとか、頭を使うべきだと思います。
信頼度で金を取ろうとしても、相手のサイフは限られています。

ただし、集中≒製品機能集約・共通化、となると、今回の自動車業界とかの救済は最悪の一手に属する可能性があります。カスタマイズを要求し続ける顧客がご主人様になってしまいます。

まるでガラパゴス携帯が生まれたのを彷彿します。通信キャリア様がご主人様になり、端末メーカーに独自仕様を要求し、世界に売れない独自仕様・多品種・毎度専用設計の構図をつくりだしました。いつか来た道、ガラパゴスチップの出来上がりになりかねません。

マネージメント)
ちゃんとしたマネージメントでないと、仕事をしていない人を減らすことができるかどうか。。品種が多いまま、人を減らすと、仕事がきつくなるだけです。

本来あるべきマネージメントは、以下に書いたようなものなのではないのでしょうか。。

2012年9月6日木曜日: ピーターの法則



2012年9月20日木曜日

iOS6の脱獄

iPhone5が発売され、米国でも大変なブームになっている。Apple storeのまえで寝泊まりする人もnewsで報道されていた。ebayでは、1500ドル越えのプレミアがついているとか。
米国でのブームの要因の一つは、iPhone5でサポートされる4G(日本でいうLTE) への期待だろうがが、当面は、過負荷で4Gがつながりにくくなるのではとのこと。。

iOS6の脱獄)


すでに、iPhone4 ( A4  SoC:  http://bit.ly/SDjTFY 利用)までのiOS6の脱獄に対応した Redsn0w 0.9.15b1 が最終テストに入っている模様。
Absinthe Jailbreak: http://absinthejailbreak.org/ にあるが、元祖Dev TeamのMuscle Nurd の情報らしいので、間違いはなさそう。

iPhone 3GS以外は、紐付き脱獄 (tethered)である。つまりrebootすると使えなくなる。
したがって、iPhone3GS以外の人にとっては、まだ脱獄は時期尚早。

また、例によって、SoCが違うのでiPhone5どころかiPhone4S へも未対応、これらの対応はまだ時間がかかると思う。

Jailbreak Nation (JBN)  : http://www.jailbreaknation.com や
Gotta Be Mobile : http://bit.ly/SDh9s8 にも同じ事が書かれている。Gotta Be Mobileには、

iPhone4S, iPhone5の脱獄への期待)
SoCの版が進むとhardwareでの脱獄対策が強化される。

 iOS hackers teamed up to form the 2012 iOS Hacking “Dream Team”, made up of posixninja, pod2g, nikias andplanetbeing, と、2012年からこの3者によるドリームチームで取り組んでいるとあるが、それでも、いまだにA5プロセッサ( http://bit.ly/SDjFi2 : SoC)のiPhone4Sの脱獄に成功していない。これをみると、A6プロセッサのiPhone5の脱獄は相当先であろう。

TinyUmbrella)
なにはともあれ、将来のiOSの版をiOS6.0に戻すためにはiOS6.0のSHSHが必要になる。
http://thefirmwareumbrella.blogspot.com からTinyUmbrella をダウンロードして、手持ちのiOSデバイスのSHSHをAppleから取得して、保存しておくことをお勧めする。

一度、デバイスを登録しておけば、あとはデバイスを繋がなくてもSHSHの保存ができる。
ただし、iOSの新しい版がでるたびに、TinyUmbrellaはそのiOSに対応した新版がでるので、最新のTinyUmbrellaをインストールする必要がある。

SHSHに関する詳しい紹介は、


2011年5月21日土曜日:  TinyUmbrellaの紹介とiOS4.3.3のSHSHが保存できない課題


に書いた。

bashスクリプトの練習 - lrunコマンド

MacやLinuxは、bashやshが使えて、これとテキストレベルのツールを組み合わせると、便利名処理が簡単に作れる。

bashの練習がてら、以下のようなツールを作ってみたが便利に使えるので、報告する。。

コマンド lrun)
lrunという名前は、log + run という意味で付けた。
意味: logファイルを残しつつ、画面にも表示してコマンドを実行する。
基本はログファイルは、日付.log の名前になる。例えば2012/8/1に実行すれば、
カレントディレクトリの 20120801.log というファイルに書き出される。

コマンド引数)
lrun オプション コマンド列


オプションには以下が使える。
-d :  意味はdry run:   表示だけして、コマンド列を実行しない
-o:  意味はoverwrite: 通常はログファイルにアペンドだが、ログを消去してoverwriteする
-p 文字列 :  意味はprefix : ファイル名の日付の前に "文字列-"というプリフィックスを付ける
-s 文字列 : 意味はsuffix: ファイル名の日付とlogの間に "-文字列" という、サフィックスを付ける。
-P : 直前に使ったprefix を再利用して、ファイル名にprefixをつける。
-S : 直前に使ったsuffix を再利用して、ファイル名にsuffixをつける。

