You can read this blog in any language using google translate as follows:

Goto http://translate.google.com/
Paste URL in the box and select "Japanese for From Language" and "To Language". Then click "Translate".

English translated pages are here:
http://bit.ly/xPuXoy

你可以閱讀這個博客,在任何使用“Google”的語言翻譯

本ブログのアクセス統計: 60万アクセスを達成しました。ご訪問ありがとうございました。

60万アクセスまでの経過

2009年12月に始めた本blog。2011年7月ごろに10万アクセスを達成し、2011年12月13日には15万アクセスを達成。
その後、私も更新しておらず、アクセスは少し減りましたが、3月1日には18万アクセス。2012/4/18に20万アクセス、2012/8/21に25万アクセス、2013/1/18に30万アクセス、2013/12/17に40万アクセスを達成しました。しばらく見ていなかったら、2015/5/1に50万2584アクセスになっていました。またまた、しばらく更新しないうちに、2017/6/11に60万7197アクセスになっていました。2018/7/7 .. おお七夕 .. には63万0656アクセスになっていました。久しぶりに更新しました。

2011年11月26日土曜日

Black Fridayの高級モールの様子

Black Fridayに、Santa ClaraのWestfield mallとSantana Rowというショッピングセンターに行ってきた。住所は、3055 Olin Ave San Jose, CA 95128, US のあたりである。
Black Fridayとは)  2011年11月25日金曜日:Black Friday
Westfield mallは昔はValley Fairと呼ばれており、ともに、高級ブランドが集まるモールである。特に、Santana Rowは、このエリアで一番の高級ブランドモールである。休日の16:00すぎなのに駐車場があるれるばかりの満杯で、22時過ぎでも自動車が入れ替わっている状況であった。RVのハッチバックにあふれんばかりに、買った品物を詰め込んでいる家族もいた。

特に、Santana Rowには、どこに済んでいるのだろうと思わんばかりに、白人が多かった。

友人の家族とSantana RowのMaggino'sというイタリアンレストランで夕食を取ったのだが、予約しないと入れないという人気店であり、値段はやや高いが非常に美味しかった。といっても一人$19ないし$27ないし$34のファミリーセットで食べ放題というメニューがある。12歳以下も安くなる。一人、$27のコースは、カラマリフライなどオードブル2品、サラダ2品、パスタ、チキンフライなどから4品。ティラミス、クリームブリュレなどデザートから2品が選べる。上記の例にあげたものは今回選んだ品だが、どれもかなり旨かった。日本のイタリアンはなかなかないという味の店が、米国にもあるとは感心した。全米各地に50店舗近くある模様。Homepageは以下。

Maggino's) http://www.maggianos.com/en/Pages/home.aspx


Westfield Mall) 

大勢の人たち - ちょっとブレた。


Superdry Storeになぜか、極度乾燥(しなさい)
との日本語が。なぜ命令形になるのだろうか。そもそも、極度乾燥したら体に悪いので、イメージが悪い。元の意味は、Dry=ありのままの ということだろうか??

実は、ここは、http://www.utravelnote.com/london/shopping/superdry にあるようにイギリス発のブランド。セレブも御用達とか。他にも店内には変な日本語があるらしい。
変な日本語は確信犯かもとのこと。上記webをご覧ください。
ビールのSuperdryとは関係ないらしい。日本語がクールというのは嬉しいが。。。日本のTシャツや歌詞の英語に、妙なのが多いのと一緒か??



デパートMacy'sのシャネルパック - 箱の裏には340ドルの値札が。
WestfieldのMacy'sは金持ち仕様であり、Coachとかブランドが入っている。
地下1F,地上2Fだが、どこも女性ものの売り場ばかり。

なかなか斬新なiPadケース - たしか 89ドル。

中は、Bluetoothキーボードも入るようになっていた。

Santana Row)

 このモールは、Westfieldの向かい。
こちらは通路が開放型。


高級EVカー。Teslaの展示場もあった。Teslaについては以下に記載した。
Teslaがあったりと、Santana Rowの方が、Westfieldよりも高級。
2011年11月26日土曜日: Tesla Model S - 高級EV自動車の4ドア版

iPad2を購入した - Apple Store Black Friday Sale

米国AppleStore Onlineでは、Thanks Giving翌日の米国時間2011/11/25(金)にBlack Friday限りの1日セールをやっている。
http://store.apple.com/us/browse/holiday/shopping_event?aid=www-HomePage-BlackFriday-DayOf
e-bayやAT&Tのrefurbished 品なみの値段で新品が買えるチャンスだと思う。

Black Fridayについては以下。
2011年11月25日金曜日: Black Friday
onlineでの注文には無料の文字入れがついてくる。ちょっと考えてJobsの記念にと、以下のようなEngravingを入れた。お墓みたいではあるが。。
Steve Jobs 1955-2011
Stay hungry, stay foolish 
予定通り、WiFi+AT&T 3G (SIM Free)  64GBとSmart Coverを購入した。64GBはちょっと贅沢だっただろうか。
 本体が$61, カバーが$11の値引きになっていた。$6のリサイクル料が取られ、$67のSales Taxがとられるので、値引き分が帳消しではある。

米国のiPad2の解説と、iPad2比較検討の経緯) 2011年11月19日土曜日: 米国のiPad2を導入する

Nookを脱獄したりいろいろやったが、結局、まんまとAppleの術中にはまっている.... Androidでもいろいろ遊べるし、これをやめるつもりもないが。脱獄アプリも作りたいし、アプリはiOS用のみに統合して、母艦はMacに統合したい。Samsung のPadとかXoomもいまいち感触が良くなかった。これも上記にまとめ、追記した。

iPad2の発注伝票の一部を添付する。



日本を日本たらしめていること

日本は、農耕民族とか島国とかで簡単にはくくりきれない、かなり特殊な事情があると思っている。
そもそも、狩猟民族などアフリカぐらいであり、世界中の主流は農耕民族で、一部遊牧民族がいる程度である。
また、イギリスや台湾も島国である。


日本と欧米の文化は、ほとんど正反対である。以下の冒頭に列挙した。

2011年11月23日水曜日: 大変優れた日本のサービス、日米の違いの整理



なぜ、こういう違いが生まれてくるのか考えてみた。


まずは列挙する)
  1. 権威がモノをいう
  2. 革命が起きていない
  3. 封建制度が農民を土地に縛り付けたムラ社会が残っている
    これは女性蔑視も関係していると思う。(2011/12/3追記)
  4. 自然を愛する細やかな感性
1と2は深く関係がある。天皇という権威を使って継続的に統治を維持してきているために革命が起きていない。

