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本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2012年1月30日月曜日

YouTubeの名演奏 - 笛の音の魅力

YouTubeには、個人アップロードした名演奏が多い。草の根パワーだろう。

ご紹介するのは、以下。おいおい追加していく。
  1. 笛の音 - 短調と実に良く合う
  2. Canon Rock - エレキ版、バイオリン  - 古典を現代風に
  3. ピアノの神業
  4. バイオリン - 五嶋みどりは日本の宝
  5. おまけ
著作物を掲載したものとかは、密告によって時々消されてしまう。時に全く著作権に似触れそうにない本人の演奏すら消される。文化を広げる広告媒体だとおおらかに考えてもらいたいモノである。

個人的な好みもかなり入っているので、万人受けはしないかもしれないが、私の気に入ったモノをまとめておく。気に入れば何でも良いので、私は、ジャンルには余りこだわならない。ラップ、ロック、ジャズ、クラシック、バロックの名演奏ももちろんあるが、それは、他の方もよく推薦しているので、今回はすこし変わったものを取り上げる。

笛の音)
篠笛『笛吹童子幻想曲』 狩野嘉宏  - 前奏がタルいと思われる方は1:45くらいからお聞きください。



お祭りに使われる篠笛がこんなに表現力豊富だったとは。。他にも笛の名手は多い。この方は、歌口が見えないくらいに口をかぶせて吹く。それでも、音が全く曇らない。
日本の横笛は、右手は指の第二関節と第三関節の間で押さえるということにも注目。

解説) 狩野嘉宏(篠笛・能管) [かりのよしひろ] http://bit.ly/trqZwv
篠笛、能管、フルートを吹く奏者です。おびただしい数の笛をもっていて、上記サイトに写真が出ている。是非ご覧を。

これが篠笛: http://bit.ly/rMLVoU
これが能管: http://bit.ly/rW7WFx

能管は、「のど」というものがあり、独特の音が出る(以下)。
http://www.asahi-net.or.jp/~dl1s-ymgc/nohkan.htm

インデアンフルート: http://bit.ly/swZAIH も良い音がする。
中国の笛が、竹の薄皮で響かせたり、笛には各国いろいろな工夫がある。

篠笛 もののけ姫
 
もうすこしカジュアルだし、演奏技術も先の演奏にはかなわない。
が、もののけ姫も、篠笛に良く合う。

 骨の笛演奏『もののけ姫』
   
でも、骨の笛の哀愁が、もののけ姫にはぴったりのように思う


おまけ) もののけ姫をロックアレンジしてみた。 - これもなかなか面白い。

Pan Flute) アンデスの楽器Pan Fluteは憂いがあって大変良い音がする。良い演奏者が多いがたとえば。


アドリブで演歌の「北の宿から」をフルートで吹いたら家族に大好評。津軽海峡冬景色 http://bit.ly/w9tDLy もコピーした。与作もいい。演歌というのダサイと思っていたら、曲は大変素晴らしい。半音の使い方も大変上手である。アレンジは、ちょっとやりすぎのところが魅力的。

北の宿や与作は低音域での演奏が魅力あるし、津軽海峡冬景色は中高音域が美しいように思う。演歌も、逆輸入されないと真価が認められないのかも。。

短調の曲を笛で演奏すると憂いがあって大変魅力的だと思う。

Canon Rock)
http://bit.ly/x0FTnU

『カノンロック』(Canon Rock)は、台湾音楽家作曲家であるJerryC(ジェリーシー)による『ヨハン・パッヘルベルのカノン』のネオクラシカルメタルアレンジ作品である。JerryCがこの曲を演奏するビデオをオンラインに公開した後、インターネットで有名になった。この演奏は新聞、雑誌、テレビ番組で特集された。[1]『カノンロック』はYouTubeGoogle Videoなどの様々なインターネットコミュニティにおいて数多くカバー演奏されている。このアレンジ作品は2週間で作成された。中略)

funtwoによるカバーが最も有名である。2008年4月現在、彼のビデオは4,000万超ビューのYouTubeの歴史において16番目に多く閲覧されたビデオである。また、12番目に多く閲覧された音楽ビデオであり、5番目に多く議論され、3番目に多くお気に入り登録された。

以下に正規音源(伴奏のみ)がある。腕自慢の人たちは、これとあわせて演奏して、YouTubeにどんどん掲載されている。本家エレキ版以外に、ベース版、ピアノ版、クラシックギター版など沢山ある。また、アレンジしたものも沢山ある。


まずは、最多アクセスのFun Twoのもの。


本家JerryCの演奏は若干音が落ちており、雑さが感じられる。またFunTwoは、若干独自アレンジをしておりかっこが良い。彼の演奏が好まれる理由だと思う。

2011年9月10日土曜日: YouTubeをダウンロード に書いたが、最多アクセスのpageは消されてしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=QjA5faZF1A8 これがYouTubeから消されてしまった。 上記wikiには、4,000万ビューとあるが、2011年7月初めには9,000万を超えていた。
「この動画は、スパム、詐欺、搾取的なコンテンツを禁じているYouTube のポリシーに違反していたため削除されました。申し訳ありません。」とあるが、個人の演奏が搾取とはどういうことだろうか。。
カノンロック バイオリンバージョン

 

彼女は、韓国人で学校の音楽の先生。カナダであったバイオリンの国際音楽コンクールで準優勝しているらしい。一旦、エレキのロックになった。これを、バイオリンでやると、またすばらしい。
彼女のサイトはここ。 http://bit.ly/w02uEI
Google翻訳がうまくかからない。韓国語なので全く読めません。