ソースコード) - たったこれだけ - 

#/bin/bash -f

fbody=`date +%Y%m%d`;
ldir=~/.scripts
pre=.lrun.prefix
suf=.lrun.suffix

while getopts dos:p:SP OPT
do
   case $OPT in
   "d") # Dryrun
      dry=1;;
   "o") # overwrite log
      ovw=1;;
   "p") #prefix
      echo $OPTARG > $pre
      fbody=$OPTARG-$fbody;; 
   "s") # suffix
      echo $OPTARG > $suf
      fbody=$fbody-$OPTARG;;
   "P") # reuse prefix
      fbody=`cat $pre`-$fbody;; 
   "S") # reuse suffix
      fbody=$fbody-`cat $suf`;;
   esac
done

fname="$fbody.log"
# shift options.
shift `expr $OPTIND - 1`

if [ $ovw ]; then
   red='>'
   msg="log is over-written to $fname ...."
else
   red='>>'
   msg="log is written to $fname ...."
fi

echo $msg
cmd="date +\"%n----Log: %c ----%n$*%n\" $red $fname; $* 2>&1 | tee -a $fname"

if [ $dry ]; then
   echo Dry run:  $cmd
else
   eval $cmd
fi

2012年9月18日火曜日

SoftbankとAUのiPhone5の差

ソフトバンクとAU(KDDI)のiPhone5の違いについて調べてみました。

AUはテザリング(ポケットWiFiルータ機能)搭載)
http://bit.ly/PnG84m に「AUのiPhone 5、テザリング対応で“実質価格”は0円~」とあります。テザリングとは、iPhoneをポケットWiFiルータ機能にする機能です。

ところが、通話中は、データ通信ができません。テザリングが切れてしまうどころか、通話中には、本体のデータ通信もできないようです。
これは、AUや米国Verizonの通信方式であるCDMA2000の仕様であり、テザリングとは関係ないようです。

一方、DoCoMo やソフトバンク、米国ではAT&TやT-mobileの通信方式であるW-CDMAは方式的に通信と通話を両立できる仕様になっているようです。

テザリング)

テザリング機能付きの携帯は、日本ではガラケーのころからあります。また、テザリング機能は米国のiPhone (AT&T, Verizonなど)では普通です。
また、脱獄して非公式アプリである、MyWi等を使えば昔から可能です(これは、本記事の下の方に説明をつけてあります。)。
とはいえ、日本のiPhoneで公式に、はじめて搭載になったわけです。

ソフトバンクはテザリングは導入しない)
ソフトバンクも2012/9/20に、来年1月15日から、テザリング対応をすると発表しました。
http://s.nikkei.com/UqkoaR に記事があります。

以下は、それ以前の古い情報です。

http://bit.ly/PnGjfY では、「ソフトバンクモバイル宮川氏にLTEネットワークの現状と“テザリングなし”の真相を聞く」には、以下の様にテザリングを導入しない理由は「定額を維持するため」とあります。
 LTEのエリアでは、au版のiPhone 5には負けないと自信を見せる宮川氏だが、テザリングのサポートについては「もう少し落ち着くまでは勘弁してもらいたい」と話した。そこにはiPhoneの市場を初期から開拓してきたソフトバンクモバイルならではの悩みがあった。
 「現状では、上位4%くらいのユーザーが、ネットワークトラフィックの約50%を占有しているような状態です。ここでテザリングを解禁すると、もっと極端にトラフィックの利用が偏ることが予想されます。そうなると、使う人にはしっかりと利用料を払ってもらって、使わない人には低廉にサービスを提供するため、段階的に課金する、青天井の料金体系を導入せざるを得ません。KDDIのように、一定の容量制限を設けてテザリングを導入することは不可能ではありませんが、今はあえて制限なしの定額を提供したいと考えています」(宮川氏)
テザリングはできないソフトバンクモバイルのiPhone 5だが、au版とは異なる、W-CDMAならではの優位点もある。それが音声通信とパケット通信の同時利用が可能な点だ。
トラフィックの理由は、むしろ定額制を諦める理由だと思います。現に、米国のAT&TとVerizonは定額を諦め、上限までの定額、追加は1GB/月単位で徴収にかえ、これに対して、唯一定額制を維持しているSprintが、「うちは上限はないんだよ」というキャンペーンを張っている状況です。定額を廃止するとお客が逃げるという思いがあると思いますが、それで大半の有料なお客さんのサービスが低下する。ある意味、優良なお客の払ったお金が、浪費するお客への投資にいくのは、嬉しいことか考えれば、上限がないことが嬉しいことなのか。。と思えてくるのでは。。

たとえば、米国AT&Tではテザリングが使えますが、もはや定額制ではなく、月、250MB、1GB、2GB、4GBなどのプランになっており、一番大容量のプランだけしか、テザリングは使えません。ただし、脱獄して脱獄アプリのMyFiをいれれば、どのプランでも使えます。以下に書きました。

2011年10月16日日曜日:


iPhoneをポケットWiFiルータにしよう


LTEはデータ通信と音声通話の間がトリッキー)LTE (ないしは4G http://bit.ly/PnI0Km -- 昔は3.9Gと言われていたのですが、米国の通信会社が4Gとインフレで呼んだため、いまは4Gになっています。DoCoMoのいうXi )での、音声通話とデータ通話の両立はトリッキーなことになっており、データ通信と通話の両立が可能な、SoftbankのiPhone5でも、トラブルがありそうな予感です。

http://vrge.co/Pz7R3D によれば、ソフトバンク向けであってもiPhone 5はLTEと3Gの同時通信はできないのですが、W-CDMAなら音声とデータ同時通信が可能なので、LTE使用中に通話する場合は、LTEから3Gに切り替える(フォールバック fallback :縮退運転)するようです。

データ通信のLTEから3Gへのフォールバックは沢山テストをするのでしょうが、どれくらいの信頼性にまで持って行けるのでしょうか。ということを考えると、Appleが公式にサポートしない中でiPhone 5をXiとFOMAで使うのはやっぱり難しいかも知れません。

SIM unlockされたiPhone5)
DoCoMoのXi (LTE) につながらないかも
http://rbmen.blogspot.jp/2012/09/simiphone-5xi3g.html  に、「

2012年9月21日金曜日

ドコモSIMを刺したiPhone 5、Xi(クロッシィ)を利用できず」という情報があります。