権威がモノをいう)
  1. 紀元前からつづく天皇統治というシステムは、世界でも希では無かろうか
  2. 学者も、政治家も、医者も、法律家も、企業トップも権威という仮想的なものにより、庶民の上に君臨する。権威とは、ケースバイケースでは判断しない。絶対的な正しさのようなものである。最近、巨人軍のお家騒動での老害や、多額の横領事件を聞くが、これも、権威あるものには逆らえない、刷り込みがあるからなのではなかろうか。この点画期的なのは、ホンダのシステムである。Tech-onに出ていたので、別途記事を書きたい。リンクは以下である。http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20111115/201618/
  3. 実質ではなく、所属や地位や名前がモノを言う
    - 日本の会社が米国に売り込みに来ると、会社の社長、売り上げ、製品系列とか、そんなものばかり話す。そして、何をやりたいか話さないことが多く、唖然とするらしい。聞きたいのは、1) どういうビジネスをしたいか。2) だから、お互いのどう言う技術を組み合わせたいので、組もうという話をしにきたのか。であり、社長の名前とか、売り上げとか、製品系列は全く関係無いのである。
  4. 仲間内で失敗を隠蔽する
    1. 手術の失敗による死を隠したりする
良い側面もある。
  1. 先生を大事にする。先生を敬うこと無くして、教育は成立しない。(最近は、モンスターペアレントの出現で、これが崩れつつあるのが嘆かわしい)
  2. 医者を敬い。無駄な医療訴訟天国を避ける。これには、繊細で気配りがあって、先回りして手を打つという、日本の美意識も関係していると思う。いずれにしろ訴訟というコストのかかる手段を使わず同じ効果が得られるかぎり、日本のシステムは優れている
革命がおきていない)
為政者が変わっても、下層の行政システムは従来のまま引き継ぐことが多かったようである。
革命が起きていないことが、日本が、歴史や文化を大事にしない理由だと思う。歴史や文化を踏みにじられることがなかったので、文化を守る必要を感じていない。本当は第2次世界大戦後の米軍進駐で踏みにじられているのだが。


日本人の温和な国民性も革命がないところに起因しているのかもしれない。

ムラ社会が残っている)
ムラの特徴は、以下のようなモノだと思う。
  1. 土地を守る、移動しない
  2. 変わることを拒む
  3. 異端児を排除する
  4. 差別により不満解消をする - いわゆる部落問題など
  5. 偉い人におまかせする - 昔ならお代官様、庄屋様である。今なら農協?
1の移動しないが、2-5のすべての根源だと思う。


移動の順にならべると
米国                - 遊牧民  - 欧州 -  中国  - 日本
開拓者精神                                                先祖の土地を守る


となるだろうか。
がおそらくは、移動しないは古くからの文化ではない。そもそも人類はアフリカで生まれ、移動によって広まってきた。日本人もルーツは、朝鮮半島、北海道経由、南方といろいろなところから移動してきていると思うし、大和朝廷も移動しつつ支配を広めていった。


ところが、封建制度を安定させるために、豊臣秀吉が検地をやって農民を土地にしばりつけ、士農工商で職業の自由を奪った。徳川政権もそれを踏襲した。ここで、ムラ社会の基礎ができたと思う。ムラ社会は農耕やら島国とは関係の薄い、多分に、人為的なものだと思う。ムラでは、部落を作り差別し見下し、不満を発散させた。国民に不平等への不満があるかぎり、部落という鬱憤のはけ口を完全に消すのは難しいかも知れない。


2011/12/3追記) 女性蔑視も関係しているように思う。女性は子供の教育に大きな責任を負うので、特に影響が大きいと思う。以下に書いた。

2011年12月3日土曜日: 米国の最大の美徳 = 議論に対する素直さ, 女性抑圧のない社会



狩猟文化とは)
冒頭に述べた狩猟文化だが、実は実際に狩猟をするとかではなくて、「戦う」ということに示されているように思う。欧米は革命によって成立してきており、戦わないと権利が勝ち取れない。が、日本はそうではなく規律を守り、運用で回避する、ないしは妥協点を見つけるという傾向がある。「君子危うきに近寄らず」という傾向がある。


欧米の戦う文化を狩猟文化と呼び、妥協してよしとするのを農耕文化と呼ぶのであろう。


2011/2/6注) これは最近もっと面白い学説がある。欧米も日本も農耕文化なので民主主義とのんびりしたことをいっている。対して、中国、ロシアは遊牧民と戦わなければならないので、徳のあるリーダの独裁主義になったということである。最近の橋下徹現象は、中国化だと言っている。大変面白い。


http://on.fb.me/w3yAAz に東大 石塚教授の解説がある。


が、それでも米国には戦いが残っている。
iPhoneやiPadの脱獄でも、今は、米国ミレニアム著作権法で合法になったが、それまでは、アングラにしか活動できていない。米国の活動化たちが、違法を顧みず立ち向かって、権利を勝ち取ったのである。実は、今でもかなりグレーな部分はある。たとえば、AT&Tが4GB/月の契約でしか提供していない、tetheringを脱獄により2GB/月の契約で使えるようにしたり。Softbankが1日1,400円もチャージする海外ローミングを、一ヶ月100MB 19ドル。通話は1分10セントの海外Prepaid SIMで使えるようにSIMをunlockすることなどである。自由に使う権利を行使するといえばそうだが、契約違反といえばそれまでであり、グレーな部分は残る。


AppleとSamsungがスマホ、tabletを巡り骨肉の争いを繰り広げているのも、狩猟的である。


LinuxなどのOpen sourceでも、特許侵害の危険などで、日本のメーカはずっと後ろ向きだったのだが、米国の有志が努力してそれを解決してくれた。今は、それに日本のメーカが相乗りして、「システムは、Open Mission Criticalだ」なんていっているわけである。肝心なところを、いつも人に頼っているので、ときどき、米国が怒り出すのだと思う。


これについては、以下の後半に、リファレンスも引用して具体的に書いた。
2011年12月4日日曜日:脱獄してやっていいことと悪いこと - 既得権益との戦い
文化はどうやって形成されるか)
地域の特性は人種では無く文化で形成される)
同じと思われる人種でもかなり違う。以下に例をあげる