非常に沢山の名演奏をYouTubeにあげている。弱視という話もある。その分音感が良いのかもしれない。

天空の城ラピュタ - 君をのせて
 


ピアノ)
トルコ行進曲編曲 - ファジル・サイ

YouTubeには、のだめ だとか、ハリポタのスネイプだとかコメントがあって面白い。なにより、楽しそうに演奏しているのが良い。

ファジル・サイ) http://bit.ly/zP40lA
トルコ出身のピアニスト作曲家。日本では「鬼才! 天才! ファジル・サイ!」のキャッチコピーで知られ、アニメーション映画劇伴作曲も手掛けた。
中略
17歳で奨学金を得て、デュッセルドルフシューマン音楽院留学デイヴィッド・レヴァインに師事した。1992年から1995年までベルリン音楽院で学び、1994年ニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションで優勝し、国際的な演奏活動をスタートした。
中略
また、「トルコ行進曲」「パガニーニ・ジャズ」など、クラシックを題材にしたジャズも作曲。
中略
初来日は1996年NHKの『芸術劇場』で初めて日本のテレビで紹介された。2006年10月6日には、ツアーの合間を縫って、テレビ東京たけしの誰でもピカソ』に出演。北野武はその鬼才ぶりと類まれな演奏テクニックを絶賛した。
San Franciscoのジャズのライブハウスに言ったが、暗い顔で演奏しているピアノもサックスもいまいちだった。本当に楽しそうに演奏しているドラムは上手だった。楽しくやるのが、音楽に限らずいろいろなことの上達の早道かも。。

バイオリン)
五嶋みどり タングルウッドの奇跡



http://bit.ly/xpAqc4 (wiki) より「1986年、いまや語り草となった事件はボストン交響楽団と共演したタングルウッド音楽祭で起きた。レナード・バーンスタインの指揮で、「セレナード」第5楽章を演奏中にヴァイオリンのE線が2度も切れるというアクシデントに見舞われた。当時みどりは3/4サイズのヴァイオリンを使用していたが、このトラブルによりコンサートマスターの4/4サイズのストラディヴァリウスに持ち替えて演奏を続けるも、再びE線が切れてしまう。2度目は副コンサートマスターのガダニーニを借りて、演奏を完遂した。これにはバーンスタインも彼女の前にかしずき、驚嘆と尊敬の意を表した。翌日のニューヨーク・タイムズ紙には、「14歳の少女、タングルウッドをヴァイオリン3挺で征服」の見出しが一面トップに躍った。また、この時の様子は、「タングルウッドの奇跡」として、アメリカ小学校教科書にも掲載された。」

数億円もするストラディバリを借りて、平然と演奏する14歳とは恐れ入る。しかも、サイズが違うのである。3/4サイズとかは、分数バイオリンというらしく胴のサイズが違うだけのようであり、調弦は同じようである。バイオリン) http://bit.ly/y7PMQW (wiki)

大人になった五嶋みどり の演奏は、音のキレがいいというかひと味違う。
Midori Goto(五嶋 みどり)Plays Tchaikovsky Violin Concerto in D Major, Op. 35

おまけ1) - 是非楽器を演奏してみましょう

私の笛の原点も狩野嘉宏さんと似ていて、小学校のときに吹かせてもらった町内のお祭りの篠笛(六本調子)。お祭りのお囃子は小学3-6年ぐらいの女の子がやるのだが、女の子が少ない。友達の男の子4人ぐらいと一緒にやることになった。私は、お囃子のつづみになった。化粧をして本番。その練習の時に、笛を吹かせてもらったのが始まり。手先の器用な祖父が、手作りの釣り竿をつぶして、漆塗りの立派な篠笛を作ってくれた。指穴の大きさを微調整したが、音は若干ずれているので、吹き方で合わせる。京都の笛師に作ってもらった笛と一緒に、この手作りの笛も今も大事に使っている。そして、年中お祭り笛を吹くのはやめてくれと、親が中学入学祝いに買ってくれたのがYFL-31。狩野さんと、なにか似てますが、腕は全然かなわない。

その後、小学校の鼓笛隊でトランペットを吹き、中学の音楽室に捨てられていたバラバラのクラリネットを拾ってきて組み立てて吹いたり。お囃子のときに三味線も弾かせてもらったり、友達のサックスを吹かせてもらったり、バイオリンを借りたり、フォークギターやらエレキギターをやったり、ドラムを叩かせてもらったり。
音大生に教えてもらったりもしたが全然上達しなかったのが鍵盤楽器。あれが出来る人は多いが尊敬してしまう。
中高と運動部で楽譜もろくに読めず、大学でようよう読めるようになった。最近、10年以上さわっていなかったフルートを引きずり出したが、ちゃんと初見ができる。ある程度身についた楽器演奏や楽譜を読む能力は、自転車に乗るのと一緒のように体にしみつくのかもしれない。
知り合いなに、40歳から楽器を初めて大人のバンドの大会で優勝した方もいる。水泳もそうである、50歳過ぎで初めて、市の大会で常に入賞している方も知っている。いつから初めてもおそくはない。

フルートは、就職後プロの先生に習ったが、音が全然違う。口の中や体が共鳴しない。金のフルートやOpen holeの楽器は良い音がするが、それ以前に腕の問題だと、つくづく感じた。
どれも下手くそだが、音楽というのは、自分でやると楽しみが倍増する。歌を歌うだけでもいい。

芸術全般にいえると思うが、良い物をみるのも大事だろうが、自分でやると審美眼も向上するのように思う。良い物というのは、人が決めた世界・評判である。そればかりに頼っていると、新しい価値や個性に対して鈍感になるのかもしれない。