中華人民共和国                   台湾
自分勝手でマナーが悪い      マナーが良く、親切


米国の黒人                         アフリカの黒人
過激で暴力的                      おとなしい人種もいる


サウジアラビア                   イラン
自己主張がきわめて強い      日本的で和を重んじる


祭りも文化を継承する手段)
よく、浜っこは漁をするから荒い、山の子はおとなしいという。
が、それも怪しい。


同じ浜でも静岡市民(旧清水には三保の松原という浜がある)は、おとなしいが、
浜松市民はかなり荒い。
これは、若い徳川家康が、荒っぽい三河武士を浜松につれてきたからとも言われる。


確かに、車の運転が荒いナンバーのところには、荒い祭りがある。どうも、祭りが文化の継承に一役買っているようである。


浜松 - 浜松祭り
河内 - だんじり祭り 岸和田市


運転との関係は知らないが、ほかにも荒い祭りとしては、
諏訪のご神木、東京 神田祭り
などがある。そのエリアの人間も荒いのだろうか。


味に対する感性の違い)
米国にもカップヌードルがあるが、旨くない。鰹や昆布だしが入っていないのである。


中国人は豚の臭さが好きであるが、鰹や昆布のうまみはあまり入れない。日本人だと、よほどの豚骨好きでも、あの豚臭さはなかなかなじまない人が多いと思う。昔、知人に、料理のヘルパーをやってもらったことがある。中国人なのだが、アサリの味噌汁を作ってくれた。ショウガをいれて、アサリの臭みを消していた。日本人なら、アサリの臭いはうまみなので、消さないであろう。


昔いた会社で、お好み焼きを振る舞ったことがある。良いにおいにつられて、インド人や白人がやってくる。でも、一口食べて「interesting!」といって、もう食べない。デンプンの味と、隠し味にいれた、鰹節などがあわないのだろう。


米国のケーキは、死ぬほど甘い。砂糖がじゃりじゃりしているのが多い。チョコレートも旨くない。これも味に対する感性の違いであろう。和菓子は、油脂が入っていない性なのか、味がしないというそうである。
ところが同じような、おかしでも、フランスだと旨い。


米国の保育園では、オートミールというものを食べさせる。激マズである。その後、ファーストフード漬けなので、舌がおかしくなるのだと思う。


昔、南フランスで食べた、ムール貝のクリーム煮が絶品だった。生煮えぎりぎりで、火の通し方が旨いのである。イギリスで同じメニューを食べたが、ひどい物だった。味付けもひどかったが、火を通しすぎなのである。


もちろん共通な部分もある、米国でも、中華料理とか、フランス料理とか、イタリヤ料理のうまい店は、やっぱりうまい。混雑している。


自然を愛する細やかな感性)
よく、日本には四季があるという。しかし、年中常春のカリフォルニアでも広葉樹はそこそこ綺麗に紅葉する。その写真を以下に示す。そのへんの普通の街中の風景である。



先に書いたように、感性は文化で継承されるのだと思う。アメリカ人がこの紅葉を美しいと思う感性と、日本人のそれとは違うのであろう。


レストランのメニューでも値段の安さと量が第一というアメリカ人と、味と飾り付けの美しさ歯触りなどを総合的に判断する日本人では感性が違ってきて当然である。


この味に対する感性の違いにより、日本料理は料理に一手間も二手間もかける。対して、フランス料理以外の欧米の料理法は、焼くだけ煮るだけと、かなり単純なものが多い。米国の料理番組で、複雑な調理法は見たことがない。


日本を日本らしくにしているのは、ほんのちょっとのことを美しいと感じる感性であって、それは文化ではぐくまれているのだと思う。もちろん気候や食べ物、職業、政治支配構造など様々な要因が長い時間を掛けて影響しているだろうが、直接的には、文化として継承されているものの影響が大きいと思う。

細やかな感性が、空気を読むことにつながり、几帳面な国民性を生んだのかもしれない。そう考えると、日本の文化を、もっと いとおしんで大事にしたくなる。


良いところは輸入されず、悪いところばかりマネして、日本の美徳が失われつつあるように感じる。以下に書いた。リンクをクリックすると、そのblogへ飛ぶ。
2011年10月15日土曜日: 思考停止していませんか? 日本の美徳を失う舶来崇拝?
関西と関東の違い)
関西で落とした物を拾ってもらうと、ついでに、
「もうちょっと、ええもん落としといてもらわんと。」と言われるらしい。
それに対して、「ほんな、ええもんが、落ちてますかいな」
「そりゃそりゃな。あっはっは」となるらしい。
言葉の遊びであって、セットフレーズらしい。
「あほかいな」「あほちゃいまんねん。パーでんねん」と一緒であろう。


関西のほうが、気持ちに余裕があるということだろうか。学会でも、笑いからはじめて、落ちをいれないとならないらしい。


まじめな東京人には分からない。きりきり煮詰まっていても良いことは無い。


クリエイティビティは気持ちに余裕が無いと生まれない。大阪のほうが食事が旨いのも関係があるかも。
新産業や新ベンチャーは、関西に期待した方がいいかもしれない。






TPPで心配なこと

在米日本人と話をした。なるほど、TPPに関して心配なことはある。「米国が手ぐすねひいて、しこんだ罠」と直感的に感じている方々の心配も理解した。列挙してみたい。
  1. 訴訟王国の米国の弁護士が日本に乱入する
    • 米国では、侵入しようとした泥棒が、屋根が弱くて穴があいて怪我をしたと訴訟し、勝ったという訴えすらあるらしい
    • 当然、企業間の訴訟も激化する
    • 米国の陪審制度とか裁判制度の問題もあるだろうが、こんなヤクザまがいの訴訟を支援する弁護士が入ってくるのは、望ましくない
  2. 米国の医療システムは、ぼったくりバー
    • 健康保険会社は、民間企業なので何とか医療費負担を安くしようとする。
    • 健康保険負担額は、とくに取り決めがない。不公平をなくすため、治療目的コードによって、一律に保険負担が決められているらしい。
    • が、医者によっては、この目的コードを保険金の負担が減るように、記載することがある模様。その場合、保険会社から「よくやった」とリベートが入るらしい
    • つまり、風邪で医療費が仮に$100かかったとして、自己負担が5ドルの人もあれば、同じ医者で、同じ保険会社なのに自己負担が90ドル取られる人もいるということである
    • 自己責任でチェックしないと、ぼったくられる
  3. 暴力主義が乱入する
    • 日本では、産婦人科のミスで子供が流産しても、「先生、ご尽力ありがとうございました」となる。
    • 米国では、訴訟ならまだ良いが、親が銃をもって復讐にくることもあるらしい。なので産婦人科の希望者は少ないと聞いた
    • 弁護士や医者は身を守るために、銃を購入することもあるらしい。(別途書く)。とても法治国家とは言えない
  4. 株や証券にしても、HFTなどの手法で荒稼ぎしていく、これは以下に書いたとおり
  5. 安いが質の悪いサービスがやってくる
と、善良な市民の多い日本に、ヤクザまがいの米国のシステムが乱入して、めちゃくちゃにされることを心配しているのである。農業を守れとか、そういうことよりも、深刻かもしれない。私は、善良なだけでは生きていけないグローバル社会の厳しさを知る点で、外の風を浴びた方が良いと思う。

さもなくば、善良な文化では、国際社会で食い物にされるだけなので、このまま善良を守るには、国を閉ざすしか無い。が、それはありえない。つまり、資源のない日本で現状の生活を維持できず、非現実的なので、善良を守りつつ、極悪に対応できる知恵を付けろというのが現実的に思う。
誰もが当事者になりうるので、知らなかったということだと不利益を被る。しばらく嵐が吹き荒れる覚悟が必要かもしれない。

1,2は、起きえないことが分かったので以下に記載した。

2011年11月30日水曜日: TPPで、訴訟王国も、医療費高騰もおきない
日本の美徳を失わないようにしつつ、技術の進化に対応していない古い社会システムを刷新し、諸外国の2倍近く働き、諸外国の半分以下の広さの家にしか住めない、医療も子女教育も心配ばかりという、Working Poor の状況から脱出すべきだと思う。

落としどころは見つけられない)
交渉に関して一つだけ注意する必要があると思うのは、日本は和の文化であり、多神教の文化である。「根回し」をし、「落としどころ」を探ることができる。お互いに妥協できる点を見つけるという点で、優れたところがある。

ところが、イスラエル立国とアラブの混乱をみても分かるように、唯一神の文化(キリスト教、ユダヤ教、イスラム教)などでは、絶対価値が存在し、正義か悪となる。つまり落としどころなど存在しないようである。以下から引用する。

神と悪魔、善と悪、勝利か敗北か、完全な二元論が支配するのがこの世界だ。彼らは、日本人が好む妥協や落とし所というものがない。生存を賭けた戦いなのだから、仕方がないのだが。だから、中東紛争は歴史の必然なのである。
これを知らないで、日本流に落としどころを探そうと交渉しても、徒労に終わる可能性がある。やるのは、「導入に条件を付ける」か、「その項目を全部除外する」かであろう。

イスラエルと日本)
ユダヤ人は金儲けが上手で、米国社会を牛耳っている。
かれらは、ドイツのナチにホローコストで虐殺を受けたり、国を追われているので団結が強い。なので、米国で儲けた金がイスラエルに相当流れている。最新の武器をもっており、アラブがかなうはずが無い。ユダヤ人のてこ入れで、米国は常にイスラエルには甘い。

では、日本はどうであろうか。交戦状態とはいえ、第二次世界大戦で、艦砲射撃、本土爆撃、沖縄戦などで一般市民が虐殺されている。さらには、戦争の終結にはほとんど関連のない時期に2発の原子爆弾で、広島長崎の市民が虐殺されている。同じく迫害をうけた、イスラエルに対する米国の甘さに比べて、unfair(不公平) である。と十分に主張すべきである。

日本は、米国の属国では無い。

米国におけるアジア系の無理解と差別は根深く今でも良く聞く話である。
これは文化の違いを主張しない日本にも問題がある。そもそも日本は主張する文化ではなく、理解する文化なので主張しないのは自然なのだが、それでは、いつまでたっても欧米からの理解は得られない。


2011年11月25日金曜日

Black Friday

米国は11/24のThanks Giving (感謝祭-ターキーを振る舞って、皆が友人を呼んでホームパーティをやる)から、年始(1/3から起動)にかけてホリディシーズンとなり、仕事に精が入らなくなる。米国人は、中南米とかと比較して、「開拓者精神で働きすぎ」というが、日本的な基準で考えると、のんびりした国である。この中にクリスマスも含まれる。

私の学区の公立高校は11/23(水)の午前までは授業をやるが、小学校等は、11/21(月)の週は全部休みである。

大学や高校は、12/17(土)から1/2(月)まで長期の休みに入る。Stanford大学は、この期間暖房も止まる。

11/24の感謝祭の翌日は、Black Fridayといわれる大バーゲンデーである。通販もこの日に向けて、大量にdirect emailを送りつけてくる。モールをはしごする人も多い。デパートは、少しでも客を呼び込もうと、午前0時に真っ先に開店したり、そこでの目玉商品を狙って開店前に行列する人もいるらしい。小売店が皆黒字(Black)になる金曜(Friday)だから、Black Fridayと呼ぶらしい。

Black Fridayと感謝祭)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9F%E8%AC%9D%E7%A5%AD#.E3.82.A2.E3.83.A1.E3.83.AA.E3.82.AB.E5.90.88.E8.A1.86.E5.9B.BD.E3.81.AE.E6.84.9F.E8.AC.9D.E7.A5.AD

株の大暴落を起こしたBlack MondayとはBlackの意味が違う。まぎらわしい。
Black Monday) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC

米国のApple StoreもBlack Fridayの1日特売をやっている。以下に書いた。
2011年11月26日土曜日: iPad2を購入した - Apple Store Black Friday Sale
年末商戦では家が広いこともあって、信じられないくらい大量のクリスマスプレゼントを大きなカートに詰め込んでいる親も多い。

活発な購買意欲)
米国は、ドルも弱く失業者も多いのだが、経済は活気がある。この影には、この活発な国内需要があると思う。

医療費が極めて高いのに老後のことを気にしない、脳天気な国民性も貢献していると思う。amazon.comで買い物をして5回に1度は不良品だと、アメリカ人やインド人達に話したら、異口同音に「返品できるからいいじゃ無いの。。」といっていたのである。確かに、UPS(米国の宅配)とwebでのラベル印刷を使った返品はさほど面倒では無い。