おまけ2)
カーペンターズとかが歌った。Top of the worldを関西弁で歌っている。

2012年1月29日日曜日

玉石混淆の米国の銀行サービス

米国のサービスは低品質と主張してきたが、良いようでもあり悪いようでもある玉石混淆の米国のサービスを紹介する。

私が、使っている某大手銀行。最初のは劣悪なサービス。うしろは玉石混淆。
だが、良い面も多い。TPPでこういう銀行が日本に攻めてこられれば、日本の銀行サービスも、顧客視点に変わらざるを得ない。

ATMカードのトラブル)
ちょっと南のカリフォルニアのスーパーマーケットで使ったら、Online banking Alertというemailがやってきた。「怪しいので、アカウントを一時停止する。オンラインバンキングで、使用状況を確認して、この番号に電話してくれ」とある。ガソリンスタンドでデビッドカードとして使おうとしたら確かに使えなくなっていた。

早速調べたが、別に大した金額も使っていないし、覚えのあるモノが5個程度。emailにあった番号に電話を掛けた。
これは、お客様の口座を守るシステムですと、延々アナウンスがあったあとで、5分以上保留される。ようやく係員に繋がった。「どこで開設した口座ですか?」と聞くので、「California。」と答えると、「ここでは処理できないので、転送します」と。

また5分近く保留音楽を聴く。繋がった。「どこの口座ですか?」と、「California。」また、「ここでは処理できません。」さすがに、それはヘンだ。「先ほども係員がそう言って転送された。どうなっているのだ。。」と苦情をいった。「でも処理できませんから」と、また転送。

そして、また5分以上待つ。次に繋がった係員は、「カード番号を教えてください」と。伝えたら、また、「Californiaの口座は、ここでは処理できません。もうしわけありません。」と、また保留に。。

いったいどうなっているのだろう。このシステムは。。らちが明かないので、電話を切って、窓口に出向くことにした。

翌日、妻が代わりにいったら、本人でないとダメだといわれた。

窓口に行った
土曜も14:00くらいまで空いている(これは良い面)ので、12:00頃に支店にいった。窓口(振り込み、引き出し)に10組をこえる長蛇の列。お客相談の窓口は2つ。1組、待っているだけなのに、30分待ちといわれた。ソファーで15分ほど待った。
口座窓口のほうは、受け付けてレシートをどんどん発行して流していく、米国方式なので、さっさと吐ける。空いていた窓口は2つだけだったが、5分もしないうちに、列は全く無くなった。(これは、良い面)。
補足)日本の銀行は、パーソナルチェック(個人小切手)を持って行っても窓口で引き出し確認をするが、それは必要ない。一旦、レシートを発行しておいて、裏方が処理して、小切手が不渡りなら、預金からまた差っ引けばよいのである。お客を待たせる必要は無い。問題は、現金引き出しの時であるが、通帳の残高を二重帳簿にしておいて、信用確認がとれた額だけを現金引き出しの上限にすればよい。普通の人は、口座に十分残高があるはずなので、不自由を被るのは、口座開設のときのみになる。ちょっと考えればこれくらい分かるのに、日本の銀行は工夫していないのか、評判を気にするのか、規制でもあるのか。。。
さて前の客が終わった。なのに、行員は5分ほど、どこかに消えて、まだ私の順番が始まらない。(悪い面)

私の順番が来た)
説明をし、カードと身分証明の免許証を見せる。
と、例によって、チャレンジ質問。最後にカードを使ったのはどこですか。何という名前の店ですか。金額はいくらですか。(いつもながら答えにくい質問をしてくる。以前、別の支店に住所変更にいったときも、口座残高はいくらですかとか。。。聞かれた。いつものことである。免許証だけでは、信用能力が低いということであろう。)

が、単にブロックされているATMカードのアクティベートでそんな対応が必要なのか疑問である。(思考停止の悪い面)

なんとか答えて、まずは住所変更。これで3度め。相変わらず変わっていない。(悪い面)

ATMカードの再有効化)
行員は秘密の番号に掛けた。一発で繋がる。電話を替わって、どこで使いましたかとか、質問に答え。ブロックの解除完了。(秘密の番号って...悪い面)

旅行に行くので)
遠隔地に旅行にいくと、直ぐにクレジットカードやATM(デビッドカード)が止められる。ので来月行く旅行を登録してもらった。これも、秘密の番号の電話の先の方につたえると簡単にできた。
家族と一緒のJoint口座なので、家族のATMカードも家族のクレジットカードの手続きも同時に完了(良い面)

「もし今度トラブルがあったときに.どうすればいいの?」と聞いたら、この秘密の電話番号と、アクセスコードを教えてくれた。(....)

別なカードの紹介)
そのとき担当者はクレジットカードについて、「キャッシュバックは?」と聞く。何それと訪ねると。この銀行で、キャッシュバックつきのVISAカードがあるとのこと。たしか、スーパで使うと5%、ガソリンスタンドで10%相当の額がキャッシュバックとして、口座に振り込まれるとのこと。年会費も無料。全く損はないとのこと。(ナゼ案内がないの..悪い面)

新たなカード番号になるので、申請が必要と、担当の方は、米国滞在開始日やら、年収やらを聞き。PCに打ち込んで、その場で申請。その場で、承認された。私がやった書類作成は、サイン1カ所だけ。めちゃめちゃ楽なうえに速い。(良い面)

カードは、普通郵便で自宅に送られてくるらしいが、それを持って銀行にアクティベートにいかないとならない。(じゃ、銀行受け取りでいいじゃん...ま、どこの支店でもできるという違いか。)