アメリカでは気に入らないという理由でも返品できるから、闇雲に買う。でも、実は返品は面倒なので、そんなには発生しない。というのもあると思う。生真面目な日本人店員だと、理由のない返品は受け付けないであろう。amazom.comは返品理由を書くのでまともな方で、量販店では返品理由すら聞かないので、封が開いた不良品がセロテープで封をされ再び店頭に並ぶ。不良品でなくても部品が全部そろっているかの確認すらされていない。考えられないサービス品質である。

ただし、日本でもShop channelなどでは、封をあけてから、気に入らないという理由での返品は可能であり、しかも受け取り人払いで返品できる。モノも良く、デザインも良く、値段が安く、サービスが良いので、妻はここが大のお気に入りである。
Shop Channelは、かなり売り上げを伸ばしているようである。

Shop Channel) http://www.shopch.jp/JscTop.do

2011年11月24日木曜日

老害、エセエリートの害、本当のエリートとは

巨人軍がお家騒動を起こしているらしい。
http://search.j-cast.com/?type=article&q=%E3%83%8A%E3%83%99%E3%83%84%E3%83%8D&r=reflink

これは85歳のナベツネの老害と言われている。
そういえば、日本では老害の問題を良く聞く。

が、本当だろうか。
権威がモノを言って、内容を計ってでケースバイケースで議論しないのが問題なのではなかろうか。日本は、歴代の武家政権が天皇の権威を利用してきたり、他国にもまして権威というものが特別な意味を持っている。

(何が日本を日本たらしめているかは別途考察したい。農耕民族とか島国とかで簡単にはくくりきれない、かなり特殊な事情があると思っている。そもそも、狩猟民族などアフリカぐらいであり、世界中の主流は農耕民族で、一部遊牧民族がいる程度である。また、イギリスや台湾も島国である。)

年寄りになると知恵も増える。偉い年寄りは、人の思っていることが分かったり、交渉術を良く知っていたりする。また、いろいろな物の見方の勘所を心得ていたりする。

一方で権力の乱用は若くしても起きる。

大王製紙事件もひどい事件。容疑者 井川前会長(47歳)は会長を退いた今ですら47歳。老害じゃなくても、独走を止められない経営、背任をコントロールできない会社システムには問題がある。が、こういう事件がおきると、やたら締め付けが厳しくなって、自由度がなくなるのも日本の悪いところ。情報セキュリティにも見られるように、バランス感覚がかなり悪い。

大王製紙事件)日経新聞11/23(水)朝刊35面にでていたが。
85億円も子会社から不正に借り入れ、カジノで32億円も使うなんて、アホか。。彼は御曹司で東大卒。人とのコミュニケーションが苦手な人間や変人が東大に多いのも気をつける必要がある。「天才とバカは紙一重」というのは、ある意味、かなり的を得ているケースもある。

誤解されると困るのですが、バカでもない本当の天才もいます。「この人は、どこから見ても、本当にすごいな。」という東大教授を何人も知っています。コミュニケーション能力も高く、人の言いたいことが即座に理解でき、物事の本質も即座に見抜く、技術についても大変詳しい、会議のまとめ方も大変上手。
ただし、そういう人は、本質を知っているので、ばかばかしくて、政治とか行政に口を挟まないのかも知れません。
今の日本では、提案した人に仕事だけが増えて損をすることが多いので、余計なことをしないのが一番賢い選択になっているかも知れません。

また、ステレオタイプで物事を判断するのは非常に危険です。人間を分析することはステレオタイプにはめることになりやすいので、ちょっと自己矛盾しています。

企業トップは、与えられた問題を解く入試の能力よりも、答えの無い未知の問題に近づくこと、軌道修正する柔軟性、顧客や社員とのコミュニケーション能力が必要とされることに気づいていない企業は多い。

長期政権は必要)
首相も企業トップも老害を防ごうとすると短期政権になる。これは以下の理由がある。
  1. ワンマン社長でなければ若くしてトップにあがれない。相変わらず年功序列だからである。(最近は功は関係なくて、年齢序列の企業も多い)
  2. 老害を防ぐために早くして引退する。が実は、相談役になったりと本当は引退していないことも多い
短期政権になって、なおかつ評価システムを強化すると、自分の在任中に成果を出さないとならないので、投資がきわめて短資眼的になる。株主もそれを要求する。
大きな研究はモノになるまで10年以上かかる。これに投資がまわらない。
結果、利益率が、うすい他社の物まね製品ばかりになる。

大企業が、ベンチャーの良い製品をマネして、これからの産業を支える新興企業をつぶすことになる。良識のある消費者は、多少がさつでも、アイディアを出した企業の製品を買って、そこの企業を伸ばしてあげるべきであって、物まねした大企業の製品を買うべきでは無いと思う。それが、日本の将来のためになる。ベンチャーが日本で育たない理由は以下でも考察した。
2011年11月12日土曜日: 日本の大企業を駄目にしているのは
長期政権によるAppleの成功)
AppleのMac OS-Xの基礎は、NextStepにあったりする。1986年の技術が今のMac OS-X, iOSに生きているのである。UnixをベースにしたりObjective-CやCocoaの源流がここにある。

MacやiPhone,iPadが画期的なのは、Jobsが長期政権で自分の過去の成果をうまく再利用してきたこともある。かなり優秀な技術者でも、これをやるのは難しい。


Appleについては以下にも書いた)
エセエリートを信用するな)
日本の企業で、「Appleはすごい。Appleには勝てない」とだけ言って、こういう解析を全然していないところも多い。

そういうところに限って、第二次世界大戦時代の大本営時代からマインドセットが全く変わっていなくて、情報の解析能力がなくて、精神論に頼るのである。
反省をしないので、だめだったところが、自分自身で分かっていないのである。

悪いことに「ムラ」社会は、失敗を仲間内でかばって隠す。
第二次大戦では、陸軍士官学校卒の士官が超エリートであり、それが仲間の失敗を隠したとも言われている。均質なのは害にしかならない。

Steve Jobsは、「大学の学費で育ての親の老後の資金を使うのが忍びない。大学から学ぶことは何も無い。」と大学を中退している。学歴のもつ本当の価値を見直した方が良いかもしれない。

アメリカのエリートには真のエリートがいる)
アメリカの高校(high school - 4年制)は中学(middle school)よりも、学校の終わる時間が早い。
注意: アメリカの学校制度・就学年齢は場所によって異なる)
http://www.design-penguin.com/OC/life/school_system.html
ボランティアやスポーツなどの課外活動をして人間性を磨けということである。
その結果、奨学金は勉強だけではもらえない。スポーツとかボランティア活動とか、勉強以外で外が一流と認めるものが必要である。そうしてもらえる奨学金は額も大きく、返済の必要がない。