マネージャにご挨拶)
全部終わり、質問等に答えてくれてから。ちょっとまってね。とマネージャを席に連れてきた。「Mr. Satoshi。どうでしたか、サービスは?」と、丁寧にマネージャからご挨拶。「大変お得なカードも教えて頂き、感謝しています。」と答えると、担当者してくれた女性も嬉しそう。
このマネージャという人。来店時に、名前を書き留めて、お客を整理していた、背の高い美人のお姉さん。マネージャがお客の受付をやる。。これって、なんか日本のサービス抜群のお店みたい。(良い面)

と、良いところ、悪いところ混在。だが、日本流の良いところも入っているように思う。
これだけやって、待ち時間が20分。処理が20分といったところか。丁寧な応対の割には、やれた内容は充実していたかも。。。

おまけ)
かえりにタコベル(Taco bell: メキシコ料理のfirst food, 昔六本木にも出来たらしいがあえなく撤退したらしい。) にいった。入り口にいた初老のおじさんは、「僕は、メニューを考えてないから、先に行っていいよ」と、ドアをあけて、先に通してくれた。普通は開けてくれるだけだが、このおじさんは、一言ついていておしゃれ。Lady  Firstとか老人にやさしいというだけじゃなく、米国人は誰にでも親切(良い面)。

タコベルはお気に入りのタコサラダがメニューから消えていた。が、頼んだらでてきた。(不思議な面)

さっきのおじさんは、「それは旨そうだねぇ。何?」ときくので、「タコサラダ。」「メニューにはないけれどね。」というと、「だから君を先に通したのにねぇ。次はそれにしよう。」と、なかなか、しゃれたた返事。(良い面)

おじさんは、私の隣にくると迷惑というのを知ってか、離れた場所に座った。無意味になれなれしくないのも好感が持てる。(良い面)

親子関係にしても、嫁姑の関係にしても、米国だと、着かず離れずの関係を保つのがうまい。東京では、街にいる他人は遠すぎて、一方家族はべたべたと近すぎるように思う。

2012年1月16日月曜日: 東洋と欧米での家族関係の違い

にも考察した。


おまけ2)
店内に、ご主人がインド人、奥さんが韓国人らしい夫婦と、小学生くらいの、その息子がいた。この混血は、エキゾチックで魅力的な顔だった。




2012年1月28日土曜日

おたくとウンチク

ここに、最近気づいた、似たようで違うモノを書いてみたい。


おたくとプロ)
おたくは、課程や道具にこだわる。

オーディオマニアは、おたくである。sssのアンプ、tttのスピーカにこだわる。
どんなにこだわっても所詮、電気的に蓄えられた音。最高の音楽家の演奏の録音もいいだろうが、すこし下手でも、教会や円形劇場や良く出来たコンサートホールで生の音を聞くと全然違う。
歌も有名歌手の歌はもちろん旨いが、下手な子供たちでも生で歌うと全然違う。
所詮2つしかないマイクで拾って、2チャンネルしかないスピーカから出てくる合成の音と、生の音の違いであろう。映画館のサラウンドのほうが臨場感があるかもしれない。

オーディオ、車のマニアについては以下にも書いた。

2012年2月7日火曜日: マニアの考えることは面白い

一方道具にこだわるという点ではいろいろな例がある。

たとえば写真。写した結果としての写真や、写真を写すという楽しみではなく、カメラという道具にこだわる。xxのカメラ、yyyのレンズというように。xxxのカメラで写した写真は良い写真だということになる。一方、プロは、できた写真の美しさとか、内容の表現力にこだわる。道具はすべてではない。

ゴルフもその傾向がある。腕ではなく、クラブにこだわる。靴にこだわる。ウェアにこだわる。

古典芸術も同じ。私は小さい頃から書道を習ってきたが、筆や硯、墨や紙にこだわる人が多い。一方、一流作家は、どんな筆や墨からも、芸術作品を作り出す。もちろん、それなりの道具を使えばさらに良くなる。

「弘法筆を選ばず」であろう。
http://bit.ly/wD7HKT をみると、どの国にも同じ意味のことわざがある。世界どこでも、自分の腕の問題を、道具の性にする傾向があるのだろう。
うんちくと物知り)
ウンチクは、聞く人の気持ちを考えずに、自分の知識をひけらかす。物知りは、聞く人が知りたいと思うことを、伝える。
Facebookをみて、「うざい」といった人がいた。Facebookで、ウンチクをしまくる人がいるからである。もちろん、私のblogも、うんちくの塊である。

日本の文化)
今の日本は、おたく、うんちく がかなり多い。

日本は職人文化であり、繊細で良い製品や芸術を作り出してきた。むしろ道具を作るのは下手だった。今でも下手である。以下に書いた。これが、おたくパワーで改善しないのだろうか。。

2012年1月20日金曜日: Howが苦手な日本人


うんちくはあちこちに氾濫している。そもそも、日本文化は、空気を読む、相手を思いやるのが美徳だったと思っていた。最近の風潮なのか、そもそもウンチクは日本文化とは関係無く存在したのか。。。。よくわからない。

2011年10月15日土曜日: 思考停止していませんか? 日本の美徳を失う舶来崇拝?


のような、昨今の悪い舶来指向で失われた文化になっていなければ良いが。


2012年1月27日金曜日

Steve Jobs本の電子ブック版

Steve Jobsの本。日本人も米国人も絶賛する人が多い。日本語版は上下2冊に分かれているが、英語のは一冊。
Stanford大の book storeで30% offになっていて買いそうになった。が、amazon.comでは半額。

これが、再版法の無い世界か。。

大きくて重いので、電子ブックが良いかな。上記サイトに、同額$14.99でKindle bookがある。Stanford大の図書館に入って、タダで読めるかも。。と、ずるいことが、頭をよぎる。
紀伊國屋kinoppyには、電子ブック以下) があり、上巻が1,995円。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/9987420524_EBOOK.html

電子ブックは立ち読みでも結構読める。Kindleは比較的ケチ。Berns& Nobleなら80ページくらいは読める。Kinoppyでも、紹介のフリー記事がある。

下の埋め込みは上手く動かないので、冒頭のamazon.comから読まれるのをお勧めする。



2012年1月25日水曜日

iPad2, iPhone4SのiOS5が完全脱獄可能に - iPad2の脱獄に成功

iPad2, iPhone4SのiOS5.0.1の紐付きでない完全脱獄がChronic Dev Teamからリリースされた。
Absinthe  (アブサン : リキュールの名: http://bit.ly/wxqa1o ) というツールである。
Chronic Dev Teamは、以前も脱獄ツールをリリースしているので信頼できそう。
やはり大御所は、Dev Teamであり安定している。ここのPwnage toolも良いが、とりあえずiPad2を脱獄してみた。

再三のコメントで恐縮だが、近々iOSも5.1に上がると思われるので、iOS5.0.1のSHSHをTinyUmbrellaで待避しておいた方が良いと思う。

こちらにvideoと、Macを母艦とした脱獄が)
http://www.engadget.com/2012/01/20/absinthe-a5-jailbreak-released-for-iphone-4s-hacker-dream-team/

こちらにはwindowsを母艦としたツールが)
http://www.engadget.com/2012/01/21/untethered-jailbreak-iphone-4s-ipad-2-windows/

以下に日本語での紹介がある)
http://jailbreakers.info/

また、本家ともいわれる、iPhone-Dev Teamにもこの脱獄の話が掲載されている。
http://blog.iphone-dev.org/
A5チップを使った iPad2,iPhone4Sなどのデバイスが3日間で、935,232台も脱獄されたとある。これは脱獄してCydia(非公式アプリのマーケット)にアクセスすると、自動的に、iOSダウングレードのためのSHSHをCydiaは保存してくれる。SHSHは端末固有のIDなので、その数をカウントしたのであろう。SHSHについては以下。


2011年5月21日土曜日: TinyUmbrellaの紹介とiOS4.3.3のSHSHが保存できない課題



iPad2 -  iOS5.0.1 の脱獄に成功)
http://bit.ly/xTKIwM にあるやり方で、iOS5.0.1のiPad2の脱獄に成功したので、紹介する。母艦はMac OS-X Lionである。

脱獄後に導入した非公式アプリ)
うまく導入できなかった非公式アプリ)
  • 5row qwerty keyboard for iPad ($2.99 の有料) は、iOS4.2, iOS4.3しかサポートされていない。installを試しても、却下される。本当はコレが一番欲しいのだが。。
  • emacs http://hitoriblog.com/?p=4019  これは、ctrl, escを入力しないとならないので、外部キーボードがないと使えない。また、standaloneでの日本語入力にも難あり。MacのSSHからわざわざ使えても意味が無い
  • mobile terminal : 入れてみたが起動で画面がでた瞬間に終了する
  • 音声認識Siriから設定を操作する脱獄アプリもある模様。http://bit.ly/zZzTha
電源再投入も問題なし)
脱獄後に電源を切って再投入しても脱獄していることを確認した。ちなみに、
  • 電源再投入ないしはリブートをしても脱獄しているのが、紐付きでない完全脱獄(untethered Jailbreak)
  • リブートすると、非脱獄状態に戻るのが、不完全脱獄 (semi-tethered)
    • 脱獄自体をアプリや、ブラウザから特定サイトへのアクセスを使ってやるもの。たとえば、JailbreakMeは後者のやり方で脱獄するので、ユーザ空間Jailbreakはこれに属するのではないかと思う。試しても居ないし、調査もしていないので、間違っていたら指摘願いたい。
  • 母艦につながないと、リブート出来ないのが、紐付き(tethered)
である。tetheredだと母艦(脱獄ツールをインストールしたPC)がないと電源投入できないので、不便になる。

脱獄の手順)
Green Poisonのサイトはこちら、windows, Macのツールがある)http://www.greenpois0n.com/

いつも有益な脱獄情報を提供してくれる老舗「をぢの日記」http://bit.ly/zmwdAS に、上記サイトの抄訳がある。このページも久々の更新である。

改造ファームウェアをiTunesでインストール(転送)しなおすPwnageと違い、脱獄後、映画や音楽などのデータが全部消えない。

紐付きで無い完全脱獄なので、iOSを書き換えているはず。昔、iOS3.1の時代にGeorge Hotzという高校生ハッカーが開発したbrackra1nという完全脱獄ツールがあった。これは、USBをつないだときにできる穴(脆弱性, exploit)を利用してiOSを書き換えていた。
データの全転送にしては、ちょっと高速すぎる気がするが、Restoreという画面も出るので、ブロックで転送しているのかも知れない。

いずれにしろ、脱獄ツールがデータ転送まで全部面倒を見てくれる。この点では、DFUモードに入れたり、iTunesを起動したりする老舗Dev TeamのPwnageツールよりも、かなりお手軽。Pwnageのやり方は以下のようなもの。
2011年4月25日月曜日: Pwnage 4.3.2でiPhone4 iOS4.3.2の紐付きでない脱獄に成功
Mac用のアブサンは、http://cache.greenpois0n.com/dl/absinthe-mac-0.1.2-2.zip からダウンロードできる。これも上記の説明のとおり。

なにかアブサンのiconは怪しげだが気にしないことにする
iPadをつないで、上記アブサンをクリックすると脱獄が始まる
iPadのLockを解除するようにとあったが、忘れていた。自動ロックをneverにしただけだったが、問題なくできた。