知り合いのご夫婦は、インド人・中国人ががむしゃらに勉強する地元の公立高校ではなく、白人たちがいる私立高校に通わせた。学生たちは、とてもクリエイティブであるという。アメリカの経営トップが白人ばかりなのはこのクリエイティビティがあるからだと、その方は言う。
  1. 遊び方がとてもクリエイティブ
  2. 遊ぶ時間を作るために時間の使い方がとても上手。授業も、絶対に遅れてこない
  3. 遊ぶことと、勉強のけじめができている。勉強ばかりしない
この方のお子さんは、ゴルフがプロ級でゴルフで奨学金をとって、一流のカリフォルニア大バークレー校(UCB)に入学した。親御さんがいうには、遊んでばかりいるが、勉強をさせると理解力が相当高いということである。運動神経もめちゃくちゃ良いらしい。弟を車で送ったり家の手伝いもするそうである。

このお子さんも、お友達も、高校生や大学生が、男も女も、すれてなくて、性格がとても良い。ほんとうの意味でのゆとり教育の成果だろうか。。

一方、日本のメーカを辞めて、Appleに転職した友人は、非常に優秀な研究者だが、幹部の命令で馬車馬のように使われるといっていた。

以前いた会社の、中国系のエンジニアも、馬車馬のように使われると文句をいうことが多かった。その彼は、見えない天井「Glass Ceiling」があって中国人は出世できないといいつつも、中国人の上司は細かすぎるので、中国人の下では働きたくないといっていた。

白人は幹部と東洋人は歯車という違いが、本当にあるように感じてしまう。

この結果、Stanford大の会社説明会への参加者の傾向が白人と、東洋人(インド人、中国人)では違ってきているように思う。以下の後半に書いた。
2011年12月20日火曜日: ベンチャーを育てるシリコンバレー、ホンダは凄い
欧米と東洋の家族関係の違い) 
日本、中国、インドなど東洋では家族は、親子関係が中心である。一方で、欧米では、夫婦関係が主体である。この結果、東洋では、一般にどうも子供に対して過保護な傾向がある。
一方、欧米は、子供は半人前であり、ベビーシッターに預けられ、レストランにも連れて行ってもらえないし、親から放置されることが多い。地中海クラブなど、フランス人が作った保養施設には、かならず保育所がついていて、保養地で朝子供を預けて、朝昼夜と全部面倒を見てもらい親たちはゆっくりと休むということをする。時には、子供達を預けたまま、隣国まで数日いってしまった親も居た。その子供は結構荒れていた。。
米国では、親は子供には財産を譲ることもあまりなく、寄付してしまうこともあるらしい。

こういった親子関係もあり、西洋の子供達は、少しでも早く一人前になろうと、背伸びをするようである。
一方、東洋では、親が子供の世話を焼きすぎるので、クリエイティビティは育ちにくいように思う。中国人やインド人の多い高校では、親が、宿題を出せ出せと先生にプレッシャーをかけるようである。その結果、最低レベルは非常に高く維持される。
基礎学力は高いと言うことである。
ところが、自主性はどうも育ちにくい。

日本で試してうまくいかなかった、ゆとり教育。これは実は、西洋並のクリエイティブな人材を育成しようとしたのではなかろうか。その結果、平均的な基礎学力が落ちた。
一方で、従来のように過保護にしたがる、親は、塾に子供を詰め込み、逆に受験戦争が激化したということかもしれない。

ゆとりを生むには、まず考え方から改めないとならないように思う。

米国での奨学金のとりかた)
このゴルフ奨学金の取り方が興味深い。プロのスカウトである。
  1. 大会に大学のスカウトがやってきて、成績を見ていく
  2. 能力のある高校生の親に対し、どれどれの試合実績をキープすれば、これだけの学費のうち、これだけを奨学金で補填すると提案する
  3. 各大学からオファーが来る
  4. 高校の成績(教科の平均点)であるGPA, 共通テストであるGRE,時には英語テストのTOFULの成績を提示して入学が決まる
  5. スポーツ入試なので、月水金と朝に筋トレ、水曜は一日ゴルフ、週末もゴルフ。と学業との両立は大変。
  6. 学力が授業についていけなければ、転校か退学していく。勉強が楽な別の大学へ中途転校ができるシステムがある
米国Stanford大学は、MIT, UCBなどに並ぶ理系と、そしてビジネス(MBA)の一流大学だが、フットボールが強く、オリンピック選手も沢山輩出している。ゴルフのTiger  WoodsもStanford大学に通い、中退している。Woodsの場合は裏があるらしい。アメリカの大学でもスポーツ入学があって、はなから、試合で名前を売ってプロから引き合いがくるまで在籍するつもりらしく、プロになった途端退学するようである。

米国こそ学歴社会)
平均成績GPAが悪いと大学には入学できない。UC(カリフォルニア州立大学)だと、どこでも、GPA 5点満点のうち3は必須だとか。これもあって、インド人、中国人たちは、勉強にがむしゃらになる。

優秀な学生が多い高校にいけばGPAは下がる。一方、不良の多い学校にいけば、一見GPAは良いが、良い友達は出来ないし、学力は上がらない。ちょうどいい選択をしようとする人もいる。白人たちの金持ちは、クリエイティビティが伸びる私学を好むようである。

米国の学生はちりぢりを好む?)
あと、日本人は同じエリアに大挙して進学する傾向があるが、この方の友人は、カリフォルニアには大学が沢山あるのに、皆別な地方へ進学しているらしい。Oregon, Texas, Utaなどとちりぢりになるらしい。また、私学も特権階級が通うような一般人には名前のしられていない大学があるらしい。日本でいうと、皇族が通う学習院大学といったところであろうか。学習院大学は誰でも知っているので少し違うが。。

緩みが必要)
日本の企業人の結構な数は、仕事ばかりして緩みが無い。呑みに行くとしても、会社でいつも顔を合わせている人間と呑む。話題も決まり切っている。遊びも工夫しないと、クリエイティビティは生まれない。

日本の駄目な企業のトップや官僚を牛耳っているのは、がむしゃらに勉強してきただけの、エセエリートなのではなかろうか。すくなくとも、会議に遅刻をしてきたりして他人の時間を浪費し、また、会議中に内職をしているような上司がクリエイティブだとは思えない。