バックアップをするとあり、結構時間がかかった
iPad2にはこんな画面が表示される

しばらくしてデータを送り始める
iPad2にRestore in Progressの画面が表示されてからかなり時間がかかり、iPad2はリブートした。
ほぼ終わり
iPad2に転送されている、アブサンのアイコンをクリック。最後にStorage Almost Fullの画面がでて、iPad2はリブート。脱獄完了。
USBケーブルをつなぎっぱなしにしておくと、またアブサンの最初の処理が始まろうとするので、×でウインドウをクローズ。

最後に、茶色のCydiaアイコンが追加された。これが脱獄成功の証

Cyciaをクリック - 最強のDeveloperで。ここでWiFiからデータ取得し、Spring boardがrestart (respring)

脱獄アプリマーケットであるCydiaサイトにいけた
SB settingをインストールしてみた

SB settingのインストール時にこんな画面が。100,000人目のビジターだとのこと。2度目に訪問してもこれがでる。ますます怪しい。
一応クリックしてみると、賞金やらがもらえるとある。が、ボランティアでやっている脱獄団体が、賞品やら賞金を配るのも不気味。額も大きい。なので、無視することにした。うまい話には裏がある。と思う。




ありがたや、Green Poisonさん。わずかですが、http://www.greenpois0n.com/ のDonateのアイコンからPayPalでDonateしておきました。良い(?)著作物は文化で守りましょう!!!

大学の秋入学 - もっと大胆に改革したらどうか

東大が検討している最近話題の秋入学。ちょっと心配があります。

春入学と秋入学を混在させていいのか。受験を準備する側が大変になるし、同期というつながりが希薄になりそう。

これからは違いを認める時代にするべき。なので、東大が他大学と合意なんか得なくても、勝手に東大だけ秋入学1本にしちゃえばいいと思う。そうすると「東大だけ偉そうに。」と叩かれるだろうが、もはや八方美人をめざす時代じゃないと思う。

叩かれるのイヤでは改革できない。「東大だから偉そうです。それが、何か。」と、
堂々と言えるようになって欲しい。もちろん、中身が伴っていなければ反省は必要だし、妥当な意見には耳を傾ける必要がある。「天狗になれ」といっているわけではない。

さらには)
東大だけ、授業を全部英語にする。国際化の時代だし。
日本史は古語でやり、漢文は中国語でやるとか。。

入試も)
東大だけ、希望者を全員入学にする。1学期間(前期というべきだろうか) だけ授業を通信教育ないしはwebでの授業にして、試験は選択式にする。IT技術を使えば、何万人生徒がいても、採点できるはず。そうして、所定単位が取れない生徒は退学とする。

日本人のかなりの数が東大中退でも良いんじゃないかと思う。肩書きとか、権威とかが、それだけでは無意味なことにも、そろそろ気づくべき。あくまで中身が伴っての肩書きであろう。

どれだけ単位が取れたかとか、GPA(成績平均)がどれだけとれたかというのが、資格代わりにもなる。また、1学期の間は生徒も多いので、大学の学費収入も増え、施設も充実する。

GPA) Grade Point Average:  http://ja.wikipedia.org/wiki/GPA

別に東大がやらなくてもいい。もはや国立でもないのだから、自由に試行すれば良いと思う。戦後や大学紛争で入試自体がなかった時代もあるのだし、不公平でなければ、いろいろ試行するのは良いのでは。

「それがいやなら、他の大学を受ければいいでしょ。」のノリで良いと思う。
どこを切っても同じの金太郎飴では世界に太刀打ちできない。個性の時代だと思う。

不正をどうするか)
もちろん、2学期以降が甘い「レジャーランド」となれば、是非ともズルをしようという人が出てくる。ただし、東大の現実は、そんなに甘くは無いと思う。2年の途中に、平均成績で選考が決まる進学振り分けがあり、教養学部時代も競い続けるようである。そういう点取り虫体質が良いかどうかは、また別の話ではある。これについては以下に書いた。

2011年11月24日木曜日:老害、エセエリートの害、本当のエリートとは


通信での選択問題だと不正はやりやすい。なので、2学期以降も成績が悪ければ、退学させる。その結果、最終的に定員の数分の一 も卒業できなくても、それは構わないだろう。卒業性を増やすのが大学の意味では無い。

学歴というのなら、「私は、東大の3年生の1学期までいました。」でも通用する。

学校の運営費の問題だとすれば、これは、優秀な学生をだして、ベンチャーを作らせ、企業の寄付でまかなうべきである。そもそも産業に貢献する優秀な学生をどんどんだし、産業界から金を集めるべきである。これは、返済不要の奨学金でもよい。米国の奨学金は、私企業が負担するものが多く、生活費も補充されるし、ほとんどが、返済不要である。

金が集まる -> 設備や図書館、研究費が充実する、良い教員が集まる -> 優秀な学生が世界中から集まる -> 良い成果がでる、良い学生が育つ -> ベンチャーが育つ -> 金を寄付する

という正のループが回るはずであり、政府や学生の財布に頼る必要がどこにあるのか、と思う。Stanford大の地図 http://campus-map.stanford.edu/ を見て頂くと、ほとんどの建物に有名なベンチャーの社長の名前がついている。ビルゲイツ、HPのヒューレッド、パッカード、ゴードンベル、NvidiaのJei-Sun社長など。彼らの個人寄付で建物が建てられているのである。日本の企業だと会社の寄付なので大変なのだが、大成功したベンチャーなら個人でビルが寄付できるのである。もちろん、寄付に対する税法上の優遇も米国のほうが大きいらしい。

http://bit.ly/y8iUtM (2009年6月報告)を見ると、日本は寄付の額も個人寄付の比率も米英に比べ圧倒的に少ない。抜粋すると:
  1. 年間の寄附金の支出総額および成人 1 人当たりの寄附額はそれぞれ、米国が約 34 兆円、13 万円/成人、ついで英国が約 3 兆円、4 万円であり、日本は約 7,000 億円、2.5 千円。
  2. 寄附主体の内訳では、米国と英国では個人がそれぞれ 76%と 60%で最も多い。一方、日本では、法人が 64%と最も多く、個人は 36%である。
  3. 寄附金税制の優遇対象となる団体等の数は、米国が約 106 万件、英国が約 19 万件、日本が約 2 万件。
と、日本は英米に比べて圧倒的に寄付後進国である。
寄付により民間活力を生かすべき。お上は世話を焼こうとするが、商売がヘタなので、民間と競わせることで、税の使い道も上手になるのではと思う。事業仕分けよりも、民意が反映するだろう。

また、企業も優秀な学生を得るために、イメージアップに余念がない。講演会をやったり、就職説明会をやったり、学内にもいろいろな企業が寄付して、教室や授業設備が常に更新されている。図書館には新巻図書ばかり、おそらくこれも寄付だろう。
正のループをまわすと言うことはこういうことである。

日本の大学には、すこししか研究費を払わない日本企業もStanford大が要求する研究費には財布の紐が甘い。

試験について再考)
選択式の遠隔試験だと不正が防げない。技術で防ごうとすると面倒臭い。
注)やると得になるから、不正をする。やっても価値がないようになるのが一番である。
先日、Stanford大で、ネットSPAMの防止を講演した、UC San DiegoのProf. Stefan Savageのtalkからinspireした。http://bit.ly/AnEqT6 にvideoがある。彼の研究は、FBIさながら。SPAMメイルのサイトから、実際にバイアグラ等を買い付けると同時に通販サイトを解析し、データの流れを解析して、利益を誰が得ているのかを突き止めた。それを政府機関に報告し、すでに悪質な元締めはもはや動いていないとのこと。
この点では、今の大学入試は、全く逆の方向だと思う。不正してでも入れば、大変お得。それがあるかぎり、どんなに技術を導入しようが、いたちごっこは続く。

ズルをしても得をしないシステムはどうあるべきか。まだ思案中ではあるが、以下に例を挙げる。

選抜の回数を増やす。これにかぎるのでは。
  1. 毎週試験がある。一定レベルに足らなければ単位はもらえない。
  2. 毎年試験がある。一定レベルに足らなければ単位はもらえない。一定単位が無ければ進学できない。
  3. 卒業試験がある。一定レベルに足らなければ単位はもらえない。一定単位が無ければ卒業できない。
  4. 企業も資格だけではみないで、独自に実力のわかる試験とインタビューをやる。それも定期的にやって、できない人は、処遇を変える(別に解雇する必要はないでしょうが。)
米国の企業は、社員が作った結構難しい入社試験を応募者にやらせて、多くの現役社員が面接していた。
人と人が仕事をするのだから、気質だって会わなければやりにくい、当然面接で絞るのが妥当だと思う。
人事が面接してもなにも意味が無い。それが続いているのは、思考停止だと思う。

「有名大学をでた。」というだけのことが、価値になるのが、そもそもおかしいのだと思う。

が、これを是正するのは簡単ではない。「有名大学卒」という、「ムラ」が、いろいろなところに存在し、実力はないのに「有名大学卒」というレッテルで得をしている人たちがいるからである。
もちろん、「有名大学卒」だから、実力十分の人がほとんどだと思うが、「ムラ」社会では、不出来な仲間をかばうのが、通常であり、美徳である。

2011年11月12日土曜日: 平等・差別の日本社会。日本をやり直しのきく社会にするのは簡単ではないが、いずれやるべき


に書いた。以下に、ある図も分かりやすいと思う。

2011年11月23日水曜日: 大変優れた日本のサービス、日米の違いの整理


さて、どうやって改善するのだろうか。既得権を持った人々が社会を牛耳っているので、それこそ、「黒船」に頼るしか無いのかも知れない。

心配なこと)
Facebookに「さらには」以降のコメントを書いたが、何度書いてもコメントが消される。
自由な意見だし、だれも傷つけてはいないはず。
不適切発言として消されているのだろうか。誰が。。

しばらくして、ウォールに記事が戻りました。どうも内部トラフィックかなにかによる。投稿の遅れだったようです。

2012年1月24日火曜日

新聞王Hearstに学ぶこと

米国は歴史の浅い国なので、見所は少ないが、San Francisco南方にあるHearst Castleは面白かった。単に、建造物以上の深い知見を秘めており、それを観光客にちゃんと説明している。800人以上入れそうな大きな映画館で上映させている映画が、非常に為になった。その、DVDも$16で売られていたので買ってきた。映画の受付の方が、「子供たちに見せたい映画だよね。」と言っていた。

http://www.hearstcastle.org/theater/hearst-castle-building-the-dream

以下に地図を参照する。


大きな地図で見る

Hearst Castle) http://www.hearstcastle.org/

新聞王William Hearst から学ぶこと)
ハースト・キャッスルは、1920年頃に建造が開始され、28年間建造された。まだ半分しか終わってないと、William Hearst は建造断念時に宣言したらしい。彼は、建築の間、現場に頻繁に足をはこび人生でもっとも楽しんでいたらしい。建築現場で楽しそうにダンスを踊る映像などが残っている。設計を統括したのが、47歳の女性建築技師。この2人の組み合わせも興味深い。彼女も、現場でずっと作業をしている映像が残っている。真実は現場にあり。この基本がここでも出てきている。