内職をしないとならないようなつまらない会議なら、それを効率化するのが上司のつとめであるのを分かっていない時点で、クリエイティビティなど存在しない。


復興増税反対、地方分権を

復興増税ということで、消費税を10%に上げようとしている。これは大反対である。
詳細は後ほど書くことにして、理由は以下の通り。
  1. 欧米では、20%越えの消費税の地域もあるが食料品など生活必需品には税を軽減するか課税しないか、医療も教育も無料の超福祉国家である。日本はどちらでもない。
    カリフォルニア州では生鮮食料品など生活必需品は無税である。一方、日本のものは、生活必需品にも課税する究極の逆進課税で貧しい人の切り捨てである。(関連情報を次節に示す)
  2. お上は、お金の使い方が下手で有効に使えない。例を挙げれば、有明湾の干拓、日本中に作った地方空港、地方都市の区画整理(浜松市の区画整理は完全に失敗であり、後ほど詳細を紹介したい)、ほとんど成果のでていない国家プロジェクトなど、あげだすとキリがない。
    高速増殖炉のもんじゅには、実に1兆円越えの国費を投入した(する?)ようである。自衛隊も相当の国費を掛けて、一機百億円越えのアメリカの戦闘機を値切ること無く買わされている。ちゃんとした投資のできない政府のままだと増税しても、税金が有効活用されない。
  3. 上記2の地方への非効率な税金投入がおきるのは、中央が補助金で地方を縛るから。地方も何も考えなくなる。国会議員は、票を地方選挙で確保するから、国の行く末ではなく、地方へ金を還元することばかり考える。大臣や首相が、地方に無意味に立派な道路を作ったりする理由である。政治の区割りと得票の区割りが一致していないのが、国政が地域への利権誘導を優先する原因だと思っている。国会議員も票田の地方巡りばかりで、国政に力が入らない。本来は、外国を巡ったり目を外に向けつつ、国の将来を考えるのが国政だと思う。
参考) F15Eの価格: http://www.fighter-info.com/002.html
 防衛費の無駄遣いについては以下に書いた。

  2012年1月3日火曜日: 日本は米国の属国なのか? - 防衛費の使い方の不可解



世界の消費税率) 
http://www.777money.com/torivia/syouhizei_world.htm より
  

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E8%B2%BB%E7%A8%8E には、より多くの国のデータがある。
社会保障の劣った国は、生活必需品には軽減税率を適用し。
社会保障の進んだ国は、税率が高い。

日本は社会保障が進んだ国とは言えない。
1) 北欧やデンマークは医療費がタダである。一方、日本は、健康保険の本人負担額が1割から3割に増えている。老人医療の切り捨てで、老後も金がかかる。最も医者の給与が安かったり人数が少なかったりで、医療の質には問題がありそう。アメリカは医療費が法外に高いが、医者の数は多く、特に専門医が多く、手当は手厚い。

2) スウェーデンやフランスは大学の学費がタダだが、日本の大学は学費が値上がりする一方である。1980年以前は、国立大学の学費が半期6,500円だったというのに。今は、年間で50万円を超える。物価はそれほどには変わっていない。それでも格差社会の米国に比べれば大学の学費はかなり安い。

3) 東京圏では、ゆとり教育の弊害で、中学受験が激化しており、良い教育を受けさせようとすると子供を塾に通わせないとならないので、小さいころから教育費が法外にかかる。小学4年から6年生の間、夏休みをほぼ全部つぶした夏期講習に10万円以上かかるという具合である。小学校があるときにも、塾が21時過ぎまでやっている。週末も塾である。塾代は月5万円はかかる。年間では、国立大学の学費を超える。子供が複数人いるとえらいことである。これが真のエリートを育てるとは思えない。ゆがんだ人間を育てるだけだと思うのだが、親も必死なので、それを疑っているどころではない。大学の学費以前に、この異常な受験戦争が問題である、この原因は、ワンチャンスで、やり直しのきかない社会システムにあると考えている。

世界の医療費) http://q.hatena.ne.jp/1233001952
カリフォルニア州立大学の学費) http://talkryugaku.jugem.jp/?eid=7 年額200万円強。
Stanford大学の学費) http://aoitani.net/aotani/Studying_Abroad/October.pdf 年額320万円強。
 学費は高額だが、優秀な学生には、ちゃんとTAとか救済措置はある。返済不要の奨学金もある。また、夏期の企業実習では、企業から一ヶ月6,000ドル(1ドル80円換算で48万円) 以上の給料がもらえる。一方東大の院生は給料は、もらえない。
医学部の学費はとんでもなく高い。安いと思われる慶應の医学部で初年度360万円、帝京大学では、初年度1,420万円となっている。

日本の中学進学塾Sapixの学費) http://www.sapientica.com/faq/for-parents-faq-03.html

真のエリートについては以下に書いた)
2011年11月24日木曜日:老害、エセエリートの害
ワンチャンスでやり直しのきかない日本の社会システム)
2011年11月12日土曜日:平等・差別の日本社会。日本をやり直しのきく社会にするのは簡単ではないが、いずれやるべき
軽減税率を巡る議論)
生活必需品に課税しないと、消費税率をあげても税収があまり増えないというのが、一番の理由のようである。webに出ていたreferenceが見つからないので探している。

事務処理が複雑化すると言う議論がある) http://www.nta.go.jp/ntc/kenkyu/ronsou/42/motiduki/hajimeni.htm

なにかと物議を醸す小沢一郎であるが、彼は、軽減税率を含めて税の公平化の提案をしている) https://www.ozawa-ichiro.jp/keijiban/s8_b.php3?b_id=43&d_order=2