William Hearst) http://en.wikipedia.org/wiki/William_Randolph_Hearst
 1863年生まれ、没年1951年

彼は、少年時代にエジソンが電球を発明した時代の人間である。
エジソン) http://bit.ly/ApU9rg   電球の発明 1879年。

近代の技術が勃興するその時代の真ん中で生きた人である。そして、ハースト・キャッスルを作り始めたのは、かれが、60歳近くなってからである。
ところが、全く時代を先取りしているのに、驚くのである。文系だと思われる新聞王なのに、先端の科学技術を理解している。以下に列挙する。(案内付きのツアーは結構つまらない話だった。)これらについては語られず、屋内プール(Roman pool)にいた方が詳しい方で、雑談で教えてくださった。正式な話ではないので、追々裏を取ることにする。
  1. 建物は、100を超える寝室、48のbath roomだとか。それでも、7つある自宅の一つ。土地が82k acer = 330万平米、  32k acer =129万平米である現ハーストキャッスル部分をカリフォルニア州に譲渡。のこりは財団が管理。
  2. サンフランシスコの地震: 1906年 http://bit.ly/xU6BUy では、ガス管が破断して火災が起き大災害になった。ハーストキャッスルを建てた当時、照明にはガス灯を使うのが標準だったが、彼は、ガスを嫌った。
  3. 自家発電し電気による照明を設けた。非常用にジーゼル発電機も設けたが、信頼性が低いとのことで、自前で設けた水力発電所の電力を通常は利用した。
  4. 高所に雨水をためるタンクをつくり、水道も自前で用意した。高所に作ったので、建物は3階だて(といっても1Fの天井が恐ろしく高いが)水圧は十分である。
  5. 屋内プール(ローマンプールとよばれる。Roman Bathを模倣した物) として25m x 10m 以上、深さ3mの水泳プールがある。これも灯油で加熱した温水プールである。ガスを使わなかったのは、前述の通りの理由。活性炭、濾過器を用いた濾過装置を完備している。写真を以下につける。
  6. とても辺鄙なところにあるが、敷地内にある滑走路を使って、飛行機でかよう。滑走路はたびたび延長された。最後に、彼はDC-10を使っていたと聞いたが、DC-10は1970年の初飛行なので、彼の没年1951年には存在しない。おそらくは、第二次大戦後の軍用機として使われ民間に払い下げられたDC-4か、せいぜい1947年初飛行のレシプロの名機 DC-6であろう。
    DC-4) http://bit.ly/yvt7ws
    DC-6) http://bit.ly/wEuQej
    DC-10) http://bit.ly/yeELLw
  7. 設計は、現場で行われた。設計技師の女性が現地に赴き、建築位置を決めるところから、設計の見直が何度もおこなわれた映像が残っている。塔も全体のサイズと不釣り合いになったので、作り直されたらしい。慌てて一度に作るのではなく、試行しながら、現場で作り上げていく、それ自体を楽しむ、という姿勢が興味深い。今の科学技術には、とかく忘れがちな姿勢のように思える。
  8. 毎日、世界の全ての新聞が、飛行機で、この邸宅に運び込まれたとのこと。電話も好きで、家中どこにでも電話があったとか。
  9. 家の中に300人は入れそうな映画館があり、チャップリンとかスターや、大統領(フランクリン・ルーズベルト?) も来訪したらしい。
  10. 2面のテニスコートがあり、テニスをするときには、世界チャンピオンを呼んだらしい。
遊び方も、作る物もスケールが大きい。これが世界レベルというものだろうか。。。

Roman Pool

Roman Poolの正面写真。真ん中にあるのが、飛び込み台
全面が水深3mなので、あまり泳ぎたがらない人もいたとか

父親に頼らない)

父親George Hearst http://en.wikipedia.org/wiki/George_Hearst は、ミズーリの人であり、金の発掘を夢見て、カリフォルニア州にやってきた。そして、銀を掘り当て、大金持ちになった。
が、新聞王ハーストは、父の事業には頼らなかった。父親がギャンブルをやっているときに、渡された新聞から新聞のコレクションを始め、自らその業界に進出した。新聞の時代を見抜き、新聞王になり、当時出始めた映画にも着目し、報道映画も制作した。

母親の力)
実は、Hearstの先見性は母親のおかげだと、映画でやっていた。母親 Phoebe Hearst:
http://en.wikipedia.org/wiki/Phoebe_Hearst は、一頃小学校の先生であったらしいが、この教育方針がすばらしいと思う。父親は金持ちになっていたので、子供のHearstをつれて、イギリス、スイス、イタリア等を長期訪問し、本物の技術、芸術、職人たちを、子供だったHearst に体験させたのである。これが、大人になっても、芸術や技術を真に理解するHarstを生んだのだと思っている。
教育は、本を読むことだと思っていると、こういう教育。クリエイティビティをはぐくむ教育は、やれないと思う。クリエィティビティについては以下などでも言及した。


歴史を大事にしよう)

米国は、歴史的な物がないので、最近の技術史をとても大事にする。コンピュータの歴史などの博物館(Computer history museum)があったり、Intel本社に設置されたIntel museum - 一般立ち入り可能かつ無料で、先人達の偉業が展示されている。Stanford大学にも、IBM 370の一部、Apple I, Apple II, PETなどを初め、Sonyのwatchmanなども展示されている。図書館には、世界初の真空管式VTRも展示されている。

東京にいると東京タワーを見に行かないのに似ているかもしれない。灯台もと暗し には気をつけたい。