地方分権・政治の自由競争化の提案)
これを改善するのは、政治への自由競争の導入である。1) 小さな政府にするか、2) 小さな中央政府+地方分権である。私は、日本の管理主義と、国民の「お上依存」はなかなか変わらないと思うので、2)が良いと思う。具体的には以下のようなものはどうであろうか。
基本的に、政治家の役割範囲と、票を与える人(サービスの受益者)をなるべく一致させないと、権力の悪用は止まらないように思う。
  1. 道州制を導入
  2. 中央政府、中央官僚は大幅に縮小:外交、国防等最小限の機能に減らす。中央で決めるのは、どうしても中央で無いとならないものに限定する。国も外交とかに集中できるので、日本の国際的な発言力も向上すると期待したい。たとえば以下。
    1. 携帯などの電波帯の割り付け、日本の工業標準
    2. 外交
    3. 国防
    4. 大規模災害復興の基本方針
  3. 地方の裁量と権限を非常に大きくする
    1. 税は、主に地方で集金する
    2. 現場に近いところで政治をした方が、的確な民意の反映ができる
    3. 税率も課税法も地方できめる
    4. 教科書の指導要綱など教育のシステムもすべて地方で決める
      1. 地方によっては6・3・3制の学年制度をやめても良いと思う
        注) アメリカの修学年齢は場所に寄って異なる) http://www.design-penguin.com/OC/life/school_system.html
      2. 受験戦争を回避する政策など、小泉改革での「特区」に相当する政策が自由に試せると思う。
    5. 産業政策も地方で決める - いわゆる国プロは、大幅に縮小させる
    6. 復興費用も地方間で融通する、国は助言のみ
    7. 法も多くは地方で決める
  4. 中央の財源は、地方からの供託金でまかなう
    1. 中央が自主的に徴収する税はなるべくへらす
    2. 今のシステムと逆で、地方が紐付きで国に金を回す
      1. 良い政治をしている地方は金が増えるので、国へは良いシステムを採用している地方の進んだ意見が反映されやすい
    3. お金と一緒に、地方が国政に口を出す。いままでの、国が補助金と同時に地方政治に口を出すのと正反対である。
    4. 中央政府と官庁は規模を削減する。
  5. 地方分権化は、政治と経済の中央一極集中をなくす原動力にもなると思う。同時に、ますます進む東大一極集中も回避し、地方大学を活性化し、東京の非効率と地方の活性化を目指したい。
これまでも東京都や大阪府のような地方のほうが、政治家はクリエイティブだし、新しいシステムを試してきている。
中央で政治をする価値は規模の効果であろうが、利権の地域誘導や非効率な投資をしているばかりで意味があるのか、はなはだ疑問である。

地方分権で税制も公共事業も教育システムもすべて地方毎に特色をつけられる。どういう税制がよいかも地方毎にいろいろ試せる。

国でやるのと違い、地方間では入国管理もないので、国民は気に入った政治システムの地方に簡単に移動できる。もはや農業など地域にしばられる国民は非常に少ないと思うし、農業ですら、縛っているのは豊臣政権が検地で導入したような古い統治システムが与えた「ムラ社会」であって、これを改善して自由移動を可能にすべきであろう。いずれにしても、今の教育では、先祖の墓や土地を守ろうという世代はじきにいなくなるだろう。

これらによって、政治に自由競争が導入される。

地方から国に供託金の形で金がながれるので、市民の意見に近い地方の意見を国は聞かざるを得なくなる。良い地方政治をしている良い地方の政治家の意見が国政に反映される。国民があまり政治を勉強したがらない日本向けだと思う。つまり、専門家に政治を任せられて、なおかついくつか選択肢があるなかから良いものを国民が選択でき、民意が反映できると考える。

東関東大震災で、いま日本政府がやろうとしているのは、これと全く逆の方向に思える。大きな中央政府にしようとしている。

どうであろうか。

ほとんど成果のでていない国家プロジェクト)
情報処理関係でいえば、第5世代コンピュータ、新情報など、巨大な国家プロジェクトはほとんど成果を生み出していない。にも関わらず成功と評価され、おなじようなプロジェクトをやっては失敗している。最近はGreenなんとかという物が多い。
人工知能を作ろうとした第五世代コンピュータが失敗だとは評価されていないが、参加企業の間では、UNIXを普及させたのとレーザプリンタを普及させたのだけが成果だとも揶揄されていたようである。

関連して以下にも書いた。京速コンピュータの価値には私は大いに疑問を持つが、世界トップになったので成功だと両手離しで評価されるであろう。

2011年11月14日月曜日:次の技術に投資しないと、じり貧になる - スパコンとiPS細胞への投資の差


一方、アメリカのDARPAなど国家プロジェクトは世界を支える重要な技術を次々に生み出している。この違いは、客観的で公平な評価と、正当な評価に基づく投資の集中化、評価委員の先見性にあると思う。大学の先生とかがアメリカの国家プロジェクトの評価委員になるらしいが、なると数年の任期のあいだは、相当勉強して評価しなければならないらしく、とても片手間では勤まらないらしい。

この結果アメリカの国家プロジェクトは現代社会を支える重要な技術を生み出してきた。以下に挙げる。日本の国家プロジェクトとは大違いである。

インターネット(Email、ARPA net, packet交換網)、スペクトラム拡散通信(CDMA, WCDMAなど3Gの携帯技術)、GPS(衛星測位)、UWB(ウルトラワイドバンド通信)

先のwebにも書いたが、京大 山中先生の発明したiPS細胞も投資額の差で実用化研究は、全部アメリカに持って行かれるだろう。

日本のノーベル賞級の発明も、発明後実用化研究への投資は国はほとんど行っておらず、いつも発明から何十年も経ってノーベル賞を取ってから大騒ぎするのである。実用化への研究が、実は海外で行われた物が非常に多い。

ノーベル賞を受賞した学者は、すでに老人になっていて、そこから重用してもできることは限られている。そもそも、ノーベル賞というものは産業に貢献しない発明に与えられるものであり、こういう学者ばかりを重用してもしょうが無い。半導体技術に貢献した東北大の西澤先生、Flashメモリを発明した同じく東北大の桝岡先生、青色発光ダイオード・青色レーザを発明した現カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村先生らのように、現在の産業に大きく貢献した人の意見こそ拝聴すべきだと思う。実は東大には、そういう学者が少ないのもよく言われる。官公庁への助言ばかりで研究をする時間をもらえないのかもしれない。

日本国内では、新技術を評価する目がないのである。世界の政治家には理系もいるのに、日本の政治家が文系だらけなのにも関連するだろう。元芸能人や元スポーツ選手よりも、元理系の政治家が必要なのではなかろうか。。

鳩山元首相、管元首相は、ともに元理系だが、理系としての才能は発揮していない。特に管首相は、市民運動家であり、思いつきで政治を混乱させた。首相とは、多くの意見を集約し、結論をだすのが職務である。その本人が思いつきで回りを振り回すとは論外である。「辞任しろ」ばかりを書いてこのへんの理由をちゃんと解析しているマスコミが少なかったのは、残念である。

小泉元首相は、意見集約が上手にできたから人気があったと思う。選挙民はちゃんと見抜いている。